JPWO2009051179A1 - キャリアネットワーク接続装置およびキャリアネットワーク - Google Patents

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Abstract

レイヤ2の仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3の仮想リンクを連結するネットワーク接続装置であって、第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、レイヤ2ネットワークのフレームと、レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部とを備えることを特徴とするネットワーク接続装置を提供する。

Description

本発明は、通信事業者用基幹ネットワーク接続装置および通信事業者用基幹ネットワークに関する。
通信事業者用基幹ネットワークシステムを構築するアーキテクチャとして、RFC3032に規定されるMPLS(Multiprotocol Label Switching)が広く知られている。MPLSでは、転送パケットにデータ長の短い「ラベル」が付与され、パケット転送時には該ラベルのみを読み取って、ルータ間の転送が行われる。これにより、ルータにおいてデータ長の長いIPヘッダを読み取る必要がなく、高速なルーティングが可能となる。MPLSで用いられるラベルは、LDP(Label Distribution Protocol)などのプロトコルを用いてMPLSルータ同士で経路情報の交換を行ない割り当てられる。また、MPLSでは、複数のラベルを積層(スタック)させることにより、VPN(Virtual Private Network)や階層化パス等を実現することができる。そのため、現在、特に大規模な基幹ネットワークにおいてこのMPLSが広く利用されている。
MPLSを用いたネットワークシステムの構成例を図1に示す。図1のネットワークシステムは、MPLSドメイン4とユーザ網2から構成される。MPLSドメイン4とユーザ網2とは、プロバイダ・エッジ・ルータPEによって接続されている。そして、プロバイダ・エッジ・ルータPEは、MPLSドメイン4内のプロバイダ・ルータPを介して、別のユーザ網2と接続された別のプロバイダ・エッジ・ルータPEに接続される。ユーザ網2から送信される転送パケットは、プロバイダ・エッジ・ルータPEにて、転送パケットの宛先となるIPアドレスに基づいたラベルが付与され、プロバイダ・ルータPでラベルが付け替えられながら転送される。
MPLSドメイン4においてVPNを実現する方法として、プロバイダ・エッジ・ルータPEにおいて、ユーザ網2から転送されるパケットに2種類のMPLSラベルを付与する方法がある。ここで付与されるラベルの一つは上述のMPLSドメイン4内を転送するための転送用のラベルであり、もう一つはVPN識別用のラベルである。プロバイダ・ルータP間では、転送用ラベルに基づいてパケットが転送される。そしてVPN識別ラベルは、プロバイダ・ルータPにおいては参照も変更もされず、受信側のプロバイダ・エッジ・ルータPEにおいてのみ参照される。そして、受信側のプロバイダ・エッジ・ルータPEにてVPN識別用ラベルに基づいてVPNが識別されることにより、送信側のプロバイダ・エッジ・ルータPEと受信側のプロバイダ・エッジ・ルータPEとの間で仮想リンク(Pseudo Wire)が形成される。
また、さらに上記のようなMPLSを利用したVPNにおいて、イーサネットフレームをMPLSパケットでカプセル化して転送するEoMPLS(Ethernet Over MPLS)と呼ばれる技術も知られている(尚、「イーサネット」及び「Ethernet」は、米国Xerox Corp.の商標である)。EoMPLSを介して相互に接続されたネットワーク間ではイーサネットフレームを透過的に送受信できるというメリットがある。また、既設のMPLS網をそのまま流用できるため、プロバイダ側の設備負担も比較的低く抑えられる。
上述のように、基幹網にMPLSドメインを使用したネットワークシステムでは、ラベルのスタッキングを行うことによって、VPNなどの高機能なネットワークを実現することが可能となっている。しかしながら、ラベルをスタックすることにより、IPパケットに付加されるヘッダ数が増加し、ネットワークの安定性が逓減してしまうといった問題もある。例えばEoMPLSでは、少なくとも5つのヘッダが使用されており、これ以上のヘッダの積層はキャリア・グレードの高い信頼性が要求されるネットワークを構築する上では好ましくない。実際に、このように高度に積層されたヘッダを使用するMPLSネットワークにおいて、複雑なヘッダ構造が一因となって発生した重大な障害も報告されている。また、MPLSのラベルは、あて先となるノードのIPアドレスに基づいて付与されるため、ネットワークの拡大に伴うスケーラビリティに限界があるといった問題もある。
このような問題を解決するため、イーサネット技術を利用して基幹ネットワークを構築する、PBB(Provider Backbone Bridges)という広域イーサネット技術が注目を集めている。PBBは、VPNサービスをイーサネット(レイヤー2)で提供するためのものである。図2は、PBBドメイン3を用いたネットワークシステムの構成を示す図である。図2のネットワークシステムは、PBBドメイン3とユーザ網2とが接続されて構成される。PBBドメイン3とユーザ網2とはプロバイダ・エッジ・スイッチPESによって接続される。そして、プロバイダ・エッジ・スイッチPESは、プロバイダ・スイッチPSを介して、別のユーザ網2と接続された別のプロバイダ・エッジ・スイッチPESに接続される。
PBBドメイン3では、プロバイダ・エッジ・スイッチPESにて、ユーザ網20から送信されるイーサネットフレーム(MACフレーム)にPBB用の新たなヘッダを付けて、PBBドメイン3内の転送を行う。新たに付けられたヘッダには、あて先MACアドレス(B−DA)と送信元MACアドレス(B−SA)のフィールドがあり、これらのフィールドにはあて先および送信元となるPBBドメイン3のプロバイダ・エッジ・スイッチPESのMACアドレスが入る。さらに、V−LAN識別子であるB−VIDを含むB−TAGと呼ばれるVLAN識別用のタグと、I−TAGと呼ばれるユーザ識別用のタグが、ヘッダとして新たに付加される。このようなPBB網において使用される、ユーザ網から転送されるMACフレームをPBB網のMACフレーム内にカプセル化したフレームのことを、MAC−in−MAC形式フレームと呼ぶ。プロバイダ・スイッチPSは、プロバイダ・エッジ・スイッチPESのMACアドレスに基づいて、カプセル化したユーザMACフレームの転送を行なう。これにより、プロバイダ・スイッチPSでは、プロバイダ・エッジ・スイッチPESのMACアドレスのみを学習すればよいため、ノードの増加による影響が少なく、優れたスケーラビリティを実現することができる。また、MPLSを用いる場合に比べて、ヘッダの数を少なくすることが可能となるため、安定性にも優れている。
さらに、上記PBBを用いたネットワークシステムにおいて、経路制御を行うトラフィック・エンジニアリング(TE)を実現するための技術として、ノーテル社が提唱するPBB―TE、もしくはPBT(Provider Backbone Transport)と呼ばれる技術も開発されている。PBTを用いたネットワークシステムの構成も図2と同様である。PBTでは、プロバイダ・エッジ・スイッチPESにて付与されるB−TAGに含まれるB−VIDとB−DAとの組み合わせによって、MPLSのラベルパスのようなポイント・ツー・ポイントのパスを明示的に設定することを可能としている。これにより、B−VIDを使ったマルチパスの設定が可能となり、帯域をより効率的に利用できるようになる。更に、IEEE802.1ag、ITU−T Y.1731等で規定されるOAM(Operation, Administration and Maintenance:保守運用)の採用により、広域イーサネットにおけるキャリア・グレードの保守運用機能も実現されている。
上述のようにPBTは、従来の広域イーサネットには欠けていたトラフィック・エンジニアリング技術や保守運用機能(OAM)も備え、MPLS網に代わる次世代ネットワークアーキテクチャの候補として高く評価されている。
しかしながら、PBTは、イーサネット・スイッチによって構成されるレイヤ2ネットワークであるため、既存の大規模基幹IP網であるMPLS網を構成しているレイヤ3ルータの資産を活用することができない。そのため、PBTを採用するためには、NGN(New Generation Network)等の全く新規なネットワークシステムとして、PBTのためのレイヤ2ネットワークを構築する必要がある。PBTはイーサネット・スイッチによって構成される安価なネットワークシステムではあるが、それでも既存のMPLS基幹網を全て新規なPBT網に置き換えることは、通常は経済的に許容されない。すなわち、既存のMPLS網が現実に直面しているスケーラビリティ等の問題は、PBTによっても解決されない。
本発明は、このような従来のIP基幹網のスケーラビリティを改善するネットワークシステム及び該ネットワークシステムを構成するネットワーク接続装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態により、レイヤ2上で形成される仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3上で形成される仮想リンクを連結するネットワーク接続装置であって、第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、レイヤ2ネットワークのフレームとレイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部とを備えるネットワーク接続装置が提供される。
上記構成を備えたネットワーク接続装置によれば、レイヤ3ネットワーク上に形成される仮想リンクとレイヤ2ネットワーク上に形成される仮想リンクとを接続することが可能となる。このようなネットワーク接続装置を使用することにより、レイヤ3ネットワークの外周に拡張性の高いレイヤ2ネットワークを増設することが可能になり、既存のレイヤ3ネットワークの拡張性を改善することができる。
この場合においてレイヤ2ネットワークは広域イーサネット網であり、レイヤ3ネットワークはIP網であることが望ましい。さらに、IP網はEoMPLS網であり、広域イーサネット網はPBB−TE網であっても良い。
また、上記変換部は、レイヤ2ネットワークのフレームにおけるヘッダと、レイヤ3のパケットにおけるヘッダを付け替える、もしくはレイヤ2ネットワークのフレームに、レイヤ3のパケットにおけるヘッダを付け加えて、レイヤ2ネットワークのフレームとレイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する構成としても良い。
この場合において、レイヤ2ネットワークのフレームは、PBB−TEフレームであり、レイヤ3のパケットはEoMPLSパケットであり、変換部は、PBB−TEフレームのI−TAG値とEoMPLSパケットのVPN識別用ラベルとを相互に変換する構成とすることが好ましい。
さらに、変換部は、広域イーサネット網におけるイーサネットOAMフレームと、MPLS網におけるMPLS−OAMパケットとを相互に変換する構成を備えていることが好ましい。
また、本実施形態において、レイヤ3ネットワークと、レイヤ3ネットワークと1つ以上の接続点で接続されたレイヤ2ネットワークとからなるネットワークであって、複数のエッジを有し、該複数のエッジの異なる2つの間で第1の仮想リンク(pseudo wire)を形成しており、該第1の仮想リンクは、レイヤ2ネットワーク上に形成された第2の仮想リンクとレイヤ3ネットワーク上に形成された第3の仮想リンクとが前記1つ以上の接続点において連結されたものであることを特徴とするネットワークが提供される。
上記構成を備えたネットワークでは、レイヤ3ネットワーク上に形成される仮想リンクとレイヤ2ネットワーク上に形成される仮想リンクとを接続されるため、レイヤ3ネットワークの外周に拡張性の高いレイヤ2ネットワークを増設することが可能になり、既存のレイヤ3ネットワークの拡張性を改善することができる。
この場合において、レイヤ2ネットワークはMPLS網であり、レイヤ3ネットワークはPBB−TE網であることが望ましい。また、第3の仮想リンクはEoMPLSの仮想リンクであり、第1の仮想リンクの両端のエッジはPBB−TE網上に設けられていても良い。さらに、高可用性を必要とするサービスには第2の仮想リンクのみが使用される構成としても良い。この場合の高可用性を必要とするサービスは緊急通報サービスである。
また、上記ネットワークは、仮想リンクを連結するネットワーク接続装置と、当該ネットワークの経路情報の収集と明示的な経路設定を行う網管理装置とを更に備えており、該網管理装置は、ネットワーク接続装置を介して、当該ネットワークの経路情報の収集および明示的なポイント・ツー・ポイントの経路設定を行うよう構成されても良い。
このように、上記構成を備えたネットワーク接続装置およびネットワークにより、レイヤ3ネットワークの外周に拡張性の高いレイヤ2ネットワークを増設することが可能になり、従来のIP基幹網のスケーラビリティを改善することができる。
MPLS網のトポロジの一形態を示す図である。 PBB網のトポロジの一形態を示す図である。 本発明の実施形態のネットワークシステムのトポロジを示す図である。 本発明の実施形態のネットワークシステムにおいて使用されるパケットおよびフレームの概略構造を示す図である。 本発明の実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEの内部構成の概略を示すブロック図である。 本発明の実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEが保有する変換テーブルの例を示す図である。 本発明の実施形態のネットワークシステムにおける、エンド・ツー・エンドの通信経路の一例を示す図である。 Overlay接続の場合に使用されるパケットの概略構造を示す図である。 本発明の変形例におけるネットワークシステムのトポロジを示す図である。
符号の説明
1 ネットワークシステム
20 ユーザ網
30 PBTドメイン
40 MPLSドメイン
100 IPパケット
200 ユーザMACフレーム
230 ユーザMACタグ
300 PBTフレーム
350 PBTタグ
400 MPLSパケット
420 MPLSラベル
421 VLAN識別ラベル
422 転送ラベル
500 制御部
600 PBTスイッチ部
700 MPLSルータ部
800 データ変換部
810 パケット変換部
820 OAM変換部
900 データ処理部
CE カスタマ・エッジ
PB 事業者中継網
PC パーソナル・コンピュータ
PCE プロバイダ・コア・エッジ
PE プロバイダ・エッジ
PS プロバイダ・スイッチ
P プロバイダ・ルータ
PR プロバイダ・エッジ・ルータ
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の実施形態であるネットワークシステム1の全体構成について説明する。図3はネットワークシステム1のトポロジを示す図である。ネットワークシステム1は、MPLSドメイン40とPBTドメイン30からなる事業者中継網PBと、複数のユーザ網20から構成される。
MPLSドメイン40は、ラベルに基づいてパケットの転送を行うMPLSルータによって統合された単一ドメインのレイヤ3ネットワークである。また、PBT(PBB−TE)ドメイン30は、PBT対応のイーサネット・スイッチで構成された単一ドメインのレイヤ2ネットワークである。さらに、ユーザ網20は、IEEE802.1Qに対応したネットワーク・インタフェース・カード(NIC)を有するパーソナル・コンピュータPC等のノードから構成されたLAN(Local Area Network)である。
事業者中継網PBは、MPLSドメイン40の周囲がPBTドメイン30で囲まれた構造をもつ。すなわち、ユーザ網20はPBTドメイン30にのみ接続されている。そして、MPLSドメイン40は、事業者中継網PBのコアに位置し、PBTドメイン30を介してユーザ網20に接続されている。そのため、本実施形態のネットワークシステム1においては、PBTドメイン30のみを拡張させることでユーザ網20の増加に対応することが可能となる。
次に各ドメインの具体的な構成について説明する。ユーザ網20を構成するPC等の各ノードは、上述の通りIEEE802.1Qに対応したネットワーク・インタフェース・カードを有しており、802.1Qに準拠したイーサネットフレーム(以下、「ユーザMACフレーム200」という)を交換することによって通信を行う。図4(a)にユーザMACフレーム200のフォーマットを示す。ユーザMACフレーム200は、ペイロード110とIPヘッダ120から構成されるIPパケット100に、イーサネットヘッダ(以下、「ユーザMACタグ230」という)が付加された構造をもつ。
ユーザ網20は、イーサネット・ブリッジであるカスタマ・エッジCEを介して事業者中継網PBのPBTドメイン30(具体的にはプロバイダ・エッジPE)に接続されている。ユーザ網20に属するPCから送信される、別のユーザ網に属するノード(送信先のPC)を宛先とするユーザMACフレーム200は、カスタマ・エッジCEからPBTドメイン30のプロバイダ・エッジPEへ転送される。
図3に戻って、PBTドメイン30は、プロバイダ・エッジPE、プロバイダ・スイッチPS、及びプロバイダ・コア・エッジPCEの3種類のPBT規格に準拠したイーサネット・スイッチから構成されている。プロバイダ・エッジPEは、事業者中継網PBとユーザ網20とを接続するエッジ・スイッチであり、ユーザ網20内で交換されるユーザMACフレーム200と、PBTドメイン30内で交換されるMAC−in−MAC形式のPBTフレーム300とを相互に変換する。
PBTドメイン30内で転送されるPBTフレーム300のフォーマットを図4(b)に示す。PBTフレーム300は、ユーザ網20からのユーザMACフレーム200に、PBTドメイン30内でのスイッチングに使用するPBTタグ350が付加された構造となっている。すなわち、PBTフレーム300は、ユーザMACフレーム200をフレームごとカプセル化した構造となっている。PBTタグ350は、送信先のプロバイダ・エッジPEのMACアドレスが指定されたB−DA310、送信元のプロバイダ・エッジPEのMACアドレスを示すB―SA320、VLAN識別のためのB−VIDを含むB−TAG330、およびユーザ/サービス識別のためのI−SID(サービス・インスタンスID)を含むI−TAG340から構成される。PBTドメイン30では、B−TAG330に含まれるB−VIDに基づき識別されるVLANによって、イーサネットの仮想リンク(Pseudo Wire)が形成され、PBTドメイン30のエッジ間でユーザMACフレーム200が透過的に転送される。
また、本実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEは、PBTドメイン30とMPLSドメイン40とを接続する機能を有するネットワーク接続装置である。そのためプロバイダ・コア・エッジPCEは、PBTドメイン30のエッジ・スイッチとしての機能と、MPLSドメイン40のエッジ・ルータとしての機能とを併せ持っており、PBTドメイン30とMPLSドメイン40とのインタフェースの役割を果たす。具体的には、プロバイダ・コア・エッジPCEにて、PBTドメイン30内で交換されるPBTフレーム300とMPLSドメイン40内で交換される後述のMPLSパケット400とが相互に変換される。プロバイダ・コア・エッジPCEの具体的な機能の詳細は後述する。
事業者中継網PBのコアを構成するMPLSドメイン40は、プロバイダ・ルータPと上述のプロバイダ・コア・エッジPCEの2種類のMPLSルータによって構成される。プロバイダ・コア・エッジPCEは、上述のとおりMPLSドメイン40のエッジ・ルータとしての機能を備えたネットワーク接続装置であり、PBTドメイン30とMPLSドメイン40とを接続する。プロバイダ・ルータPは、MPLSドメイン40を構成するMPLSルータのみに接続されている。そして、後述の方法でプロバイダ・コア・エッジPCEにて変換されたMPLSパケット400は、プロバイダ・ルータPを介して、受信側のプロバイダ・コア・エッジPCEに転送される。
MPLSドメイン40で転送されるMPLSパケット400のフォーマットを図4(c)に示す。MPLSラベル420は、MPLSドメイン40内を転送するための転送用のラベル422とVPNを識別するためのVPN識別用ラベル421から構成される。MPLSパケット400は、PBTフレーム300におけるPBTタグ350を、MPLSラベル420に置き換えられた構成となっている。このVPN識別用ラベル421により、MPLSドメイン40のエッジ間(すなわち、プロバイダ・コア・エッジPCE間)で仮想リンクが形成される。また、本実施形態のMPLSパケット400は、イーサネットフレームであるユーザMACフレーム200にラベルが付加されるEoMPLS形式のMPLSパケットとなっている。実際には、更にレイヤ2のタグが付加されたフレームとしてMPLSドメイン40を構成するリンク上をデータが転送されるが、MPLS網におけるレイヤ2の処理は周知であるため、これについては説明を省略する。
次に、本発明の実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEの構成について説明する。図5は、プロバイダ・コア・エッジPCEの構成を示すブロック図である。プロバイダ・コア・エッジPCEは、装置全体を統合的に制御する制御部500と、PBTスイッチとして機能するPBTスイッチ部600と、MPLSルータとして機能するMPLSルータ部700と、転送フレーム/パケットおよびOAMフレーム/パケットの変換を行なうデータ変換部800と、トラフィック・エンジニアリング(TE)や保守運用(OAM)に関する処理を行うデータ処理部900とから構成される。
PBTスイッチ部600は、PBTフレーム300を受信するフレーム受信部622と、PBTフレーム300を送信するフレーム送信部624とを含むフレーム転送部620を有する。また、MPLSルータ部700は、MPLSパケット400を受信するパケット受信部722と、MPLSパケット400を送信するパケット送信部724とを含むパケット転送部720を有する。
データ変換部800は、PBTフレーム300とMPLSパケット400とを相互に変換するパケット変換部810と、イーサネットOAMフレームと、MPLS−OAMパケットとを相互に変換するOAM変換部820とから構成される。OAMフレーム(OAMパケット)とは、保守・管理の対象となるスイッチ(ルータ)に対して定期的に送信される検査用のフレーム(パケット)である。
パケット変換部810は、PBTフレーム300とMPLSパケット400を相互に変換する際に参照されるパケット変換テーブル811aおよび811bを有している。パケット変換テーブル811a、811bは、それぞれ転送方向毎に用意されている。図6にパケット変換テーブル811a、811bの一例を示す。
図6(a)は、PBTフレーム300をMPLSパケット400へ変換する際に参照されるパケット変換テーブル811aを示す。パケット変換テーブル811aには、受信したPBTフレーム300のI−TAG(a1、a2、・・・)と、MPLSパケット400の送信ポート番号(b1、b2、・・・)、VPN識別ラベル値(c1、c2、・・・)および転送ラベル値(d1、d2、・・・)が含まれる。また、パケット変換テーブル811aには、さらに、経路障害などに対応するために、代替のルートを示す代替用の送信ポート番号(b100、b101、・・・)および転送ラベル値(d100、d101、・・・)が含まれている。これにより、後述するOAM処理部920において経路障害などを検出した場合には、制御部500から、代替の送信ポート番号および転送ラベル値に基づいて、PBTフレーム300の変換を行なうようパケット変換部800への指示がなされる。
図6(b)は、MPLSパケット400をPBTフレーム300へ変換する際に参照されるパケット変換テーブル811bを示す。パケット変換テーブル811bには、受信するMPLSパケット400のVPN識別ラベル値(c1、c2、・・・)と、送信するPBTフレーム300の送信ポート番号(b11、b12、・・・)、I−TAG(a1、a2、・・・)、B−TAG(e1、e2、・・・)およびB−DA(MC20、MC32、・・・)などのPBTタグの値が含まれる。パケット変換テーブル811bにも、パケット変換テーブル811aと同様に、経路障害などに対応するために、代替のルートを示す代替用の送信ポート番号(b100、b101、・・・)およびB−TAG330の値(e100、e101、・・・)が含まれている。そして、経路障害などを検出した場合には、代替の送信ポート番号およびB−TAGの値に基づいて、MPLSパケット400の変換を行なうよう制御部500からパケット変換部800へ指示がなされる。
図5に戻って、OAM変換部820は、PBTドメイン30内で交換されるイーサネットOAM(例えば、ITU−T Y.1731, IEEE802.1ag等)によるOAMフレームと、MPLSドメイン40内で交換されるMPLS−OAM(例えば、ITU−T Y.1711, LSP ping, LSP traceroute等)によるOAMパケットを相互に変換する変換部である。OAM変換部820は、OAM変換テーブル822を有しており、このテーブルに基づいて、イーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットの変換を行なう。OAM変換テーブル822には、それぞれ同様の情報を含むイーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットが対応付けられている。
データ処理部900は、トラフィック・エンジニアリング(TE)に関する処理を行うTE処理部910と、OAMに関する処理を行うOAM処理部920を有する。TE処理部910は、PBTドメイン30においてB−TAGに含まれるB−VIDとB−DAとの組み合わせによる経路の確定や、MPLSドメイン40におけるリンクステート情報の交換によるラベルの付与など、TEに必要な処理を行う処理部である。また、TE処理部910で処理された情報は、データ変換部800に送信され、データ変換部800は、この情報に基づいてパケット変換テーブル811aおよび811bを作成/更新する。また、OAM処理部920は、受信したOAMフレームおよびOAMパケットに基づいて接続性の検証や、経路障害の有無などを確認する処理を行う処理部である。OAM処理部920にて経路障害などを確認した場合は、制御部500に経路障害についての通知を行い、上述のように代替の経路を選択するようになっている。
以上のように、本実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEは、PBTドメイン30のエッジ・スイッチとしての機能およびMPLSドメイン40のエッジ・ルータとしての機能の他に、MPLSパケット400とPBTフレーム300を相互に変換するためのパケット変換部810を備えている。このような機能を備えたプロバイダ・コア・エッジPCEによって、PBTドメイン30におけるPBTフレーム300の仮想リンクと、MPLSドメイン40におけるMPLSパケット400の仮想リンクを接続することが可能となる。そのため、プロバイダ・コア・エッジPCE以外のルータやスイッチについては、PBT又はEoMPLS規格に対応した標準的な装置を使用して事業者中継網PBを構築することができる。従って、少ない追加投資によって拡張性の高いシステムに変更することが可能となる。
また、さらに本実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEは、PBTドメイン30内で交換されるイーサネットOAMによるOAMフレームと、MPLSドメイン40内で交換されるMPLS−OAMによるOAMパケットとを相互に変換することが可能なOAM変換部820を備えている。この構成により、事業者中継網PB全体の保守運用が一元化されるため、保守運用に要する負担や時間が大きく軽減され、低コストで高い可用性が実現される。また、OAMの変換処理を行う要素をプロバイダ・コア・エッジPCEのみに設けることにより、プロバイダ・コア・エッジPCE以外のノードについては、PBT又はEoMPLS規格に対応した標準的な装置を使用することができる。従って、少ない追加投資によって保守運用を実現しつつ拡張性の高いシステムに変更することが可能となる。
次に、本実施形態のネットワークシステム1におけるエンド・ツー・エンド通信の一例を、図7を参照しながら説明する。図7は、図3におけるユーザ網20a内にあるPC1からユーザ網20b内にあるPC2までのエンド・ツー・エンドの通信経路を示した図である。
ユーザ網20aとユーザ網20bは、同一のIEEE802.1Q VLANを構成している。ユーザ網20aにおいては、このVLANは802.1QフレームのC−VID「C1」によって定義される。
ユーザ網20aのPC1のレイヤ3エンティティは、ユーザ網20bに存在するPC2のIPアドレス(例えば、「10.0.0.1.132」)を宛先IPアドレスとするIPパケット100を生成して、レイヤ2エンティティに渡す。IPパケット100を受け取ったPC1のレイヤ2エンティティは、IPパケット100のあて先IPアドレスと転送テーブルを参照して、宛先MACアドレスをPC2のMACアドレス「M20」、送信元MACアドレスをPC1のMACアドレス「M10」、C−VIDを「C1」とするユーザMACタグ230をIPパケットに付加し、図7(a)に示されるユーザMACフレーム200aを生成して、カスタマ・エッジCE1へ送信する。
ユーザマックフレーム200aを受信したカスタマ・エッジCE1は、転送テーブルを参照して、ユーザMACフレーム200aの宛先MACアドレス「M20」から転送先ポートを特定し、プロバイダ・エッジPE1が接続されたポートに転送する。
ユーザMACフレーム200aを受信したプロバイダ・エッジPE1は、C−VIDの値「C1」および宛先MACアドレス「M20」に基づき、転送テーブルを参照して、ユーザMACフレーム200aを、PBTドメイン30内を転送するための図7(b)に示すPBTフレーム300aに変換する。具体的には、転送テーブルからVLAN識別用のB−TAG「e1」、ユーザ識別用のI−TAG「a1」、及びPBTドメイン30における宛先ノードであるプロバイダ・エッジPE2のMACアドレス「MC20」(B−DA)、送信元のプロバイダ・エッジPE1のMACアドレス「MC10」(B-SA)を取得し、ユーザMACフレーム200aに付加する。プロバイダ・エッジPE1にて生成されたPBTフレーム300aは、所定の送信ポートからプロバイダ・スイッチPS1へ送信される。
PBTフレーム300aを受信したプロバイダ・スイッチPS1は、転送テーブルを参照して、B−TAGに含まれるB−VIDの値およびB−DAの値から次の中継ノード(プロバイダ・スイッチPS2)を特定して送信する。PBTフレーム300bを受信したプロバイダ・スイッチPS2においても同様の処理が行われ、PBTフレーム300aがプロバイダ・コア・エッジPCE1へ転送される。このように、PBTドメイン300においては、B−TAGに含まれるB−VIDの値に基づき識別されるVLANによって形成された仮想リンク内をユーザMACフレーム200が転送される。
プロバイダ・コア・エッジPCE1は、フレーム受信部622にてPBTフレーム300aを受信すると、PBTフレーム300aをデータ変換部800のパケット変換部810に渡す。パケット変換部810は、図6(a)に示されるパケット変換テーブル811aを参照して、PBTフレーム300aのI−TAGの値(「a1」)から、MPLSドメイン40におけるネクストホップの送信ポート番号「b1」、VPN識別ラベル値「c1」および転送ラベル値「d1」を取得する。そして、PBTフレーム300aからPBTタグを削除し、パケット変換テーブル811aから取得したVPN識別ラベル値及び転送ラベル値をPBTフレーム300aに付加して図7(c)に示すMPLSパケット400aを生成する。その後、生成されたMPLSパケット400aは、パケット送信部724に渡され、送信ポート「b1」から次の中継ノードであるプロバイダ・ルータP1に転送される。
MPLSパケット400aを受信したプロバイダ・ルータP1は、自身が所有するラベルテーブルを参照して、MPLSパケット400aの受信ポート番号と転送ラベル「d1」から、ネクストホップの送信ポート番号及び転送ラベル「d2」を取得する。そして、プロバイダ・ルータP1は、転送ラベルを付け換えてMPLSパケット400bを生成し、次の中継ノードであるプロバイダ・ルータP2へ所定の送信ポートから転送する。
プロバイダ・ルータP2、P3においてもプロバイダ・ルータP1と同様の処理を行い、転送ラベル「d4」が付与されたMPLSパケット400d(図7(d))がプロバイダ・コア・エッジPCE2に転送される。このように、MPLSドメイン400においては、VPN識別ラベル値の値は変更されずに、転送ラベルの値のみ付け替えられて転送される。これにより、MPLSドメイン400においては、VPN識別ラベルの値に基づき識別されるVPNによって形成された仮想リンク内をMPLSパケットが転送される。
プロバイダ・コア・エッジPCE2は、パケット受信部720にてMPLSパケット400dを受信し、受信したパケット400dをデータ変換部800のパケット変換部810に渡す。パケット変換部810は、図6(b)に示されるパケット変換テーブル811bを参照して、MPLSパケット400dのVPN識別ラベル値「c1」から、PBTドメインにおける次のリンクの送信ポート番号「b11」、B−DA「MC20」、I−TAG「a1」およびB−TAG「e1」の各情報を取得する。そして、MPLSパケット400dからVPN識別ラベル及び転送ラベルを削除し、パケット変換テーブル811bから取得したB−DA「MC20」、I−TAG「a1」、B−TAG「f1」、および自身のMACアドレス「MC30」を含むPBTタグを付加して、図7(e)に示されるPBTフレーム300bを生成する。その後、生成されたPBTフレーム300bは、フレーム送信部624に送られ、次の中継ノードであるプロバイダ・スイッチPS3に、送信ポート「b11」から転送される。
プロバイダ・スイッチPS3、PS4は、プロバイダ・スイッチPS1と同様の処理を行い、それぞれPBTフレーム300bをプロバイダ・スイッチPS4、プロバイダ・エッジPE2へ所定の送信ポートから転送する。
PBTフレーム300bを受信したプロバイダ・エッジPE2は、転送テーブルを参照してPBTフレーム300bのI−TAGおよびB−TAGの値から次の中継ノードとなるカスタマ・エッジCEへの送信ポート番号を特定する。そして、PBTフレーム300bからPBTタグを除去し、ユーザMACフレーム200aをカスタマ・エッジCE2へ所定の送信ポートから送信する。
ユーザMACフレーム200aを受信したカスタマ・エッジCE2は、転送テーブルを参照して、宛先MACアドレス「M20」およびC−VID「C1」から転送ポートを特定して、PC2へユーザMACフレーム200bを転送する。PC2のレイヤ2エンティティは、ユーザMACフレーム200aを受信すると、ユーザMACタグを除去し、IPパケットをレイヤ3エンティティに渡し、最後にレイヤ3エンティティがIPパケットを除去してペイロードを取得して受信が完了する。
また、ユーザ網20aのカスタマ・エッジCE1から、検査のためのイーサネットOAMフレームが送信されると、該イーサネットOAMフレームはPBTドメイン30内のプロバイダ・エッジPE1およびプロバイダ・スイッチPS1およびPS2によって転送され、プロバイダ・コア・エッジPCE1で受信される。プロバイダ・コア・エッジPCE2は、受信したイーサネットOAMフレームをデータ変換部800のOAM変換部820に渡す。OAM変換部820は、OAM変換テーブル822を参照して、イーサネットOAMフレームを、MPLS−OAMパケットへ変換して、次の中継ノードであるプロバイダ・ルータP1へ転送する。そして、MPLSドメイン40内のプロバイダ・ルータP1〜P3を転送され、プロバイダ・コア・エッジPCE2に受信されると、プロバイダ・コア・エッジPCE2のOAM処理部820にて、MPLS−OAMパケットから、イーサネットOAMフレームへ変換され、PBTドメイン30のプロバイダ・スイッチPSへ転送される。
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明の範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態ではPBTドメイン30は単一のドメインであるが、複数のドメインに分割されていてもよい。ドメインを分割することにより、各ドメインに含まれるノード数が減少するため、ドメイン内の経路管理が容易になり、更に高い拡張性が実現される。更に、あるドメインに深刻な障害が発生しても、その影響が他のドメインを構成するノードに波及する危険性が低くなるため、より信頼性の高いネットワークを構築することができる。なお、この場合には、なるべく任意のドメインがダウンしても迂回ルートを確保できるようにドメイン分割をデザインするとよい。
また、上述の実施形態においては、プロバイダ・コア・エッジPCEは、PBTドメイン30とMPLSドメイン40を同じ階層で接続する場合(Peering)を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、PBTドメイン30とMPLSドメイン40が異なる階層で接続された、いわゆるOverlayネットワークにおいても、本発明を適用可能である。ここで、Overlayの場合は、プロバイダ・コア・エッジPCEにおいて、PBTドメイン30で転送されるPBTフレーム300を、MPLSドメイン40で転送されるMPLSパケット400にカプセル化するように構成される。
この場合のMPLSパケット400eのフォーマットを図8に示す。図8のMPLSパケット400eは、プロバイダ・コア・エッジPCEのパケット変換部810にて、パケット変換テーブル811aを参照して生成される。具体的には、上記実施形態と同様に、PBTフレーム300のI−TAGの値から、MPLSドメイン40における、ネクストホップの送信ポート番号、VPN識別ラベル値および転送ラベル値を取得する。そして、PBTフレーム300に該VPN識別ラベル値及び転送ラベル値を付加してMPLSパケット400eを生成する。
その後は、上記実施形態と同様に、MPLSドメイン40のプロバイダ・ルータPにてMPLSパケットの転送ラベルのみが書き換えられながら受信側のプロバイダ・コア・エッジPCEに転送される。受信側のプロバイダ・コア・エッジPCEは、ラベルテーブルを参照して、受信したMPLSパケット400eのVPN識別ラベル値から、ネクストホップのポート番号を特定する。その後、VPN識別ラベル値および転送ラベル値を除去し、元のPBTフレーム300に戻して次の中継ノードへ所定の送信ポートから転送する。このような構成とすることで、PBTフレーム300が、MPLSドメイン400の仮想リンクを透過的に転送される。そして、受信側のプロバイダ・コア・エッジPCEにおいては、MPLSパケットからPBTフレームへのパケット変換処理を行う必要がなく、またそのためのパケット変換テーブル811bを所有する必要もないため、負荷が軽減される。
また、上述の実施形態においては、プロバイダ・コア・エッジPCEがPBTドメイン30のエッジ・スイッチとしての機能と、MPLSドメイン40のエッジ・ルータとしての機能とを併せ持つ構成としたが、本発明はこれに限定されない。図9は、本発明の変形例となるネットワークシステム10のトポロジを示す。図9に示されるように、ネットワークシステム10は、上記実施形態におけるプロバイダ・コア・エッジPCEにてPBTドメイン30とMPLSドメイン40を接続する替わりに、PBTドメイン30のエッジ・スイッチとなるプロバイダ・エッジPEと、MPLSドメイン40のエッジ・ルータとなるプロバイダ・エッジ・ルータPRとを、IEEE802.1ahで規定されるE−NNI(Ethernet Network to Network Interface)によって接続するよう構成される。
この場合、PBTドメイン30のプロバイダ・エッジPEからE−NNIを介してプロバイダ・エッジ・ルータPRへPBTフレームが転送される。ここで、プロバイダ・エッジ・ルータPRは、MPLSドメイン40のエッジ・ルータとしての機能およびMPLSパケット400とPBTフレーム300を相互に変換するためのパケット変換機能、およびOAM変換機能を備えている。これらの機能については、上記実施形態のプロバイダ・コア・エッジPCEにおけるパケット変換処理部810、OAM変換処理部820と同様のため、説明は省略する。
このように構成することで、MPLSドメイン40におけるプロバイダ・エッジ・ルータPRにてMPLSパケット400とPBTフレーム300を相互に変換するためのパケット変換機能、およびOAM変換機能を備える構成とするだけで、PBTドメイン30においては、既存のエッジ・スイッチおよびインターフェース(E−NNI)のみを利用して、本発明を実現することが可能となる。そのため、既存のネットワークシステムに対して、少しの改良を加えるだけで、PBTドメイン30とMPLSドメイン40とを接続することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、プロバイダ・エッジPE1から事業者中継網PBに入ったパケットは、PBTドメイン30を通過した後、一度MPLSドメイン40を通り、再び反対側のPBTドメインを通過してプロバイダ・エッジPE2から事業者中継網PBを出るという経路を通っている。しかし、必ずしもPBTドメイン−MPLSドメイン−PBTドメインという経路を通る必要はなく、PBTドメイン30だけを通って事業者中継網PBから出る経路に設定することも可能である。また、場合によっては、PBTドメイン30とMPLSドメイン40とを何度も行き来した方が有利な場合もあり、そのように経路を設定することも可能である。更に、上述の実施形態では、全てのプロバイダ・エッジPEがPBTドメイン30上に設けられているが、一部のプロバイダ・エッジPEをMPLSドメイン40上に設けた構成にしてもよい。この場合、MPLSドメイン40上のプロバイダ・エッジPEから入って、MPLSドメイン40上の別のプロバイダ・エッジPEから抜ける経路をとってもよいし、PBTドメイン30上のプロバイダ・エッジ30から抜ける経路をとることもできる。
また、MPLSドメイン40とPBTドメイン30での通信の信頼性を比較すると、レイヤ2のみで動作するPBTドメイン30における通信の方が圧倒的に高い信頼性を有している。従って、例えば緊急電話などの高い信頼性が要求されるサービスに対しては、PBTドメインのみを通過させるように経路設定することが望ましい。
また、上記実施形態においては、プロバイダ・コア・エッジPCEにおいて、TE及びOAMを制御するデータ処理部を備える構成としていたが、これに限定されるものではない。例えば、ネットワークシステム1内に事業者中継網PB全体のTE及びOAMに関する制御を行うネットワーク・マネジメント・システム(NMS)を設けても良い(不図示)。この場合、プロバイダ・コア・エッジPCEをNMSに接続することで、NMSからのTEやOAMに関する情報に基づき、パケット変換テーブル811aおよび811bを作成/更新したり、代替の転送先を選択したりすることができる。さらに、上記実施形態においては、パケット変換テーブル811aおよび811bはTE処理部910で処理された情報に基づき作成/更新される構成としたが、その他にも、オペレータによる手動作業によって作成/更新されても良い。
本発明の実施形態により、通信事業者用基幹ネットワークのスケーラビリティを確保することを実現するためにレイヤ3ネットワークのIP網からなる通信事業者ドメインと、レイヤ3ネットワークのIP網からなるユーザ網との間に、レイヤ2ネットワークのイーサネットドメインを配し、前記レイヤ2ネットワークのイーサネットドメインを拡大することによってユーザ網の増加に対応するシステムにおいてレイヤ2上で形成される第1の仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3上で形成される第2の仮想リンクを連結するネットワーク接続装置であって、前記第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、前記第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、前記レイヤ2ネットワークのフレームと、前記レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部と、を備えるネットワーク接続装置が提供される。この構成において、レイヤ3ネットワークとレイヤ2ネットワークとは、1つ以上の接続点で相互に接続されたネットワークを構成し、ネットワークは、複数のエッジを有し、該複数のエッジの異なる2つの間で仮想リンクを形成しており、ネットワークに形成された仮想リンクは、レイヤ2ネットワーク上に形成された第1の仮想リンクとレイヤ3ネットワーク上に形成された第2の仮想リンクとが前記1つ以上の接続点において連結されたものである。
この場合において、変換部は、前記レイヤ2ネットワークのフレームに含まれるユーザを識別する値と、前記レイヤ3ネットワークのパケットに含まれる仮想リンクを識別する値とを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークで転送されるフレームは、ユーザ網からのフレームに、レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを付加することによって、ユーザ網からのフレームをフレームごとカプセル化した構造をしており、変換部は、ユーザ網からのタグを残したまま、レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを、レイヤ3からなる通信事業者ドメインのラベルに変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBTドメインであり、レイヤ3からなる通信事業者ドメインはMPLS網であり、PBTドメイン内で転送されるPBTフレームは、ユーザ網からのユーザMACフレームをフレームごとカプセル化し、ユーザ網のVLANタグとPBTタグとをスタックさせた構造をしており、変換部は、VLANタグを残したままPBTタグのみを、MPLS網で使用するMPLSラベルに変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークのフレームは、PBB−TEフレームであり、レイヤ3のパケットはEoMPLSパケットであり、変換部は、PBB−TEフレームのI−TAG値とEoMPLSパケットのVPN識別用ラベルとを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークは広域イーサネット網であり、変換部は、広域イーサネット網におけるイーサネットOAMフレームと、MPLS網におけるMPLS−OAMパケットとを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、第1の仮想リンクの両端のエッジはPBB-TE網上に設けられていても良い。また、高可用性を必要とするサービスには第1の仮想リンクのみが使用されても良い。高可用性を必要とするサービスは緊急通報サービスであっても良い。
ネットワークには、当該ネットワークの経路情報の収集と明示的な経路設定を行う網管理装置が備えられ、該網管理装置は、ネットワーク接続装置を介して、当該ネットワークの経路情報の収集および明示的なポイント・ツー・ポイントの経路設定を行うように構成されていても良い。また、ネットワーク接続装置は、1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部は、PBB−TEフレームとMPLSパケットとを変換するように構成されていても良い。また、ネットワーク接続装置は、1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部は、イーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットとを変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、PBB−TE網は複数のドメインから構成されていても良い。
また、本発明の実施形態によれば、通信事業者用基幹ネットワークのスケーラビリティを確保するためのシステムであって、レイヤ3ネットワークのIP網からなる通信事業者ドメインと、レイヤ3ネットワークのIP網からなるユーザ網との間に配されたレイヤ2ネットワークのイーサネットドメインと、レイヤ2上で形成される第1の仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3上で形成される第2の仮想リンクを連結するネットワーク接続装置と、を備えるシステムが提供される。この構成において、ネットワーク接続装置は、第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、レイヤ2ネットワークのフレームと、レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部と、を備える。更に、レイヤ3ネットワークと前記レイヤ2ネットワークとは、1つ以上の接続点で相互に接続されたネットワークを構成し、ネットワークは、複数のエッジを有し、該複数のエッジの異なる2つの間で仮想リンクを形成しており、ネットワークに形成された仮想リンクは、レイヤ2ネットワーク上に形成された第1の仮想リンクとレイヤ3ネットワーク上に形成された第2の仮想リンクとが1つ以上の接続点において連結されたものであり、レイヤ2ネットワークに追加的に配されたスイッチによって前記イーサネットドメインが拡大され、ユーザ網の増加に対応する。
上記構成を備えたシステムによれば、レイヤ3ネットワーク上に形成される仮想リンクとレイヤ2ネットワーク上に形成される仮想リンクとを接続することが可能となる。したがって、レイヤ3ネットワークの外周に拡張性の高いレイヤ2ネットワークを増設することが可能になり、既存のレイヤ3ネットワークの拡張性を改善することができる。
この場合において、変換部は、レイヤ2ネットワークのフレームに含まれるユーザを識別する値と、レイヤ3ネットワークのパケットに含まれる仮想リンクを識別する値とを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークで転送されるフレームは、ユーザ網からのフレームに、レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを付加することによって、ユーザ網からのフレームをフレームごとカプセル化した構造をしており、変換部は、ユーザ網からのタグを残したまま、レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを、レイヤ3からなる通信事業者ドメインのラベルに変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBTドメインであり、レイヤ3からなる通信事業者ドメインはMPLS網であり、PBTドメイン内で転送されるPBTフレームは、ユーザ網からのユーザMACフレームをフレームごとカプセル化し、ユーザ網のVLANタグとPBTタグとをスタックさせた構造をしており、変換部は、VLANタグを残したままPBTタグのみを、MPLS網で使用するMPLSラベルに変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークのフレームは、PBB−TEフレームであり、レイヤ3のパケットはEoMPLSパケットであり、変換部は、PBB−TEフレームのI−TAG値とEoMPLSパケットのVPN識別用ラベルとを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークは広域イーサネット網であり、変換部は、広域イーサネット網におけるイーサネットOAMフレームと、MPLS網におけるMPLS−OAMパケットとを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、第1の仮想リンクの両端のエッジはPBB-TE網上に設けられていても良い。また、高可用性を必要とするサービスには第1の仮想リンクのみが使用されても良い。高可用性を必要とするサービスは緊急通報サービスであっても良い。
また、当該ネットワークの経路情報の収集と明示的な経路設定を行う網管理装置を更に備えており、該網管理装置は、前記ネットワーク接続装置を介して、当該ネットワークの経路情報の収集および明示的なポイント・ツー・ポイントの経路設定を行うように構成されていても良い。ネットワーク接続装置は、前記1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部は、PBB−TEフレームとMPLSパケットとを変換するように構成されていても良い。ネットワーク接続装置は、前記1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部は、イーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットとを変換するように構成されていても良い。レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、PBB−TE網は複数のドメインから構成されていても良い。
また、本発明の実施形態によって、通信事業者用基幹ネットワークのスケーラビリティを確保するための方法であって、レイヤ3ネットワークのIP網からなる通信事業者ドメインと、レイヤ3ネットワークのIP網からなるユーザ網との間にレイヤ2ネットワークのイーサネットドメインを配し、前記レイヤ3ネットワークと前記レイヤ2ネットワークとを1つ以上の接続点で相互に接続することによってネットワークを構成し、前記ネットワークに複数のエッジを配することによって該複数のエッジの異なる2つの間で仮想リンクを形成し、レイヤ2上で形成される第1の仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3上で形成される第2の仮想リンクを連結するネットワーク接続装置を配し、前記レイヤ2ネットワークにスイッチを追加的に配し前記イーサネットドメインを拡大することによってユーザ網の増加に対応する方法が提供される。この構成において、ネットワークに形成された仮想リンクは、前記レイヤ2ネットワーク上に形成された前記第1の仮想リンクと前記レイヤ3ネットワーク上に形成された前記第2の仮想リンクとが前記1つ以上の接続点において連結されたものであり、前記ネットワーク接続装置は、前記第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、前記第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、前記レイヤ2ネットワークのフレームと、前記レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部とを備える。
上記構成によれば、レイヤ3ネットワーク上に形成される仮想リンクとレイヤ2ネットワーク上に形成される仮想リンクとを接続することが可能となる。したがって、レイヤ3ネットワークの外周に拡張性の高いレイヤ2ネットワークを増設することが可能になり、既存のレイヤ3ネットワークの拡張性を改善することができる。
この場合において、変換部において、レイヤ2ネットワークのフレームに含まれるユーザを識別する値と、レイヤ3ネットワークのパケットに含まれる仮想リンクを識別する値とを相互に変換するように構成されていても良い。また、レイヤ2ネットワークで転送されるフレームは、ユーザ網からのフレームに、前記レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを付加することによって、前記ユーザ網からのフレームをフレームごとカプセル化した構造をしており、変換部において、ユーザ網からのタグを残したまま、レイヤ2ネットワーク内でのスイッチングに使用するタグを、レイヤ3からなる通信事業者ドメインのラベルに変換しても良い。また、レイヤ2ネットワークはPBTドメインであり、レイヤ3からなる通信事業者ドメインはMPLS網であり、PBTドメイン内で転送されるPBTフレームは、ユーザ網からのユーザMACフレームをフレームごとカプセル化し、ユーザ網のVLANタグとPBTタグとをスタックさせた構造をしており、変換部において、VLANタグを残したまま前記PBTタグのみを、MPLS網で使用するMPLSラベルに変換しても良い。また、レイヤ2ネットワークのフレームは、PBB−TEフレームであり、前記レイヤ3のパケットはEoMPLSパケットであり、変換部において、PBB−TEフレームのI−TAG値とEoMPLSパケットのVPN識別用ラベルとを相互に変換しても良い。また、レイヤ2ネットワークは広域イーサネット網であり、変換部において、広域イーサネット網におけるイーサネットOAMフレームと、MPLS網におけるMPLS−OAMパケットとを相互に変換しても良い。レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、第1の仮想リンクの両端のエッジはPBB-TE網上に設けられていても良い。また、高可用性を必要とするサービスには第1の仮想リンクのみが使用されても良い。高可用性を必要とするサービスは緊急通報サービスであっても良い。また、ネットワークには、当該ネットワークの経路情報の収集と明示的な経路設定を行う網管理装置が更に備えられており、該網管理装置において、前記ネットワーク接続装置を介して、当該ネットワークの経路情報の収集および明示的なポイント・ツー・ポイントの経路設定を行っても良い。また、ネットワーク接続装置は、1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部において、PBB−TEフレームとMPLSパケットとを変換しても良い。ネットワーク接続装置は、1つ以上の接続点の少なくとも1つに配置され、変換部において、イーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットとを変換しても良い。レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、PBB−TE網は複数のドメインから構成されていても良い。
PBTフレーム300aを受信したプロバイダ・スイッチPS1は、転送テーブルを参照して、B−TAGに含まれるB−VIDの値およびB−DAの値から次の中継ノード(プロバイダ・スイッチPS2)を特定して送信する。PBTフレーム300bを受信したプロバイダ・スイッチPS2においても同様の処理が行われ、PBTフレーム300aがプロバイダ・コア・エッジPCE1へ転送される。このように、PBTドメイン30においては、B−TAGに含まれるB−VIDの値に基づき識別されるVLANによって形成された仮想リンク内をユーザMACフレーム200が転送される。
プロバイダ・コア・エッジPCE2は、パケット受信部720にてMPLSパケット400dを受信し、受信したパケット400dをデータ変換部800のパケット変換部810に渡す。パケット変換部810は、図6(b)に示されるパケット変換テーブル811bを参照して、MPLSパケット400dのVPN識別ラベル値「c1」から、PBTドメインにおける次のリンクの送信ポート番号「b11」、B−DA「MC20」、I−TAG「a1」およびB−TAG「e1」の各情報を取得する。そして、MPLSパケット400dからVPN識別ラベル及び転送ラベルを削除し、パケット変換テーブル811bから取得したB−DA「MC20」、I−TAG「a1」、B−TAG「e1」、および自身のMACアドレス「MC30」を含むPBTタグを付加して、図7(e)に示されるPBTフレーム300bを生成する。その後、生成されたPBTフレーム300bは、フレーム送信部624に送られ、次の中継ノードであるプロバイダ・スイッチPS3に、送信ポート「b11」から転送される。

Claims (18)

  1. レイヤ2上で形成される仮想リンク(Pseudo Wire)とレイヤ3上で形成される仮想リンクを連結するネットワーク接続装置であって、
    第1の仮想リンクを形成するレイヤ2ネットワークのエッジ・スイッチとして動作するスイッチング部と、
    第2の仮想リンクを形成するレイヤ3ネットワークのエッジ・ルータとして動作するルーティング部と、
    前記レイヤ2ネットワークのフレームと、前記レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換する変換部と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記レイヤ2ネットワークは広域イーサネット網であり、前記レイヤ3ネットワークはIP網であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  3. 前記IP網はMPLS網であることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続装置。
  4. 前記広域イーサネット網はPBB−TE網であり、前記MPLS網はEoMPLS網であることを特徴とする請求項3に記載のネットワーク接続装置。
  5. 前記変換部は、前記レイヤ2ネットワークのフレームにおけるヘッダと、前記レイヤ3のパケットにおけるヘッダを付け替えて、前記レイヤ2ネットワークのフレームと、前記レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  6. 前記変換部は、前記レイヤ2ネットワークのフレームに、前記レイヤ3のパケットにおけるヘッダを付け加えて、前記レイヤ2ネットワークのフレームと、前記レイヤ3ネットワークのパケットとを相互に変換することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  7. 前記レイヤ2ネットワークのフレームは、PBB−TEフレームであり、前記レイヤ3のパケットはEoMPLSパケットであり、
    前記変換部は、
    前記PBB−TEフレームのI−TAG値と前記EoMPLSパケットのVPN識別用ラベルとを相互に変換することを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  8. 前記変換部は、
    前記広域イーサネット網におけるイーサネットOAMフレームと、前記MPLS網におけるMPLS−OAMパケットとを相互に変換することを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  9. レイヤ3ネットワークと、前記レイヤ3ネットワークと1つ以上の接続点で接続されたレイヤ2ネットワークとからなるネットワークであって、
    前記ネットワークは、複数のエッジを有し、該複数のエッジの異なる2つの間で第1の仮想リンク(pseudo wire)を形成しており、
    該第1の仮想リンクは、前記レイヤ2ネットワーク上に形成された第2の仮想リンクと前記レイヤ3ネットワーク上に形成された第3の仮想リンクとが前記1つ以上の接続点において連結されたものであることを特徴とするネットワーク。
  10. 前記レイヤ2ネットワークはPBB-TE網であり、
    前記レイヤ3ネットワークはMPLS網であることを特徴とする請求項9に記載のネットワーク。
  11. 前記第3の仮想リンクはEoMPLSの仮想リンクであることを特徴とする請求項10に記載のネットワーク。
  12. 前記第1の仮想リンクの両端のエッジはPBB-TE網上に設けられていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のネットワーク。
  13. 高可用性を必要とするサービスには前記第2の仮想リンクのみが使用されることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記載のネットワーク。
  14. 前記高可用性を必要とするサービスは緊急通報サービスであることを特徴とする請求項13に記載のネットワーク。
  15. 前記仮想リンクを連結するネットワーク接続装置と、
    当該ネットワークの経路情報の収集と明示的な経路設定を行う網管理装置と、
    を更に備えており、
    該網管理装置は、前記ネットワーク接続装置を介して、当該ネットワークの経路情報の収集および明示的なポイント・ツー・ポイントの経路設定を行うことを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載のネットワーク。
  16. 前記1つ以上の接続点の少なくとも1つに、PBB−TEフレームとMPLSパケットとを変換する装置が設けられていることを特徴とする請求項10から請求項15のいずれかに記載のネットワーク。
  17. 前記1つ以上の接続点の少なくとも1つに、イーサネットOAMフレームとMPLS−OAMパケットとを変換する装置が設けられていることを特徴とする請求項10から請求項16のいずれかに記載のネットワーク。
  18. 前記PBB−TE網は複数のドメインから構成されていることを特徴とする請求項10から請求項17のいずれかに記載のネットワーク。
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