JPWO2007119452A1 - 無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法 - Google Patents

無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法 Download PDF

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Abstract

複数のサブフレームを連結して1フレームとし、このフレームごとに通信処理を行う場合に、受信品質を向上させることができるリソース割当方法。この方法では、サブフレーム#1送信時は、移動局からフィードバックされたCQIを基に、リソース割当形式としてLRBが選択され、LRB形式に則って伝搬路品質の良いRBが送信データに割り当てられる。サブフレーム#2送信時は、先頭サブフレームと同じリソース割当方式(LRB)を用い、送信データを同じRBに割り当てる。サブフレーム#3送信時は、サブフレーム#1およびサブフレーム#2とはリソース割当方式を切り替え、DRB形式を用いて送信データのRBへの割り当てを行う。

Description

本発明は、無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法に関する。
近年のインターネットトラフィックの増大とともに、移動体通信における高速パケット伝送技術への要求が高まっており、それを実現する伝送方式の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式の検討が行われている。OFDM方式は、データ列を複数のサブキャリアを用いて並列に伝送し、CP(Cyclic Prefix)を備えることでマルチパス干渉による特性劣化を低減することができ、誤り訂正符号を適用することによって周波数選択性フェージングへの耐性を備えている。
このOFDMを下り回線に用い、複数の移動局へのデータを複数のサブキャリアに周波数多重する場合に、LRB(Localized Resource Block)およびDRB(Distributed Resource Block)のリソース割当方式を用いることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
LRB方式は、基地局が各移動局での周波数帯域毎の受信品質に基づいて適応的にサブキャリアを割り当てる周波数スケジューリングを行うため、最大限のマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、効率良く通信を行うことができる。周波数スケジューリングは、通常、コヒーレント帯域幅程度に隣接するサブキャリアをいくつかまとめてブロック化したリソースブロック(Resource Block:RB)毎に行われる。よって、周波数ダイバーシチ効果はほとんど得られない。
これに対し、DRB方式は、各移動局への送信データを全帯域のサブキャリアに分散させて配置するため、高い周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。また、DRB方式は、移動局毎の受信品質とは無関係に割り当てられるため、LRB方式のような周波数スケジューリグ効果やマルチユーザダイバーシチ効果が得られない。
一方、最近、TTI(Transmission Time Interval) concatenationと呼ばれる技術の検討が行われている。TTI concatenationとは、複数のサブフレームを互いに連結し、1つのTTIとして扱う技術である。よって、例えば複数のサブフレームに共通の制御情報を連結後のTTIの先頭に付加する。このようにTTI concatenationは、複数のサブフレームに対し1つの制御情報のみを通知するので、後続サブフレームの制御情報に必要なオーバヘッドを削減することができる。なお、非特許文献2では、このTTI concatenationのことをLong TTIやadaptive TTIと呼んでいる。
"Physical Channel Structure and Procedure for EUTRA Downlink", 3GPP RAN WG1 #42 meeting (2005.8) R1-050884 "Physical Channel Structure for Evolved UTRA", 3GPP RAN WG1 #41 meeting (2005.3) R1-050464
リソース割当方式としてLRBを用いる場合に、TTI concatenationを適用することを検討する。図1は、かかる場合に発生する課題を説明するための図である。
基地局は、移動局からフィードバックされたRB毎の受信品質に基づいて、先頭のサブフレーム#1送信時に周波数スケジューリングを行い、送信データをLRB方式で周波数リソースに割り当てる。その際、復号に必要な制御情報はSCCH(shared control channel:共有制御チャネル)にて通知する。また、サブフレーム#2では、サブフレーム#1と同じLRB方式にて同じ周波数リソースに割り当てて送信を行う。同様に、サブフレーム#3でも、サブフレーム#1と同じLRB方式にて同じ周波数リソースに割り当てて送信を行う。
しかしながら、後続のサブフレームになるにしたがって、移動局の移動や周辺環境の変化によって、チャネル環境が変動する場合がある。このとき、移動局から先にフィードバックされたRB毎の受信品質と、サブフレーム#3の実際の(リアルタイムな)受信品質とには差が生じる。よって、サブフレーム#3に対して、先に報告された受信品質に基づく周波数割当を行ってしまうと、サブフレーム#3の受信特性が大きく劣化することとなる。
本発明の目的は、TTI concatenationのように、複数のサブフレームを連結してTTIとし、このTTIごとに通信処理を行う場合に、受信品質を向上させることができる無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法を提供することである。
本発明の無線通信システムは、複数のサブフレームが連結された連結サブフレームを通信処理の1単位とする無線通信システムであって、リソース割当方式としてLRB(Localized Resource Block)方式またはDRB(Distributed Resource Block)方式を選択する選択手段と、選択されたリソース割当方式に従って、前記連結サブフレーム内のデータをサブフレームごとに各周波数リソースに割り当てる割当手段と、を具備し、前記選択手段は、前記連結サブフレーム中において、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える構成を採る。
ここで、前記選択手段は、前記無線通信システムにおける無線送信装置または無線受信装置のいずれに搭載されていても良い。
また、前記連結サブフレームとは、例えば、TTI concatenation技術における連結後のTTIを示す。
本発明によれば、TTI concatenationのように、複数のサブフレームを連結して1つのTTIとし、このTTIごとに通信処理を行う場合に、受信品質を向上させることができる。
課題を説明するための図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態1に係る割当リソーステーブル決定部内部のテーブルの一例を示す図 実施の形態1に係る割当リソーステーブル決定部の基本的な動作を説明するための図 実施の形態1に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図 LRB番号、DRB番号を説明する図 実施の形態1に係る無線受信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態1に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図 実施の形態2に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態2に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図 実施の形態2に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図 LRB番号とDRB番号との対応付けの例を示す図 DRB方式のリソース割当方法の一例を示す図 DRB方式のリソース割当方法の他のバリエーションを示す図 レピティションシンボルの配置の一例を示す図 ターボ符号化ビットの配置の一例を示す図 CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図 CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図 再割当開始タイミングをCQIの受信タイミングと同期させる構成を示した図 隣接サブフレームが連結していない予約チャネルを示す図
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書では、同様の機能を有する複数の構成に対し同一の符号を付すこととし、さらに各符号に続けて異なる枝番を付して互いを区別することとする。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図である。ここでは、当該無線送信装置が、移動体通信システムにおける基地局として使用される場合を例にとって説明する。
本実施の形態に係る無線送信装置は、割当リソーステーブル決定部101、符号化部102−1、102−2、連結制御部103、変調部104−1、104−2、多重部105、制御情報多重部106、IFFT部107、CP挿入部108、無線送信部109、およびアンテナ110を備え、各部は以下の動作を行う。
符号化部102−1は、送信データに対してターボ符号化等の誤り訂正符号化を行い、連結制御部103へ出力する。符号化部102−2も、制御データに対してターボ符号化等の誤り符号化を行い、変調部104−2へ出力する。
連結制御部103は、連結するサブフレーム数を制御する。具体的には、符号化データの中で送信サブフレームに多重するシンボルを変調部104−1へ送る。また、次に送信するサブフレーム番号を多重部105および制御情報多重部106へ通知する。
変調部104−1は、連結制御部103から出力される、送信サブフレームに多重するシンボルに対してQPSKや16QAM等の所定の変調処理を施し、多重部105へ出力する。変調部104−2は、符号化部102−2から出力される符号化データに対してQPSKや16QAM等の変調を行い、制御情報多重部106へ出力する。
割当リソーステーブル決定部101は、内部に保存されているデータテーブルを参照することにより、移動局からフィードバックされる移動速度情報に基づいてリソース割当方式を決定し、この方式を示す割当リソース制御信号を多重部105および符号化部102−2へ出力する。図3は、割当リソーステーブル決定部101内部の上記テーブルの一例を示す図である。このテーブルにおいて、各サブフレーム毎(具体的にはサブフレーム番号毎)にリソース割当方式(LRB方式、DRB方式)と割当リソース制御信号との対応関係が予め定められている。そして、例えば、移動速度に基づいて、サブフレーム#1、#2、#3のリソース割当方式がLRB、LRB、DRBと決定された場合、割当リソーステーブル決定部101は、割当リソース制御信号#1を出力する(図のハッチング部分)。
多重部105は、変調部104−1から出力される変調データを、複数の周波数リソースに割り当て、送信データの周波数多重を行い、多重信号を制御情報多重部106へ出力する。ここで、多重部105は、割当リソース制御信号によって指示されたサブフレーム毎のリソース割当方式を用いる。特に、LRB方式の場合は、多重部105は、移動局からフィードバックされたCQI情報に基づいて周波数リソースの割り当てを行う。
制御情報多重部106は、サブフレーム番号をチェックし、先頭サブフレームの場合には、所定の制御情報を多重し、多重信号をIFFT部107へ出力する。
IFFT部107は、多重信号に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)処理を行い、時間領域に変換したOFDMシンボルを生成し、CP挿入部108へ出力する。
CP挿入部108は、IFFT部107から出力されたOFDMシンボルの後部をCPとして複製し、先頭部分に挿入し、得られる信号を無線送信部109へ出力する。
無線送信部109は、CP挿入後の信号に対しD/A変換や電力増幅等の所定の無線送信処理を行い、無線信号を生成し、アンテナ110を介して送信する。
次いで、割当リソーステーブル決定部101の動作について、より詳細に説明する。図4は、割当リソーステーブル決定部101の基本的な動作を説明するための図である。
移動局からフィードバックされる移動速度に基づいて、チャネル変動の早さを予想することができる。LRB方式またはDRB方式を用いた場合の各帯域の平均伝搬路品質を算出したものが図のグラフである。割当リソーステーブル決定部101は、このグラフから、LRB方式の帯域の平均伝搬路品質よりも、DRB方式の帯域の平均伝搬路品質の方が大きくなるサブフレームを特定する。すなわち、周波数スケジューリング効果よりも周波数ダイバーシチ効果が上回る場合の境界線の位置を求める。図4では、中速移動時の境界線が示されている。この境界線より時間的に後ろのサブフレームが、リソース割当方式を切り替えるべきサブフレームとなる。よって、割当リソーステーブル決定部101は、このサブフレームの番号(特に切替サブフレーム番号と呼ぶ)と、図3に示したテーブルに基づいて決定された割当リソース制御信号とを制御情報として、多重部105および符号化部102−2へ通知する。
図5は、上記の動作によって、本実施の形態に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図である。ここでは、割当リソース制御信号として「1」が選択されたものとする。
先頭のサブフレーム#1送信時は、移動局からフィードバックされたCQIを基に、リソース割当形式としてLRBが選択され、LRB形式に則って受信品質の最も良いRBが送信データに割り当てられる。ここで制御情報としては、MCS(Modulation and Coding Scheme)、符号化率等と共に、TTI concatenationを施すサブフレーム数(図の例では3個)、割当リソース制御信号、LRB番号、およびDRB番号が制御チャネルSCCHに多重され送信される。ここで、LRB番号、DRB番号とは、図6に示すように、例えば、LRB方式であれば、このリソース割当方式に従う4つのリソース割当方法(LRB#1〜#4)を互いに識別する番号のことであり、より具体的には、実際に送信データを割り当てるRBの位置を示すものである。
サブフレーム#2送信時は、割当リソース制御信号が「1」であるので、多重部105は先頭サブフレームと同じリソース割当方式(LRB)を用い、送信データを同じRBに割り当てる。
サブフレーム#3送信時は、割当リソース制御信号が「1」であるので、多重部105は、先頭サブフレームおよびサブフレーム#2とはリソース割当方式を切り替え、DRB方式を用いて送信データのRBへの割り当てを行う。
このように、本実施の形態に係る無線送信装置は、送信データのTTIにおいて、最初の数サブフレームではリソース割当方式としてLRB方式を用い、途中のサブフレームからDRB方式に切り替えて送信を行う。また、その切替タイミングは、移動局の移動速度に基づいて適応的に変化させる。
次いで、上記の本実施の形態に係る無線送信装置(基地局)に対応する、本実施の形態に係る無線受信装置(移動局)について詳細に説明する。
図7は、本実施の形態に係る無線受信装置の主要な構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る無線受信装置は、アンテナ151、無線受信部152、CP除去部153、FFT部154、チャネル補償部155、制御情報分離部156、復調部157、復号化部158、データ抽出部159、連結制御部161、および復号化部162を備え、各部は以下の動作を行う。
無線受信部152は、アンテナ151を介して受信した信号に対し、ダウンコンバートやA/D変換等の所定の無線受信処理を行い、得られるベースバンド信号をCP除去部153へ出力する。
CP除去部153は、受信信号に付加されているCPを除去し、CP除去後の信号をFFT部154へ出力する。
FFT部154は、OFDMシンボル単位で高速フーリエ変換(FFT)処理を行い、受信信号を周波数領域に変換し、この周波数領域信号をチャネル補償部155へ出力する。
チャネル補償部155は、周波数領域信号の受信パイロットシンボルからチャネル推定を行い、得られるチャネル推定値を用いて受信信号を補償し、補償後の信号を制御情報分離部156へ出力する。また、チャネル推定値から移動速度およびCQIを測定し、別途出力する。
制御情報分離部156は、補償後の信号から、制御情報が多重されたシンボルを分離して、制御情報がマッピングされているシンボルは復調部157へ出力し、その他のシンボルはデータ抽出部159へ出力する。
復調部157は、制御情報がマッピングされているシンボルに対し、QPSKや16QAM等の所定復調処理を施し、復調信号を復号化部158へ出力する。
復号化部158は、復調信号を復号して制御データを得、このうち割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号に関しては、データ抽出部159へ出力し、連結サブフレーム数については、連結制御部161へ出力する。
データ抽出部159は、入力される割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号、およびサブフレーム番号を用いて、制御情報分離部156の出力信号からデータシンボルを抽出し、復調部160へ出力する。なお、データ抽出部159は、無線送信装置内の割当リソーステーブル決定部101が有するテーブル(図3参照)と同一のテーブルを有している。
復調部160は、抽出されたデータシンボルに対し、QPSKや16QAM等の所定の復調処理を施し、ビット毎の尤度を算出すると共に、復調信号を連結制御部161へ出力する。
連結制御部161は、復調部160から出力される受信サブフレームの数をカウントしつつ、各受信サブフレームのデータを内部メモリに一定時間保持する。そして、復号化部158から通知される連結サブフレーム数に従って、TTI concatenationを施すのに充分なサブフレームの受信データが揃った場合、保持しておいた複数の受信サブフレームを連結し、連結後のデータ(TTI)を復号化部162へ渡す。
復号化部162は、連結制御部161から出力されたデータを復号し、受信データを得る。
図8は、上記構成を有する本実施の形態に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図である。なお、割当リソース制御信号として「1」が選択されているものとする。
サブフレーム#1受信時は、まず、サブフレーム#1の先頭に配置されている制御チャネルSCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれる割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号、および連結サブフレーム数を取得し、内部メモリに保持する。ここで、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であるので、内部テーブル(図3参照)に基づいて、リソース割当方式がLRBであると判断する。そして、別途入力されたLRB番号から実際にデータが割り当てられているRBを特定し、このRBから、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#2受信時は、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であることから、やはり今回のリソース割当方式もLRBであると判断し、別途入力されたLRB番号に基づいて、データシンボルが多重されているRBを判別し、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#3受信時は、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であることから、今回のリソース割当方式がDRBであると判断し、別途入力されたDRB番号からデータシンボルが多重されているRBを判別し、データシンボルを抽出する。
ここで、図8に示すように、サブフレーム#3においては、CQIによって報告された受信品質とリアルタイムの実際の受信品質との差が大きくなっている。しかし、本実施の形態では、TTIの最初のサブフレーム#1、#2では、リソース割当方式としてLRB方式が用いられ、途中のサブフレーム#3からDRB方式が用いられているので、サブフレーム#3においては周波数ダイバーシチゲインを得ることができ、受信品質が大きく劣化することはない。
このように、本実施の形態に係る無線受信装置は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信された信号を受信し、上記動作を行うことにより、受信性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線送信装置は、送信信号に対しTTI concatenationを施しつつも、予め決められたルールに従い、リソース割当方式を途中のサブフレームにてLRBからDRBへ切り替える。よって、TTI concatenationによって制御情報を削減しつつも、伝搬路環境が変動し、先頭サブフレームを基準に行われた周波数割当が後続のサブフレームで不適当となった場合にも、DRB方式を用いることによりダイバーシチ効果を得ることができ、受信品質の劣化を防止することができる。換言すると、本実施の形態は、周波数スケジューリングの効果が低下してきたタイミングにおいて、リソース割当方式をLRBからDRBに切り替えることを特徴とするということができる。
また、本実施の形態によれば、移動局の移動速度に応じて、リソース割当方式を切り替えるタイミング(具体的には切替サブフレーム番号)を調整する。よって、チャネル状態が様々に変動する場合でも、これに追従することができ、受信性能の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、先頭のサブフレーム送信時に、LRB番号およびDRB番号の双方をSCCHに多重し制御情報として送信する構成を例にとって説明したが、予めLRB番号とDRB番号とを1対1対応で設定しておくことにより、無線送信装置がLRB番号のみを無線受信装置に通知するような構成としても良い。図12は、LRB番号とDRB番号との対応付けの例を示す図である。これにより、無線送信装置はLRB番号のみを通知するだけで済み、制御情報を削減することができ、無線受信装置は通知されたLRB番号からDRB割当番号を認識することができる。
また、本実施の形態では、TTI concatenationの対象となるサブフレーム数が3(連結サブフレーム数=3)で、第3番目のサブフレーム#3において、リソース割当方式の切替が行われる場合を例にとって説明したため、DRB方式となるサブフレームが1個だけであったが、例えば、連結サブフレーム数が4以上であるような場合、またはリソース割当方式の切替がサブフレーム#2において行われるような場合には、DRB方式となるサブフレームが複数存在する。かかる場合、次に示すDRB方式のリソース割当方法を適用することができる。
図13は、DRB方式のリソース割当方法の一例を示す図である。このように、DRB方式における周波数リソースの割当位置をサブフレーム毎に変化させる。すなわち後続のサブフレームのRBは、サブフレーム毎に異なるRBとなるようにする。これにより、より多くの周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
図14は、DRB方式のリソース割当方法の他のバリエーションを示す図である。ここでは、DRB方式へ切替後、最初のサブフレームにおいては、LRB方式と近い範囲の周波数位置のリソースが割り当てられている。また、後続のサブフレームになるほど、DRB方式における周波数リソースの分散具合を大きくしている。これにより、LRB方式からDRB方式への移行を緩やかに行うことができる。
また、本実施の形態においてレピティションシンボルを用いる場合には、一方のシンボルをLRB方式のサブフレームへ、他方のシンボルをDRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。図15は、レピティションシンボルの配置の一例を示す図である。または、少なくとも一方のシンボルをLRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。これにより、DRB方式の周波数リソースに配置された2つのレピティションシンボルが、いずれも周波数選択性フェージングの影響によってシンボル合成してもダイバーシチゲインが得られないような状況となった場合にも、レピティションシンボルの少なくとも一方がLRB方式で配置されているので、ある程度の受信品質を確保することができる。
また、本実施の形態においてターボ符号化を用いる場合には、システマチックビットをLRB方式のサブフレームへ、パリティビットをDRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成か、または、システマチックビットを優先的にLRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。図16は、ターボ符号化ビットの配置の一例を示す図である。これにより、システマチックビットは安定的な伝搬路品質が得られるので、ターボ復号後の受信特性を向上することができる。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替のために、送受信間で共通のテーブルを用いる構成を例にとって説明したが、無線送信装置が、リソース割当方式の切替タイミングのサブフレーム番号のみを制御情報として無線受信装置に通知するような構成としても良い。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替タイミングとして、当該切替が行われるサブフレーム番号を通知する構成を例にとって説明したが、(切替タイミングのサブフレーム番号)/(TTI concatenationされた連結サブフレーム数)というようなTTI全体からの割合、すなわちTTI全体から見た当該切替タイミングの位置を示すパラメータを通知するような構成としても良い。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替タイミングを、移動局の移動速度に応じて決定する構成を例にとって説明したが、リソース割当方式の切替タイミングは、設計段階から固定とするような構成としても良い。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2でも、本実施の形態に係る無線送信装置が、移動体通信システムにおける基地局として使用される場合を例にとって説明する。
実施の形態1では、基地局は、予め決められたテーブルに従い、移動局の移動速度に応じた所定のサブフレームを切替タイミングとして、リソース割当方式をLRBからDRBへ切り替える構成を示した。
実施の形態2では、最初の所定期間についてはリソース割当方式を固定とし、その後は、諸々の条件に基づいてリソース割当方式の切替を適応的に決定することとし、当該適応制御を開始するタイミングおよびその後の各サブフレームごとのリソース割当方式を移動局に適宜通知する構成を示す。
図9は、本実施の形態に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、この無線送信装置は、実施の形態1に示した無線送信装置(図2参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、基本動作は同一であるが詳細な点で違いがある構成要素には、同一の番号にアルファベットの小文字を付した符号を付して区別し、適宜説明を加える。
割当リソース切替決定部201は、移動局の移動速度に基づいて、周波数リソースの再割当を開始するタイミング(再割当開始タイミング)を決定する。具体的には、再割当開始タイミングを特定するために、先頭サブフレームから再割当を開始するサブフレームまでのサブフレーム数(再割当サブフレーム数)を決定する。この再割当サブフレーム数は、移動速度の速い移動局に対しては小さな値を設定し、移動速度の遅い移動局に対しては大きな値を設定する。また、割当リソース切替決定部201は、移動局からフィードバックされたCQI情報に基づいて、LRB方式で実際に送信データをマッピングする周波数リソースを選択する。再割当サブフレーム数および再割当開始後の各サブフレームのリソース割当方式を、多重部105aおよび制御情報多重部106aへ出力する。ここで、再割当開始後の各サブフレームのリソース割当方式において、再割当開始後に移動局からフィードバックされる最新のCQIに基づいて、現在使用しているRBの受信品質を算出し、この受信品質が劣化している場合には、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へと切替える。
多重部105aは、割当リソース切替決定部201から出力される割当リソース制御信号で指示されるサブフレーム毎のリソース割当方式を用い、変調部104−1から出力される変調データを周波数リソースに割り当てて周波数多重を行い、得られる多重信号を制御情報多重部106aへ出力する。特に、再割当開始後で、LRB方式の場合は、多重部105aは、移動局からその都度フィードバックされたCQI情報に基づいて周波数リソースの割り当てを行う。
制御情報多重部106aは、割当リソース切替決定部201から出力される割当リソース制御信号に基づいて、再割当開始後であるか否か判断し、再割当開始後では、各サブフレームごとに所定の制御情報を多重し、多重信号をIFFT部107へ出力する。
図10は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図である。
先頭のサブフレーム#1では、LRB方式に従って、移動局からフィードバックされたCQIを基に、最も受信品質の良い帯域(周波数リソース)に送信データの割当を行う。ここで、制御情報として、MCS、符号化率等と共に、再割当サブフレーム数(今回の例では再割当サブフレーム数は「3」)をSCCHに多重し通知する。
サブフレーム#2では、再割当サブフレーム数が「3」であるので、LRB方式にて、サブフレーム#1と同じ帯域に周波数リソースの割当を行う。
サブフレーム#3では、再割当サブフレーム数が「3」であるので、移動局からフィードバックされる最新のCQIに基づいて、現在使用している割当リソースのRBの受信品質を算出する。今回の例では、受信品質が劣化していることが認められるので、本実施の形態に係る無線送信装置は、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へと切替える。なお、受信品質の劣化が認められない場合は、本実施の形態に係る無線送信装置は、リソース割当方式としてLRB方式をサブフレーム#3に対してもそのまま使用する。
次いで、上記の本実施の形態に係る無線送信装置(基地局)に対応する、本実施の形態に係る無線受信装置(移動局)について説明する。なお、本実施の形態に係る無線受信装置の構成は、実施の形態1に示した構成と同様であるので、ブロック図は省略する。
図11は、本実施の形態に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図である。なお、リソース割当方式としてLRB、再割当サブフレーム数として「3」が選択されたものとする。
サブフレーム#1受信時は、まず、サブフレーム#1の先頭に配置されているSCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれる再割当サブフレーム数、リソース割当方式、LRB番号、DRB番号、および連結サブフレーム数を取得し、内部メモリに保持する。ここで、データ抽出部159は、リソース割当方式がLRBであるので、LRB番号に基づいて割当RB(実際にデータがマッピングされているRB)から、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#2受信時は、データ抽出部159は、再割当サブフレーム数が「3」であり未だ再割当が行われるサブフレームではないと判断することができるので、今回のリソース割当方式としてサブフレーム#1と同様にLRB方式を用い、LRB番号に基づいて割当RBから、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#3受信時は、データ抽出部159は、再割当サブフレーム数が「3」であり再割当が行われるタイミング(サブフレーム)であると判断することができるので、再度制御情報を取得する必要があるため、SCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれるリソース割当方式が依然LRBのままである場合、データ抽出部159は、前サブフレームと同じLRB番号に基づく割当RBからデータシンボルを抽出する。また、制御データに含まれるリソース割当方式がDRBに変更されている場合には、データ抽出部159は、DRB番号に基づいて、データシンボルが多重されているRBを識別し、これらのRBからデータシンボルを抽出する。
このように、本実施の形態に係る無線受信装置は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信された信号を受信し、上記動作を行うことにより、受信性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、最初の所定期間についてはリソース割当方式を固定とし、その後は、諸々の条件に基づいてリソース割当方式の切替を適応的に決定する。よって、TTI concatenationで制御情報を削減しつつ、先頭サブフレーム送信時のLRB方式による周波数スケジューリング効果(受信品質)が低下した場合には、再割当を行うことにより適宜DRB方式に切替えるので、受信特性の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、再割当開始タイミングを移動局の移動速度のみに基づいて決定する構成を例にとって説明を行ったが、この再割当開始タイミングを、移動局からフィードバックされるCQIとの時間間隔の空き具合、すなわち、CQI受信タイミングからの遅延時間に基づいて決定するような構成としても良い。また、移動局の移動速度に基づいて決定された再割当開始タイミングを、CQI受信タイミングからの遅延時間に基づいて補正するような構成としても良い。CQI受信タイミングからの遅延時間が大きいということは、平均受信品質に変動が生じている可能性が高いと言えるからである。図17および図18は、CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図である。なお、ここでは、移動局が中速で移動している場合を例にとっている。これらの図に示すように、CQIの受信タイミングから時間間隔が空けば空くほど、平均伝搬路品質は低下する。特に、DRB方式よりもLRB方式においてその特性劣化は顕著である。そこで、本実施の形態のバリエーションとして、LRB方式の特性曲線とDRB方式の特性曲線が交わる時間(平均伝搬路品質の交差位置)、すなわちLRB方式とDRB方式の特性が入れ替わる時点を、再割当開始タイミングと設定する。これにより、最適な再割当開始タイミングとなるので、受信性能の劣化を防ぐことができる。なお、この制御は、移動局におけるBLER(アウターループ制御)、すなわち移動局から基地局へ送信されるACK/NACK情報を基に行うような構成としても良い。
また、本実施の形態において、移動局からフィードバックされるCQIの受信タイミングにあわせて再割当を行うことが可能となるように、再割当開始タイミングをCQIの受信タイミングと同期させるような構成としても良い(図19参照)。また、逆に再割当開始タイミングに合わせて、上り回線のCQIフィードバックを行うような構成、すなわち、再割当を行うサブフレームに対してだけCQIフィードバックを行うような構成としても良い。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、本発明に係る無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
例えば、本明細書では、OFDM方式の通信システムにおいて、基地局から移動局への下り回線が行われる場合を想定して種々の説明を行ったが、本発明は、移動局から基地局への上り回線においても同様に適用可能である。かかる場合、上り通信方式としては、OFDM以外にも、DFT−OFDM、SC−FDMA等の通信方式であって、LRB方式とDRB方式のリソース割当方式が用いられている通信方式であれば適用可能である。
また、本発明において、無線送信装置(基地局)は、無線受信装置(移動局)からリソース割当方式の切替要求または周波数リソースの再割当要求を受けてから、リソース割当方式の切替または再割当を行うような構成としても良い。すなわち、移動局において、割当帯域の受信品質が劣化して、LRBからDRBへリソース割当方式を切替える必要が生じた場合にのみ、上り回線で基地局に切替等を要求するような構成としても良い。これにより、移動局が主導でリソース割当方式の切替等を行うことができるため、チャネル変動が激しい状況下でも、容易にこれに追従することができる。なお、その要求信号(フラグ)として、移動局からのCQIフィードバック信号を代用しても良い。すなわち、移動局からCQIフィードバックがあった場合、基地局は、これによりリソース割当方式切替等の要求があったと判断し、切替等を行うような構成としても良い。これにより、別途新しい制御情報を送信することなく、切替等を要求することができる。また、そのCQIは、少なくともDRB用の全帯域の平均的な受信品質情報が含まれていれば良い。
また、本明細書では、TTI concatenationに着目して説明を行ったが、本発明はこれに限定されず、隣接サブフレームが連結していない予約チャネル(図20参照)のようなチャネルに対しても適用可能である。
また、本明細書では、SCCHにて制御情報を通知するとしたが、個別制御チャネル等の他の名称の制御チャネルであっても良い。
また、先頭のサブフレームで全サブフレームのリソース割当方式を指示するのではなく、サブフレーム毎にリソース割当方式を指示するような構成としても良い。
また、平均伝搬路品質として、伝搬路変動に伴う、フィードバックCQIと実際のSINRとのずれ量や、受信特性の劣化量や、所要受信品質に対するマージン量を用いても良い。
また、LRBは、周波数スケジューリング送信を行うためのチャネルであり、Localized Channelと呼ばれることもある。一方、DRBは、周波数ダイバーシチ送信を行うためのチャネルであり、Distributed Channelと呼ばれることもある。
また、LRBは、通常、サブバンド単位や連続した複数のサブキャリア単位で割り当てられる。一方、DRBは、通常、OFDMシンボルの広帯域に渡る複数の分散されたサブキャリアによって構成されたり、FH(Frequency Hopping)パターンにより定義される。また、DRBは、Intra-TTI frequency hoppingと呼ばれることもある。さらに、DRBは、周波数インタリーブによって分散が実現されることもある。
また、TTI concatenationは、Longer TTI、variable TTI、adaptive TTIと呼ばれることがある。
また、本発明に係る無線送信装置は、移動体通信システムにおける通信端末装置および基地局装置に搭載することが可能であり、これにより上記と同様の作用効果を有する通信端末装置、基地局装置、および移動体通信システムを提供することができる。
また、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係るリソース割当方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係る無線送信装置と同様の機能を実現することができる。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部または全てを含むように1チップ化されても良い。
また、ここではLSIとしたが、集積度の違いによって、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラム化することが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続もしくは設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
2006年3月20日出願の特願2006−076610の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る無線送信装置およびリソース割当方法は、移動体通信システムにおける通信端末装置、基地局装置等の用途に適用することができる。
本発明は、無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法に関する。
近年のインターネットトラフィックの増大とともに、移動体通信における高速パケット伝送技術への要求が高まっており、それを実現する伝送方式の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式の検討が行われている。OFDM方式は、データ列を複数のサブキャリアを用いて並列に伝送し、CP(Cyclic Prefix)を備えることでマルチパス干渉による特性劣化を低減することができ、誤り訂正符号を適用することによって周波数選択性フェージングへの耐性を備えている。
このOFDMを下り回線に用い、複数の移動局へのデータを複数のサブキャリアに周波数多重する場合に、LRB(Localized Resource Block)およびDRB(Distributed Resource Block)のリソース割当方式を用いることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
LRB方式は、基地局が各移動局での周波数帯域毎の受信品質に基づいて適応的にサブキャリアを割り当てる周波数スケジューリングを行うため、最大限のマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、効率良く通信を行うことができる。周波数スケジューリングは、通常、コヒーレント帯域幅程度に隣接するサブキャリアをいくつかまとめてブロック化したリソースブロック(Resource Block:RB)毎に行われる。よって、周波数ダイバーシチ効果はほとんど得られない。
これに対し、DRB方式は、各移動局への送信データを全帯域のサブキャリアに分散させて配置するため、高い周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。また、DRB方式は、移動局毎の受信品質とは無関係に割り当てられるため、LRB方式のような周波数スケジューリグ効果やマルチユーザダイバーシチ効果が得られない。
一方、最近、TTI(Transmission Time Interval) concatenationと呼ばれる技術の検討が行われている。TTI concatenationとは、複数のサブフレームを互いに連結し、1つのTTIとして扱う技術である。よって、例えば複数のサブフレームに共通の制御情報を連結後のTTIの先頭に付加する。このようにTTI concatenationは、複数のサブフレームに対し1つの制御情報のみを通知するので、後続サブフレームの制御情報に必要なオーバヘッドを削減することができる。なお、非特許文献2では、このTTI concatenationのことをLong TTIやadaptive TTIと呼んでいる。
"Physical Channel Structure and Procedure for EUTRA Downlink", 3GPP RAN WG1 #42 meeting (2005.8) R1-050884 "Physical Channel Structure for Evolved UTRA", 3GPP RAN WG1 #41 meeting (2005.3) R1-050464
リソース割当方式としてLRBを用いる場合に、TTI concatenationを適用することを検討する。図1は、かかる場合に発生する課題を説明するための図である。
基地局は、移動局からフィードバックされたRB毎の受信品質に基づいて、先頭のサブフレーム#1送信時に周波数スケジューリングを行い、送信データをLRB方式で周波数
リソースに割り当てる。その際、復号に必要な制御情報はSCCH(shared control channel:共有制御チャネル)にて通知する。また、サブフレーム#2では、サブフレーム#1と同じLRB方式にて同じ周波数リソースに割り当てて送信を行う。同様に、サブフレーム#3でも、サブフレーム#1と同じLRB方式にて同じ周波数リソースに割り当てて送信を行う。
しかしながら、後続のサブフレームになるにしたがって、移動局の移動や周辺環境の変化によって、チャネル環境が変動する場合がある。このとき、移動局から先にフィードバックされたRB毎の受信品質と、サブフレーム#3の実際の(リアルタイムな)受信品質とには差が生じる。よって、サブフレーム#3に対して、先に報告された受信品質に基づく周波数割当を行ってしまうと、サブフレーム#3の受信特性が大きく劣化することとなる。
本発明の目的は、TTI concatenationのように、複数のサブフレームを連結してTTIとし、このTTIごとに通信処理を行う場合に、受信品質を向上させることができる無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法を提供することである。
本発明の無線通信システムは、複数のサブフレームが連結された連結サブフレームを通信処理の1単位とする無線通信システムであって、リソース割当方式としてLRB(Localized Resource Block)方式またはDRB(Distributed Resource Block)方式を選択する選択手段と、選択されたリソース割当方式に従って、前記連結サブフレーム内のデータをサブフレームごとに各周波数リソースに割り当てる割当手段と、を具備し、前記選択手段は、前記連結サブフレーム中において、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える構成を採る。
ここで、前記選択手段は、前記無線通信システムにおける無線送信装置または無線受信装置のいずれに搭載されていても良い。
また、前記連結サブフレームとは、例えば、TTI concatenation技術における連結後のTTIを示す。
本発明によれば、TTI concatenationのように、複数のサブフレームを連結して1つのTTIとし、このTTIごとに通信処理を行う場合に、受信品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書では、同様の機能を有する複数の構成に対し同一の符号を付すこととし、さらに各符号に続けて異なる枝番を付して互いを区別することとする。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図である。ここでは、当該無線送信装置が、移動体通信システムにおける基地局として使用される場合を例にとって説明する。
本実施の形態に係る無線送信装置は、割当リソーステーブル決定部101、符号化部102−1、102−2、連結制御部103、変調部104−1、104−2、多重部105、制御情報多重部106、IFFT部107、CP挿入部108、無線送信部109、およびアンテナ110を備え、各部は以下の動作を行う。
符号化部102−1は、送信データに対してターボ符号化等の誤り訂正符号化を行い、連結制御部103へ出力する。符号化部102−2も、制御データに対してターボ符号化等の誤り符号化を行い、変調部104−2へ出力する。
連結制御部103は、連結するサブフレーム数を制御する。具体的には、符号化データの中で送信サブフレームに多重するシンボルを変調部104−1へ送る。また、次に送信するサブフレーム番号を多重部105および制御情報多重部106へ通知する。
変調部104−1は、連結制御部103から出力される、送信サブフレームに多重するシンボルに対してQPSKや16QAM等の所定の変調処理を施し、多重部105へ出力する。変調部104−2は、符号化部102−2から出力される符号化データに対してQPSKや16QAM等の変調を行い、制御情報多重部106へ出力する。
割当リソーステーブル決定部101は、内部に保存されているデータテーブルを参照することにより、移動局からフィードバックされる移動速度情報に基づいてリソース割当方式を決定し、この方式を示す割当リソース制御信号を多重部105および符号化部102−2へ出力する。図3は、割当リソーステーブル決定部101内部の上記テーブルの一例を示す図である。このテーブルにおいて、各サブフレーム毎(具体的にはサブフレーム番号毎)にリソース割当方式(LRB方式、DRB方式)と割当リソース制御信号との対応関係が予め定められている。そして、例えば、移動速度に基づいて、サブフレーム#1、#2、#3のリソース割当方式がLRB、LRB、DRBと決定された場合、割当リソーステーブル決定部101は、割当リソース制御信号#1を出力する(図のハッチング部分
)。
多重部105は、変調部104−1から出力される変調データを、複数の周波数リソースに割り当て、送信データの周波数多重を行い、多重信号を制御情報多重部106へ出力する。ここで、多重部105は、割当リソース制御信号によって指示されたサブフレーム毎のリソース割当方式を用いる。特に、LRB方式の場合は、多重部105は、移動局からフィードバックされたCQI情報に基づいて周波数リソースの割り当てを行う。
制御情報多重部106は、サブフレーム番号をチェックし、先頭サブフレームの場合には、所定の制御情報を多重し、多重信号をIFFT部107へ出力する。
IFFT部107は、多重信号に対して逆高速フーリエ変換(IFFT)処理を行い、時間領域に変換したOFDMシンボルを生成し、CP挿入部108へ出力する。
CP挿入部108は、IFFT部107から出力されたOFDMシンボルの後部をCPとして複製し、先頭部分に挿入し、得られる信号を無線送信部109へ出力する。
無線送信部109は、CP挿入後の信号に対しD/A変換や電力増幅等の所定の無線送信処理を行い、無線信号を生成し、アンテナ110を介して送信する。
次いで、割当リソーステーブル決定部101の動作について、より詳細に説明する。図4は、割当リソーステーブル決定部101の基本的な動作を説明するための図である。
移動局からフィードバックされる移動速度に基づいて、チャネル変動の早さを予想することができる。LRB方式またはDRB方式を用いた場合の各帯域の平均伝搬路品質を算出したものが図のグラフである。割当リソーステーブル決定部101は、このグラフから、LRB方式の帯域の平均伝搬路品質よりも、DRB方式の帯域の平均伝搬路品質の方が大きくなるサブフレームを特定する。すなわち、周波数スケジューリング効果よりも周波数ダイバーシチ効果が上回る場合の境界線の位置を求める。図4では、中速移動時の境界線が示されている。この境界線より時間的に後ろのサブフレームが、リソース割当方式を切り替えるべきサブフレームとなる。よって、割当リソーステーブル決定部101は、このサブフレームの番号(特に切替サブフレーム番号と呼ぶ)と、図3に示したテーブルに基づいて決定された割当リソース制御信号とを制御情報として、多重部105および符号化部102−2へ通知する。
図5は、上記の動作によって、本実施の形態に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図である。ここでは、割当リソース制御信号として「1」が選択されたものとする。
先頭のサブフレーム#1送信時は、移動局からフィードバックされたCQIを基に、リソース割当形式としてLRBが選択され、LRB形式に則って受信品質の最も良いRBが送信データに割り当てられる。ここで制御情報としては、MCS(Modulation and Coding Scheme)、符号化率等と共に、TTI concatenationを施すサブフレーム数(図の例では3個)、割当リソース制御信号、LRB番号、およびDRB番号が制御チャネルSCCHに多重され送信される。ここで、LRB番号、DRB番号とは、図6に示すように、例えば、LRB方式であれば、このリソース割当方式に従う4つのリソース割当方法(LRB#1〜#4)を互いに識別する番号のことであり、より具体的には、実際に送信データを割り当てるRBの位置を示すものである。
サブフレーム#2送信時は、割当リソース制御信号が「1」であるので、多重部105
は先頭サブフレームと同じリソース割当方式(LRB)を用い、送信データを同じRBに割り当てる。
サブフレーム#3送信時は、割当リソース制御信号が「1」であるので、多重部105は、先頭サブフレームおよびサブフレーム#2とはリソース割当方式を切り替え、DRB方式を用いて送信データのRBへの割り当てを行う。
このように、本実施の形態に係る無線送信装置は、送信データのTTIにおいて、最初の数サブフレームではリソース割当方式としてLRB方式を用い、途中のサブフレームからDRB方式に切り替えて送信を行う。また、その切替タイミングは、移動局の移動速度に基づいて適応的に変化させる。
次いで、上記の本実施の形態に係る無線送信装置(基地局)に対応する、本実施の形態に係る無線受信装置(移動局)について詳細に説明する。
図7は、本実施の形態に係る無線受信装置の主要な構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る無線受信装置は、アンテナ151、無線受信部152、CP除去部153、FFT部154、チャネル補償部155、制御情報分離部156、復調部157、復号化部158、データ抽出部159、連結制御部161、および復号化部162を備え、各部は以下の動作を行う。
無線受信部152は、アンテナ151を介して受信した信号に対し、ダウンコンバートやA/D変換等の所定の無線受信処理を行い、得られるベースバンド信号をCP除去部153へ出力する。
CP除去部153は、受信信号に付加されているCPを除去し、CP除去後の信号をFFT部154へ出力する。
FFT部154は、OFDMシンボル単位で高速フーリエ変換(FFT)処理を行い、受信信号を周波数領域に変換し、この周波数領域信号をチャネル補償部155へ出力する。
チャネル補償部155は、周波数領域信号の受信パイロットシンボルからチャネル推定を行い、得られるチャネル推定値を用いて受信信号を補償し、補償後の信号を制御情報分離部156へ出力する。また、チャネル推定値から移動速度およびCQIを測定し、別途出力する。
制御情報分離部156は、補償後の信号から、制御情報が多重されたシンボルを分離して、制御情報がマッピングされているシンボルは復調部157へ出力し、その他のシンボルはデータ抽出部159へ出力する。
復調部157は、制御情報がマッピングされているシンボルに対し、QPSKや16QAM等の所定復調処理を施し、復調信号を復号化部158へ出力する。
復号化部158は、復調信号を復号して制御データを得、このうち割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号に関しては、データ抽出部159へ出力し、連結サブフレーム数については、連結制御部161へ出力する。
データ抽出部159は、入力される割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号、
およびサブフレーム番号を用いて、制御情報分離部156の出力信号からデータシンボルを抽出し、復調部160へ出力する。なお、データ抽出部159は、無線送信装置内の割当リソーステーブル決定部101が有するテーブル(図3参照)と同一のテーブルを有している。
復調部160は、抽出されたデータシンボルに対し、QPSKや16QAM等の所定の復調処理を施し、ビット毎の尤度を算出すると共に、復調信号を連結制御部161へ出力する。
連結制御部161は、復調部160から出力される受信サブフレームの数をカウントしつつ、各受信サブフレームのデータを内部メモリに一定時間保持する。そして、復号化部158から通知される連結サブフレーム数に従って、TTI concatenationを施すのに充分なサブフレームの受信データが揃った場合、保持しておいた複数の受信サブフレームを連結し、連結後のデータ(TTI)を復号化部162へ渡す。
復号化部162は、連結制御部161から出力されたデータを復号し、受信データを得る。
図8は、上記構成を有する本実施の形態に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図である。なお、割当リソース制御信号として「1」が選択されているものとする。
サブフレーム#1受信時は、まず、サブフレーム#1の先頭に配置されている制御チャネルSCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれる割当リソース制御信号、LRB番号、DRB番号、および連結サブフレーム数を取得し、内部メモリに保持する。ここで、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であるので、内部テーブル(図3参照)に基づいて、リソース割当方式がLRBであると判断する。そして、別途入力されたLRB番号から実際にデータが割り当てられているRBを特定し、このRBから、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#2受信時は、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であることから、やはり今回のリソース割当方式もLRBであると判断し、別途入力されたLRB番号に基づいて、データシンボルが多重されているRBを判別し、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#3受信時は、データ抽出部159は、割当リソース制御信号が「1」であることから、今回のリソース割当方式がDRBであると判断し、別途入力されたDRB番号からデータシンボルが多重されているRBを判別し、データシンボルを抽出する。
ここで、図8に示すように、サブフレーム#3においては、CQIによって報告された受信品質とリアルタイムの実際の受信品質との差が大きくなっている。しかし、本実施の形態では、TTIの最初のサブフレーム#1、#2では、リソース割当方式としてLRB方式が用いられ、途中のサブフレーム#3からDRB方式が用いられているので、サブフレーム#3においては周波数ダイバーシチゲインを得ることができ、受信品質が大きく劣化することはない。
このように、本実施の形態に係る無線受信装置は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信された信号を受信し、上記動作を行うことにより、受信性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線送信装置は、送信信号に対しTTI concatenationを施しつつも、予め決められたルールに従い、リソース割当方式を途中のサブフレームにてLRBからDRBへ切り替える。よって、TTI concatenationによって制御情報を削減しつつも、伝搬路環境が変動し、先頭サブフレームを基準に行われた周波数割当が後続のサブフレームで不適当となった場合にも、DRB方式を用いることによりダイバーシチ効果を得ることができ、受信品質の劣化を防止することができる。換言すると、本実施の形態は、周波数スケジューリングの効果が低下してきたタイミングにおいて、リソース割当方式をLRBからDRBに切り替えることを特徴とするということができる。
また、本実施の形態によれば、移動局の移動速度に応じて、リソース割当方式を切り替えるタイミング(具体的には切替サブフレーム番号)を調整する。よって、チャネル状態が様々に変動する場合でも、これに追従することができ、受信性能の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、先頭のサブフレーム送信時に、LRB番号およびDRB番号の双方をSCCHに多重し制御情報として送信する構成を例にとって説明したが、予めLRB番号とDRB番号とを1対1対応で設定しておくことにより、無線送信装置がLRB番号のみを無線受信装置に通知するような構成としても良い。図12は、LRB番号とDRB番号との対応付けの例を示す図である。これにより、無線送信装置はLRB番号のみを通知するだけで済み、制御情報を削減することができ、無線受信装置は通知されたLRB番号からDRB割当番号を認識することができる。
また、本実施の形態では、TTI concatenationの対象となるサブフレーム数が3(連結サブフレーム数=3)で、第3番目のサブフレーム#3において、リソース割当方式の切替が行われる場合を例にとって説明したため、DRB方式となるサブフレームが1個だけであったが、例えば、連結サブフレーム数が4以上であるような場合、またはリソース割当方式の切替がサブフレーム#2において行われるような場合には、DRB方式となるサブフレームが複数存在する。かかる場合、次に示すDRB方式のリソース割当方法を適用することができる。
図13は、DRB方式のリソース割当方法の一例を示す図である。このように、DRB方式における周波数リソースの割当位置をサブフレーム毎に変化させる。すなわち後続のサブフレームのRBは、サブフレーム毎に異なるRBとなるようにする。これにより、より多くの周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
図14は、DRB方式のリソース割当方法の他のバリエーションを示す図である。ここでは、DRB方式へ切替後、最初のサブフレームにおいては、LRB方式と近い範囲の周波数位置のリソースが割り当てられている。また、後続のサブフレームになるほど、DRB方式における周波数リソースの分散具合を大きくしている。これにより、LRB方式からDRB方式への移行を緩やかに行うことができる。
また、本実施の形態においてレピティションシンボルを用いる場合には、一方のシンボルをLRB方式のサブフレームへ、他方のシンボルをDRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。図15は、レピティションシンボルの配置の一例を示す図である。または、少なくとも一方のシンボルをLRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。これにより、DRB方式の周波数リソースに配置された2つのレピティションシンボルが、いずれも周波数選択性フェージングの影響によってシンボル合成してもダイバーシチゲインが得られないような状況となった場合にも、レピティションシンボルの少なくとも一方がLRB方式で配置されているので、ある程度の受信品質を確
保することができる。
また、本実施の形態においてターボ符号化を用いる場合には、システマチックビットをLRB方式のサブフレームへ、パリティビットをDRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成か、または、システマチックビットを優先的にLRB方式のサブフレームへ割り当てるような構成としても良い。図16は、ターボ符号化ビットの配置の一例を示す図である。これにより、システマチックビットは安定的な伝搬路品質が得られるので、ターボ復号後の受信特性を向上することができる。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替のために、送受信間で共通のテーブルを用いる構成を例にとって説明したが、無線送信装置が、リソース割当方式の切替タイミングのサブフレーム番号のみを制御情報として無線受信装置に通知するような構成としても良い。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替タイミングとして、当該切替が行われるサブフレーム番号を通知する構成を例にとって説明したが、(切替タイミングのサブフレーム番号)/(TTI concatenationされた連結サブフレーム数)というようなTTI全体からの割合、すなわちTTI全体から見た当該切替タイミングの位置を示すパラメータを通知するような構成としても良い。
また、本実施の形態では、リソース割当方式の切替タイミングを、移動局の移動速度に応じて決定する構成を例にとって説明したが、リソース割当方式の切替タイミングは、設計段階から固定とするような構成としても良い。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2でも、本実施の形態に係る無線送信装置が、移動体通信システムにおける基地局として使用される場合を例にとって説明する。
実施の形態1では、基地局は、予め決められたテーブルに従い、移動局の移動速度に応じた所定のサブフレームを切替タイミングとして、リソース割当方式をLRBからDRBへ切り替える構成を示した。
実施の形態2では、最初の所定期間についてはリソース割当方式を固定とし、その後は、諸々の条件に基づいてリソース割当方式の切替を適応的に決定することとし、当該適応制御を開始するタイミングおよびその後の各サブフレームごとのリソース割当方式を移動局に適宜通知する構成を示す。
図9は、本実施の形態に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、この無線送信装置は、実施の形態1に示した無線送信装置(図2参照)と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、基本動作は同一であるが詳細な点で違いがある構成要素には、同一の番号にアルファベットの小文字を付した符号を付して区別し、適宜説明を加える。
割当リソース切替決定部201は、移動局の移動速度に基づいて、周波数リソースの再割当を開始するタイミング(再割当開始タイミング)を決定する。具体的には、再割当開始タイミングを特定するために、先頭サブフレームから再割当を開始するサブフレームまでのサブフレーム数(再割当サブフレーム数)を決定する。この再割当サブフレーム数は、移動速度の速い移動局に対しては小さな値を設定し、移動速度の遅い移動局に対しては大きな値を設定する。また、割当リソース切替決定部201は、移動局からフィードバックされたCQI情報に基づいて、LRB方式で実際に送信データをマッピングする周波数
リソースを選択する。再割当サブフレーム数および再割当開始後の各サブフレームのリソース割当方式を、多重部105aおよび制御情報多重部106aへ出力する。ここで、再割当開始後の各サブフレームのリソース割当方式において、再割当開始後に移動局からフィードバックされる最新のCQIに基づいて、現在使用しているRBの受信品質を算出し、この受信品質が劣化している場合には、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へと切替える。
多重部105aは、割当リソース切替決定部201から出力される割当リソース制御信号で指示されるサブフレーム毎のリソース割当方式を用い、変調部104−1から出力される変調データを周波数リソースに割り当てて周波数多重を行い、得られる多重信号を制御情報多重部106aへ出力する。特に、再割当開始後で、LRB方式の場合は、多重部105aは、移動局からその都度フィードバックされたCQI情報に基づいて周波数リソースの割り当てを行う。
制御情報多重部106aは、割当リソース切替決定部201から出力される割当リソース制御信号に基づいて、再割当開始後であるか否か判断し、再割当開始後では、各サブフレームごとに所定の制御情報を多重し、多重信号をIFFT部107へ出力する。
図10は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図である。
先頭のサブフレーム#1では、LRB方式に従って、移動局からフィードバックされたCQIを基に、最も受信品質の良い帯域(周波数リソース)に送信データの割当を行う。ここで、制御情報として、MCS、符号化率等と共に、再割当サブフレーム数(今回の例では再割当サブフレーム数は「3」)をSCCHに多重し通知する。
サブフレーム#2では、再割当サブフレーム数が「3」であるので、LRB方式にて、サブフレーム#1と同じ帯域に周波数リソースの割当を行う。
サブフレーム#3では、再割当サブフレーム数が「3」であるので、移動局からフィードバックされる最新のCQIに基づいて、現在使用している割当リソースのRBの受信品質を算出する。今回の例では、受信品質が劣化していることが認められるので、本実施の形態に係る無線送信装置は、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へと切替える。なお、受信品質の劣化が認められない場合は、本実施の形態に係る無線送信装置は、リソース割当方式としてLRB方式をサブフレーム#3に対してもそのまま使用する。
次いで、上記の本実施の形態に係る無線送信装置(基地局)に対応する、本実施の形態に係る無線受信装置(移動局)について説明する。なお、本実施の形態に係る無線受信装置の構成は、実施の形態1に示した構成と同様であるので、ブロック図は省略する。
図11は、本実施の形態に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図である。なお、リソース割当方式としてLRB、再割当サブフレーム数として「3」が選択されたものとする。
サブフレーム#1受信時は、まず、サブフレーム#1の先頭に配置されているSCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれる再割当サブフレーム数、リソース割当方式、LRB番号、DRB番号、および連結サブフレーム数を取得し、内部メモリに保持する。ここで、データ抽出部159は、リソース割当方式がLRBであるので、LRB番号に基づいて割当RB(実際にデータがマッピングされているRB)から、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#2受信時は、データ抽出部159は、再割当サブフレーム数が「3」であり未だ再割当が行われるサブフレームではないと判断することができるので、今回のリソース割当方式としてサブフレーム#1と同様にLRB方式を用い、LRB番号に基づいて割当RBから、データシンボルを抽出する。
サブフレーム#3受信時は、データ抽出部159は、再割当サブフレーム数が「3」であり再割当が行われるタイミング(サブフレーム)であると判断することができるので、再度制御情報を取得する必要があるため、SCCHを復調し、制御データを得る。そして、制御データに含まれるリソース割当方式が依然LRBのままである場合、データ抽出部159は、前サブフレームと同じLRB番号に基づく割当RBからデータシンボルを抽出する。また、制御データに含まれるリソース割当方式がDRBに変更されている場合には、データ抽出部159は、DRB番号に基づいて、データシンボルが多重されているRBを識別し、これらのRBからデータシンボルを抽出する。
このように、本実施の形態に係る無線受信装置は、本実施の形態に係る無線送信装置から送信された信号を受信し、上記動作を行うことにより、受信性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、最初の所定期間についてはリソース割当方式を固定とし、その後は、諸々の条件に基づいてリソース割当方式の切替を適応的に決定する。よって、TTI concatenationで制御情報を削減しつつ、先頭サブフレーム送信時のLRB方式による周波数スケジューリング効果(受信品質)が低下した場合には、再割当を行うことにより適宜DRB方式に切替えるので、受信特性の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、再割当開始タイミングを移動局の移動速度のみに基づいて決定する構成を例にとって説明を行ったが、この再割当開始タイミングを、移動局からフィードバックされるCQIとの時間間隔の空き具合、すなわち、CQI受信タイミングからの遅延時間に基づいて決定するような構成としても良い。また、移動局の移動速度に基づいて決定された再割当開始タイミングを、CQI受信タイミングからの遅延時間に基づいて補正するような構成としても良い。CQI受信タイミングからの遅延時間が大きいということは、平均受信品質に変動が生じている可能性が高いと言えるからである。図17および図18は、CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図である。なお、ここでは、移動局が中速で移動している場合を例にとっている。これらの図に示すように、CQIの受信タイミングから時間間隔が空けば空くほど、平均伝搬路品質は低下する。特に、DRB方式よりもLRB方式においてその特性劣化は顕著である。そこで、本実施の形態のバリエーションとして、LRB方式の特性曲線とDRB方式の特性曲線が交わる時間(平均伝搬路品質の交差位置)、すなわちLRB方式とDRB方式の特性が入れ替わる時点を、再割当開始タイミングと設定する。これにより、最適な再割当開始タイミングとなるので、受信性能の劣化を防ぐことができる。なお、この制御は、移動局におけるBLER(アウターループ制御)、すなわち移動局から基地局へ送信されるACK/NACK情報を基に行うような構成としても良い。
また、本実施の形態において、移動局からフィードバックされるCQIの受信タイミングにあわせて再割当を行うことが可能となるように、再割当開始タイミングをCQIの受信タイミングと同期させるような構成としても良い(図19参照)。また、逆に再割当開始タイミングに合わせて、上り回線のCQIフィードバックを行うような構成、すなわち、再割当を行うサブフレームに対してだけCQIフィードバックを行うような構成としても良い。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、本発明に係る無線通信システム、無線送信装置、およびリソース割当方法は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。
例えば、本明細書では、OFDM方式の通信システムにおいて、基地局から移動局への下り回線が行われる場合を想定して種々の説明を行ったが、本発明は、移動局から基地局への上り回線においても同様に適用可能である。かかる場合、上り通信方式としては、OFDM以外にも、DFT−OFDM、SC−FDMA等の通信方式であって、LRB方式とDRB方式のリソース割当方式が用いられている通信方式であれば適用可能である。
また、本発明において、無線送信装置(基地局)は、無線受信装置(移動局)からリソース割当方式の切替要求または周波数リソースの再割当要求を受けてから、リソース割当方式の切替または再割当を行うような構成としても良い。すなわち、移動局において、割当帯域の受信品質が劣化して、LRBからDRBへリソース割当方式を切替える必要が生じた場合にのみ、上り回線で基地局に切替等を要求するような構成としても良い。これにより、移動局が主導でリソース割当方式の切替等を行うことができるため、チャネル変動が激しい状況下でも、容易にこれに追従することができる。なお、その要求信号(フラグ)として、移動局からのCQIフィードバック信号を代用しても良い。すなわち、移動局からCQIフィードバックがあった場合、基地局は、これによりリソース割当方式切替等の要求があったと判断し、切替等を行うような構成としても良い。これにより、別途新しい制御情報を送信することなく、切替等を要求することができる。また、そのCQIは、少なくともDRB用の全帯域の平均的な受信品質情報が含まれていれば良い。
また、本明細書では、TTI concatenationに着目して説明を行ったが、本発明はこれに限定されず、隣接サブフレームが連結していない予約チャネル(図20参照)のようなチャネルに対しても適用可能である。
また、本明細書では、SCCHにて制御情報を通知するとしたが、個別制御チャネル等の他の名称の制御チャネルであっても良い。
また、先頭のサブフレームで全サブフレームのリソース割当方式を指示するのではなく、サブフレーム毎にリソース割当方式を指示するような構成としても良い。
また、平均伝搬路品質として、伝搬路変動に伴う、フィードバックCQIと実際のSINRとのずれ量や、受信特性の劣化量や、所要受信品質に対するマージン量を用いても良い。
また、LRBは、周波数スケジューリング送信を行うためのチャネルであり、Localized Channelと呼ばれることもある。一方、DRBは、周波数ダイバーシチ送信を行うためのチャネルであり、Distributed Channelと呼ばれることもある。
また、LRBは、通常、サブバンド単位や連続した複数のサブキャリア単位で割り当てられる。一方、DRBは、通常、OFDMシンボルの広帯域に渡る複数の分散されたサブキャリアによって構成されたり、FH(Frequency Hopping)パターンにより定義される。また、DRBは、Intra-TTI frequency hoppingと呼ばれることもある。さらに、DRBは、周波数インタリーブによって分散が実現されることもある。
また、TTI concatenationは、Longer TTI、variable TTI、adaptive TTIと呼ばれるこ
とがある。
また、本発明に係る無線送信装置は、移動体通信システムにおける通信端末装置および基地局装置に搭載することが可能であり、これにより上記と同様の作用効果を有する通信端末装置、基地局装置、および移動体通信システムを提供することができる。
また、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係るリソース割当方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、本発明に係る無線送信装置と同様の機能を実現することができる。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部または全てを含むように1チップ化されても良い。
また、ここではLSIとしたが、集積度の違いによって、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラム化することが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続もしくは設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
2006年3月20日出願の特願2006−076610の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る無線送信装置およびリソース割当方法は、移動体通信システムにおける通信端末装置、基地局装置等の用途に適用することができる。
課題を説明するための図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態1に係る割当リソーステーブル決定部内部のテーブルの一例を示す図 実施の形態1に係る割当リソーステーブル決定部の基本的な動作を説明するための図 実施の形態1に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図 LRB番号、DRB番号を説明する図 実施の形態1に係る無線受信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態1に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図 実施の形態2に係る無線送信装置の主要な構成を示すブロック図 実施の形態2に係る無線送信装置から送信される信号を説明するための図 実施の形態2に係る無線受信装置の受信処理および受信性能について説明する図 LRB番号とDRB番号との対応付けの例を示す図 DRB方式のリソース割当方法の一例を示す図 DRB方式のリソース割当方法の他のバリエーションを示す図 レピティションシンボルの配置の一例を示す図 ターボ符号化ビットの配置の一例を示す図 CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図 CQIの受信タイミングの違いによって平均伝搬路品質が変動することを示した図 再割当開始タイミングをCQIの受信タイミングと同期させる構成を示した図 隣接サブフレームが連結していない予約チャネルを示す図

Claims (13)

  1. 複数のサブフレームが連結された連結サブフレームを通信処理の1単位とする無線通信システムであって、
    リソース割当方式としてLRB方式またはDRB方式を選択する選択手段と、
    選択されたリソース割当方式に従って、前記連結サブフレーム内のデータをサブフレームごとに各周波数リソースに割り当てる割当手段と、を具備し、
    前記選択手段は、前記連結サブフレーム中において、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える、
    無線通信システム。
  2. 複数のサブフレームが連結された連結サブフレームを送信処理の1単位とする無線送信装置であって、
    リソース割当方式としてLRB方式またはDRB方式を選択する選択手段と、
    選択されたリソース割当方式に従って、前記連結サブフレーム内の送信データをサブフレームごとに各周波数リソースに割り当てる割当手段と、を具備し、
    前記選択手段は、前記連結サブフレーム中において、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える、
    無線送信装置。
  3. 前記割当手段は、DRB方式の場合、後続サブフレームになるほど周波数リソースの分散具合を大きくする、
    請求項2記載の無線送信装置。
  4. 前記割当手段は、DRB方式の場合、サブフレームによって、送信データを割り当てる周波数リソースを異ならせる、
    請求項2記載の無線送信装置。
  5. 前記選択手段は、リソース割当方式のLRB方式からDRB方式への切替タイミングを、無線受信装置からのCQIの受信タイミングからの遅延時間に基づいて決定する、
    請求項2記載の無線送信装置。
  6. 前記選択手段は、リソース割当方式のLRB方式からDRB方式への切替タイミングを、無線受信装置の移動速度に基づいて決定する、
    請求項2記載の無線送信装置。
  7. LRB方式の複数のリソース割当方法と、DRB方式の複数のリソース割当方法と、が互いに1対1に対応付けて記憶された送受信間で共通のテーブルと、
    LRB方式の複数の前記リソース割当方法のうち、実際に使用されるリソース割当方法を無線受信装置に通知する通知手段と、
    をさらに具備する請求項2記載の無線送信装置。
  8. リソース割当方式のLRB方式からDRB方式への切替タイミングを、前記複数のサブフレームのいずれかのサブフレームの制御チャネルを用いて、無線受信装置に通知する通知手段、
    をさらに具備する請求項2記載の無線送信装置。
  9. 前記選択手段は、無線受信装置から切替要求があった場合に、リソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える、
    請求項2記載の無線送信装置。
  10. 前記選択手段は、所定タイミングに無線受信装置からCQIのフィードバックがあった場合に、前記切替要求があったと判断する、
    請求項9記載の無線送信装置。
  11. 請求項2記載の無線送信装置を具備する通信端末装置。
  12. 請求項2記載の無線送信装置を具備する基地局装置。
  13. 複数のサブフレームが連結された連結サブフレームを通信処理の1単位とし、1連結サブフレーム中において、各サブフレームのリソース割当方式をLRB方式からDRB方式へ切り替える、
    リソース割当方法。
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