JPWO2007113927A1 - 浄水器 - Google Patents

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Abstract

表示部の部品点数および組み立て工程数を減らすことができ、かつ家庭用浄水器の想定しうる使用環境下での十分な防水性能を有する浄水器を提供すること。本発明は、原水を受け入れる原水流入口と、原水を濾過するカートリッジと、濾過済みの浄水を吐出する吐出口と、浄水器の状態を示す表示部を備えた浄水器であって、表示部は、制御回路が取付けられリード線52の一端が接続された回路基板36と、回路基板を支持する枠状のホルダ48と、回路基板およびホルダが開口内に収容される外装ケース40と、開口を封止する一液硬化型樹脂部とを備え、外装ケースの側壁にリード線が導出される導出空間54が形成され、導出空間の内方に位置するホルダの壁に切欠き56が形成されている。

Description

本発明は、浄水器に関し、詳細には、使用状態を表示することができる表示部を備えている浄水器に関する。
中空糸膜等を用いたフィルタを使って水を濾過する浄水器が知られている。この種の浄水器では、一定量の水を濾過するとフィルタカートリッジを交換する必要があるため、濾過した水の量を計測する流量計を備え、計測した流量を制御装置の記憶部に積算して記憶しておき、積算値が所定値に達すると、フィルタカートリッジを新しいフィルタカートリッジ交換する必要がある旨を使用者に通知している。
又、浄水器が、流入した原水をフィルタカートリッジで濾過して吐出させる濾過モードと、フィルタカートリッジを通さずにそのまま吐出させる原水モードとを切り換える機構を有する場合には、浄水器が現在、何れのモードにあるのかを使用者に通知している。
このような通知を行うための手段として、液晶表示器を利用した表示部を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−210459号公報
特許文献1に記載されている浄水器は、液晶表示部と回路基板等とを一端が開口したホルダに取付けた後に、ホルダの開口部を二液混合型樹脂で封止することによって製造される。二液混合型樹脂は硬化に長時間を要するので、硬化前の樹脂が隙間からホルダ内に浸透して内部に取付けられた液晶表示部等に付着し、これらの機能を阻害するおそれがある。このような浸透を防止する等のために、特許文献1の浄水器ではパッキンを設けなければならず、部品点数および組み立て工程数が増加するという問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、表示部の部品点数および組み立て工程数を減らすことができ、かつ家庭用浄水器の想定しうる使用環境下での十分な防水性能を有する浄水器を提供することを目的としている。
本発明によれば、原水を受け入れる原水流入口と、前記原水を濾過するカートリッジと、濾過済みの浄水を吐出する吐出口と、浄水器の状態を示す表示部を備えた浄水器であって、前記表示部は、制御回路が取付けられリード線の一端が接続された回路基板と、該回路基板を支持する枠状のホルダと、前記回路基板およびホルダが開口内に収容される外装ケースと、前記開口を封止する一液硬化型樹脂部とを備え、前記外装ケースの側壁に前記リード線が導出される導出空間が形成され、前記導出空間の内方に位置する前記ホルダの壁に切欠きが形成されていることを特徴とする浄水器が提供される。
このような構成によれば、短時間で硬化する一液硬化型樹脂で開口が封止されるので、硬化前の樹脂が表示部内に浸透するおそれがないので、浸透防止用のパッキンを設ける必要がなくなり、部品点数および組み立て工程数を減らすことができる。
また、樹脂が短時間で硬化するため、製造に要する時間、および硬化待ちのために樹脂注入後の製品を保管する場所等が不要となり、製造コストが低減される。
さらに、外装ケースと一液硬化型樹脂との密着部の厚さを一定以上に確保することができるので、液晶ユニットの厚さを抑制しながらこの部分での水漏れの可能性が減少する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記導出空間が、前記外装ケースの側壁の開口端の形成された切欠き部である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記導出空間が、前記外装ケースの側壁に形成された開口である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記外装ケースと一液硬化型樹脂の密着部の厚さが2mm以上である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記一液硬化型樹脂に接触する外装ケースの壁面に凹凸が形成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記外装ケース壁面の凹凸の高低差が1〜100μmである。
以上のように本発明によれば、表示部の部品点数および組み立て工程数を減らすことができ、かつ家庭用浄水器の想定しうる使用環境下での十分な防水性能を有する浄水器が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態の浄水器1の構成を説明する。図1は浄水器1の斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿って一部分を破断した浄水器1の平面図であり、図3は浄水器1の底面図である。
浄水器1は、水道の蛇口等に接続される、いわゆる蛇口直結型の浄水器であり、図1ないし図3に示されているように、本体ケーシング2とフィルタカートリッジ4とを備えている。フィルタカートリッジ4は、本体ケーシング2に流入した水を濾過する中空糸膜フィルタ等の濾過材を収容しており、本体ケーシング2に対し着脱可能とされている。
本実施形態の浄水器は、通常のフィルタカートリッジであるスタンダードタイプと、濾過可能な水の量が多く長寿命のハイグレードタイプの2種類のフィルタカートリッジが使用可能とされている。2種類のフィルタカートリッジの一方、例えば、ハイグレードタイプには本体ケーシング2との接続部に磁石が埋め込まれ、本体ケーシング2のフィルタカートリッジとの接続部近傍には、この磁石を検出する磁気センサが取付けられている。
そして、フィルタカートリッジ4が本体ケーシング2に取付けられたとき、磁気センサが磁気を検出すると、浄水器の作動を管理するマイコンP等の制御装置が、取付けられたフィルタカートリッジ4がハイグレードであると判断し、磁気センサが磁気を検出しなければ、取付けられたフィルタカートリッジ4がスタンダードタイプであると判断し、この判断結果に基づいて、取付けられたフィルタカートリッジの濾過可能水量を設定する。
本体ケーシング2には、原水口6、切り換えレバー8、液晶表示部10等が設けられている。原水口6は、環状の固定具12を介して水道の蛇口に接続され、水道水を本体ケーシング2内に導入するための開口部として機能する。
切り換えレバー8は、浄水器1からの吐出モードを、原水口6に流入した水道水をフィルタカートリッジ4内の濾過材で濾過して吐出させる「清水モード」と、原水口6に流入した水道水を濾過することなく直接、吐出させる「原水モード」と、原水をシャワー状に吐出させる「シャワーモード」との間で切り換えるための切り換え手段である。
本実施形態の浄水器1では、横方向に延びる切り換えレバー本体が、一端側のみで支持され、本体ケーシング2から使用者側に離間した位置で横方向の延びている構成である。このため、コンパクトで、左利きのユーザにも使い易い。さらに、レバー本体と本体ケーシング2との距離が、切り換えレバーの切り換え時に、ユーザが指を挟まない距離とされている。
図2に示されているように、本体ケーシング2内には、フィルタカートリッジ4が濾過した水の量を計量する流量計14が設けられている。流量計14は、フィルタカートリッジ4の下流側に配置され、フィルタカートリッジ4から流出する水、即ちフィルタカートリッジ4によって濾過された水(清水)の量(濾過水量)を計測するように構成されている。
流量計14で計測された濾過水量の値は、本体ケーシング2に内蔵され浄水器1の作動を管理するマイコンP等の制御装置に送られ、制御装置において、積算され記憶される。本実施形態の浄水器1は、この濾過水量の積算値が所定値に達するとフィルタカートリッジ4の交換が必要になる。
図1および図3に示されているように、本体ケーシング2の下面には、「清水モード」が選択されたときにフィルムカートリッジ4内の濾過材で濾過された水道水すなわち清水が吐出される清水吐出口16と、「原水モード」が選択されたときに原水すなわちフィルムカートリッジ4を経由しない水道水が直接、吐出される原水吐出口18と、「シャワーモード」が選択されたときに原水がシャワー状に吐出される原水シャワー口20とが形成されている。
さらに、本体ケーシング2の下面には、制御装置に記憶されている濾過水量の積算値をリセットするためのリセットスイッチ22が設けられている。本実施形態の浄水器1は、フィルタカートリッジを新しいフィルタカートリッジに交換したときに、ユーザがリセットスイッチ22を操作して制御装置に記憶されている濾過水量の積算値をゼロにリセットし、新しいフィルタカートリッジが濾過する水量の積算を開始させる構成である。
液晶表示部10は浄水器1の状態を示す表示部である。図1および図2に示されているように、液晶表示部10は、第1表示窓24と、第2表示窓26とを備えている。第1表示窓24は、内部の液晶表示パネル28の表示内容を透視できるように透明部材で覆われている。
本実施形態では、第1表示窓24から、液晶表示パネル28に設けられている、余命表示部32と、清水サイン部34と、バッテリ残量表示部36とが透視できるように構成されている。余命表示部32は、フィルタカートリッジ2が濾過可能な水量(すなわちフィルタカートリッジの余命)をデジタル表示する表示部であり、清水サイン部34は、フィルタカートリッジ2によって濾過された浄水が吐出されているとき等に清水サインが点灯する表示部であり、バッテリ残量表示部36は、制御装置、LED等を作動させる電池の寿命を表示する表示部である。
また、本実施形態では、第2表示窓26から、第2表示窓26の下方に配置された切り換えレバー8の回転軸に付された「清水」、「原水」、および「シャワー」の表示のうち切り換えレバー8の回転によって現在、選択されている吐出モードに対応する表示が透視できるように構成されている。
次に、液晶表示部10の構成を説明する。図4は、図2のVI−VI線に沿って破断した液晶表示部10の断面図であり、図5は、図2のV−V線に沿って破断した液晶表示部10の断面図である。また、図6は、液晶表示部10を上下反転させた状態での分解斜視図である。
図4ないし図6に示されているように、液晶表示部10は、制御回路が取付けられた回路基板36と、回路基板36の一方の面に固定され制御回路によって制御される表示器38と、回路基板36と表示器38とが収容され一端が開口した外装ケース40とを備えている。
回路基板36および表示器38は、回路基板36が外装ケース40の開口側に配置されるようにして、外装ケース40内に取付けられている。外装ケース40は、本体ケーシング2上部の一部分を構成する部材である(図1、図2)。
本実施形態では、表示器38は、液晶表示パネル(液晶表示素子)42と、バックライトユニットを構成する断面楔形の導光板44およびLED素子46とを備えた液晶表示器であり、外装ケース40の開口側から、導光板44、液晶表示パネル46の順に配置されている。液晶表示パネル46は、表示面が外装ケース40の開口と反対方向を向くように配置され、制御装置の制御により、第1の表示窓24を通して所定の表示を行うように構成されている。
また、本実施形態では、LED素子46は、赤色LED46aおよび黄緑色LED46bの2つのLEDからなり、導光板44の肉厚側の端面44aに光を入射させるように配置され、導光板44とともに端面入射型バックライトを構成している。
図4および図5に示されているように、回路基板36は、外装ケース40の開口内に固定されている枠状の液晶ホルダ48の外方側(外装ケース40開口側)位置に取付けられることによって、外装ケース40に固定されている。また、表示器38は、液晶ホルダ48の他方の側に取付けられることによって、外装ケース40に固定されている。
本実施形態では、組み立てにあたって、回路基板36と表示器38とを液晶ホルダ48に取付けて、これらを一体のユニットとし、このユニット化した回路基板36と表示器38と液晶ホルダ48を外装ケース40に取付けている。ユニット化された回路基板36と表示器38と液晶ホルダ48は、液晶ホルダ48に形成されている外方に向かって延びる係止爪48a(図6)を、外装ケース40の側壁に形成されている対応する開口40a(図6)に差し込むことよって外装ケース40に固定される。
図4および図5に示されているように、回路基板36の裏面(図4および図5における下方)側で、外装ケース40の開口は一液硬化型樹脂50によって封止されている。一液硬化型樹脂50は、外装ケース40の開口端を構成する側壁の先端に形成されている側壁厚さ方向の段部40b上にも配置され、開口全体を覆っている。
一液硬化型樹脂としては、ポリアミド系樹脂、スチレン系樹脂等が挙げられるが、外装ケース26に用いるABS樹脂やポリカーボネイト樹脂に対する接着性の面や、成型温度による影響、溶融粘度の面などから、天然脂肪酸であるダイマー酸をベースとしたポリアミド系樹脂を用いるのが好ましい。
ポリアミド系樹脂においても実際の浄水器における使用状況を想定した急激な熱変化に対する耐久性を考慮する場合は使用するポリアミド系樹脂の軟化点を165℃以下にする必要があり、160℃〜145℃の範囲が好ましい。軟化点が165℃より高いポリアミド系樹脂では急激な温度変化を繰り返すことにより、外装ケースと一液硬化型樹脂が剥離し、その隙間から浸水する可能性がある。特に蛇口直結型浄水器は、浄水器本体内に通水路があるため、急激な温度変化の影響を受け易い。
また、ポリアミド系樹脂のショア硬度は85以下、好ましくは83〜70の範囲が好ましい。ショア硬度が85より高いポリアミド系樹脂では急激な温度変化を繰り返すことにより、外装ケースと一液硬化型樹脂が剥離し、その隙間から浸水する可能性がある。
図4および図5に示されているように、段部40bは、開口端を構成する側壁の先端の厚さ方向の内側部分が外側部分より一段高くなるように構成されている。従って、内側部分の外方すなわち一段低い外側部分の上方にも一液硬化型樹脂50が配置され、一段高い内側部分は両側から一液硬化型樹脂50で挟まれた状態となる。この結果、外装ケース40の開口端における、外装ケース40と一液硬化型樹脂50との接触面積が大きくなる。このため、この部分から液晶表示部10内への水の侵入が抑えられ、さらに、硬化した一液硬化型樹脂50が外装ケース40から剥がれにくくなる。
本実施形態の浄水器1では、ユニット化された回路基板36と表示器38を外装ケース40に固定した後、外装ケース40の開口部内に一液硬化型樹脂を充填することによって、液晶表示部10の裏側すなわち外装ケース40の開口端を封止している。
このとき、回路基板36とともに防水が必要な、例えばリードスイッチや電池の端子などを封止したい場合には、外装ケース40の開口を一液硬化型樹脂で封止する際に、同時に、これらの部品を一液硬化型樹脂で封止すれば、作業効率が向上する。
本実施形態の浄水器1では、回路基板36に一端が接続され並列配置された複数のリード線52を、回路基板との接続部から液晶表示部10の外に導出する必要がある。本実施形態の浄水器1では、液晶表示部10の厚さを抑制しつつリード線52を液晶表示部10から導出するために、図6に示されているように、外装ケース40の開口端にリード線導出用の導出空間である切欠き部54が形成され、図7に示されているように、この切欠き部54を通って、並列配置されたリード線52が、液晶表示部10の回路基板36から外部に導出されている。
本実施形態の浄水器1では、さらに、外装ケース40の切欠き部54の内側に位置する、液晶ホルダ48の側壁にも、外装ケース40の切欠き部54に対応する切欠き56が形成されている。
外装ケース40の開口に充填される一液硬化型樹脂50は、外装ケース40の開口端側では、外装ケース40の側壁の内面に密着し、この密着によって、液晶表示部10内への水分の侵入を防止している。本実施形態の浄水器1では、外装ケース40の切欠き部54に対応する液晶ホルダ48の側壁にも切欠き56が形成されているので、外装ケース40の開口端に切欠き部54が形成されている部分でも、外装ケース40の側壁と一液硬化型樹脂50との密着する部分の厚さ(図4、図5および図7の上下方向の長さ)が、他の部分と同等となっている。この結果、外装ケース40の切欠き部54近傍での防水性がより確かなものになる。
外装ケース40の切欠き部54を形成する位置は、特に限定されるものではないが、外装ケース40内の取付けられる回路基板36の一端側にリード線52が接続されている場合には、回路基板36の他端に対応する側に形成され、回路基板36に接続されたリード線52が直線的に液晶表示部10から導出されるようにするのが好ましい。
液晶ホルダ48の切欠き56の大きさ(深さ)は、リード線52が配置された部分と周囲の部分の外装ケース40と一液硬化型樹脂50の密着部の厚さ(図4、図5および図7の上下方向の長さ)が等しくなるように設定されるのが好ましい。これは、周囲の部分より短ければ急激な温度変化に対する耐剥離性が十分ではなくなり、逆に周囲の部分より接着距離を長くするよう液晶ホルダ48を深く切欠くと、液晶ホルダ48の強度が低下し一液硬化型樹脂50を充填する際の圧力に耐え切れず破損する可能性があるためである。
また、リード線52が配置された部分と周囲の部分の外装ケース40と一液硬化型樹脂50の密着部の厚さは、いずれも2mm以上であるのが好ましい。
また、図8、図9に示すように、外装ケース40の側壁にリード線52が挿通可能な導出空間である開口58を形成し、この開口を通して、リード線52を液晶表示部10から導出する構成としてもよい。
一液硬化型樹脂50と接触(密着)する外装ケース40の壁面には、凹凸が形成されている。凹凸により、外装ケース40と一液硬化型樹脂50との接触表面積が大きくなり、急激な温度変化による膨張と収縮の繰り返しにおいても、外装ケース40から一液硬化型樹脂50が剥離することを回避できる。
凹凸の形状は、特に限定されるものではないが、外装ケース40の開口の周方向に延びる複数の平行な溝60(図10)あるいは畝62(図11)、または不規則な凹凸64(図12)などが挙げられる。
外装ケース50の壁面に、凹凸60、62、64を形成する方法は、特に限定されるものではないが、例えば、外装ケース50を成形する金型の対応する部分に、形成する溝60あるいは畝62と相補的な畝あるいは溝の形状、または、例えば、ブラスト加工やエッチングによる微細な凹凸形状を形成しておく方法がある。
外装ケースの凹凸が形成される壁面は、一液硬化型樹脂と接する全ての面でも、特に接着力が必要な一部分でも良く、また場所によって凹凸の高低差を変更しても良い。
また、前記外装ケース壁面の凹凸は、高低差が1〜100μmの範囲が好ましい。凹凸の高低差が1μmより小さいと一液硬化型樹脂と接する表面積が十分でなく、急激な温度変化を繰り返すことにより、外装ケースと一液硬化型樹脂が剥離し、その隙間から浸水する可能性があるので好ましくない。
凹凸の高低差が1μmより大きいと、一液硬化型樹脂を射出する際、エアを噛みこむ可能性があり、十分な防水性が得られない場合がある。また外装ケースを樹脂成型する場合、成型後に金型から成型品を抜く際に抜きにくくなるため、金型抜きテーパー角度を大きくする必要があるため好ましくない。
凹凸の高低は、外装ケースの表面を凹状にする場合には、凹部の深さの平均値で定義され、逆に突状にする場合は突部の高さの平均値で定義される。また、金型にブラスト加工やエッチング加工を施して、外装ケースに凹凸を形成した場合は、十点平均高さRzで定義される。
十点平均高さRzは、下記のように、粗さ曲線から、その平均線の方向に基準長さLだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線から、最も高い山頂から5番目までの山頂の標高(Yp)の絶対値の平均と、最も低い谷底から5番目までの谷底の標高(Yv)の絶対値の平均値との和で表される。
十点平均粗さ:Rz=|Ypの平均|+|Yvの平均|
Yp:凸部の平均線からの絶対値の平均(n=5)
Yv:凹部の平均線からの絶対値の平均(n=5)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
蛇口直結型浄水器の防水性能については、浄水器を水に浸水することで評価できる。ただし、実際の使用時には様々な環境がある。例えば、厳冬期には、摂氏−10度の浄水器本体内に60℃の温水を通水する場合が考えられる。
このような場合浄水器に生じる急激な温度変化で、外装ケース40から一液硬化型樹脂50が剥離した場合には十分な防水性能が得られないことになる。したがって、このような急激な温度変化を施した後の防水性の試験が必要となる。
そこで実際の使用環境より広い範囲の使用条件を想定し、外装ケースと一液硬化型樹脂の剥離を促進するため、恒温庫室内において−20℃で1時間と、70℃で1時間のヒートサイクルを3サイクル実施した後、液晶ユニットを25℃の水に浸漬して回路基板への浸水を確認した。
<実施例1>
幅20mm、深さ1.2mmの切欠き部56が形成された液晶ホルダ48に回路基板36と表示器38とを取り付け、図6の外装ケース40に嵌合し、外装ケース40の開口を一液硬化型樹脂50にて樹脂温度220℃、押出圧力1MPa、保圧時間40秒の条件で低圧射出成型により封止し、液晶ユニットとした。外装ケース40の内壁面の一液硬化型樹脂を接触する部分には、高低差10μmのシボ加工が施されている。
一液硬化型樹脂として軟化点155℃、ショアA硬度80であるヘンケル社製ホットメルト接着剤[Macromelt(登録商標)OM652]を使用した。出来上がった液晶ユニットの一液硬化型樹脂50と外装ケース40の厚み方向の接着距離は、図7に示すようにリード線の配置された箇所では3mmであり、その他の外周部でも3mmとした。ヒートサイクル後の防水試験において3サンプル全てについて回路基板への浸水は見られず、良好な結果が得られた。
<実施例2>
回路基板36のリード線52が接続されている端と反対側に位置する図8の外装ケース40の壁面に、幅15mm、深さ1.5mmの開口部58を設け、この開口部58にリード線52を通過させた後、実施例1と同樹脂を用い、同条件にて低圧射出成型により外装ケース40の開口を封止した。外装ケース40の内壁面の一液硬化型樹脂と接触する部分には、高低差10μmのシボ加工が施されている。
ただし、この場合はリード線52を垂直に配置するためのスペースは設けないような金型を使用した。出来上がった液晶ユニットの一液硬化型樹脂50と外装ケース40の厚み方向の接着距離は図9に示すように、リード線52の配置された箇所は4.2mmであり、その他の外周部は3mmであった。ヒートサイクル後の防水試験においても実施例1と同様に3サンプル全てのについて回路基板36への浸水は見られず、良好な結果が得られた。
<比較例>
液晶ホルダ切欠きを設けない点を除き実施例1と同じ液晶表示ユニットを比較例とした。この液晶ユニットの一液硬化型樹脂と外装ケースの厚さ方向の接着距離は、リード線の配置された箇所は1.8mmであり、その他の外周についても3mmであった。
ヒートサイクル後の防水試験では3サンプル中1サンプルについて、リード線が配置されている密着距離が短い箇所が剥離し、液晶ホルダ部まで空隙が貫通したため浸水した。
本発明の好ましい実施形態の浄水器の斜視図である。 図1の浄水器のII−II線に沿った水平方向の横断面図である。 図1の浄水器の底面図である。 図2のVI−VI線に沿って破断した液晶表示部の断面図である。 図2のV−V線に沿って破断した液晶表示部の断面図である。 図1の浄水器の液晶表示部を上下反転させた状態での分解斜視図である。 図6の浄水器の組み立て状態での側面図である。 他の実施形態の液晶表示部を上下反転させた状態での分解斜視図である。 図8の浄水器の組み立て状態での側面図である。 一液硬化型樹脂に接触する外装ケースの壁面に形成された溝を模式的に示す図面である。 一液硬化型樹脂に接触する外装ケースの壁面に形成された畝を模式的に示す図面である。 一液硬化型樹脂に接触する外装ケースの壁面に形成された不規則な凹凸を模式的に示す図面である。
符号の説明
1:浄水器
2:本体ケーシング
4:フィルタカートリッジ
6:原水口
8:切り換えレバー
10:液晶表示部

Claims (6)

  1. 原水を受け入れる原水流入口と、前記原水を濾過するカートリッジと、濾過済みの浄水を吐出する吐出口と、浄水器の状態を示す表示部を備えた浄水器であって、
    前記表示部は、制御回路が取付けられリード線の一端が接続された回路基板と、該回路基板を支持する枠状のホルダと、前記回路基板およびホルダが開口内に収容される外装ケースと、前記開口を封止する一液硬化型樹脂部とを備え、
    前記外装ケースの側壁に前記リード線が導出される導出空間が形成され、
    前記導出空間の内方に位置する前記ホルダの壁に切欠きが形成されている、
    ことを特徴とする浄水器。
  2. 前記導出空間が、前記外装ケースの側壁の開口端の形成された切欠き部である、
    請求項1に記載の浄水器。
  3. 前記導出空間が、前記外装ケースの側壁に形成された開口である、
    請求項1に記載の浄水器。
  4. 前記外装ケースと一液硬化型樹脂の密着部の厚さが2mm以上である、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の浄水器。
  5. 前記一液硬化型樹脂に接触する外装ケースの壁面に凹凸が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3に記載の浄水器
  6. 前記凹凸の高低差が1〜100μmである、
    請求項5に記載の浄水器
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