JPWO2009057226A1 - 信号処理装置及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

単位通信期間を割付し、かつ各々の通信装置が受信信号を基にフレームの通信終了を認識して次のフレームに係る通信動作を開始するフレーム通信に係る信号処理装置であって、フレームの通信が行われている期間であることを検出する期間検出部と、受信信号からフレームの通信終了と認識される第1の信号パターンを検出するパターン検出部と、受信信号を接続された制御装置に出力する出力処理部とを備え、フレームの通信が行われている期間中に第1の信号パターンが検出された場合に、そのフレームの通信が行われている期間が終了するまで次のフレームに係る通信動作の開始を抑止するよう制御装置に指示するようにして、同時に複数の通信装置からフレームが送信されることを防止し、次のフレームの通信動作を正常に行うことができるようにする。

Description

本発明は、信号処理装置及び通信装置に関し、特に、ノイズに起因する誤動作の防止技術に関する。
自動車内の各モジュールの電子化及び多機能化に伴い、車内の制御系の電子化が進行しつつある。自動車制御系に関わるネットワークの通信方式としては、CAN等の通信プロトコルを用いたものがあるが、耐故障性や伝送レートの増加などによりFlaxRayプロトコル通信が注目されている。
FlaxRayプロトコルは、時分割多重方式(TDMA方式)の通信である。FlaxRayプロトコルでは、定期的にデータ転送を行う定期的なデータ通信、及びCANのような必要な時に通信を行う非定期的なデータ通信の両方がサポートされており、柔軟かつ効率的に通信網を利用することが可能となっている。また、FlaxRayプロトコルでは、信号ライン(通信チャネル)の二重化(冗長構成)などもサポートされており、耐故障性を向上させている。
FlaxRayプロトコルでは、図14に示すようにコミュニケーションサイクルCM_CYCの周期で通信状態が繰り返されている。コミュニケーションサイクルCM_CYCは、スタティックセグメントST_SEG、ダイナミックセグメントDY_SEG、シンボルウィンドーSW、及びネットワークアイドルタイムNITからなる。
スタティックセグメントST_SEGは、静的な時分割多重方式によりフレーム通信を行っている期間である。上述した定期的なデータ通信は、スタティックセグメントST_SEGにて行われる。スタティックセグメントST_SEGにおいて、各ノードは、割り振られたスタティックスロットSTSにて通信フレーム(スタティックフレーム)を送信する。スタティックスロットSTSは、スタティックフレームを送出する期間であり、各スロット期間は固定である。また、スタティックフレームのフレーム長は固定長である。スタティックフレームには、コミュニケーションサイクルCM_CYCの同期をとるための同期フレームが含まれる。
ダイナミックセグメントDY_SEGは、ミニスロットMSを単位とした動的な割付によりフレーム通信を行っている期間である。上述した非定期的なデータ通信は、ダイナミックセグメントDY_SEGにて行われる。図14に示すように、ダイナミックセグメントDY_SEGにおいては、スロットカウンタの値に対応したIDを持つ通信フレーム(ダイナミックフレーム)に送信する権利が与えられる。そして、フレームの送信が終了すると、スロットカウンタの加算が行われ、その値に対応したIDを持つフレームに送信する権利が移る。スロットカウンタの値に対応したIDを持つフレームがない場合には、図示のようにミニスロットMSのタイミングでスロットカウンタが加算され、フレームを送信する権利が次のIDを持つフレームに移動する。
スロットカウンタは、コミュニケーションサイクル期間内の通信の調停(スケジュール)に使用されるカウンタであり、各ノードがスロットカウンタをそれぞれ備えている。各ノードは、コミュニケーションサイクルの先頭でスロットカウンタの同期を行い、その後、自ノードのクロックを用いてスロットカウンタを加算していく。このようにして、各ノード間でのスロットカウンタの同期を実現している。また、IDはフレームの識別子であり、ネットワーク内ではすべてのフレームは固有のIDが割り振られている。各ノードが送出するフレームIDも固有である。
シンボルウィンドーSWは、保守的な用途で使用される期間であり、ネットワークアイドルタイムNITは、コミュニケーションサイクルに係る周期を調整するための期間である。
図15は、ダイナミックフレームに係る送出タイミングを示す図である。
図15において、TSS(transmission start
sequence)はフレーム送信開始の信号パターンであり、3〜15ビットのローレベル(“L”)パターンである。FSS(frame start sequence)はフレーム開始の信号パターンであり、1ビットのハイレベル(“H”)である。BSS(byte start sequence)はデータ(8ビット)開始の信号パターンであり、2ビットの“HL”パターンである。FES(frame end sequence)はフレーム終了の信号パターンであり、2ビットの“LH”パターンである。DTS(dynamic trailing sequence)はフレーム送信終了の信号パターンであり、1ビット以上の“L”パターンである。DTSは、FESの後から、次のミニスロットMSのミニスロットアクションポイントMAPまで継続される。
上述したようにダイナミックセグメントでは、ミニスロットMSを単位とした動的な割付によりフレーム通信を行っており、ダイナミックフレームに関係するタイミングは、ミニスロットMSの単位で設定している。しかし、FlexRayプロトコルでは、各ノードが自身のクロックで動作していることを考慮し、ミニスロットMSの変化点近傍での通信イベントは行わないようにしている。そのため、ミニスロットMSの変化点からオフセット時間OFSが経過したミニスロットアクションポイントMAPで通信イベントを行う。
ここで、通信イベントとは、フレーム送信開始及びフレーム送信終了である。ダイナミックフレームの送信終了の時間は、送信するデータ量に応じて変わるので、DTSにより次のミニスロットMSにおけるミニスロットアクションポイントMAPまでを“L”とすることで、各ノードのスロットカウンタが同じく変化するようにしている。
ダイナミックセグメントにおいては、通信中のフレームの通信終了を認識することで、次のノードがダイナミックフレームの送信を開始する。正常なダイナミックフレームにおいて、9ビット(データ及びそれに続いたBSSの1ビット目)以上の“H”が出力されることはないため、通信中のフレームの通信終了は、“H”の期間が11ビット以上連続して発生することで認識される。すなわち、11ビット以上の連続した“H”を検出したときには通信が終了している。
例えば、図16に示すように、送信側であるノードAがスロットカウンタの値mに対応したダイナミックフレーム(ID=m)の送信を終了すると(P31)、ノードAは回線をハイインピーダンスに固定する。このとき、受信側であるノードBでは“H”として認識する。
そして、“H”が11ビット連続して検出されると、ノードA,Bはアイドル(IDLE)状態に遷移する(P32)。なお、この検出は各ノードが独立して行う。IDLE状態では、フレーム受信待ちし、“L”パターンを認識したところでフレーム受信開始としている。
このIDLE状態中にミニスロットMSに相当する時間が経過すると、各ノードは、ミニスロットMSの変化点にてスロットカウンタの値を1だけインクリメントする(P33A、P33B)。これにより、スロットカウンタの値(m+1)に対応したダイナミックフレーム(ID=m+1)に送信する許可が与えられ、ノードBがダイナミックフレーム(ID=m+1)の送信を開始する(P34)。
ここで、図17に示すように、送信側であるノードAがスロットカウンタの値mに対応したダイナミックフレーム(ID=m)を送信しているときに、受信側であるノードB,C,Dにて11ビット以上の“H”が連続して検出されるようなノイズが混入したとする(SN)。なお、図17において、TXは送信信号、RXは受信信号を示す。
この場合、ノードB,C,Dは、ノードAがフレームを送信中であるにもかかわらず、“H”を11ビット連続して検出したことにより、IDLE状態に遷移する(P41)。したがって、ノードB,C,Dは、ノードAが送信中のフレームの受信を終了し、フレーム受信待ちとなる。
一方、ノードAは、送信中のフレームを送信し続け最後まで送信する。そのため、ノードB,C,Dは、ノードAから送信されたフレーム中の“L”パターンを検出し、次のフレームが受信されたと誤認識してしまう(P42)。そして、誤認識したフレーム先頭部分からフレームエラー(デコードエラー)となり、ノードB,C,DはIDLE待ち状態に遷移する。IDLE待ち状態では、フレーム受信開始の検出動作は行われない。
フレーム受信開始の検出動作は、IDLE状態になると再開されるが、ノードAがフレームの残りのデータを送出しているため、11ビット連続した“H”が検出されず、IDLE待ち状態を維持する。IDLE待ち状態ではスロットカウンタが自走しており、ミニスロットMSの変化点(P43)にて、ノードB,C,Dは、スロットカウンタの値を1だけインクリメントする。これにより、スロットカウンタの値(m+1)に対応したダイナミックフレーム(ID=m+1)に送信する許可が与えられ、ノードBがダイナミックフレーム(ID=m+1)の送信を開始する(P44)。
同様にして、ミニスロットMSの変化点にてスロットカウンタの値が1ずつインクリメントされ、ノードCがダイナミックフレーム(ID=m+2)の送信を開始し(P45)、ノードDがダイナミックフレーム(ID=m+3)の送信を開始する(P46)。
このような状態のとき(例えば、図17に示す期間P47中)、ネットワーク上では同時に複数のノードからダイナミックフレームが送信されていることになり、フレームが衝突し送信波形が破壊される。
この現象が発生してしまうと、次のコミュニケーションサイクルの先頭でタイミングの更新(スロットカウンタの同期)が行われるまで、各ノードがそれぞれ誤ったタイミングでフレームの送受信を行おうとする。つまり、送信側のノードからのダイナミックフレームの送信中に、ノイズの混入などにより受信側のノードにて11ビット以上の“H”が連続して検出されると、次のコミュニケーションサイクルが開始されるまで正常な通信を行えなくなってしまうという問題があった。
下記特許文献1は、Home PNAプロトコルを用いたホームネットワークシステムにおけるタイムスロット発生装置及びその方法について記載されており、搬送波感知信号CSを用いたタイムスロットの生成技術が開示されている。具体的には、搬送波感知信号CSにおけるエラーの有無を判断し、これによりタイムスロット生成を制御することが開示されている。
下記特許文献2は、フレーム同期装置及びそれを実装した光送受信器について記載されている。特許文献2には、定期的な受信周期とは異なるタイミングでフレームを受信した場合に、そのフレームで同期をとるのか、以前の受信タイミングで同期をとるのかを決定するようにしてフレーム同期装置の誤同期を防止することが開示されている。
特開2003−318911号公報 特開2003−409299号公報
本発明は、通信中のフレームにてノイズの混入などにより異常な受信信号を検出しても、次のフレームの通信動作を正常に行えるようにすることを目的とする。
本発明の信号処理装置は、フレームの通信が行われている期間であることを検出する期間検出部と、受信信号からフレームの通信終了と認識される第1の信号パターンを検出するパターン検出部と、受信信号を接続された制御装置に出力する出力処理部とを備える。出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が行われている期間が終了するまで次のフレームに係る通信動作の開始を抑止するよう制御装置に指示する。
本発明によれば、通信中のフレームの受信信号からフレームの通信終了と認識される信号パターンが検出されても、当該フレームの通信が行われている期間が終了するまでは次のフレームの通信動作の開始が抑止されるので、同時に複数の通信装置からフレームが送信されることを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態における通信システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態における信号処理部の構成例を示す図である。 図3は、図2に示した信号処理部の動作を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態における信号処理部の回路構成の一例を示す図である。 図5は、図4に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。 図6は、図4に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。 図7は、第1の実施形態における信号処理部の回路構成の他の例を示す図である。 図8は、第2の実施形態における信号処理部の構成例を示す図である。 図9は、図8に示した信号処理部の動作を説明するための図である。 図10は、第2の実施形態における信号処理部の回路構成の一例を示す図である。 図11は、図10に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。 図12は、図10に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。 図13は、第2の実施形態における信号処理部の回路構成の他の例を示す図である。 図14は、FlaxRayプロトコル通信を説明するための図である。 図15は、ダイナミックフレームに係る送出タイミングを示す図である。 図16は、ダイナミックセグメントにおける通信処理(正常時)を示す図である。 図17は、ダイナミックセグメントにおける通信処理(通信中に11ビット以上の“H”を検出した場合)を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下では、FlexRayプロトコル通信に適用した場合を一例として説明する。FlexRayプロトコルは、上述したように時分割多重方式(TDMA方式)の通信であって、スタティックスロットを用いて定期的にデータ転送を行う定期的なデータ通信、及びミニスロットを単位として動的に割付し必要な時に通信を行う非定期的なデータ通信の両方がサポートされている。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、ある単位通信期間を割付してフレーム通信を行い、かつ通信装置の各々が受信信号を基にフレームの通信終了を認識して次のフレームに係る通信動作を開始する通信方式に適用可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における通信システムの構成例を示す図である。
本実施形態における通信システム(FlexRayネットワークシステム)は、バス1に対して複数のノード2が通信可能に接続されている。なお、図1においては、ノードA(2A)、ノードB(2B)、ノードC(2C)、及びノードD(2D)の4つのノードを一例として示しているが、接続されるノード数は任意である。また、トポロジについても、バス型のネットワークに限らず、スター型のネットワークであっても良いし、それらを組み合わせても良い。
各ノード2A〜2Dは、それぞれバスドライバ(BD)3、コミュニケーションコントローラ(CC)4、及び信号処理部5を有する。
バスドライバ3は、バス1を介して他のノードとの間で信号を送受信する。バスドライバ3は、例えば、FlexRayアナログ信号をデジタル信号に変換する。コミュニケーションコントローラ4は、FlexRayの通信プロトコルに係る制御を行う。すなわち、コミュニケーションコントローラ4は、バスドライバ3によって他のノードとの間で送受信される信号に係る制御を行う。
信号処理部5は、バスドライバ3とコミュニケーションコントローラ4との間に設けられる。信号処理部5は、バスドライバ3で受信された他のノードからの信号(受信信号)が入力され、受信信号に適宜処理を施してコミュニケーションコントローラ4に出力する。なお、信号処理部5は、ダイナミックセグメントにおいて通信されるフレーム(ダイナミックフレーム)に対して処理を施すものとする。
図2は、第1の実施形態における信号処理部5Aの構成例を示すブロック図である。
上述したようにFlexRayプロトコルでは、“H”の期間が11ビット以上連続して発生することでダイナミックフレームの通信終了が認識され、次のダイナミックフレームに係る通信動作が開始される。ダイナミックフレームの通信中に、受信側のノードにおいてノイズの混入などにより11ビット以上連続した“H”が発生すると、そのノードのコミュニケーションコントローラ4は、通信中のダイナミックフレームの通信が終了したと判断して、次のダイナミックフレームに係る通信動作を開始する(次のフレーム待ちとなる)。
このような判断による動作が次以降のダイナミックフレームの送信タイミングに影響を及ぼすため、第1の実施形態における信号処理部5Aは、ダイナミックフレームの通信中に11ビット以上連続した“H”を検出した場合には、11ビット以上の“H”をすべてなくすように受信信号を“L”にマスクしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。これにより、通信中(受信中)のダイナミックフレームについてはエラーとなるが、次以降のダイナミックフレームの送信タイミングがずれることを回避でき、次のダイナミックフレームの通信動作を正常に行うことができる。
第1の実施形態における信号処理部5Aは、パターン検出部10A、送信期間検出部20、マスク信号生成部30、及びマスク処理部40を有し、コミュニケーションコントローラ4からの動作クロックCLKで動作する。
パターン検出部10Aは、バスドライバ3で受信された受信信号RXDからダイナミックフレームの通信終了であると認識される第1の信号パターン(11ビット連続した“H”の信号パターン)を検出する。パターン検出部10Aは、シフトレジスタ11及びパターン判定部12を有する。
シフトレジスタ11は、本実施形態においては所定のサンプリング周期で動作する10ビットのシフトレジスタであり、入力される受信信号RXDをサンプリングするとともにサンプリングした信号に係るシフト動作を行う。また、シフトレジスタ11は、保持しているすべての信号をパターン判定部12に出力する。パターン判定部12は、受信信号RXD及びシフトレジスタ11の出力に基づいて、受信信号RXDの信号パターンが第1の信号パターンであるか否かを判定する。パターン判定部12は、判定結果を信号SAとして出力する。
送信期間検出部20は、ダイナミックフレームの通信が行われている期間であることを検出する。言い換えれば、送信期間検出部20は、通信中のダイナミックフレームの通信が正常に行われた場合の終了を検出する。送信期間検出部20は、フレーム送信期間カウンタ、フレーム長データベース22、送信期間判定部23、及びID遷移検出部24を有する。
フレーム送信期間カウンタ21は、通信プロトコルに従って、ダイナミックフレームの開始からの受信データ量をカウントする。送信期間判定部23は、フレーム送信期間カウンタ21からの出力(ダイナミックフレームの開始からの受信データ量)とフレーム長データベース22から供給される当該ダイナミックフレームのフレーム長とを比較し、ダイナミックフレームの通信が行われている期間であるか否かを判定する。送信期間判定部23は、判定結果を信号SBとして出力する。
フレーム長データベース22には、予め設定されるダイナミックフレームのフレーム長(BSSのビット長も含む)がフレーム毎に記憶されている。フレーム長データベース22は、コミュニケーションコントローラ4からのフレームID(FID)に対応したダイナミックフレームのフレーム長を送信期間判定部23に出力する。ここで、ダイナミックフレームのフレーム長は、仕様では任意であるが、システム設計等の際にシステム構成等に応じて決まるため、フレーム長データベース22にフレーム長を予め格納しておくことは可能である。また、フレーム長データベース22を書き換え可能とすることで、システム構成やシステム仕様に応じて適切なフレーム長を設定することができる。
ID遷移検出部24は、コミュニケーションコントローラ4からのフレームID(FID)の遷移を検出する。フレーム送信期間カウンタ21は、ID遷移検出部24がフレームID(FID)の遷移を検出することによってカウンタ値が初期化される。
マスク信号生成部30は、パターン検出部10Aからの信号SA及び送信期間検出部20からの信号SBに基づいてマスク信号MSKを生成し出力する。具体的には、マスク信号生成部30は、信号SAにより受信信号RXDの信号パターンが第1の信号パターンであることが示され、かつ信号SBによりダイナミックフレームの通信が行われている期間であることが示された場合に、第1の信号パターンにおける11ビット目からをマスクするようにマスク信号MSKを出力する。
マスク処理部40は、マスク信号生成部30からのマスク信号MSKに応じて、バスドライバ3からの受信信号RXDにマスク処理を施し、受信信号RXCとしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。詳細には、マスク処理部40は、マスク信号生成部30からマスク信号MSKが出力されている期間において受信信号RXDをマスクして受信信号RXCとして“L”を出力し、それ以外の期間においては受信信号RXDをそのまま受信信号RXCとして出力する。
このマスク信号生成部30及びマスク処理部40が、出力処理部に相当し、ダイナミックフレームの通信が行われている期間に第1のパターンが検出された場合に、コミュニケーションコントローラ4に指示して、そのダイナミックフレームの通信終了まで次のフレームに係る通信動作の開始を抑止する。
上述にように構成することで図3に示すように、ノードAがダイナミックフレーム(ID=m)を送信しているときに、ノイズにより受信側であるノードB,C,Dにて11ビット以上連続した“H”が受信信号RXDで発生すると、その信号パターンを受信側ノードにおける信号処理部5Aのパターン検出部10Aが検出する。また、受信側ノードにおける信号処理部5Aの送信期間検出部20は、ダイナミックフレーム(ID=m)の通信が行われている期間であることを検出している。
その結果、マスク信号生成部30は、11ビット以上連続した“H”の受信信号RXDにおける11ビット目からの“H”をマスクして“L”とするようマスク信号MSKを出力する。したがって、マスク処理部40は、受信信号RXDにおける11ビット以上連続した“H”のうち、1ビット目から10ビット目までの“H”(P1からP2までの期間の“H”)をそのまま受信信号RXCとしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。また、マスク処理部40は、11ビット目からの連続したすべての“H”(P2からP3までの期間の“H”)を“L”にマスクして受信信号RXCとしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。
これにより、ダイナミックフレームの通信中に、受信側のノードにて11ビット以上連続した“H”が発生しても、コミュニケーションコントローラ4には11ビット以上連続した“H”が入力されないので通信が終了したとは判断されない。したがって、それ以降の状態遷移のタイミングにもずれが生じず、次のダイナミックフレーム(ID=m+1)の通信動作を正常に行うことができる。
図4は、第1の実施形態における信号処理部5Aの回路構成の一例を示す図である。図4において、110Aはパターン検出部、120は送信期間検出部120、130は否定論理積演算回路(NAND回路)、140は論理積演算回路(AND回路)、150はタイミング生成部、160は微分回路である。
FlexRayプロトコルでは、1ビットに対して8クロックのオーバーサンプリングを実行している。このオーバーサンプリングに用いられる動作クロックCLKを用いて、タイミング生成部150は、受信信号RXDを基にタイミング抽出を行い、各回路の動作タイミング(受信信号を認識するタイミング等)を生成している。
タイミング生成部150は、5段シフトレジスタ151、多数決回路152、微分回路153、カウンタ154、及びイネーブル信号生成回路155を有する。5段シフトレジスタ151、微分回路153、及びカウンタ154は、オーバーサンプリングに用いられる動作クロックCLKに基づいて動作する。
5段シフトレジスタ151は、受信信号RXDをオーバーサンプリングするとともに、それを順次シフトさせる。多数決回路152は、5段シフトレジスタ151からの5出力の多数決をとり、その結果を出力する。微分回路153は、多数決回路152の出力の変化点を検出して出力する。
カウンタ154は、動作クロックCLKの1周期毎に値が1ずつ変化し、1〜8までをカウントする。なお、カウンタ154は、微分回路153により多数決回路152の出力の変化点が検出された時及びオーバーフロー時には初期値に戻る。イネーブル信号生成回路155は、カウンタ154の出力に基づいて、動作タイミング信号としてのイネーブル信号ENを生成し出力する。具体的には、イネーブル信号生成回路155は、カウンタ154の出力が所定値(例えば5)の期間だけイネーブル信号ENを活性化する。
パターン検出部110Aは、図2に示したパターン検出部10Aに対応し、受信信号RXDからダイナミックフレームの通信終了であると認識される11ビット連続した“H”の第1の信号パターンを検出する。パターン検出部110Aは、マスク回路111、シフトレジスタ112、及びAND回路113を有する。
マスク回路111は、パワーオン時などの初期状態における誤動作を防止するためのものである。マスク回路111は、2つのインバータと、それぞれ1つのNAND回路、論理和演算回路(OR回路)、及びAND回路と、動作クロックCLKで動作するフリップフロップを有する。
フリップフロップの出力XQと第1のインバータにより反転された受信信号RXDとがNAND回路に入力される。第1のインバータにより反転された受信信号RXDと第2のインバータにより反転されたイネーブル信号ENとがOR回路に入力される。NAND回路の出力及びOR回路の出力がAND回路に入力され、そのAND回路の出力がフリップフロップに入力される。
マスク回路111は、上述した構成により、受信信号RXD及びイネーブル信号がともに“H”となるまでは、受信信号RXDにかかわらず“L”を出力する。そして、受信信号RXD及びイネーブル信号が一度ともに“H”となると、マスク回路111は受信信号RXDを出力する。なお、マスク回路111を設けるのが望ましいが、本実施形態における効果を得る上で必須のものではない。
シフトレジスタ112は、図2に示したシフトレジスタ11に対応する。シフトレジスタ112は、10ビットのシフトレジスタである。シフトレジスタ112は、入力される受信信号RXD(詳細にはマスク回路111の出力)をサンプリングするとともにサンプリングした信号に係るシフト動作を行う。
AND回路113は、図2に示したパターン判定部12に対応する。AND回路113は、受信信号RXD(1ビット)、及びシフトレジスタ111の出力(10ビット)が入力され、その論理積演算の結果を信号SAとして出力する。具体的には、AND回路113は、受信信号RXD及びシフトレジスタ111の出力のすべてが“H”、すなわち第1の信号パターンが検出された場合には、信号SAを“H”とし、それ以外の場合には信号SAを“L”とする。
送信期間検出部120は、図2に示した送信期間検出部20に対応し、ダイナミックフレームの通信が行われている期間であることを検出する。送信期間検出部120は、TSS検出回路121、FSS検出回路122、AND回路123、カウンタ124、送信期間判定部125、及びROM126を有する。
TSS検出回路121は、フレーム送信開始の信号パターンTSSを検出する。TSS検出回路121は、インバータ、OR回路、NAND回路、及び動作クロックCLKで動作しリセット信号RSTでリセットされるフリップフロップを有する。
受信信号RXDとインバータにより反転されたイネーブル信号ENとがOR回路に入力される。フリップフロップの出力XQとOR回路の出力とがNAND回路に入力される。NAND回路の出力が、フリップフロップに入力されるとともに、TSS検出信号TSSDとして出力される。
上述した構成により、TSS検出回路121は、リセット信号RSTが入力されたとき(フレームIDが変化したとき)、TSS検出信号TSSDを“L”とする。その後、TSS検出回路121は、受信信号RXDでのはじめの“L”、すなわちフレーム送信開始の信号パターンTSSを検出するとTSS検出信号TSSDを“H”とする。
FSS検出回路122は、フレーム開始の信号パターンFSSを検出する。FSS検出回路122は、2つのインバータと、それぞれ1つのOR回路及びNAND回路と、動作クロックCLKで動作しリセット信号RSTでリセットされるフリップフロップとを有する。
受信信号RXDとTSS検出信号TSSDとが、それぞれインバータにより反転されてOR回路に入力される。フリップフロップの出力XQとOR回路の出力とがNAND回路に入力される。NAND回路の出力が、フリップフロップに入力されるとともに、FSS検出信号FSSDとして出力される。
上述した構成により、FSS検出回路122は、フレームIDが変化したときFSS検出信号FSSDを“L”とする。その後、FSS検出回路122は、TSS検出信号TSSDが“H”の状態で受信信号RXDが“H”、すなわちフレーム送信開始の信号パターンTSSを検出するとTSS検出信号TSSDを“H”とする。
AND回路123は、FSS検出信号FSSD、イネーブル信号EN、及び制御信号XOVが入力され、その演算結果をカウンタ124に出力する。すなわち、AND回路123は、FSS検出信号FSSD及び制御信号XOVが“H”のときにイネーブル信号ENをカウンタ124に対して出力し、FSS検出信号FSSD及び制御信号XOVの少なくとも一方が“L”のときには、イネーブル信号ENにかかわらずカウンタ124に“L”を出力する。
カウンタ124は、ダイナミックフレームの開始からの受信データ量をカウントする。カウンタ124は、FSS検出信号FSSD及び制御信号XOVが“H”であるときのAND回路123からの“H”出力(イネーブル信号EN相当)を基に、受信信号RXDからサンプリングされたデータ量をカウントする。カウンタ124は、リセット信号RSTで初期化される。
TSS検出回路121、FSS検出回路122、AND回路123、及びカウンタ124により、図2に示したフレーム送信期間カウンタ21が構成される。
送信期間判定部125は、図2に示した送信期間判定部23に対応し、ダイナミックフレームの通信が行われている期間であるか否かを判定する。具体的には、送信期間判定部125は、カウンタ124からのカウンタ値CNTとROM126から供給される設定値とを比較し、比較結果を信号SBとして出力する。ROM126は、図2に示したフレーム長データベース22に対応し、ダイナミックフレームのフレーム長(BSSのビット長も含む)が予め設定値として設定されている。
送信期間判定部125は、カウンタ値CNTがROM126からの設定値(フレーム長)以下であれば“H”の信号SBを出力し、カウンタ値CNTがROM126からの設定値より大きければ“L”の信号SBを出力する。また、送信期間判定部125は、カウンタ値CNTがカウンタ124にてカウント可能な最大値となった場合には制御信号XOVを“L”にする。
NAND回路130は、図2に示したマスク信号生成部30に対応し、信号SA及びSBが入力され、その演算結果をマスク信号MSKとして出力する。NAND回路130は、信号SA及びSBがともに“H”、すなわちパターン検出部110Aにより11ビット連続した“H”の第1の信号パターンが検出され、かつ送信期間検出部120によりダイナミックフレームの通信が行われている期間であることが検出された場合にマスク信号MSKを“L”にし、それ以外はマスク信号を“H”にする。
AND回路140は、図2に示したマスク処理部40に対応し、受信信号RXD及びマスク信号MSKが入力され、その演算結果を受信信号RXCとして出力する。すなわち、AND回路140は、マスク信号MSKが“H”の場合には受信信号RXDをそのまま受信信号RXCとして出力し、マスク信号MSKが“L”の場合には受信信号RXDをマスク処理して受信信号RXCとして“L”を出力する。
微分回路160は、図2に示したID遷移検出部24に対応する。微分回路160は、フレームID(FID)が入力され、その遷移を検出したときリセット信号RSTを出力する。
図5及び図6は、図4に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。図5は、信号処理部の動作のうち受信信号RXDに対するマスク処理開始時の動作について示しており、図6は、信号処理部の動作のうちダイナミックフレームの通信終了時の動作について示している。
図5及び図6において、RXD、FID、及びCLKは、信号処理部に入力される受信信号、フレームID、及び動作クロックを示し、RXCは信号処理部から出力される受信信号を示している。また、S152、S153、S154、及びENは、タイミング生成部150内の各機能部152、153、154、及び155のそれぞれの出力を示している。TSSD、FSSD、CNT、及びSBは、送信期間検出部120内の各機能部121、122、124、125のそれぞれの出力を示している。また、SAはパターン検出部110Aの出力を示し、MSKはNAND回路130の出力であるマスク信号を示している。
図5に示すように、マスク信号MSKが“H”の期間は受信信号RXDがそのまま受信信号RXCとして出力される。しかし、ダイナミックフレームの通信期間中(信号SBが“H”の期間中)に、受信信号RXD及びシフトレジスタ112の出力のすべてが“H”となる、すなわち11ビット連続した“H”が検出され信号SAが“H”となると、マスク信号MSKが“L”になる(P11)。これにより、受信信号RXDがマスク信号MSKによってマスクされ、受信信号RXCは、受信信号RXDにかかわらず“L”が出力される。
その後、受信信号RXDとして“L”が入力されると信号SAが“L”に変化する(P12)。それに伴ってマスク信号MSKが“H”に変化し、受信信号RXDが受信信号RXCとして出力される。
また、図6に示すように、フレーム終了時において、カウンタ124より出力されるカウント値CNTが設定値(予め設定されたフレーム長)nより大きくなると、信号SBが“L”に変化する(P13)。そして、受信信号RXDとしてフレーム送信終了を示す“L”の信号パターンDTSが所定期間入力された後、受信信号RXDは“H”となる。このとき、受信信号RXDは11ビット以上連続して“H”となる場合があるが、信号SBが“L”であるのでマスク信号MSKは“H”に維持される。そして、フレームIDが遷移すると、信号TSSD、FSSD及びカウンタ値CNTが初期化され、次のフレームに係る通信動作に移る(P14)。
なお、上述した第1の実施形態において、送信期間検出部によるダイナミックフレームの通信が行われている期間であるか否かの検出動作は、受信データ量を示すカウント値とフレーム毎に予め記憶保持されているフレーム長とを比較することで行っているが、ダイナミックフレームのフレーム長を固定長とする場合には図7に示すような構成であっても良い。
図7は、第1の実施形態における信号処理部5Aの回路構成の他の例を示す図である。この図7において、図4に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示す信号処理部において、送信期間検出部120内の送信期間判定部125は、外部から設定値(フレーム長)を取得するのではなく、内部に予め設定値を有している。
送信期間判定部125は、カウンタ124からのカウンタ値CNTと予め内部に保持している第1設定値とを比較し、比較結果を信号SBとして出力する。また、送信期間判定部125は、カウンタ124からのカウンタ値CNTが予め内部に保持している第2設定値とを比較し、比較結果をリセット信号RSTとして出力する。ここで、第1設定値はフレーム長であり、第2設定値はフレーム開始から次のフレームに係る通信動作を開始するまでの時間(データ長換算)であり、いずれもBSSのビット長を含む。
例えば、フレーム長が9バイトであり、1ミニスロットの時間がデータ長にして16ビット相当であるとする。このとき、第1設定値は、1バイトのデータを送信するのにBSSの2ビットを加えた10ビットを要するので「90」とする。また、第2設定値は、フレーム送信終了を示す信号パターンDTSと次のフレーム待ちのために2ミニスロット相当の時間を待つ必要があるので「122」(=90+16×2)とする。したがって、送信期間判定部125は、カウンタ124からのカウント値CNTが90以下の場合には信号SBを“H”とし、カウント値CNTが90より大きい場合には信号SBを“L”とする。また、送信期間判定部125は、カウント値CNTが122となるとリセット信号RSTを出力する。
なお、図7に示す信号処理部において、送信期間検出部120内のAND回路123は、FSS検出信号FSSD及びイネーブル信号ENが入力され、その演算結果をカウンタ124に出力する。
以上、第1の実施形態によれば、信号処理部5Aは、ダイナミックフレームの通信中に、受信信号においてノイズの混入等により発生した11ビット以上連続した“H”を検出した場合には、そのうちの11ビット目からの“H”をすべて“L”にマスクしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。言い換えれば、誤動作のトリガーとなる事象をマスクする。これにより、複数のフレームが同時に送信されることを防止でき、次のダイナミックフレームの送信タイミングがずれることを回避し、以降のダイナミックフレームの通信動作を正常に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
以下に説明する第2の実施形態では、ダイナミックフレームの通信中に11ビット以上連続した“H”を検出した場合、そのダイナミックフレーム終了まで受信信号を“L”にマスクしてコミュニケーションコントローラに出力する。これにより、通信中(受信中)のダイナミックフレームについてはエラーとなるが、通信中に各ノードがIDLE待ち状態となることを回避することで、次のダイナミックフレームの送信タイミングがずれることを防止し、次のダイナミックフレームの通信動作を正常に行うことができるようにするものである。
第2の実施形態における通信システムの全体構成例は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略し、以下では第2の実施形態における信号処理部について説明する。
図8は、第2の実施形態における信号処理部5Bの構成例を示すブロック図である。図8において、図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。第2の実施形態における信号処理部5Bは、パターン検出部10B、送信期間検出部20、マスク信号生成部30、及びマスク処理部40を有し、動作クロックCLKで動作する。
パターン検出部10Bは、シフトレジスタ11及びパターン判定部12に加えラッチ部13を有する。ラッチ部13は、パターン判定部12の出力(判定結果)を受けて、それを保持するとともに信号SAとして出力する。ラッチ部13は、信号SBによりリセットされる。すなわち、ラッチ部13は、ダイナミックフレームの通信が行われている期間中、パターン判定部12の出力を受けて保持し、ダイナミックフレームの通信が終了すると保持している情報がクリアされる。
第2の実施形態における信号処理部5Bは、図9に示すように、ノードAがダイナミックフレーム(ID=m)を送信しているときに、ノイズにより受信側であるノードB,C,Dにて11ビット以上連続した“H”(P51からP52までの期間の“H”)が発生すると、その信号パターンを受信側ノードにおける信号処理部5Bのパターン検出部10Bが検出する。また、受信側ノードにおける信号処理部5Bの送信期間検出部20は、ダイナミックフレーム(ID=m)の通信が行われている期間であることを検出している。
その結果、マスク信号生成部30は、11ビット以上連続した“H”が検出されてからフレーム終了まで、受信信号RXDをマスクして“L”とするよう、すなわちフレームの送信開始を示す信号パターンとするようマスク信号MSKを出力する。
したがって、第2の実施形態では、受信信号RXDにおいて11ビット以上連続した“H”が検出されると、マスク処理部40は、それからフレーム終了(P53)まで、受信信号RXDを“L”にマスクして受信信号RXCとしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。このとき、ノードB,C,Dは、ノードAが送信中のフレームの受信を終了して、フレーム受信待ちとなる。
そして、ダイナミックフレーム(ID=m)が終了すると(P54)、ノードB,C,Dの信号処理部5Bは、受信信号RXDのマスク処理を行わず、受信信号RXDを受信信号RXCとしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。これにより、ノードB,C,Dは、ダイナミックフレーム(ID=m)の終了直後の“H”によりIDLE待ち状態となるが、その後、11ビット以上連続して“H”となるため、IDLE待ち状態からIDLE状態に遷移する(P55)。そして、スロットカウンタの値が増加してダイナミックフレームを送信する権利が移り、次のダイナミックフレーム(ID=m+1)の通信が行われる(P56)。
これにより、ダイナミックフレーム(ID=m)の通信中に、受信側のノードにて11ビット以上連続した“H”が発生しても、それ以降の状態遷移のタイミングにもずれが生じず、次のダイナミックフレーム(ID=m+1)の通信動作を正常に行うことができる。
図10は、第2の実施形態における信号処理部5Bの回路構成の一例を示す図である。図10において、図4に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示す第2の実施形態における信号処理部は、図4に示した第1の実施形態における信号処理部とは、パターン検出部の構成が異なる。
図10に示すパターン検出部110Bは、図8に示したパターン検出部10Bに対応し、受信信号RXDからダイナミックフレームの通信終了であると認識される11ビット連続した“H”の第1の信号パターンを検出する。パターン検出部110Bは、マスク回路111、シフトレジスタ112、及びAND回路113に加え、ラッチ回路114を有する。
ラッチ回路114は、図8に示したラッチ部13に対応し、AND回路113の出力をラッチする。ラッチ回路114は、AND回路と、OR回路と、動作クロックCLKで動作し、信号SBによりリセットされるフリップフロップを有する。
AND回路113の出力と動作クロックCLKがAND回路に入力される。このAND回路の出力とフリップフロップの出力QとがOR回路に入力され、OR回路の出力がフリップフロップに入力される。また、フリップフロップの出力は、信号SAとして出力される。
図11及び図12は、図10に示した信号処理部の動作を示すタイミングチャートである。図11は、信号処理部の動作のうち受信信号RXDに対するマスク処理開始時の動作について示しており、図12は、信号処理部の動作のうちダイナミックフレームの通信終了時の動作について示している。
図11及び図12において、RXD、FID、及びCLKは、信号処理部に入力される受信信号、フレームID、及び動作クロックを示し、RXCは信号処理部から出力される受信信号を示している。また、S152、S153、S154、及びENは、タイミング生成部150内の各機能部152、153、154、及び155のそれぞれの出力を示している。TSSD、FSSD、CNT、及びSBは、送信期間検出部120内の各機能部121、122、124、125のそれぞれの出力を示している。また、SAはパターン検出部110Bの出力を示し、MSKはNAND回路130の出力であるマスク信号を示している。
図11に示すように、マスク信号MSKが“H”の期間は受信信号RXDがそのまま受信信号RXCとして出力される。しかし、ダイナミックフレームの通信期間中(信号SBが“H”の期間中)に、受信信号RXD及びシフトレジスタ112の出力のすべてが“H”となる、すなわち11ビット連続した“H”が検出され信号SAが“H”となると、マスク信号MSKが“L”になる(P21)。これにより、受信信号RXDがマスク信号MSKによってマスクされ、受信信号RXCは、受信信号RXDにかかわらず“L”が出力される。マスク信号MSKは“L”になると、フレーム終了まで“L”を維持する(図12に示すP22)。
また、図12に示すように、フレーム終了時において、カウンタ124より出力されるカウント値CNTが設定値(予め設定されたフレーム長)nより大きくなると、信号SBが“L”に変化する(P22)。それに伴ってマスク信号MSKが“H”に変化し、受信信号RXDが受信信号RXCとして出力される。
そして、受信信号RXDとしてフレーム送信終了を示す“L”の信号パターンDTSが所定期間入力された後、受信信号RXDは“H”となる。その後、フレームIDが遷移すると、信号TSSD、FSSD及びカウンタ値CNTが初期化され、次のフレームに係る通信動作に移る(P23)。
なお、上述した第2の実施形態において、ダイナミックフレームのフレーム長を固定長とする場合には、ダイナミックフレームの通信が行われている期間であるか否かの検出動作を図7に示す構成と同様の構成により実現するようにしても良い。
図13は、第2の実施形態における信号処理部5Bの回路構成の他の例を示す図である。図13において、図7及び図10に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図13に示す信号処理部においては、NAND回路130にかえて、パターン検出部110Bからの出力信号SAを反転してAND回路140に出力するインバータ170を設けている。このような構成でも、ダイナミックフレームの通信中に11ビット連続した“H”が検出されてからフレーム終了まで、受信信号を“L”にマスクすることができる。
以上、第2の実施形態によれば、信号処理部5Bは、ダイナミックフレームの通信中に、受信信号においてノイズの混入等により発生した11ビット以上連続した“H”を検出した場合には、そのダイナミックフレームの通信が終了するまで受信信号をすべて“L”にマスクしてコミュニケーションコントローラ4に出力する。言い換えれば、誤動作が進行する信号変化をマスクする。これにより、複数のフレームが同時に送信されることを防止でき、次のダイナミックフレームの送信タイミングがずれることを回避して、以降のダイナミックフレームの通信動作を正常に行うことができる。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明によれば、通信中のフレームの受信信号からフレームの通信終了と認識される信号パターンを検出した場合には、当該フレームの通信が行われている期間が終了するまで次のフレームの通信動作の開始が抑止される。これにより、フレームの通信中にフレームの通信終了と認識される信号パターンが検出されても、同時に複数の通信装置からフレームが送信されることを防止でき、通信中のフレームにおける異常な受信信号による誤動作を回避して次のフレームの通信動作を正常に行うことができる。

Claims (15)

  1. 単位通信期間を割付して行われ、かつ通信装置の各々が受信信号を基にフレームの通信終了を認識して次のフレームに係る通信動作を開始するフレーム通信に係る信号処理装置であって、
    フレームの通信が行われている期間であることを検出する期間検出部と、
    前記受信信号からフレームの通信終了と認識される第1の信号パターンを検出するパターン検出部と、
    前記受信信号を接続された制御装置に出力する出力処理部とを備え、
    前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が行われている期間が終了するまで次のフレームに係る通信動作の開始を抑止するよう前記制御装置に指示することを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、前記受信信号における当該第1の信号パターンをマスクして前記制御装置に出力することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、前記受信信号における当該第1の信号パターンの一部をマスクして前記制御装置に出力することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  4. 前記第1の信号パターンは、同じ論理レベルがn(nは2以上の自然数)ビット連続する信号パターンであり、
    前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、前記受信信号にて検出された当該第1の信号パターン中のnビット以降のレベルを反転させることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  5. 前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が終了するまで前記受信信号をマスクして前記制御装置に出力することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  6. 前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が終了するまでフレームの送信開始を示す信号パターンとするよう前記受信信号をマスクすることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  7. 前記出力処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合にマスク信号を生成するマスク信号生成部と、
    前記マスク信号生成部からの前記マスク信号に応じて、前記制御信号に出力する受信信号にマスク処理を施すマスク処理部とを備えることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  8. 前記期間検出部は、フレームの送信開始からの受信データ量をカウントするカウンタ部と、
    前記カウンタ部により得られた受信データ量と設定されているフレーム長とを比較してフレームの通信が行われている期間であるか否かを判定する期間判定部とを備えることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  9. 前記期間検出部は、通信されるフレームのフレーム長を予め記憶し、通信中のフレームのフレーム長を前記期間判定部に供給する記憶部を備えることを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  10. 前記カウンタ部は、前記受信信号に基づいてフレームの開始を検出する検出部と、
    前記検出部により前記フレームの開始を検出した後、受信信号からデータを取得するサンプリングパルス数をカウントするカウンタとを備えることを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  11. フレームの通信が行われている期間中、前記パターン検出部での検出結果を保持する保持部を備えることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  12. 前記第1の信号パターンは、同じ論理レベルがn(nは2以上の自然数)ビット連続する信号パターンであることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  13. 単位通信期間を割付してフレーム通信を行い、かつ受信信号を基にフレームの通信終了を認識して次のフレームに係る通信動作を開始する通信装置であって、
    他の通信装置と信号を送受信する送受信部と、
    前記送受信部で送受信される信号に係る制御を行う制御部と、
    前記送受信部と前記制御部との間に設けられ、前記送受信部で受信された受信信号を処理して前記制御部に出力する信号処理部とを備え、
    前記信号処理部は、
    フレームの通信が行われている期間であることを検出する期間検出部と、
    前記受信信号からフレームの通信終了と認識される第1の信号パターンを検出するパターン検出部と、
    フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が行われている期間が終了するまで次のフレームに係る通信動作の開始を抑止するよう前記制御部に指示する出力処理部とを備えることを特徴とする通信装置。
  14. 前記信号処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、前記受信信号における当該第1の信号パターンをマスクして前記制御部に出力することを特徴とする請求項13記載の通信装置。
  15. 前記信号処理部は、フレームの通信が行われている期間中に前記パターン検出部により前記第1の信号パターンが検出された場合に、当該フレームの通信が終了するまで前記受信信号をマスクして前記制御部に出力することを特徴とする請求項13記載の通信装置。
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