JPWO2009014214A1 - モアレが低減された三次元表示装置 - Google Patents
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Abstract
モアレが低減され、かつ鮮明な三次元表示すること可能とする三次元表示素子を提供する。本発明の三次元表示素子は、2枚の透過型表示素子が対向する構造体を有する三次元表示装置であり、前記透過型表示素子の間に光を拡散するための拡散板を透過型表示素子と対向して有し、該拡散板の少なくとも片側表面に凹凸パターンが形成されており、該表面の十点平均の表面粗さが2.5〜5μmで、該凹凸の平均間隔が40〜55μmであり、かつ該表面の鏡面光沢度をG、該拡散板のヘーズ値をHとしたときに、Gが30〜44%、Hが45〜60%であり、G/Hが0.55〜0.85である。
Description
本発明は、液晶ディスプレイ等の透過型表示素子を用いて形成される三次元表示装置、特に、該表示装置のモアレを低減する技術に関する。
液晶ディスプレイ等の透過型表示素子を複数枚対向させることで、3次元立体像を表示させることができる。透過型表示素子を複数枚対向する構造体では、各表示素子の画素パターンの干渉が生じることによる干渉縞、即ち、モアレの発生が避けられない。モアレの発生を低減するために、例えば、特許文献1及び2は、透過型表示素子間に光の拡散層を配置する構造を開示している。
透過型表示素子間に光の拡散層を配置することで、観察者から見て奥側の表示素子の画素パターンをぼやかすことになるので、各表示素子の画素パターンの干渉を低下させることに効果を奏す。しかしながら、光を拡散させることで奥側の表示素子の解像度を低下させることにもなるので、逆に鮮明な三次元表示が難しいものとなる。本発明は、これを考慮し、モアレが低減され、かつ鮮明な三次元表示すること可能とする三次元表示素子を提供することを課題とする。
本発明は、三次元表示素子のモアレを低減させるために、光の拡散層に使用される材料を種々検討したところ、拡散板の表面が特定の凹凸パターンを有することで、モアレの低減と、観察者から見て奥側の表示素子の解像度の向上に効果を有するとの知見を得、本発明をなすに至った。
即ち、本発明の三次元表示素子は、2枚の透過型表示素子が対向する構造体を有する三次元表示装置であり、該構造体は、前記透過型表示素子の間に光を拡散するための拡散板を透過型表示素子と対向して有し、該拡散板の少なくとも片側表面に凹凸パターンが形成されており、該表面の十点平均の表面粗さが2.5〜5μm、好ましくは3〜4.7μmで、該凹凸の平均間隔が40〜55μm、好ましくは43〜51μmであり、かつ該表面の鏡面光沢度をG、該拡散板のヘーズ値をHとしたときに、Gが30〜44%、好ましくは33〜1%、Hが45〜60%、好ましくは49〜58%であり、G/Hが0.55〜0.85であることを特徴とする。
モアレを低減させる方法として、拡散板の鏡面光沢度を下げ、ヘーズ値を大きくすることは一つの設計指針となりうる。しかしながら、この設計だけだと、光を拡散させることに効果を奏すが、奥側の表示素子の解像度を低下させることになる。本発明では、これに対して、鏡面光沢度とグロス値との関係を、G/Hで0.55〜0.85、好ましくは0.59〜0.82とすることで、モアレの低減と奥側の表示素子の解像度を良好とせしめることになることを見出した。
0.55未満、即ち、ヘーズ値に対して鏡面光沢度が低い場合、奥側の表示素子の解像度が下がるものとなる。他方、0.85超、即ち、鏡面光沢度に対してヘーズ値が低い場合、拡散板を得ることが難しくなる。
拡散板の鏡面光沢度及びヘーズ値を前記したようなものとするためには、凹凸パターン表面を有する拡散板、該表面の十点平均の表面粗さを2.5〜5μm、好ましくは3〜4.7μmとすることが好ましい。また、該凹凸の平均間隔が40〜55μm、好ましくは43〜51μmとすることが好ましい。
表面粗さが2.5μm未満では、モアレ低減の効果が少なく、5μ超では、奥側表示素子の解像度が低下しやすい。また、平均間隔が40μm未満では、奥側表示素子の解像度が低下しやすくなり、55μm超では、モアレ低減効果が少なくなりやすい。
本発明の好適な形態として、前記した凹凸パターンが、椀状のくぼみを有して形成されていることが好ましい。椀状のくぼみは、くぼみの開口部平面の形状が円形であり、開口部の直径が20〜54μm、開口部から最大深さが1〜5.5μmの形状を有するものが好適である。該くぼみを100μm×100μmの領域毎に15〜25個有するものとすることが好ましい。該形状のくぼみをこれら数有することで、モアレの低減効果と奥側表示素子の解像度が向上しやすくなる。
更に、三次元表示素子のモアレ低減効果と、奥側表示素子の解像度向上の観点から、透過型表示素子間距離(a)、観察者側透過型表示素子と前記拡散板との距離(b)としたとき、b/aが0.5〜0.99、好ましく0.6〜0.95、より好ましくは0.7〜0.9とすることが好ましい。
本発明の三次元表示素子は、像の立体表示を鮮明とすることに効果を奏す。
本発明の三次元表示装置1の要部を示す断面を図7に示す。拡散板2、透過型表示素子3、及びバックライト4は、対向して配置される。表示素子3間の距離は、8〜50mm、好ましくは、13〜30mmとすることが好ましい。表示素子3は、好ましくは液晶ディスプレイが使用され、バックライト4とともに市中から入手できる汎用のものを利用することで三次元表示素子1が形成されうる。
拡散板2は、透明な基材の表面をエッチングすることで、凹凸パターンを形成したもの、透明な基材上に凹凸パターンを形成することが可能な塗布液や低融点ガラス又は熱可塑性樹脂を用いるなどして形成してよい。例えば、本発明で必要とされる凹凸パターンとは、反対の凸凹パターンを有するオス型の金型を、基材上に形成された低融点ガラス又は熱可塑性樹脂よりなる薄膜に、該薄膜が軟化する温度条件で押し当てることで凹凸パターンが形成される。該金型は、例えば、コンピューター制御されたレーザーで金属板やプラスチック板をエッチングすることで形成されたものが使用される。
更に、本発明で規定された凹凸パターンの得やすさを考慮すると、HF溶液などを用いるエッチング液を使用して局所的にパターン状にエッチングする方法を採用することが好ましい。この際、ノングレアガラスの製造に使用されるフロストタイプのエッチング剤(市販品としてフロステック社製などがある)を使用してもよい。
更に、本発明で規定された凹凸パターンの得やすさを考慮すると、HF溶液などを用いるエッチング液を使用して局所的にパターン状にエッチングする方法を採用することが好ましい。この際、ノングレアガラスの製造に使用されるフロストタイプのエッチング剤(市販品としてフロステック社製などがある)を使用してもよい。
前記基材には、ガラス製のもの、又はプラスチック製のものが使用されうる。三次元表示素子1は、バックライト4に起因して、拡散板2の温度が上昇することがある。この場合、プラスチック製のものの場合、拡散板2に反りが生じることがある。従って、三次元表示素子1の長期耐久性の観点から、前記基材は、ガラス製のものを用いることが好ましい。
拡散板自身の重量及び剛性の観点から、凹凸パターンを形成する前の基材の厚みは、0.4〜5mm、好ましくは1〜4mm、より好ましくは、1.5〜3.5mmとすることが好ましい。
ガラス製の基板の基材の場合、ソーダライム珪酸塩ガラス、硼珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、バリウム硼珪酸ガラス、石英ガラス等の板状のガラス基板で特にはフロート法で製造されたガラス基板が好ましい。また、これらガラス基板としては、クリアガラス品、グリーン、ブロンズ等の着色ガラス品、UV、IRカットガラス等の機能性ガラス品、強化ガラス、半強化ガラス、合せガラス等も使用されうる。
プラスチック製の基材の場合、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が使用されうる。
以下、本発明について、実施例及び比較例により更に詳細に説明する。
1.拡散板の準備
フロート法で得られた2mm厚のソーダライム珪酸塩ガラス板の片側面をサンドブラストにより粗面化し、その後、粗面化された面を10体積%HF水溶液に5〜240分浸漬することで種々の凹凸パターンを有する拡散板を得た。
フロート法で得られた2mm厚のソーダライム珪酸塩ガラス板の片側面をサンドブラストにより粗面化し、その後、粗面化された面を10体積%HF水溶液に5〜240分浸漬することで種々の凹凸パターンを有する拡散板を得た。
2.拡散板の表面観察
上記で得られた拡散板の表面形状を触針式表面走査計(SURFCORDER ET4000A;小坂研究所製)を用いて100μm×100μmの面内の形状を測定することで観察を行った。高さデータは1μm刻みで取得し、100μm×100μm面内で合計10000ポイントの高さデータを取得した。実測した高さの数値データを2次元面に対してプロットし、表面形状を3次元的に描画した。該測定から得られた各試料の凹凸パターンから、各試料を実施例1乃至3、比較例1乃至3と仕分けした。図1は、実施例1、図2は実施例2、図3は実施例3、図4は比較例1、図5は比較例2、そして、図6は比較例3に対応している。
上記で得られた拡散板の表面形状を触針式表面走査計(SURFCORDER ET4000A;小坂研究所製)を用いて100μm×100μmの面内の形状を測定することで観察を行った。高さデータは1μm刻みで取得し、100μm×100μm面内で合計10000ポイントの高さデータを取得した。実測した高さの数値データを2次元面に対してプロットし、表面形状を3次元的に描画した。該測定から得られた各試料の凹凸パターンから、各試料を実施例1乃至3、比較例1乃至3と仕分けした。図1は、実施例1、図2は実施例2、図3は実施例3、図4は比較例1、図5は比較例2、そして、図6は比較例3に対応している。
3.拡散板の表面の詳細な評価
3.1.10点平均の表面粗さ(Rz)の測定
前記1の表面観察による100μm×100μm面内の合計10000ポイントの高さデータから「JIS B0601(2001年)」に準拠して得られる算術平均の表面粗さRz値を表面粗さ値とした。
3.1.10点平均の表面粗さ(Rz)の測定
前記1の表面観察による100μm×100μm面内の合計10000ポイントの高さデータから「JIS B0601(2001年)」に準拠して得られる算術平均の表面粗さRz値を表面粗さ値とした。
3.2.凹凸の平均間隔(RSm)の測定
前記1の表面観察による100μm×100μm面内の合計10000ポイントの高さデータから「JIS B0601(2001年)」に準拠して得られる算術平均のSm値を平均間隔値とした。
前記1の表面観察による100μm×100μm面内の合計10000ポイントの高さデータから「JIS B0601(2001年)」に準拠して得られる算術平均のSm値を平均間隔値とした。
3.3.くぼみの観察
前記1の表面観察を実施して得られた面内の高さデータから、100μm×100μmの領域をピックアップし、凸部の頂部を通るようにして、仮想的に円を描いて得られた円状面をくぼみの開口部とし、くぼみの開口部の直径、開口部平面からの深さを測定し、開口部の直径が20〜54μm、開口部平面から深さが1.0〜5.5μmの範囲にあるくぼみの数を数えた。尚、該深さは、開口部平面と最深部との間の距離を計測して得られたものである。該くぼみの観察において、椀状のくぼみの図11及び12に図示されるようにして認識される。図11は、図1中の領域a部の拡大図、図12は、b−b’の断面形状の模式図を示している。表面凹凸パターン中で、凸部から図11のように円形状体として認識できるものを開口部8とし、該開口部8より標高の低い部位を椀状のくぼみ9とした。くぼみの底部は図12のように水平状となってもよいし、b−b’の断面において曲線状となっていてもよい。開口部の直径10は、図11のように最大長のなるところをとる。直径の最大長となるところでb−b’の断面はとられ、この部分で図12のように仮想線をとり、該仮想線から垂直方向に底部との距離を計測し、最大長となるところを開口部平面からの深さ11とした。
前記1の表面観察を実施して得られた面内の高さデータから、100μm×100μmの領域をピックアップし、凸部の頂部を通るようにして、仮想的に円を描いて得られた円状面をくぼみの開口部とし、くぼみの開口部の直径、開口部平面からの深さを測定し、開口部の直径が20〜54μm、開口部平面から深さが1.0〜5.5μmの範囲にあるくぼみの数を数えた。尚、該深さは、開口部平面と最深部との間の距離を計測して得られたものである。該くぼみの観察において、椀状のくぼみの図11及び12に図示されるようにして認識される。図11は、図1中の領域a部の拡大図、図12は、b−b’の断面形状の模式図を示している。表面凹凸パターン中で、凸部から図11のように円形状体として認識できるものを開口部8とし、該開口部8より標高の低い部位を椀状のくぼみ9とした。くぼみの底部は図12のように水平状となってもよいし、b−b’の断面において曲線状となっていてもよい。開口部の直径10は、図11のように最大長のなるところをとる。直径の最大長となるところでb−b’の断面はとられ、この部分で図12のように仮想線をとり、該仮想線から垂直方向に底部との距離を計測し、最大長となるところを開口部平面からの深さ11とした。
3.4.60°鏡面光沢度の測定
JIS−Z8741(1997年)に記載の方法に準拠して、日本電色製鏡面光沢度測定機(Σ80COLOR MEASURING SYSTEM VGS)を用いて、ガラス
基板の裏面に黒色塗料を塗り裏面の反射防止処理を行った上で、試料の中心点の60°鏡面光沢度(G)を測定した。
JIS−Z8741(1997年)に記載の方法に準拠して、日本電色製鏡面光沢度測定機(Σ80COLOR MEASURING SYSTEM VGS)を用いて、ガラス
基板の裏面に黒色塗料を塗り裏面の反射防止処理を行った上で、試料の中心点の60°鏡面光沢度(G)を測定した。
3.5.ヘーズ値(H)の測定
JIS−R3212(1998年)に準拠して、日本電色製NDH2000を用いて測定した。そして、測定項目5及び6からG/Hを求めた。
JIS−R3212(1998年)に準拠して、日本電色製NDH2000を用いて測定した。そして、測定項目5及び6からG/Hを求めた。
4.拡散板の三次元表示装置への導入効果
4.1.三次元表示装置のモアレ低減効果の測定
図7に本発明の三次元表示装置の要部を示す断面図を示す。また、図8に本測定を模式的に説明する図面を示す。観察者5と三次元表示装置1の距離7を4mに設定する。該距離7は、本測定時の装置1と観察者5との最短距離となる。また、透過型表示素子3に、液晶ディスプレイを用い、素子3間の距離を18mmとし、拡散板2は、観察者側の表示素子3から16mmの位置に配置するものとした。この状態でモアレが観察されたものを評価「×」、装置1を距離7で結ばれる線に対して垂直方向に左右に12m/分の速度で動かしたときにモアレが観察されたものを評価「△」、該操作でもモアレが観察されなかったものを評価「○」とした。該評価は表1中でモアレの項目で記されている。
4.1.三次元表示装置のモアレ低減効果の測定
図7に本発明の三次元表示装置の要部を示す断面図を示す。また、図8に本測定を模式的に説明する図面を示す。観察者5と三次元表示装置1の距離7を4mに設定する。該距離7は、本測定時の装置1と観察者5との最短距離となる。また、透過型表示素子3に、液晶ディスプレイを用い、素子3間の距離を18mmとし、拡散板2は、観察者側の表示素子3から16mmの位置に配置するものとした。この状態でモアレが観察されたものを評価「×」、装置1を距離7で結ばれる線に対して垂直方向に左右に12m/分の速度で動かしたときにモアレが観察されたものを評価「△」、該操作でもモアレが観察されなかったものを評価「○」とした。該評価は表1中でモアレの項目で記されている。
4.2.観察者から見て奥側の表示素子の解像度の評価
三次元表示素子を観察したときに奥側表示素子の表示解像にボケがなく、3次元画像が良好に観察されたもの評価「○」、奥側表示素子の表示画像のボケが生じ、3次元画像が不鮮明であったものを評価「×」とした。評価「○」、「×」となったものについて写真撮影したものを例として、図9(実施例3)、図10(比較例1)に示す。該評価は表1中で解像度の項目で記されている。
三次元表示素子を観察したときに奥側表示素子の表示解像にボケがなく、3次元画像が良好に観察されたもの評価「○」、奥側表示素子の表示画像のボケが生じ、3次元画像が不鮮明であったものを評価「×」とした。評価「○」、「×」となったものについて写真撮影したものを例として、図9(実施例3)、図10(比較例1)に示す。該評価は表1中で解像度の項目で記されている。
5.実施例と比較例の評価結果
評価結果を表1に示す。実施例1乃至3の拡散板では、三次元表示素子にモアレが観察されず、しかも図9に示すように優れた解像度をもたらした。
評価結果を表1に示す。実施例1乃至3の拡散板では、三次元表示素子にモアレが観察されず、しかも図9に示すように優れた解像度をもたらした。
1 三次元表示装置(要部)
2 拡散板
3 透過型表示素子
4 バックライト
5 観察者
6 三次元表示装置の移動方向
7 観察者と三次元表示装置の測定時の最短距離
8 椀状のくぼみにおける円形状の開口部
9 椀状のくぼみ
10 開口部の直径
11 開口部平面からの深さ
2 拡散板
3 透過型表示素子
4 バックライト
5 観察者
6 三次元表示装置の移動方向
7 観察者と三次元表示装置の測定時の最短距離
8 椀状のくぼみにおける円形状の開口部
9 椀状のくぼみ
10 開口部の直径
11 開口部平面からの深さ
Claims (7)
- 2枚の透過型表示素子が対向する構造体を有する三次元表示装置であって、該構造体は、前記透過型表示素子の間に光を拡散するための拡散板を透過型表示素子と対向して有し、該拡散板の少なくとも片側表面に凹凸パターンが形成されており、該表面の十点平均の表面粗さが2.5〜5μmで、該凹凸の平均間隔が40〜55μmであり、かつ該表面の鏡面光沢度をG、該拡散板のヘーズ値をHとしたときに、Gが30〜44%、Hが45〜60%であり、G/Hが0.55〜0.85であることを特徴とする三次元表示装置。
- 前記凹凸パターンが、平坦な面に椀状のくぼみが形成されることにより形成されたものであり、該くぼみの開口部の直径が20〜54μm、該開口部の仮想平面からの深さが1〜5.5μmの形状を有するくぼみを100μm×100μmの領域毎に15〜25個有する請求項1に記載の三次元表示装置。
- 透過型表示素子間距離(a)、観察者側透過型表示素子と前記拡散板との距離(b)としたとき、b/aが0.5〜0.99である請求項1又は請求項2に記載の三次元表示装置。
- 複数枚の透過型表示素子が対向する構造体を有する三次元表示装置のモアレ低減方法であって、前記透過型表示素子の間に光を拡散するための拡散板を透過型表示素子と対向して配置し、該拡散板の少なくとも片側表面に凹凸パターンが形成され、該表面の十点平均の表面粗さが2.5〜5μmで、該凹凸の平均間隔が40〜55μmとし、かつ該表面の鏡面光沢度をG、該拡散板のヘーズ値をHとしたときに、Gを30〜44%、Hを45〜60%とし、G/Hを0.55〜0.85である三次元表示装置のモアレ低減方法。
- 透過型表示素子間距離(a)、観察者側透過型表示素子と前記拡散板との距離(b)としたとき、b/aを0.5〜0.99である請求項4に記載の三次元表示装置のモアレ低減方法。
- 複数枚の透過型表示素子が対向する構造体を有する三次元表示装置のモアレを低減させるための拡散板であって、該拡散板の少なくとも片側表面に凹凸パターンが形成されており、該表面の十点平均の表面粗さが2.5〜5μmで、該凹凸の平均間隔が40〜55μmであり、かつ該表面の鏡面光沢度をG、該拡散板のヘーズ値をHとしたときに、Gが30〜44%、Hが45〜60%であり、G/Hが0.55〜0.85である拡散板。
- 前記凹凸パターンが、平坦な面に椀状のくぼみが形成されることにより形成されたものであり、該くぼみの開口部の直径が20〜54μm、該開口部の仮想平面から深さが1〜5.5μmの形状を有するくぼみを100μm×100μmの領域毎に15〜25個有する請求項6に記載の拡散板。
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