JPWO2009022391A1 - 送信装置、受信装置および通信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

広帯域信号を用いた通信品質の測定を所定の周波数帯域を用いたデータ送受信と同時期に行う場合に、データ送受信の品質低下を防止する。送信装置(1)は、受信装置(2)に対して第1の周波数および第2の周波数を用いたデータ送信が可能である。ここで、送信装置(1)の送信部(1a)は、所定の広帯域信号を、第1の期間では第1の周波数を除いた周波数帯域で送信し、第2の期間では第2の周波数を除いた周波数帯域で送信する。受信装置(2)の測定部(2a)は、第1の期間および第2の期間で受信した広帯域信号に基づいて、送信装置(1)との間の通信品質を測定する。

Description

本発明は送信装置、受信装置および通信方法に関し、特に複数の周波数を用いたデータ送受信に対応した送信装置、受信装置および通信方法に関する。
現在、移動通信システムの分野では、多元接続方式としてCDMA(Code Division Multiple Access)を採用した通信システムが運用されている。一方で、更に高速な無線通信を実現すべく、次世代移動通信システムの検討が盛んに行われている。例えば、第3世代移動通信システムの仕様策定を行った3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる新たな移動通信システムの仕様が議論されている(例えば、非特許文献1参照)。
次世代移動通信システムでは、多元接続方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)やSC−FDMA(Single Carrier - Frequency Division Multiple Access)の採用が予定されている。このような移動通信システムでは、移動局から基地局に対する上りリンクのデータ送信について、以下のような伝送制御が行われる。
制御情報以外の送信データがある場合、まず基地局は、周波数領域×時間領域上の無線リソースの一部を上りデータチャネルとして動的に割り当てる。そして、無線リソースの割り当て結果を移動局に対して通知する。移動局は、割り当てられた周波数および時間の範囲内で、制御情報および制御情報以外のデータの双方を送信する。
一方、送信データが制御情報のみの場合、上りデータチャネルの割り当ては行われず、移動局は制御情報の送信のために予め用意されている無線リソースである上り制御チャネルを用いて、基地局に対して制御情報を送信する。なお、上りリンクで送信される制御情報としては、基地局からデータを受信した際の応答であるACK(ACKnowledgement)/NACK(Negative ACKnowledgement)や、下りリンクの通信品質の測定結果を示すCQI(Channel Quality Indicator)などがある(例えば、非特許文献2参照)。
ところで、基地局は、移動局との間で使用可能な周波数帯域のうち、上りリンクの通信品質が現在最も良好である周波数帯域を優先して、上りデータチャネルとして割り当てる。そこで、移動局は、上りデータチャネルの割り当てを受けるに先立って、上りリンクの通信品質の測定に使用される広帯域パイロット信号(SRS:Sounding Reference Signal)を、基地局に対して送信する必要がある。ここで、同一の移動局または異なる移動局が、制御情報とSRSとを同時期に送信する場合、どのように両者を多重化するかが問題となる。これに対し、以下のような多重化方法が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。
図21は、SRSを含む上り信号の例を示す図である。図21に示す上り信号は、制御情報としてACKを送信する場合の例である。ここでは、2つの周波数帯域が用いられて、上り制御チャネルiおよび上り制御チャネルjが構成されている。移動局は、上り制御チャネルiまたは上り制御チャネルjの一方を用いて制御情報を送信することができる。上り制御チャネル内では、制御情報を示す信号とパイロット信号(RS:Reference Signal)とが所定の順序で配置される。ただし、単位期間内の一部区間では、全周波数帯域がSRSを送信可能な無線リソースとして予約されている。SRSを送信する場合、移動局はこの予約された区間を使用する。
3rd Generation Partnership Project, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 8)", 3GPP TS36.300, 2007-06, V8.1.0. 3rd Generation Partnership Project, "Physical Channels and Modulation (Release 8)", 3GPP TS36.211, 2007-05, V1.1.0. 3rd Generation Partnership Project, "Multiplexing of Sounding RS and PUCCH", 3GPP TSG-RAN WG1 #49bis R1-072756, 2007-06.
しかし、上記非特許文献3に記載のような時間多重化の方法では、通信品質の測定に使用される広帯域信号を送信する区間は、制御情報の送信に使用することができない。すなわち、広帯域信号と制御情報の信号との多重化を行わない場合と比べて、いずれの上り制御チャネルについても、単位期間内で使用できる無線リソースが減少している。このため、受信装置(上りリンクに着目した場合の上記基地局に相当)における制御情報を示す信号の受信品質の低下や、各制御チャネルに収容できる送信装置(上りリンクに着目した場合の上記移動局に相当)の数の減少といった問題が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、広帯域信号を用いた通信品質の測定を所定の周波数帯域を用いたデータ送受信と同時期に行う場合でも、データ送受信の品質低下を防止できる送信装置、受信装置および通信方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような送信装置が提供される。送信装置1は、第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応したものである。送信装置1は、第1の期間の一部区間で、受信装置2による通信品質の測定に使用される信号を、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第1の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信し、第1の期間後の第2の期間の一部区間で、信号を、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第2の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信する送信部1aを有する。
このような送信装置1によれば、第1の期間の一部区間で、通信品質の測定に使用される信号が、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信される。また、第1の期間後の第2の期間の一部区間で、通信品質の測定に使用される信号が、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信される。
また、上記課題を解決するために、図1に示すような受信装置が提供される。受信装置2は、第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応した送信装置1と通信を行うものである。受信装置2は、第1の期間の一部区間で、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された信号と、第1の期間後の第2の期間の一部区間で、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された信号とに基づいて、送信装置1との間の通信品質を測定する測定部2aを有する。
このような受信装置2によれば、第1の期間の一部区間で、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された信号と、第1の期間後の第2の期間の一部区間で、データ送信に用いる周波数帯域よりも広く第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された信号とに基づいて、送信装置1との間の通信品質が測定される。
本発明では、通信品質の測定に使用する信号を、第1の期間では第1の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信し、第2の期間では第2の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信することとした。これにより、第1の期間および第2の期間それぞれで、信号の影響を受けない周波数帯域が存在することになり、データ送受信の品質低下を防止することができる。また、第1の期間の信号と第2の期間の信号とを用いることで、広範囲の周波数について品質測定を行うことができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る移動局の機能を示すブロック図である。 基地局の機能を示すブロック図である。 フレーム構造を示す図である。 下りリンクのチャネル構成を示す図である。 上りリンクのチャネル構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。 第1の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。 第1の実施の形態に係るACKを含む上り信号の他の例を示す図である。 第1の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の他の例を示す図である。 SRSと上りデータとが重複する場合の制御を示すシーケンス図である。 SRSとACKとが重複する場合の制御を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。 第2の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。 第3の実施の形態に係る移動局の機能を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。 第3の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。 第3の実施の形態に係るACKを含む上り信号の他の例を示す図である。 第3の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の他の例を示す図である。 SRSを含む上り信号の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態の概要について説明し、その後、本実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示す通信システムは、複数の周波数を用いたデータ送受信に対応した通信システムである。この通信システムは、送信装置1と受信装置2とで構成される。
送信装置1は、受信装置2に対して無線でデータ送信を行う通信装置である。送信装置1は、例えば、携帯電話システムの移動局に相当する。送信装置1は、送信部1aを有する。送信部1aは、送信装置1から受信装置2への無線通信の品質測定に使用される信号を、受信装置2に対して送信する。
具体的には、送信部1aは、データ送信に用いる周波数帯域よりも広い広帯域信号を、第1の期間の一部区間で第1の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信する。また、送信部1aは、広帯域信号を、第1の期間後の第2の期間の一部区間で、第2の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信する。
受信装置2は、送信装置1から無線でデータを受信する通信装置である。受信装置2は、例えば、携帯電話システムの基地局に相当する。受信装置2は、測定部2aを有する。測定部2aは、送信装置1から第1の期間で受信した広帯域信号と第2の期間で受信した広帯域信号とに基づいて、送信装置1から受信装置2への無線通信品質を測定する。無線通信品質の測定結果は、例えば、送信装置1に割り当てる周波数帯域を選択する際の指標として用いることができる。
このような通信システムによれば、送信装置1の送信部1aにより、第1の期間の一部区間では第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられ、第2の期間の一部区間では第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて、広帯域信号が送信される。そして、受信装置2の測定部2aにより、第1の期間に受信した広帯域信号と第2の期間に受信した広帯域信号とに基づいて、送信装置1から受信装置2への無線通信の品質測定が行われる。
一般に、通信品質の測定には、広範囲の周波数に渡る信号が必要となる。しかし、送信装置1と受信装置2との間で使用可能な周波数帯域全体に渡る信号を一度に伝送すると、その区間ではデータ送受信が阻害されてしまう。これに対し、上記の方法では、第1の期間では少なくとも第1の周波数は広帯域信号の影響を受けずに使用でき、第2の期間では少なくとも第2の周波数は広帯域信号の影響を受けずに使用できる。
従って、データ送受信に使用できる区間の減少に起因する通信品質の低下を防止することができる。また、受信装置2は、第1の期間の広帯域信号と第2の期間の広帯域信号とを用いることで、広範囲の周波数について品質測定を行うことができる。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態に係る移動通信システムは、パケットデータを無線で伝送する通信システムである。図2に示す移動通信システムは、移動局100,100aおよび基地局200を有する。
移動局100,100aは、例えば、携帯電話機である。移動局100,100aは、いずれかの基地局の電波到達範囲(セル)内に入ると、その基地局との間で無線通信を行うことができる。移動局100,100aは、基地局経由で、図示しないコンピュータや他の移動局との間でパケットデータを送受信する。移動局100,100aが送受信するパケットデータは、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)データ、電子メールデータ、画像データなどである。
基地局200は、セル内に存在する移動局を継続的に監視し、必要に応じて他の基地局と有線または無線で通信を行う。基地局200は、セル内に存在する移動局からの無線通信要求またはセル内に存在する移動局に対する無線通信要求を受けて、各種制御情報やパケットデータの中継を行う。
図3は、第1の実施の形態に係る移動局の機能を示すブロック図である。移動局100は、送受信アンテナ110、データ処理部120、パイロット信号処理部130、制御情報処理部140、リソース選択部150、送信部160、受信部170および下りリンク測定部180を有する。
送受信アンテナ110は、送信/受信共用のアンテナである。送受信アンテナ110は、送信部160が出力する上り信号を、基地局200に対して無線送信する。また、送受信アンテナ110は、基地局200によって無線送信された下り信号を受信し、受信部170に対して出力する。
データ処理部120は、無線送信するパケットデータを生成し、符号化して出力する。例えば、データ処理部120は、移動局100の利用者の操作入力に応じて、VoIPデータ、電子メールデータ、画像データなどを生成する。
パイロット信号処理部130は、各種パイロット信号を生成する。パイロット信号の符号パターンは、種類毎に予め定義されている。パイロット信号処理部130が生成するパイロット信号には、上りリンクの通信品質の測定に使用されるSRSが含まれる。
制御情報処理部140は、無線送信する制御情報を生成し、所定の規則に従って符号化して出力する。制御情報処理部140が生成する制御情報としては、例えば、基地局からパケットデータを受信した際の応答であるACK/NACK、下りリンクの通信品質の測定結果を示すCQI、上りリンクの無線リソースの割り当て要求などがある。特に、制御情報処理部140は、下りリンク測定部180から下りリンクの通信品質の測定結果を取得すると、CQIを生成する。
リソース選択部150は、移動局100が使用可能な上りリンクの無線リソースを管理する。リソース選択部150は、基地局200によって割り当てられた上りリンクの無線リソースを示す制御情報(UL allocation grant情報)を、受信部170から随時取得する。また、リソース選択部150は、現在の無線リソースの割り当て状況の情報を送信部160に提供する。
送信部160は、リソース選択部150から提供される割り当て状況の情報に基づいて、パケットデータ、パイロット信号、制御情報の送信に用いる無線リソースを特定する。そして、送信部160は、パケットデータの信号、パイロット信号、制御情報の信号の変調・多重化を行い、送受信アンテナ110に対して出力する。なお、本実施の形態では、多重化方式としてSC−FDMAまたはOFDMAを用いる。
受信部170は、送受信アンテナ110から受信信号を取得すると、自局宛ての信号の有無を検査する。自局宛ての受信信号があると、受信部170はその信号を復調・復号する。ここで、受信信号にパケットデータが含まれている場合には、内部に取り込まれる。移動局100では、取り込まれたパケットデータがその種類に応じた方法で再生される。例えば、VoIPデータである場合にはスピーカーから音が出力され、電子メールデータや画像データである場合には表示画面にテキストや画像が表示される。
また、受信部170は、受信信号にUL allocation grant情報が含まれている場合、リソース選択部150にこれを通知する。また、受信部170は、受信信号のうち下りリンクの通信品質の測定に用いる信号を、下りリンク測定部180に通知する。
下りリンク測定部180は、受信部170から受け取った信号に基づいて、下りリンクの複数の周波数帯域について通信品質を測定する。そして、下りリンク測定部180は、測定結果を制御情報処理部140に対して出力する。
なお、移動局100aも、移動局100と同様のモジュール構成によって実現できる。
図4は、基地局の機能を示すブロック図である。基地局200は、送受信アンテナ210、データ処理部220、パイロット信号処理部230、制御情報処理部240、リソース管理部250、スケジューリング部260、送信部270、受信部280および上りリンク測定部290を有する。
送受信アンテナ210は、送信/受信共用のアンテナである。送受信アンテナ210は、送信部270が出力する下り信号を無線送信する。また、送受信アンテナ210は、移動局100,100aによって無線送信された上り信号を受信し、受信部280に対して出力する。
データ処理部220は、セル内の移動局100,100aに対して無線送信するパケットデータがあると、符号化して出力する。例えば、データ処理部220は、移動局100,100a宛てのVoIPデータ、電子メールデータ、画像データなどを取得すると、符号化して出力する。
パイロット信号処理部230は、移動局100,100aが無線信号からパケットデータを正しく再現するために必要な各種パイロット信号を生成する。パイロット信号の符号パターンは、種類毎に予め定義されている。
制御情報処理部240は、無線送信する制御情報を生成し、所定の規則に従って符号化して出力する。制御情報処理部240が生成する制御情報としては、例えば、パケットデータの符号化方式やパケットデータの伝送に使用されている無線リソースを示す復調・復号に必要な情報、上りリンクの無線リソースの割り当てを示すUL allocation grant情報などがある。
リソース管理部250は、基地局200とセル内の移動局100,100aとの間の下りリンクおよび上りリンクの無線リソースを管理する。リソース管理部250は、現在の無線リソースの割り当て状況の情報を、スケジューリング部260および受信部280に対して提供する。ここで、リソース管理部250は、移動局100,100aに対して上りリンクの無線リソースを割り当てる際に、上りリンク測定部290から取得する通信品質の測定結果を参照する。すなわち、リソース管理部250は、通信品質が良好な周波数帯域を優先的に割り当てるようにする。
スケジューリング部260は、リソース管理部250から提供される下りリンクの無線リソースの割り当て状況の情報に基づいて、各移動局宛てのパケットデータ、パイロット信号、制御情報の送信に用いる無線リソースを特定する。なお、本実施の形態では、多重化方式としてOFDMAを用いる。
送信部270は、スケジューリング部260からの指示に基づいて、パケットデータの信号、パイロット信号、制御情報の信号の変調・多重化を行い、送受信アンテナ210に対して出力する。
受信部280は、送受信アンテナ210から受信信号を取得すると、リソース管理部250から提供される上りリンクの無線リソースの割り当て状況の情報に基づいて、セル内の移動局100,100aによって送信された信号それぞれを復調・復号する。ここで、受信信号にパケットデータが含まれている場合には、内部に取り込まれる。基地局200では、取り込まれたパケットデータは宛先のコンピュータや移動局に向けて転送される。
また、受信部280は、受信信号に無線リソースの割り当て要求を示す制御情報が含まれている場合、リソース管理部250にこれを通知する。また、受信部280は、受信信号にSRSが含まれている場合、上りリンク測定部290にこれを通知する。
上りリンク測定部290は、受信部280からSRSを受け取ると、SRSに基づいて、上りリンクの複数の周波数帯域について通信品質を測定する。そして、上りリンク測定部290は、測定結果をリソース管理部250に対して出力する。
図5は、フレーム構造を示す図である。図5に示す模式図は、移動局100,100aと基地局200との間で送受信されるフレームの構造を模式的に表したものである。1つのフレームの時間幅は10ms(ミリ秒)である。1つのフレームは複数のサブフレームを有する。1つのサブフレームの時間幅は1msである。
サブフレームでは、周波数領域×時間領域が細分化されて割り当て管理が行われる。周波数軸方向の割り当ての最小単位はサブキャリアと呼ばれる。時間軸方向の割り当ての最小単位はシンボルと呼ばれる。1サブキャリア・1シンボルで特定される無線リソースの最小単位はリソースエレメントと呼ばれる。なお、サブフレームの1msの時間幅のうち前半0.5msおよび後半0.5msはそれぞれスロットと呼ばれる。すなわち、1サブフレームは2スロットで構成される。
このような無線リソースの一部が、下り/上り制御チャネル、下り/上りデータチャネルとして用いられる。なお、信号送信の際には、各シンボルの先頭にCP(Cyclic Prefix)と呼ばれるガードインターバルが挿入される。CPは、伝搬遅延による信号間の干渉を防止するために設けられる。CPには、時間長の異なる2種類(Short CPおよびLong CP)が用いられる。
図6は、下りリンクのチャネル構成を示す図である。図6に示す模式図は、基地局200から移動局100,100aに対する下りリンクで送信されるサブフレームの構造を模式的に表したものである。下りリンクでは、各移動局に対する下り制御チャネルおよび下りデータチャネルの無線リソースが割り当てられる。
下り制御チャネルには、サブフレームの先頭から所定のシンボル長の無線リソースが割り当てられる。通常は、サブフレームの先頭から1〜3シンボルが割り当てられている。複数の移動局の下り制御チャネルは、周波数多重されている。移動局100,100aは、周波数多重された複数の下り制御チャネルの中から、自局宛ての下り制御チャネルを検出する。下り制御チャネルは、下りデータチャネルに含まれているデータの符号化方式や下りデータチャネルとして使用している無線リソースを示す情報、UL allocation grant情報などの伝送に用いられる。
下りデータチャネルには、下り制御チャネルに用いられる無線リソース以外の無線リソースの一部が割り当てられる。複数の移動局の下りデータチャネルは周波数多重されており、また、下り制御チャネルと時間多重されている。移動局100,100aは、下り制御チャネルで伝送された制御情報を参照して、自局宛ての下りデータチャネルの無線リソースを特定する。下りデータチャネルとして使用される無線リソースの量は可変である。下りデータチャネルは、パケットデータの伝送に用いられる。
なお、上記の下り制御チャネルはPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)、下りデータチャネルはPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)と表記されることがある。
図7は、上りリンクのチャネル構成を示す図である。図7に示す模式図は、移動局100,100aから基地局200に対する上りリンクで送信されるサブフレームの構造を模式的に表したものである。上りリンクでは、複数の移動局で共有する下り制御チャネルおよび各移動局が使用する上りデータチャネルの無線リソースが割り当てられる。
上り制御チャネルには、移動局100,100aと基地局200との間で使用可能な全周波数帯域の両端、すなわち最大周波数と最小周波数、から所定の周波数数帯域の無線リソースが割り当てられる。
ここで、上りリンクでは2つの上り制御チャネルが設けられる。1つ目の上り制御チャネルは、前半スロットの高周波数側の無線リソースと後半スロットの低周波数側の無線リソースとを用いるものである(図7では上り制御チャネルiと表記)。2つ目の上り制御チャネルは、前半スロットの低周波数側の無線リソースと後半スロットの高周波数側の無線リソースとを用いるものである(図7では上り制御チャネルjと表記)。
移動局100,100aには、基地局200によって、2つの上り制御チャネルのいずれか一方が割り当てられる。基地局200による移動局100,100aへの割り当て管理は、例えば、下りリンクにおける下り制御チャネルの位置を通じて間接的に行われる。すなわち、図6の下り制御チャネルiに対応する移動局は上り制御チャネルiを使用し、下り制御チャネルjに対応する移動局は上り制御チャネルjを使用し、下り制御チャネルkに対応する移動局は上り制御チャネルiを使用する、というように、下り制御チャネルの位置で上り制御チャネルの割り当てが決まるようにする。
上り制御チャネルは、ACK/NACK、CQI、無線リソースの割り当て要求などの伝送に用いられる。各上り制御チャネルでは、複数の移動局の制御情報が符号多重されて伝送される。通常、1つの上り制御チャネルは、6つの移動局分の制御情報を伝送することができる。ただし、基地局200が収容する移動局の数が多い場合には、基地局200により、上り制御チャネルの周波数帯域がより広く設定される。これにより、移動局の収容数に応じた制御情報が上り制御チャネルで伝送される。
上りデータチャネルには、上り制御チャネルに用いられる周波数帯域以外の周波数帯域の一部が割り当てられる。複数の移動局の上りデータチャネルは周波数多重されている。移動局100,100aは、下り制御チャネルで伝送されたUL allocation grant情報に基づいて、自局が使用できる上りデータチャネルの無線リソースを特定する。上りデータチャネルは、パケットデータの伝送に用いられる。また、上りデータチャネルの一部は、制御情報の伝送に用いられる場合がある。
ここで、移動局100,100aが制御情報を上り制御チャネルと上りデータチャネルのいずれを用いて送信するかは、基地局200から上りデータチャネルが割り当てられているか否かによって決まる。すなわち、上りデータチャネルが割り当てられている場合には、移動局100,100aは、制御情報をパケットデータと共に上りデータチャネルを用いて送信する。一方、上りデータチャネルが割り当てられていない場合には、移動局100,100aは、制御情報を上り制御チャネルを用いて送信する。
ところで、上りリンクでは、上り制御チャネルの信号および上りデータチャネルの信号に加えて、広帯域信号であるSRSが送信される場合がある。SRSは、基地局200の指示に基づいて、移動局100,100aが送信する。以下、上りリンクにおけるSRSと他の信号との多重化について詳細に説明する。
図8は、第1の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。図8は、Short CPのサブフレームにおいて、ACKを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。Short CPのサブフレームには、14シンボルが含まれる。前半7シンボルおよび後半7シンボルがそれぞれスロットを構成する。
上り制御チャネルiの前半および後半の各スロットでは、7シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、3シンボルがRS(パイロット信号)に割り当てられる。具体的には、先頭から順に、ACK,ACK,RS,RS,RS,ACK,ACKに割り当てられる。なお、ACK/NACKを示す信号は1ビットで足りるため、ACKが割り当てられたシンボルでは、実際には全て同一の信号が伝送される。
上り制御チャネルjの前半および後半の各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、7シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、3シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、先頭シンボルをACKの送信に使用することはできない。
SRSには、各スロットの先頭シンボルのうち、上り制御チャネルiの周波数帯域を含まず上り制御チャネルjの周波数帯域を含む、広帯域の無線リソースが割り当てられる。なお、上り制御チャネルiの周波数帯域とSRSの送信に用いる周波数帯域とは連続しないようにすることが好ましい。これは、基地局200が収容する移動局の増加に伴って、上り制御チャネルiに用いる周波数帯域が拡張される可能性があるからである。
SRSに割り当てられた無線リソース内では、複数の移動局が送信するSRSを符号多重して伝送することができる。すなわち、移動局100,100aが同一タイミングでSRSを送信することも可能である。なお、移動局100,100aは、SRSに割り当てられた無線リソースの全周波数について信号を出力するわけではなく、不連続に周波数を選択して信号を出力する。ある周波数について通信品質を測定すると、その近傍の周波数についても通信品質を推測できるからである。
ここで、移動局100がSRSを送信し、移動局100と同一セル内の移動局100aがSRSを送信しない場合を考える。このとき、SRSを送信する移動局100には、基地局200によって、SRSの送信に用いる無線リソースが割り当てられると共に、上り制御チャネルとして上り制御チャネルjが割り当てられる。これを受けて、移動局100は、各スロットの先頭シンボルで、SRSを送信する。
また、移動局100は、同一サブフレームでSRSと共にACKを送信する場合、上り制御チャネルjを用いる。このとき、移動局100は、各スロットの先頭シンボルの使用を避ける。ただし、基地局200によって上りデータチャネルが割り当てられているときは、移動局100は、上り制御チャネルjではなく、上りデータチャネルを用いてACKを送信する。このときも、移動局100は、各スロットの先頭シンボルの使用を避ける。
一方、SRSを送信しない移動局100aには、基地局200によって、上り制御チャネルとして上り制御チャネルiが割り当てられる。移動局100aは、ACKを送信する場合、上り制御チャネルiを用いる。このとき、移動局100aは、サブフレーム内の全スロットを使用できる。ただし、基地局200によって上りデータチャネルが割り当てられているときは、移動局100aは、上り制御チャネルiではなく、上りデータチャネルを用いてACKを送信する。このとき、移動局100は、各スロットの先頭シンボルの使用を避ける。移動局100がSRSを送信することは、基地局200から移動局100aに予め通知される。
なお、基地局200は、SRSを送信する移動局がセル内にない間は、移動速度が小さい移動局を上り制御チャネルiに割り当て、移動速度が大きい移動局を上り制御チャネルjに割り当てる。移動速度が小さい移動局については、通信品質の測定は低頻度でよく、SRSの送信間隔が長くなるためである。
図9は、第1の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。図9は、Short CPのサブフレームにおいて、CQIを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。
上り制御チャネルiの前半および後半の各スロットでは、7シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。具体的には、先頭から順に、CQI,CQI,RS,CQI,RS,CQI,CQIに割り当てられる。なお、CQIを示す信号は、分割され、複数のシンボルに分散されて伝送される。
上り制御チャネルjの前半および後半の各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、7シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、先頭シンボルをCQIの送信に使用することはできない。
ここで、図8のACKの例で述べた通り、SRSを送信する移動局には上り制御チャネルjが割り当てられ、SRSを送信しない移動局には上り制御チャネルiが割り当てられる。これにより、SRSを送信しない移動局が上り制御チャネルを用いてCQIを送信する場合、他の移動局がSRSを送信する場合であっても、サブフレーム内の全シンボルを使用することができる。
図10は、第1の実施の形態に係るACKを含む上り信号の他の例を示す図である。図10は、Long CPのサブフレームにおいて、ACKを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。Long CPのサブフレームには、12シンボルが含まれる。前半6シンボルおよび後半6シンボルがそれぞれスロットを構成する。
上り制御チャネルiの前半および後半の各スロットでは、6シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。具体的には、先頭から順に、ACK,ACK,RS,RS,ACK,ACKに割り当てられる。なお、ACKが割り当てられたシンボルでは、実際には全て同一の信号が伝送される。
上り制御チャネルjの前半および後半の各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、6シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、先頭シンボルをACKの送信に使用することはできない。
ここで、図8のShort CPの場合の例で述べた通り、SRSを送信する移動局には上り制御チャネルjが割り当てられ、SRSを送信しない移動局には上り制御チャネルiが割り当てられる。これにより、SRSを送信しない移動局が上り制御チャネルを用いてACKを送信する場合、他の移動局がSRSを送信する場合であっても、サブフレーム内の全シンボルを使用することができる。
図11は、第1の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の他の例を示す図である。図11は、Long CPのサブフレームにおいて、CQIを示す信号とSRSとを多重化する場合のリソース割り当てを示している。
上り制御チャネルiの前半および後半の各スロットでは、6シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、1シンボルがRSに割り当てられる。具体的には、先頭から順に、CQI,CQI,RS,CQI,CQI,CQIに割り当てられる。なお、CQIを示す信号は、分割され、複数のシンボルに分散されて伝送される。
上り制御チャネルjの前半および後半の各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、6シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、1シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、先頭シンボルをCQIの送信に使用することはできない。
ここで、図9のShort CPの場合の例で述べた通り、SRSを送信する移動局には上り制御チャネルjが割り当てられ、SRSを送信しない移動局には上り制御チャネルiが割り当てられる。これにより、SRSを送信しない移動局が上り制御チャネルを用いてCQIを送信する場合、他の移動局がSRSを送信する場合であっても、サブフレーム内の全シンボルを使用することができる。
なお、図8〜11では、上り信号の例として、ACKを伝送する場合とCQIを伝送する場合とを示したが、他の種類の制御情報も同様の方法で伝送することができる。また、1種類の制御情報だけではなく、複数種類の制御情報を同一サブフレームで伝送することも可能である。例えば、ACKとCQIとを同一サブフレームで伝送することもできる。
次に、移動局100,100aと基地局200との間の、無線リソースの割り当て制御の流れについて説明する。以下、SRSと上りデータチャネルの信号とを多重化する場合、および、SRSと上り制御チャネルの信号とを多重化する場合の制御の例を示す。
図12は、SRSと上りデータとが重複する場合の制御を示すシーケンス図である。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、ここでは、移動局100から基地局200への上りリンクに着目するものとする。
[ステップS11]基地局200は、移動局100から基地局200への上りリンクの通信品質の測定が必要であると判断する。すると、基地局200は、SRSの送信に用いる無線リソースを移動局100に割り当てると共に、送信周期を設定する。その後、基地局200は、下り制御チャネルを用いて割り当て情報を送信する。
[ステップS12]移動局100は、ステップS11で割り当てられた無線リソースを用いてSRSを送信する。基地局200は、移動局100から受信したSRSに基づいて、上りリンクの通信品質を測定する。
[ステップS13]以降、移動局100は、ステップS11で設定された送信周期で、SRSを継続的に送信する。基地局200は、受信するSRSに基づいて継続的に通信品質を測定する。
[ステップS14]移動局100は、基地局200に対するパケットデータの送信要求を検知する。すると、移動局100は、上り制御チャネルを用いて、無線リソースの割り当て要求を送信する。
[ステップS15]基地局200は、ステップS14で受信した割り当て要求に基づいて、上りデータチャネルを移動局100に割り当てる。このとき、基地局200は、ステップS12,13の測定結果に基づいて、使用する周波数帯域を選択する。そして、基地局200は、下り制御チャネルを用いてUL allocation grant情報を送信する。
[ステップS16]移動局100は、ステップS15で割り当てられた上りデータチャネルを用いて、パケットデータを送信する。
[ステップS17]基地局200は、移動局100からのパケットデータの受信後、新たに上りデータチャネルを移動局100に割り当てる。そして、基地局200は、下り制御チャネルを用いてUL allocation grant情報を送信する。以降、移動局100によるパケットデータの送信と、基地局200による上りデータチャネルの割り当てとが、伝送すべきパケットデータが尽きるまで繰り返される。
[ステップS18]基地局200は、上りデータチャネルの割り当て時に、移動局100によるSRSの送信とパケットデータの送信とが重複すること、すなわち、両者が同一サブフレームで行われることを検知する。すると、基地局200は、下り制御チャネルを用いて、UL allocation grant情報と共にSRSの送信と重複する旨の通知を送信する。
[ステップS19]移動局100は、ステップS11で割り当てられた無線リソースを用いてSRSを送信する。基地局200は、移動局100から受信したSRSに基づいて、上りリンクの通信品質を測定する。
[ステップS20]移動局100は、ステップS18で割り当てられた上りデータチャネルを用いて、パケットデータを送信する。ただし、SRSの送信に用いられるシンボルは使用しないようにする。
このようにして、移動局100は基地局200からの指示を受けて、SRSを周期的に送信する。基地局200は、SRSに基づいて上りリンクの通信品質を継続的に測定する。その後、基地局200は、上りデータチャネルの割り当て要求があると、通信品質の測定結果に基づいて、割り当てる周波数帯域を選択する。
ここで、SRSと上りデータチャネルの信号とを多重化する必要がある場合、移動局100は、上りデータチャネルとSRSの送信に用いる無線リソースとの重複部分を避けて、パケットデータを送信する。
図13は、SRSとACKとが重複する場合の制御を示すシーケンス図である。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、ここでは、移動局100から基地局200への上りリンクに着目するものとする。
[ステップS21]基地局200は、移動局100から基地局200への上りリンクの通信品質の測定が必要であると判断する。すると、基地局200は、SRSの送信に用いる無線リソースを移動局100に割り当てると共に、送信周期を設定する。その後、基地局200は、下り制御チャネルを用いて割り当て情報を送信する。
[ステップS22]移動局100は、ステップS21で割り当てられた無線リソースを用いてSRSを送信する。基地局200は、移動局100から受信したSRSに基づいて、上りリンクの通信品質を測定する。
[ステップS23]以降、移動局100は、ステップS21で設定された送信周期で、SRSを継続的に送信する。基地局200は、受信するSRSに基づいて継続的に通信品質を測定する。
[ステップS24]基地局200は、移動局100宛てのパケットデータを取得する。すると、基地局200は、下り制御チャネルを用いて下りデータチャネルの無線リソースを特定する情報などを送信すると共に、下りデータチャネルを用いてパケットデータを送信する。
[ステップS25]移動局100は、ステップS24でのパケットデータの受信に対する応答として、上り制御チャネルを用いてACKまたはNACKを送信する。具体的には、移動局100は、パケットデータを正常に復調・復号できた場合には、ACKを送信する。正常に復調・復号できなかった場合には、NACKを送信する。
[ステップS26]基地局200は、下り制御チャネルを用いて下りデータチャネルの無線リソースを特定する情報などを送信すると共に、下りデータチャネルを用いてパケットデータを送信する。ここで送信するパケットデータは、ステップS25でACKを受信した場合には次に送信すべきパケットデータであり、NACKを受信した場合には前回送信したパケットデータの再送である。以降、移動局100によるACK/NACKの応答と、基地局200によるパケットデータの送信とが、伝送すべきパケットデータが尽きるまで繰り返される。
[ステップS27]基地局200は、下りデータチャネルの割り当て時に、移動局100によるSRSの送信とACK/NACKの送信とが重複すること、すなわち、両者が同一サブフレームで行われることを検知する。すると、基地局200は、移動局100とSRSを送信しない他の移動局とに異なる上り制御チャネルを割り当てる。割り当ての変更は、例えば、下り制御チャネルの位置を変更することで行う。そして、基地局200は、下り制御チャネルを用いて下りデータチャネルの無線リソースを特定する情報などを送信すると共に、下りデータチャネルを用いてパケットデータを送信する。
[ステップS28]移動局100は、ステップS21で割り当てられた無線リソースを用いてSRSを送信する。基地局200は、移動局100から受信したSRSに基づいて、上りリンクの通信品質を測定する。
[ステップS29]移動局100は、ステップS27でのパケットデータの受信に対する応答として、上り制御チャネルを用いてACKまたはNACKを送信する。ただし、SRSの送信に用いられるシンボルは使用しないようにする。
このようにして、移動局100は基地局200からの指示を受けて、SRSを周期的に送信する。基地局200は、SRSに基づいて上りリンクの通信品質を継続的に測定する。基地局200は、移動局100宛てのパケットデータを取得すると、下りデータチャネルを用いてパケットデータを送信する。移動局100は、パケットデータを受信すると、ACK/NACKを応答する。
ここで、SRSとACK/NACKの信号とを多重化する必要がある場合、基地局200は、移動局100とSRSを送信しない他の移動局とに異なる上り制御チャネルを割り当てる。移動局100は、上り制御チャネルとSRSの送信に用いる無線リソースとの重複部分を避けて、ACK/NACKを送信する。
なお、上記ではパケットデータまたは制御情報の送信元とSRSの送信元とが同一移動局である場合について説明したが、両者が異なる移動局である場合も、上記と同様の制御の流れとなる。
このような通信システムを用いることで、SRSの送信が行われるサブフレームであっても、2つの上り制御チャネルの一方は、SRSの影響を受けずに使用することができる。従って、通信品質を低下させることなく、SRSと制御情報の信号とを多重化することができる。また、基地局は、前半スロットで受信するSRSと後半スロットで受信するSRSとの双方を用いることで、広範囲の周波数について品質測定を行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。第2の実施の形態に係る通信システムは、組となる2つのSRSの送信間隔を、1スロットではなく1サブフレームとしたものである。
第2の実施の形態に係る通信システムは、図2に示した第1の実施の形態に係る通信システムと同様のシステム構成で実現できる。また、第2の実施の形態に係る移動局および基地局は、図3,4に示した第1の実施の形態に係る移動局100および基地局200と同様のモジュール構成で実現できる。ただし、SRSの送受信のタイミングおよび通信品質の測定のタイミングが、第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態で用いた移動局および基地局の符号をそのまま用いて第2の実施の形態を説明する。
図14は、第2の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。図14は、連続する2つのShort CPのサブフレームにおいて、ACKを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。
上り制御チャネルiの各スロットでは、7シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、3シンボルがRSに割り当てられる。具体的には、先頭から順に、ACK,ACK,RS,RS,RS,ACK,ACKに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、2つ目のサブフレームの先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、このシンボルをACKの送信に使用することはできない。
上り制御チャネルjの各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、7シンボルのうち4シンボルがACKに割り当てられ、3シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、1つ目のサブフレームの先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、そのシンボルをACKの送信に使用することはできない。
SRSには、1つ目のサブフレームの先頭シンボルのうち、上り制御チャネルiの周波数帯域を含まず上り制御チャネルjの周波数帯域を含む、広帯域の無線リソースが割り当てられる。また、2つ目のサブフレームの先頭シンボルのうち、上り制御チャネルiの周波数帯域を含み上り制御チャネルjの周波数帯域を含まない、広帯域の無線リソースが割り当てられる。
ここで、SRSを送信する移動局には、1つ目のサブフレームの上り制御チャネルjと2つ目のサブフレームの上り制御チャネルiとが割り当てられる。一方、SRSを送信しない移動局には、1つ目のサブフレームの上り制御チャネルiと2つ目のサブフレームの上り制御チャネルjとが割り当てられる。これにより、SRSを送信しない移動局が上り制御チャネルを用いてACKを送信する場合、他の移動局がSRSを送信する場合であっても、サブフレーム内の全シンボルを使用することができる。また、基地局200は、連続する2つのサブフレームの各先頭シンボルで受信するSRSに基づいて、通信品質の測定を行える。
図15は、第2の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。図15は、連続する2つのShort CPのサブフレームにおいて、CQIを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。
上り制御チャネルiの各スロットでは、7シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。具体的には、先頭から順に、CQI,CQI,RS,CQI,RS,CQI,CQIに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、2つ目のサブフレームの先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、このシンボルをCQIの送信に使用することはできない。
上り制御チャネルjの各スロットでは、上り制御チャネルiと同様、7シンボルのうち5シンボルがCQIに割り当てられ、2シンボルがRSに割り当てられる。ただし、少なくとも1つの移動局がSRSを送信する場合には、1つ目のサブフレームの先頭シンボルはSRSの送信に用いられる。このとき、そのシンボルをCQIの送信に使用することはできない。
ここで、図14のACKの例で述べた通り、SRSを送信する移動局には、1つ目のサブフレームの上り制御チャネルjと2つ目のサブフレームの上り制御チャネルiとが割り当てられる。一方、SRSを送信しない移動局には、1つ目のサブフレームの上り制御チャネルiと2つ目のサブフレームの上り制御チャネルjとが割り当てられる。これにより、SRSを送信しない移動局が上り制御チャネルを用いてCQIを送信する場合、他の移動局がSRSを送信する場合であっても、サブフレーム内の全シンボルを使用することができる。また、基地局200は、連続する2つのサブフレームの各先頭シンボルで受信するSRSに基づいて、通信品質の測定を行える。
なお、図14,15では上り信号の例として、ACKを伝送する場合とCQIを伝送する場合とを示したが、他の種類の制御情報も同様の方法で伝送することができる。また、1種類の制御情報だけではなく、複数種類の制御情報を同一サブフレームで伝送することも可能である。例えば、ACKとCQIとを同一サブフレームで伝送することもできる。また、図14,15ではShort CPの例を示したが、第1の実施の形態で示したようにLong CPを用いることも可能である。
このような通信システムを用いることで、第1の実施の形態に係る通信システムと同様の効果を得られる。更に、第2の実施の形態に係る通信システムを用いることで、SRSと時間多重する上り制御チャネルの信号の減少をより抑えることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。第3の実施の形態に係る通信システムは、移動局がアンテナダイバーシティ送信を行うもの、すなわち、移動局が複数のアンテナを用いて無線通信するものである。
第3の実施の形態に係る通信システムは、図2に示した第1の実施の形態に係る通信システムと同様のシステム構成で実現できる。ただし、第3の実施の形態に係る移動局および基地局は、アンテナダイバーシティを行う点で第1の実施の形態のものと異なる。以下、第3の実施の形態に係る移動局を移動局100b、基地局を基地局200aとして説明する。
図16は、第3の実施の形態に係る移動局の機能を示すブロック図である。移動局100bは、送受信アンテナ110,110b、データ処理部120、パイロット信号処理部130、制御情報処理部140、リソース選択部150b、送信部160b、受信部170bおよび下りリンク測定部180を有する。データ処理部120、パイロット信号処理部130、制御情報処理部140および下りリンク測定部180の処理機能は、図3に示した第1の実施の形態のものと同様である。
送受信アンテナ110,110bは、送信/受信共用のアンテナである。送受信アンテナ110,110bは、送信部160bが出力する上り信号を、基地局200aに対して無線送信する。また、送受信アンテナ110,110bは、基地局200aによって無線送信された下り信号をそれぞれ受信し、受信部170bに対して出力する。なお、送信の際は、送信部160bによって送受信アンテナ110,110bの一方が選択される。
リソース選択部150bは、移動局100bが使用可能な上りリンクの無線リソースを管理する。また、リソース選択部150bは、送受信アンテナ110,110bのうち無線送信に用いる送受信アンテナの切り換えを管理する。リソース選択部150bは、現在の無線リソースの割り当て状況の情報および使用する送受信アンテナの情報を送信部160bに提供する。
送信部160bは、リソース選択部150bから提供される情報に基づいて、パケットデータ、パイロット信号、制御情報の送信に用いる無線リソースを特定する。また、送信部160bは、リソース選択部150bから提供される情報に基づいて、各時点で使用する送受信アンテナを選択する。そして、送信部160bは、信号を変調・多重化し、選択した送受信アンテナに対して出力する。
受信部170bは、送受信アンテナ110,110bからそれぞれ受信信号を取得すると、受信品質の高い方の受信信号を選択する。そして、受信部170bは、選択した受信信号に含まれる自局宛ての信号を復調・復号する。ここで、受信信号にパケットデータが含まれている場合には、内部に取り込まれる。
また、受信部170bは、受信信号にUL allocation grant情報が含まれている場合、リソース選択部150bにこれを通知する。また、受信部170bは、受信信号にアンテナの切り換えを指示する制御情報が含まれている場合、リソース選択部150bにこれを通知する。また、受信部170bは、受信信号のうち下りリンクの通信品質の測定に用いる信号を、下りリンク測定部180に通知する。
ここで、リソース選択部150bによるアンテナの切り換え制御の方法としては、開ループ制御と閉ループ制御とが考えられる。開ループ制御では、リソース選択部150bは、所定のスケジュールに従って送受信アンテナ110,110bを切り換えて使用する。例えば、リソース選択部150bは、送受信アンテナ110,110bを周期的に切り換える。
一方、閉ループ制御では、リソース選択部150bは、基地局200aからの指示に基づいて、送受信アンテナ110,110bを切り換えて使用する。基地局200aは、例えば、送受信アンテナ110,110bからの受信信号それぞれの通信品質に基づいて、使用するアンテナを指示する。
上記のいずれの制御方法を採用するかは、リソース選択部150bに予め設定されている。本実施の形態では、閉ループ制御が採用されているものとする。
第3の実施の形態に係る基地局200aは、図4に示した第1の実施の形態に係る基地局200と同様のモジュール構成で実現できる。ただし、通信品質の測定を移動局100bが備える送受信アンテナ110,100b毎に行う点が、基地局200と異なる。
図17は、第3の実施の形態に係るACKを含む上り信号の例を示す図である。図17は、Short CPのサブフレームにおいて、ACKを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。ここで、上側の信号は、送受信アンテナ110から基地局200aに対して送信される信号であり、下側の信号は、送受信アンテナ110bから基地局200aに対して送信される信号である。なお、図17では、他の移動局によって送信される信号は記載していない。
SRSを送信する移動局100bには、前述の第1の実施の形態で述べた通り、上り制御チャネルjが割り当てられる。ここで、移動局100bでは、無線送信に用いるアンテナとして送受信アンテナ110が選択されているとする。すると、移動局100bは、ACKおよびRSの信号を、上り制御チャネルjを用いて、送受信アンテナ110から送信する。また、移動局100bは、各スロットの先頭でSRSを送信する。
ただし、2つのSRSの一方は送受信アンテナ110から送信し、他方は送受信アンテナ110bから送信する。すなわち、移動局100bは、送受信アンテナ110を用いてACKを送信しているときであっても、送受信アンテナ110bからもSRSを送信するようにする。これにより、基地局200aは、送受信アンテナ110,110bの双方について通信品質を測定することができる。
図18は、第3の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の例を示す図である。図18は、Short CPのサブフレームにおいて、CQIを示す信号とSRSとを多重化する場合の無線リソースの割り当て例を示している。
移動局100bは、CQIおよびRSの信号を、上り制御チャネルjを用いて、送受信アンテナ110から送信する。また、移動局100bは、各スロットの先頭でSRSを送信する。ただし、2つのSRSの一方は送受信アンテナ110から送信し、他方は送受信アンテナ110bから送信する。すなわち、移動局100bは、送受信アンテナ110を用いてCQIを送信しているときであっても、送受信アンテナ110bからもSRSを送信するようにする。これにより、基地局200aは、送受信アンテナ110,110bの双方について通信品質を測定することができる。
ところで、移動局100bに使用させるアンテナを選択するだけであれば、広範囲の周波数について通信品質を測定する必要はない。また、移動局100bが所定時間以内に上りリンクでパケットデータを送信する予定がない場合には、基地局200aは、上りデータチャネルとして使用される周波数について通信品質を測定する必要はない。そこで、移動局100bは、上りリンクでパケットデータを送信する予定がない間は、上り制御チャネルの周波数帯域以外の周波数についてSRSの送信を省略する。
図19は、第3の実施の形態に係るACKを含む上り信号の他の例を示す図である。図19は、Short CPのサブフレームにおいてACKを示す信号とSRSとを多重化する場合であって、移動局100bによるパケットデータの送信予定がない場合の無線リソースの割り当て例を示している。
移動局100bは、ACKおよびRSの信号を、上り制御チャネルjを用いて、送受信アンテナ110から送信する。また、移動局100bは、各スロットの先頭で、上り制御チャネルjの周波数帯域のみを用いて、SRSを送信する。ただし、2つのスロットの一方については送受信アンテナ110から送信し、他方については送受信アンテナ110bから送信する。
これにより、基地局200aは、上りデータチャネルとして割り当てる周波数帯域の選択に必要な情報は得られないものの、移動局100bに使用させるアンテナの選択に必要な情報は得ることができる。なお、移動局100bは、上り制御チャネルの周波数帯域以外の周波数についてSRSの送信を省略する場合には、パケットデータの送信予定がない旨を、予め基地局200aに対して通知しておく。
図20は、第3の実施の形態に係るCQIを含む上り信号の他の例を示す図である。図20は、Short CPのサブフレームにおいてCQIを示す信号とSRSとを多重化する場合であって、移動局100bによるパケットデータの送信予定がない場合の無線リソースの割り当て例を示している。
移動局100bは、CQIおよびRSの信号を、上り制御チャネルjを用いて、送受信アンテナ110から送信する。また、移動局100bは、各スロットの先頭で、上り制御チャネルjの周波数帯域のみを用いて、SRSを送信する。ただし、2つのスロットの一方については送受信アンテナ110から送信し、他方については送受信アンテナ110bから送信する。
これにより、基地局200aは、上りデータチャネルとして割り当てる周波数帯域の選択に必要な情報は得られないものの、移動局100bに使用させるアンテナの選択に必要な情報は得ることができる。
なお、図17〜20では上り信号の例として、ACKを伝送する場合とCQIを伝送する場合とを示したが、他の種類の制御情報も同様の方法で伝送することができる。また、1種類の制御情報だけではなく、複数種類の制御情報を同一サブフレームで伝送することも可能である。例えば、ACKとCQIとを同一サブフレームで伝送することもできる。また、図17〜20ではShort CPの例を示したが、第1の実施の形態で示したようにLong CPを用いることも可能である。また、第2の実施の形態で示したように、連続する2つのサブフレームの各先頭シンボルでSRSを送信するようにしてもよい。
このような通信システムを用いることで、第1の実施の形態に係る通信システムと同様の効果を得られる。更に、第3の実施の形態に係る通信システムを用いることで、SRSに基づいて得られる通信品質の測定結果を、アンテナダイバーシティにおけるアンテナ選択にも用いることができる。また、移動局でパケットデータの送信予定がない場合には、SRSの送信周波数帯域を減少させることで、基地局における通信品質の測定処理を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、スロットの先頭シンボルをSRSの伝送に用いたが、先頭以外の所定のシンボルをSRSの伝送に用いてもよい。また、本実施の形態では、組となる2つのSRSを、連続する2つのスロットまたはサブフレームで伝送するようにしたが、連続しない2つのスロットまたはサブフレームで伝送するようにしてもよい。また、本実施の形態では、2つの上り制御チャネルを、移動局と基地局との間で使用可能な周波数帯域の両端に割り当てたが、両端以外の所定の周波数帯域を用いてもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 送信装置
1a 送信部
2 受信装置
2a 測定部

Claims (16)

  1. 第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応した送信装置において、
    第1の期間の一部区間で、受信装置による通信品質の測定に使用される信号を、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第1の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信し、前記第1の期間後の第2の期間の一部区間で、前記信号を、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第2の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信する送信部、
    を有することを特徴とする送信装置。
  2. 前記送信部は、前記第1の期間および前記第2の期間内で前記信号の送信と前記データ送信との双方を行う場合、前記第1の期間のうち前記信号を送信しない区間で前記第2の周波数を用い、前記第2の期間のうち前記信号を送信しない区間で前記第1の周波数を用いて、前記データ送信を行うことを特徴とする請求の範囲第1項記載の送信装置。
  3. 前記第1の期間および前記第2の期間は、それぞれ、前記信号を送信する区間を一部に含む第1のサブ期間と前記信号を送信する区間を含まない第2のサブ期間とで構成され、
    前記送信部は、前記第1の期間内で前記信号の送信と前記データ送信との双方を行う場合、前記第1の期間の前記第1のサブ期間のうち前記信号を送信しない区間で前記第2の周波数を用い、前記第1の期間の前記第2のサブ期間で前記第1の周波数を用いて、前記データ送信を行うと共に、前記第2の期間内で前記信号の送信と前記データ送信との双方を行う場合、前記第2の期間の前記第1のサブ期間のうち前記信号を送信しない区間で前記第1の周波数を用い、前記第2の期間の前記第2のサブ期間で前記第2の周波数を用いて、前記データ送信を行う、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の送信装置。
  4. 複数のアンテナを備えており、
    前記送信部は、前記第1の期間内の前記信号と前記第2の期間内の前記信号とを、異なるアンテナを用いて送信する、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の送信装置。
  5. 前記送信部は、前記第1の周波数を用いたデータ送信および前記第2の周波数を用いたデータ送信以外の送信を行わない間は、前記データ送信に用いる周波数帯域以外の周波数帯域では前記信号の送信を省略することを特徴とする請求の範囲第4項記載の送信装置。
  6. 前記送信部は、前記第1の期間の先頭区間および前記第2の期間の先頭区間で前記信号を送信することを特徴とする請求の範囲第1項記載の送信装置。
  7. 前記受信装置との間で使用可能な周波数帯域の最大周波数および最小周波数の一方が前記第1の周波数であり、他方が前記第2の周波数であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の送信装置。
  8. 第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応した送信装置と通信を行う受信装置において、
    第1の期間の一部区間で、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された前記送信装置からの信号と、前記第1の期間後の第2の期間の一部区間で、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された前記送信装置からの信号とに基づいて、前記送信装置との間の通信品質を測定する測定部、
    を有することを特徴とする受信装置。
  9. 前記第1の期間の前記第1の周波数と前記第2の期間の前記第2の周波数とを、前記第1の期間および前記第2の期間内で前記信号を送信しない他の送信装置による前記データ送信のために割り当てるリソース管理部、
    を更に有することを特徴とする請求の範囲第8項記載の受信装置。
  10. 前記第1の期間および前記第2の期間は、それぞれ、前記信号を送信する区間を一部に含む第1のサブ期間と前記信号を送信する区間を含まない第2のサブ期間とで構成され、
    前記第1の期間では前記第1のサブ期間の前記第1の周波数と前記第2のサブ期間の前記第2の周波数とを、前記第1の期間内で前記信号を送信しない他の送信装置による前記データ送信のために割り当てると共に、前記第2の期間では前記第1のサブ期間の前記第2の周波数と前記第2のサブ期間の前記第1の周波数とを、前記第2の期間内で前記信号を送信しない他の送信装置による前記データ送信のために割り当てるリソース管理部を更に有する、
    ことを特徴とする請求の範囲第8項記載の受信装置。
  11. 前記測定部は、前記第1の期間内の前記信号と前記第2の期間内の前記信号とが異なるアンテナから送信された信号である場合、前記アンテナ毎に通信品質を測定することを特徴とする請求の範囲第8項記載の受信装置。
  12. 前記測定部は、前記送信装置が前記第1の周波数を用いたデータ送信および前記第2の周波数を用いたデータ送信以外の送信を行わない間は、前記データ送信に用いる周波数帯域以外の周波数帯域部分の前記信号を用いずに、通信品質を測定することを特徴とする請求の範囲第11項記載の受信装置。
  13. 前記測定部は、前記第1の期間の先頭区間および前記第2の期間の先頭区間で送信される前記信号に基づいて、通信品質を測定することを特徴とする請求の範囲第8項記載の受信装置。
  14. 前記送信装置との間で使用可能な周波数帯域の最大周波数および最小周波数の一方が前記第1の周波数であり、他方が前記第2の周波数であることを特徴とする請求の範囲第8項記載の受信装置。
  15. 第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応した送信装置の通信方法において、
    第1の期間の一部区間で、受信装置による通信品質の測定に使用される信号を、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第1の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信し、前記第1の期間後の第2の期間の一部区間で、前記信号を、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第2の周波数を除いた周波数帯域を用いて送信する、
    ことを特徴とする通信方法。
  16. 第1の周波数を用いたデータ送信と第2の周波数を用いたデータ送信との双方に対応した送信装置と通信を行う受信装置の通信方法において、
    第1の期間の一部区間で、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第1の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された前記送信装置からの信号と、前記第1の期間後の第2の期間の一部区間で、前記データ送信に用いる周波数帯域よりも広く前記第2の周波数を除いた周波数帯域が用いられて送信された前記送信装置からの信号とに基づいて、前記送信装置との間の通信品質を測定する、
    ことを特徴とする通信方法。
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