JP2003209562A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2003209562A
JP2003209562A JP2002002905A JP2002002905A JP2003209562A JP 2003209562 A JP2003209562 A JP 2003209562A JP 2002002905 A JP2002002905 A JP 2002002905A JP 2002002905 A JP2002002905 A JP 2002002905A JP 2003209562 A JP2003209562 A JP 2003209562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイヤ2VPNとレイヤ3VPNとを同一ネ
ットワーク上で効率よく経済的に混在化して、ネットワ
ーク・サービスの品質の向上を図る。 【解決手段】 パス情報制御部13は、ネットワーク内
のノード間で確立され、ネットワーク内送信ラベルが付
加されたフレームが通るパスであるネットワーク内送信
パスPS1のパス情報を管理し設定する。ラベル付加部
14は、ネットワークのエンド−エンドで確立されたV
PNパスPS2、PS3を通るためのVPNラベルが付
加されたフレームに、パス情報にもとづき、ネットワー
ク内送信ラベルを付加して、ネットワーク内送信パスP
S1を通して、フレームを送信する。フレーム識別値決
定処理部21は、フレームの識別をするためのフレーム
識別値を決定する。切り分け処理部22は、VPNラベ
ルとフレーム識別値にもとづいて、レイヤ2とレイヤ3
の切り分け処理を行って出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、特にVPN(Virtual Private Network:仮想閉域
網)による通信サービスを行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VPNと呼ばれるネットワーク・
サービスが提供されている。VPNとは、社内で構築し
たネットワークを使って、通信事業者のサービスを、あ
たかも専用線のように利用できるサービスの総称であ
る。
【0003】このVPNにより、例えば、各地に拠点が
散在する企業等で、社内のLANをインターネット経由
で接続して、仮想的にプライベート・ネットワークを構
築することができる。
【0004】一般にVPNは、レイヤ3(ネットワーク
層)をベースにしたVPNと、レイヤ2(データリンク
層)をベースにしたVPNとに大別される。図27はレ
イヤ3ベースVPNの構成を示す図である。エンドノー
ド41、42がレイヤ3をベースにしたVPN(以下、
レイヤ3VPN)400内の中継ノード401、402
を介して接続する。図に示すように、中継ノード40
1、402は、レイヤ3までのプロトコルを有してい
る。
【0005】レイヤ3VPNの具体的なサービスとして
は、IP(Internet Protocol)ネットワークをベース
にしたIP−VPNがあり、特にIPパケットに宛先ラ
ベルを付加してラベルスイッチングを行うMPLS(Mu
lti-Protocol Label Switching)技術を用いたIP−V
PNが注目されている。
【0006】図28はレイヤ2ベースVPNの構成を示
す図である。エンドノード31、32がレイヤ2をベー
スにしたVPN(以下、レイヤ2VPN)内の中継ノー
ド301、302を介して接続する。図に示すように、
中継ノード301、302は、レイヤ2までのプロトコ
ルを有している。
【0007】レイヤ2VPNの具体的なサービスとして
は、広域LANサービスであるVLAN(Virtual LA
N)がある。VLANは、物理的なLAN構成とは独立
に、ネットワークに接続した端末をグループ化して、論
理的に構成したLANのことであり、例えば、イーサネ
ット(R)を利用して拠点間の通信を実現するサービス
などが提供されている。
【0008】一方、現状のVPNとしては、IPネット
ワーク(インターネット)をベースにしているレイヤ3
VPNが主に使用されているが、レイヤ2VPNは、V
PN内で運用するレイヤ3プロトコルを限定することな
く拠点間を接続できるので、レイヤ3VPNに比べ、よ
り柔軟な仮想ネットワークが構築可能である。このた
め、近年ではレイヤ2VPNへの需要が高まってきてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
レイヤ2VPN及びレイヤ3VPNは、従来では、それ
ぞれ個別に構築されていた。このため、同一ネットワー
ク上で混在して運用することができないため、より柔軟
で拡張性のあるネットワーク・サービスが実現されてい
ないといった問題があった。
【0010】同一ネットワーク上で、レイヤ2VPN及
びレイヤ3VPNを混在化させる場合、既存のレイヤ3
VPNにレイヤ2VPN仕様の装置を設置して、単純に
接続制御を行うと、コストが増大し、また汎用性がない
ものになってしまう。したがって、レイヤ3VPNが使
われているネットワークに対して、効率よくかつ経済的
に、レイヤ2VPNを設定して混在化を図る必要があ
る。
【0011】一方、レイヤ3VPNは、レイヤ2VPN
には規定されていない、トラフィック・エンジニアリン
グ機能を有している(トラフィック・エンジニアリング
とは、例えば、ある経路のトラフィックが増大した際
に、自動的にトラフィックの少ない別の経路にデータを
振り分けたりするトラフィック制御のことである)。
【0012】このため、レイヤ2VPN及びレイヤ3V
PNを混在化する際には、双方に対応してトラフィック
・エンジニアリング機能が働くようにしないと、回線障
害発生時に長時間の通信断が発生したり、トラフィック
輻輳時にデータ遅延や欠落等が発生してしまうなどの問
題がでてくる。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、レイヤ2VPNとレイヤ3VPNとを同一ネ
ットワーク上で効率よく経済的に混在化して、ネットワ
ーク・サービスの品質の向上を図った通信システムを提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、VPNによる通信サービスを行う通信シ
ステム1において、ネットワーク内のノード間で確立さ
れ、ネットワーク内送信ラベルが付加されたフレームが
通るパスであるネットワーク内送信パスPS1のパス情
報を管理し設定するパス情報制御部13と、レイヤ2V
PN及びレイヤ3VPNそれぞれに対して、ネットワー
クのエンド−エンドで確立されたVPNパスPS2、P
S3を通るためのVPNラベルが付加されたフレーム
に、パス情報にもとづき、ネットワーク内送信ラベルを
付加して、ネットワーク内送信パスPS1を通して、フ
レームを送信するラベル付加部14と、から構成され
て、レイヤ2VPN及びレイヤ3VPNのそれぞれのV
PNパスPS2、PS3が、ネットワーク内送信パスP
S1を共有しての通信の送信制御を実行する送信装置1
0と、レイヤ2VPNのフレームか、レイヤ3VPNの
フレームかを識別するためのフレーム識別値を決定する
フレーム識別値決定処理部21と、VPNラベルとフレ
ーム識別値にもとづいて、レイヤ2VPNとレイヤ3V
PNとの切り分け処理を行って出力する切り分け処理部
22と、から構成されて、レイヤ2VPN及びレイヤ3
VPNのそれぞれのVPNパスPS2、PS3が、ネッ
トワーク内送信パスPS1を共有しての通信の受信制御
を実行する受信装置20と、を有することを特徴とする
通信システム1が提供される。
【0015】ここで、パス情報制御部13は、ネットワ
ーク内のノード間で確立され、ネットワーク内送信ラベ
ルが付加されたフレームが通るパスであるネットワーク
内送信パスPS1のパス情報を管理し設定する。ラベル
付加部14は、レイヤ2VPN及びレイヤ3VPNそれ
ぞれに対して、ネットワークのエンド−エンドで確立さ
れたVPNパスPS2、PS3を通るためのVPNラベ
ルが付加されたフレームに、パス情報にもとづき、ネッ
トワーク内送信ラベルを付加して、ネットワーク内送信
パスPS1を通して、フレームを送信する。フレーム識
別値決定処理部21は、レイヤ2VPNのフレームか、
レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフレーム
識別値を決定する。切り分け処理部22は、VPNラベ
ルとフレーム識別値にもとづいて、レイヤ2VPNとレ
イヤ3VPNとの切り分け処理を行って出力する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の通信システムの原
理図である。通信システム1は、送信装置10(以下、
入口エッジノード10)と受信装置20(以下、出口エ
ッジノード20)から構成され、入口エッジノード10
と出口エッジノード20は、コアネットワーク5のエッ
ジに配置される。
【0017】このコアネットワーク5は、MPLSのラ
ベルスイッチングが行われるMPLSネットワークであ
り、本発明のシステムはMPLS−VPNに適用するも
のとする。
【0018】また、入口エッジノード10には、ユーザ
ネットワークとして、レイヤ2VPN3aとレイヤ3V
PN4aが接続し、出口エッジノード20には、レイヤ
2VPN3bとレイヤ3VPN4bが接続する。また、
本発明の入口エッジノード10及び出口エッジノード2
0の機能は、1台の同一装置に搭載可能である。
【0019】入口エッジノード10に対し、アドレス・
フォワーディング処理部11は、レイヤ2VPN3aま
たはレイヤ3VPN4aから送信されたフレームの送信
元アドレスや宛先情報などの情報が、経路としてすでに
学習済みか否かを判断する。
【0020】経路が学習されていない場合には、あらた
な経路情報(ルーティング情報)を後述の経路テーブル
に登録し、さらに、同報処理部15は、該当のVPN内
の入口エッジノード10に接続可能な装置すべてに対し
て、あらたな経路情報を同報通知し、他装置に対して学
習処理を促す。
【0021】一方、経路が学習済みの場合、アドレス・
フォワーディング処理部11は、レイヤ2フォワーディ
ングに関しては、経路テーブルから、フレームの送信元
レイヤ2アドレス(MAC(Media Access Control)ア
ドレス)と、入口エッジノード10でそのフレームを受
信したときのポートの識別子と、の対に対応する送信先
レイヤ2アドレスから経路の決定を行う。
【0022】レイヤ3フォワーディングに関しては、経
路テーブルから、フレームの送信元レイヤ3アドレス
(IPアドレス)と、入口エッジノード10でそのフレ
ームを受信したときのポートの識別子と、の対に対応す
る送信先レイヤ3アドレスから経路の決定を行う。
【0023】トラフィック・エンジニアリング部(以
下、TE部と呼ぶ)12は、レイヤ2VPN3a、3b
及びレイヤ3VPN4a、4bに対するトラフィックの
処理として、負荷分散処理、障害発生時にトラフィック
を迂回する障害迂回処理、プロテクションパスへの切替
えを行うプロテクションパス切替え処理、サービス対応
にトラフィックを分岐するサービス対応分岐処理、の少
なくとも1つを行う。図10以降で後述する。
【0024】パス情報制御部13は、ネットワーク内送
信ラベルが付加されたフレームが通るパスであるネット
ワーク内送信パスPS1のパス情報(パス情報とは、後
述のL1マッピング管理テーブルT6に登録されている
情報)を管理し設定する。
【0025】なお、ネットワーク内送信パスPS1は、
経路設定時のルーティングプロトコルにて、出口エッジ
ノード20のレイヤ3アドレスを入口エッジノード10
が検出した際に、入口エッジノード10から出口エッジ
ノード20に対して、MPLSプロトコル等で接続処理
を実行することにより、MPLSネットワーク5内のノ
ード間で確立されるLSP(Label Switched Path)の
ことである。
【0026】ラベル付加部14は、VPNパスPS2、
PS3を通るためのVPNラベルが付加されたフレーム
に対して、パス情報にもとづき、ネットワーク内送信ラ
ベルを付加する。そして、ネットワーク内送信ラベルが
付加されたフレームを、ネットワーク内送信パスPS1
を通して送信する。
【0027】VPNパスPS2、PS3は、レイヤ2V
PN3a、3b及びレイヤ3VPN4a、4bそれぞれ
に対して、ネットワークのエンド−エンドで確立される
LSPである。
【0028】出口エッジノード20に対し、フレーム識
別値決定処理部21は、レイヤ2VPNのフレームか、
レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフレーム
識別値を決定する。
【0029】切り分け処理部22は、VPNラベルとフ
レーム識別値にもとづいて、レイヤ2VPNとレイヤ3
VPNとの切り分け処理を行う。そして、該当するレイ
ヤ2VPN3bまたはレイヤ3VPN4bのいずれかへ
フレームを出力する。
【0030】以上説明したような、本発明の通信システ
ム1の送受信機能により、同一エッジノードでの、レイ
ヤ2VPN及びレイヤ3VPNのそれぞれのVPNパス
PS2、PS3が、ネットワーク内送信パスPS1を共
有することができるので、同一MPLSネットワーク5
上で、レイヤ2VPNとレイヤ3VPNを混在化した通
信を実現することが可能になる。
【0031】次にフレームフォーマットについて説明す
る。図2はフレームフォーマットを示す図である。フレ
ーム(MPLSフレーム)Fは、レイヤ2ヘッダ、ネッ
トワーク内送信ラベル、VPNラベル、(IPヘッダ+
データ)から構成される。
【0032】ここで、ネットワーク内送信パスPS1
は、Outer ラベルであるネットワーク内送信ラベルにて
設定されるLSPであり、VPNパスPS2、PS3
は、Inner ラベルであるVPNラベルにて設定されるL
SPである。
【0033】以降の説明では、ネットワーク内送信ラベ
ルをL1ラベル、VPNラベルをL2ラベルと呼び、ネ
ットワーク内送信パスをL1LSP、VPNパスをL2
LSPと呼ぶ(L1、L2の“L”は、Labelの“L”
である)。
【0034】次に本発明の制御を行う際の各種テーブル
について説明する。ただし、レイヤ2関連のテーブルに
ついて示す。図3はVPN管理テーブルT1を示す図で
ある。VPN管理テーブルT1は、アドレス・フォワー
ディング処理部11や同報処理部15からアクセスされ
るテーブルであり、VPNに所属するポートを管理する
テーブルである。VPN管理テーブルT1の項目には、
VPN側物理ポート、ポート番号、ノード種別、VPN
種別、L2ラベルがある。
【0035】ここで、このテーブルに記載されているV
PN側物理ポートが自ノード以外のポートの場合は、そ
のVPN側物理ポート宛のL2LSPへのL2ラベルも
登録管理する(図ではVPN側物理ポートP3、P4が
他ノードのポートであるため、これらにはL2ラベルも
登録されている。このL2ラベルは同報時に使用され
る)。
【0036】図4はレイヤ2VPN定義テーブルT2を
示す図である。レイヤ2VPN定義テーブルT2は、ア
ドレス・フォワーディング処理部11や同報処理部15
からアクセスされるテーブルであり、テーブル項目は、
VPN−ID、VPN側物理ポート、ポート番号、送信
先レイヤ2アドレスがある。
【0037】なお、アドレス・フォワーディング処理部
11や同報処理部15では、レイヤ2経路テーブルT3
sも管理している。レイヤ2経路テーブルT3sは、レ
イヤ2の経路情報からなる経路テーブルであり、例え
ば、送信元レイヤ2アドレス、受信ポートの識別子、送
信先レイヤ2アドレスなどが経路情報として設定されて
いる。
【0038】また、レイヤ2経路テーブルは、出口エッ
ジノード20の切り分け処理部22でも管理される(出
口エッジノード側のレイヤ2経路テーブルをレイヤ2経
路テーブルT3rとする)。
【0039】図5はレイヤ2フロー条件テーブルを示す
図である。レイヤ2フロー条件テーブルT5は、TE部
12が管理するテーブルであり、レイヤ2トラフィック
に関するTE機能条件を管理するテーブルである。テー
ブル項目としては、VPN−ID、送信論理ポート、送
信元レイヤ2アドレス、送信先レイヤ2アドレス、TE
機能フラグ、TEパターン、送信仮想ポートがある。な
お、TE部12は、後述のTE管理テーブルT4も管理
する。
【0040】図6はL1マッピング管理テーブルを示す
図である。L1マッピング管理テーブルT6は、パス情
報制御部13で管理され、出口エッジノード20のレイ
ヤ3アドレスとL1LSPとのパス情報が設定されたテ
ーブルである。テーブル項目としては、送信先ノードレ
イヤ3アドレス、送信仮想ポート、MPLS側物理ポー
ト、ポート番号がある。
【0041】なお、上記の図3〜図6では、レイヤ2関
連のテーブルのみ示したが、レイヤ2に対応するレイヤ
3関連のテーブルも同様に管理される(すなわち、レイ
ヤ2経路テーブルT3s、T3rに対応してレイヤ3経
路テーブル、レイヤ2VPN定義テーブルT2に対応し
てレイヤ3VPN定義テーブル、レイヤ2フロー条件テ
ーブルT5に対応してレイヤ3フロー条件テーブルも存
在して管理される)。
【0042】次に図3〜図6に示した各テーブルと図7
を用いて本発明の動作について詳しく説明する。図7は
動作説明を行うための概念図である。入口エッジノード
10(レイヤ3アドレスがxxx.xxx.xxx.xxx)のVPN
側物理ポートP1、出口エッジノード20(レイヤ3ア
ドレスがyyy.yyy.yyy.yyy)のVPN側物理ポートP3
を介して、レイヤ2VPN3a、3b間をL1LSP#
1を通じて、L2LSP#1が確立し、入口エッジノー
ド10のVPN側物理ポートP2、出口エッジノード2
0のVPN側物理ポートP4を介して、レイヤ3VPN
4a、4b間をL1LSP#1を通じて、L2LSP#
2が確立するものである。図1と異なる構成要素として
は、出口エッジノード20に経路登録処理部23が配置
されている。その他の構成は同様である。
【0043】なお、ここでは、レイヤ3VPN4a、4
b間をつなぐL2LSP#2は、すでにL1LSP#1
内を通って確立しており、さらにL1LSP#1内に、
レイヤ2VPN3a、3b間をつなぐL2LSP#1を
確立する場合について考える。
【0044】まず、L2LSPの登録設定について説明
する。最初、出口エッジノード20にL2LSPを登録
設定する。この場合、出口エッジノード20に対して、
ユーザによるコマンド設定や動的なプロトコル通信など
により、レイヤ2VPNの登録を行う。すると、フレー
ム識別値決定処理部21は、レイヤ2VPNのフレーム
か、レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフレ
ーム識別値を決定する。
【0045】具体的には、このフレーム識別値は、しき
い値として設定する。例えば、0〜500のL2ラベル
があって、ラベル値0〜250までがレイヤ2VPNか
らのフレームであり、ラベル値251〜500までがレ
イヤ3VPNからのフレームとするならば、ラベル値2
50をフレーム識別値として決定する(このフレーム識
別値を用いて、後述の切り分け処理部22では、ラベル
値が250以下のものをレイヤ2VPNのフレーム、2
51以上のものをレイヤ3VPNのフレームと識別でき
る)。
【0046】次に入口エッジノード10にL2LSPを
登録設定する。この場合、入口エッジノード10に対し
て、ユーザによるコマンド設定や動的なプロトコル通信
などにより、レイヤ2VPNの登録を行う。
【0047】すると、自ノードを入口ノードと認識し、
各ブロック構成部において、VPN管理テーブルT1、
レイヤ2VPN定義テーブルT2、レイヤ2フロー条件
テーブルT5のテーブル設定が行われる。
【0048】これらのテーブル設定が終わると、同報処
理部15は、レイヤ2VPN間で接続可能な装置に対し
て、あらたな設定内容を同報通知して、学習処理を促
す。その後、パス情報制御部13は、送信先である出口
エッジノード20へのL1LSP(ここではL1LSP
#1)に関する情報を抽出し、出口エッジノード20の
レイヤ3アドレスに対応する抽出情報(上述した送信仮
想ポート、MPLS側物理ポート、ポート番号)をL1
マッピング管理テーブルT6に設定する。
【0049】次に入口エッジノード10がレイヤ2VP
N3aからのフレームを受信して、MPLSネットワー
ク5へ送出するまでの流れについて詳しく説明する。入
口エッジノード10のアドレス・フォワーディング処理
部11では、レイヤ2VPN3aからのフレーム(送信
先レイヤ2アドレス:00:aa:bb:01:02:01)をVPN側物
理ポートP1で受信すると、まずVPN種別を判断す
る。
【0050】ここでは、VPN管理テーブルT1から、
VPN側物理ポートP1をキーにして、レイヤ2VPN
と認識できる。次にレイヤ2VPN定義テーブルT2よ
り、送信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:01)を
キーに、VPN−ID=10を認識する。
【0051】その後、このフレーム内に含まれている送
信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:01)が、レイヤ
2経路テーブルT3sに登録されているか否かを検索す
る。すでに登録されている場合には、後述のTE部12
を介してレイヤ2フロー条件テーブルT5より抽出され
た送信仮想ポート(=100)をもとに、パス情報制御
部13が、L1マッピング管理テーブルT6にてMPL
S側物理ポート(=PM1)の抽出処理を行う。
【0052】その後、ラベル付加部14は、MPLS側
物理ポートPM1より、該当するL1LSP#1のL1
ラベルを設定しフレームに付加して、図2で上述したよ
うなMPLSフレームFを生成する。そして、このMP
LSフレームFをMPLS側物理ポートPM1よりMP
LSネットワーク5へ送出する。
【0053】一方、受信したフレーム内に含まれる送信
先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:01)がレイヤ2経
路テーブルT3sに登録されていなかった場合には、同
報処理部15は、同一のVPN−ID(=10)のレイ
ヤ2VPNの装置すべてに対して、同報処理を行って経
路情報を通知し、また、経路情報は、自己のレイヤ2経
路テーブルT3sにも登録される。
【0054】ここで、同報処理を行う場合には、まず、
受信フレームの送信先レイヤ2アドレスから、レイヤ2
VPN定義テーブルT2、レイヤ2フロー条件テーブル
T3により、該当するVPN内のポート情報をすべて取
得する。そして、出力先が自ノード内のポートに対して
は、同報処理部15は、そのポートからフレームを出力
する(図7のB1)。
【0055】すなわち、この場合のフレームは、MPL
Sネットワーク5へ出力するフレームではなく、入口エ
ッジノード10に接続している他のレイヤ2VPN行き
のフレームということである。
【0056】一方、出力先が他ノード内のポートに対し
ては、同報処理部15は、そのフレームをラベル付加部
14へ渡す。すなわち、この場合のフレームは、MPL
Sネットワーク5へ出力すべきフレームであるから、L
1ラベルを付加するために、ラベル付加部14へ渡すこ
とになる。ラベル付加部14は、VPN−IDに該当す
るL1ラベルを付加して同報するために必要なL1LS
Pを通じて出力する(図7のB2)。このような処理を
行って同報送信を行う。
【0057】次に出口エッジノード20がMPLSネッ
トワーク5からMPLSフレームFを受信して、レイヤ
2VPN3bに出力するまでの動作について詳しく説明
する。出口エッジノード20がMPLSネットワーク5
から送信されたMPLSフレームFを受信すると、切り
分け処理部22は、まず前処理として、ラベル・フォワ
ーディング処理を行う。
【0058】ラベル・フォワーディング処理では、フレ
ームに付加されているL1ラベルから、自ノードが出口
ノードであると認識し、L1ラベルを外して、内部ポー
トにL1ラベルが外されたフレームを出力する。
【0059】その後、切り分け処理部22は、フレーム
識別値決定処理部21で決定されたフレーム識別値と、
フレームに付加されているL2ラベルのラベル値とを比
較して、このフレームがレイヤ2VPN3aからのフレ
ームか、レイヤ3VPN4aからのフレームかを判断し
て切り分け処理を行う。
【0060】L2ラベルがレイヤ2VPNのものと判断
した場合、経路登録処理部23は、送信元レイヤ2アド
レス(00:aa:bb:01:01:01)が、レイヤ2経路テーブルT
3rに登録されているか否かを検索する。未登録の場合
には、レイヤ2経路テーブルT3rに送信元レイヤ2ア
ドレス(00:aa:bb:01:01:01)等の経路情報を追加登録す
る。
【0061】また、すでに登録済みの場合には、切り分
け処理部22は、L2ラベルを外して、レイヤ2のMA
Cフレームとして該当のポート(ここではポートP3)
から、レイヤ2VPN3bへ送信する。
【0062】このような本発明の制御により、レイヤ2
VPNのL2LSPトラフィックとレイヤ3VPNのL
2LSPトラフィックとの混在化を図ることが可能にな
る。なお、上記では、L1LSP#1内に、レイヤ2V
PNからのフレームを通すためのL2LSPの設定手順
について説明したが、L1LSP#1内に、レイヤ3V
PNからのフレームを通すためのL2LSPの設定手順
についても同様な手順で設定可能である。
【0063】次にユーザネットワークからフレーム受信
時の、入口エッジノード10の動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。図8は入口エッジノード10の
動作を示すフローチャートである。
【0064】〔S1〕入口エッジノード10は、ユーザ
ネットワークからフレームを受信する。すなわち、レイ
ヤ2VPN3aからMACフレームを受信し、またはレ
イヤ3VPN4aからはIPフレームを受信する。
【0065】〔S2〕アドレス・フォワーディング処理
部11は、VPN定義テーブルより、受信ポートからV
PN−IDを抽出する。 〔S3〕アドレス・フォワーディング処理部11は、経
路テーブルより、送信先アドレスが登録済みか否かを検
索する。登録済みならステップS6へ、未登録ならばス
テップS4へ行く。
【0066】〔S4〕同報処理部15は、同報先のポー
ト情報を抽出する。 〔S5〕同報処理部15は、同報処理を行う。同報処理
としては、ポート情報が自ノードのポートならばそのま
まフレームを出力し、他ノードのポートならばラベル付
加部14にフレームを渡して、VPN−IDより該当の
L1ラベルを付加して送信する。
【0067】〔S6〕TE部12はTE処理を行う。図
10以降で後述する。 〔S7〕レイヤ2フロー条件テーブルT5より抽出され
た送信仮想ポートをもとにして、パス情報制御部13
は、L1マッピング管理テーブルT6にてMPLS側物
理ポートの抽出処理を行う。
【0068】〔S8〕ラベル付加部14は、MPLS側
物理ポートより該当のL1ラベルをフレームに付加して
MPLSネットワーク5へ送出する。次にMPLSネッ
トワーク5からフレーム受信時の、出口エッジノード2
0の動作についてフローチャートを用いて説明する。図
9は出口エッジノード20の動作を示すフローチャート
である。
【0069】〔S11〕出口エッジノード20は、MP
LSフレームFを受信する。 〔S12〕切り分け処理部22は、MPLSフレームF
からL1ラベルを外して、受信処理を行う。
【0070】〔S13〕切り分け処理部22は、フレー
ム識別値と、L2ラベルの値から、フレームがレイヤ2
VPNかレイヤ3VPNかを識別して、フレームの切り
分け処理を行う。
【0071】〔S14〕経路登録処理部23は、経路テ
ーブルより、送信元アドレスが登録済みか否かを検索す
る。未登録ならばステップS15へ、登録済みならステ
ップS16へ行く。
【0072】〔S15〕経路登録処理部23は、送信元
アドレス等の経路情報を経路テーブルに設定する(学習
する)。 〔S16〕切り分け処理部22は、該当するポートへフ
レームを出力する。そして、対象のユーザネットワーク
へフレームが送信される。
【0073】次にTE部12について説明する。入口エ
ッジノード10内のTE部12は、L1LSPに関する
トラフィック制御を行うものである。図10はTE管理
テーブルT4とレイヤ2フロー条件テーブルT5とを示
す図である。TE管理テーブルT4のテーブル項目は、
送信用レイヤ2ラベル値、VPN側物理ポート、VPN
側論理ポート、レイヤ種別である。
【0074】TE部12は、まず、受信フレームが、レ
イヤ2VPNのフレームか、レイヤ3VPNのフレーム
かを、VPN側物理ポートをキーに、TE管理テーブル
T4を用いて判断する。
【0075】レイヤ2VPNのものと認識すると、次に
レイヤ2フロー条件テーブルT5を参照し、送信元レイ
ヤ2アドレス(00:aa:bb:01:01:03)や送信先レイヤ2
アドレス(00:aa.bb.01:02:03)をもとに検索して、T
E処理の対象のフレームか否かを判断する。TE機能フ
ラグがONの場合には、TE対象フレームであり、TE
パターンに該当するレイヤ2VPN用のTE機能処理を
行って、送信仮想ポートを抽出する。
【0076】送信仮想ポートの抽出後は、パス情報制御
部13で該当のL1LSPのMPLS側物理ポートが抽
出され、ラベル付加部14で該当のラベルが付加されて
送信される。なお、受信フレームがレイヤ3の場合に
は、レイヤ3フロー条件テーブルを用いて同様な制御を
行う。
【0077】ここで、送信仮想ポートは、TE機能フラ
グがOFFの場合には、レイヤ2フロー条件テーブルT
5ですでに設定されているが、TE機能フラグがONの
場合には、レイヤ2フロー条件テーブルT5では設定さ
れておらず、TEパターンに対応する各種テーブル(後
述する)で設定されることになる。
【0078】次にTE機能の1つである負荷分散処理
(TEパターンが1とする)について説明する。図11
は負荷分散処理の概念図である。説明を簡略化するた
め、入口エッジノード10の内部構成としては、TE部
12のみ示す。
【0079】入口エッジノード10に接続するレイヤ2
VPN3aからフレームが受信されると、TE部12で
は、このフレームがTE対象フレームか否かを検索す
る。そして、TEパターン=1のフレームと判断する
と、負荷分散処理を行う。その後、該当するトラフィッ
クは、複数の例えばL1LSP#1〜#nを通じて送信
される。
【0080】次に負荷分散処理内容について詳しく説明
する。図12、図13は負荷分散処理を説明するための
図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:
01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa.bb.01:02:0
3)から、受信フレームが、TEパターン=1の負荷分
散処理対象のフレームと判断する。
【0081】すると、TE部12は、送信元レイヤ2ア
ドレスと送信先レイヤ2アドレスのそれぞれの値から送
信仮想ポート抽出演算処理を行う。この抽出演算処理と
しては、最初、0〜80の範囲で演算結果が算出される
とすると、0〜10を送信仮想ポート100、11〜2
5を送信仮想ポート101、26〜40を送信仮想ポー
ト102、41〜50を送信仮想ポート103、51〜
80を送信仮想ポート104というように、0〜80ま
での範囲をロードバランスにより各経路に比率分割し
て、負荷分散テーブルT7に設定しておく。
【0082】そして、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:
bb:01:01:03)と送信先レイヤ2アドレス(00:aa.bb.0
1:02:03)とから演算を行って、演算結果(擬似乱数)
が30と算出されたとする。したがって、この場合は、
送信仮想ポートの値が102ということになる。
【0083】一方、送信仮想ポートの値が102と決定
すると、パス情報制御部13では、L1マッピング管理
テーブルT6から、対応するMPLS側物理ポートを抽
出し、ラベル付加部14は、そのMPLS側物理ポート
より該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPLS
フレームFを該当のL1LSPを通じてMPLSネット
ワーク5へ送出する。
【0084】図14は負荷分散処理からMPLSフレー
ムFを出力するまでの動作を示すフローチャートであ
る。 〔S21〕TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレスや送信先レイヤ
2アドレスから、受信フレームが、TEパターン=1の
負荷分散処理対象のフレームと認識する。
【0085】〔S22〕TE部12は、送信元レイヤ2
アドレスと送信先レイヤ2アドレスから、送信仮想ポー
ト抽出演算処理を行い、また、負荷分散テーブルT7を
用いて、送信仮想ポートを求める。
【0086】〔S23〕パス情報制御部12では、L1
マッピング管理テーブルT6から、送信仮想ポートに対
応するMPLS側物理ポートを抽出する。 〔S24〕ラベル付加部14は、MPLS側物理ポート
より該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPLS
フレームFを、該当のL1LSPを通じてMPLSネッ
トワーク5へ送出する。
【0087】次にTE機能の1つである障害迂回処理
(TEパターンが2とする)について説明する。図15
は障害迂回処理の概念図である。説明を簡略化するた
め、入口エッジノード10の内部構成としては、TE部
12のみ示す。
【0088】入口エッジノード10に接続するレイヤ2
VPN3aからフレームが受信されると、TE部12で
は、このフレームがTE対象フレームか否かを検索す
る。そして、TEパターン=2のフレームと判断する
と、障害迂回処理を行う。その後、該当するトラフィッ
クは、障害が発生したL1LSP#1から、正常なL1
LSP#2へ迂回して送信される。
【0089】次に障害迂回処理内容について詳しく説明
する。図16、図17は障害迂回処理を説明するための
図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:
01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa.bb.01:02:0
3)から、受信フレームが、TEパターン=2の障害迂
回処理対象のフレームと判断する。
【0090】すると、TE部12は、障害迂回テーブル
T8を送信論理ポート(L2−12)で検索し、通信状
態が正常と記されている送信仮想ポート101を抽出す
る。送信仮想ポートの値が101と決定すると、パス情
報制御部13では、L1マッピング管理テーブルT6か
ら、対応するMPLS側物理ポートを抽出し、ラベル付
加部14は、そのMPLS側物理ポートより該当のL1
ラベルをフレームに付加して、MPLSフレームFをL
1LSP(図16ではL1LSP#2)を通じてMPL
Sネットワーク5へ送出する。
【0091】図18は障害迂回処理からMPLSフレー
ムFを出力するまでの動作を示すフローチャートであ
る。 〔S31〕TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレスや送信先レイヤ
2アドレスから、受信フレームが、TEパターン=2の
障害迂回処理対象のフレームと認識する。
【0092】〔S32〕TE部12は、障害迂回テーブ
ルT8を送信論理ポートで検索し、通信状態が正常と記
されている送信仮想ポートを抽出する。 〔S33〕パス情報制御部12では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【0093】〔S34〕ラベル付加部14は、MPLS
側物理ポートより該当のL1ラベルをフレームに付加し
て、MPLSフレームFを、該当のL1LSPを通じて
MPLSネットワーク5へ送出する。
【0094】次にTE機能の1つであるプロテクション
パス切替え処理(TEパターンが3とする)について説
明する。図19はプロテクションパス切替え処理の概念
図である。説明を簡略化するため、入口エッジノード1
0の内部構成としては、TE部12のみ示す。
【0095】入口エッジノード10に接続するレイヤ2
VPN3aからフレームが受信されると、TE部12で
は、このフレームがTE対象フレームか否かを検索す
る。そして、TEパターン=3のフレームと判断する
と、プロテクションパス切替え処理を行う。その後、該
当するトラフィックは、ワーキングパスのL1LSP#
1からプロテクションパスのL1LSP#2へ切替えら
れて送信される。
【0096】次にプロテクションパス切替え処理内容に
ついて詳しく説明する。図20、図21はプロテクショ
ンパス切替え処理を説明するための図である。TE部1
2は、レイヤ2フロー条件テーブルT5を参照し、送信
元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:01:03)や送信先レ
イヤ2アドレス(00:aa.bb.01:02:03)から、受信フレ
ームが、TEパターン=3のプロテクションパス切替え
処理対象のフレームと判断する。
【0097】すると、TE部12は、プロテクションパ
ス切替えテーブルT9を送信論理ポート(L2−12)
で検索し、予備(ここでは予備1を選択するものとす
る)と記されている送信仮想ポート102を抽出する。
【0098】送信仮想ポートの値が102と決定する
と、パス情報制御部13では、L1マッピング管理テー
ブルT6から、対応するMPLS側物理ポートを抽出
し、ラベル付加部14は、そのMPLS側物理ポートよ
り該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPLSフ
レームFをL1LSP(図20ではL1LSP#2)を
通じてMPLSネットワーク5へ送出する。
【0099】図22はプロテクションパス切替え処理か
らMPLSフレームFを出力するまでの動作を示すフロ
ーチャートである。 〔S41〕TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレスや送信先レイヤ
2アドレスから、受信フレームが、TEパターン=3の
プロテクションパス切替え処理対象のフレームと認識す
る。
【0100】〔S42〕TE部12は、プロテクション
パス切替えテーブルT9を送信論理ポートで検索し、予
備と記されている送信仮想ポートを抽出する。 〔S43〕パス情報制御部12では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【0101】〔S44〕ラベル付加部14は、MPLS
側物理ポートより該当のL1ラベルをフレームに付加し
て、MPLSフレームFを、該当のL1LSPを通じて
MPLSネットワーク5へ送出する。
【0102】次にTE機能の1つであるサービス対応分
岐処理(TEパターンが4とする)について説明する。
図23はサービス対応分岐処理の概念図である。説明を
簡略化するため、入口エッジノード10の内部構成とし
ては、TE部12のみ示す。
【0103】入口エッジノード10に接続するレイヤ2
VPN3aからフレームが受信されると、TE部12で
は、このフレームがTE対象フレームか否かを検索す
る。そして、TEパターン=4のフレームと判断する
と、サービス対応分岐処理を行う。その後、該当するト
ラフィックは、サービス対応毎に分岐するL1LSP#
1、#2から送信される。
【0104】例えば、ベストエフォート型のサービスの
場合にはL1LSP#1が用いられたり、帯域保証型の
サービスの場合は、L1LSP#2が用いられたりす
る。次にサービス対応分岐処理内容について詳しく説明
する。図24、図25はサービス対応分岐処理を説明す
るための図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件
テーブルT5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:a
a:bb:01:01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa.bb.
01:02:03)から、受信フレームが、TEパターン=4の
サービス対応分岐処理のフレームと判断する。
【0105】すると、TE部12は、サービス対応分岐
処理テーブルT10を送信論理ポート(L2−12)で
検索し、それぞれのサービス識別に対応する送信仮想ポ
ートを抽出する。
【0106】送信仮想ポートの値が例えば、102と決
定すると、パス情報制御部12では、L1マッピング管
理テーブルT6から、対応するMPLS側物理ポートを
抽出し、ラベル付加部14は、そのMPLS側物理ポー
トより該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPL
SフレームFを、サービス種別に対応したL1LSPを
通じてMPLSネットワーク5へ送出する。
【0107】図26はサービス対応分岐処理からMPL
SフレームFを出力するまでの動作を示すフローチャー
トである。 〔S51〕TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレスや送信先レイヤ
2アドレスから、受信フレームが、TEパターン=4の
サービス対応分岐処理のフレームと認識する。
【0108】〔S52〕TE部12は、サービス対応分
岐処理テーブルT10を送信論理ポートで検索し、サー
ビス識別に対応する送信仮想ポートを抽出する。 〔S53〕パス情報制御部12では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【0109】〔S54〕ラベル付加部14は、MPLS
側物理ポートより該当のL1ラベルをフレームに付加し
て、MPLSフレームFを、サービス対応のL1LSP
を通じてMPLSネットワーク5へ送出する。
【0110】以上説明したように、本発明では、レイヤ
2VPN、レイヤ3VPNの通信を同一MPLSネット
ワーク5内で混在化可能とし、またレイヤ2の通信でも
TEサービスを実行可能とした。これにより、ネットワ
ーク構築が柔軟に行え、ネットワーク・サービスの品質
向上を図ることが可能になる。
【0111】ここで、物理ポート、送信論理ポート、送
信仮想ポートの位置付けについて説明する。物理ポート
は、物理ケーブルが接続される物理的なポートである。
この物理ポート内には、通信時に用いられる複数のチャ
ネルが存在し、そのチャネル1つ1つが送信論理ポート
である。
【0112】通常、TE機能を有効としない場合には、
物理ポートと送信論理ポートは1:1で定義されるが
(LSPが一意に決定するため)、TE機能を有効とす
る場合には、決定した送信論理ポートに対して複数の物
理ポート(複数のLSP)が存在することになり、どの
物理ポート(LSP)から送信するかを決定する必要が
ある。
【0113】この仕組みとして、送信仮想ポートが存在
する。すなわち、TE機能を有効とした場合には、TE
機能に合わせて送信仮想ポートより、該当の物理ポート
が決定するようになっている。したがって、本発明で
は、送信する物理ポートを決定する仕組みを共通化する
ために、TE機能の有効・無効に関わらず、物理ポート
の決定は、送信仮想ポートより求める構成になってい
る。
【0114】以上説明したように、本発明によれば、レ
イヤ2VPNの通信とレイヤ3VPNの通信とを同一エ
ッジノード装置で処理可能となり、レイヤ2VPN及び
レイヤ3VPNで接続するユーザネットワーク間を既存
のMPLSネットワークで構築することが可能となる。
【0115】このため、レイヤ2VPN及びレイヤ3V
PNそれぞれに対して個別にネットワーク構築する必要
がなくなるので、ネットワーク構築におけるコストを削
減することが可能になる。また、MPLSネットワーク
内のコアノードに関しては、従来装置との接続も可能と
なるため、ネットワーク構築が柔軟に行える。さらに、
数百台規模の大規模キャリア等に適用される場合には、
大幅なコスト削減が可能になる。
【0116】また、本発明により、レイヤ2VPNにお
いてもTE機能が提供可能となり、レイヤ2VPNにお
ける負荷分散や障害迂回、トラフィックの差別化など、
サービス性も大幅に向上し、ユーザの利便性の向上を図
ることが可能になる。
【0117】(付記1) VPNによる通信サービスを
行う通信システムにおいて、ネットワーク内のノード間
で確立され、ネットワーク内送信ラベルが付加されたフ
レームが通るパスであるネットワーク内送信パスのパス
情報を管理し設定するパス情報制御部と、レイヤ2VP
N及びレイヤ3VPNそれぞれに対して、ネットワーク
のエンド−エンドで確立されたVPNパスを通るための
VPNラベルが付加されたフレームに、前記パス情報に
もとづき、前記ネットワーク内送信ラベルを付加して、
前記ネットワーク内送信パスを通して、フレームを送信
するラベル付加部と、から構成されて、レイヤ2VPN
及びレイヤ3VPNのそれぞれの前記VPNパスが、前
記ネットワーク内送信パスを共有しての通信の送信制御
を実行する送信装置と、レイヤ2VPNのフレームか、
レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフレーム
識別値を決定するフレーム識別値決定処理部と、前記V
PNラベルと前記フレーム識別値にもとづいて、レイヤ
2VPNとレイヤ3VPNとの切り分け処理を行って出
力する切り分け処理部と、から構成されて、レイヤ2V
PN及びレイヤ3VPNのそれぞれの前記VPNパス
が、前記ネットワーク内送信パスを共有しての通信の受
信制御を実行する受信装置と、を有することを特徴とす
る通信システム。
【0118】(付記2) レイヤ2VPN及びレイヤ3V
PNに対するトラフィックの処理として、負荷分散処
理、障害発生時にトラフィックを迂回する障害迂回処
理、プロテクションパスへの切替えを行うプロテクショ
ンパス切替え処理、サービス種別毎にトラフィックを分
岐するサービス対応分岐処理、の少なくとも1つを行う
トラフィック・エンジニアリング部をさらに有すること
を特徴とする付記1記載の通信システム。
【0119】(付記3) レイヤ2VPNに関するレイヤ
2フォワーディング、レイヤ3VPNに関するレイヤ3
フォワーディングを行うアドレス・フォワーディング処
理部をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信
システム。
【0120】(付記4) テーブル設定内容及び経路情報
を、同一VPN内に接続可能な装置に対して同報する際
に、出力先が自ノード内のポートに対しては、前記ポー
トから同報し、出力先が他ノード内のポートに対して
は、前記ラベル付加部に渡して、ネットワーク内送信パ
スを通じて同報する同報処理部をさらに有することを特
徴とする付記1記載の通信システム。
【0121】(付記5) 前記送信装置は、1つのネット
ワーク送信パスが一意に決定される場合と、複数のネッ
トワーク送信パスが決定される場合の両方に対応するよ
うに、ネットワーク送信パスに対応する物理ポート、前
記物理ポート内のチャネルに対応する送信論理ポートの
他に、送信仮想ポートを設けて、前記送信仮想ポートを
介して、前記物理ポートを決定することを特徴とする付
記1記載の通信システム。
【0122】(付記6) VPNによる通信サービスを行
う送信装置において、ネットワーク内のノード間で確立
され、ネットワーク内送信ラベルが付加されたフレーム
が通るパスであるネットワーク内送信パスのパス情報を
管理するパス情報制御部と、レイヤ2VPN及びレイヤ
3VPNそれぞれに対して、ネットワークのエンド−エ
ンドで確立されたVPNパスを通るためのVPNラベル
が付加されたフレームに、前記パス情報にもとづき、前
記ネットワーク内送信ラベルを付加して、前記ネットワ
ーク内送信パスを通してフレーム送信するラベル付加部
と、を有することを特徴とする送信装置。
【0123】(付記7) レイヤ2VPN及びレイヤ3V
PNに対するトラフィックの処理として、負荷分散処
理、障害発生時にトラフィックを迂回する障害迂回処
理、プロテクションパスへの切替えを行うプロテクショ
ンパス切替え処理、サービス種別毎にトラフィックを分
岐するサービス対応分岐処理、の少なくとも1つを行う
トラフィック・エンジニアリング部をさらに有すること
を特徴とする付記6記載の送信装置。
【0124】(付記8) レイヤ2VPNに関するレイヤ
2フォワーディング、レイヤ3VPNに関するレイヤ3
フォワーディングを行うアドレス・フォワーディング処
理部をさらに有することを特徴とする付記6記載の送信
装置。
【0125】(付記9) テーブル設定内容及び経路情報
を、同一VPN内に接続可能な装置に対して同報する際
に、出力先が自ノード内のポートに対しては、前記ポー
トから同報し、出力先が他ノード内のポートに対して
は、前記ラベル付加部に渡して、ネットワーク内送信パ
スを通じて同報する同報処理部をさらに有することを特
徴とする付記6記載の送信装置。
【0126】(付記10) 1つのネットワーク送信パス
が一意に決定される場合と、複数のネットワーク送信パ
スが決定される場合の両方に対応するように、ネットワ
ーク送信パスに対応する物理ポート、前記物理ポート内
のチャネルに対応する送信論理ポートの他に、送信仮想
ポートを設けて、前記送信仮想ポートを介して、前記物
理ポートを決定することを特徴とする付記6記載の送信
装置。
【0127】(付記11) VPNによる通信サービスを
行う受信装置において、レイヤ2VPNのフレームか、
レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフレーム
識別値を決定するフレーム識別値決定処理部と、VPN
ラベルと前記フレーム識別値にもとづいて、レイヤ2V
PNとレイヤ3VPNとの切り分け処理を行って出力す
る切り分け処理部と、を有することを特徴とする受信装
置。
【0128】(付記12) MPLS−VPNによる通
信サービスを行う通信システムにおいて、ネットワーク
内のノード間で確立され、Outer ラベルであるL1ラベ
ルが付加されたMPLSフレームが通るパスであるL1
LSPのパス情報を管理し設定するパス情報制御部と、
レイヤ2VPN及びレイヤ3VPNそれぞれに対して、
ネットワークのエンド−エンドで確立されたL2LSP
を通るためのInner ラベルであるL2ラベルが付加され
たフレームに、前記パス情報にもとづき、前記L1ラベ
ルを付加して、前記L1LSPを通して、MPLSフレ
ームを送信するラベル付加部と、から構成されて、レイ
ヤ2VPN及びレイヤ3VPNのそれぞれの前記L2L
SPが、前記L1LSPを共有しての通信の送信制御を
実行する入口エッジノードと、レイヤ2VPNのフレー
ムか、レイヤ3VPNのフレームかを識別するためのフ
レーム識別値を決定するフレーム識別値決定処理部と、
前記L2ラベルと前記フレーム識別値にもとづいて、レ
イヤ2VPNとレイヤ3VPNとの切り分け処理を行っ
て出力する切り分け処理部と、から構成されて、レイヤ
2VPN及びレイヤ3VPNのそれぞれの前記L2LS
Pが、前記L1LSPを共有しての通信の受信制御を実
行する出口エッジノードと、を有することを特徴とする
通信システム。
【0129】(付記13) レイヤ2VPN及びレイヤ3
VPNに対するトラフィックの処理として、負荷分散処
理、障害発生時にトラフィックを迂回する障害迂回処
理、プロテクションパスへの切替えを行うプロテクショ
ンパス切替え処理、サービス種別毎にトラフィックを分
岐するサービス対応分岐処理、の少なくとも1つを行う
トラフィック・エンジニアリング部をさらに有すること
を特徴とする付記12記載の通信システム。
【0130】(付記14) レイヤ2VPNに関するレイ
ヤ2フォワーディング、レイヤ3VPNに関するレイヤ
3フォワーディングを行うアドレス・フォワーディング
処理部をさらに有することを特徴とする付記12記載の
通信システム。
【0131】(付記15) テーブル設定内容及び経路情
報を、同一VPN内に接続可能な装置に対して同報する
際に、出力先が自ノード内のポートに対しては、前記ポ
ートから同報し、出力先が他ノード内のポートに対して
は、前記ラベル付加部に渡して、L1LSPを通じて同
報する同報処理部をさらに有することを特徴とする付記
12記載の通信システム。
【0132】(付記16) 前記入口エッジノードは、1
つのL1LSPが一意に決定される場合と、複数のL1
LSPが決定される場合の両方に対応するように、L1
LSPに対応する物理ポート、前記物理ポート内のチャ
ネルに対応する送信論理ポートの他に、送信仮想ポート
を設けて、前記送信仮想ポートを介して、前記物理ポー
トを決定することを特徴とする付記12記載の通信シス
テム。
【0133】(付記17) パケットのラベルにもとづ
いて転送処理を行う通信網に接続されたエッジノードに
おいて、第1のレイヤでVPNを構築する処理機能と第
2のレイヤでVPNを構築する処理機能とを有する処理
手段と、入力されたパケットがいずれのVPNに属する
かを識別してラベルを決定するラベル決定手段と、前記
通信網に出力するパケットに、いずれのVPNに属する
かを識別するための識別情報を付与する識別情報付与手
段と、を有することを特徴とするエッジノード。
【0134】(付記18) パケットのラベルにもとづ
いて転送処理を行う通信網に接続されたエッジノードに
おいて、前記通信網から入力されるパケットを、識別情
報にもとづき、第1のレイヤで構築されたVPNに属す
るのか、または第2のレイヤで構築されたVPNに属す
るのかを識別する識別手段と、識別されたVPNにもと
づいて、前記パケットを処理するパケット処理手段と、
を有することを特徴とするエッジノード。
【0135】(付記19) パケットのラベルにもとづ
いて転送処理を行う通信網に接続されたエッジノード間
で通信を行う通信システムにおいて、第1のレイヤでV
PNを構築する処理機能と第2のレイヤでVPNを構築
する処理機能とを有する処理手段と、入力されたパケッ
トがいずれのVPNに属するかを識別してラベルを決定
するラベル決定手段と、前記通信網に出力するパケット
に、いずれのVPNに属するかを識別するための識別情
報を付与する識別情報付与手段と、から構成される入口
エッジノードと、前記通信網から入力されるパケット
を、識別情報にもとづき、第1のレイヤで構築されたV
PNに属するのか、または第2のレイヤで構築されたV
PNに属するのかを識別する識別手段と、識別されたV
PNにもとづいて、前記パケットを処理するパケット処
理手段と、から構成される出口エッジノードと、を有す
ることを特徴とする通信システム。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムは、送信側では、レイヤ2VPN及びレイヤ3VP
NそれぞれのVPNパスを通るためのVPNラベルが付
加されたフレームに、ネットワーク内送信パスに関する
パス情報にもとづき、ネットワーク内送信ラベルを付加
して、ネットワーク内送信パスを通してフレームを送信
する。そして、受信側では、レイヤ2VPNまたはレイ
ヤ3VPNのフレームを識別するためのフレーム識別値
とVPNラベルにもとづいて、切り分け処理を行って出
力する構成とした。これにより、レイヤ2VPN及びレ
イヤ3VPNのそれぞれのVPNパスが、1つのネット
ワーク内送信パスを共有して通信が可能となるので、レ
イヤ2VPNとレイヤ3VPNとを同一ネットワーク上
で効率よく混在化でき、ネットワーク・サービス品質の
向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの原理図である。
【図2】フレームフォーマットを示す図である。
【図3】VPN管理テーブルを示す図である。
【図4】レイヤ2VPN定義テーブルを示す図である。
【図5】レイヤ2フロー条件テーブルを示す図である。
【図6】L1マッピング管理テーブルを示す図である。
【図7】動作説明を行うための概念図である。
【図8】入口エッジノードの動作を示すフローチャート
である。
【図9】出口エッジノードの動作を示すフローチャート
である。
【図10】TE管理テーブルとレイヤ2フロー条件テー
ブルとを示す図である。
【図11】負荷分散処理の概念図である。
【図12】負荷分散処理を説明するための図である。
【図13】負荷分散処理を説明するための図である。
【図14】負荷分散処理からMPLSフレームを出力す
るまでの動作を示すフローチャートである。
【図15】障害迂回処理の概念図である。
【図16】障害迂回処理を説明するための図である。
【図17】障害迂回処理を説明するための図である。
【図18】障害迂回処理からMPLSフレームを出力す
るまでの動作を示すフローチャートである。
【図19】プロテクションパス切替え処理の概念図であ
る。
【図20】プロテクションパス切替え処理を説明するた
めの図である。
【図21】プロテクションパス切替え処理を説明するた
めの図である。
【図22】プロテクションパス切替え処理からMPLS
フレームを出力するまでの動作を示すフローチャートで
ある。
【図23】サービス対応分岐処理の概念図である。
【図24】サービス対応分岐処理を説明するための図で
ある。
【図25】サービス対応分岐処理を説明するための図で
ある。
【図26】サービス対応分岐処理からMPLSフレーム
を出力するまでの動作を示すフローチャートである。
【図27】レイヤ3ベースVPNの構成を示す図であ
る。
【図28】レイヤ2ベースVPNの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 通信システム 10 送信装置 11 アドレス・フォワーディング処理部 12 TE部 13 パス情報制御部 14 ラベル付加部 15 同報処理部 20 受信装置 21 フレーム識別値決定処理部 22 切り分け処理部 3a、3b レイヤ2VPN 4a、4b レイヤ3VPN 5 コアネットワーク(MPLSネットワーク) PS1 ネットワーク内送信パス(L1LSP) PS2 レイヤ2VPNのVPNパス(L2LSP) PS3 レイヤ3VPNのVPNパス(L2LSP)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月17日(2002.7.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、レイヤ2経路テーブルT3sは、出
口エッジノード20の切り分け処理部22でも管理され
る(出口エッジノード側のレイヤ2経路テーブルをレイ
ヤ2経路テーブルT3rとする)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】ここで、同報処理を行う場合には、まず、
受信フレームの送信先レイヤ2アドレスから、レイヤ2
VPN定義テーブルT2、レイヤ2フロー条件テーブル
T5により、該当するVPN内のポート情報をすべて取
得する。そして、出力先が自ノード内のポートに対して
は、同報処理部15は、そのポートからフレームを出力
する(図7のB1)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】L2ラベルがレイヤ2VPN3aのものと
判断した場合、経路登録処理部23は、送信元レイヤ2
アドレス(00:aa:bb:01:01:01)が、レイヤ2経路テーブ
ルT3rに登録されているか否かを検索する。未登録の
場合には、レイヤ2経路テーブルT3rに送信元レイヤ
2アドレス(00:aa:bb:01:01:01)等の経路情報を追加登
録する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】次にTE部12について説明する。入口エ
ッジノード10内のTE部12は、L1LSPに関する
トラフィック制御を行うものである。図10はTE管理
テーブルT4とレイヤ2フロー条件テーブルT5とを示
す図である。TE管理テーブルT4のテーブル項目は、
送信用L2ラベル値、VPN側物理ポート、VPN側論
理ポート、レイヤ種別である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】レイヤ2VPNのものと認識すると、次に
レイヤ2フロー条件テーブルT5を参照し、送信元レイ
ヤ2アドレス(00:aa:bb:01:01:03)や送信先レイヤ2
アドレス(00:aa:bb:01:02:03)をもとに検索して、T
E処理の対象のフレームか否かを判断する。TE機能フ
ラグがONの場合には、TE対象フレームであり、TE
パターンに該当するレイヤ2VPN用のTE機能処理を
行って、送信仮想ポートを抽出する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】次に負荷分散処理内容について詳しく説明
する。図12、図13は負荷分散処理を説明するための
図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:
01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:0
3)から、受信フレームが、TEパターン=1の負荷分
散処理対象のフレームと判断する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】そして、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:
bb:01:01:03)と送信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:0
1:02:03)とから演算を行って、演算結果(擬似乱数)
が30と算出されたとする。したがって、この場合は、
送信仮想ポートの値が102ということになる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】〔S23〕パス情報制御部13では、L1
マッピング管理テーブルT6から、送信仮想ポートに対
応するMPLS側物理ポートを抽出する。 〔S24〕ラベル付加部14は、MPLS側物理ポート
より該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPLS
フレームFを、該当のL1LSPを通じてMPLSネッ
トワーク5へ送出する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】次に障害迂回処理内容について詳しく説明
する。図16、図17は障害迂回処理を説明するための
図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件テーブル
T5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:
01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:0
3)から、受信フレームが、TEパターン=2の障害迂
回処理対象のフレームと判断する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】〔S32〕TE部12は、障害迂回テーブ
ルT8を送信論理ポートで検索し、通信状態が正常と記
されている送信仮想ポートを抽出する。 〔S33〕パス情報制御部13では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】次にプロテクションパス切替え処理内容に
ついて詳しく説明する。図20、図21はプロテクショ
ンパス切替え処理を説明するための図である。TE部1
2は、レイヤ2フロー条件テーブルT5を参照し、送信
元レイヤ2アドレス(00:aa:bb:01:01:03)や送信先レ
イヤ2アドレス(00:aa:bb:01:02:03)から、受信フレ
ームが、TEパターン=3のプロテクションパス切替え
処理対象のフレームと判断する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】〔S42〕TE部12は、プロテクション
パス切替えテーブルT9を送信論理ポートで検索し、予
備と記されている送信仮想ポートを抽出する。 〔S43〕パス情報制御部13では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】例えば、ベストエフォート型のサービスの
場合にはL1LSP#1が用いられたり、帯域保証型の
サービスの場合は、L1LSP#2が用いられたりす
る。次にサービス対応分岐処理内容について詳しく説明
する。図24、図25はサービス対応分岐処理を説明す
るための図である。TE部12は、レイヤ2フロー条件
テーブルT5を参照し、送信元レイヤ2アドレス(00:a
a:bb:01:01:03)や送信先レイヤ2アドレス(00:aa:bb:
01:02:03)から、受信フレームが、TEパターン=4の
サービス対応分岐処理のフレームと判断する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】すると、TE部12は、サービス対応分岐
処理テーブルT10を送信論理ポート(L2−12)で
検索し、それぞれのサービス種別に対応する送信仮想ポ
ートを抽出する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】送信仮想ポートの値が例えば、102と決
定すると、パス情報制御部13では、L1マッピング管
理テーブルT6から、対応するMPLS側物理ポートを
抽出し、ラベル付加部14は、そのMPLS側物理ポー
トより該当のL1ラベルをフレームに付加して、MPL
SフレームFを、サービス種別に対応したL1LSPを
通じてMPLSネットワーク5へ送出する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】〔S52〕TE部12は、サービス対応分
岐処理テーブルT10を送信論理ポートで検索し、サー
ビス種別に対応する送信仮想ポートを抽出する。 〔S53〕パス情報制御部13では、L1マッピング管
理テーブルT6から、送信仮想ポートに対応するMPL
S側物理ポートを抽出する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀之内 義章 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 中松 亮二 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 石井 賢一 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA19 HC01 HC13 HD03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VPNによる通信サービスを行う通信シ
    ステムにおいて、ネットワーク内のノード間で確立さ
    れ、ネットワーク内送信ラベルが付加されたフレームが
    通るパスであるネットワーク内送信パスのパス情報を管
    理し設定するパス情報制御部と、レイヤ2VPN及びレ
    イヤ3VPNそれぞれに対して、ネットワークのエンド
    −エンドで確立されたVPNパスを通るためのVPNラ
    ベルが付加されたフレームに、前記パス情報にもとづ
    き、前記ネットワーク内送信ラベルを付加して、前記ネ
    ットワーク内送信パスを通して、フレームを送信するラ
    ベル付加部と、から構成されて、レイヤ2VPN及びレ
    イヤ3VPNのそれぞれの前記VPNパスが、前記ネッ
    トワーク内送信パスを共有しての通信の送信制御を実行
    する送信装置と、 レイヤ2VPNのフレームか、レイヤ3VPNのフレー
    ムかを識別するためのフレーム識別値を決定するフレー
    ム識別値決定処理部と、前記VPNラベルと前記フレー
    ム識別値にもとづいて、レイヤ2VPNとレイヤ3VP
    Nとの切り分け処理を行って出力する切り分け処理部
    と、から構成されて、レイヤ2VPN及びレイヤ3VP
    Nのそれぞれの前記VPNパスが、前記ネットワーク内
    送信パスを共有しての通信の受信制御を実行する受信装
    置と、 を有することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 レイヤ2VPN及びレイヤ3VPNに対
    するトラフィックの処理として、負荷分散処理、障害発
    生時にトラフィックを迂回する障害迂回処理、プロテク
    ションパスへの切替えを行うプロテクションパス切替え
    処理、サービス種別毎にトラフィックを分岐するサービ
    ス対応分岐処理、の少なくとも1つを行うトラフィック
    ・エンジニアリング部をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 レイヤ2VPNに関するレイヤ2フォワ
    ーディング、レイヤ3VPNに関するレイヤ3フォワー
    ディングを行うアドレス・フォワーディング処理部をさ
    らに有することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 テーブル設定内容及び経路情報を、同一
    VPN内に接続可能な装置に対して同報する際に、出力
    先が自ノード内のポートに対しては、前記ポートから同
    報し、出力先が他ノード内のポートに対しては、前記ラ
    ベル付加部に渡して、ネットワーク内送信パスを通じて
    同報する同報処理部をさらに有することを特徴とする請
    求項1記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記送信装置は、1つのネットワーク送
    信パスが一意に決定される場合と、複数のネットワーク
    送信パスが決定される場合の両方に対応するように、ネ
    ットワーク送信パスに対応する物理ポート、前記物理ポ
    ート内のチャネルに対応する送信論理ポートの他に、送
    信仮想ポートを設けて、前記送信仮想ポートを介して、
    前記物理ポートを決定することを特徴とする請求項1記
    載の通信システム。
  6. 【請求項6】 パケットのラベルにもとづいて転送処理
    を行う通信網に接続されたエッジノードにおいて、 第1のレイヤでVPNを構築する処理機能と第2のレイ
    ヤでVPNを構築する処理機能とを有する処理手段と、 入力されたパケットがいずれのVPNに属するかを識別
    してラベルを決定するラベル決定手段と、 前記通信網に出力するパケットに、いずれのVPNに属
    するかを識別するための識別情報を付与する識別情報付
    与手段と、 を有することを特徴とするエッジノード。
  7. 【請求項7】 パケットのラベルにもとづいて転送処理
    を行う通信網に接続されたエッジノードにおいて、 前記通信網から入力されるパケットを、識別情報にもと
    づき、第1のレイヤで構築されたVPNに属するのか、
    または第2のレイヤで構築されたVPNに属するのかを
    識別する識別手段と、 識別されたVPNにもとづいて、前記パケットを処理す
    るパケット処理手段と、 を有することを特徴とするエッジノード。
  8. 【請求項8】 パケットのラベルにもとづいて転送処理
    を行う通信網に接続されたエッジノード間で通信を行う
    通信システムにおいて、 第1のレイヤでVPNを構築する処理機能と第2のレイ
    ヤでVPNを構築する処理機能とを有する処理手段と、
    入力されたパケットがいずれのVPNに属するかを識別
    してラベルを決定するラベル決定手段と、前記通信網に
    出力するパケットに、いずれのVPNに属するかを識別
    するための識別情報を付与する識別情報付与手段と、か
    ら構成される入口エッジノードと、 前記通信網から入力されるパケットを、識別情報にもと
    づき、第1のレイヤで構築されたVPNに属するのか、
    または第2のレイヤで構築されたVPNに属するのかを
    識別する識別手段と、識別されたVPNにもとづいて、
    前記パケットを処理するパケット処理手段と、から構成
    される出口エッジノードと、 を有することを特徴とする通信システム。
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