JPWO2009069254A1 - 動画像再生装置、デジタルカメラ、半導体集積回路および動画像再生方法 - Google Patents

動画像再生装置、デジタルカメラ、半導体集積回路および動画像再生方法 Download PDF

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Abstract

復号制御部(103)は、複数の通常符号データおよび高速符号データの各々から取得される画像を、表示部(105)が連続して表示するのに必要な時間分だけ、動画像復号部(101)が1番目の高速符号データの復号を開始するタイミングが所定タイミングより早くなるように、複数の通常符号データのうちの一部を、所定タイミングより早いタイミングで動画像復号部(101)に復号を開始させるように動画像復号部(101)を制御する。

Description

本発明は高速度撮影により得られた動画像符号化データを再生する動画像再生装置、デジタルカメラ、半導体集積回路および動画像再生方法に関し、特に通常撮影および高速度撮影により得られた、時間的に連続した2つの動画像符号化データを再生する動画像再生装置、デジタルカメラ、半導体集積回路および動画像再生方法に関する。
近年、デジタル動画像圧縮技術の進歩と、動画像圧縮の分野におけるアナログ記録からデジタル記録への遷移とによりデジタル動画圧縮の適用範囲が広がっている。また、動画像の記録メディアには、DVD、BD(Blu-ray Disc)等が採用されている。また、ハードディスク装置に動画像を記録する場合、一般的に、動画像はMPEG(Moving Picture Experts Group)−2規格等の動画像圧縮技術で圧縮される。また、最近では、動画像圧縮技術において、H.264(MPEG−4 AVC)の技術が採用されている。同時に、動画撮影時の圧縮技術としてもMPEG−4やH.264の技術が採用されている。また、家電製品である、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラでは、MPEG−4やH.264の技術が採用されている。
一方、デジタルビデオカメラの動画撮影時の機能として、通常撮影に加え暗闇に対応したモード等の機能が追加され、各社の独自性を打ち出している。その追加機能の一つの技術として高速度撮影がある。高速度撮影に対応したビデオカメラ(以下、高速撮影対応カメラという)は以前から存在していた。しかしながら、高速撮影対応カメラは、撮影時のフレームレートを追求するため高コストとなりがちで製品として高価である。そのため、高速撮影対応カメラは、主に専門分野で使用されてきた。高速度撮影技術を家電製品であるデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラに搭載する場合、以下のことが行なわれている。たとえば、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラでは、専門分野で要求されているフレームレートより低いフレームレートで動画像を撮影するための技術が使用されている。これにより、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラのコストは、家電製品としてのコストの範囲内に収められている。
デジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラで動画を撮影する際の信号の流れを説明する。まずCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の受光素子を持つイメージセンサで光電変換が行なわれる。この際、各受光素子では色の識別能力がないため、各受光素子毎にカラーフィルタを適用する事によりカラー撮像を実現している。
ただし、1画素に付きRGBの3原色のカラーフィルタを用いると素子の規模が大きくなる。そのため、イメージセンサにおける各受光素子の配列は、一般的にはベイヤ(Bayer)配列となっている。ベイヤ配列は、1画素1原色に対応した配列である。ベイヤ配列の例を図1に示す。
このベイヤ配列で配列された各受光素子が受光した色信号のデータをRAWデータと呼ぶ。RAWデータからデモザイク処理を行なう事でフルカラー画像が作成される。デモザイク処理は注目する1画素のRAWデータとその周辺画素のRAWデータとを用いて色補間処理を行い、注目する1画素のRAWデータをRGBの3原色のデータに変換する処理である(例えば、特許文献1参照)。場合によってはRGBの3原色ではなく、RAWデータは、動画像圧縮に適したYUVフォーマットに基づくYUVデータに直接変換されることもある。
ここで、RAWデータは補間処理の基礎データとなる。そのため、色補間処理後のR・G・Bのデータそれぞれの分解能と比較して、RAWデータの分解能は大きくなっている。例えば、色補間処理後のRのデータは8ビットの分解能を有し、RAWデータとしてのRのデータは12ビットの分解能を有する。
色補間処理後のRGB若しくはYUVフォーマットの画像(以下、YUV画像という)は動画像圧縮された後に記録メディアに記録される。再生装置は圧縮された動画像を再生(復号)し、表示装置に合わせた画像フォーマットに変換し表示する(例えば、非特許文献1)。
高速撮影対応カメラにおいて、高速度撮影を行なう場合1フレーム当たりの処理時間が短くなるため、イメージセンサから出力されたRAWデータを処理して動画像圧縮処理までの時間が非常に短い。この短い期間にRAWデータを処理することで、単位時間当たりの消費電力のピークが大きくなる。また、単位時間当たりの消費電力のピークが大きくなることに対応するために電源の補強が必要となり高速撮影対応カメラのコストが増加する。また、ピーク電力が大きくなる事で、発生する熱も大きくなり、高速撮影対応カメラ全体の熱対策も必要となる。
その対応策として、RAWデータを直接圧縮対象とすることで処理を削減する方法が考えられる。RAWデータを直接圧縮する方法は、静止画撮影時にしばしば用いられる技術である(例えば、特許文献2、特許文献3)。高速度撮影した符号データの再生時には、画像はスローモーション再生となる。そのため、スローモーション再生時における1フレーム当たりのRAWデータを処理する時間は高速度撮影時におけるRAWデータを処理する時間に比べると長い。そのため、ピーク電力を抑えることが可能となる。
特開2004−128583号公報 特開2005−286415号公報 特開2003−125209号公報 「高画質MPEG−4方式デジタルムービーカメラ」(三洋電機技報Vol.37 No.1 June 2005 通巻76号 P.16)
高速撮影対応カメラは、様々な使用方法がある。たとえば、陸上競技の撮影に高速撮影対応カメラを使用する場合において、競技者がゴールする瞬間をスローモーションで再生する必要がある場合があるとする。このような場合、高速撮影対応カメラにおいて、競技者がスタートした時点では、通常速度で撮影し、競技者がゴール付近に近づいたときに、高速度撮影に切り替えて使う事が想定される。この場合、高速撮影対応カメラにおいて、画像処理量の増大を抑え、ピーク電力を抑えるためには、通常撮影ではYUV画像を動画像圧縮し、高速度撮影に切り替えた時点でRAWデータを直接圧縮する処理(以下、低電力高速撮影処理という)が行なわれる。
上記の低電力高速撮影処理により記録された通常撮影および高速度撮影の符号データは時間的に連続している。そのため、通常撮影および高速度撮影の符号データは連続して再生する必要がある。
通常撮影の符号データを復号するとYUV画像となる。一方、高速度撮影の符号データを復号するとRAWデータとなる。そのため、復号により得られたRAWデータに対し、さらに色補間処理を行いYUV画像へ変換する必要がある。そのため復号開始から表示までの時間を考えると、通常撮影の符号データと比べて高速度撮影の符号データは色補間処理を行なう時間が余分に必要となる。この場合、フレーム毎の高速度撮影の符号データの復号開始時間を通常撮影の符号データの復号開始時間と同じにした場合、表示装置における、高速度撮影の符号データに基づく最初の画像(フレーム)の表示タイミングが、所定の表示タイミングに間に合わない可能性がある。すなわち、高速度撮影の符号データに基づく最初の画像(フレーム)が表示されない場合が生じる。すなわち、異なる2種類の符号データに基づく動画像が、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生されないという問題が生じる。
この場合、表示装置が表示する再生画像を見ているユーザは通常撮影と高速度撮影の切り替わりの時点で時間的連続性の途絶えを感じ、違和感を覚える。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、異なる2種類の符号データに基づく動画像を、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事を可能とする動画像再生装置等を提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従う動画像再生装置は、撮像素子から得られた複数のRAWデータをそれぞれ色補間することにより得られる複数のYUVデータをそれぞれ符号化した複数の第1符号データと、複数のRAWデータをそれぞれ符号化した複数の第2符号データとを使用して、動画像を再生する装置である。動画像再生装置は、複数の第1符号データを復号した後、複数の第2符号データを復号する復号部と、データを記憶するための記憶部と、RAWデータをYUVデータへ変換する色補間部と、画像を所定時間毎に更新表示する表示部と、復号部が復号を開始するタイミングを制御する制御部とを備える。複数の第1符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、複数の第2符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、制御部は、複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、表示部がシームレスに連続して表示するのに必要な時間である表示必要時間分だけ、復号部が1番目の第2符号データの復号を開始するタイミングが予め設定されている所定タイミングより早くなるように、複数の第1符号データのうちの一部を、予め設定されている所定タイミングより早いタイミングで復号部に復号を開始させるように復号部を制御し、復号部は、制御部による制御に従って、複数の第1符号データを順次復号するとともに、復号により得られた複数のYUVデータを、復号した順に記憶部に記憶させ、かつ、複数の第2符号データを順次復号し、色補間部は、複数の第2符号データが順次復号されることにより得られる複数のRAWデータをそれぞれ複数のYUVデータへ変換するとともに、該複数のYUVデータを、変換された順に、記憶部に記憶させ、表示部は、記憶部に記憶された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが記憶部に記憶された順で表示する。
すなわち、制御部は、複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、表示部がシームレスに連続して表示するのに必要な表示必要時間分だけ、復号部が1番目の第2符号データの復号を開始するタイミングが所定タイミングより早くなるように、複数の第1符号データのうちの一部を、所定タイミングより早いタイミングで復号部に復号を開始させるように復号部を制御する。復号部は、制御部による制御に従って、複数の第1符号データを復号するとともに、得られた複数のYUVデータを、復号した順に記憶部に記憶させ、かつ、複数の第2符号データを復号する。色補間部は、複数の第2符号データから得られる複数のRAWデータをそれぞれ複数のYUVデータへ変換するとともに、該複数のYUVデータを、変換された順に、記憶部に記憶させる。表示部は、記憶部に記憶された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが記憶部に記憶された順で表示する。
つまり、複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、表示部がシームレスに連続して表示するのに必要な表示必要時間分だけ、複数の第1符号データのうちの一部を、所定タイミングより早いタイミングで復号が開始される。
したがって、複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像をシームレスに連続して表示することができる。すなわち、異なる2種類の符号データに基づく動画像を、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。そのため、異なる2種類の符号データに基づく動画像を再生する場合において、動画像を視るユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
本発明によれば、異なる2種類の符号データに基づく動画像を、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事ができる。そのため、異なる2種類の符号データに基づく動画像を再生する場合において、動画像を視るユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
図1は、ベイヤ配列の例を示す図である。 図2は、本実施の形態における撮影装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本実施の形態における動画像再生装置の構成を示すブロック図である。 図4は、復号制御部が行なう処理のフローチャートである。 図5は、復号制御部の内部構成を示すブロック図である。 図6は、符号データの復号処理を開始するタイミングを説明するための図である。 図7Aは、調整処理Aが行なわれない場合において、通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。 図7Bは、調整処理Aが行なわれる場合において、通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。 図8は、動画像再生処理のフローチャートである。 図9は、本実施の形態の変形例において、復号制御部が行なう処理のフローチャートである。 図10は、動画像再生処理Aのフローチャートである。 図11は、本実施の形態の変形例において、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。 図12Aは、デジタルスチルカメラとしての撮影装置1000の概観図である。 図12Bは、デジタルビデオカメラとしての撮影装置1000の概観図である。
符号の説明
60 データ記憶部
100 動画像再生装置
101 動画像復号部
102 色補間部
103 復号制御部
104 記憶部
105 表示部
1000 撮影装置
<第1の実施の形態>
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施の形態における撮影装置1000の構成を示すブロック図である。撮影装置1000は、動画撮影機能を有するデジタルビデオカメラまたはデジタルスチルカメラである。なお、撮影装置1000は、デジタルビデオカメラまたはデジタルスチルカメラに限定されることなく、動画撮影機能を有する装置であれば、他の装置であってもよい。
また、撮影装置1000は、撮影モードとして、動画を通常速度で撮影するモード(以下、通常撮影モードという)と、動画を高速に撮影するモード(以下、高速撮影モードという)とを有する。通常撮影モードで撮影された動画は、一例として、1/60秒単位で撮影された複数の静止画像(フレーム)からなる動画であるとする。また、高速撮影モードで撮影された動画は、一例として、1/300秒単位で撮影された複数の静止画像(フレーム)からなる動画であるとする。
図2に示されるように、撮影装置1000は、撮像部50と、データ記憶部60と、動画像再生装置100とを備える。
データ記憶部60は、データを記憶するためのメモリである。
撮像部50は、図示しないイメージセンサを有する。撮像部50は、通常撮影モードまたは高速撮影モードで、イメージセンサを使用して被写体を撮影する撮影処理を行ない、該撮影処理により得られたデータを符号化する。
撮像部50は、通常撮影モードで撮影処理を行なう場合、イメージセンサから得られる複数のRAWデータの各々に対し色補間処理(デモザイク処理)を行なうことにより、当該複数のRAWデータを、複数のYUVデータに変換する。そして、撮像部50は、当該複数のYUVデータを符号化した符号データ(以下、通常撮影符号データという)を生成する。そして、撮像部50は、通常撮影符号データを、データ記憶部60に記憶させる。
通常撮影符号データは、動画像を構成する複数のフレームを得るための複数の符号データを含む。以下においては、通常撮影符号データに含まれる符号データを、通常符号データという。通常符号データは、復号されることにより、YUVデータとなる。通常撮影符号データに含まれる複数の通常符号データの各々は、復号が開始されるタイミング(以下、所定タイミングという)が予め設定されている。
撮像部50は、高速撮影モードで撮影処理を行なう場合、イメージセンサから得られる複数のRAWデータを符号化した符号データ(以下、高速撮影符号データという)を生成する。そして、撮像部50は、高速撮影符号データを、データ記憶部60に記憶させる。
高速撮影モードで撮影処理を行なう場合、各RAWデータを処理する時間は、通常撮影モードで撮影処理を行なう場合に比べ、非常に短くなる。この短い時間において、撮像部50が色補間処理まで行なうと、単位時間当たりの消費電力が高くなる。単位時間あたりの消費電力が高くなれば、電源の補強が必要となり、装置のコストが増加する。そのため、撮像部50は、単位時間当たりの消費電力を抑えるために、複数のRAWデータ各々に対し、色補間処理(デモザイク処理)を行なわない。
高速撮影符号データは、動画像を構成する複数のフレームを得るための複数の符号データを含む。以下においては、高速撮影符号データに含まれる符号データを、高速符号データという。高速符号データは、復号されることにより、RAWデータとなる。高速撮影符号データに含まれる複数の高速符号データの各々は、復号が開始されるタイミング(以下、所定タイミングという)が予め設定されている。
本実施の形態においては、撮影装置1000において、通常撮影モードで撮影している途中で、高速撮影モードで撮影する処理が行なわれたとする。この場合、データ記憶部60には、通常撮影符号データと、高速撮影符号データとが記憶される。また、撮影装置1000において、撮影処理が行なわれた場合、撮像部50は、撮影処理における各種情報を示す撮影設定データを、通常撮影符号データまたは高速撮影符号データに関連付けてデータ記憶部60に記憶させる。
以下においては、データ記憶部60に記憶されている、通常撮影符号データ、高速撮影符号データおよび撮影設定データを、それぞれ、通常撮影符号データNSD、高速撮影符号データHSDおよび撮影設定データSHDという。
撮影設定データSHDは、画像サイズ情報、再生情報、時間情報、フレーム情報、撮影フレームレート情報等を示す。画像サイズ情報は、撮影により得られる動画像の画像サイズ(たとえば、横1280ドット、縦720ドット)を示す。以下においては、画像サイズが、横Kドット、縦Lドットの場合、当該画像サイズを、“K×L”と記載する。
再生情報は、通常撮影符号データおよび高速撮影符号データの各々を特定する情報(例えば、ファイル名)、通常撮影符号データおよび高速撮影符号データの再生順等を示す。時間情報は、通常撮影符号データおよび高速撮影符号データの各々を再生した場合における、動画像の再生時間を示す。フレーム情報は、通常撮影符号データおよび高速撮影符号データの各々を再生した場合における、動画像のフレーム数を示す。
撮影フレームレート情報は、通常撮影モードまたは高速撮影モードにおいて、撮影処理を行なう場合のフレームレート(以下、撮影フレームレートという)を示す。たとえば、撮影処理において、1/60秒単位で1フレームの撮影が行なわれる場合、撮影フレームレート情報が示す撮影フレームレートは、1/60となる。
図3は、本実施の形態における動画像再生装置100の構成を示すブロック図である。動画像再生装置100は、撮影装置1000における画像の再生部に相当する。また、この動画像再生装置100に含まれる各部を回路化し、集約した半導体集積回路も同じく本発明に包含される。
図3の動画像再生装置100は、動画像復号部101と、色補間部102と、復号制御部103と、記憶部104と、表示部105とを備える。動画像復号部101、色補間部102、復号制御部103および記憶部104の各々は、電気回路で構成されてもよい。この場合、電気回路で構成される、動画像復号部101、色補間部102、復号制御部103および記憶部104を備える動画像再生装置100は、半導体集積回路である。
記憶部104は、データを記憶するためのメモリである。
データ記憶部60に記憶されている通常撮影符号データNSDを復号する場合、動画像復号部101は、データ記憶部60に記憶されている撮影設定データSHDが示す再生情報に基づいて、データ記憶部60から通常撮影符号データNSDを読み出す。そして、動画像復号部101は、通常撮影符号データNSDに含まれる複数の通常符号データを順次復号し、復号により得られた複数のYUVデータを、復号した順に記憶部104に記録させる。
データ記憶部60に記憶されている高速撮影符号データHSDを復号する場合、動画像復号部101は、データ記憶部60に記憶されている撮影設定データSHDが示す再生情報に基づいて、データ記憶部60から高速撮影符号データHSDを読み出す。そして、動画像復号部101は、高速撮影符号データHSDに含まれる複数の高速符号データを順次復号し、復号により得られた複数のRAWデータを、復号した順に、色補間部102へ送信する。
なお、動画像復号部101は、符号データ(通常符号データまたは高速符号データ)の復号を開始する毎に、復号開始通知信号DSNSを、復号制御部103へ送信する。
色補間部102は、動画像復号部101からRAWデータを受信する毎に、受信したRAWデータに対し色補間処理(デモザイク処理)を行なうことにより、当該RAWデータをYUVデータに変換し、当該YUVデータを記憶部104に記録させる。
表示部105は、記憶部104に記録された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが記憶部104に記憶された順で表示する。表示部105は、一例として、液晶パネルを使用した表示装置である。なお、表示部105は、液晶パネルを使用した表示装置に限定されることなく、たとえば、PDP(Plasma Display Panel)を使用した表示装置であってもよい。表示部105は、詳細は後述するが、表示更新信号Vsyncを、復号制御部103へ送信する。
なお、動画像再生装置100は、記憶部104および表示部105を備えなくてもよい。この場合、記憶部104および表示部105は、動画像再生装置100の外部に設けられる。この場合、動画像再生装置100は、外部に設けられた記憶部104と接続される。また、この場合、動画像再生装置100は、記憶部104に記録された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが記憶部104に記憶された順で外部に設けられた表示部105に表示させる処理を行なう。
図4は、復号制御部103が行なう処理のフローチャートである。
まず、復号制御部103は、復号時間Aを算出する(S111)。復号時間Aは、動画像復号部101が、通常符号データまたは高速符号データを復号するのに必要な時間である。
また、復号制御部103は、変換時間Bを算出する(S112)。変換時間Bは、色補間部102が、動画像復号部101から受信するRAWデータをYUVデータに変換するのに必要な時間である。
復号時間Aおよび変換時間Bと、処理対象のデータ(通常符号データ、高速符号データ、RAWデータ等)に対応する画像のサイズとは比例関係がある。そのため、復号時間Aおよび変換時間Bを算出するために、復号制御部103は、予め、基準となる画像サイズ、復号時間および変換時間を記憶(設定)しておく。
たとえば、復号制御部103は、予め、基準となる画像サイズ、復号時間および変換時間として、VGAサイズ(640×480)、復号時間10msecおよび変換時間5msecを記憶しているとする。
復号制御部103は、データ記憶部60に記憶されている撮影設定データSHDが示す画像サイズ情報が示す画像サイズに基づいて、復号時間Aおよび変換時間Bを算出する。ここで、画像サイズ情報が示す画像サイズが、HD(High Definition)サイズ(1280×720)であるとする。
この場合、基準となる画像サイズ(640×480)の画像の画素数に対し、撮影設定データSHDが示す画像サイズ情報が示す画像サイズ(1280×720)の画像の画素数は3倍である。そのため、復号制御部103により算出される復号時間Aは、基準となる復号時間10msecの3倍の時間である30msecとなる。また、復号制御部103により算出される変換時間Bは、基準となる変換時間5msecの3倍の時間である15msecとなる。
また、復号制御部103は、表示更新時間Cを取得する(S113)。表示更新時間Cは、表示部105が表示する画像を更新するのに必要な時間である。表示更新時間Cは、予め決まった時間である。ここで、表示部105が、1秒間に60フレームの画像更新を行なう装置であるとする。この場合、表示更新時間Cは、1/60秒となる。表示更新時間Cを示す表示更新情報は、予め、データ記憶部60に記憶されているとする。この場合、復号制御部103は、データ記憶部60に記憶されている表示更新情報を参照することにより、表示更新時間Cを取得する。
また、復号制御部103は、調整可能時間Dを算出する(S114)。調整可能時間Dは、データ記憶部60に記憶された複数の符号データ(通常符号データまたは高速符号データ)を使用して、動画像を再生する場合において、1つの符号データ単位で、該符号データの復号のタイミングを早くすることが可能な時間である。
調整可能時間Dは、(表示更新時間C−復号時間A)の式により算出される。実際には、調整可能時間Dは、(表示更新時間C−復号時間A−オーバーヘッド時間)の式により算出される。オーバーヘッド時間は、復号制御部103が、動画像復号部101に対し、特定の符号データの復号のタイミングを早くするための設定を行なうのに必要な時間である。オーバーヘッド時間は、予め設定した時間(例えば、0.7msec)としておく。
また、復号制御部103は、調整フレーム数Eを算出する(S115)。調整フレーム数Eは、復号のタイミングを早めるフレーム(符号データ)の数である。調整フレーム数Eは、(変換時間B/調整可能時間D)の式により算出される。
また、復号制御部103は、調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENを算出する(S116)。調整開始フレーム番号SNは、復号のタイミングを早める最初のフレーム(符号データ)の番号である。また、調整終了フレーム番号ENは、復号のタイミングを早める最後のフレーム(符号データ)の番号である。
調整開始フレーム番号SNは、(通常撮影フレーム数NFN−調整フレーム数E+1)の式により算出される。通常撮影フレーム数NFNは、通常撮影符号データを再生した場合における動画像(以下、通常撮影動画像という)のフレーム数である。なお、本実施の形態では、通常撮影フレーム数NFNは、調整終了フレーム番号ENと同一である。すなわち、通常撮影フレーム数NFNを算出することは、調整終了フレーム番号ENを算出することになる。
通常撮影フレーム数NFNは、(通常撮影再生時間/撮影フレームレート)の式により算出される。上記式において、通常撮影再生時間は、撮影設定データSHDが示す時間情報が示す通常撮影符号データの再生時における動画像の再生時間である。上記式において、撮影フレームレートは、撮影設定データSHDが示す撮影フレームレート情報が示す撮影フレームレートである。
ここで、上記処理により算出された復号時間Aおよび変換時間Bが、それぞれ、15msecおよび5msecであるとする。また、表示更新時間Cは、16.7msec(1/60秒)であるとする。また、オーバーヘッド時間は、0.7msecであるとする。この場合、調整可能時間Dは、(表示更新時間C−復号時間A−オーバーヘッド時間)の式より、16.7−15−0.7=1(msec)となる。
また、この場合、調整フレーム数Eは、(変換時間B/調整可能時間D)の式より、“5”となる。
ここで、通常撮影再生時間は、一例として、5秒であるとする。また、撮影フレームレートは、1/60であるとする。この場合、通常撮影フレーム数NFNは、(通常撮影再生時間/撮影フレームレート)の式より、“300”となる。すなわち、調整終了フレーム番号ENは、“300”となる。
この場合、調整開始フレーム番号SNは、(通常撮影フレーム数NFN−調整フレーム数E+1)の式より、“296”である。すなわち、復号のタイミングを早める最初のフレーム(符号データ)の番号(調整開始フレーム番号SN)は、“296”である。
図5は、復号制御部103の内部構成を示すブロック図である。
復号制御部103は、調整時間算出部1031と、調整開始フレーム計算部1032と、復号データカウント部1033と、カウント比較部1034と、復号開始タイミング調整部1035とを含む。
調整時間算出部1031は、データ記憶部60に記憶されている撮影設定データSHDを、データ記憶部60から読み出して、前述した処理(S111,S112)により、復号時間A、変換時間Bを算出する。また、調整時間算出部1031は、前述した処理(S113)により、表示更新時間Cを取得する。また、調整時間算出部1031は、前述した処理(S114)により、調整可能時間Dを算出する。調整時間算出部1031は、算出した調整可能時間Dを、調整開始フレーム計算部1032および復号開始タイミング調整部1035へ通知する。
また、調整開始フレーム計算部1032は、通知された調整可能時間Dを使用して、前述した処理により、調整フレーム数E、調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENを算出する(S115,S116)。調整開始フレーム計算部1032は、算出した調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENを、カウント比較部1034に通知する。
復号データカウント部1033には、動画像復号部101が符号データ(通常符号データまたは高速符号データ)の復号を開始する毎に、動画像復号部101から、復号開始通知信号DSNSを受信する。復号データカウント部1033は、復号データが復号された数をカウントするためのカウンタDKを有する。カウンタDKの初期値は“0”である。
復号データカウント部1033は、カウンタDKの値が“0”の場合、カウンタDKの値を、カウント比較部1034に通知する。そして、復号データカウント部1033は、復号開始通知信号DSNSを受信する毎に、カウンタDKの値を“1”インクリメントする。復号データカウント部1033は、カウンタDKの値を変更する毎に、変更後のカウンタDKの値を、カウント比較部1034に通知する。
カウント比較部1034は、復号データカウント部1033から通知されるカウンタDKの値が通知される毎に、カウンタDKの値と、調整開始フレーム計算部1032から通知された調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENとを比較する。カウント比較部1034は、カウンタDKの値が、調整開始フレーム番号SN(例えば“296”)より1小さい値(例えば、“295”)となったときに、調整開始指示を、復号開始タイミング調整部1035へ送信する。
調整開始指示は、調整開始フレーム番号SN〜調整終了フレーム番号EN番目の符号データの各々の復号開始タイミングを、調整可能時間Dだけ早くするための指示である。
以下においては、H(自然数)番目のフレームに対応する符号データを、単に、H番目の符号データという。また、以下においては、H番目の符号データから得られるYUVデータを、単に、H番目のYUVデータという。
復号開始タイミング調整部1035は、カウント比較部1034から調整開始指示を受信していない場合、復号開始信号DSSを、表示更新時間C経過毎に、動画像復号部101へ送信する。前述の復号開始信号DSSとは、符号データの復号処理を動画像復号部101に行なわせるための信号である。前述の表示更新時間Cは、復号開始タイミング調整部1035が表示部105から受信している表示更新信号Vsyncにおける隣接する2つの立ち上がり箇所の間の時間である。立ち上がり箇所とは、信号のレベルが、Lレベルから、Hレベルに変化する箇所である。
動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信する毎に、H番目の符号データの復号処理を開始するとともに、前述した復号開始通知信号DSNSを、復号制御部103へ送信する。なお、H番目の符号データの復号処理が終了すると、動画像復号部101は、Hの値を1インクリメントする。すなわち、動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信する毎に、H,H+1,H+2,・・・番目の符号データの復号処理を順次行なう。
復号開始タイミング調整部1035は、カウント比較部1034から調整開始指示を受信した場合、以下の調整処理Aを行なう。
調整処理Aでは、復号開始タイミング調整部1035が、1つ前の復号開始信号DSSを、動画像復号部101へ送信してから、(表示更新時間C−調整可能時間D)の式により算出される時間経過した時点で、復号開始信号DSSを、動画像復号部101へ送信する処理(以下、送信調整処理という)を行なう。調整処理Aにおいて、送信調整処理が、(調整終了フレーム番号EN−調整開始フレーム番号SN+1)の式により算出される回数(例えば、“5”回)行なわれると、調整処理Aは終了する。
すなわち、送信調整処理が行なわれる毎に、復号開始タイミング調整部1035が、復号開始信号DSSを動画像復号部101へ送信するタイミングは、調整可能時間Dずつ早くなる。送信調整処理が、たとえば、3回行なわれるとする。この場合、3回目の送信調整処理において、復号開始信号DSSが動画像復号部101へ送信されるタイミングは、所定タイミングより、(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングとなる。
この場合、動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信すると、所定タイミングより調整可能時間Dだけ早いタイミングで、調整開始フレーム番号SN(例えば“296”)番目の符号データの符号処理を開始する。
図6は、符号データの復号処理を開始するタイミングを説明するための図である。図6において、複数の六角形の各々は、データ(符号データ)を示す。
図6において、文字列「動画像復号部(通常時)」に対応する(N−3)〜(N+2)番目の符号データは、復号開始タイミング調整部1035が調整開始指示を受信してない場合において、動画像復号部101により復号処理が行なわれている状態を示す。この場合、復号開始タイミング調整部1035は、復号開始信号DSSを、表示更新時間C経過毎に、動画像復号部101へ送信する。
この場合、動画像復号部101は、複数の符号データ(N−3,N−2,・・・番目の符号データ)の復号処理を、予め設定されている所定タイミング(時刻t1,t2,t3,・・・)において、順次開始する。すなわち、動画像復号部101は、表示更新時間C経過毎に、符号データの復号処理を順次行なう。
たとえば、動画像復号部101は、N−3,N−2,N−1番目の符号データの復号処理を、それぞれ、時刻t1,t2,t3に開始する。
図6において、文字列「動画像復号部(調整時)」に対応する(N−3)〜(N+2)番目の符号データは、復号開始タイミング調整部1035が調整開始指示を受信した場合において、動画像復号部101により復号処理が行なわれている状態を示す。
図6は、前述した調整フレーム数Eが、“3”である場合において、各符号データが復号される状態を示す。この場合、一例として、調整開始フレーム番号SN番目の符号データは、(N−3)番目の符号データであるとする。また、一例として、調整終了フレーム番号EN番目の符号データは、(N−1)番目の符号データであるとする。
この場合、復号開始タイミング調整部1035は、前述した送信調整処理を、3回行なう。前述したように、送信調整処理が行なわれる毎に、復号開始タイミング調整部1035が、復号開始信号DSSを動画像復号部101へ送信するタイミングは、調整可能時間Dずつ早くなる。
これにより、復号開始タイミング調整部1035は、たとえば、1番目の復号開始信号DSSを、所定タイミング(時刻t1)より調整可能時間Dだけ早いタイミングで、動画像復号部101へ送信する。また、復号開始タイミング調整部1035は、たとえば、3番目の復号開始信号DSSを、所定タイミング(時刻t3)より(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングで、動画像復号部101へ送信する。
この場合、動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信する毎に、所定タイミングより早いタイミングで、対応する符号データの復号処理を開始する。動画像復号部101は、たとえば、1番目の復号開始信号DSSを受信すると、所定タイミング(時刻t1)より調整可能時間Dだけ早いタイミングで、N−3(調整開始フレーム番号SN)番目の符号データの復号処理を開始する。
動画像復号部101は、たとえば、3番目の復号開始信号DSSを受信すると、所定タイミング(時刻t3)より(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングで、N−1(調整終了フレーム番号EN)番目の符号データの復号処理を開始する。
次に、撮影装置1000において、通常撮影モードで撮影している途中で、高速撮影モードで撮影する処理が行なわれた場合に得られる、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを連続して再生するための処理について説明する。
まず、前述した調整処理Aが行なわれない従来の処理において、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合の処理について説明する。
図7Aは、調整処理Aが行なわれない場合において、通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。図7Aにおいて、複数の六角形の各々は、データ(符号データ、RAWデータ、YUVデータ等)を示す。
図7Aにおいて、文字列「動画像復号部」に対応する複数の六角形の各々は、符号データを示す。また、文字列「記憶部」に対応する複数の六角形の各々は、YUVデータを示す。
本実施の形態では、一例として、1〜(N−1)番目の符号データは、通常撮影モードの撮影装置1000が、撮影処理を行なうことにより得られた符合データであるとする。また、本実施の形態では、一例として、N〜(N+S(2以上の整数))番目の符号データは、高速撮影モードの撮影装置1000が、撮影処理を行なうことにより得られた符合データであるとする。
この場合、図7Aにおいて、(N−3)〜(N−1)番目の符号データの各々は、通常撮影符号データNSDに含まれる通常符号データである。また、図7Aにおいて、N〜(N+2)番目の符号データの各々は、高速撮影符号データHSDに含まれる高速符号データである。
図7Aに示される期間Aは、前述した復号時間Aである。なお、図7Aに示される、文字列「動画像復号部」に対応する(N−3)〜(N+2)番目の符号データの復号時間は、復号時間Aである。
図7Aは、一例として、動画像復号部101により、所定タイミングである、時刻t1,t2,t3において、それぞれ、N−3,N−2,N−1番目の符号データ(通常符号データ)の復号が開始されていることを示す。また、図7Aは、動画像復号部101により、所定タイミングである、時刻t4,t5,t6において、それぞれ、N,N+1,N+2番目の符号データ(高速符号データ)の復号が開始されていることを示す。
なお、動画像復号部101は、N−3,N−2,N−1番目の符号データ(通常符号データ)については、復号処理を行なうと同時に、復号処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理を行なう。したがって、通常符号データの復号が終了すると同時に、動画像復号部101が復号により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理は終了する。
なお、各符号データは、各時刻(時刻t1,t2,・・・)から、復号時間Aが経過すると、動画像復号部101による復号が終了する。
なお、図7Aの例では、色補間部102が、高速符号データの復号の途中から、色補間処理を行なう例を示す。すなわち、色補間部102は、高速符号データが、所定部分以上復号された時点から、復号されたデータ(RAWデータ)に対し、色補間処理を行なう。
なお、高速符号データの復号が終了した時点から、色補間部102が、復号により得られたデータ(RAWデータ)に対し色補間処理を行なってもよい。
図7Aは、色補間部102が、一例として、N番目の符号データ(高速符号データ)の復号が開始されたとき(時刻t4)から、期間T1経過した時刻から、復号されたデータに対し、色補間処理を開始する例を示す。図7Aにおいて、期間Bは、前述した変換時間Bである。
また、色補間部102は、色補間処理を行なう対象となるデータ(RAWデータ)に対しては、色補間処理と同時に、色補間処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理を行なう。したがって、RAWデータに対する色補間処理が終了すると同時に、色補間部102が色補間処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理は終了する。
表示部105は、図7Aに示されるような表示更新信号Vsyncを、内部で処理している。表示部105は、表示更新信号Vsyncにおける前述した立ち上がり箇所のタイミング(例えば、時刻t11)において、既に記憶部104に記憶されているYUVデータに基づく画像を表示する。
図7Aの例では、時刻t11において、動画像復号部101が(N−3)番目のYUVデータを記憶部104に記憶させる処理は終了してない。そのため、表示部105は、記憶部104に記憶されている(N−4)番目のYUVデータに基づく画像を表示する。
また、前述した調整処理Aが行なわれない場合、時刻t51において、色補間部102がN番目のYUVデータを記憶部104に記憶させる処理は終了してない。そのため、表示部105は、記憶部104に記憶されている(N−1)番目のYUVデータに基づく画像を表示する。
すなわち、前述した調整処理Aが行なわれない場合、表示部105は、(N−1)番目のYUVデータに基づく画像(フレーム)を2回表示することになる。そのため、表示部105が表示する動画像は、不自然な動画像となる。したがって、表示部105が表示している動画像を見ているユーザは、動画像の不自然さを感じる。
次に、撮影装置1000において、通常撮影モードで撮影している途中で、高速撮影モードで撮影する処理が行なわれた場合に得られる、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを連続して再生する場合において、前述した調整処理Aを行なう動画像再生装置100の処理(以下、動画像再生処理という)について説明する。この場合、通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDは、データ記憶部60に記憶される。
ここで、通常撮影符号データNSDは、300個の符号データ(通常符号データ)を含むとする。また、高速撮影符号データHSDは、3000個の符号データ(高速符号データ)を含むとする。この場合、データ記憶部60には、3300個の符号データが記憶されているとする。3300個の符号データは、順序づけられてデータ記憶部60に記憶されている。この場合、1〜300番目の符号データは、通常符号データである。301〜3300番目の符号データは、高速符号データである。
図7Bは、調整処理Aが行なわれる場合において、通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。図7Bが示す複数の六角形は、図7Aが示す複数の六角形と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図8は、動画像再生処理のフローチャートである。図8において、ステップS211では、初期計算処理が行なわれる。初期計算処理では、前述した、図4のステップS111〜S116の処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
この処理により、算出された調整フレーム数E、調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENは、一例として、それぞれ、“3”、“N−3”および“N−1”であるとする。
前述したように、調整開始フレーム計算部1032は、算出した調整開始フレーム番号SN(“N−3”)および調整終了フレーム番号EN(“N−1”)を、カウント比較部1034に通知する。なお、前述したように、復号データカウント部1033は、カウンタDKの値を、カウント比較部1034へ通知する。
ステップS212では、カウント比較部1034が、現時点が、調整開始指示の送信タイミングであるか否かを判定する。調整開始指示の送信タイミングは、最新のカウンタDKの値が、調整開始フレーム番号SN(例えば、“298”)より1小さい値(たとえば、“297”)となったときである。
ステップS212において、YESならば、処理は、後述するステップS221に移行する。一方、ステップS212において、NOならば、処理はステップS213に移行する。ここでは、現時点が、調整開始指示の送信タイミングでないとして、処理はステップS213に移行する。
ステップS213では、復号処理が行なわれる。復号処理では、まず、復号開始タイミング調整部1035が、復号開始信号DSSを、動画像復号部101へ送信する。動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信すると、Q(自然数)番目の符号データを、データ記憶部60から読み出すことにより取得する。なお、Qの初期値は“1”である。
そして、動画像復号部101は、Q番目の符号データに対し、復号処理を行なうと同時に、復号処理により得られたデータがYUVデータである場合、当該YUVデータを記憶部104に記憶させる処理を行なう。
なお、復号処理により得られたデータが、RAWデータである場合、動画像復号部101は、得られたRAWデータを色補間部102へ送信する。色補間部102は、受信したRAWデータに対し、色補間処理を行なう。なお、図7Bの例では、図7Aと同様に、色補間部102が、高速符号データが所定部分以上復号された時点から、復号されたデータ(RAWデータ)に対し、色補間処理を行なう例を示している。
また、色補間部102は、色補間処理を行なう対象となるデータ(RAWデータ)に対しては、色補間処理と同時に、色補間処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理を行なう。したがって、RAWデータに対する色補間処理が終了すると同時に、色補間部102が色補間処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理は終了する。
また、動画像復号部101は、Q番目の符号データの復号処理を開始するとともに、前述した復号開始通知信号DSNSを、復号制御部103へ送信する。そして、動画像復号部101は、Qの値を“1”インクリメントする。
復号制御部103内の復号データカウント部1033は、前述したように、復号開始通知信号DSNSを受信する毎に、カウンタDKの値を“1”インクリメントする。復号データカウント部1033は、カウンタDKの値を変更する毎に、変更後のカウンタDKの値を、カウント比較部1034に通知する。
ステップS214では、表示処理が行なわれる。表示処理では、表示部105が、前述したように、表示更新信号Vsyncにおける前述した立ち上がり箇所のタイミングにおいて、既に記憶部104に記憶されているYUVデータに基づく画像を表示する。
ステップS215では、復号制御部103が、次の符号データがあるか否かを判定する。具体的には、復号制御部103が、データ記憶部60に記憶されている撮影設定データSHDが示す再生情報、フレーム情報等を参照して、次に復号すべき符号データがあるか否かを判定する。ステップS215において、YESならば、再度、ステップS212の処理が行なわれる。一方、ステップS215において、NOならば、この動画像再生処理は終了する。ここでは、次の符号データがあるとして、再度、ステップS212の処理が行なわれる。
そして、ステップS213,S214,S215の処理が複数回繰り返された後、最新のカウンタDKの値が、調整開始フレーム番号SNより1小さい値になったとする。この場合、ステップS212でYESと判定され、処理はステップS221に移行する。
ステップS221では、カウント比較部1034が、調整開始指示を、復号開始タイミング調整部1035へ送信する。前述したように、調整開始指示は、調整開始フレーム番号SN〜調整終了フレーム番号EN番目の符号データの各々の復号開始タイミングを、調整可能時間Dだけ早くするための指示である。
復号開始タイミング調整部1035は、調整開始指示を受信すると、前述した調整処理Aを行なう。
ステップS222では、前述した送信調整処理が行なわれる。前述したように、送信調整処理は、復号開始タイミング調整部1035が、1つ前の復号開始信号DSSを、動画像復号部101へ送信してから、(表示更新時間C−調整可能時間D)の式により算出される時間経過した時点で、復号開始信号DSSを、動画像復号部101へ送信する処理である。送信調整処理が行なわれる毎に、復号開始タイミング調整部1035が、復号開始信号DSSを動画像復号部101へ送信するタイミングは、調整可能時間Dずつ早くなる。
動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信すると、以下の復号処理Aを行なう。
ステップS223では、復号処理Aが行なわれる。復号処理Aでは、動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信すると、Q番目の符号データを、データ記憶部60から読み出すことにより取得する。
そして、動画像復号部101は、Q番目の符号データに対し、復号処理を行なうと同時に、復号処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理を行なう。
また、動画像復号部101は、Q番目の符号データの復号処理を開始するとともに、前述した復号開始通知信号DSNSを、復号制御部103へ送信する。そして、動画像復号部101は、Qの値を“1”インクリメントする。
なお、初めて、復号処理Aが行なわれる場合、取得されるQ番目の符号データは、調整開始フレーム番号SN(“N−3”)番目の符号データである。この場合、(N−3)番目の符号データは、図7Bに示されるように、所定タイミング(時刻t1)より調整可能時間Dだけ早いタイミングで、動画像復号部101により復号が開始される。なお、図7Bに示される各データの処理の説明は、図7Aの説明と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS224では、ステップS214の処理と同様に表示処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS225では、調整を終了するか否かが判定される。具体的には、復号開始タイミング調整部1035が、調整開始指示を受信した後、復号開始信号DSSを、(調整終了フレーム番号EN−調整開始フレーム番号SN+1)の式により算出される個数(例えば、3個)送信したか否かが判定される。ステップS225において、YESならば、再度、ステップS215の処理が行なわれる。一方、ステップS225において、NOならば、再度、ステップS222の処理が行なわれる。
ここでは、NOと判定され、再度、ステップS222の処理が行なわれるとする。そして、ステップS222〜S224の処理が3回繰り返されたとする。
この場合、図7Bに示されるように、調整終了フレーム番号EN(“N−1”)番目の符号データは、所定タイミング(時刻t4)より(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングで、動画像復号部101により復号が開始される。また、この場合、ステップS225でYESと判定され、再度、ステップS215の処理が行なわれる。
以上説明した動画像再生処理が行なわれることにより、図7Bに示されるように、動画像復号部101により、複数の高速符号データ(N,N+1,N+2番目の高速符号データ)の各々の復号が開始されるタイミングが、所定タイミング(時刻t4,t5,t6等)より(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングとなる。この場合、高速符号データの復号により得られるデータ(RAWデータ)に対し、色補間処理を開始するタイミングが、所定タイミングより、(3×調整可能時間D)の式により算出される時間だけ早いタイミングとなる。
この場合、(3×調整可能時間D)の式により算出される時間は、複数の通常符号データおよび高速符号データの各々から取得される画像を、表示部105がシームレスに連続して表示するのに必要な時間(以下、表示必要時間という)である。
その結果、時刻t51において、色補間部102がN番目のYUVデータを記憶部104に記憶させる処理は終了している。そのため、表示部105は、記憶部104に記憶されているN番目のYUVデータに基づく画像を表示する。したがって、図7Aのように、(N−1)番目のYUVデータに基づく画像が、2回表示されることを防止することができる。
すなわち、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを連続して再生する場合において、時間的連続性を保ちつつ、N番目のYUVデータに基づく画像を表示することができる。
すなわち、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。すなわち、異なる2種類の符号データに基づく動画像を、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。そのため、異なる2種類の符号データに基づく動画像を再生する場合において、動画像を視るユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、図7Bに示されるように、色補間部102が、高速符号データが所定部分以上復号された時点から、復号されたデータ(RAWデータ)に対し、色補間処理を行なっている。しかしながら、本発明は、この処理に限定されることなく、高速符号データの復号が終了した時点から、色補間部102が、復号により得られたデータ(RAWデータ)に対し色補間処理を行なってもよい。
たとえば、(3×調整可能時間D)の式により算出される時間が、変換時間B以上である場合、色補間部102は、高速符号データの復号が終了した時点から、復号により得られたデータ(RAWデータ)に対し色補間処理を行なえばよい。
この場合においても、動画像復号部101により、複数の高速符号データの各々の復号が開始されるタイミングは、所定タイミングより変換時間Bだけ早いタイミングとなる。この場合、変換時間Bは、複数の通常符号データおよび高速符号データの各々から取得される画像を、表示部105がシームレスに連続して表示するのに必要な時間である。この場合においても、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。
<第1の実施の形態の変形例>
第1の実施の形態では、復号のタイミングを早くする符号データは、通常符号データのみであった。本実施の形態の変形例では、複数の高速符号データのうち、1番目の高速符号データも、復号のタイミングを早くする符号データの対象とする場合の処理(以下、動画像再生処理Aという)について説明する。
図9は、本実施の形態の変形例において、復号制御部103が行なう処理のフローチャートである。図9において、図4のステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS116Aでは、復号制御部103が、調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENを算出する。
調整開始フレーム番号SNは、(通常撮影フレーム数NFN−調整フレーム数E+2)の式により算出される。また、調整終了フレーム番号ENは、(通常撮影フレーム数NFN+1)の式により算出される。なお、通常撮影フレーム数NFNは、ステップS116の処理と同様に、(通常撮影再生時間/撮影フレームレート)の式により算出される。
図10は、動画像再生処理Aのフローチャートである。図10において、図8のステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS211Aでは、初期計算処理Aが行なわれる。初期計算処理Aでは、図9のステップS111〜S116Aの処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
この処理により、算出された調整フレーム数E、調整開始フレーム番号SNおよび調整終了フレーム番号ENは、一例として、それぞれ、“3”、“N−2”および“N”であるとする。
ステップS223Aでは、復号処理ANが行なわれる。復号処理ANでは、動画像復号部101は、復号開始信号DSSを受信すると、Q番目の符号データを、データ記憶部60から読み出すことにより取得する。
そして、動画像復号部101は、Q番目の符号データに対し、復号処理を行なうと同時に、復号処理により得られたデータがYUVデータである場合、当該YUVデータを記憶部104に記憶させる処理を行なう。
なお、復号処理により得られたデータが、RAWデータである場合、動画像復号部101は、得られたRAWデータを色補間部102へ送信する。色補間部102は、受信したRAWデータに対し、色補間処理を行なう。色補間部102は、色補間処理を行なう対象となるデータ(RAWデータ)に対しては、色補間処理と同時に、色補間処理により得られたデータ(YUVデータ)を記憶部104に記憶させる処理を行なう。
また、動画像復号部101は、Q番目の符号データの復号処理を開始するとともに、前述した復号開始通知信号DSNSを、復号制御部103へ送信する。そして、動画像復号部101は、Qの値を“1”インクリメントする。
ステップS211A,S223A以外の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図11は、本実施の形態の変形例において、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDが連続して再生される場合のタイミングチャートを示す。図11が示す複数の六角形は、図7Aが示す複数の六角形と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図11において、文字列「動画像復号部」に対応する複数の六角形は、符号データを示す。(N−3)〜(N−1)番目の符号データは、通常符号データである。N〜(N+1)番目の符号データは、高速符号データである。すなわち、図10の動画像再生処理Aが行なわれることにより、通常符号データである(N−2)〜(N−1)番目の符号データと、高速符号データであるN番目の符号データとが、所定タイミングより、早いタイミングで、動画像復号部101により復号が開始される。
すなわち、1番目の高速符号データも、復号のタイミングを早くする符号データとする場合であっても、第1の実施の形態と同様な効果を得られる。
すなわち、時間的に連続する通常撮影符号データNSDおよび高速撮影符号データHSDを、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。すなわち、異なる2種類の符号データに基づく動画像を、時間的連続性を保ちつつシームレスに再生する事が可能となる。そのため、異なる2種類の符号データに基づく動画像を再生する場合において、動画像を視るユーザに違和感を抱かせないようにすることができる。
図12Aは、デジタルスチルカメラとしての撮影装置1000の概観図である。図12Bは、デジタルビデオカメラとしての撮影装置1000の概観図である。
(その他)
本発明は、処理対象となる複数の符号データのうち、一部の符号データの復号のタイミングを早める処理について説明した。しかしながら、これに限定されず、処理対象となる複数の符号データ全てを、所定のタイミングより、前述した表示必要時間(例えば、(3×調整可能時間D))だけ早いタイミングで復号を開始してもよい。この場合においても、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
なお、本発明は、図4、図8、図9、図10のフローチャートに示される各ステップを、コンピュータに実行させるプログラムとしても実現することもできる。また、本発明は、当該プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体、集積回路としても実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる動画像再生装置の技術により、撮影モードを、通常撮影モードから高速撮影モードに切り替えて記録した符号データを、時間的連続性を確保したままシームレスに再生できる。そのため、高速度撮影技術を使用したデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラで撮影を行なう場合、本発明は適用が可能である。

Claims (7)

  1. 撮像素子から得られた複数のRAWデータをそれぞれ色補間することにより得られる複数のYUVデータをそれぞれ符号化した複数の第1符号データと、複数のRAWデータをそれぞれ符号化した複数の第2符号データとを使用して、動画像を再生する動画像再生装置であって、
    前記複数の第1符号データを復号した後、前記複数の第2符号データを復号する復号部と、
    データを記憶するための記憶部と、
    RAWデータをYUVデータへ変換する色補間部と、
    画像を所定時間毎に更新表示する表示部と、
    前記復号部が復号を開始するタイミングを制御する制御部とを備え、
    前記複数の第1符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記複数の第2符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記制御部は、前記複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、前記表示部がシームレスに連続して表示するのに必要な時間である表示必要時間分だけ、前記復号部が1番目の前記第2符号データの復号を開始するタイミングが予め設定されている所定タイミングより早くなるように、前記複数の第1符号データのうちの一部を、予め設定されている所定タイミングより早いタイミングで前記復号部に復号を開始させるように前記復号部を制御し、
    前記復号部は、前記制御部による制御に従って、前記複数の第1符号データを順次復号するとともに、復号により得られた複数のYUVデータを、復号した順に前記記憶部に記憶させ、かつ、前記複数の第2符号データを順次復号し、
    前記色補間部は、前記複数の第2符号データが順次復号されることにより得られる前記複数のRAWデータをそれぞれ複数のYUVデータへ変換するとともに、該複数のYUVデータを、変換された順に、前記記憶部に記憶させ、
    前記表示部は、前記記憶部に記憶された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが前記記憶部に記憶された順で表示する、
    動画像再生装置。
  2. 前記複数の第1符号データは、予め順序づけられたN(自然数)個の符号データであり、
    前記複数の第1符号データのうちの一部は、N番目の前記第1符号データを含む連続する複数の前記第1符号データである、
    請求項1に記載の動画像再生装置。
  3. 前記制御部は、前記表示必要時間分だけ、前記復号部が前記1番目の第2符号データの復号を開始するタイミングが早くなるように、さらに、前記1番目の第2符号データを、予め設定されている所定タイミングより早いタイミングで前記復号部に復号を開始させるように前記復号部を制御する、
    請求項2に記載の動画像再生装置。
  4. 前記複数の第1符号データは、予め順序づけられたN(自然数)個の符号データであり、
    前記制御部は、前記表示部が表示する画像を更新するのに必要な表示更新時間と、前記復号部が前記第1符号データを復号するのに必要な時間である復号時間とに基づいて、前記複数の第1符号データのうちの一部である1以上の前記第1符号データの各々を、対応する所定タイミングより早いタイミングで前記復号部に復号を開始させるための調整可能時間を算出し、かつ、前記色補間部がRAWデータをYUVデータへ変換するのに必要な時間である変換時間と、算出した前記調整可能時間とに基づいて、復号のタイミングを早める対象となる前記第1符号データの個数K(自然数)を算出し、
    前記制御部は、前記複数の第1符号データのうち、N番目の前記第1符号データを含む連続するK個の前記第1符号データの各々を、対応する所定タイミングより早いタイミングで前記復号部に復号を開始させるように前記復号部を制御する、
    請求項1に記載の動画像再生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の動画像再生装置と、
    撮像素子から得られた複数のRAWデータをそれぞれ色補間することにより得られる複数のYUVデータをそれぞれ符号化した複数の第1符号データと、複数のRAWデータをそれぞれ符号化した複数の第2符号データとを記憶するデータ記憶部とを含む、
    デジタルカメラ。
  6. メモリと接続され、撮像素子から得られた複数のRAWデータをそれぞれ色補間することにより得られる複数のYUVデータをそれぞれ符号化した複数の第1符号データと、複数のRAWデータをそれぞれ符号化した複数の第2符号データとを使用して、動画像を表示装置に表示させる半導体集積回路であって、
    前記複数の第1符号データを復号した後、前記複数の第2符号データを復号する復号回路と、
    RAWデータをYUVデータへ変換する色補間回路と、
    前記復号回路が復号を開始するタイミングを制御する制御回路とを備え、
    前記複数の第1符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記複数の第2符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記制御回路は、前記複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、前記表示装置がシームレスに連続して表示するのに必要な時間である表示必要時間分だけ、前記復号回路が1番目の前記第2符号データの復号を開始するタイミングが予め設定されている所定タイミングより早くなるように、前記複数の第1符号データのうちの一部を、予め設定されている所定タイミングより早いタイミングで前記復号回路に復号を開始させるように前記復号回路を制御し、
    前記復号回路は、前記制御回路による制御に従って、前記複数の第1符号データを順次復号するとともに、復号により得られた複数のYUVデータを、復号した順に前記メモリに記憶させ、かつ、前記複数の第2符号データを順次復号し、
    前記色補間回路は、前記複数の第2符号データが順次復号されることにより得られる前記複数のRAWデータをそれぞれ複数のYUVデータへ変換するとともに、該複数のYUVデータを、変換された順に、前記メモリに記憶させ、
    前記半導体集積回路は、前記メモリに記憶された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが前記メモリに記憶された順で前記表示装置に表示させる、半導体集積回路。
  7. データを復号する復号部を備え、かつ、メモリと接続され、撮像素子から得られた複数のRAWデータをそれぞれ色補間することにより得られる複数のYUVデータをそれぞれ符号化した複数の第1符号データと、複数のRAWデータをそれぞれ符号化した複数の第2符号データとを使用して、動画像を表示装置に表示させる動画像再生装置が行なう動画像再生方法であって、
    前記復号部が、前記複数の第1符号データを復号した後、前記複数の第2符号データを復号する復号ステップと、
    RAWデータをYUVデータへ変換する色補間ステップと、
    前記復号部が復号を開始するタイミングを制御する制御ステップとを備え、
    前記複数の第1符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記複数の第2符号データの各々は、復号が開始されるタイミングが予め設定されており、
    前記制御ステップは、前記複数の第1符号データおよび第2符号データの各々から取得される画像を、前記表示装置がシームレスに連続して表示するのに必要な時間である表示必要時間分だけ、前記復号部が1番目の前記第2符号データの復号を開始するタイミングが予め設定されている所定タイミングより早くなるように、前記複数の第1符号データのうちの一部を、予め設定されている所定タイミングより早いタイミングで前記復号部に復号を開始させるように前記復号部を制御し、
    前記復号部は、前記制御ステップによる制御に従って、前記複数の第1符号データを順次復号するとともに、復号により得られた複数のYUVデータを、復号した順に前記メモリに記憶させ、かつ、前記複数の第2符号データを順次復号し、
    前記色補間ステップは、前記複数の第2符号データが順次復号されることにより得られる前記複数のRAWデータをそれぞれ複数のYUVデータへ変換するとともに、該複数のYUVデータを、変換された順に、前記メモリに記憶させ、
    前記動画像再生方法は、さらに、
    前記メモリに記憶された複数のYUVデータの各々に基づく画像を、対応するYUVデータが前記メモリに記憶された順で前記表示装置表示させる表示ステップを備える、
    動画像再生方法。
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