JPWO2007111374A1 - 呼吸用鼻マスク - Google Patents
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Abstract
Description
これらの装置を使用して治療を行う場合は、使用者の鼻孔部へ持続的な陽圧を供給するために、一般に、陽圧ガスを導くホース、呼吸用鼻マスク(すなわち鼻マスククッション)、呼吸用鼻マスクを所定の位置に保持するためのフレーム、フレームに固定された呼吸用鼻マスクを顔面へ密着させるヘッドギアを使用する。こうした呼吸用鼻マスクについては、静止時だけでなく、体を動かした際のマスクフレームの位置変化による陽圧ガスの漏れ防止や、使用者の不快感防止などを目的とした各種のものが開示されている。
例えば、特開平11−000397号公報には蛇腹状弾性体を有する呼吸用鼻マスクが提案されており、その実施例においては複数段を有する蛇腹形状が記載されている。また、特表2003−535657号公報や特表2005−537906号公報では、同様な課題を解決するため、一段の蛇腹形状の呼吸用鼻マスクが提案されている。これらの呼吸用鼻マスクは、治療中において適正に装着されると陽圧ガスの漏れ防止やマスクの押し付けによる不快感の低減には効果がある。
しかしながら、これらの呼吸用鼻マスクを適正に装着するためには、ヘッドギアに付随するストラップ長を調整して呼吸用鼻マスクを適度に顔面へ密着させる必要がある。この作業は装着開始時に行われるが、その際には陽圧を印加せずに調整する場合が多い。しかし治療中では陽圧が印加されて蛇腹が膨らむため、陽圧が印加されていないときと装着状態が大きく変わる。すなわち、装着時に陽圧印加時の装着状態を予測してヘッドギアの締め付け調整を行わなければならず、結果的にヘッドギアの締め付けがきつ過ぎたり、緩みすぎたりする現象がしばしば発生する。その結果、マスクの過度な押し付けにより不快感が発生したり、ガス漏れが増大するなど適正でない状況に長くさらされ、治療効果が十分に得られない場合や、陽圧を印加した後に再度ヘッドギアの締め付け調整が必要になる場合もある。
また、装着時の体動に追従させることはこれらの呼吸用鼻マスクの特徴であるが、体動に追従させるのに必要なストロークを十分に確保するためには、鼻周辺の密着を確保するのに必要な大きさよりも蛇腹を外側へ大きくはみ出させるか(特表2003−535657号公報、特表2005−537906号公報)、蛇腹を多段にして顔面から遠い位置にフレームを位置させる必要がある(特開平11−000397号公報)。前者は、特に日中にも換気不全患者に対する非侵襲換気療法を適用する使用者の視界を狭め、日常生活に支障が生じる場合もある。
また、通常、これらの呼吸用鼻マスクは日常的に水洗いにより洗浄されるが、その際に蛇腹内部の面が広い面積で接触し、さらに水の表面張力により相互に密着が起こりやすく、水分が蛇腹内部に残留するため乾燥に時間がかかったり、不衛生な状態に陥ったりする場合もある。ところが、このような点については、前記に代表される既存技術においてはほとんど配慮されていない
すなわち、
a)装着開始時に陽圧を印加することなく極めて簡単に適正な位置に装着できるようにする、
b)装着時に視界を妨げることをできる限り少なくする、
c)日常の水洗いによる洗浄後の乾燥時間遅延や不衛生な状況の発生を防止する、
d)呼吸用鼻マスクとしての機能を維持しつつ、可能な範囲で軽量化する、
のうちの少なくともひとつの課題を解決する呼吸用鼻マスクを提供することである。
かかる課題は、以下に述べる本発明によって解決される。
すなわち、本発明は、使用者の顔面と接触し、使用者の鼻への呼吸用陽圧ガスを供給するための呼吸用鼻マスク(すなわち鼻マスククッション)であって、少なくとも、使用者の顔と密着する顔面密着部分、呼吸用鼻マスクを所定の位置に固定するためのフレームと勘合するフレーム取付部分、および顔面密着部分とフレーム取付部分を弾性的に接続する弾性接続部分からなり、呼吸用陽圧を印加しない状態でも弾性接続部分の顔面側とフレーム取付部分側が必要な距離だけ離れていることを特徴とする呼吸用鼻マスクである。
ここに、「弾性的に接続」とは、外力が加えられていない状態では意図する一定の形状、すなわち上記弾性接続部分の顔面側とフレーム取付部分側が必要な距離だけ離れている状態を保持するが、外力が加えられた際には他の構造部分よりも大きく変形するような形状もしくは素材にて接続されていることをいう。つまり、外力が加えられていない状態では、呼吸用鼻マスクの顔面密着部分とフレーム取付部分が所定の距離だけ離れた状態、言い換えれば呼吸用鼻マスクの全長が設計値に保持されるのである。この点が、外力を加えない状態では縮んだ状態となる既存の伸縮性呼吸用鼻マスクとは明確に異なるのである。
一方、外力が加えられた状態では、呼吸用鼻マスク各部のなかでも弾性接続部分が優先的に変形することで、呼吸用鼻マスクの顔面への密着性維持に資するような構造となっている。かかる外力としては、顔面と垂直な成分、顔面に平行な成分、およびそれらの合成成分が含まれる。
また、「必要な距離」とは、前述した装着開始時における適正装着の容易性や水洗の容易性といった本願発明の効果を発揮しうる距離をいう。
図2は従来の呼吸用鼻マスク1を装着し、使用者が体を動かした状態の説明図である。
図3は従来の呼吸用鼻マスク1において、装着開始時を説明する図である。
図4は本発明の呼吸用鼻マスク2の好適例を説明する図である。
図5は本発明の呼吸用鼻マスク2の特徴である、小型化を説明する図である。
図6は本発明の呼吸用鼻マスク2の特徴である、弾性接続部分の好適例を説明する図である。
図7は本発明の呼吸用鼻マスク2の特徴である、水切れを説明する図である。
図8は本発明の呼吸用鼻マスクにおける、均一な厚さの弾性接続部分を示した部分断面図である。
図9は、顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブにより補強した本発明の呼吸用鼻マスクの部分断面図である。
図10は顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブにより補強した本発明の呼吸用鼻マスクの部分断面図である。
図11は弾性接続部分の顔面側半分が他の部分より肉厚である本発明の呼吸用鼻マスクの部分断面図である。
図12は弾性接続部分の顔面側半分が他の部分より肉厚である本発明の呼吸用鼻マスクの部分断面図である。
図13は、図8と図12に示した本発明の呼吸用鼻マスクの呼吸用陽圧印加時における変形抵抗性を比較したグラフである。
1a 蛇腹状弾性体
1b 顔面密着部分
1c フレーム取付部分
2 本発明の呼吸用鼻マスク
2a 弾性接続部分
2b 顔面密着部分
2c フレーム取付部分
2d 2aと2bの連結部(境界部分P)
2e 2aと2cの連結部(境界部分Q)
2f 第1の弧
2g 第2の弧
2h 第3の弧
3 フレーム
4 ヘッドギア
4a ヘッドギアストラップ
5 ホース
6 陽圧ガスを発生させる呼吸補助装置
20 水分
L 1bと1cの間の距離
La Lの最大寸法
Lb Lの最小寸法
D 弾性部分が円断面を示すときの円の直径
前述のように、本発明の呼吸用鼻マスクは、外力が加えられた状態では顔面密着部分やフレーム取付部分より弾性接続部分が優先的に変形するのであるが、これを実現する手段としては、弾性接続部分を変形しやすい形状、例えば後述するC字状とすることや、弾性接続部分だけ硬度の低い材料を用いることなどが挙げられるが、さらに弾性接続部分の肉厚調整も併用することが好ましい。
なお、顔面密着部分やフレーム取付部分は弾性接続部分よりは変形しにくい必要があるが、一定の弾性を有していることが好ましい。
本発明の呼吸用鼻マスクにおいて、前記弾性接続部分の顔面と垂直な面による断面はC字状をなす弧状であることが好ましい。ここで、C字の凸部はマスクの外側を向いている。かかる鼻マスクは、必要以上に大きくなく、かつ顔面からフレームまでの距離も短くできる。それでいて体動に追従させるために必要なストロークは十分に確保できる。
また、本発明の呼吸用鼻マスクにおいて、前記弾性接続部分の断面が、少なくとも前記顔面密着部分から連なる第1の弧、前記フレーム取付部分から連なる第2の弧、および前記第1の弧と前記第2の弧の間を直接的に、もしくは間接的に連続させる第3の弧からなり、かつ第3の弧の半径が第1の弧の半径および第2の弧の半径よりも大きいものが好ましい。ここで、「間接的に連続」とは、前記第1の弧と第2の弧が直線部分を介して連続していることを意味する。
かかる呼吸用鼻マスクは、マスク外側への蛇腹相当部分のはみ出し量を抑えて視界の遮りを最小限にでき、装着時の不快感をさらに低減する。
さらに、本発明の呼吸用鼻マスクにおいて、前記弾性接続部分と前記顔面密着部分の境界部分P、および前記弾性接続部分と前記フレーム取付部分の境界部分Qとを外力により接触させた際に、前記境界部分Pおよび境界部分Qがともに鋭角的な形状をなすものが好ましい。かかる呼吸用鼻マスクは、洗浄後の水による貼り付きを防止でき、乾燥時間遅延や不衛生な状況の発生を極力抑えることができる。
また、本発明の呼吸用鼻マスクはその機能を維持できる範囲で軽量化することが好ましい。軽量化するための一般的手法としては、各部材の肉厚を薄くすることが考えられるが、過度に薄くすると陽圧を印加した際に変形しやすく、その結果陽圧ガスの顔面密着部分からの漏れを生じる問題が起こる。
本発明の好適な実施態様のひとつとして、前記顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブにより補強する手法が有効であることが明らかになった。すなわち、顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分内側のみをリブ状に肉厚にすることにより、総重量の点から制限を受ける部材を有効に配置することができるのである。部品の組み立ての手間を省くために、かかるリブ部分を一体成形することが望ましいが、別に用意した部材を、例えば、組み立てによって接続したり、接着により接合してもよい。
呼吸用鼻マスクの軽量化と陽圧印加時の変形に対する抵抗性維持の両立を図るための他の手段としては、前記弾性接続部分の顔面側部分が、同フレーム側部分より相対的に肉厚である呼吸用鼻マスクが挙げられる。典型的には、同顔面側半分が、同フレーム側半分より肉厚になっている呼吸用鼻マスクである。
前記弾性接続部分が第1の弧から第3の弧を介して第2の弧に連なっているものである場合には、したがって、第3の弧の顔面側部分が、特に第3の弧の顔面側半分が、第3の弧の他の部分より相対的に肉厚であるものが好ましい。このような構成によっても、呼吸用鼻マスク全体の軽量化と、変形に対する抵抗性維持との両立を図ることができるのである。
なお、本発明者らは弾性接続部分、特に前記第3の弧の部分や顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分内側の構造を少しずつ変えた複数の呼吸用鼻マスクを用意し、それらを対比検討することでかかる知見を得たものである。しかし、漏れが発生する顔面密着部分から距離のある弾性接続部分や顔面密着部分の顔面と反対側の厚みを変更することにより、顔面密着部分の変形抵抗性が向上することは意外であり、これを論理的に説明することは上記結果を得た後でも難しい。
かかる弾性接続部分の肉厚部分の具体的な厚さとしては、0.5〜3mm、好ましくは1.5mmであり、薄い部分が0.2〜1.5mm、好ましくは0.5mmであるものが例示できるが、当業者であれば、この値を参考にして適宜試行することにより、与えられた個別の条件に最も適した厚さを決定することができるであろう。
前記した顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブにより補強する手法と、この弾性接続部分の顔面側部分を弾性接続部分の他の部分より相対的に肉厚にする手法とは併用することが可能であり、そのような呼吸用鼻マスクが特に好ましい。
本発明の呼吸用鼻マスクの材料は柔軟性があり、これまでに述べた目的を達成できるものである限り特に限定されないが、顔面密着部分、弾性接続部分、フレーム取付部分がいずれもゴムであるものが好ましく、特にシリコンゴム、なかでも液状シリコンゴムであるものが好ましい。シリコンゴムの硬度は、弾性接続部分などが体動への追従性を効果的に発揮するためには、20〜80ShoreA程度が好ましく、さらには30〜50ShoreA程度が好ましい。また、本発明の呼吸用鼻マスクは、前記顔面密着部分、弾性接続部分、フレーム取付部分が各別に成形された後に組み合わされたものであってもよいが、一体成形されているものが好ましい。
以上述べた本発明の呼吸用鼻マスクは、以下に述べる作用・効果をひとつ以上有する。
すなわち、陽圧を印加した状態と印加しない状態のマスク形状変化が少なく、陽圧を印加しない状態でも、陽圧が印加されている状態に相当する呼吸用鼻マスクの全長(すなわち装着時における顔面と垂直方向の長さ)となっていることで、適正な装着状態を得るためのヘッドギアストラップ調整を容易に行うことができる。例えば、前記弾性接続部分の顔面と垂直な面による断面が外側を向いたC字状である場合には、陽圧を印加しなくてもC字状に膨らんだ状態が維持されるのである。
また、治療中に呼吸用鼻マスクに陽圧を印加すると、マスク顔面密着部や弾性接続部に、顔面密着部を顔面に押し付ける方向の力が加わり、密着性が一層向上する。
また、小型でありながら体動に追従できるために必要なストロークを十分に確保できる。
また、乾燥時間遅延や不衛生な状況の発生を極力抑えることができるという効果も有する。
また、本発明の呼吸用鼻マスクにおける弾性接続部分の形状を最適化した場合には、呼吸用鼻マスク全体を軽量化しつつも、変形に対する抵抗性を維持し、顔面密着部分からの陽圧ガスの漏れを最小限にとどめることができる。
まず、図1に、従来の呼吸用鼻マスクの使用時の構成を示す。
図1において、シリコンゴムなどの柔らかい材質で作られている呼吸用鼻マスク1は、それを取り付けるためのフレーム3および頭部の形状を利用してフレーム3を固定するためのヘッドギア4によって適正な位置に保持される。また、陽圧ガスを発生させる呼吸補助装置6、呼吸補助装置6で発生させた陽圧ガスをフレームまで導くホース5を接続して使用される。呼吸用鼻マスク1には使用者が体を動かした際にも顔面との密着が保たれるように蛇腹状弾性体1aが付設されており、陽圧が印加された状態では、顔面密着部分1bとフレーム取付部分1cの間の距離Lだけ離れている。
以上の構成において、使用者が体を動かした際には、蛇腹状弾性体1aが設計された通り機能し、図2に示すような状態に変形する。この時、顔面密着部分1bとフレーム密着部分1cの間の距離は、体の動く方向によって、最大寸法Laから最小寸法Lbまで変動する。なお、顔面密着部分1bとフレーム密着部分1cの間の距離が最小寸法Lbのときは、図面では説明のために蛇腹弾性体の顔面密着部分1bとフレーム取り付け部分1cは離れて描かれているが、実際には内側表面同士が接触している。
しかしながら、装着開始時は陽圧を印加しない状態であるため、図3に示すように、蛇腹状弾性体1aは閉じた状態となり、顔面密着部分1bとフレーム取付部分1cの距離は最小寸法Lbに等しくなり、この状態でヘッドギアストラップ4aを調整して、鼻マスク1の顔面への密着度合いを調整することになる。すなわち、使用者は陽圧が印加され、蛇腹状弾性体1aが膨らんだ状態を想像してヘッドギアストラップ4aを調整することとなり、結果として適正に調整できないことが発生する。そのため、陽圧を印加した状態で再度、ヘッドギアストラップ4aを調整することになるのであるが、適正に装着できていないため、マスクの過度な押し付けによって不快な状態や、顔面への密着が不十分なために漏れた陽圧ガスが目などにあたって不快な状態で調整しなければならない。かつ、顔面密着部分1bとフレーム取付部分1cの間の距離Lを最大距離Laと最小距離Lbの中間という基準のない寸法に調整するため、適正かどうか使用者が判断するのは容易ではない。
これに対し、本発明の呼吸用鼻マスクの特徴は、図4に示すように、陽圧を印加しない状態でも、顔面密着部分2bとフレーム取付部分2cの間が距離Lだけ離れていながら所望する体動への追従性を損なっていないことにある。
そこで、図4により、本発明の鼻マスク2の特徴的な部分である弾性接続部分2aの詳細について説明する。図4に示すように弾性接続部分2aがC字状になった単独の弧、もしくは複数の弧を連続させた断面を描いていることが好ましく、これにより、同じ肉厚をもった断面が直線的な「<」の字状の従来の蛇腹状弾性体1aよりも、顔面密着部分2bとフレーム取付部分2cの間の距離Lを、陽圧を印加しない状態で離しておくことが容易になる。この距離Lは、5mm〜20mmが好ましく、さらには12mm〜20mmであるとき、最もその効果を発揮する。
また、本発明の特徴のひとつである鼻マスクの小型化について、図5により説明する。従来の鼻マスク1において、顔面密着部分1bとフレーム取付部分1cの間を最大距離La得るためには、顔面密着部分1bとフレーム取付部分1cの間が接触している状態では、蛇腹状弾性体1aが外側へ広がり、La/2程度外側に突出する(2点鎖線参照)。しかしながら、本発明の呼吸用鼻マスク2においては、弾性接続部分2aが弧状を描いているため、同じく最大距離Laを得るために、顔面密着部分2bとフレーム取付部分2cの間が接触している状態では直径Dの閉じた円断面を示す。すなわち、外側への広がりはLa=πDとなって、La/3程度で済む。
さらに、図6に示すように、弾性接続部分2aの断面を構成する弧を、第1の弧2f、第2の弧2g、および第3の弧2hから構成させることで、弾性率に変化をもたせることができる。特に、第3の弧2hの半径を第1の弧2fの半径および第2の弧2gの半径よりも大きくすると、顔面密着部分2bとフレーム取付部分2cの間が接触している状態において、外側への広がりは、一つの弧で構成される場合のLa/3よりも小さくできる。この場合、第1の弧2fと第3の弧2h、および第2の弧2gと第3の弧2hの間を直線的な断面でつないだ場合も同様の効果が得られることは明らかである。
次に、本発明の鼻マスク2のもうひとつの特徴である水切れについて、図7により説明する。通常、鼻マスク2は水洗いによる洗浄が使用者の手で施され、水分20が取り払われてから再度フレーム3に取り付けられる。従来の鼻マスク1では、陽圧を印加しない状態では蛇腹内部の面が広い面積で接触しているため、洗浄時に残った水分20の表面張力による密着がしばしば発生していた。本発明の鼻マスク2では、顔面密着部分2bとフレーム取付部分2cが離れていることによって、弾性接続部分2a内に水が残りにくくなる。さらに、この顔面密着部分2bと弾性接続部分2aの連結部2d、すなわち境界部分P、およびフレーム取付部分2cと弾性接続部分2aの連結部2e、すなわち境界部分Qが鋭角的に連結されていることで、洗浄時に残った水の表面張力によって弾性接続部分2aが貼り付いてしまい、乾燥に長時間を要したり、不衛生な状態になったりする可能性を顕著に減らすことができる。
次に、顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブにより補強した本発明の呼吸用鼻マスクを説明する。図8に示した本発明の呼吸用鼻マスクの弾性接続部分(ここでは、第1の弧から第3の弧を介して第2の弧に連なっていものが示されている)に連なる顔面側(すなわち図の下方)の部材は概ね均一の厚さである。これに対し、図9や図10に示した本発明の呼吸用鼻マスクにおいては、顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側がリブ(左側に突出している部分)により補強されている。本明細書中、かかるリブを設けたときの顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分を「支持部壁」と表現することがある。なお、図10の呼吸用鼻マスクにおいては弾性接続部分の顔面側末端近傍の肉厚が大きくなっている。
こうしたリブの形状としては、その断面が幅2mmから6mmであり、高さが1mmから4mmの長方形であるものが好ましい。なかでもリブ断面の高さが支持部壁の肉厚と合わせて4mmから8mmであるものが好ましい。
さらに、弾性接続部分の顔面側半分が、他の半分より肉厚である本発明の呼吸用鼻マスクを説明する。図8に示したものは弾性接続部分の厚みが均一なものであるが、図11や図12に示したものでは弾性接続部分の顔面側半分、すなわち図の下側半分が、他の半分より肉厚である。なお、図11と図12に示す本発明の呼吸用鼻マスクにおいては、前述したような顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側にリブが設けられているが、両者ではリブの形状が異なっている。
次に、図8で示した本発明の呼吸用鼻マスクと、顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側をリブで補強し、かつ弾性接続部分の顔面側半分が他の半分より肉厚である、図12で示した呼吸用鼻マスクとの陽圧印加時における変形抵抗性を比較し、その結果を図13のグラフに示した。横軸は呼吸用鼻マスクに印加した陽圧を示し、縦軸は伸び率を示す。ここで「伸び率」(単位は%)とは、測定の対象となっている呼吸用鼻マスクの陽圧を印加していない状態における呼吸用鼻マスクの一定位置における横幅を「A」とし、陽圧を印加した状態におけるその横幅を「B」としたとき、(B/A−1)×100で計算される値である。ここで「一定位置における横幅」とは、呼吸用鼻マスクの弾性接続部分と顔面密着部分の境界部分Pが描く略二等辺三角形と同一面内の直線であって、口唇の下の部分に対応する該三角形の辺と平行であり、かつ鼻梁部に対応する頂点から30mm離れている直線を想定したとき、それが該三角形の池の二辺により区切られる線分の長さをいう。
ここで比較した図8で示される呼吸用鼻マスクと、図12で示される呼吸用鼻マスクの形状を説明する。両者のフレーム取付部分の形状は同一であり、顔面接触部の厚みも基本的には4mmで共通であり、2bと2cの間の距離であるLも10mmで共通である。しかし、後者の顔面接触部における弾性接続部分の付け根部分の内側には幅5mm、高さ2mm(支持部壁の厚みと合わせて6mm)の断面のリブが設けられているほか、前者の弾性接続部全部と後者の弾性接続部におけるフレーム取付部分側半分の厚さが0.7mmであるのに対し、後者の弾性接続部における顔面接触部側半分の厚さは1.5mmとなっている点で両者は異なる。
図13によれば、顔面接触部の顔面から遠い側や、弾性接続部の形状を少し変化させるだけで、呼吸用鼻マスクの陽圧印加時における変形抵抗性が顕著に上昇することがわかる。
のうちの少なくともひとつの課題を解決する呼吸用鼻マスクを提供することである。
かかる課題は、以下に述べる本発明によって解決される。
すなわち、本発明は、使用者の顔面と接触し、使用者の鼻への呼吸用陽圧ガスを供給するための呼吸用鼻マスク(すなわち鼻マスククッション)であって、少なくとも、使用者の顔と密着する顔面密着部分、呼吸用鼻マスクを所定の位置に固定するためのフレームと嵌合するフレーム取付部分、および顔面密着部分とフレーム取付部分を弾性的に接続する弾性接続部分からなり、呼吸用陽圧を印加しない状態でも弾性接続部分の顔面側とフレーム取付部分側が必要な距離だけ離れていることを特徴とする呼吸用鼻マスクである。
ここに、「弾性的に接続」とは、外力が加えられていない状態では意図する一定の形状、すなわち上記弾性接続部分の顔面側とフレーム取付部分側が必要な距離だけ離れている状態を保持するが、外力が加えられた際には他の構造部分よりも大きく変形するような形状もしくは素材にて接続されていることをいう。つまり、外力が加えられていない状態では、呼吸用鼻マスクの顔面密着部分とフレーム取付部分が所定の距離だけ離れた状態、言い換えれば呼吸用鼻マスクの全長が設計値に保持されるのである。この点が、外力を加えない状態では縮んだ状態となる既存の伸縮性呼吸用鼻マスクとは明確に異なるのである。
一方、外力が加えられた状態では、呼吸用鼻マスク各部のなかでも弾性接続部分が優先的に変形することで、呼吸用鼻マスクの顔面への密着性維持に資するような構造となっている。かかる外力としては、顔面と垂直な成分、顔面に平行な成分、およびそれらの合成成分が含まれる。
また、「必要な距離」とは、前述した装着開始時における適正装着の容易性や水洗の容易性といった本願発明の効果を発揮しうる距離をいう。
図面の簡単な説明
図1は従来の呼吸用鼻マスク1の構成を説明する図である。
図2は従来の呼吸用鼻マスク1を装着し、使用者が体を動かした状態の説明図である。
図3は従来の呼吸用鼻マスク1において、装着開始時を説明する図である。
図4は本発明の呼吸用鼻マスク2の好適例を説明する図である。
図5は本発明の呼吸用鼻マスク2の特徴である、小型化を説明する図である。
図6は本発明の呼吸用鼻マスク2の特徴である、弾性接続部分の好適例を説明する図である。
Claims (10)
- 使用者の顔面と接触し、使用者の鼻への呼吸用陽圧ガスを供給するための呼吸用鼻マスクであって、少なくとも、使用者の顔と密着する顔面密着部分、呼吸用鼻マスクを所定の位置に固定するためのフレームと勘合するフレーム取付部分、および顔面密着部分とフレーム取付部分を弾性的に接続する弾性接続部分からなり、呼吸用陽圧を印加しない状態でも弾性接続部分の顔面側とフレーム取付部分側が必要な距離だけ離れていることを特徴とする呼吸用鼻マスク。
- 前記弾性接続部分の顔面と垂直な面による断面がC字状をなす弧状であることを特徴とする請求項1記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記弾性接続部分の断面が、少なくとも前記顔面密着部分から連なる第1の弧、前記フレーム取付部分から連なる第2の弧、および前記第1の弧と前記第2の弧の間を直接的に、もしくは間接的に連続させる第3の弧からなり、第3の弧の半径が第1の弧の半径および第2の弧の半径よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記弾性接続部分と前記顔面密着部分の境界部分Pおよび前記弾性接続部分と前記フレーム取付部分の境界部分Qとを外力により接触させた際に、前記境界部分Pおよび境界部分Qがともに鋭角的な形状をなすことを特徴とする請求項2または3記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記顔面密着部分、弾性接続部分、フレーム取付部分が一体成形されている請求項1〜4のいずれかに記載の呼吸用鼻マスク。
- 上記必要な距離が5mm以上20mm以下である請求項1から5のいずれかに記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記弾性接続部分の顔面側部分が、同フレーム側部分より肉厚である請求項2から6のいずれかに記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記弾性接続部分の顔面側半分が、同フレーム側半分より肉厚である請求項2から6のいずれかに記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記顔面密着部分における弾性接続部分の付け根部分の内側がリブにより補強された、請求項2から8のいずれかに記載の呼吸用鼻マスク。
- 前記リブの断面が、幅2mmから6mm、高さが1mmから4mmの長方形である請求項9に記載の呼吸用鼻マスク。
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