JPWO2008066080A1 - 血液検査装置 - Google Patents

血液検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008066080A1
JPWO2008066080A1 JP2008547015A JP2008547015A JPWO2008066080A1 JP WO2008066080 A1 JPWO2008066080 A1 JP WO2008066080A1 JP 2008547015 A JP2008547015 A JP 2008547015A JP 2008547015 A JP2008547015 A JP 2008547015A JP WO2008066080 A1 JPWO2008066080 A1 JP WO2008066080A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood test
test apparatus
blood
mounting portion
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008547015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5027819B2 (ja
Inventor
紀行 篠原
紀行 篠原
森 政和
政和 森
黒川 光也
光也 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008547015A priority Critical patent/JP5027819B2/ja
Publication of JPWO2008066080A1 publication Critical patent/JPWO2008066080A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5027819B2 publication Critical patent/JP5027819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/15Devices for taking samples of blood
    • A61B5/157Devices characterised by integrated means for measuring characteristics of blood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/48785Electrical and electronic details of measuring devices for physical analysis of liquid biological material not specific to a particular test method, e.g. user interface or power supply
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/327Biochemical electrodes, e.g. electrical or mechanical details for in vitro measurements
    • G01N27/3271Amperometric enzyme electrodes for analytes in body fluids, e.g. glucose in blood
    • G01N27/3273Devices therefor, e.g. test element readers, circuitry

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

本発明は、血液センサを挿入して装着して用いられる血液検査装置において、血液センサの装着部を識別が容易にすることを目的とする。特に視覚障害者、なかでも糖尿病網膜症を患った患者が、日々の血糖値の測定をするために、血液センサを血液検査装置に装着する際に、装着部の位置を認識しやすくして、容易に挿入することができるようにする。具体的に本発明は、筐体;筐体に内蔵された電気回路部;筐体の表面に露出して設けられた、血液センサを挿入するための装着部を備える血液検査装置であって、装着部の表面色の明度が筐体の表面色の明度よりも高く、かつ青錐体の障害を有する患者に対して識別可能な色彩である、血液検査装置を提供する。

Description

本発明は、視力疾患を有する糖尿病患者や高齢者などでも容易に使用することができる血液検査装置に関する。
従来から、血液センサと、当該血液センサを着脱自在に装着される血液検査装置本体とを有する血液検査装置が知られている(特許文献1などを参照)。図1に、従来の血液検査装置1の例が示される。血液検査装置1の筐体2は、略直方体形状を有する。筐体2の側面2aには装着部4が設けられ、装着部4には血液センサ(以下「センサ」ともいう)3が挿入される。装着部4は、筐体2と同一色を有していることが多い。また、筐体2の上面2bには、表示部5と操作ボタン6が設けられている。表示部5と操作ボタン6は、電気回路部(図示せず)に接続される。
図2に示されるようにセンサ3の一方の端には、血液7を採取する採取口3aが設けられる。採取口3aは通路3bを介して検出部に連結されている。検出部には検出電極が設けられている。検出電極は、血液検査装置本体の内部に設けられたコネクタを介して、電気回路部に接続されている。
血液検査装置1の操作について説明する。血液検査装置1の側面2aに設けられた装着部4にセンサ3を挿入して血液検査の準備をする。準備が終了したら、患者の皮膚8を穿刺する。この穿刺により図2に示すように、皮膚8から血液が流出して血液の液滴7aを形成する。この血液の液滴7aにセンサ3の採取口3aを接触させる。すると、採取口3aから血液が検出部に流入し、検出部の試薬と化学反応する。この化学反応により生じた電気信号はコネクタを介して電気回路部に伝達される。電気回路部で血糖値が計算される。その計算結果を表示部5に表示する。患者は、表示部5に表示された値に基づいて、必要に応じてインスリンを注射する。
国際公開第02/44705号パンフレット
糖尿病患者のなかには、糖尿病とともに糖尿病網膜症を有する合併症患者や、視力の低下した高齢患者も多い。これらの患者は、いわば視覚障害をも有する。しかしながら従来の血液検査装置では、これらの視覚障害をも有する患者にとって操作しやすい装置とは言い難かった。つまり視覚障害をも有する患者は、血液検査装置のセンサ装着部の色と、筐体の色とが同一色であると、センサ装着部の位置が認識しにくいため、センサ装着部にセンサを挿入しにくかった。
近年、装着部の近傍色が、筐体の表面色と異なる血液検査装置が報告されている(http://www.abbott.co.jp/medical/product/adc/index.asp?r=1 を参照)。しかしながら、これらはデザイン性のみを考慮して表面色が選択されており、装着部の位置の認識の容易さを考慮して表面色が選択されていない。
本発明は、このような問題を解決したもので、糖尿病網膜症患者や視力の低下した高齢患者も容易に使用することができる血液検査装置を提供することを目的とする。
本発明者は、血液検査装置の頻繁に操作が必要な部材の表面色を、筐体の表面色の明度よりも高い明度とし、かつ青錐体の障害を有する視覚で識別可能な色彩とすれば、視覚障害をも有する患者であっても、容易に操作することができることに着目して、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下に示す血液検査装置に関する。
[1]筐体と、前記筐体に内蔵された電気回路部と、血液センサを挿入するための、前記筐体の表面に設けられた装着部と、を備える血液検査装置であって、
前記装着部の表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、血液検査装置。
[2]前記電気回路部と接続する、前記筐体の表面に設けられた操作ボタンをさらに備え、前記操作ボタンの表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、血液検査装置。
[3]前記筐体の表面色の色相が紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色の色相は橙色〜赤色である、[1]または[2]に記載の血液検査装置。
[4]前記筐体の表面色の色相が、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色の色相が、波長600〜700nmの橙色〜赤色である、[3]に記載の血液検査装置。
[5] 前記筐体の表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が1〜4であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が9.5〜7である、[1]〜[4]のいずれかに記載の血液検査装置。
[6]前記装着部は、血液検査装置の内部に向かうにしたがって狭まる形状を有する、[1]〜[5]のいずれかに記載の血液検査装置。
[7]前記装着部または前記操作ボタンには、蛍光材または蓄光材が塗布された、[1]〜[6]のいずれかに記載の血液検査装置。
[8]前記装着部または前記操作ボタンには、発光ダイオードが埋設された、[1]〜[7]のいずれかに記載の血液検査装置。
[9]血糖値を測定するための、[1]〜[8]のいずれかに記載の血液検査装置。
本発明の血液検査装置では、センサの装着部の表面色が、筐体の表面色よりも高い明度を有し、青錐体の障害を有する視覚に対して識別可能な色彩を有する。好ましくは本発明の血液検査装置は操作ボタンを有し、かつ操作ボタンもセンサ装着部と同様に、筐体の表面色よりも高い明度を有し、青錐体の障害を有する視覚に対して識別可能な色彩を有する。(以下において、センサの装着部と操作ボタンとを総称して「入力部」ともいう。)したがって、糖尿病網膜症や高齢者でも容易に入力部を識別することができるので、血液検査装置を毎回容易に操作することができる。そのため、血糖値のコントロールが容易となり、糖尿病網膜症をはじめとする様々な合併症の進行を防止(又は遅延)させることもできる。
従来の血液検査装置の斜視図である。 図1に示された血液検査装置の使用説明の断面図である。 本発明の一実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 図3に示される血液検査装置の装着部付近の断面図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 血液検査装置に装着するセンサの組み立て図である。 血液検査装置内に設けられた電気回路部のブロック図である。 人の目の分光特性を示す説明図である。 マンセル・カラーシステムの説明図である。
本発明の血液検査装置は、1)筐体、2)前記筐体に内蔵された電気回路部、3)血液センサを装着するための、前記筐体の表面に設けられた装着部を備える。好ましくは、さらに4)前記電気回路部と接続する、前記筐体の表面に設けられた操作ボタンを有する。
装着部に装着される血液センサは、装置本体に着脱自在であることが好ましく、血液検査毎に交換されることが好ましい。また血液センサは、検査毎に血液検査装置の外部から血液センサを装着部に挿入してもよいし(図3などを参照);血液検査装置内部に予め格納された血液センサが、検査毎に装置内部から装着部へ送出されてもよい(図7など参照)。
図3は、本発明の血液検査装置の一例の斜視図である。
図3に示される血液検査装置11は、1)直方体状の形状をした筐体12、2)筐体12の側面12aに配置された装着部14、3)筐体12の上面12bに配置された表示部15と操作ボタン16(操作ボタン16a、16bの総称)、4)筺体12の内部に収納され、表示部15と操作ボタン16に接続された電気回路部30(図9参照)を有する。装着部14には、血液センサ13が挿入される。
本発明の血液検査装置は、装着部14または操作ボタン16の表面色に特徴を有する。つまり、前記装着部または操作ボタンの表面色を、糖尿病網膜疾患患者などに認識されやすい色としたことを特徴とする。装着部14の表面とは、図3における装着部14の立壁面14b、水平面14cおよび垂直面14dの少なくともいずれかを意味する。立壁面14b、水平面14cおよび垂直面14dのうち、例えば水平面14cの明度を最も高くすると、装着部の位置をより判別しやすくなる。
ヒトの網膜には、暗いときにだけ働く杵体と、明るいときにだけ働く錐体の、2種類の視細胞がある。図10の分光特性図に示されるように、錐体には赤錐体(L)、緑錐体(M)、青錐体(S)の3種類があり、それぞれ異なる波長の光を主に感じる。錐体がこの3種類の波長の光に反応することで、ヒトは色を認識する。
一方、糖尿病網膜疾患は錐体に障害を与えるため、機能する錐体の細胞数を減少させる。特に青錐体は、赤錐体や緑錐体に比べて本来的に少なく、錐体の細胞数全体のわずか数パーセントしかない。したがって、初期の網膜障害においても影響を受け易く、青色盲、青色色弱の症状は発症しやすい。
錐体に障害のないヒトは、青紫〜青〜青緑〜緑〜黄緑までを青として認識するので、青色として認識される波長範囲が相対的に広い。したがって、錐体に障害のある患者は、緑色を認識しにくくなり、黄色を彩度が低下した白に近い色として認識する。
このように、錐体に障害のある患者は、認識できる色の範囲が限られている。したがって、血液検査装置の頻繁に操作が必要な部材(以下において、操作が必要な部材を「入力部」とも称する)の表面色が適切に選択されていないと、当該部材の位置を把握することが困難となる。そのため装置の操作が困難となり、血液検査が煩雑になる。
本発明の血液検査装置における、頻繁な操作が必要な部材(入力部)の例には、血液センサが挿入される装着部、および電気回路部に電気信号を入力するための操作ボタンなどが含まれる。これらの部材は、血液検査毎に操作される必要がある。
本発明者は前記入力部の表面色を、錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩として、かつ前記入力部の表面色の明度を、その周辺の部材の表面色の明度よりも高くすると、錐体に障害のある患者も前記入力部を認識しやすいことに着目した。
明度とは、色の明るさの指標である。明度を数値化する手段として、マンセルカラーシステムがある。図11にマンセル・システムカラーの明度表を示す。本発明の装置の入力部の表面色の、マンセルカラーシステムで定義される明度は約9.5〜7の範囲内であることが好ましい。一方、入力部の周囲(例えば筐体)の表面色の、マンセルカラーシステムで定義される明度は約1〜4の範囲内であることが好ましい。
例えば、図3に示される血液検査装置の筐体12の表面色は、明度の低い(暗い)色、いわゆる暗灰色としており、かつ装着部14や操作ボタン16の表面色は、明度の高い(明るい)色、いわゆる明灰色としている。色のコントラストにより、装着部14や操作ボタン16の位置の認識を容易にしている。
色相とは、白および黒を除いたそれぞれの色味のことで、赤、青、黄が色相の3要素である。色相はスペクトル単光色の波長で表される。
本発明の装置の入力部の表面色は、橙色〜赤色であることが好ましく、波長600〜700nmの橙色〜赤色であることが好ましい。橙色〜赤色は、錐体に障害を有する視覚で識別可能もしくは識別しやすい色である。
さらに、入力部のうちセンサを挿入する装着部の表面色は、赤色よりも、むしろ橙色(波長600〜675nm)であることが好ましい。血液センサの装着部には血液が付着することがあるが、装着部が赤いと、付着した血液が見えにくくなるからである。
一方、入力部の周囲(例えば筐体)の表面色は特に限定されないが、好ましくは、入力部の表面色と異なることが好ましい。さらに好ましくは、入力部の周囲の表面色は紫色〜青色〜緑色であり、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であることが好ましい。
糖尿病網膜症患者は、波長400〜550nmまでの光を紫色〜青色〜緑色として知覚し、しかも低い明度の(暗い)色として認識する。また、波長600〜700nmまでの光を橙色〜赤色として知覚し、しかも高い明度の(明るい)色として認識する。つまり、色相の違いとともに、明度差も感じることができる。
例えば、図3に示される装置の筐体12の表面色は紫色〜青色〜緑色(波長400〜550nm)であり、装着部14の表面色は橙色(波長600〜675nm)である。また、操作ボタン16の表面色の明度は、装着部14の表面色の明度よりも低くしている。したがって網膜症患者にとっては、操作ボタン16の表面色は、装着部14の表面色ほどは目立たない。これにより、網膜症患者に、装着部14と操作ボタン16との差異を認知させやすくしている。
前述の通り、橙色は彩度が高く網膜症患者の注意を引くことができるので、装着部14は容易に識別される。従って、糖尿病網膜症患者や高齢者でも容易に装着部14を識別することができ、血液検査装置11を容易に使用することができる。それにより血糖値のコントロールが容易となり、網膜症の進行を防止(又は遅延)させることもできる。
また、血液検査装置を用いて血液検査を行う環境は、常に十分な明るさがある環境であるとは限らない。外出時での検査、例えばトイレや洗面所などの薄暗い明かりの環境下で検査を行う場合も考えられる。
したがって、図3に示される装置11の装着部14や操作ボタン16に、蛍光塗料や蓄光塗料を塗布してもよい。それによりさらにそれらの部材の判別が容易となる。また、装着部14や操作ボタン16に橙色(赤色でも可)の発光ダイオードを埋設してもよい。この場合、装着部14や操作ボタン16が明るく光るので、それらの判別が容易となる。
図4は、装着部14とその近傍の断面図である。装着部14は側面12aと上面12bとが接する角に設けられている。装着部14は、筐体12の上面12bに対して水平に形成された水平面14cと、筐体12の上面12bに対して垂直に形成されている立壁面14bおよび垂直面14dを含む。装着部14は、筐体12の角に開口しているので、筺体12の側面12a側からも、上面12b側からも識別されうる。したがって、装着部14の位置を容易に識別できる。
装着部14の側面12aから装置内部に奥まった位置には、センサ13が装置内部に入り込むための入口14aがある。つまり入口14aは、水平面14cと垂直面14dとの隙間である。入口14aは、センサ13の通路12cに連結している。通路12cの奥部には、コネクタが設けられている。入口14aは影により黒っぽく(暗く)みえる。このため装着部14の表面色を橙色にすると、入口14aとのコントラストにより、装着部14の位置の識別が容易になる。
装着部14の立壁面14b(図3参照)は、入口14aから装置外部に向かって、テーパ形状を有することが好ましい。すなわち、装着部14の形状は、入口14aに向かって狭まっている。そのためセンサ13を、装着部14の立壁面14bと、水平面14cと、垂直面14dに沿って入口14aに導くことができるので、挿入も容易である。
図5および図6は、本発明の血液検査装置11の他の例の斜視図である。図5に示される血液検査装置の装着部14は、図3に示される装置の装着部14と比較して、大きくされている。また、図5の装着部14付近の、筐体12の上面12bの色相または明度が、筐体の色相または明度とは変えられているので、装着部14の視認性はより高まる。また装着部14の形状を、筐体12の上面12bから突出する形状とされているので、装着部14の認識がより容易になる。
図6に示される血液検査装置11の装着部14は、図5に示される装置の装着部14と比較して、装着部14の周囲が突出して突出部14eを形成しており、装着部14がアクセントのある形状となっている。突出部14eなどで、装着部14の形状にアクセントつければ、使用者は触覚でも装着部14の位置を認識することができる。
図7は、本発明の血液検査装置のさらに他の例の斜視図である。図3、図5および図6に記載の血液検査装置は、血液検査装置の外部から装着部14に血液センサ13を「挿入」して使用されるが、一方、図7に記載の血液検査装置11は、装置内部に格納された血液センサ13が、装置の「内部から送出」されて、装着部14に装着される。図7に示される装置においても装着部14の視認性が高いことが好ましく、図3に示される装置と同様に、色相や明度が選択されている。もちろん、図7に示される操作ボタン16の色相や明度を、筐体12の色相や明度から変更してもよい。
血液検査装置の内部には、複数の血液センサ13が積層されたカートリッジが格納されていてもよい。検査毎に、1つずつの血液センサ13が装置内部から送出される。図7に示される装置11によれば、使用者自身の血液センサ13を装着部に挿入する操作が必要なくなるので、検査操作も簡便になる。さらに、血液検査装置11と血液センサ13とを別個に携帯する必要がなくなる。
図8は、血液センサ13の組み立て分解図である。図8において、基板17の上面には検出電極18〜20と、検出電極18〜20から夫々導出された接続電極18a〜20aが配置されている。検出電極18〜20と接続電極18a〜20aは、金、白金またはパラジウムなどを材料とするスパッタリング法または蒸着法により基板17上に形成された導電層を、レーザ加工することにより一体的に形成されうる。
検出部23は、基板17の検出電極18〜20で構成され、検出部23には試薬24が載置される。試薬は、測定するべき血液成分の種類に応じて適宜選択される。例えば、血糖値を測定する場合の試薬24は、PQQ−GDH、フェリシアン化カリウムを添加して溶解させて調整した試薬溶液を滴下し、乾燥させることで形成することができる。
基板17と試薬24の上には、ポリエチレンテレフタレートで形成されたスペーサ25が装着される。スペーサ25には、先端25a側から後端25bに向かってスリット25cが形成されている。スリット25cは、検出部23を露出させる。また、スリット25cの奥部25dは、基板17に形成された接続電極18a〜20aを露出させる。
後述のカバー27が重ね合わされると、スリット25cは通路26を形成する。スペーサ25の先端25aは、血液7の採取口28となる。スリット25cの内壁面に親水性処理が施されていれば、血液の液滴7a(図2参照)が採取口28から通路26に毛細管現象で浸入し、検出部23に導かれる。
スペーサ25の上には、カバー27が装着される。カバー27は、ポリエチレンテレフタレートで作製すればよい。基板17とスペーサ25とカバー27とを重ね合わせると、スリット25cに対応する通路26が形成される。カバー27には空気孔27aが形成されている。空気孔27aと通路26は、通路26の奥部25dで連通している。
図8に示された血液センサ13に採取口28から血液が流入すると、血液は通路26の毛細管力により、律速状態で検出部23に一気に導かれる。そして血液が、検出部23に配置された試薬24と化学反応を起こす。
図9は、血液検査装置11の電気回路部30のブロック図である。図9において、血液センサ13の接続電極18a〜20aは、コネクタ31a〜33aを介して切換回路35に接続されている。切換回路35の出力は、電流/電圧変換器36の入力に接続されている。電流/電圧変換器36の出力は、アナログ/デジタル変換器(以後、A/D変換器という)37を介して演算部38の入力に接続されている。演算部38の出力は、表示部15と送信部39に接続されている。表示部15は、液晶表示部などである。切換回路35には基準電圧源40が接続されている。基準電圧源40はグランド電位であってもよい。
一方、制御部41の出力は、切換回路35の制御端子と、演算部38と、送信部39に接続されている。制御部41の入力には、操作ボタン16(図3の16aおよび16b参照)とタイマ42が接続され、さらに時計(図示せず)やメモリ(図示せず)が接続されていてもよい。
電気回路部30の動作を説明する。操作ボタン16aを押下ることにより、電気回路部30に電源が供給される。または、挿入されたセンサ13を検出して、自動的に電源が供給されてもよい。
センサ13の信号は、接続電極18a〜20aおよびコネクタ31a〜33aを介して、切換回路35に入力される。制御部41が切換回路35を切換えて、検出電極20(図8参照)を電流/電圧変換器36に接続する。また、血液の流入を検知するための検知極となる検出電極18を、基準電圧源40に接続する。そして、検出電極18及び検出電極20間に一定の電圧を印加する。
この状態で血液7が検出部に流入すると、検出電極18と検出電極20との間に電流が流れる。この電流は、電流/電圧変換器36によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器37によってデジタル値に変換される。デジタル値は演算部38に向かって出力され、十分な量の血液7が検出部に流入したことを演算部38が検知する。
次に、血液成分(例えば、グルコース)の量の測定が行なわれる。まず制御部41の指令により切換回路35を切換えて、血液成分量の測定のための作用極となる検出電極20を、電流/電圧変換器36に接続する。また、血液成分量の測定のための対極となる検出電極19を、基準電圧源40に接続する。
血液成分と試薬(例えば、酸化還元酵素)とを反応させたい場合は、一定時間(例えば、1〜10秒)、電流/電圧変換器36および基準電圧源40をオフにしておいてもよい。そして、一定時間経過後に、制御部41の指令により、検出電極20と検出電極19との間に一定の電圧(0.2〜0.5V)を印加する。すると、検出電極20と検出電極19との間に電流が流れる。この電流は電流/電圧変換器36によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器37によってデジタル値に変換される。そして演算部38に向かって出力される。演算部38はそのデジタル値を基にグルコース成分量に換算する。このグルコース成分量はメモリへ測定の度に順次格納される。メモリに格納されたグルコース成分量は操作ボタン16bを押下する度に格納された順に表示部15に表示される。
また、メモリに格納された血液成分量を、送信部39からインスリンを注射装置に送信してもよい。この送信は電波を用いることもできるが、医療器具への妨害のない光通信で送信することが好ましい。
本発明の血液検査装置は、任意の血液成分の測定に使用することができ、もちろんグルコースの測定にも使用されうる。さらにセンサ13の試薬を適宜選択すれば、グルコース以外の血液成分、たとえば乳酸値やコレステロールなどの測定も可能である。
本出願は、2006年11月30日出願の出願番号JP2006−323398に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本出願に援用される。
本発明の血液検査装置は、視力疾患を有する糖尿病網膜患者や視力の低下した高齢者でも毎回容易に使用することができるので、視力疾患を有する患者等が使用する血液検査装置等として有用である。
本発明は、視力疾患を有する糖尿病患者や高齢者などでも容易に使用することができる血液検査装置に関する。
従来から、血液センサと、当該血液センサを着脱自在に装着される血液検査装置本体とを有する血液検査装置が知られている(特許文献1などを参照)。図1に、従来の血液検査装置1の例が示される。血液検査装置1の筐体2は、略直方体形状を有する。筐体2の側面2aには装着部4が設けられ、装着部4には血液センサ(以下「センサ」ともいう)3が挿入される。装着部4は、筐体2と同一色を有していることが多い。また、筐体2の上面2bには、表示部5と操作ボタン6が設けられている。表示部5と操作ボタン6は、電気回路部(図示せず)に接続される。
図2に示されるようにセンサ3の一方の端には、血液7を採取する採取口3aが設けられる。採取口3aは通路3bを介して検出部に連結されている。検出部には検出電極が設けられている。検出電極は、血液検査装置本体の内部に設けられたコネクタを介して、電気回路部に接続されている。
血液検査装置1の操作について説明する。血液検査装置1の側面2aに設けられた装着部4にセンサ3を挿入して血液検査の準備をする。準備が終了したら、患者の皮膚8を穿刺する。この穿刺により図2に示すように、皮膚8から血液が流出して血液の液滴7aを形成する。この血液の液滴7aにセンサ3の採取口3aを接触させる。すると、採取口3aから血液が検出部に流入し、検出部の試薬と化学反応する。この化学反応により生じた電気信号はコネクタを介して電気回路部に伝達される。電気回路部で血糖値が計算される。その計算結果を表示部5に表示する。患者は、表示部5に表示された値に基づいて、必要に応じてインスリンを注射する。
国際公開第02/44705号パンフレット
糖尿病患者のなかには、糖尿病とともに糖尿病網膜症を有する合併症患者や、視力の低下した高齢患者も多い。これらの患者は、いわば視覚障害をも有する。しかしながら従来の血液検査装置では、これらの視覚障害をも有する患者にとって操作しやすい装置とは言い難かった。つまり視覚障害をも有する患者は、血液検査装置のセンサ装着部の色と、筐体の色とが同一色であると、センサ装着部の位置が認識しにくいため、センサ装着部にセンサを挿入しにくかった。
近年、装着部の近傍色が、筐体の表面色と異なる血液検査装置が報告されている(http://www.abbott.co.jp/medical/product/adc/index.asp?r=1 を参照)。しかしながら、これらはデザイン性のみを考慮して表面色が選択されており、装着部の位置の認識の容易さを考慮して表面色が選択されていない。
本発明は、このような問題を解決したもので、糖尿病網膜症患者や視力の低下した高齢患者も容易に使用することができる血液検査装置を提供することを目的とする。
本発明者は、血液検査装置の頻繁に操作が必要な部材の表面色を、筐体の表面色の明度
よりも高い明度とし、かつ青錐体の障害を有する視覚で識別可能な色彩とすれば、視覚障害をも有する患者であっても、容易に操作することができることに着目して、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下に示す血液検査装置に関する。
[1]筐体と、前記筐体に内蔵された電気回路部と、血液センサを挿入するための、前記筐体の表面に設けられた装着部と、を備える血液検査装置であって、
前記装着部の表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、血液検査装置。
[2]前記電気回路部と接続する、前記筐体の表面に設けられた操作ボタンをさらに備え、前記操作ボタンの表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、血液検査装置。
[3]前記筐体の表面色の色相が紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色の色相は橙色〜赤色である、[1]または[2]に記載の血液検査装置。
[4]前記筐体の表面色の色相が、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色の色相が、波長600〜700nmの橙色〜赤色である、[3]に記載の血液検査装置。
[5] 前記筐体の表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が1〜4であり、かつ前記装着部または前記操作ボタンの表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が9.5〜7である、[1]〜[4]のいずれかに記載の血液検査装置。
[6]前記装着部は、血液検査装置の内部に向かうにしたがって狭まる形状を有する、[1]〜[5]のいずれかに記載の血液検査装置。
[7]前記装着部または前記操作ボタンには、蛍光材または蓄光材が塗布された、[1]〜[6]のいずれかに記載の血液検査装置。
[8]前記装着部または前記操作ボタンには、発光ダイオードが埋設された、[1]〜[7]のいずれかに記載の血液検査装置。
[9]血糖値を測定するための、[1]〜[8]のいずれかに記載の血液検査装置。
本発明の血液検査装置では、センサの装着部の表面色が、筐体の表面色よりも高い明度を有し、青錐体の障害を有する視覚に対して識別可能な色彩を有する。好ましくは本発明の血液検査装置は操作ボタンを有し、かつ操作ボタンもセンサ装着部と同様に、筐体の表面色よりも高い明度を有し、青錐体の障害を有する視覚に対して識別可能な色彩を有する。(以下において、センサの装着部と操作ボタンとを総称して「入力部」ともいう。)したがって、糖尿病網膜症や高齢者でも容易に入力部を識別することができるので、血液検査装置を毎回容易に操作することができる。そのため、血糖値のコントロールが容易となり、糖尿病網膜症をはじめとする様々な合併症の進行を防止(又は遅延)させることもできる。
本発明の血液検査装置は、1)筐体、2)前記筐体に内蔵された電気回路部、3)血液センサを装着するための、前記筐体の表面に設けられた装着部を備える。好ましくは、さらに4)前記電気回路部と接続する、前記筐体の表面に設けられた操作ボタンを有する。
装着部に装着される血液センサは、装置本体に着脱自在であることが好ましく、血液検査毎に交換されることが好ましい。また血液センサは、検査毎に血液検査装置の外部から血液センサを装着部に挿入してもよいし(図3などを参照);血液検査装置内部に予め格納された血液センサが、検査毎に装置内部から装着部へ送出されてもよい(図7など参照)。
図3は、本発明の血液検査装置の一例の斜視図である。
図3に示される血液検査装置11は、1)直方体状の形状をした筐体12、2)筐体12の側面12aに配置された装着部14、3)筐体12の上面12bに配置された表示部15と操作ボタン16(操作ボタン16a、16bの総称)、4)筺体12の内部に収納され、表示部15と操作ボタン16に接続された電気回路部30(図9参照)を有する。装着部14には、血液センサ13が挿入される。
本発明の血液検査装置は、装着部14または操作ボタン16の表面色に特徴を有する。つまり、前記装着部または操作ボタンの表面色を、糖尿病網膜疾患患者などに認識されやすい色としたことを特徴とする。装着部14の表面とは、図3における装着部14の立壁面14b、水平面14cおよび垂直面14dの少なくともいずれかを意味する。立壁面14b、水平面14cおよび垂直面14dのうち、例えば水平面14cの明度を最も高くすると、装着部の位置をより判別しやすくなる。
ヒトの網膜には、暗いときにだけ働く杵体と、明るいときにだけ働く錐体の、2種類の視細胞がある。図10の分光特性図に示されるように、錐体には赤錐体(L)、緑錐体(M)、青錐体(S)の3種類があり、それぞれ異なる波長の光を主に感じる。錐体がこの3種類の波長の光に反応することで、ヒトは色を認識する。
一方、糖尿病網膜疾患は錐体に障害を与えるため、機能する錐体の細胞数を減少させる。特に青錐体は、赤錐体や緑錐体に比べて本来的に少なく、錐体の細胞数全体のわずか数パーセントしかない。したがって、初期の網膜障害においても影響を受け易く、青色盲、青色色弱の症状は発症しやすい。
錐体に障害のないヒトは、青紫〜青〜青緑〜緑〜黄緑までを青として認識するので、青色として認識される波長範囲が相対的に広い。したがって、錐体に障害のある患者は、緑色を認識しにくくなり、黄色を彩度が低下した白に近い色として認識する。
このように、錐体に障害のある患者は、認識できる色の範囲が限られている。したがって、血液検査装置の頻繁に操作が必要な部材(以下において、操作が必要な部材を「入力部」とも称する)の表面色が適切に選択されていないと、当該部材の位置を把握することが困難となる。そのため装置の操作が困難となり、血液検査が煩雑になる。
本発明の血液検査装置における、頻繁な操作が必要な部材(入力部)の例には、血液センサが挿入される装着部、および電気回路部に電気信号を入力するための操作ボタンなどが含まれる。これらの部材は、血液検査毎に操作される必要がある。
本発明者は前記入力部の表面色を、錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩として、かつ前記入力部の表面色の明度を、その周辺の部材の表面色の明度よりも高くすると、錐体に障害のある患者も前記入力部を認識しやすいことに着目した。
明度とは、色の明るさの指標である。明度を数値化する手段として、マンセルカラーシステムがある。図11にマンセル・システムカラーの明度表を示す。本発明の装置の入力部の表面色の、マンセルカラーシステムで定義される明度は約9.5〜7の範囲内であることが好ましい。一方、入力部の周囲(例えば筐体)の表面色の、マンセルカラーシステムで定義される明度は約1〜4の範囲内であることが好ましい。
例えば、図3に示される血液検査装置の筐体12の表面色は、明度の低い(暗い)色、いわゆる暗灰色としており、かつ装着部14や操作ボタン16の表面色は、明度の高い(明るい)色、いわゆる明灰色としている。色のコントラストにより、装着部14や操作ボタン16の位置の認識を容易にしている。
色相とは、白および黒を除いたそれぞれの色味のことで、赤、青、黄が色相の3要素である。色相はスペクトル単光色の波長で表される。
本発明の装置の入力部の表面色は、橙色〜赤色であることが好ましく、波長600〜700nmの橙色〜赤色であることが好ましい。橙色〜赤色は、錐体に障害を有する視覚で識別可能もしくは識別しやすい色である。
さらに、入力部のうちセンサを挿入する装着部の表面色は、赤色よりも、むしろ橙色(波長600〜675nm)であることが好ましい。血液センサの装着部には血液が付着することがあるが、装着部が赤いと、付着した血液が見えにくくなるからである。
一方、入力部の周囲(例えば筐体)の表面色は特に限定されないが、好ましくは、入力部の表面色と異なることが好ましい。さらに好ましくは、入力部の周囲の表面色は紫色〜青色〜緑色であり、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であることが好ましい。
糖尿病網膜症患者は、波長400〜550nmまでの光を紫色〜青色〜緑色として知覚し、しかも低い明度の(暗い)色として認識する。また、波長600〜700nmまでの光を橙色〜赤色として知覚し、しかも高い明度の(明るい)色として認識する。つまり、色相の違いとともに、明度差も感じることができる。
例えば、図3に示される装置の筐体12の表面色は紫色〜青色〜緑色(波長400〜550nm)であり、装着部14の表面色は橙色(波長600〜675nm)である。また、操作ボタン16の表面色の明度は、装着部14の表面色の明度よりも低くしている。したがって網膜症患者にとっては、操作ボタン16の表面色は、装着部14の表面色ほどは目立たない。これにより、網膜症患者に、装着部14と操作ボタン16との差異を認知させやすくしている。
前述の通り、橙色は彩度が高く網膜症患者の注意を引くことができるので、装着部14は容易に識別される。従って、糖尿病網膜症患者や高齢者でも容易に装着部14を識別することができ、血液検査装置11を容易に使用することができる。それにより血糖値のコントロールが容易となり、網膜症の進行を防止(又は遅延)させることもできる。
また、血液検査装置を用いて血液検査を行う環境は、常に十分な明るさがある環境であるとは限らない。外出時での検査、例えばトイレや洗面所などの薄暗い明かりの環境下で検査を行う場合も考えられる。
したがって、図3に示される装置11の装着部14や操作ボタン16に、蛍光塗料や蓄
光塗料を塗布してもよい。それによりさらにそれらの部材の判別が容易となる。また、装着部14や操作ボタン16に橙色(赤色でも可)の発光ダイオードを埋設してもよい。この場合、装着部14や操作ボタン16が明るく光るので、それらの判別が容易となる。
図4は、装着部14とその近傍の断面図である。装着部14は側面12aと上面12bとが接する角に設けられている。装着部14は、筐体12の上面12bに対して水平に形成された水平面14cと、筐体12の上面12bに対して垂直に形成されている立壁面14bおよび垂直面14dを含む。装着部14は、筐体12の角に開口しているので、筺体12の側面12a側からも、上面12b側からも識別されうる。したがって、装着部14の位置を容易に識別できる。
装着部14の側面12aから装置内部に奥まった位置には、センサ13が装置内部に入り込むための入口14aがある。つまり入口14aは、水平面14cと垂直面14dとの隙間である。入口14aは、センサ13の通路12cに連結している。通路12cの奥部には、コネクタが設けられている。入口14aは影により黒っぽく(暗く)みえる。このため装着部14の表面色を橙色にすると、入口14aとのコントラストにより、装着部14の位置の識別が容易になる。
装着部14の立壁面14b(図3参照)は、入口14aから装置外部に向かって、テーパ形状を有することが好ましい。すなわち、装着部14の形状は、入口14aに向かって狭まっている。そのためセンサ13を、装着部14の立壁面14bと、水平面14cと、垂直面14dに沿って入口14aに導くことができるので、挿入も容易である。
図5および図6は、本発明の血液検査装置11の他の例の斜視図である。図5に示される血液検査装置の装着部14は、図3に示される装置の装着部14と比較して、大きくされている。また、図5の装着部14付近の、筐体12の上面12bの色相または明度が、筐体の色相または明度とは変えられているので、装着部14の視認性はより高まる。また装着部14の形状を、筐体12の上面12bから突出する形状とされているので、装着部14の認識がより容易になる。
図6に示される血液検査装置11の装着部14は、図5に示される装置の装着部14と比較して、装着部14の周囲が突出して突出部14eを形成しており、装着部14がアクセントのある形状となっている。突出部14eなどで、装着部14の形状にアクセントつければ、使用者は触覚でも装着部14の位置を認識することができる。
図7は、本発明の血液検査装置のさらに他の例の斜視図である。図3、図5および図6に記載の血液検査装置は、血液検査装置の外部から装着部14に血液センサ13を「挿入」して使用されるが、一方、図7に記載の血液検査装置11は、装置内部に格納された血液センサ13が、装置の「内部から送出」されて、装着部14に装着される。図7に示される装置においても装着部14の視認性が高いことが好ましく、図3に示される装置と同様に、色相や明度が選択されている。もちろん、図7に示される操作ボタン16の色相や明度を、筐体12の色相や明度から変更してもよい。
血液検査装置の内部には、複数の血液センサ13が積層されたカートリッジが格納されていてもよい。検査毎に、1つずつの血液センサ13が装置内部から送出される。図7に示される装置11によれば、使用者自身の血液センサ13を装着部に挿入する操作が必要なくなるので、検査操作も簡便になる。さらに、血液検査装置11と血液センサ13とを別個に携帯する必要がなくなる。
図8は、血液センサ13の組み立て分解図である。図8において、基板17の上面には
検出電極18〜20と、検出電極18〜20から夫々導出された接続電極18a〜20aが配置されている。検出電極18〜20と接続電極18a〜20aは、金、白金またはパラジウムなどを材料とするスパッタリング法または蒸着法により基板17上に形成された導電層を、レーザ加工することにより一体的に形成されうる。
検出部23は、基板17の検出電極18〜20で構成され、検出部23には試薬24が載置される。試薬は、測定するべき血液成分の種類に応じて適宜選択される。例えば、血糖値を測定する場合の試薬24は、PQQ−GDH、フェリシアン化カリウムを添加して溶解させて調整した試薬溶液を滴下し、乾燥させることで形成することができる。
基板17と試薬24の上には、ポリエチレンテレフタレートで形成されたスペーサ25が装着される。スペーサ25には、先端25a側から後端25bに向かってスリット25cが形成されている。スリット25cは、検出部23を露出させる。また、スリット25cの奥部25dは、基板17に形成された接続電極18a〜20aを露出させる。
後述のカバー27が重ね合わされると、スリット25cは通路26を形成する。スペーサ25の先端25aは、血液7の採取口28となる。スリット25cの内壁面に親水性処理が施されていれば、血液の液滴7a(図2参照)が採取口28から通路26に毛細管現象で浸入し、検出部23に導かれる。
スペーサ25の上には、カバー27が装着される。カバー27は、ポリエチレンテレフタレートで作製すればよい。基板17とスペーサ25とカバー27とを重ね合わせると、スリット25cに対応する通路26が形成される。カバー27には空気孔27aが形成されている。空気孔27aと通路26は、通路26の奥部25dで連通している。
図8に示された血液センサ13に採取口28から血液7が流入すると、血液7は通路26の毛細管力により、律速状態で検出部23に一気に導かれる。そして血液7が、検出部23に配置された試薬24と化学反応を起こす。
図9は、血液検査装置11の電気回路部30のブロック図である。図9において、血液センサ13の接続電極18a〜20aは、コネクタ31a〜33aを介して切換回路35に接続されている。切換回路35の出力は、電流/電圧変換器36の入力に接続されている。電流/電圧変換器36の出力は、アナログ/デジタル変換器(以後、A/D変換器という)37を介して演算部38の入力に接続されている。演算部38の出力は、表示部15と送信部39に接続されている。表示部15は、液晶表示部などである。切換回路35には基準電圧源40が接続されている。基準電圧源40はグランド電位であってもよい。
一方、制御部41の出力は、切換回路35の制御端子と、演算部38と、送信部39に接続されている。制御部41の入力には、操作ボタン16(図3の16aおよび16b参照)とタイマ42が接続され、さらに時計(図示せず)やメモリ(図示せず)が接続されていてもよい。
電気回路部30の動作を説明する。操作ボタン16aを押下ることにより、電気回路部30に電源が供給される。または、挿入されたセンサ13を検出して、自動的に電源が供給されてもよい。
センサ13の信号は、接続電極18a〜20aおよびコネクタ31a〜33aを介して、切換回路35に入力される。制御部41が切換回路35を切換えて、検出電極20(図8参照)を電流/電圧変換器36に接続する。また、血液7の流入を検知するための検知極となる検出電極18を、基準電圧源40に接続する。そして、検出電極18及び検出電
極20間に一定の電圧を印加する。
この状態で血液7が検出部に流入すると、検出電極18と検出電極20との間に電流が流れる。この電流は、電流/電圧変換器36によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器37によってデジタル値に変換される。デジタル値は演算部38に向かって出力され、十分な量の血液7が検出部に流入したことを演算部38が検知する。
次に、血液成分(例えば、グルコース)の量の測定が行なわれる。まず制御部41の指令により切換回路35を切換えて、血液成分量の測定のための作用極となる検出電極20を、電流/電圧変換器36に接続する。また、血液成分量の測定のための対極となる検出電極19を、基準電圧源40に接続する。
血液成分と試薬(例えば、酸化還元酵素)とを反応させたい場合は、一定時間(例えば、1〜10秒)、電流/電圧変換器36および基準電圧源40をオフにしておいてもよい。そして、一定時間経過後に、制御部41の指令により、検出電極20と検出電極19との間に一定の電圧(0.2〜0.5V)を印加する。すると、検出電極20と検出電極19との間に電流が流れる。この電流は電流/電圧変換器36によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器37によってデジタル値に変換される。そして演算部38に向かって出力される。演算部38はそのデジタル値を基にグルコース成分量に換算する。このグルコース成分量はメモリへ測定の度に順次格納される。メモリに格納されたグルコース成分量は操作ボタン16bを押下する度に格納された順に表示部15に表示される。
また、メモリに格納された血液成分量を、送信部39からインスリンを注射装置に送信してもよい。この送信は電波を用いることもできるが、医療器具への妨害のない光通信で送信することが好ましい。
本発明の血液検査装置は、任意の血液成分の測定に使用することができ、もちろんグルコースの測定にも使用されうる。さらにセンサ13の試薬を適宜選択すれば、グルコース以外の血液成分、たとえば乳酸値やコレステロールなどの測定も可能である。
本出願は、2006年11月30日出願の出願番号JP2006−323398に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本出願に援用される。
本発明の血液検査装置は、視力疾患を有する糖尿病網膜患者や視力の低下した高齢者でも毎回容易に使用することができるので、視力疾患を有する患者等が使用する血液検査装置等として有用である。
従来の血液検査装置の斜視図である。 図1に示された血液検査装置の使用説明の断面図である。 本発明の一実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 図3に示される血液検査装置の装着部付近の断面図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 本発明の他の実施の形態における血液検査装置の斜視図である。 血液検査装置に装着するセンサの組み立て図である。 血液検査装置内に設けられた電気回路部のブロック図である。 人の目の分光特性を示す説明図である。 マンセル・カラーシステムの説明図である。

Claims (14)

  1. 筐体と、前記筐体に内蔵された電気回路部と、血液センサが装着されるための、前記筐体の表面に設けられた装着部と、を備える血液検査装置であって、
    前記装着部の表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、血液検査装置。
  2. 前記電気回路部と接続する、前記筐体の表面に設けられた操作ボタンをさらに備え、前記操作ボタンの表面色は、前記筐体の表面色の明度よりも高い明度を有し、かつ青錐体に障害を有する視覚で識別可能な色彩である、請求項1に記載の血液検査装置。
  3. 前記筐体の表面色の色相が紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部の表面色の色相が橙色〜赤色である、請求項1に記載の血液検査装置。
  4. 前記筐体の表面色の色相が紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記操作ボタンの表面色の色相が橙色〜赤色である、請求項2に記載の血液検査装置。
  5. 前記筐体の表面色の色相が、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記装着部の表面色の色相が、波長600〜700nmの橙色〜赤色である、請求項1に記載の血液検査装置。
  6. 前記筐体の表面色の色相が、波長400〜550nmの紫色〜青色〜緑色であり、かつ前記操作ボタンの表面色の色相が、波長600〜700nmの橙色〜赤色である、請求項2に記載の血液検査装置。
  7. 前記筐体の表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が1〜4であり、かつ
    前記装着部の表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が9.5〜7である、請求項1に記載の血液検査装置。
  8. 前記筐体の表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が1〜4であり、かつ
    前記操作ボタンの表面色のマンセルカラーシステムで定義される明度が9.5〜7である、請求項2に記載の血液検査装置。
  9. 前記装着部は、血液検査装置の内部に向かうにしたがって狭まる形状を有する、請求項1に記載の血液検査装置。
  10. 前記装着部には、蛍光材または蓄光剤が塗布された、請求項1に記載の血液検査装置。
  11. 前記操作ボタンには、蛍光材または蓄光材が塗布された、請求項2に記載の血液検査装置。
  12. 前記装着部には、発光ダイオードが埋設された、請求項1に記載の血液検査装置。
  13. 前記操作ボタンには、発光ダイオードが埋設された、請求項2に記載の血液検査装置。
  14. 血糖値を測定するための、請求項1に記載の血液検査装置。
JP2008547015A 2006-11-30 2007-11-28 血液検査装置 Active JP5027819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008547015A JP5027819B2 (ja) 2006-11-30 2007-11-28 血液検査装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323398 2006-11-30
JP2006323398 2006-11-30
JP2008547015A JP5027819B2 (ja) 2006-11-30 2007-11-28 血液検査装置
PCT/JP2007/072969 WO2008066080A1 (fr) 2006-11-30 2007-11-28 Dispositif d'analyse de sang

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008066080A1 true JPWO2008066080A1 (ja) 2010-03-04
JP5027819B2 JP5027819B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=39467870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008547015A Active JP5027819B2 (ja) 2006-11-30 2007-11-28 血液検査装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20100068795A1 (ja)
EP (1) EP2088425B1 (ja)
JP (1) JP5027819B2 (ja)
KR (1) KR20090085580A (ja)
CN (1) CN101553725B (ja)
CA (1) CA2670609A1 (ja)
WO (1) WO2008066080A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011137A1 (ja) * 2007-07-18 2009-01-22 Panasonic Corporation 血液検査装置
CN101772323B (zh) * 2007-08-03 2012-02-22 松下电器产业株式会社 血液检查装置
JP5112441B2 (ja) * 2007-09-04 2013-01-09 パナソニック株式会社 血液分析素子とそれを用いた血液分析装置
WO2009031312A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Panasonic Corporation 血液検査装置
WO2009031314A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Panasonic Corporation 血液分析装置
CA2718901C (en) 2008-03-17 2018-10-16 Powermat Ltd. Inductive transmission system
JP5473862B2 (ja) * 2010-10-29 2014-04-16 アークレイ株式会社 分析装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131263A (ja) * 1998-10-20 2000-05-12 Kdk Corp レンズ付き液体試料測定装置
WO2001061341A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de mesure
JP2002013268A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Hara Kogyo Kk バリアフリーラインを有する階段及びその製造方法
JP2002311022A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Horiba Ltd 自動蓄尿検査装置
JP2004101514A (ja) * 2002-07-18 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサおよびバイオセンサ用測定装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4195059A (en) * 1976-05-14 1980-03-25 Aquaphase Laboratories, Inc. Chemical test kit
DE4041905A1 (de) * 1990-12-27 1992-07-02 Boehringer Mannheim Gmbh Testtraeger-analysesystem
US5231993A (en) * 1991-11-20 1993-08-03 Habley Medical Technology Corporation Blood sampler and component tester with guide member
US6129823A (en) * 1997-09-05 2000-10-10 Abbott Laboratories Low volume electrochemical sensor
US6514460B1 (en) * 1999-07-28 2003-02-04 Abbott Laboratories Luminous glucose monitoring device
JP4707296B2 (ja) * 2000-02-18 2011-06-22 パナソニック株式会社 測定システム
US6792791B2 (en) * 2000-02-18 2004-09-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inspection chip for sensor measuring instrument
EP2096436B1 (en) 2000-11-30 2014-11-19 Panasonic Healthcare Co., Ltd. Method of quantifying a substrate
US6562625B2 (en) * 2001-02-28 2003-05-13 Home Diagnostics, Inc. Distinguishing test types through spectral analysis
JP3557424B1 (ja) * 2004-02-17 2004-08-25 株式会社日立製作所 血糖値測定装置
US7964146B2 (en) * 2004-05-30 2011-06-21 Agamatrix, Inc. Measuring device and methods for use therewith
US8052619B2 (en) * 2006-01-31 2011-11-08 Panasonic Corporation Blood sensor and blood test apparatus having the same

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131263A (ja) * 1998-10-20 2000-05-12 Kdk Corp レンズ付き液体試料測定装置
WO2001061341A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de mesure
JP2002013268A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Hara Kogyo Kk バリアフリーラインを有する階段及びその製造方法
JP2002311022A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Horiba Ltd 自動蓄尿検査装置
JP2004101514A (ja) * 2002-07-18 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサおよびバイオセンサ用測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090085580A (ko) 2009-08-07
EP2088425A4 (en) 2016-09-21
JP5027819B2 (ja) 2012-09-19
CA2670609A1 (en) 2008-06-05
CN101553725A (zh) 2009-10-07
US20100068795A1 (en) 2010-03-18
EP2088425A1 (en) 2009-08-12
WO2008066080A1 (fr) 2008-06-05
CN101553725B (zh) 2013-04-03
EP2088425B1 (en) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5027819B2 (ja) 血液検査装置
US9109926B2 (en) Method and apparatus for providing power management in data communication systems
KR101246726B1 (ko) 모바일 폰 보호 케이스 및 그것과 연동되는 모바일 폰
KR20180063053A (ko) 생리적 파라미터들을 비침습적으로 모니터링하는 장치, 시스템 및 방법
CN104181809B (zh) 集计步器、心电、血氧功能的智能腕表
JP2006522346A (ja) 分析物試験データを転送する方法およびシステム
TW200918896A (en) Test stripe with identification function and testing device thereof
KR100591239B1 (ko) 이동통신 단말기용 건강상태 측정장치 및 그 정보관리방법
US8444575B2 (en) Marker for readings taken from alternative site tests
WO2016159100A1 (ja) 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法
WO2004099756A2 (en) Zero corrected optical blood analyte detector
TW200916056A (en) Input device with physiological measuring module
JP6455425B2 (ja) 測定装置
JP6490478B2 (ja) トレーニング用舌圧測定装置及び舌圧測定方法
JP2015212685A (ja) センサおよび測定装置
JP2008093146A (ja) 血液検査装置
TW201610436A (zh) 藉由波長過濾之光切換指示器
KR101865793B1 (ko) 인체삽입형 혈당 측정 장치
CN211122639U (zh) 一种带心率血氧检测的多参数电化学检测仪
KR100856010B1 (ko) 경시적 당대사 변화 측정 장치 및 상기 장치를 이용한경시적 당대사 변화 측정 시스템
TW201114238A (en) Mobile phone
WO2007047812A2 (en) Analyte-testing instruments having antimicrobial properties and methods of using the same
JP2008079961A (ja) 体液成分測定装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5027819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250