JPWO2009087718A1 - 通信方法およびそれを利用した無線装置 - Google Patents
通信方法およびそれを利用した無線装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009087718A1 JPWO2009087718A1 JP2009548810A JP2009548810A JPWO2009087718A1 JP WO2009087718 A1 JPWO2009087718 A1 JP WO2009087718A1 JP 2009548810 A JP2009548810 A JP 2009548810A JP 2009548810 A JP2009548810 A JP 2009548810A JP WO2009087718 A1 JPWO2009087718 A1 JP WO2009087718A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- setting
- communication
- wireless device
- request
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L69/00—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
- H04L69/04—Protocols for data compression, e.g. ROHC
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/00095—Systems or arrangements for the transmission of the picture signal
- H04N1/00103—Systems or arrangements for the transmission of the picture signal specially adapted for radio transmission, e.g. via satellites
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W12/00—Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
- H04W12/03—Protecting confidentiality, e.g. by encryption
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W84/00—Network topologies
- H04W84/02—Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
- H04W84/10—Small scale networks; Flat hierarchical networks
- H04W84/12—WLAN [Wireless Local Area Networks]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Astronomy & Astrophysics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
無線部50は、周波数変換処理、直交変調、直交検波を実行する。変復調部52は、変復調処理を実行する。処理部54は、変復調部52からの信号および変復調部52への信号に対して、デジタル信号処理を実行する。撮像部60は、外部から画像を取得し、取得した画像を符号化部58へ出力する。符号化部58は、撮像部60から受けつけた画像に対して、圧縮符号化処理を実行することによって、画像データを生成し、画像データを制御部56へ出力する。制御部56は、車載カメラ装置10全体の動作を制御する。
Description
本発明は、通信技術に関し、特に他の無線装置との間で無線ネットワークに関する設定を実行する通信方法およびそれを利用した無線装置に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)が普及するにつれ、無線LANにおけるセキュリティ保護強化が求められている。このため、暗号鍵や初期化ベクトル(IV:Initial Vector)の長さが短く、メッセージの完全性を保証できなかったWEP(Wired Equivalent Privacy)のかわりに、暗号鍵の長さを拡張し、一定期間ごとに暗号鍵を更新可能なTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)や、メッセージの改ざんを検出するMIC(Message Integrity Code)を採用するWPA(Wi−Fi Protected Access)が開発され、無線LANのセキュリティ保護強化が図られている。
WPAは、無線LAN装置間での相互認証を実現するために、PSK(Pre−Shared Key)をサポートしている。PSKにより保護された無線LANネットワークを構築するために、利用者は、アクセスポイント(AP:Access Point)と、このAPと接続するクライアントにPSKを設定しておく必要がある。また、PSK以外にも、無線LANネットワークを識別する情報であるSSID(Service Set Identifier)を設定するなど、無線LANネットワークのセキュリティ保護のために、利用者は数多くの設定を行う必要がある。
このような利用者の負担を軽減するため開発された簡単接続方法がWPS(Wi−Fi Protected Setup)である。WPSに対応する無線LAN装置では、個人暗証番号(PIN:Personal Identification Number)を入力する、もしくは専用ボタンを押す(PBC:Push−Button Configuration)により、SSID、WPAなどの設定を行う。このようなWPS対応の無線LAN装置を利用することで、利用者は、セキュアな無線LANネットワークを簡単に構築できる(例えば、非特許文献1参照)。
"Wi-Fi CERTIFIED for Wi-FiProtected Setup:一般家庭およびSOHOにおけるWi-Fiネットワークのユーザ環境を大幅に向上" 、[online]、2007年、Wi-FiAlliance 、全文、[平成19年11月22日検索]、インターネット<URL: http://www.wirelessethernet.org/files/kc/wp_21_Wi-Fi_Protected_Setup_Whitepaper_ja.pdf>
"Wi-Fi CERTIFIED for Wi-FiProtected Setup:一般家庭およびSOHOにおけるWi-Fiネットワークのユーザ環境を大幅に向上" 、[online]、2007年、Wi-FiAlliance 、全文、[平成19年11月22日検索]、インターネット<URL: http://www.wirelessethernet.org/files/kc/wp_21_Wi-Fi_Protected_Setup_Whitepaper_ja.pdf>
通信すべきふたつの無線装置がともにWPSに対応しているならば、ふたつの無線装置に対して、例えば、専用ボタンを押すように、外部から簡単接続の指示がなされれば、セキュアな無線LANネットワークが簡単に構築される。しかしながら、ふたつの無線装置のうちの少なくとも一方がWPS非対応である場合、その無線装置は、専用ボタンを通じて簡単接続の指示を受けることができないので、ふたつの無線装置の間で簡単接続の手続が実行できない。その結果、両者の設定が困難になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単接続機能を有する無線装置と有さない無線装置が混在する環境下においても、利用者の設定負担を軽減する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置から、設定を準備するための準備モードへの移行の要求を受けつける受付部と、受付部において受けつけた要求にしたがう場合に、準備モードへ移行する第1実行部と、第1実行部において準備モードへ移行した場合に、他の無線装置からの設定要求を受けつけると、設定を実行するための実行モードへ移行することによって、他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する第2実行部と、第2実行部において設定を実行した後、通信を実行するための通信モードへ移行することによって、他の無線装置との通信を実行する通信部とを備える。第2実行部は、通信モードの場合に、他の無線装置からの設定要求を受けつけても、実行モードへの移行を拒否する。
本発明の別の態様もまた、無線装置である。この装置は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置へ、設定を準備するための準備モードへの移行を要求する第1要求部と、第1要求部における要求にしたがって、他の無線装置が準備モードへ移行した場合に、他の無線装置へ設定を要求する第2要求部と、第2要求部における要求にしたがって、他の無線装置が設定を実行するための実行モードへ移行した場合に、他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する実行部と、実行部において設定を実行した後、他の無線装置が通信を実行するための通信モードへ移行した場合に、他の無線装置との通信を実行する通信部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置から、設定を準備するための準備モードへの移行の要求を受けつけるステップと、受けつけた要求にしたがう場合に、準備モードへ移行するステップと、準備モードへ移行した場合に、他の無線装置からの設定要求を受けつけると、設定を実行するための実行モードへ移行することによって、他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、設定を実行した後、通信を実行するための通信モードへ移行することによって、他の無線装置との通信を実行するステップとを備える。設定を実行するステップは、通信モードの場合に、他の無線装置からの設定要求を受けつけても、実行モードへの移行を拒否する。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置へ、設定を準備するための準備モードへの移行を要求するステップと、移行の要求にしたがって、他の無線装置が準備モードへ移行した場合に、他の無線装置へ設定を要求するステップと、設定の要求にしたがって、他の無線装置が設定を実行するための実行モードへ移行した場合に、他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、設定を実行した後、他の無線装置が通信を実行するための通信モードへ移行した場合に、他の無線装置との通信を実行するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、無線装置である。この装置は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するとともに、設定内容を管理する実行部と、実行部において設定を実行した他の無線装置との通信を実行する通信部とを備える。実行部は、通信部と一定の期間にわたって通信を実行していない他の無線装置について、設定内容を削除する。
本発明のさらに別の態様もまた、通信方法である。この方法は、無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、設定内容を管理するステップと、設定を実行した他の無線装置との通信を実行するステップとを備える。管理するステップは、一定の期間にわたって通信を実行していない他の無線装置について、設定内容を削除する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、簡単接続機能を有する無線装置と有さない無線装置が混在する環境下においても、利用者の設定負担を軽減できる。
10 車載カメラ装置、 12 車載モニタ装置、 20 無線部、 22 変復調部、 24 処理部、 26 制御部、 28 復号部、 30 表示部、 32 入力部、 34 IF部、 36 記憶部、 40 要求部、 42 確認部、 44 実行部、 50 無線部、 52 変復調部、 54 処理部、 56 制御部、 58 符号化部、 60 撮像部、 62 記憶部、 70 通信モード動作部、 72 準備モード動作部、 74 実行モード動作部、 80 受付部、 82 設定部、 84 管理部、 100 通信システム。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、簡単接続機能(WPS)を有する無線装置(以下、「対応装置」という)と、簡単接続機能を有さない無線装置(以下、「非対応装置」という)によって形成される無線通信システムである。ここで、簡単接続機能を有するとは、無線ネットワークに関する設定を実行するための指示をユーザから受けつけるべきボタン等を有することに相当する。また、無線通信システムは、例えば、IEEE802.11n規格等に準拠した無線LANのような無線ネットワークに相当する。ユーザが、対応装置に備えられた専用ボタンを押すことによって、対応装置は、非対応装置に対して簡単接続を要求する。しかしながら、非対応装置はWPSに対応していないため、簡単接続をどのタイミングで開始すればよいかを判断できず、対応装置との間で簡単接続に必要な処理を実行できない。また、セキュアな無線ネットワークの構築のために、通信対象でない無線装置から簡単接続要求があった場合には、これを拒絶する必要がある。
そのため、非対応装置は、対応装置より簡単接続が要求されてから所定期間内であり、かつ要求した対応装置を接続する必要がある場合など所定の条件を満たす限り、その対応装置との間で簡単接続に対応した動作を実行してもよい。これにより、非対応装置がWPSに対応していない場合であっても、対応装置が簡単接続を実現でき、かつセキュアな無線ネットワークが簡単に構築される。また、通信対象となるべき対応装置との間でしか簡単接続を行わないので、セキュアな無線通信ネットワークが確実に構築される。ここで、簡単接続の実行期間が制限されないこと、および安全性の向上がさらに要求される。なお、「簡単接続」には、“Wi-Fi Protected Setup Specification 1.0”、Wi-Fi Alliance、<URL: http://www.wi-fi.org/wifi-protected-setup>で規定されたWPSに準拠する接続プロトコルが含まれる。この接続プロトコルは上述の規格書で詳細に規定されているため、ここでは、説明を省略する。
本発明の実施例に係る非対応装置は、通信を実行するための「通信モード」、簡単接続に対応した処理を実行するための「実行モード」に加えて、実行モードの前段階である「準備モード」を規定する。特に、非対応装置は、準備モードを経由しないと実行モードにならないように動作する。一方、対応装置は、専用ボタンの押し下げによってユーザからの指示を受けつけると、準備モードへの移行を要求するための信号を報知する。非対応装置は、要求を受信すると、自身の接続状況を確認し、誰とも接続していない場合、あるいは接続相手が近隣にいない場合に、準備モードに移行する。非対応装置が準備モードになると、対応装置は、非対応装置へ接続要求を送信し、非対応装置は、それに応じて実行モードになる。その際、非対応装置は、準備モードへの移行を要求してきた対応装置と、接続要求を送信してきた対応装置とが、一致している場合に、実行モードへ移行する。その後、両者の間で簡単接続が実行される。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、車載カメラ装置10、車載モニタ装置12を含む。車載モニタ装置12が、前述の対応装置に相当し、車載カメラ装置10が、前述の非対応装置に相当する。車載カメラ装置10は、動画像あるいは静止画像(以下、「画像」と総称する)を撮像し、撮像した画像のデータ(以下、「画像データ」という)を車載モニタ装置12へ送信する。ここで、車載カメラ装置10と車載モニタ装置12との間の無線ネットワークには、前述のごとく、無線LANが使用される。車載モニタ装置12は、車載カメラ装置10からの画像データを受信し、画像をモニタに表示する。車載モニタ装置12は、WPSの簡単接続に対応しており、利用者が簡単接続の実行を指示するためのボタン(図示せず)を含む。
図2は、車載モニタ装置12の構成を示す。車載モニタ装置12は、無線部20、変復調部22、処理部24、制御部26、復号部28、表示部30、入力部32、IF部34、記憶部36を含む。
無線部20は、図示しない車載カメラ装置10との間において、通信を実行する。無線部20は、受信処理として、アンテナを介して受信した無線周波数の信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドの信号を生成する。さらに、無線部20は、ベースバンドの信号を変復調部22に出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線が示されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、無線部20には、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサ、AGC、A/D変換部も含まれる。無線部20は、送信処理として、変復調部22から入力したベースバンドの信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数の信号を生成する。さらに、無線部20は、無線周波数の信号をアンテナから送信する。また、無線部20には、PA(Power Amplifier)、ミキサ、D/A変換部も含まれる。
変復調部22は、受信処理として、無線部20からのベースバンドの信号に対して、復調を実行する。さらに、変復調部22は、復調した結果を処理部24に出力する。また、変復調部22は、送信処理として、処理部24からの信号に対して、変調を実行する。さらに、変復調部22は、変調した結果をベースバンドの信号として無線部20に出力する。なお、IEEE802.11a規格のようなOFDM変調方式に通信システム100が対応する場合、変復調部22は、受信処理としてFFTも実行し、送信処理としてIFFTも実行する。また、IEEE802.11b規格のようなスペクトル拡散方式に通信システム100が対応する場合、変復調部22は、受信処理として逆拡散も実行し、送信処理として拡散も実行する。さらに、IEEE802.11nのようなMIMO方式に通信システム100が対応する場合、変復調部22は、受信処理としてアダプティブアレイ信号処理も実行し、送信処理として複数のストリームへの分散処理も実行する。
処理部24は、変復調部22からの信号および変復調部22への信号に対して、デジタル信号処理を実行する。ここで、デジタル信号処理の一例は、送信処理としての誤り訂正の符号化、受信処理としての誤り訂正の復号である。なお、デジタル信号処理は、これに限定されるものではない。また、処理部24は、変復調部22からの信号に対してデジタル信号処理を実行した結果を制御部26に出力し、変復調部22への信号の元になる信号を制御部26から入力する。このように、無線部20から処理部24は、図示しない無線ネットワークに接続することによって、図示しない車載カメラ装置10との通信を実行する。
制御部26は、車載モニタ装置12全体の動作を制御する。また、制御部26は、ユーザからの簡単接続の指示を受けつけると、図示しない車載カメラ装置10との間で簡単接続の処理を実行する。つまり、無線ネットワークに関する設定がなされていない車載カメラ装置10との間において、制御部26は、簡単接続によって、無線ネットワークに関する設定を実行する。無線ネットワークに関する設定とは、前述のごとく、PSK、SSID等のセキュリティ保護のために必要とされる設定である。これらの処理についての説明は、後述する。さらに、制御部26は、車載カメラ装置10との通信がなされている間、車載カメラ装置10からの画像データを受けつけ、これを表示部30に表示させる。
制御部26は、出力処理として、処理部24から、デジタル信号処理された結果を受けつけ、復号部28に出力する。復号部28は、図示しない車載カメラ装置10において符号化された画像データを復号することによって、画像を再生する。また、復号部28は、再生した画像を表示部30へ出力する。表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などによって構成されている。また、表示部30は、復号部28から画像を受けつけ、画像を表示する。
IF部34は、ボタン等によって構成されており、ユーザからの指示を受けつける。また、IF部34は、前述の専用ボタンに相当し、PBCの指示、つまり簡単接続の指示をユーザから受けつける。これは、ユーザがPush Buttonを押すことに相当する。入力部32は、IF部34において受けつけたPBCの指示を検出する。なお、入力部32は、PBCの指示以外も検出するが、ここではPBCの指示を中心に説明する。制御部26は、入力処理として、入力部32から指示信号を受けつけ、それに応じたデータを処理部24に出力する。
記憶部36は、通信対象となるべき車載カメラ装置10の識別情報を記憶する。識別情報は、例えば、MACアドレス、IPアドレスである。また、記憶部36は、外部からのライトプロテクト解除の指示により記録可能になり、外部からのライトプロテクト設定の指示により記録不可能になる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図3は、制御部26の構成を示す。制御部26は、要求部40、確認部42、実行部44を含む。なお、ここでは、制御部26においてなされる処理のうち、簡単接続の処理を中心に説明する。要求部40は、図示しない入力部32から、PBCの指示を受けつける。要求部40は、図示しない車載カメラ装置10であって、かつ無線ネットワークに関する設定がなされていない車載カメラ装置10へ、設定を準備するための準備モードへの移行を要求する。ここで、要求に使用される信号は、「準備モード移行指示信号」と呼ばれる。その際、要求部40は、送信元、つまり当該車載モニタ装置12を特定するための情報を準備モード移行指示信号に含める。当該車載モニタ装置12を特定するための情報とは、車載モニタ装置12を特定するための識別情報に相当する。要求部40は、処理部24から無線部20を介して、準備モード移行指示信号を報知させる。
確認部42は、要求部40から送信させた準備モード移行指示信号にしたがって、図示しない車載カメラ装置10が準備モードへ移行した場合に、その旨が示された信号(以下、「準備モード移行完了信号」という)を車載カメラ装置10から受けつける。準備モード移行完了信号は、無線部20から処理部24を介して、確認部42に到達される。確認部42は、準備モード移行完了信号を受けつけることによって、車載カメラ装置10の準備モードへの移行を確認する。確認部42は、確認した旨を実行部44へ通知する。
実行部44は、確認部42から確認した旨を受けつけると、設定を要求するための信号(以下、「設定要求信号」という)を生成する。また、実行部44は、処理部24から無線部20を介して、車載カメラ装置10へ設定要求信号を送信する。その際、実行部44は、送信元、つまり当該車載モニタ装置12を特定するための情報を準備モード移行完了信号に含める。そのため、準備モード移行指示信号と、設定要求信号とには、同様の情報が含まれる。実行部44は、設定要求信号にしたがって、車載カメラ装置10が設定を実行するための実行モードへ移行した場合に、車載カメラ装置10との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する。例えば、実行部44は、設定要求信号を送信した後に、無線部20から処理部24を介して、車載カメラ装置10からの応答信号を受信した場合に、車載カメラ装置10が実行モードへ移行したと認識する。また、無線ネットワークに関する設定処理には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
実行部44によってなされた無線ネットワークに関する設定の内容は、図示しない記憶部36に記憶される。制御部26は、実行部44において設定を実行した後、車載カメラ装置10が通信を実行するための通信モードへ移行した場合に、車載カメラ装置10との通信を実行する。なお、制御部26は、実行部44での設定処理が終了したときに、車載カメラ装置10が通信モードに移行したと認識してもよい。また、通信の際に、制御部26は、記憶部36に記憶された設定の内容を使用する。なお、車載カメラ装置10における準備モード、実行モード、通信モードについては、後述する。
図4は、車載カメラ装置10の構成を示す。車載カメラ装置10は、無線部50、変復調部52、処理部54、制御部56、符号化部58、撮像部60、記憶部62を含む。無線部50、変復調部52、処理部54は、図2に示した無線部20、変復調部22、処理部24と同様のタイプであるため、ここでは説明を省略する。
撮像部60は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどに相当し、外部から画像を取得する。撮像部60は、取得した画像を符号化部58へ出力する。符号化部58は、撮像部60から受けつけた画像に対して、圧縮符号化処理を実行することによって、画像データを生成する。圧縮方式としては、例えば、Motion JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などが利用される。符号化部58は、画像データを制御部56へ出力する。
制御部56は、車載カメラ装置10全体の動作を制御する。例えば、制御部56は、車載カメラ装置10の動作として、通信モード、準備モード、実行モードを規定しており、これらのモードの動作、モード間の移行を制御する。なお、それらについては、後述する。制御部56は、通信モードの際に、符号化部58から受けつけた画像データを処理部54へ出力する。記憶部62は、通信対象となるべき車載モニタ装置12の識別情報を記憶する。識別情報は、例えば、MACアドレス、IPアドレスである。
図5は、制御部56の構成を示す。制御部56は、通信モード動作部70、準備モード動作部72、実行モード動作部74を含む。通信モード動作部70は、車載カメラ装置10の動作として通信モードを実行する。通信モードとは、無線部50から処理部54に対して、車載モニタ装置12との通信を実行させるモードである。具体的に説明すると、通信モード動作部70は、符号化部58から受けつけた画像データを処理部54へ出力するとともに、処理部54から無線部50に対して当該画像データを送信させる。
なお、通信モードは、実際に通信を実行していない場合にも設定される。また、通信モード動作部70は、無線部50から処理部54を介して、本車載モニタ装置12との無線ネットワークに関する設定がなされていない車載モニタ装置12から、準備モード移行指示信号を受けつける。前述のごとく、準備モード移行指示信号は、設定を準備するための準備モードへの移行の要求に相当する。通信モード動作部70は、受けつけた準備モード移行指示信号を準備モード動作部72へ出力する。
準備モード動作部72は、通信モード動作部70から準備モード移行指示信号を受けつける。準備モード動作部72は、接続相手が存在するかを確認する。具体的に説明すると、準備モード動作部72は、処理部54から無線部50を介して、プローブリクエストを報知する。また、準備モード動作部72は、無線部50から処理部54を介して、所定期間内にプローブレスポンスを受けつけた場合に、接続相手が存在するとする。準備モード動作部72は、接続相手が存在しない場合に、準備モード移行指示信号にしたがって、準備モードへ移行する。準備モードとは、後述の実行モードへ移行可能なモードである。
なお、準備モード移行指示信号には、送信元となる車載モニタ装置12を特定するための情報が含まれており、準備モード動作部72は、当該情報を図示しない制御部56へ記憶する。準備モードに移行後、準備モード動作部72は、無線部50から処理部54を介して、車載モニタ装置12からの設定要求信号を受けつける。準備モード動作部72は、受けつけた設定要求信号を実行モード動作部74へ出力する。なお、準備モード動作部72は、準備モードになってから所定期間内に設定要求信号を受けつけなければ、通信モード動作部70に通信モードへ復帰させる。一方、準備モード動作部72は、接続相手が存在する場合に、準備モード移行指示信号にしたがわず、通信モード動作部70に通信モードを維持させる。
実行モード動作部74は、準備モード動作部72から設定要求信号を受けつける。その後、実行モード動作部74は、実行モードへ移行する。ここで、実行モードとは、車載モニタ装置12との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するためのモードである。実行モード動作部74は、実行モードへ移行することによって、車載モニタ装置12との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する。前述のごとく、設定の処理には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。なお、設定要求信号にも、準備モード移行指示信号と同様に、送信元となる車載モニタ装置12を特定するための情報が含まれている。
実行モード動作部74は、制御部56に記憶した情報と、設定要求信号に含まれた情報とが一致する場合に、実行モードへ移行する。これは、準備モードへの移行の要求を送信した車載モニタ装置12と、設定要求を送信した車載モニタ装置12とが一致する場合に、実行モードへ移行することに相当する。一方、実行モード動作部74は、両者の情報が一致しない場合に、実行モードへの移行を拒否する。なお、実行モード動作部74は、通信モードの場合に、車載モニタ装置12からの設定要求信号を受けつけても、実行モードへの移行を拒否し、通信モード動作部70に通信モードを維持させる。通信モード動作部70は、実行モード動作部74において設定を実行した後、通信モードへ移行することによって、車載モニタ装置12との通信を実行する。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図6は、通信システム100における設定手順を示すシーケンス図である。車載モニタ装置12は、ボタンの押下げを検出する(S10)。車載モニタ装置12は、準備モード移行指示信号を報知する(S12)。車載カメラ装置10は、接続状況を確認し(S14)、準備モードへ移行する(S16)。車載カメラ装置10は、準備モード移行完了信号を車載モニタ装置12へ送信する(S18)。車載モニタ装置12は、設定要求信号を車載カメラ装置10へ送信する(S20)。車載カメラ装置10は、設定要求信号を受信すると、実行モードへ移行する(S22)。その後、車載カメラ装置10と車載モニタ装置12とは、設定処理を実行する(S24)。設定処理の完了後、車載カメラ装置10は、通信モードへ移行する(S26)。車載カメラ装置10は、車載モニタ装置12へ画像データを送信する(S28)。
図7は、車載モニタ装置12における設定手順を示すフローチャートである。入力部32は、ボタンの押下げを受けつけなければ(S50のN)、待機する。入力部32がボタンの押下げを受けつければ(S50のY)、要求部40は、処理部24から無線部20を介して、準備モード移行指示信号を送信する(S52)。確認部42は、無線部20から処理部24を介して、準備モード移行完了信号を受信すれば(S54のY)、処理部24から無線部20を介して、設定要求信号を送信する(S56)。その後、実行部44は、設定処理を実行する(S58)。設定処理が終了しなければ(S60のN)、ステップ58に戻る。設定処理が終了すれば(S60のY)、無線部20から制御部26は、画像データを受信する(S62)。復号部28は、画像データを復号し、表示部30は、画像を表示する(S64)。一方、確認部42は、無線部20から処理部24を介して、準備モード移行完了信号を受信しなければ(S54のN)、処理を終了する。
図8は、車載カメラ装置10における設定手順を示すフローチャートである。通信モード動作部70は、無線部50から処理部54を介して、準備モード移行指示信号を受信する(S80)。準備モード動作部72は、処理部54から無線部50を介して、プローブリクエストを送信する(S82)。準備モード動作部72は、応答がなければ(S84のN)、準備モードへ移行する(S86)。準備モード動作部72は、処理部54から無線部50を介して、準備モード移行完了信号を送信する(S88)。準備モード動作部72が、無線部50から処理部54を介して、一定期間内に設定要求信号を受信すれば(S90のY)、実行モード動作部74は、実行モードへ移行する(S92)。
実行モード動作部74は、設定処理を実行する(S94)。設定処理が終了しなければ(S96のN)、ステップ94へ戻る。設定処理が終了すれば(S96のY)、通信モード動作部70は、通信モードへ移行する(S98)。また、準備モード動作部72が、無線部50から処理部54を介して、一定期間内に設定要求信号を受信しなければ(S90のN)、通信モード動作部70は、通信モードへ移行する(S98)。準備モード動作部72は、応答モードがあれば(S84のY)、通信モード動作部70に通信モードを維持させて、終了する。
以下に、本発明の変形例を説明する。実施例において、非対応装置は、通信モード、準備モード、実行モードを規定しており、準備モードを経由しないと実行モードへ遷移しないことによって、セキュリティを向上させている。一方、変形例において、非対応装置は、設定の要求がなされた対応装置との間で、設定処理を実行する。その後、非対応装置は、一定の期間にわたって通信を実行していない対応装置との設定を解除する。また、対応装置も同様である。つまり、無線装置は、アプリケーションの性質を考慮し、反応のあったすべての他の無線装置と設定処理を実行し、設定内容をリスト化する(以下、リスト化された設定内容を「リスト」という)。また、無線装置は、所定期間経過後、通信している他の無線装置に関する設定内容のみを残す。車両が移動することによって、他の車両に設置された他の無線装置との間で一時的に設定処理を実行したとしても、当該他の無線装置とは、一般的に、時間が経過して移動することによって、通信しなくなる。その結果、そのような他の無線装置との設定内容を削除することによって、セキュリティが向上される。
変形例に係る通信システム100、車載モニタ装置12、車載カメラ装置10の構成は、図1、図2、図4と同様のタイプである。そのため、ここでは主に異なっている部分を説明する。図9は、本発明の変形例に係る制御部56の構成を示す。制御部56は、受付部80、設定部82、管理部84を含む。
受付部80は、無線部50から処理部54を介して、無線ネットワークに関する設定がなされていない車載モニタ装置12から、設定の要求を受けつける。設定の要求は、前述の設定要求信号に相当する。受付部80は、設定要求信号を受けつけた旨を設定部82へ出力する。設定部82は、受付部80から設定要求信号を受けつけた旨を入力すると、無線部50から処理部54を介して、車載モニタ装置12との間で無線ネットワークに関する設定を実行する。このような設定は、前述の実行モードでの処理に相当するが、公知の技術が使用されればよいので、ここでも説明を省略する。
管理部84は、設定部82においてなされた設定内容であって、かつ車載モニタ装置12に対する設定内容を管理する。管理部84は、図示しない記憶部62に設定内容を記憶させる。図10は、本発明の変形例に係る記憶部62に記憶されたリストのデータ構造を示す。図示のごとく、識別番号欄200、設定時刻欄202、設定内容欄204が含まれる。識別番号欄200には、車載モニタ装置12を識別するための識別番号が示される。設定内容欄204には、車載モニタ装置12に対応した設定内容が示される。さらに、設定時刻欄202には、設定内容を生成した時刻が示される。なお、管理部84は、車載モニタ装置12との通信が実行されると、当該車載モニタ装置12に対する設定時刻欄202の時刻を更新する。つまり、設定時刻欄202は、最新の通信時刻も示す。図9に戻る。
以上のような設定がなされた後、制御部56は、設定を実行した車載モニタ装置12との通信を制御する。前述のごとく、制御部56は、符号化部58から受けつけた画像データを処理部54へ出力する。また、制御部56は、処理部54から無線部50に対して、画像データを送信させる。その際、制御部56は、記憶部62に記憶された設定内容を使用する。通信が実行されている間、管理部84は、一定の期間にわたって通信を実行していない車載モニタ装置12を特定する。例えば、管理部84は、現在の時刻を計時しており、記憶部62に記憶された設定時刻欄202の時刻と、現在の時刻との差異を導出する。また、管理部84は、差異の大きさが予めしきい値よりも大きくなった車載モニタ装置12を特定する。さらに、管理部84は、特定した車載モニタ装置12に対する設定内容を記憶部62から削除する。なお、車載カメラ装置10に含まれた制御部26も、設定要求信号を送信するが、それ以外は制御部56と同様に動作する。そのため、以上の制御部56についての説明は、制御部26に対しても有効である。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図11は、本発明の変形例に係る通信システム100における設定手順を示すシーケンス図である。車載モニタ装置12は、ボタンの押下げを検出する(S150)。車載モニタ装置12は、設定要求信号を報知する(S152)。車載カメラ装置10が設定要求信号を受信すると、車載カメラ装置10と車載モニタ装置12とは、設定処理を実行する(S154)。車載モニタ装置12は、設定内容を記憶部36に記憶し(S156)、車載カメラ装置10は、設定内容を記憶部62に記憶する(S158)。
図12は、制御部56における削除手順を示すフローチャートである。管理部84は、一定期間に通信を実行していない装置があれば(S200のY)、記憶部62から当該装置の設定内容を削除する(S202)。一方、管理部84は、一定期間に通信を実行していない装置がなければ(S200のN)、処理を終了する。
本発明の実施例によれば、準備モードを経由しなければ実行モードへ移行しないので、実行モードの動作機会を制限できる。また、実行モードの動作機会を制限するので、セキュリティを向上できる。また、準備モードに移行すれば、その後に実行モードへ移行可能であるので、必要に応じて設定を実行できる。また、必要に応じて設定を実行するので、ユーザの利便性を向上できる。準備モードを経由して実行モードへ移行しない場合、通信モードを維持するので、通信を継続できる。また、準備モード移行要求信号を送信した車載モニタ装置と、設定要求信号を送信した車載モニタ装置とが一致する場合に、実行モードへ移行するので、セキュリティをさらに向上できる。また、準備モードを経由した後に実行モードを実行するので、ひとつの無線装置がWPSに対応し、残りの無線装置がWPSに対応しない場合であっても、通信セッションを確立する際の確実性と利便性とを向上できる。
また、ひとつの無線装置がWPSに対応し、残りの無線装置がWPSに対応しない場合であっても、ユーザの設定負担を軽減できる。また、ひとつの無線装置がWPSに対応し、残りの無線装置がWPSに対応しない場合であっても、無線ネットワークを簡易に構築できる。また、一定期間において通信を実行していない無線装置に対する設定内容を削除するので、誤って設定がなされた場合でもそれを削除できる。また、誤って設定がなされた場合でも設定内容が削除されるので、セキュリティを向上できる。また、自動的に設定内容を削除するので、ユーザの利便性を向上できる。また、設定の要求に応じて設定がなされるので、設定の迅速性を向上できる。また、設定の要求に応じて設定がなされるので、設定処理を簡易にできる。また、簡易な処理が実行されるので、処理を確実に実行できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、制御部56は、通信モード、準備モード、実行モードを切りかえるように制御する。一方、本発明の変形例において、制御部56は、一旦設定を実行した後であっても、通信を実行していない無線装置に対する設定内容を削除する。しかしながらこれに限らず例えば、制御部56は、以上の処理を組み合わせて実行してもよい。つまり、制御部56は、新たに設定を行う際に、準備モード、実行モードを切りかえるように制御し、一旦設定を実行した後に、通信を実行していない無線装置に対する設定内容を削除する。本変形例によれば、新たに設定を実行する際のセキュリティ対策、および設定を実行した後のセキュリティ対策がなされるので、セキュリティをさらに向上できる。
本発明の実施例において、車載カメラ装置10と車載モニタ装置12とを含んだひとつの通信システム100が示されている。しかしながらこれに限らず例えば、複数の通信システム100が近傍に存在してる場合に対応して、車載カメラ装置10と車載モニタ装置12は、さらに次の処理を実行してもよい。実施例と同様に、車載カメラ装置10の通信モード動作部70が準備モード移行指示信号を受信した後、準備モード動作部72は、準備モードへ移行し、準備モード移行完了信号を送信する。準備モード動作部72は、準備モードへ移行した後の一定期間にわたって、他の車載モニタ装置12からの準備モード移行指示信号を受信すれば、準備モード移行完了信号を送信する。つまり、準備モード動作部72は、複数の車載モニタ装置12に対して準備モード移行完了信号を送信する場合がある。
車載モニタ装置12における確認部42は、準備モード移行完了信号を受信すると、一定期間待機して、他の車載カメラ装置10からの準備モード移行完了信号も受信する。確認部42は、準備モード移行完了信号を受信した車載カメラ装置10の一覧を表示部30に表示させる。また、確認部42は、表示後に、ユーザからの車載カメラ装置10の選択に関する指示をIF部34を介して受けつける。処理部24は、受けつけた車載カメラ装置10を宛先として、設定要求信号を送信する。車載モニタ装置12における72は、設定要求信号を受信すると、当該設定要求信号の送信元に対応した車載カメラ装置10を処理の対象とする。本変形例によれば、複数の通信システム100が近傍に存在してる場合においても、無線ネットワークに関する設定を簡易に実行できる。
本発明によれば、簡単接続機能を有する無線装置と有さない無線装置が混在する環境下においても、利用者の設定負担を軽減できる。
Claims (9)
- 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置から、設定を準備するための準備モードへの移行の要求を受けつける受付部と、
前記受付部において受けつけた要求にしたがう場合に、準備モードへ移行する第1実行部と、
前記第1実行部において準備モードへ移行した場合に、前記他の無線装置からの設定要求を受けつけると、設定を実行するための実行モードへ移行することによって、前記他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する第2実行部と、
前記第2実行部において設定を実行した後、通信を実行するための通信モードへ移行することによって、前記他の無線装置との通信を実行する通信部とを備え、
前記第2実行部は、通信モードの場合に、前記他の無線装置からの設定要求を受けつけても、実行モードへの移行を拒否することを特徴とする無線装置。 - 前記第1実行部は、前記受付部において受けつけた要求にしたがわない場合に、通信モードを維持することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
- 前記実行部は、準備モードへの移行の要求を送信した他の無線装置と、設定要求を送信した他の無線装置とが一致する場合に、実行モードへ移行することを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
- 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置へ、設定を準備するための準備モードへの移行を要求する第1要求部と、
前記第1要求部における要求にしたがって、前記他の無線装置が準備モードへ移行した場合に、前記他の無線装置へ設定を要求する第2要求部と、
前記第2要求部における要求にしたがって、前記他の無線装置が設定を実行するための実行モードへ移行した場合に、前記他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行する実行部と、
前記実行部において設定を実行した後、前記他の無線装置が通信を実行するための通信モードへ移行した場合に、前記他の無線装置との通信を実行する通信部と、
を備えることを特徴とする無線装置。 - 前記第1要求部は、送信元を特定するための情報を要求に含め、
前記第2要求部は、送信元を特定するための情報を要求に含めることを特徴とする請求項4に記載の無線装置。 - 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置から、設定を準備するための準備モードへの移行の要求を受けつけるステップと、
受けつけた要求にしたがう場合に、準備モードへ移行するステップと、
準備モードへ移行した場合に、前記他の無線装置からの設定要求を受けつけると、設定を実行するための実行モードへ移行することによって、前記他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、
設定を実行した後、通信を実行するための通信モードへ移行することによって、前記他の無線装置との通信を実行するステップとを備え、
前記設定を実行するステップは、通信モードの場合に、前記他の無線装置からの設定要求を受けつけても、実行モードへの移行を拒否することを特徴とする通信方法。 - 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置へ、設定を準備するための準備モードへの移行を要求するステップと、
移行の要求にしたがって、前記他の無線装置が準備モードへ移行した場合に、前記他の無線装置へ設定を要求するステップと、
設定の要求にしたがって、前記他の無線装置が設定を実行するための実行モードへ移行した場合に、前記他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、
設定を実行した後、前記他の無線装置が通信を実行するための通信モードへ移行した場合に、前記他の無線装置との通信を実行するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。 - 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するとともに、設定内容を管理する実行部と、
前記実行部において設定を実行した他の無線装置との通信を実行する通信部とを備え、
前記実行部は、前記通信部と一定の期間にわたって通信を実行していない他の無線装置について、設定内容を削除することを特徴とする無線装置。 - 無線ネットワークに関する設定がなされていない他の無線装置との間で、無線ネットワークに関する設定を実行するステップと、
設定内容を管理するステップと、
設定を実行した他の無線装置との通信を実行するステップとを備え、
前記管理するステップは、一定の期間にわたって通信を実行していない他の無線装置について、設定内容を削除することを特徴とする通信方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002834 | 2008-01-10 | ||
JP2008002835 | 2008-01-10 | ||
JP2008002834 | 2008-01-10 | ||
JP2008002835 | 2008-01-10 | ||
PCT/JP2008/003752 WO2009087718A1 (ja) | 2008-01-10 | 2008-12-12 | 通信方法およびそれを利用した無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009087718A1 true JPWO2009087718A1 (ja) | 2011-05-19 |
Family
ID=40852843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009548810A Pending JPWO2009087718A1 (ja) | 2008-01-10 | 2008-12-12 | 通信方法およびそれを利用した無線装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110013610A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2009087718A1 (ja) |
CN (1) | CN101897212A (ja) |
WO (1) | WO2009087718A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9908182B2 (en) | 2012-01-30 | 2018-03-06 | Black & Decker Inc. | Remote programming of a power tool |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121533A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置、通信端末、通信システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003092578A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Fujitsu Ltd | 管理装置、処理装置、装置、およびプログラム |
JP4346413B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2009-10-21 | 株式会社バッファロー | 暗号鍵設定システム、アクセスポイント、および、暗号鍵設定方法 |
JP4433999B2 (ja) * | 2004-12-01 | 2010-03-17 | ブラザー工業株式会社 | 無線通信システム、画像処理装置、及び、画像処理装置の制御方法 |
WO2006078562A2 (en) * | 2005-01-19 | 2006-07-27 | Alcatel Lucent | System, node, and method optimizing data connections for packet services |
US20070268506A1 (en) * | 2006-05-19 | 2007-11-22 | Paul Zeldin | Autonomous auto-configuring wireless network device |
-
2008
- 2008-12-12 WO PCT/JP2008/003752 patent/WO2009087718A1/ja active Application Filing
- 2008-12-12 US US12/812,434 patent/US20110013610A1/en not_active Abandoned
- 2008-12-12 JP JP2009548810A patent/JPWO2009087718A1/ja active Pending
- 2008-12-12 CN CN2008801208404A patent/CN101897212A/zh active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121533A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置、通信端末、通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101897212A (zh) | 2010-11-24 |
US20110013610A1 (en) | 2011-01-20 |
WO2009087718A1 (ja) | 2009-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11582592B2 (en) | Communication device | |
US20230300585A1 (en) | Function Execution Device and Communication Terminal | |
US10581516B2 (en) | Communication device and terminal device | |
JP6368989B2 (ja) | 通信装置 | |
JP5857850B2 (ja) | 通信装置 | |
CN106454822B (zh) | 通信设备及其控制方法 | |
US9338818B2 (en) | Wireless communication apparatus for wireless network and computer readable media | |
JP2019180042A (ja) | 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム | |
US11395137B2 (en) | Communication device and non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device | |
US20120059945A1 (en) | Data-Transfer Method and Terminal | |
JP2017163483A (ja) | 通信機器と、通信機器のためのコンピュータプログラム | |
KR102074760B1 (ko) | 기기 간 자동 무선 통신 연결되는 영상 표시장치 및 이에 따른 영상표시 방법 | |
WO2009087718A1 (ja) | 通信方法およびそれを利用した無線装置 | |
JP2018107782A (ja) | 通信装置 | |
WO2020054478A1 (ja) | 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム | |
JP6149970B2 (ja) | 通信装置 | |
JP6795067B2 (ja) | 通信装置 | |
US20210282008A1 (en) | Communication apparatus, control method of communication apparatus and non-transitory computer-readable storage medium | |
JP2011029679A (ja) | 無線接続方式 | |
JP6414617B2 (ja) | 通信装置 | |
JP6601463B2 (ja) | 通信装置 | |
JP6645477B2 (ja) | 通信装置 | |
JP2024024101A (ja) | 通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130730 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131126 |