JPWO2009019751A1 - 無線基地局の送信電力制御方法及び無線基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明は、無線基地局(2)と無線端末(3)との間の通信のスループット向上を図ることを目的とする。そのため、本発明の無線基地局(2)は、選択する送信方式の変わらない範囲に属する信号品質情報に対応する複数の無線端末(3)のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末(3)の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末(3)の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する。

Description

本発明は、無線基地局の送信電力制御方法及び無線基地局に関する。本発明は、例えば、無線区間の信号品質に応じて、無線端末と無線基地局との間の通信に用いる変調方式や誤り訂正符号化率などを変更するような無線通信システムに用いると好適である。
無線基地局(BS:Base Station)と無線端末(MS:Mobile Station)とをそなえた無線通信システムでは、MSは、前記BSを介して他のMSや有線端末、サーバ等と通信を行なうことができる。
上記無線通信システムの1つとして、近年、開発が進められているWiMAX(Worldwide
Interoperability for Microwave Access)と呼ばれる方式に準拠したWiMAXシステムがある。このWiMAXシステムでは、通信効率の向上を図るために、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式及び適応変調方式(AMC:Adaptive Modulation and Coding)が採用される。
WiMAXシステムに用いられる無線フレームは、BSからMSへの方向であるダウンリンク(DL)のサブフレーム(DLサブフレーム)と、MSからBSへの方向であるアップリンク(UL)のサブフレーム(ULサブフレーム)とが時間多重される。
DLサブフレームは、さらに、時間軸(シンボル時間)方向と周波数軸(サブチャネル周波数)方向の2次元領域において、プリアンブル、フレームコントロールヘッダ(FCH)、DLのマップ情報(DLマップ)、ULのマップ情報(ULマップ)(以下、これらをヘッダ情報ということがある)、1以上のDLバーストが多重され、ULサブフレームには、1以上のULバーストが多重される。なお、「バースト」とは、サブチャネル周波数及び時間(送信タイミング)で特定される無線リソース(通信領域)を意味する。
ここで、プリアンブルは、フレーム同期情報が挿入される領域(フィールド)であり、FCHは、マップ情報の大きさや位置等のマップ情報を定義する情報が挿入される領域である。また、マップ情報には、バーストで送信される通信コネクションのID(CID)、無線フレームにおける当該コネクションのバーストの配置位置(バースト位置)、バーストの大きさ(バーストサイズ)、バーストの変調方式(QPSK、16QAM、64QAM等)や符号化率、送信電力制御情報(ブーストアップ・ダウン)等の情報が含まれる。
つまり、マップ情報は、MSが受信及び送信すべき無線フレームの領域(受信領域及び送信領域)を指定する(割り当てる)情報(バースト割当情報)として位置付けることができる。なお、前記バースト位置は、無線フレームの先頭シンボルからのシンボルオフセット及びサブチャネルオフセットで指定することができ、前記バーストサイズは、シンボル数及びサブチャネル数で指定することができる。
したがって、MSは、上記プリアンブルを検出することでDL及びULの無線フレーム同期を確立し、DLマップで指定されたDLバースト領域をDLマップで指定された変調方式、符号化率等に対応する復調方式、復号化率で復調、復号処理することで、自MS宛のDLバーストを選択的に受信処理する一方、ULマップで指定されるULバースト領域でBSへのデータ送信を行なうことができる。
また、MSは、BSとの無線区間における通信品質(受信品質)を測定し、その測定結果(受信品質情報、例えばSINR:Signal to Interference and Noise Ratioなど)を定期あるいは不定期にBS宛に報告することができ、BSは、当該MSからの前記受信品質情報に基づき、前記バースト毎に変調方式及び符号化率を適応的に制御することができる。これをAMC(Adaptive Modulation and Coding)と呼ぶ。
なお、OFDMAシステムにおける電力割振りの方法として、各無線ユニットのCQIに応答して各無線ユニットに関する送信電力レベルを選択する方法が下記特許文献1に記載されている。
また、下記特許文献2には、複数のサブキャリアを使用するマルチユーザ電気通信システムにおいて、少なくとも1つのユーザに割り当てられるサブチャネルにサブキャリアを割り当てる方法として、サブチャネルごとに品質を検出し、この品質レベルに応じてサブキャリアにサブチャネルを割り当てる方法が記載されている。
特開2004−129241号公報 特開2006−50615号公報
図7及び図8を用いて前記AMC制御について説明する。図7は各変調方式及び符号化率でのDLのスループット特性を示す図であり、図8はAMC制御の一例を説明する図である。
図7に示すように、SINRを横軸、スループットを縦軸とすると、SINRとスループットとの関係は階段状の関係にあり、MSとBSとの無線区間の通信環境(MSでの前記受信品質情報)に応じて、好適な変調方式及び符号化率が存在する。例えば、図8に示すように、MSからの受信品質情報であるSINR(dB)が、A以上かつB未満の値である場合、BSは、図7中で記号aのスループット(kbps)特性を示す16QAM(1/2)(括弧内は符号化率を表す)を選択する。
同様に、MSからのSINRが、図8中のB以上かつC未満の値である場合、BSは、図7中で記号bのスループット特性を示す16QAM(3/4)を選択し、MSからのSINRが図8中のC以上の値である場合、図7中で記号cのスループット特性を示す64QAM(2/3)を選択する。
このようにして、BSは、MSとの通信環境に応じて、適した変調方式及び符号化率を選択して、MS宛のデータ送信を行なう。
ここで、例えば、図7及び図8においてA≦SINR<Bの範囲のSINRを報告したMSのうち、当該範囲の上限値であるBに近いSINRを報告したMSに着目すると、SINRが少し向上するだけで、BSで選択される変調方式(符号化率)が16QAM(1/2)から16QAM(3/4)となり、大幅なスループット増加を見込めることが分かる。
同様に、図7及び図8においてB≦SINR<Cの範囲のSINRを報告したMSのうち、当該範囲の上限値であるCに近いSINRを報告したMSに着目すると、SINRが少し向上するだけで、BSで選択される変調方式(符号化率)が16QAM(3/4)から64QAM(2/3)となり、大幅なスループット増加を見込める。
そのため、前記のようにBSにおいて選択される変調方式(符号化率)が変更される境界近傍のSINRを報告したMSに関して、当該MSで計測されるSINRを向上させることができれば、大幅なスループット増加が期待できる。
そこで、MSでの受信SINRはBSからの送信電力を増加することで向上させることができるから、BS側で上記MS宛のDLバーストの送信電力を増加(ブーストアップ)することが考えられる。
しかしながら、このような送信電力増加制御を実現するには、次のような課題がある。
即ち、無線フレームにおいて、あるシンボル(時間)における送信電力の周波数軸(サブキャリア周波数)方向の総和は、法規制及び送信アンプの制限等により上限が存在するため、あるシンボルにおいて、周波数軸方向のサブキャリアが全て使用されるようにバーストが割り当てられ、送信電力が前記上限まで達している場合、上述したような送信電力増加制御を行なうことは不可能である。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、その目的の一つは、無線基地局と無線端末との間の通信のスループット向上を図ることにある。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
前記目的を達成するために、本発明では、下記の無線基地局の送信電力制御方法及び無線基地局を用いる。即ち、
(1)本発明の無線基地局の送信電力制御方法は、無線端末との間の信号品質情報に応じて、前記無線端末に対して伝送効率の異なる複数の送信方式のいずれかを選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局の送信電力制御方法であって、前記無線基地局は、複数の無線端末との間の信号品質情報を取得し、選択する送信方式の変わらない範囲に属する前記信号品質情報に対応する複数の無線端末のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する。
(2)ここで、前記無線基地局は、前記送信方式の変わらない範囲の下限を超え、かつ、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と前記第1の閾値との間の信号品質情報に対応する前記第1の無線端末の送信電力を前記減少制御する。
(3)また、前記無線基地局は、あるシンボル時間における前記第1の無線端末宛の送信信号と前記第2の無線端末宛の送信信号とを周波数多重して送信するようにしてもよい。
(4)さらに、前記無線基地局は、あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうようにしてもよい。
(5)また、前記無線基地局は、複数の前記第2の無線端末についての前記増加制御による送信電力の増加量の和を、複数の前記第1の無線端末についての前記減少制御による送信電力の減少量の和以下に制御するようにしてもよい。
(6)さらに、前記信号品質情報は、前記無線端末において測定され通知される受信信号品質情報であってもよい。
(7)あるいは、前記信号品質情報は、前記無線端末からの受信信号を基に測定した受信信号品質情報であってもよい。
(8)また、本発明の無線基地局は、無線端末との間の信号品質情報に応じて、前記無線端末に対して伝送効率の異なる複数の送信方式のいずれかを選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局であって、複数の無線端末との間の信号品質情報を取得する信号品質情報取得手段と、選択する送信方式の変わらない範囲に属する前記信号品質情報に対応する複数の無線端末のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する制御手段と、をそなえている。
(9)ここで、前記制御手段は、前記送信方式の変わらない範囲の下限を超え、かつ、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と前記第1の閾値との間の信号品質情報に対応する前記第1の無線端末の送信電力を前記減少制御するようにしてもよい。
(10)また、前記制御手段は、あるシンボル時間における前記第1の無線端末宛の送信信号と前記第2の無線端末宛の送信信号とを周波数多重して送信するようにしてもよい。
(11)さらに、前記制御手段は、あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうようにしてもよい。
(12)また、前記制御手段は、複数の前記第2の無線端末についての前記増加制御による送信電力の増加量の和を、複数の前記第1の無線端末についての前記減少制御による送信電力の減少量の和以下に制御するようにしてもよい。
(13)さらに、本発明の無線基地局の送信電力制御方法は、無線端末との間の信号品質情報が良い品質を示すほど良い送信方式を選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局の送信電力制御方法であって、前記無線基地局は、複数の無線端末との間の信号品質情報を取得し、選択される送信方式が変化しない範囲の信号品質情報に対応する無線端末のうち、当該信号品質情報の前記範囲での位置に応じて、少なくともいずれかの無線端末への送信方式が前記信号品質情報によって選択される送信方式よりも良い送信方式となるよう、前記各無線端末への送信電力の配分を制御する。
(14)また、本発明の無線基地局は、受信品質情報が所定の範囲内に収まる複数の無線端末のうち、少なくとも第1の無線端末については送信電力を増大させて前記所定の範囲を超える受信品質となるようにして、第1の送信方式でデータの送信を行ない、該複数の無線端末のうち、少なくとも第2の無線端末については送信電力を減少させて前記所定の範囲の受信品質となるようにして、前記第1の送信方式より低速な第2の送信方式でデータの送信を行なう送信部を備え、前記第1の送信方式による送信期間と、前記第2の送信方式による送信期間とが少なくとも重複する時間帯を設ける。
上記本発明によれば、以下に示すいずれかの効果ないし利点が得られる。
(1)無線基地局が、複数の無線端末との間の信号品質情報を取得し、選択する送信方式の変わらない範囲に属する信号品質情報に対応する複数の無線端末のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御するので、大規模な装置変更を行なうことなく、より良い送信方式で前記無線端末との通信を実現でき、無線通信システムの伝送効率(スループット)を向上させることが可能となる。
(2)また、無線基地局は、前記送信方式の変わらない範囲の下限を超え、かつ、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と前記第1の閾値との間の信号品質情報に対応する前記第1の無線端末の送信電力を前記減少制御するので、送信電力の制御を効率的に実施することができ、より効果的に無線通信システムのスループットを向上させることができる。
(3)さらに、無線基地局は、あるシンボル時間における前記第1の無線端末宛の送信信号と前記第2の無線端末宛の送信信号とを周波数多重して送信するようにすれば、より効率的に無線フレームのバーストを利用することができるので、無線通信システムの伝送効率を向上させることが可能となる。
(4)また、無線基地局は、あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうようにすれば、無線基地局内の装置構成を変更することなく上記効果を得ることができるので、コストの削減を図ることも可能となる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの要部の構成を示すブロック図である。 図1に示すBS(DL/ULマップ生成部)の構成を示すブロック図である。 変調方式及び符号化率のスループット特性を示す図である。 受信品質情報と領域との関係を示す図である。 無線フレームのバースト割り当てを説明する図である。 図2に示すBSの動作の一例を説明するフローチャートである。 変調方式及び符号化率のスループット特性を示す図である。 AMC制御の一例を説明する図である。
符号の説明
1 無線通信システム
2 無線基地局(BS)
3 無線端末(MS)
4 ネットワークインタフェース
5 BS側PDU生成部
6 BS側送信処理部
7,15 デュプレクサ
8,14 アンテナ
9 BS側受信処理部
10 BS側パケット生成部
11 DL/UL変調方式符号化率制御部
12 DL/ULマップ生成部
13 コネクション管理部
16 MS側受信処理部
17 MS側パケット生成部
18 アプリケーション処理部
19 MS側PDU生成部
20 MS側送信処理部
21 コネクション詳細分類部
22 受信品質予測部
23 ブースト無しDLマップ生成部
24 ブーストダウンDLマップ生成部
25 ブーストアップDLマップ生成部
26 余剰電力計算部
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔A〕一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態に係る無線通信システムの要部の構成を示すブロック図である。この図1に示す無線通信システム1は、複数の無線端末(MS)3と、これらのMS3と無線通信を行なう無線基地局(BS)2とをそなえている。BS2は、例えば、OFDMA方式による無線フレームへの送信データ多重化を行ない、複数のMS3宛に下りデータを送信する。一方、MS3は、BS2から受信した下りデータについての信号品質情報(受信品質情報)(SINRなど)を計測し、BS2宛に報告する。
(MS3の説明)
図1に示すMS3は、その要部の機能に着目すると、例えば、アンテナ14と、デュプレクサ15と、MS側受信処理部16と、MS側パケット生成部17と、アプリケーション処理部18と、MS側PDU生成部19と、MS側送信処理部20とをそなえる。
ここで、アンテナ14は、BS2宛のULの無線信号をBS2へ送出する一方、BS2からのDLの無線信号を受信する機能を具備する。
デュプレクサ15は、MS側送信処理部20からのULの無線信号をアンテナ14へ出力する一方、BS2からアンテナ14を介して受信したDL(マップ情報含む)の無線信号をMS側受信処理部16へ出力する機能を具備する。
MS側受信処理部16は、デュプレクサ15から受けたBS2からの受信信号について所定の受信処理を施すもので、例えば、受信信号からマップ情報(DL/ULマップ)を抽出し、DLマップにより特定される変調方式及び符号化率等のDLバーストの送信方式に応じた復調方式及び復号方式で復調、復号することができる。
また、本例のMS側受信処理部16は、BS2からの受信信号に基づいてSINR等の受信品質情報を定期的あるいは不定期に計測する機能も具備している。計測した受信品質情報は、前記ULマップとともにMS側送信処理部20に通知され、当該MS側送信処理部20から、前記ULマップで特定されるULバーストにてBS2宛へ送信(報告)される。
MS側パケット生成部17は、BS2からの受信信号を基にDLデータ(DLパケット)を生成するもので、生成したパケットはアプリケーション処理部18へ送出される。
アプリケーション処理部18は、所定のアプリケーション処理に応じたBS2宛の送信データ(ULデータ)を生成するもので、例えば、MS側パケット生成部17からのDLデータに対する応答をULデータにて生成することができる。
MS側PDU生成部19は、アプリケーション処理部18からのULデータに基づいて、PDU(Protocol
Data Unit)を生成するものである。このPDUは、当該送信パケットのプロトコルが扱うデータの単位であり、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のPDUは、「パケット」であり、ATM(Asynchronous Transfer Mode)のPDUは、「セル」である。なお、このPDUの先頭には、データ本体とは別に、当該送信データのプロトコルで使用されるヘッダ等の通信制御情報が付加される。
MS側送信処理部20は、MS側PDU生成部19からのPDUに所定の送信処理を施すもので、例えば、MS側受信処理部16で抽出されたULマップにより特定される符号化率、変調方式にて、当該PDUを符号化し、変調する機能を具備する。なお、本例のMS側送信処理部20は、MS側受信処理部16で測定された受信品質情報を前記ULマップで特定されるULバーストにマッピングしてBS2宛に送信する機能も具備している。
本例のMS3は、上述のごとく構成されることにより、BS2からの受信信号を基に、SINR等の受信品質情報を求め、この受信品質情報を定期的あるいは不定期にBS2に送信(報告)することができる。
(BS2の説明)
一方、図1に示すBS2は、その要部の機能に着目すると、例えば、ネットワークインタフェース4と、BS側PDU生成部5と、BS側送信処理部6と、デュプレクサ7と、アンテナ8と、BS側受信処理部9と、BS側パケット生成部10と、DL/UL変調方式符号化率制御部11と、DL/ULマップ生成部12と、コネクション管理部13とをそなえる。
ここで、アンテナ8は、MS3宛のDLの無線信号を送出する一方、MS3からのULの無線信号を受信する機能を具備する。
デュプレクサ7は、BS側送信処理部6からのDLの無線信号をアンテナ8へ出力する一方、アンテナ8で受信されたULの無線信号をBS側受信処理部9へ出力する機能を具備する。
BS側受信処理部(信号品質情報取得手段)9は、MS3からアンテナ8及びデュプレクサ7を介して受信した信号に各種の受信処理を施すもので、例えば、受信信号(ULバースト)を、ULマップによりMS3に指定した変調方式、符号化率に応じた復調方式、復号方式で復調、復号してULデータを得る機能と、ULバースト(ULデータ)に、MS3で測定された前記受信品質情報が含まれる場合に、当該情報をDL/UL変調方式符号化率制御部11に通知する機能とを具備する。なお、前記受信品質情報は、BS2側で受信したULデータに基づき測定してもよく、この場合、その測定機能は当該BS側受信処理部9に具備することができる。このとき、BS2がULデータに基づき測定した受信品質情報は上り方向の受信品質情報(BS2側の受信品質情報)であるが、上り方向と下り方向とで通信品質が同様である場合は、前記受信品質情報は送信側の送信電力に比例する。従って、BS2は、BS2の送信電力とMS3の既知の送信電力との比に基づき、前記BS2側の受信品質情報を補正して、MS3側での受信品質情報(下り方向の受信品質情報)を算出してもよい。
BS側パケット生成部10は、BS側受信処理部9からのULデータと、コネクション管理部13で管理されているコネクションIDとに基づいて、IP(Internet Protocol)網やATM網等の上位ネットワーク(図示省略)へ転送すべきパケットや、受信ULデータに対する応答パケット等のDLデータを生成する機能を具備する。
ネットワークインタフェース4は、前記のIP網やATM網等の上位ネットワークとのインタフェース機能(各種プロトコル制御を行なう機能等)を具備し、ULデータは上位ネットワーク側へ、上位ネットワークからのMS3宛のDLデータやMS3への応答のためのDLデータはBS側PDU生成部5へそれぞれ転送する。
BS側PDU生成部5は、ネットワークインタフェース4からのDLデータに基づいて、PDUを生成するものである。このPDUの先頭にもデータ本体とは別に、当該DLデータのプロトコルで使用されるヘッダ等の通信制御情報が付加されている。
コネクション管理部13は、MS3との間の通信コネクション(CID)を管理するもので、BS側パケット生成部10,BS側PDU生成部5及びDL/UL変調方式符号化率制御部11は、その管理情報に基づいてそれぞれの処理(UL/DLバーストのマッピング、送信処理など)を行なうものである。
DL/UL変調方式符号化率制御部11は、BS側受信処理部9からの受信品質情報に基づき、DL及びULデータ(バースト)の変調方式及び符号化率を制御(選択)する、つまり既述のAMC制御を行なう機能を具備する。
換言すれば、本例のDL/UL変調方式符号化率制御部11は、前記受信品質情報に基づき、各MS3宛のDLデータの送信方式を選択する機能を具備する。
DL/ULマップ生成部12は、DL/UL変調方式符号化率制御部11からの制御の下、マップ情報(DLマップ及びULマップ)を生成するもので、本例では、後述するように、受信品質情報が一定量向上するとBS2において選択される送信方式がより良い条件に変わる境界近傍の受信品質情報(以下、単に「受信SINR」とも表記する)に対応するMS3宛のDLバーストの送信電力を増加(ブーストアップ)するとともに、その増加に伴って周波数軸方向についての送信電力の上限を超えないように、他のMS3宛のDLバーストの送信電力を減少(ブーストダウン)する制御を行なうための情報(制御対象DLバーストのCIDや送信電力情報など)を含むマップ情報を生成する。
その際、好ましくは、送信電力を下げても送信方式の変わらないものと推定される他のMS3宛のDLバーストの送信電力を減少(ブーストダウン)する制御を行なうための情報(制御対象DLバーストのCIDや送信電力情報など)を含むマップ情報を生成する。
なお、前記マップ情報は、前記送信電力の上限を超えない範囲での前記ブーストアップを容易にすべく、ブーストアップ対象、ブーストダウン対象及びこれら以外(つまりブーストアップもブーストダウンもしない対象)の各DLバーストが前記無線フレームにおいて所定の位置となるように構築(生成)される。その詳細については図5を用いて後述する。
BS側送信処理部6は、DL/ULマップ生成部12で生成された前記DLマップに基づき、BS側PDU生成部5からのDLデータに所定の送信処理を施すもので、例えば、上記DLマップにより特定される符号化率、変調方式にて当該DLデータを符号化し、変調する機能と、前記DLマップに含まれるCID及び前記送信電力情報に基づいてDLバーストの送信電力を制御(ブーストアップ又はブーストダウン)する機能とを具備している。
加えて、本例のBS側送信処理部(送信部)6は、後述するように、DL/ULマップ生成部12にて送信電力を減少制御(ブーストダウン)する対象とされたMS3(第1の無線端末)宛のDLデータと、DL/ULマップ生成部12にて送信電力を増加(ブーストアップ)制御する対象とされたMS3(第2の無線端末)宛のDLデータと、これら以外のDLデータとを、それぞれ、前記DLマップにより特定される前記所定の配置となるように、前記無線フレームのDLバーストへマッピングする機能を具備する。
本例の一実施形態に係るBS2は、上述のごとく構成されることにより、前記受信品質情報に応じてMS3宛のDLバーストの変調方式や符号化率等の送信方式を適応的に変更(選択)してMS3への送信を行なうことができるとともに、BS2において選択される送信方式が少しの送信電力増加でより伝送効率の良い条件に変わるMS3宛のDLバーストの送信電力を優先的にブーストアップできるようにすることで、前記より良い条件がBS2において選択されるようにすることができる。したがって、DLのスループットを向上することができる。
(DL/ULマップ生成部12の詳細説明)
次に、図2〜図6を用いて上述のDL/ULマップ生成部12の構成及び動作について説明する。
図2は図1に示すDL/ULマップ生成部12の構成を示すブロック図である。
この図2に示すように、本例のDL/ULマップ生成部12は、受信品質予測部21を有するコネクション詳細分類部21と、ブースト無しDLマップ生成部23と、ブーストダウンDLマップ生成部24と、ブーストアップDLマップ生成部25と、余剰電力計算部26とをそなえる。
ここで、コネクション詳細分類部21は、前記コネクション管理部13と連携して、受信ULバーストのCID毎に、MS3から報告された受信品質情報(あるいはBS2側で測定した受信品質情報)を管理する機能と、当該受信品質情報に基づいて、図8に示した選択テーブルと同等の選択テーブルにより変調方式、符号化率を選択する機能と、当該受信品質情報に基づいて、MS3(CID)を、例えば、図3及び図4に示すように、16QAM(3/4)が選択される領域(B≦SINR<C)を細分化した3つの領域、即ち、(1)B≦SINR<B1、(2)B1≦SINR<B2、(3)B2≦SINR<Cのいずれかの領域に分類する機能とを具備する。
ここで、これらの領域(1),(2),(3)は、それぞれ、以下を意味する。
(1)受信品質情報が少量(所定量)劣化すると、より効率(スループット)の低い変調方式、符号化率が選択される領域
(2)受信品質情報が前記所定量変化(劣化又は向上)しても、同じ変調方式、符号化率(ここでは、変調方式16QAM、符号化率3/4)が選択される領域
(3)受信品質情報が少量改善すると、よりスループットの高い変調方式、符号化率(例えば、変調方式64QAM、符号化率2/3)が選択される領域
なお、MS3で計測される受信品質情報はBS2からのDLバーストの送信電力を変えると変化させることができるから、前記の領域(1),(2),(3)は、以下を意味するものと捉えることもできる。
(1)DLバーストの送信電力を少量(所定量)減少すると、より効率の低い変調方式、符号化率が選択される領域
(2)DLバーストの送信電力を少量増加しても、より効率の高い変調方式、符号化率が選択できず、また、送信電力を少量減少しても、より効率の低い変調方式、符号化率が選択されない領域
(3)DLバーストの送信電力を少量増加することで、より効率の高い変調方式、符号化率を選択できる領域
そのため、コネクション詳細分類部21は、図4に示すような分類(選択)テーブル(送信方式の選択情報)をテーブル形式のデータとして図示しないメモリ等に保持している。当該テーブルは、図4に示すSINRとスループットとの関係を示す情報(理論値でも実測値でもよい)から生成することも可能である。
なお、前記の例では、変調方式や符号化率を決定する閾値に挟まれた領域(受信品質情報がこの間に存在すれば、ある変調方式と誤り符号化率とが選択される領域)として、変調方式16QAM、符号化率3/4の領域について分類(細分化)を行なったが、使用可能な全て又は一部の変調方式、符号化率について同様の分類(細分化)を行なうことができる。
また、受信品質予測部22は、各MS3に関して所定量のブーストアップあるいはブーストダウンを実施した場合に、各MS3から報告されるSINRがどのように変化するか(つまり、そのSINR変化によりどの変調方式、符号化率が選択されて、DLのスループットがどの程度変化するか)を予測する機能を具備している。この予測は、例えば、無線通信システムのシミュレーションなどにより実現される。そして、その予測結果により、各MS3は、前記のどの領域(1),(2),(3)に属するかが分類されて、ブーストアップ、ブーストダウン及びそれ以外(ブースト無し)の対象のMS3(CID)が決定される。
ブースト無しDLマップ生成部23は、前記ブースト無し対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(1)(B≦SINR<B1)に属するMS3についてのDLマップ情報を生成するものである。
ブーストダウンDLマップ生成部24は、前記ブーストダウン対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(2)(B1≦SINR<B2)に属するMS3(第1の無線端末)についてのDLマップ情報を生成するものである。このDLマップ情報には、CID、DLバースト位置、ブーストダウン後の送信電力(送信電力の減少量としてもよい)、変調方式、符号化率などの情報が含まれ、当該情報に基づいてBS側送信処理部6にて該当DLバーストのブーストダウン(送信電力減少)制御が実施されることになる。
余剰電力計算部26は、ブースト無しDLマップ生成部23及びブーストダウンDLマップ生成部24で生成された各DLマップ情報に基づいて無線フレームにおける周波数軸方向の余剰電力を計算するものである。
ブーストアップDLマップ生成部25は、前記ブーストアップ対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(3)(B2≦SINR<C)に属するMS3(第2の無線端末)についてのDLマップ情報を生成するもので、その際、前記余剰電力を超えないように対象DLバーストのブーストアップ幅、無線フレームへのマッピング位置を決定できるようになっている。ここでのDLマップ情報にも、CID、DLバースト位置、ブーストアップ後の送信電力、変調方式、符号化率などの情報が含まれ、当該情報に基づいてBS側送信処理部6にて該当DLバーストのブーストアップ(送信電力増加)制御が実施されることになる。
このように、DL/ULマップ生成部12は、前記領域(2)〔B1(第2の閾値)≦SINR<B2(第1の閾値)〕に属するMS3(第1の無線端末)の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記領域(3)〔B2(第1の閾値)≦SINR<C〕に属するMS3(第2の無線端末)の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する制御手段としての機能を具備する。
つまり、上記DL/ULマップ生成部12を有する本例のBS2は、受信品質情報により選択される送信方式が変化しない範囲(上記の例では、B≦SINR<C)の受信品質情報に対応するMS3のうち、当該受信品質情報の前記範囲での位置に応じて、少なくともいずれかのBS2への送信方式が前記受信品質情報によって選択される送信方式よりも良い送信方式となるよう、前記各MS3への送信電力の配分を制御する機能を具備する。
尚、他の例では、〔B2(第1の閾値)≦SINR<C〕に属するMS3の一部はブーストアップにより送信方式をより高速な伝送方式に変更させ、〔B2(第1の閾値)≦SINR<C〕に属するMS3の他の一部はブーストダウンさせる。好ましくは、このブーストダウンにより送信方式が変更されない程度にブーストダウンさせる。
もちろん、1つのMS3のブーストアップ(L>0)に対して、1つのMS3のブーストダウン(−L)を対応させてもよいが、1つのMS3のブーストアップ(L)に対して、複数(M:Mは2以上の自然数)のMS3のブーストダウン(Ni:i=1〜M)を対応させて、L≦ΣNiを実現することもできる。
ここで、図5を用いて、ブースト無しDLマップ生成部23,ブーストダウンDLマップ生成部24及びブーストアップDLマップ生成部25でのマップ情報(DLマップ情報)生成動作について説明する。図5は無線フレームのバースト割り当てを説明する図である。
この図5に示すように、無線通信システム1に用いる無線フレームをOFDMA方式に準拠した無線フレームとした場合、当該無線フレームには、ヘッダ領域と、DLサブフレーム(DL信号領域)と、ULサブフレーム(UL信号領域)とが時間多重され、ヘッダ領域には、プリアンブル信号やFCH、DL/ULマップがマッピングされ、DLサブフレームには、時間軸(シンボル時間)方向と周波数軸(サブチャネル周波数)方向の2次元領域において、UL/DLマップ、1以上のDLバーストが多重され、ULサブフレームには、1以上のULバーストが多重される。
そして、まず、ブースト無しDLマップ生成部23は、ブースト無し対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(1)(B≦SINR<B1)に属するMS3宛のDLバースト#1〜#4が、図5に示すごとく、それぞれ時間軸(シンボル)方向のスロットよりも周波数軸(サブチャネル)方向のスロットが多い縦長のバーストとして時間軸方向に積み重なるようにマッピング(時間多重)するバースト割当情報を、ブースト無しDLマップ情報として生成する。
好ましくは、周波数方向にデータを順に配置していき、周波数方向にデータを積み込めなくなると、次の時間において、同様に周波数方向にデータを順に配置する。
次に、ブーストダウンDLマップ生成部24は、ブーストダウン対象のMS3と決定されたMS3、つまりは前記領域(2)(B1≦SINR<B2)に属するMS3宛のDLバースト#5〜#10が、図4に示すごとく、残りのDL信号領域(空き領域)において、それぞれ周波数軸方向のスロットよりも時間軸方向のスロットが多い横長のバーストとして周波数軸方向に積み重なるようにマッピング(周波数多重)するバースト割当情報をブーストダウンDLマップ情報として生成する。
好ましくは、時間方向にデータを順に配置していき、所定時間幅の配置が完了した場合に、次の周波数について、同様に時間方向にデータを順に配置する。
その際、ブーストダウンDLマップ生成部24は、ブーストダウン対象のDLバースト#5〜#10について、選択される変調方式、符号化率が変化しない範囲で送信電力をブーストダウンできるか否かを判定しながら、DLマップ情報に含める送信電力情報のブーストダウンを行なう。
次いで、ブーストアップDLマップ生成部25は、ブーストアップ対象のMS3と決定されたMS3、つまりは前記領域(3)(B2≦SINR<C)に属するMS3宛のDLバースト#11〜#16が、図4に示すごとく、残りのDL信号領域(空き領域)において、それぞれ横長のバーストとして周波数軸方向に積み重なるようにマッピング(周波数多重)するバースト割当情報をブーストアップDLマップ情報として生成する。
好ましくは、時間方向にデータ順に配置していき、所定時間幅の配置が完了した場合に、次の周波数について、同様に時間方向にデータを順に配置する。
その際、ブーストアップDLマップ生成部25は、既述のとおり、余剰電力計算部26により計算された余剰電力に基づき、ブーストアップ対象のDLバースト#11〜#16について、より効率(スループット)の高い変調方式、符号化率が選択可能となるまで当該送信電力をブーストアップできるか否かを判定しながら、全ての時間(シンボル)における送信電力が所定の上限値を超えない範囲でDLマップ情報に含める送信電力情報をブーストアップする。
このように、各マップ生成部23〜25は、あるシンボル時間における前記第1のMS3宛の送信信号と前記第2のMS3宛の送信信号とを周波数多重して送信するためのマップを生成する機能と、あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なう機能と、複数の前記第2のMS3についての前記増加制御による送信電力の増加量の和を、複数の前記第1のMS3についての前記減少制御による送信電力の減少量の和以下に制御する機能とを具備する。
以上のようにして、ブーストアップ及びブーストダウン対象(つまりは、送信電力制御対象)のMS3宛のDLバースト#5〜#10,#11〜#16を横長のバーストとして周波数軸方向に多重することで、同一時間(シンボル)での送信電力の上限値を超えない範囲での送信電力制御が容易となる。換言すれば、本例のBS2は、ブーストアップ及びブーストダウン対象のMS3に対して、同一時間(シンボル)でのDLバーストの送信電力の配分を、ブーストアップ対象のMS3の方が高くなるように制御しているということができる。
尚、領域(3)のバースト#11についてブーストアップする場合、バースト#12、バースト#13についてブーストダウンすることで、送信電力を抑えることもできる。この場合、領域(2)も領域(1)と同様の配置方法にしてもよい。
即ち、或るバーストについてブーストアップする場合、当該バーストと時間的に一部又は全部が重複するバーストについてブーストダウンすれば、その重複する時間帯での送信電力を抑えることができる。例えば図5において、バースト#12をブーストアップする場合、当該バースト#12と時間的に一部又は全部が重複するバーストはバースト#7,#13を除く各バーストであるから、これらのうちのいずれかのバーストをブーストダウン対象とすることができる。
換言すれば、本例のBS2は、SINR(受信品質情報)が所定の範囲内(例えば、B≦SINR<C)に収まる複数のMS3のうち、少なくとも第1のMS3については送信電力を増大させて前記所定の範囲を超える受信品質となるようにして、第1の送信方式(例えば、64QAM(2/3))でデータの送信を行ない、前記複数のMS3のうち、少なくとも第2のMS3については送信電力を減少させて前記所定の範囲の受信品質となるようにして、前記第1の送信方式より低速な第2の送信方式(例えば、16QAM(3/4))でデータの送信を行なう送信部6,11,12,13を備え、図5に示す無線フレームにおいて、前記第1の送信方式(64QAM(2/3))での送信期間(シンボル時間)と、前記第2の送信方式(例えば、16QAM(3/4))での送信期間(シンボル時間)とが少なくとも重複する時間帯を設けているということができる。
したがって、少なくとも前記重複する時間帯に関して送信電力が既述のように増加、減少されることで送信電力の配分制御が柔軟かつ容易に可能となり、送信電力を抑えながら、SINRが前記所定の範囲内を超えるMS3を生じさせることができる。結果として、無線通信システム1の伝送効率(スループット)を向上させることが可能となる。
次に、図6を用いて上述のBS2の動作について説明する。図6はBS2の動作の一例を説明するフローチャートである。
この図6に示すように、まず、BS側受信処理部9が、MS3からアンテナ8及びデュプレクサ7を介して受信した信号から受信品質情報を得て(ステップS1参照)、当該情報をDL/UL変調方式符号化率制御部11に通知する。
DL/UL変調方式符号化率制御部11は、BS側受信処理部9からのMS3から受信した受信品質情報及びBS2の受信品質情報に基づき、DL及びULデータ(バースト)の変調方式及び符号化率を制御(選択)する(ステップS2参照)。
次いで、DL/ULマップ生成部12(コネクション詳細分類部21、受信品質予測部22)が、各MS3に関して所定量のブーストアップあるいはブーストダウンを実施した場合に、各MS3から報告されるSINRがどのように変化するかを予測し(ステップS3及びS4参照)、その予測結果に基づき、各MS3とのコネクションについて、ブーストアップ対象のMS3、ブーストダウン対象のMS3及びこれら以外のMS3(つまりブースト無し対象のMS3)に分類する(ステップS5〜S7参照)。
ここで、DL/ULマップ生成部12は、全てのコネクションについて上記分類を実施したかどうかを判定(確認)し(ステップS8参照)、まだ分類していないコネクションがある場合(ステップS8のNoルート参照)、上記ステップS2〜S7までの処理を再度行なう一方、全てのコネクションについて分類が終了したと判定した場合(ステップS8のYesルート参照)、ブースト無しDLマップ生成部23が、ブースト無し対象コネクションであると決定されたMS3、つまりは前記領域(1)(B≦SINR<B1)に属するMS3についてのDLマップ情報を生成し、ブーストダウンDLマップ生成部24が、ブーストダウン対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(2)(B1≦SINR<B2)に属するMS3(第1の無線端末)についてのDLマップ情報を生成する(ステップS9参照)。ここでのDLマップ情報には、CID、DLバースト位置、上記ステップ2において選択された変調方式、符号化率、ブーストダウン後の送信電力、などの情報が含まれ、当該情報に基づいてBS側送信処理部6にて該当DLバーストのブーストダウン(送信電力減少)制御が実施される。
そして、余剰電力計算部26が、ブースト無しDLマップ生成部23及びブーストダウンDLマップ生成部24で生成された各DLマップ情報に基づいて無線フレームにおける周波数軸方向の余剰電力を計算し(ステップS10参照)、ブーストアップDLマップ生成部25が、ブーストアップ対象と決定されたMS3、つまりは前記領域(3)(B2≦SINR<C)に属するMS3(第2の無線端末)についてのDLマップ情報を生成する(ステップS11参照)。ここでのDLマップ情報にも、CID、DLバースト位置、上記ステップ2において選択された変調方式、符号化率、ブーストアップ後の送信電力などの情報が含まれ、当該情報に基づいてBS側送信処理部6にて該当DLバーストのブーストアップ(送信電力増加)制御が実施される。
ここで、ブーストアップDLマップ生成部25は、前記ブーストアップ対象と決定されたMS3についてのDLマップ情報を生成する際、余剰電力計算部26での余剰電力計算結果に基づき、無線フレームにおける周波数軸方向の余剰電力に空き(余裕)があるか否かを判定し(ステップS12参照)、まだ余剰電力があると判定した場合(ステップS12のYesルート参照)、再度ステップS11にて、ブーストアップ対象のDLマップ情報を生成する一方、余剰電力がないと判定した場合(ステップS12のNoルート参照)、BS側PDU生成部5がPDUを生成する(ステップS13参照)。
次いで、BS側送信処理部6が、ブーストダウン対象のMS3(第1の無線端末)宛のDLデータと、ブーストアップ対象のMS3(第2の無線端末)宛のDLデータと、これら以外のDLデータとを、上述のように、無線フレームのDLバーストへそれぞれマッピングし、所定の無線送信処理(変調、符号化など)を施して、MS3宛に送信する(ステップS14参照)。
そして、BS2は、上記送信電力制御の後にMS3から報告される受信品質情報に応じて、AMC制御を実施する(ステップS1及びS2参照)。
以上のように、図6に示した処理手順により、BS2は、大規模な装置変更を行なうことなく、より良い送信方式でMS3との通信を実現でき、その結果、無線通信システム1の伝送効率(スループット)を向上させることが可能となる。
また、BS2は、あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうので、BS2内の装置構成を大幅に変更することなく上記効果を得ることができ、コストの削減を図ることが可能となる。
〔B〕その他
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、図3にも示すように、変調方式16QAM、符号化率3/4の領域(B≦SINR<C)に属するMS3について、送信電力制御を行なったが、もちろん他の領域(例えば、A≦SINR<B、B≦SINR<C)に属するMS3についても同様の送信電力制御を行なうことが可能である。
また、上記実施形態では、受信品質予測部22が、各MS3に関して所定量のブーストアップあるいはブーストダウンを実施した場合に、各MS3から報告されるSINRがどのように変化するかを予測し、この予測結果に基づいて、各MS3は、図3中のどの領域に属するかが分類されるが、より簡単な分類方法を採用することもできる。例えば、図3中のBからCの範囲の領域を3等分し、各MS3から報告されるSINRがどの領域に属するかに応じて上記分類を行なうことができる。このようにすれば、受信品質予測部22での予測処理を省略することができるので、BS2での処理を簡便化して動作を高速化することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、BS2がブーストアップ対象のMS3宛のDLバーストの送信電力を優先的にブーストアップした後に、MS3から報告されたSINRにより、より効率の良い送信方式を選択しているが、例えば、BS2がブーストアップあるいはブーストダウンした後に、MS3からのSINR報告を待たずに、MS3の送信方式を選択してもよい。例えば、BS2がブーストアップ対象のMS3について、自発的にMS3の送信方式をより効率の良い送信方式とすれば、より迅速にMS3の送信方式を選択(変更)することができるので、無線通信システム1全体のスループットを効率的に向上させることが可能となる。
また、本発明は、上述のようなWiMAXシステムに限らず適用できる。例えば、BS2がMS3の送信電力を制御し、当該MS3の送信方式を選択して送信を行なうような通信システムに適用することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、無線通信システム全体の伝送効率(スループット)を向上させることができるので、無線通信技術分野、例えば、AMC機能を具備する移動無線通信技術分野に極めて有用と考えられる。

Claims (14)

  1. 無線端末との間の信号品質情報に応じて、前記無線端末に対して伝送効率の異なる複数の送信方式のいずれかを選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局の送信電力制御方法であって、
    前記無線基地局は、
    複数の無線端末との間の信号品質情報を取得し、
    選択する送信方式の変わらない範囲に属する前記信号品質情報に対応する複数の無線端末のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する、ことを特徴とする無線基地局の送信電力制御方法。
  2. 前記無線基地局は、
    前記送信方式の変わらない範囲の下限を超え、かつ、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と前記第1の閾値との間の信号品質情報に対応する前記第1の無線端末の送信電力を前記減少制御することを特徴とする、請求項1記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  3. 前記無線基地局は、
    あるシンボル時間における前記第1の無線端末宛の送信信号と前記第2の無線端末宛の送信信号とを周波数多重して送信することを特徴とする、請求項2記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  4. 前記無線基地局は、
    あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうことを特徴とする、請求項2又は3に記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  5. 前記無線基地局は、
    複数の前記第2の無線端末についての前記増加制御による送信電力の増加量の和を、複数の前記第1の無線端末についての前記減少制御による送信電力の減少量の和以下に制御することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  6. 前記信号品質情報は、前記無線端末において測定され通知される受信信号品質情報であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  7. 前記信号品質情報は、前記無線端末からの受信信号を基に測定した受信信号品質情報であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線基地局の送信電力制御方法。
  8. 無線端末との間の信号品質情報に応じて、前記無線端末に対して伝送効率の異なる複数の送信方式のいずれかを選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局であって、
    複数の無線端末との間の信号品質情報を取得する信号品質情報取得手段と、
    選択する送信方式の変わらない範囲に属する前記信号品質情報に対応する複数の無線端末のうち、前記範囲の下限を超え、かつ、前記範囲の上限よりも小さい第1の閾値未満の信号品質情報に対応する第1の無線端末の送信電力を前記送信方式の変わらない範囲で減少制御し、前記第1の閾値以上の信号品質情報に対応する第2の無線端末の送信電力をより伝送効率の良い送信方式が選択されるように増加制御する制御手段と、
    をそなえたことを特徴とする、無線基地局。
  9. 前記制御手段は、
    前記送信方式の変わらない範囲の下限を超え、かつ、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値と前記第1の閾値との間の信号品質情報に対応する前記第1の無線端末の送信電力を前記減少制御することを特徴とする、請求項8記載の無線基地局。
  10. 前記制御手段は、
    あるシンボル時間における前記第1の無線端末宛の送信信号と前記第2の無線端末宛の送信信号とを周波数多重して送信することを特徴とする、請求項9記載の無線基地局。
  11. 前記制御手段は、
    あるシンボル時間における周波数軸方向の送信電力の和が、許容される送信電力を超えない範囲で、前記増加制御を行なうことを特徴とする、請求項9又は10に記載の無線基地局。
  12. 前記制御手段は、
    複数の前記第2の無線端末についての前記増加制御による送信電力の増加量の和を、複数の前記第1の無線端末についての前記減少制御による送信電力の減少量の和以下に制御することを特徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載の無線基地局。
  13. 無線端末との間の信号品質情報が良い品質を示すほど良い送信方式を選択して前記無線端末への送信を行なう無線基地局の送信電力制御方法であって、
    前記無線基地局は、
    複数の無線端末との間の信号品質情報を取得し、
    選択される送信方式が変化しない範囲の信号品質情報に対応する無線端末のうち、当該信号品質情報の前記範囲での位置に応じて、少なくともいずれかの無線端末への送信方式が前記信号品質情報によって選択される送信方式よりも良い送信方式となるよう、前記各無線端末への送信電力の配分を制御する、
    ことを特徴とする、無線基地局の送信電力制御方法。
  14. 受信品質情報が所定の範囲内に収まる複数の無線端末のうち、少なくとも第1の無線端末については送信電力を増大させて前記所定の範囲を超える受信品質となるようにして、第1の送信方式でデータの送信を行ない、該複数の無線端末のうち、少なくとも第2の無線端末については送信電力を減少させて前記所定の範囲の受信品質となるようにして、前記第1の送信方式より低速な第2の送信方式でデータの送信を行なう送信部を備え、
    前記第1の送信方式による送信期間と、前記第2の送信方式による送信期間とが少なくとも重複する時間帯を設けた、
    ことを特徴とする、無線基地局。
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