JPWO2008117597A1 - 筐体用スライド機構、スライド開閉筐体及び携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

本発明は筐体用のスライド機構において、小型軽量化に対応した省スペースのセミオートの筐体用スライド機構を提供することを目的とする。本発明に係る筐体用スライド機構は、下側筐体1に形成されたガイドレール12と上側筐体2に形成されたガイドレール用溝22とが嵌合してスライドする筐体用スライド機構30である。ガイドレール用溝22には、ガイドレール12と並列に、ガイドレール12の長手方向に伸縮する弾性体4と弾性体4の両端に位置して弾性体4からそれぞれ逆向きの押圧力を受ける2つの押圧部材5とが配設されている。ガイドレール12とガイドレール用溝22の弾性体配置側には、スライド動作過程において互いに対向し得る位置にそれぞれ少なくとも1つずつの切欠き11、21が形成されており、2つの押圧部材5は、切欠き11、21を介してそれぞれ別の筐体1、2を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において切欠きが対向する位置を経由することにより押圧部材5はその角度を変え、それまでとは別の筐体2、1を押圧することを特徴とする。

Description

本発明は第1の筐体に対して第2筐体をスライドさせて使用する、例えば携帯電話機に用いる筐体用スライド機構、そのスライド機構を備えたスライド開閉筐体及び携帯電話機に関する。
携帯電話機の高機能化が進む中で、様々な部品を配置するために筐体を二つとした携帯電話機が主流になってきている。筐体を二つとした携帯電話機では、待ち受け時には筐体を重ねた状態で保持し、使用時に一方の筐体を開いて所望の部品を露出させる。この筐体の開閉方式の一つにセミオートのスライド方式がある。セミオートのスライド方式の携帯電話機は、所定の位置まで手動で筐体のスライドを行った後は、手を離しても筐体が自動的にスライドして所定状態となるもので、使い勝手が良い。このセミオートのスライド方式ではバネが用いられるのが一般的である。特許文献1では、下側筐体に配設した直線状のガイドレールと凸状のガイドレールに上側筐体に配設した弦巻バネの両端部を沿わせることでセミオートのスライド機構を実現している。特許文献1の携帯電話機は、手動で弦巻バネを伸ばしながら弦巻バネの一端を凸状ガイドレールの頂上まで移動させることで筐体をスライドさせたら、後は弦巻バネが縮む力を利用することで手を離しても筐体が自動的に所定の位置までスライドする。
特開2006−186201号公報
一方、携帯電話機には高機能化と並行して小型軽量化の要求がある。二つの筐体から成る携帯電話機においては、小型軽量化の要求が更に厳しい。前述のセミオートのスライド方式の場合、筐体の中央部に弦巻バネを伸縮させるスペースを設ける必要があり、小型化が難しい。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、小型軽量化に対応した省スペースのセミオートの筐体用のスライド機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る第1の筐体スライド機構は、第1の筐体に形成されたガイドレールと第2の筐体に形成されたガイドレール用溝とが嵌合してスライドする筐体用スライド機構である。この筐体用スライド機構のガイドレール用溝には、ガイドレールと並列に、ガイドレールの長手方向に伸縮する弾性体と弾性体の両端に位置して弾性体からそれぞれ逆向きの押圧力を受ける2つの押圧部材とが配設され、ガイドレールとガイドレール用溝の弾性体配置側には、スライド動作過程において互いに対向し得る位置にそれぞれ少なくとも1つずつの切欠きが形成されている。2つの押圧部材は、切欠きを介してそれぞれ別の筐体を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において切欠きが対向する位置を経由することにより押圧部材はその角度を変え、それまでとは別の筐体を押圧することを特徴とする。
ここで、押圧部材は、第1の角度の時に弾性体の押圧力をガイドレール側の切欠きへ伝達する第1の押圧部と第2の角度の時にガイドレール用溝側の切欠きへ伝達する第2の押圧部とを備えることが望ましい。更に、ガイドレール用溝に弾性体と押圧部材とを挿通させる軸体を配設し、押圧部材は軸体を挿通させて弾性体は挿通させない挿通孔を備えることが望ましい。
また、上記目的を達成するための本発明に係る第2の筐体スライド機構は、第1の筐体と第2の筐体とで形成したガイド溝に、ガイド溝の長手方向に伸縮する弾性体と弾性体の両端に位置して弾性体からそれぞれ逆向きの押圧力を受ける2つの押圧部材とを配設する。第1の筐体と第2の筐体のガイド溝側には、スライド動作過程において互いに対向し得る位置にそれぞれ少なくとも1つずつの切欠きが形成されており、2つの押圧部材は、切欠きを介してそれぞれ別の筐体を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において切欠きが対向する位置を経由することにより押圧部材はその角度を変え、それまでとは別の筐体を押圧することを特徴とする。
本発明に係る筐体用スライド機構において、2つの押圧部材は、切欠きを介してそれぞれ別の筐体を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において切欠きが対向する位置を経由することにより押圧部材はその角度を変え、それまでとは別の筐体を押圧する。すなわちスライド動作過程において筐体を押圧する向きが逆転する。この筐体用スライド機構を例えば携帯電話機に適用することで、途中まで上側筐体を閉じる方向にかかっている力を、スライドの途中で上側筐体を開く方向の力に切り替えることができる。
この筐体用スライド機構は、弾性体と、この弾性体から逆向きに押圧力を受ける2つの押圧部材と、弾性体配置側に位置する少なくとも2つの切欠きという単純な構成でセミオートスライドが実現でき、装置全体の小型薄型軽量化を実現できることである。また、弾性体や押圧部材がガイドレール側の切欠きとガイドレール用溝側の切欠きとの間を移動するだけの構造であり、従来のセミオートスライド機構のように装置中央部に弦巻バネまたはスライドのストッパー機構等が無いので、他の部品の実装スペースを狭めることなく、かつ上下筐体間の電気配線の制約も少ないことから、スライド繰返しの耐久性といった配線の接続信頼性も高まる。
本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の斜視図。 本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の斜視図。 本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の分解斜視図。 本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機の下側筐体1と上側筐体2の正面図。 ガイドレール12及びガイドレール用溝22の説明図。 ガイドレール12及びガイドレール用溝22の説明図。 ガイドレール12及びガイドレール用溝22の説明図。 本発明に係る筐体用スライド機構のロック部材の斜視図。 本発明に係る筐体用スライド機構のロック部材の斜視図。 本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の閉時の分解正面図。 本発明に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の開時の分解正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第3の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の分解正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100のスライド過程を示す分解正面図。 本発明の第5の実施の形態に係る筐体用スライド機構を備えた携帯電話機100の分解正面図。 本発明の第6の実施の形態に係る筐体用スライド機構の適用例。 本発明の第6の実施の形態に係る筐体用スライド機構の適用例。 本発明の第6の実施の形態に係る筐体用スライド機構の適用例。
符号の説明
100 携帯電話機
1 下側筐体
2 上側筐体
3、3a、3b シャフト
4、4a、4b バネ
5、5a、5b、5c、5d ロック部材
6、6a、6b ロック部材配設用溝
10 下側筐体の表面筐体
11、11a、11b、11c、11d 切欠き
12 ガイドレール
13 操作部
20 上側筐体の背面筐体
21、21a、21b、21c、21d 切欠き
22 ガイドレール用溝
23 表示部
24 段差部
25 係止壁
26 固定部材
27 ネジ
30、30a、30b スライド機構
40 ベース
41 ダイヤル
42a、42b 切欠き
43a、43b 切欠き
44 ストッパー
45a、45b 係止壁
46 ガイド溝
51 底面
52、52a、53b 垂直側面
53、53a、53b 傾斜面
54 挿通孔
61 直線ガイドレール
62 凸状ガイドレール
63 弦巻バネ
本発明に係る筐体用スライド機構を携帯電話機に用いた場合について以下に説明する。図1A、Bにセミオートのスライド機構を用いた携帯電話機の斜視図を示す。携帯電話機100は操作部13等を設けた下側筐体1と表示部23等を設けた上側筐体2とが当該筐体の長手方向に沿って相互に移動する。図1Aは下側筐体1と上側筐体2とを完全に重ね合わせることで下側筐体1に設けた操作部13等を上側筐体2で覆った、いわゆる閉じた状態、図1Bは上側筐体2を下側筐体1に対して筐体の長手方向にスライドさせて下側筐体1に設けた操作部13等を露出させた、いわゆる開いた状態を示す。操作部13、表示部23等は一般的な携帯電話機と同様であるので説明を省略する。
図2は本発明に係る筐体用スライド機構を配設した携帯電話機の分解斜視図の一例である。図2において、10は携帯電話機100の下側筐体上面部、20は上側筐体下面部である。以下、下側筐体上面部を下側筐体1、上側筐体下面部20を上側筐体2と記す。下側筐体1には2本のガイドレール12が固定されている。上側筐体2には2本のガイドレール用溝22が形成されている。上側筐体2のガイドレール用溝22は下端が開放されており、上側筐体2を開放された下端部から下側筐体1に嵌め込んだ後、固定部材26をネジ27で固定することで、下側筐体1と上側筐体2とを一体化している。
図3に下側筐体1(上面部)と上側筐体2(下面部)の正面図を示す。下側筐体1のガイドレール12には、それぞれ外側に二つの切欠き11が形成されている。上側筐体2にはガイドレール12の長さにスライド長Lを加えた長さのガイドレール用溝22が形成されている。ガイドレール用溝22は長手中央部分の幅が広く、この幅広部には外側に二つの切欠き21が形成されている。また、ガイドレール用溝22の幅広部には棒状のシャフト3(斜線部)が固定されている。
ガイドレール12とガイドレール用溝22とはストッパーとしても機能しており、上側筐体2が完全に閉じた状態では、ガイドレール12の上端部がガイドレール用溝22の上端部にぶつかることで上側筐体2がそれ以上下側にスライドしないように係止させている。一方、上側筐体2が完全に開いた状態では、ガイドレール用溝22の下端部、すなわち固定部材26にガイドレール12の下端部がぶつかることで、上側筐体2がそれ以上上側にスライドしないように係止させている。
図4A〜Cを用いてガイドレール12とガイドレール用溝22の構造の一例について更に説明する。図4Aは図3のIVA−IVA断面を、図4BはIVB−IVB断面を、図4Cはガイドレール用溝22にガイドレール12を嵌め込んだ状態を示す。尚、図4A〜Cではシャフト3は省略した。図4Aはガイドレール用溝22の幅広部である。幅広部の右側の側壁は段差状に形成されており(以下、段差部24と示す)、左側の側壁(以下、係止壁25と記す)には図4A〜Cには現れない切欠き21が形成されている。図4Bにおいて、下側筐体1に固定されたガイドレール12は断面が逆L字状であり、ガイドレール用溝22の段差部24にL字状のガイドレール12を嵌め込むことで、下側筐体1に上側筐体2を一体化させる。
図4Cにおいて、ガイドレール12と段差部24には適度に遊びが形成されており、この遊びにより上側筐体2が下側筐体1のガイドレール12に沿って手前側から奥側へとスムーズにスライドする。また、ガイドレール用溝22にガイドレール12を嵌め込んだ時にガイドレール用溝22の係止壁25とガイドレール12との間に隙間が形成される。この隙間にシャフト3、バネ4及びロック部材5を配設する。係止壁25とガイドレール12とで形成される溝を以下、ロック部材配設用溝6と記す。
次に、図5A、Bを用いてロック部材5の一例について説明する。ロック部材5はロック部材配設用溝6内でガイドレール12に沿って移動する。図5Aにおいて、ロック部材5は底面51と、底面51から垂直に立ち上がった垂直側面52a、52bと底面51から外側方向に側立した傾斜面53a、53bから成る、一方が開口した五面体である。ここで、垂直側面52a、52bは必ずしも必要ない。例えば、長帯状の薄板の両端を上方に折り上げたものにシャフト挿通用の孔を形成する等でも良い。
図5Bは、バネ4の内側に通したシャフト3をロック部材5の開放面側から挿通孔54へ挿通させた状態を示す一例である。このロック部材5の底面51にはロック部材配設用溝6に固定されたシャフト3を挿通させる長円形の挿通孔54が形成されている。この挿通孔54はシャフト3を通過させ、バネ4を通過させない大きさに形成されている。ロック部材5の挿通孔54にシャフト3を挿通させることで、ロック部材5はガイドレール12に沿って移動する時に、常にシャフト3を軸として安定して移動できる。一方、バネ4は挿通孔54を通過できないためロック部材5の底面51で係止される。
図5Aにおいて、本実施形態では一例として、ロック部材5の傾斜面53aと傾斜面53bは底面51に対してそれぞれ45度ずつ外側に傾斜させた。また、ロック部材5の垂直側面52a、52bは扇の上下を切り取った略台形とした。このロック部材5の大きさは、ロック部材5が角度を変えた場合でも切欠き11、12に引掛り、ロック部材配設用溝6を通過できない大きさに形成する。一例として、以下に説明する実施例ではロック部材5の底面51の幅とロック部材配設用溝6の幅とが等しくなるように設計した。ここで、底面51と傾斜面53a、53bとの角度は45度に限定されない。
次に、上記のロック部材5のスライド機構内での働きについて図6A、Bを用いて説明する。図6A、Bは、本実施形態に係る筐体用スライド機構を2つ並列に配設した携帯電話機の閉時と開時を示す。図6A、Bにおいて、携帯電話機100には2つのスライド機構30a、30bが線対称に配設されている。携帯電話機100の下側筐体1のガイドレール12には切欠き11a〜dが、上側筐体2のガイドレール用溝22の幅広部(ロック部材配設用溝6a、6b)には切欠き21a〜dが配設されている。ロック部材配設用溝6a、6bにはシャフト3a、3bが固定されており、それぞれバネ4a、4b及びロック部材5a〜5dが挿通されている。ここで、バネ4a、4bの自由長はロック部材5aとロック部材5b、及び、ロック部材5cとロック部材5dとが取り得る距離よりも十分長く、従って、スライド機構30a、30bにおいてバネ4a、4bは常に伸長方向の力を与えている。本実施形態ではバネ4a、4bに圧縮コイルバネを用いた。以下、スライド機構30a、30bは長手方向には同じ動きをするため、スライド機構30aについて説明する。
スライド機構30aにおいて、ロック部材配設用溝6aにはロック部材5a、バネ4a、ロック部材5bの順に挿通させたシャフト3aが固定されている。ロック部材5aと5bは互いの開放面がバネ4aを介して対向するようにシャフト3aに挿通されている。バネ4aは前述のように、ロック部材5a、5bの挿通孔を通過できないため、ロック部材5a、5bの底面に係止され、ロック部材5a、5bが互いに離れる向きに押圧している。
図6Aに示した上側筐体2の閉時は、ロック部材5a、5bはそれぞれ上側筐体2の切欠き21a、下側筐体1の切欠き11bに配設されている。前述のように、ロック部材5a、5bの底面51の幅とロック部材配設用溝6aの幅とが等しいことから、ロック部材5a、5bはロック部材配設用溝6aを通過することができずに切欠き21a及び切欠き11bに倒れ込んだ状態で係止される。この時バネ4aの押圧力により、ロック部材5aは上側筐体2の切欠き21aの側壁を下方に押圧し、ロック部材5bは下側筐体1の切欠き11bの側壁を上方に押圧する。すなわち、ロック部材5a、5bはともに上側筐体2を下側筐体1に対して下方にスライドさせるように作用する。一方、図6Aの状態では、ガイドレール12の上端部がガイドレール用配設溝22の上端にぶつかることで上側筐体2がそれ以上下方にスライドしないように位置決めされている。従って、携帯電話機100は閉じた状態が安定して維持される。
反対に、図6Bに示した上側筐体2の開時は、ロック部材5a、5bはそれぞれ下側筐体1の切欠き11a、上側筐体2の切欠き21bに倒れ込んだ状態で配設される。この時バネ4aの押圧力により、ロック部材5aは下側筐体1の切欠き11aの側壁を下方に押圧し、ロック部材5bは上側筐体2の切欠き21bの側壁を上方に押圧する。すなわち、上側筐体2を下側筐体1に対して上方にスライドさせるように作用する。一方、ガイドレール12の下端部がガイドレール用配設溝22の下端にぶつかることで上側筐体2がそれ以上上方にスライドしないように位置決めされ、従って、携帯電話機100は開いた状態が安定して維持される。以下、いずれの実施の形態においても上記構成のロック部材5a、5b、バネ4を用いる場合について説明するが、ロック部材5a、5bは長帯状の薄板の両端を上方に折り上げたもの等でも良いし、バネ4は板バネ等でも良い。
本発明に係る筐体用スライド機構の第1の実施例について図7A〜Eを用いて説明する。本実施形態では、携帯電話機100に二つの筐体用スライド機構30a、30bを並列に配設した。尚、二つのスライド機構は線対象に構成されており、長手方向には同じ動きをするため、以下は左側のスライド機構30aの動作を中心に説明する。本実施形態では、図7Aに示した上側筐体2の閉時に、切欠き11bと切欠き21aとの距離がスライド長Lと等しくなるようにした。また、切欠き11aと切欠き11bの距離と、切欠き21aと切欠き21bの距離をそれぞれスライド長Lの1/2とした。すなわち、切欠き11aと切欠き21bは、切欠き11bと切欠き21aの丁度真ん中に位置する。ここで、上側筐体2の閉時に、下側部材1のガイドレール12の上端部はガイドレール用溝22の上端部に係止されている。
また、本実施形態ではスライド方向後方(図7A〜Eにおいて下方)のロック部材5aを上側筐体2の切欠きに、スライド方向前方(図7A〜Eにおいて上方)のロック部材5bを下側筐体1の切欠きに配設した。すなわち図7Aにおいて、ロック部材5aを切欠き21a内に、ロック部材5bを切欠き11b内に配設した。前述のように、ロック部材5a、5bの底面の幅とロック部材配設用溝6aの幅とがほぼ等しいため、ロック部材5a、5bは切欠き21a、11b内に倒れ込んでいる。そしてバネ4aの押圧力により、ロック部材5aは一方の傾斜面で切欠き21aの側壁を下方向に、他方の傾斜面でガイドレール12を右方向に押圧する。そして、ロック部材5bは一方の傾斜面で切欠き11bの側壁を上方向に、他方の傾斜面でガイドレール用溝22(ロック部材配設用溝6a)の係止壁25を左方向に押圧する。
ここで、ロック部材5a、5bの傾斜面はそれぞれ底面に対して45度傾いていることから、バネ4aに対して45度傾くことになる。この状態で底面にバネ4aから押圧力を受けると、バネ4が縮んでいる側にバネ加重が強くかかる。すなわち、ロック部材5a、5bにはそれぞれ右回転のトルクがかかる。
また、ロック部材5aが上側筐体2の切欠21aを下向きに、ロック部材5bが下側筐体1の切欠11bを上向きに押圧することより、上側筐体2には下側筐体1に対して下向きにスライドさせる力がかかっている。一方、上側筐体2にはレール12とレール用溝22によるストッパー機能が働いている。従って、携帯電話機は一定の押圧力がかかった閉じた状態を維持する。
この状態から携帯電話機の通話やメール送信をするため下側筐体1に配設された操作部13を露出させるときは、保持者はバネ4aの押圧力に逆らって上側筐体2を下側筐体1に対し上方へスライドさせる。この時、ロック部材5a、5bは右方向のトルクがかかった状態でガイドレール12、係止壁25に沿って上方に移動していく(図7B)。更に手動で上側筐体2を上方にスライドさせると、スライド長Lの半分の位置で、切欠き11aが切欠き21aに、切欠き21bが切欠き11bと並ぶ。この時、ロック部材5a、5bが右回転を妨げていたガイドレール12及び係止壁25から開放されて、ロック部材5a、5bは互いの開口部を対向させるように右回転する(図7C)。
この状態から更に保持者が手動で上側筐体2を下側筐体1に対して上方へスライドさせると、今度はロック部材5a、5bが切欠き21a、11bの側壁に押されてそれぞれ切欠き11a、切欠き21b内に倒れ込む(図7D)。ロック部材5aが完全に切欠き11a内に倒れ込むと、ロック部材5aの一方の傾斜面が切欠き11aの側壁を下方向に、他方の傾斜面は係止壁25を左方向に押圧するようになる。また、ロック部材5aの底面はバネ4に対して右方向に45度傾くことで、ロック部材5aに左回転のトルクを受けるようになる。また、ロック部材5bが切欠き21b内に倒れ込むことで、ロック部材5bの一方の傾斜面が切欠き21bの側壁を上方向に押圧し、他方の傾斜面でガイドレール12を右方向に押圧することでロック部材5bに同じく左回転のトルクがかかる。
すなわち、ロック部材5aが下側筐体1を下方向に、ロック部材5bが上側筐体2を上方向に押圧することより、携帯電話機100はそれ以上手動でスライドさせなくても自動的に上側筐体2が下側筐体1に対して開く方向にスライドする。そして、ガイドレール12とガイドレール用溝22のストッパー機能により上側筐体2が位置決めされた時、携帯電話機100は一定の押圧力がかかった開いた状態を維持する(図7E)。
以上のように、上側筐体2の切欠き21aに倒れ込んで上側筐体2を下方向に押圧していたロック部材5aが、下側筐体1の切欠き11aに移ることで、今度は下側筐体1を下方に押圧するように切り替わる。切欠き21aから切欠き11aへの移動は、バネ4aの押圧によって発生したトルクにより、スライド動作の過程で自動的に発生する。従って、スライド長Lの半分の位置まで手動で開いた上側筐体2が、それ以降は自動的に完全に開いてストッパーで係止されるまで自動的に開く、いわゆるセミオートのスライド機構を提供することができる。
本実施形態に係るスライド機構30aは、主にバネ4aの両側に配設した2つのロック部材5a、5bと、ロック部材5a、5bの右側と左側に配設した切欠き11a、11b、21a、21bで実現でき、従って、小型軽量化に対応した省スペースのセミオートのスライド機構を提供することが可能である。また、本実施形態において2つのスライド機構30a、30bはそれぞれ独立して形成されるため、2つのスライド機構30a、30bの間に十分広いスペースを確保できると共に、そのスペース内には部品や配線等を自由に配設することができる。
ここで、第1の実施の形態において、切欠き11aと切欠き11bの距離と、切欠き21aと切欠き21bとの距離が等しくなるように配設したが、これに限定されない。切欠き11aと切欠き11bの距離と、切欠き21aと切欠き21bの距離とが異なる場合は、ロック部材5aとロック部材5bの角度が変化するタイミングが異なるようになる。従って、上側筐体2にかかる押圧力の切り替えタイミングがずれる。第2の実施の形態を図8に示す。
図8A〜Eにおいて、ロック部材5aは上側筐体2を開いた直後に回転して(図8B)、押圧力の方向が切り替わるが、ロック部材5bは更に上側筐体2を開いて切欠き11bが切欠き21bに並んだ時に回転する(図8D)。図8Cの状態はロック部材5aとロック部材5bが同じ下側筐体1にかかっているので、スライド荷重は発生せず、上側筐体2は手動で動かさない限り動かないニュートラル位置となっている。図8Bから図8Dまでの区間を利用して、例えば操作部の下半分だけ露出させたり、カメラのレンズだけを露出させたりすることができる。
更に、第1の実施の形態では切欠き11aと切欠き11bの距離と、切欠き21aと切欠き21bの距離をともにスライド長Lの1/2としたが、これに限定されない。切欠き11aと切欠き11bとの距離と切欠き21aと切欠き21bとの距離とを等しくし、その距離をスライド長Lの1/2と異ならせた場合は、上側筐体2にかかる押圧力の向きの切り替え位置を変えることができる。第3の実施の形態を図9に示す。図9において、切欠き11aと切欠き11bとの距離と切欠き21aと切欠き21bとの距離とを等しくし、L/2より長くした場合は、閉状態から上側筐体2を少し開くだけで、ロック部材5a、5bが回転して押圧力の向きが切り替わり、自動的に上側筐体2が開くようになる。
また、第1の実施の形態では、スライド方向最前方(図6A、Bにおいて上方)の切欠きを下側筐体1に形成したが、上側筐体2に形成した切欠きをスライド方向最前方の切欠きとすることも可能である。図6A、Bにおいて、切欠き21bを最上位に、切欠き11aを最下位に形成した場合、ロック部材5bが上側筐体2を上向きに、ロック部材5aが下側筐体1を下向きに押圧するようになるので、閉時に上側筐体2は上方へスライドするように押圧される。一方、ストッパー機能としては上側筐体2が開かないように作用する。従って、ストッパーを解除することで途中まで上側筐体2が自動的に開き、その後、上側筐体2を開状態になるまで手動で移動させることになる。
以上のように、本スライド機構30aは切欠き11、21の形成位置により、所定位置での押圧力の向きを変えたり、ニュートラル状態の区間を設けたり、オートでスライドする区間の長さを変えたりすることができる。尚、シャフト3は必ずしも必要ない。バネの自由長がロック部材間より十分長く、また、ロック部材5の大きさがロック部材配設用溝6を通過できない大きさに形成されていれば、ロック配設用溝6にバネ4を挟むように2つのロック部材5を押し込むだけで、バネ4に押圧されたロック部材5が切欠き11、21に係止する。また、上記はいずれも携帯電話機100に対し2つのスライド機構30a、30bを並列に配けたが、携帯電話機100の中央にスライド機構を1つだけ設けても良いし、筐体の大きさに応じて3つ以上設ける等でも良い。反対に、下側筐体1と上側筐体2にそれぞれ3つ以上の切欠きを設けることも可能である。この場合は、スライドの途中に複数のニュートラル状態を設定させる等ができる。
次に第4の実施の形態について説明する。本実施形態では、1つのスライド機構が3つの切欠きを備える。本実施形態でも右側スライド機構について説明する。図10A〜Eにおいて、下側筐体には切欠き11aを形成したガイドレールが固定され、上側筐体には切欠き21a、切欠き21bを形成したガイドレール用溝(ロック部材配設用溝6a)が形成されている。上側筐体の閉時(図10A)には、切欠き11aは切欠き21bの上方に、切欠き21bは切欠き11aと切欠き21aの間に位置する。また、ロック部材5aは切欠き21aに、ロック部材5bは切欠き11aに倒れ込んでいる。
図10Aの閉じた状態から携帯電話機100の保持者が手動で上側筐体を上方へスライドさせると、先ず、図10Bの位置でロック部材5bが切欠き21b側に角度を変え、更に上側筐体を上方へスライドさせることで今度は切欠き21b内に倒れ込む。更に図10Dの位置で今度はロック部材5aが角度を変えて切欠き11a内に倒れ込む。第1の実施の形態と同様に、図10Aの状態ではバネ4aにより上側筐体を下方にスライドさせる方向に押圧していたロック部材5a、5bが、図10Eの状態では上側筐体を上方にスライドさせる方向に押圧するように切り替わる。
また、図10Bから図10Dまでの間は、ロック部材5aもロック部材5bも上側筐体にかかっているので、上側筐体は手動で動かさない場合はその状態でスライド荷重が掛からないニュートラル状態になる。この区間を利用して、例えば操作部の下半分だけ露出させたり、カメラのレンズだけを露出させたりすることができる。尚、本実施形態では、切欠き21aと切欠き11aとの距離をスライド長Lより短くしておく必要がある。スライド長Lより長いと、ロック部材5aが切欠き21aから切欠き11aへ移ることができなくなる。尚、上側筐体のガイドレール用溝(ロック部材配設用溝6a)に1つの切欠きを形成し、下側筐体1のガイドレール12に2つの切欠きを形成することでも同様の効果が得られる。
以上のように、本実施形態では3つの切欠きとすることで、より単純な構造のスライド機構を提供することが可能となる。
また、本発明に掛かる筐体用スライド機構は、下側筐体1と上側筐体2にそれぞれ切欠きを1つずつ形成することでも良い。第5の実施の形態を図11に示す。本実施形態では少なくとも一方の切欠きの長手方向の大きさをロック部材が2つ以上配設できる大きさに形成する。従って、切欠き11aと切欠き21aのそれぞれ下側の側壁をロック部材5aが、それぞれ上側の側壁をロック部材5bが係止用に利用することで、上側筐体2への押圧方向が切り替わる。図11では、切欠き11aと切欠き21aの長手方向の大きさを等しくしたが、切欠き11aと切欠き21aとの下側の側壁同士及び上側の側壁同士がすれ違う大きさであればこれに限定されない。切欠き11aと切欠き21aの長手方向の大きさを変えることで、所定位置での押圧力の向きを変えたり、ニュートラル状態の区間を設けたり、オートでスライドする区間の長さを変えたりすることができる。
更に他の実施の形態を図12A〜Cに示す。図12A〜Cは、本実施形態に係るスライド機構を円形ダイヤルの回転機構に適用した例を示す。図12Aにおいて、ダイヤル41はベース40に所定の角度回転可能な円形ダイヤルである。図12Bに示すように、ベース40にはダイヤル41を配設すると共に切欠き43a、43bが側壁部に形成された円形状溝が形成されている。一方、ダイヤル41の底部には切欠き42a,42bが形成されている。また、円形状溝とダイヤル41の底部とで形成された隙間部(以下、ガイド溝46と記す)には、両端にロック部材5a、5bを配設したバネ4が配設されている。ダイヤル41の初期状態では、ロック部材5aが切欠き43a内に、ロック部材5bは切欠き42b内に倒れ込んでおり、ダイヤル41にはベース40に対して右方向に回転する方向にトルクがかかっている。一方、ダイヤル41の底部に形成したストッパー44がベース40の円形溝に形成された係止壁45aに係止されていることでダイヤル41は初期状態を維持する。
この状態からバネ4の押圧力に逆らってダイヤル41を左方向に回転させると、ロック部材5a、5bが切欠き43a、42bから切欠き42a、43bへと移動する。それ以降は自動的にダイヤル41が左方向に回転し、ストッパー44が係止壁45bに係止されることで停止する(図12C)。この状態では、ダイヤル41にはバネ4により左回転方向の力がかかっている。従って、ダイヤル41は、左方向に一定のトルクがかかった状態を維持する。
尚、切欠き42a、42b、43a、43bの位置関係を調整することで、ニュートラル状態の区間を設けたり、オートで回転する区間の長さを変えたりすることができる。また、切欠きをそれぞれ3つずつ以上にすることも可能である。
以上のように、本発明にかかるスライド機構は、主にバネと2つのロック部材とバネの左右に配設した切欠きとで構成される省スペースのセミオートのスライド機構である。ロック部材がバネに対して左右に傾斜することで、ロック部材による押圧方向を切り替えることができる。
本スライド機構は、切欠きの形成位置により、所望位置で押圧力の向きを変えたり、オートでスライドさせる区間を変えたりすることができる。また、バネのバネ定数や切欠きの数、ロック部材の傾斜面の傾斜角度等を変化させる等により、様々な動きをするセミオートのスライドを実現することができる。
本発明は第1の筐体に対して第2筐体をスライドさせて使用する、例えば携帯電話機に用いる筐体用スライド機構、そのスライド機構を備えたスライド開閉筐体及び携帯電話機に適用することができる。

Claims (16)

  1. 第1の筐体に形成されたガイドレールと第2の筐体に形成されたガイドレール用溝とが嵌合してスライドする筐体用スライド機構であって、
    前記ガイドレール用溝には、前記ガイドレールと並列に、前記ガイドレールの長手方向に伸縮する弾性体と前記弾性体の両端に位置して前記弾性体からそれぞれ逆向きの押圧力を受ける2つの押圧部材とが配設され、
    前記ガイドレールと前記ガイドレール用溝の前記弾性体配置側には、スライド動作過程において互いに対向し得る位置にそれぞれ少なくとも1つずつの切欠きが形成されており、前記2つの押圧部材は、前記切欠きを介してそれぞれ別の筐体を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において前記切欠きが前記対向する位置を経由することにより前記押圧部材はその角度を変え、それまでとは別の筐体を押圧することを特徴とする筐体用スライド機構。
  2. 前記押圧部材は、第1の角度の時に前記弾性体の押圧力を前記ガイドレール側の切欠きへ伝達する第1の押圧部と第2の角度の時に前記ガイドレール用溝側の切欠きへ伝達する第2の押圧部とを備える請求項1記載の筐体用スライド機構。
  3. 前記ガイドレール用溝に前記弾性体と前記押圧部材とを挿通させる軸体を配設し、
    前記押圧部材は、前記軸体を挿通させて前記弾性体は挿通させない挿通孔を備える請求項1または2記載の筐体用スライド機構。
  4. 前記ガイドレールに1つ、前記ガイドレール用溝に2つの切欠きを形成する請求項1から3のいずれか1項記載の筐体用スライド機構。
  5. 前記ガイドレールに2つ、前記ガイドレール用溝に1つの切欠きを形成する請求項1から3のうちいずれか1項記載の筐体用スライド機構。
  6. 前記ガイドレールと前記ガイドレール用溝に、それぞれ2つの切欠きを形成する請求項1から3のいずれか1項記載の筐体用スライド機構。
  7. 前記ガイドレールと前記ガイドレール用溝に、それぞれ2つの前記切欠きを同間隔で形成する請求項6記載の筐体用スライド機構。
  8. 前記ガイドレールと前記ガイドレール用溝に、それぞれ2つの前記切欠きを異なる間隔で形成する請求項6記載の筐体用スライド機構。
  9. 前記押圧部材の前記挿通孔は長円形である請求項3から8のいずれか1項記載の筐体用スライド機構。
  10. 前記ガイドレールは曲線部を含む請求項1から9のいずれか1項記載の筐体用スライド機構。
  11. 第1の筐体と第2の筐体とで形成したガイド溝に、前記ガイド溝の長手方向に伸縮する弾性体と前記弾性体の両端に位置して前記弾性体からそれぞれ逆向きの押圧力を受ける2つの押圧部材とを配設し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体の前記ガイド溝側には、スライド動作過程において互いに対向し得る位置にそれぞれ少なくとも1つずつの切欠きが形成されており、
    前記2つの押圧部材は、前記切欠きを介してそれぞれ別の筐体を逆向きに押圧する配置を取ることが可能であり、スライド動作過程において前記切欠きが前記対向する位置を経由することにより前記押圧部材はその角度を変え、それまでとは別の筐体を押圧することを特徴とする筐体用スライド機構。
  12. 前記ガイド溝は曲線部を含む請求項11記載の筐体用スライド機構。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の筐体用スライド機構を備えたスライド開閉筐体。
  14. 請求項1から12のいずれか1項記載の筐体用スライド機構を2つ並列に備えたスライド開閉筐体。
  15. 請求項1から12のいずれか1項記載の筐体用スライド機構を備えた携帯電話機。
  16. 請求項1から12のいずれか1項記載の筐体用スライド機構を2つ並列に備えた携帯電話機。
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