JPWO2007063584A1 - 復調回路 - Google Patents

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Abstract

変調比が小さいASK変調信号の復調技術を提供する。変調比強調回路21は、信号データで振幅偏移変調がされている電流信号の変調比を大きくする。分岐部22、平均値検出部23、比較部24、及びバッファ25は復調部を構成し、変調比強調回路21が変調比を大きくした電流信号から信号データを復調する。

Description

本発明は、信号データで変調がされている信号を復調して元の信号データを得る技術に関するものであり、特に、高周波信号を復調して元の信号データを得る装置、例えば非接触ICカードやRFIDタグなどといった非接触データキャリアでの実施に好適な技術に関する。
信号データでASK変調(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調)されている変調信号を復調する技術として、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているもののように、変調信号の平均値から生成した閾値と元の変調信号との大小比較により、元の信号データを得る技術が知られている。
図1は、ASK変調信号を復調する従来の復調回路の構成を示すブロック図である。なお、この復調回路は、特許文献1で開示されているものである。
図1に示す受信部100では、電流検出部101で検出したラインLの電流値を復調回路110がASK復調する。復調された信号は、PN符号発生部104で発生させたPN(Pseudo Noise)符号に基づいてスペクトラム拡散復調部105で逆拡散されてスペクトラム拡散復調され、逆拡散復調信号が出力される。その一方で、差分値検出部106がラインLの当該電流値の平均値に対するラインLの当該電流値の差分値を求め、重み付け演算部107が逆拡散復調信号に対して差分値に基づいた重み付けを行う。更に、この重み付け後、積算部108が逆拡散復調信号を送信データの1シンボル分単位で積算し、この積算値をデータ判定部109が2値判定して受信データを得ている。
復調回路110は、平均値検出部102及び比較部103を有している。
平均値検出部102は、ラインLを流れる電流値の平均値を求めて出力する。比較部103は、平均値検出部102により出力された当該平均値とラインLを流れる電流値との大小を比較し、その結果をASK復調信号として出力するものである。具体的には、比較部103は、平均値検出部102で求めた平均値を基準値とし、ラインLを流れる電流値が当該基準値以上のときには「1」を出力し、当該基準値よりも小さいときには「0」を出力する。
次に図2について説明する。同図は、復調回路110の具体的な回路構成例を示している。
図2において、トランジスタM101、M102、及びM103はいずれもpMOSトランジスタであり、トランジスタM104及びM105はどちらもnMOSトランジスタである。
分岐部111は、信号データでASK変調されている検出信号IDET に対応する信号を生成する。分岐部111はトランジスタM101、M102、及びM104より構成されている。ここで、トランジスタM102は、トランジスタM101とカレントミラーを形成しており、検出信号IDET の電流値に等しいドレイン電流をトランジスタM104へと流す。従って、ドレイン−ゲート間を短絡させているゲートトランジスタM104の当該ゲートには、検出信号IDET の電流値の定数倍の電圧が生じる。
平均値検出部102は、抵抗R101とコンデンサC101とより構成されており、トランジスタM104のゲート電圧を平均化し、平均化された電圧、すなわち、検出信号IDET の電流値を定数倍した電圧値の平均を比較部103へ印加する。
比較部103は、トランジスタM103及びM105と、インバータ112及び113とより構成されている。ここで、インバータ112及び113は直列接続されており、バッファを構成している。
トランジスタM103は、分岐部111のトランジスタM101とカレントミラーを形成しており、検出信号IDET の電流値に等しい電流ISCOMP を出力する。一方、トランジスタM105のゲートには平均値検出部102からの出力電圧が印加されているので、トランジスタM105は、トランジスタM104のゲート電圧の平均値、すなわち、検出信号IDET の電流値の平均を閾値電流IthCOMPとして流すこととなる。従って、比較部103の出力、すなわち、バッファを構成しているインバータ112及び113の出力は、電流ISCOMP が閾値電流IthCOMP以上の場合には「1」(ハイレベル)となり、電流ISCOMP が閾値電流IthCOMPよりも小さい場合には「0」(ローレベル)となる。この出力が復調回路110の出力となる。
図2に示した復調回路110は以上のように動作するので、検出信号IDET が当該検出信号IDET の平均値以上のときには「1」を出力し、当該平均値よりも小さいときには「0」を出力するので、ASK変調信号の復調機能を有している。
特開2005−142778号公報 特許第3553502号公報
図2に示した復調回路110における電流ISCOMP と閾値電流IthCOMPとの関係は、トランジスタM101、M102、及びM103の特性やトランジスタM104とM105との間の特性が不揃いであると、ばらつく場合がある。この電流ISCOMP に対する閾値電流IthCOMPのばらつきの幅は、復調回路100へ入力される検出信号IDET の電流値の大きさに比例して大きくなる。そのため、検出信号IDET の電流値が大きい場合には、図3に示すように、電流ISCOMP (すなわち検出信号IDET の電流値)のピーク値に対する電流ISCOMP の電流振幅(すなわち検出信号IDET の電流振幅)の割合(この割合を、「変調比」という)が小さいと、電流ISCOMP が変化しても、ばらついた閾値電流IthCOMPとの間での大小関係に変化が生じなくなってしまうことがある。このような場合にはASK変調信号の復調ができない。
ここで、電流ISCOMP との電流振幅を大きくするために、例えば、検出信号IDET を単純に増幅してから復調回路110に入力させる場合を考える。この場合における、増幅前の電流ISCOMP と閾値電流IthCOMPとの関係と、増幅後の電流ISCOMP と閾値電流IthCOMPとの関係とを図4A及び図4Bにそれぞれ示す。これらの図から分かるように、検出信号IDET を増幅してから復調回路110に入力させるようにすれば、電流ISCOMP の電流振幅は確かに拡大する。しかし、この場合には、電流ISCOMP の電流振幅の拡大に併せて閾値電流IthCOMPとのばらつき幅も拡大してしまうため、依然としてASK変調信号の復調をすることができない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、変調比が小さいASK変調信号の復調技術を提供することである。
本発明の態様のひとつである復調回路は、信号データで振幅偏移変調がされている電流信号の変調比を大きくする変調比強調部と、前記変調比強調部が変調比を大きくした前記電流信号から前記信号データを復調する復調部と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、電流信号の変調比を大きくしてから信号データの復調が行われるので、変調比の小さいASK変調信号の復調をより確実に行うことができる。
なお、上述した本発明に係る復調回路において、前記変調比強調部は、前記電流信号の最大値を検出する最大値検出部と、前記最大値の定数倍の電流である引算電流を前記電流信号から減じる引算部と、を有するように構成してもよい。
こうすることにより、電流信号の変調比を大きくすることができる。
なお、このとき、前記変調比強調部は、前記電流信号に対応するミラー電流を生成するカレントミラーを更に有し、前記引算部は、前記ミラー電流から前記引算電流を減じる、ように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る復調回路において、前記変調比強調部を複数有しており、当該変調比強調部が直列に接続されているように構成してもよい。
この構成によれば、電流信号の変調比の改善効果を高くすることができる。
また、前述した本発明に係る復調回路において、前記変調比強調部は、前記電流信号に対応する第一、第二、及び第三のミラー電流を生成するカレントミラーと、前記第一のミラー電流の最大値を検出する第一の最大値検出部と、前記第一の最大値検出部により検出された前記第一のミラー電流の最大値の定数倍の電流である第一の引算電流を前記第二のミラー電流から減じる第一の引算部と、前記第一の引算電流を前記第三のミラー電流から減じる第二の引算部と、前記第一の引算部により前記第一の引算電流が減じられた後の電流の最大値を検出する第二の最大値検出部と、前記第二の最大値検出部により検出された前記最大値の定数倍の電流である第二の引算電流を、前記第二の引算部により前記第一の引算電流が減じられた後の電流から更に減じる第三の引算部と、を有し、前記復調部は、前記第三の引算部により減じられた後の電流から前記信号データを復調する、ように構成してもよい。
この構成によっても、電流信号の変調比の改善効果を高くすることができる。
また、前述した本発明に係る復調回路において、前記引算電流と前記引算部により減じられた後の電流の最大値との大小比較の結果に基づいて、当該引算電流の量を制御する引算電流量制御部を更に有するように構成してもよい。
この構成によれば、引算電流の量を適切なものとすることができる。
なお、このとき、前記引算電流量制御部は、前記引算電流よりも前記引算部により減じられた後の電流の最大値の方が小さい場合には当該引算電流の量を小さくし、前記引算電流よりも前記引算部により減じられた後の電流の最大値の方が大きい場合には当該引算電流の量を大きくする制御を行うように構成してもよい。
この構成によれば、引算電流の量が適切なものとなるので、電流信号の変調比の改善効果が良好なものとなる。
また、このとき、前記引算電流量制御部は、前記引算部により減じられた後の電流の最大値を検出する引算後電流最大値検出部と、前記引算電流と前記引算後電流最大値検出部により検出された前記最大値との大小比較を行う比較器と、前記比較器による大小比較の結果に応じてカウントアップ若しくはカウントダウンを行うアップダウンカウンタと、を有し、前記引算部は、前記アップダウンカウンタでのカウント値に応じて前記引算電流の量を変化させる、ように構成してもよい。
この構成によれば、引算電流の量を適切なものとすることができる。
なお、上述した本発明に係る復調回路を備えているRFIDタグ及び非接触ICカードも、本発明に係るものである。
本発明によれば、以上のようにすることにより、
という効果を奏する。
ASK変調信号を復調する従来の復調回路の構成を示すブロック図である。 図1に示した復調回路の具体的な回路構成例を示す図である。 従来の復調回路の抱えている問題を説明する図である。 増幅前の電流ISCOMP と閾値電流IthCOMPとの関係を示す図である。 増幅後の電流ISCOMP と閾値電流IthCOMPとの関係を示す図である。 本発明を実施する復調回路を備えているRFIDタグ及び非接触ICカードの構成を示す図である。 本発明を実施する復調回路の構成の第一の例を示すブロック図である。 変調比強調回路の構成を示すブロック図である。 変調比強調前における、抽出信号ISIG と閾値電流IthCOMPのばらつき幅との関係例を示す図である。 変調比強調後における、抽出信号ISIG と閾値電流IthCOMPのばらつき幅との関係例を示す図である。 変調比強調回路の具体的な回路構成の第一の例を示す図である。 変調比強調回路の具体的な回路構成の第二の例を示す図である。 本発明を実施する復調回路の構成の第二の例を示すブロック図である。 本発明を実施する復調回路の構成の第三の例を示すブロック図である。 図11に示した分岐回路の具体的な回路構成例を示す図である。 抽出信号に対し引算電流が小さ過ぎる場合の例を示す図である。 図13Aの場合における変調比強調回路の出力信号の例を示す図である。 抽出信号に対し引算電流が大き過ぎる場合の例を示す図である。 図13Cの場合における変調比強調回路の出力信号の例を示す図である。 抽出信号に対し引算電流の電流値が適切である場合の例を示す図である。 図13Eの場合における変調比強調回路の出力信号の例を示す図である。 本発明を実施する復調回路の構成の第四の例を示すブロック図である。 図14に示した変調比強調回路及び引算電流量制御部の具体的な回路構成例を示す図である。 図15に示した論理制御部の具体的な回路構成例を示す図である。
符号の説明
11 アンテナ部
12 整流回路
13 シャントレギュレータ
14 信号抽出回路
15 復調回路
16 デジタル信号処理部
17 変調回路
21、21−1、21−n、41 変調比強調回路
22、31、31−1 分岐部
23 平均値検出部
24 比較部
25 バッファ
32、32−1、32−2、61 ピーク検出部
33、33−1、33−2、33−3 引算部
42 引算電流量制御部
51−1、51−2、51−n、52−1、52−2、52−n スイッチ
53−1、53−2、53−n、73、112、113、 インバータ
62 比較器
63 論理処理部
71 フリップフロップ
72、74 NAND回路
75 アップダウンカウンタ
C10、C11、C21、C101 コンデンサ
D11、D21 ダイオード
M11、M12、M13、M14、M15、M16、M17、M21、M22、
M23、M24、M25、M30、M31、M32、M33、M40、M41、
M42−1、M42−2、M42−n、M101、M102、M103、
M104、M105 トランジスタ
OP21 オペアンプ
101 電流検出部
102 平均値検出部
103 比較部
104 PN符号発生部
105 スペクトラム拡散復調部
106 差分値検出部
107 重み付け演算部
108 積算部
109 データ判定部
110 復調回路
111 分岐部
R101 抵抗
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図5について説明する。同図は、本発明を実施する復調回路を備えている非接触データキャリアであるRFID(Radio Frequency Identification)タグの構成を示すブロック図である。
このRFIDタグは、アンテナ部11、整流回路12、充電容量C10、シャントレギュレータ13、信号抽出回路14、復調回路15、デジタル信号処理部16および変調回路17を有している。
アンテナ部11で受信された信号は、整流回路12で整流された後、充電容量C10に充電され、デジタル信号処理部16の電源となる。シャントレギュレータ13は、この電源の電圧を一定に保つため、短絡電流量を制御する。
信号抽出回路14は、この電源信号に重畳されている受信信号(ASK変調信号)を電流信号として抽出する。復調回路15は本発明を実施する回路であり、抽出された受信信号を復調して元の信号データを得る。
デジタル信号処理部16は、得られたデータに対して所定の信号処理を施す。変調回路17は、デジタル信号処理部16で作成される送信信号でアンテナ部11のインピーダンスの変調を行い、ASK変調された高周波信号をアンテナ部11から放射させる。
なお、本発明を実施する復調回路を備えている非接触ICカードも、図5に示したRFIDタグと同様の構成とすることができる。
次に図6について説明する。同図は、本発明を実施する復調回路15の構成の第一の例を示すブロック図である。
信号抽出回路14で抽出された信号ISIG は、変調比強調回路21に入力される。変調比強調回路21は、信号データでASK変調がされている抽出信号ISIG の変調比を大きくする回路であり、その構成は後述する。
変調比強調回路21から出力される電流信号は分岐部22に入力される。分岐部22は、この電流信号に対応する電流信号を生成して平均値検出部23及び比較部24へと出力する。平均値検出部23は、分岐部22から入力された信号の平均値を求めて出力する。比較部24は、平均値検出部23により出力された当該平均値と分岐部22から入力された信号との大小を比較する。この比較結果は、ASK復調された信号データとして、バッファ25を介して出力される。
なお、この分岐部22、平均値検出部23、比較部24、及びバッファ25の具体的な構成は、図2に示した従来の復調回路110の構成と同様のものでよい。つまり、分岐部22、平均値検出部23、比較部24、及びバッファ25によって、変調比強調回路21が変調比を大きくした電流信号から元の信号データを復調する復調部が構成される。この復調部により、変調比強調回路21から出力される電流信号の平均値と当該電流信号との大小比較が行われ、その結果がASK復調信号として出力される。
なお、図2における比較部103の構成は、図6における比較部24及びバッファ25の両者を組み合わせた構成に対応する。
次に図7について説明する。同図は、変調比強調回路21の構成を示すブロック図である。
分岐部31は、信号データでASK変調がされている抽出信号ISIG と同一の電流信号を生成してピーク検出部32及び引算部33へと出力する。
ピーク検出部32は、分岐部31から入力される電流信号(すなわち抽出信号ISIG )の最大値を検出する。
引算部33は、ピーク検出部32で検出した抽出信号ISIG の最大値を定数倍した電流値の定電流である引算電流を、分岐部31から入力される電流信号(すなわち抽出信号ISIG )から減じる引き算を行い、その結果の電流を出力する。
変調比強調回路21の作用について、図8A及び図8Bを用いて説明する。
図8Aは、変調比強調前における、抽出信号ISIG と比較部24の閾値電流IthCOMP(図2参照)のばらつき幅との関係例を示している。同図の場合では、閾値電流IthCOMPのばらつき幅が広いため、そのばらつき量によっては、変調比の小さい抽出信号ISIG では、閾値電流IthCOMPとの間での電流値の大小関係に変化が生じない場合が起こり得る。
これに対し、図8Bには、変調比強調後における、抽出信号ISIG と閾値電流IthCOMP(図2参照)のばらつき幅との関係例を示している。同図に示した変調比強調後の抽出信号ISIG は、変調比強調前の抽出信号ISIG から、図8Aに示されている引算電流を減じたものである。
この引き算を行うと、抽出信号ISIG の電流振幅は維持されたままでそのピーク値が小さくなるので、抽出信号ISIG の電流値は小さくなるが、その変調比(=電流振幅/ピーク値)は大きくなる。その一方で、前述したように、電流ISIG に対する閾値電流IthCOMPのばらつきの幅は、復調部へ入力される電流ISIG の電流値の大きさに比例するので、抽出信号ISIG の電流値が小さくなれば、閾値電流IthCOMPのばらつきの幅は狭くなる。従って、このばらつきの幅を図8Bに示す程度にまで狭くなるようにすることで、抽出信号ISIG の変化に対し、閾値電流IthCOMPとの間での大小関係の変化を確実に起こせるようになる。こうして、変調比の小さいASK変調信号の復調が確実に行えるようになるのである。
次に図9A及び図9Bについて説明する。これらは、変調比強調回路21の具体的な回路構成例をどちらも示している。
まず、図9Aに示した第一の例について説明する。
図9Aにおいて、トランジスタM11、M12、及びM13はいずれもpMOSトランジスタであり、トランジスタM14、M15、M16、及びM17はいずれもnMOSトランジスタである。
分岐部31はトランジスタM11、M12、及びM13より構成されている。トランジスタM11、M12、及びM13の各ソースには、電源である整流回路12から供給される電源電圧Vddが印加されている。また、トランジスタM11、M12、及びM13の各ゲートとトランジスタM11のドレインとが接続されており、トランジスタM12及びM13は、どちらもトランジスタM11とカレントミラーを形成している。ここで、この変調比強調回路21に入力される電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )は、トランジスタM11のソース−ドレイン間を流れるので、トランジスタM12及びM13は、電流信号IINの電流値に等しいミラー電流Ia及びIbを各々生成して各ドレインから流し出す。
ピーク検出部32は、トランジスタM14及びM15、ダイオードD11、並びにコンデンサC11より構成されている。ここで、トランジスタM14のトレインとダイオードD11のアノードとが接続されており、トランジスタM14及びM15の各ゲートと、ダイオードD11のカソードと、コンデンサC11の一方の端子とが接続されている。また、トランジスタM14及びM15の各ソースとコンデンサC11の他方の端子とはグランドノードに接続されている。
トランジスタM14のドレインとダイオードD11のアノードとの接続点には、分岐部31のトランジスタM12のドレインが接続されているので、ミラー電流Iaが流れ込む。このミラー電流Iaの一部はダイオードD11を通過してコンデンサC11を充電するので、トランジスタM14のゲート電圧が上昇する。その後、トランジスタM14のゲート電圧とドレイン電圧とが一致すると、ダイオードD11はオフ状態に遷移するので、以降、電流IaはトランジスタM14のドレイン−ソース間をグランドノードの方向へ全て流れるようになる。ここで、トランジスタM14及びM15の各ゲートは接続されているので、この両者のゲート電圧は一致している。従って、トランジスタM15のドレイン−ソース間をグランドノードの方向へ流す電流(引算電流)ISUB は、ミラー電流Iaの定数倍となる。ここで、当該定数は、トランジスタM14とM15との間のゲート幅やゲート長の関係により定められる。
ここで、信号IINの電流値が増加するとミラー電流Iaも同様に増加する。すると、トランジスタM14のドレイン電圧が一時的に上昇してゲート電圧よりも高くなるのでダイオードD11はオン状態に遷移する。すると、ミラー電流Iaの一部がダイオードD11を通過してコンデンサC11を更に充電するので、トランジスタM14のゲート電圧が更に上昇する。やがて、トランジスタM14のゲート電圧とドレイン電圧とが一致すると、ダイオードD11は再びオフ状態へと遷移し、以降は、ミラー電流IaはトランジスタM14のドレイン−ソース間をグランドノードの方向へ全て流れるようになる。なお、このときも、引算電流ISUB はミラー電流Iaの当該定数倍となる。
一方、信号IINの電流値が減少した場合にはミラー電流Iaも同様に減少する。このときは、トランジスタM14のドレイン電圧が下降してゲート電圧よりも低くなるため、ダイオードD11はオフ状態が維持される。このとき、コンデンサC11の作用により、トランジスタM15のゲート電圧は、電流信号IINの電流値が減少する前の電圧値が保持されているので、引算電流ISUB の電流値は、電流信号IINの減少前の引算電流ISUB の値が維持される。
ピーク検出部32は、以上のように動作することで、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値を検出し、当該最大値の当該定数倍の引算電流ISUB を得ている。
引算部33はトランジスタM16及びM17より構成されている。トランジスタM16及びM17の各ゲートとトランジスタM16のドレインとは接続されており、カレントミラーが構成されている。ここで、M17のドレイン−ソース間を流れるミラー電流が、変調比強調回路21の出力である電流信号IOUT となる。なお、トランジスタM16及びM17の各ソースは、グランドノードに接続されている。
トランジスタM16のドレインには、分岐部31のトランジスタM13のドレイン及びピーク検出回路のトランジスタM23のドレインも接続されている。ここで、トランジスタM13はミラー電流Ib(すなわち電流信号IIN)をドレインから流し出し、トランジスタM15は引算電流ISUB をドレインへ流し込むので、トランジスタM16のドレインには電流信号IINから引算電流ISUB を減じた電流(IIN−ISUB )が流れ込む。従って、M17のドレイン−ソース間を流れる電流もこの引算の結果の電流(IIN−ISUB )となり、これが出力電流信号IOUT となる。
引算部33は、以上のように動作することで、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値の当該定数倍の引算電流ISUB を当該電流信号IINのミラー電流Ibから減じる引算を行っている。
次に図9Bに示した第二の例について説明する。
図9Bにおいて、トランジスタM21及びM23はどちらもpMOSトランジスタであり、トランジスタM23、M24、及びM25はいずれもnMOSトランジスタである。
分岐部31はトランジスタM21及びM22より構成されている。トランジスタM21及びM22の各ソースには、電源である整流回路12から供給される電源電圧Vddが印加されている。また、トランジスタM21及びM22の各ゲートとトランジスタM21のドレインとが接続されており、トランジスタM22はトランジスタM21とカレントミラーを形成している、ここで、この変調比強調回路21に入力される電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )は、トランジスタM21のソース−ドレイン間を流れるので、トランジスタM22は、電流信号IINの電流値に等しいミラー電流を生成してドレインから流し出す。
ピーク検出部32は、オペアンプOP21、トランジスタM23、ダイオードD21、並びにコンデンサC21より構成されている。ここで、オペアンプOP21の出力がダイオードD21のアノードに接続されている。また、オペアンプOP21の負側入力が、ダイオードD21のカソード、トランジスタM23のゲート、及びコンデンサC21の一方の端子と接続されている。なお、トランジスタM23のソースとコンデンサC21の他方の端子とはグランドノードに接続されている。
また、引算部33はトランジスタM24及びM25より構成されている。トランジスタM24及びM25の各ゲートとトランジスタM24のドレインとは接続されており、カレントミラーが構成されている。ここで、M25のドレイン−ソース間を流れるミラー電流Ibが、変調比強調回路21の出力である電流信号IOUT となる。なお、トランジスタM24及びM25の各ソースは、グランドノードに接続されている。
分岐部31のトランジスタM22のドレインは、ピーク検出部32におけるオペアンプOP21の正側入力及びトランジスタM23のドレインと、引算部33におけるトランジスタM24のドレインとに接続されている。ここで、オペアンプOP21の正側入力は高インピーダンスのため電流は殆ど流れ込まない。従って、トランジスタM22がドレインから流し出すミラー電流Ib(すなわち電流信号IIN)の全てが、トランジスタM23及びM24のドレイン−ソース間を流れると考えることができる。
ここで、オペアンプOP21の正側入力には、トランジスタM23及びM24のドレイン−ソース間をミラー電流Ibが流れることによって生じる電圧Vaが印加される。この電圧Vaは、ミラー電流Ibの定数倍の値である。なお、この定数は、トランジスタM23及びM24の特性によって定まる値である。
オペアンプOP21の正側入力に電圧Vaが印加されるとその負側入力よりも高電位となるので、オペアンプOP21の出力電圧は正となる。すると、オペアンプOP21の出力から流れ出す電流はダイオードD21を通過してコンデンサC21を充電するので、オペアンプOP21の負側入力の電圧は上昇する。その後、オペアンプOP21の負側入力の電圧が正側入力の電圧Vaをわずかでも超過すると、オペアンプOP21の出力電圧は直ちに負となる。すると、ダイオードD21はオフ状態に遷移する。このときのオペアンプOP21の負側入力の電圧VaはトランジスタM23のゲートにも印加されているので、トランジスタM23のドレイン−ソース間をグランドノードの方向へ流す電流(引算電流)ISUB は、電圧Vaの定数倍となる。なお、この定数は、トランジスタM23の特性によって定まる値である。
ここで、信号IINの電流値が増加するとミラー電流Ibも同様に増加する。すると、オペアンプOP21の正側入力に印加されている電圧Vaが上昇して一時的にその負側入力よりも高電位となるので、オペアンプOP21の出力電圧は正となる。すると、ダイオードD11がオン状態に遷移し、オペアンプOP21の出力から流れ出す電流はダイオードD21を通過してコンデンサC21を更に充電するので、オペアンプOP21の負側入力の電圧は再び上昇を開始する。その後、オペアンプOP21の負側入力の電圧が正側入力の電圧Vaをわずかでも超過すると、オペアンプOP21の出力電圧は直ちに負となり、ダイオードD21はオフ状態に遷移する。このときも、電圧Vaの当該定数倍の引算電流ISUB は、トランジスタM23のドレイン−ソース間をグランドノードの方向へと流れる。
一方、信号IINの電流値が増加した場合にはミラー電流Ibも同様に増加する。この場合には、オペアンプOP21の正側入力に印加されている電圧Vaは下降し、その負側入力よりも低電位となるので、オペアンプOP21の出力電圧は負のままである。従って、ダイオードD21はオフ状態が維持される。このとき、コンデンサC21の作用により、トランジスタM23のゲート電圧は、電流信号IINの電流値が減少する前の電圧Vaの値が保持されているので、引算電流ISUB の電流値は、電流信号IINの減少前の引算電流ISUB の値が維持される。
ピーク検出部32は、以上のように動作することで、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値を検出し、当該最大値の当該定数倍の引算電流ISUB を得ている。
引算部33では、トランジスタM24及びM25が、図9Aに示したトランジスタM16及びM17と同様に構成されているので、図9Aにおける引算部33と同様に動作する結果、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値の当該定数倍の引算電流ISUB を当該電流信号IINのミラー電流Ibから減じる引算を行う。
図7に示した変調比強調回路21を、図9Aや図9Bに示したように構成することにより、信号データでASK変調がされている抽出信号ISIG の変調比を大きくすることができる。
なお、図5に示した構成における復調回路15を、図6に示したように構成する代わりに、図10に示す復調回路15の第二の例のように、複数の変調比強調回路21−1、…、21−nを直列に接続して分岐部22の前段に設けるように構成してもよい。こうすることにより、図7に示した変調比強調回路21−1、…、21−nの構成におけるピーク検出回路32によって検出される、抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差の許容度を高めることができる。
例えば、ピーク検出回路32による抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差が±40%あるものとする。
ここで、まず、復調回路15を、図6に示した構成、すなわち変調比強調回路21を1段だけ備える構成とする場合を考える。なお、この場合には、変調比強調回路21における引算部33が、ピーク検出回路32により検出される抽出信号ISIG の最大値の0.75倍の電流値である引算電流を、元の抽出信号ISIG から引算するものとする。
この場合に、ピーク検出回路32の検出誤差が+40%あると、引算電流の電流値が、抽出信号ISIG の最大値の1.05(=0.75×(1+0.4))倍となり、1倍を超えてしまう。このように、引算電流の電流値が、抽出信号ISIG の最大値の1倍以上となってしまうと、引算部33の出力、すなわち変調比強調回路21の出力は消失してしまう。
その一方、ピーク検出回路32の検出誤差が−40%の場合では、引算電流の電流値が、抽出信号ISIG の最大値の0.45(=0.75×(1−0.4))倍となる。この場合、変調比強調回路21による抽出信号ISIG の変調比の改善は、1.8(=1/(1−0.45))倍に留まることとなる。
次に、復調回路15を、図7に示した構成、すなわち複数の変調比強調回路21−1、…、21−nを直列接続して備える構成を考える。なお、ここでは、2つの変調比強調回路21を直列接続して備える構成とする。この場合には、各段の変調比強調回路21における引算部33が、ピーク検出回路32により検出される抽出信号ISIG の最大値の0.5倍の電流値である引算電流を、元の抽出信号ISIG から引算するものとする。
この場合には、ピーク検出回路32の検出誤差が+40%あったとしても、各段の変調比強調回路21における引算電流の電流値は、抽出信号ISIG の最大値の0.7(=0.4×(1+0.5))倍となり、1倍を超えることはない。なお、この場合における、変調比強調回路21の直列接続による抽出信号ISIG の変調比の改善は、11.1(={1/(1−0.7)}×{1/(1−0.7)})倍となる。
一方、ピーク検出回路32の検出誤差が−40%の場合には、各段の変調比強調回路21における引算電流の電流値は、抽出信号ISIG の最大値の0.3(=0.5×(1−0.4))倍となる。この場合、変調比強調回路21の直列接続による抽出信号ISIG の変調比の改善は、2.04(={1/(1−0.3)}×{1/(1−0.3)})倍となり、図6に示した構成よりも変調比の改善の効果が高くなる。
以上のように、複数の変調比強調回路21−1、…、21−nを直列に接続して復調回路15に備えることにより、ピーク検出回路32によって検出される、抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差の許容度を高めながら、抽出信号ISIG の変調比の改善効果を高くすることができる。
なお、複数の変調比強調回路21−1、…、21−nを図10のように直列に接続して分岐部22の前段に設けることで復調回路15を構成する代わりに、図11に示すような構成を有する変調比強調回路21を分岐部22の前段に設けるようにして復調回路15を構成しても、図10の構成と同様に、抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差の許容度を高めることができる。
図11に示した復調回路15の第三の例における変調比強調回路21の構成を説明する。同図における変調比強調回路21は、分岐部31−1と、ピーク検出部32−1及び32−2と、引算部33−1、33−2、及び33−3とより構成されている。ここで、ピーク検出部32−1及び32−2、並びに引算部33−1、33−2、及び33−3の具体的な構成は、図9Aや図9Bに示したピーク検出部32及び引算部33の構成でよい。
分岐部31−1は、信号データでASK変調がされている抽出信号ISIG と同一の電流信号を生成してピーク検出部32−1並びに引算部33−1及び33−2へと出力する。
分岐回路31−1の具体的な回路構成は、例えば、図12に示すものでよい。
図12の回路を説明すると、pMOSトランジスタであるトランジスタM30、M31、M32、及びM33の各ゲートとトランジスタM31のドレインとが接続されており、トランジスタM31、M32、及びM33と、トランジスタM30とでカレントミラーが構成されている。また、トランジスタM30、M31、M32、及びM33の各ソースには、電源である整流回路12から供給される電源電圧Vddが印加される。ここで、この分岐回路31−1に入力される電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )が、トランジスタM30のソース−ドレイン間を流れるので、トランジスタM31、M32、及びM33は、電流信号IINの電流値に等しいミラー電流IOUT1、IOUT2及びIOUT3を各々生成して各ドレインから流し出す。抽出信号ISIG に対応するこれらのミラー電流IOUT1、IOUT2、及びIOUT3が、ピーク検出部32−1並びに引算部33−1及び33−2へと流れる。
図11の説明へ戻る。
ピーク検出部32−1は、ミラー電流IOUT1の最大値を検出する。
引算部33−1は、ピーク検出部32−1により検出されたミラー電流IOUT1の最大値の定数倍の電流である第一の引算電流を、ミラー電流IOUT2から減じる引算を行う。
一方、引算部33−2は、上記の第一の引算電流をミラー電流IOUT3から減じる引算を行う。
ピーク検出部32−2は、引算部33−1により第一の引算電流が減じられた後のミラー電流IOUT2の最大値を検出する。
引算部33−3は、ピーク検出部32−2により検出された電流最大値の定数倍の電流である第二の引算電流を、引算部33−2により上記の第一の引算電流が減じられた後のミラー電流IOUT3から更に減じる引算を行う。そして、この引算部33−3による引算の結果の電流が分岐部22へと送られ、元の信号データの復調が行われる。
この図11に示した変調比強調回路21を、前述した2段直列接続構成のものと対比すると、図11の回路におけるピーク検出部32−2は、直列接続の後段の回路におけるピーク検出部32に対応し、図11の回路における引算部33−3は、当該後段の回路における引算部33に対応する。また、図11の回路における分岐部31−1及びピーク検出部32−1と、引算部33−1及び33−2のうちのどちらか一方で、直列接続の前段の回路と同様の構成となる。つまり、図11の回路は、当該後段の回路におけるピーク検出部32及び引算部33の各々への入力となる電流信号を得るために、分岐部31及びピーク検出部32は共用して引算部33のみを2つ設けることで当該前段の回路を別個に構成したものである。従って、図11に示した変調比強調回路21は、前述した2段直列接続構成のものと同様に動作するので、抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差の許容度を高めながら、抽出信号ISIG の変調比の改善効果を高くすることができる。
以上のように、抽出信号ISIG の最大値に対する検出誤差、言い換えれば引算電流の電流値のばらつきが、変調比強調回路21の動作に与える影響は大きなものがある。そこで、次に、引算電流の電流値の制御について説明する。
図13Aに示すように、変調比強調回路21に入力される抽出信号に対し、引算電流が小さ過ぎる場合には、変調比強調回路21の出力信号は、図13Bに示すものとなり、抽出信号の変調比の改善効果は少ない。一方で、図13Cに示すように、変調比強調回路21に入力される抽出信号に対し、引算電流が大き過ぎ、抽出信号の最大値よりも大きい場合には、変調比強調回路21の出力信号は、図13Dに示すように、ゼロとなってしまう。これに対し、図13Eに示すように、変調比強調回路21に入力される抽出信号に対し、引算電流の電流値が適切な場合には、変調比強調回路21の出力信号は、図13Fに示すものとなり、顕著な変調比の改善効果が得られる。つまり、変調比強調回路21の出力信号波形が、図13Fに近い状態となるように引算電流の電流値を制御すれば、抽出信号の変調比の改善効果を良好なものとすることができる。
図14について説明する。同図は、復調回路15の第四の例を示している。
図14において、変調比強調回路41は、今までに説明した変調比強調回路41と同様、信号データでASK変調がされている抽出信号ISIG の変調比を大きくする機能を有する回路であるが、後述するように、その構成が若干異なっている。
引算電流量制御部42は、抽出信号ISIG の最大値と、当該最大値の定数倍の電流である引算電流を抽出信号ISIG から減じられた後の電流の最大値との大小比較の結果に基づいて、当該引算電流の量を制御するものである。
なお、分岐部22、平均値検出部23、比較部24、及びバッファ25は、図6に示した復調回路15の第一の例と同様のものである。
次に図15について説明する。同図は、図14に示した変調比強調回路41及び引算電流量制御部42の具体的な回路構成例を示している。
図14において、トランジスタM11、M12、及びM13はpMOSトランジスタであり、トランジスタM14、M15、M16、M17、M40、M41、M42−1、…、M42−nはnMOSトランジスタである。
図14において、トランジスタM11、M12、及びM13により、図9Aに示した分岐部31と同一の回路が構成されている。従って、トランジスタM12及びM13は、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の電流値に等しいミラー電流Ia及びIbを各々生成して各ドレインから流し出す。
また、図14において、トランジスタM14及びM15、ダイオードD11、並びにコンデンサC11により、図9Aに示したピーク検出部32と同一の回路が構成されている。従って、これらの構成により、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値が検出され、当該最大値の当該定数倍の引算電流ISUB が得られる。
更に、図14において、トランジスタM16及びM17により、図9Aに示した引算部33と同一の回路が構成されている。従って、これらの構成により、電流信号IIN(すなわち、抽出信号ISIG )の最大値の当該定数倍の引算電流ISUB を当該電流信号IINのミラー電流Ibから減じる引算が行われる。
トランジスタM40はその特性をトランジスタM15と揃えてある。ここで、トランジスタM40及びM15の各ゲートは接続されており、各ソースは共にグランドノードに接続されている。従って、トランジスタM40のドレイン−ソース間には、C11の作用によって保持されているゲート電圧に対応する電流、すなわち、トランジスタM40のドレイン−ソース間を流れる引算電流ISUB と同一量の電流が流れる。
また、トランジスタM41は、トランジスタM16及びM41の各ゲートとトランジスタM16のドレインとは接続されており、カレントミラーが構成されている。ここで、トランジスタM16のドレインには電流信号IINから引算電流ISUB が減じられた電流(IIN−ISUB 、すなわち、変調比強調回路41の出力信号IOUT )が流れ込むので、M41のドレイン−ソース間を流れる電流もこの引算の結果の電流である出力信号IOUT が流れる。なお、トランジスタM16及びM41の各ソースは、グランドノードに接続されている。
M41のドレインから出力される出力信号IOUT は、ピーク検出部61に入力される。ピーク検出部61は、この出力信号IOUT (電流信号IINから引算電流ISUB が減じられた後の電流)の電流最大値を検出して出力する。なお、ピーク検出部61の具体的な回路構成は、例えば図9Aに示したピーク検出部32と同様のものでよい。
比較器62は、トランジスタM40のドレイン−ソース間を流れる引算電流ISUB と、ピーク検出部61により検出された出力信号IOUT の電流最大値との大小比較を行う。
論理制御部63は、比較器62による当該大小比較の結果に基づいて引算電流ISUB の電流量の制御を行う。
ここで図16について説明する。同図は、論理制御部63の具体的な回路構成例を示している。なお、同図において、クロック入力には所定の周波数のクロックパルスが入力される。
図16において、比較器62の比較結果はフリップフロップ71に入力される。なお、比較器62は、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が小さい場合には「L」レベルを出力し、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が大きい場合には「H」レベルを出力するものとする。
フリップフロップ71は、クロック入力が立ち上がると、そのときに比較部62から入力されていた比較結果を出力する。出力された比較結果は、2入力のNAND回路72の一方の入力に送られると共に、インバータ73を介して2入力のNAND回路74の一方の入力にも送られる。なお、NAND回路72及び74のもう一方の入力には、フリップフロップ71へ入力されているものと同一のクロックが入力されている。
アップダウンカウンタ75は、比較器62による大小比較の結果に応じてカウントアップ若しくはカウントダウンを行う。
NAND回路72の出力はアップダウンカウンタ75のアップ入力と接続されており、NAND回路74の出力はアップダウンカウンタ75のダウン入力と接続されている。アップダウンカウンタ75はシフトレジスタであり、アップ入力にカウントパルスが入力される度に1ビットずつデータの左シフト(但し、最右ビットには「1」を代入)を行い、ダウン入力にカウントパルスが入力される度に1ずつ右シフト(但し、最左ビットには「0」を代入)を行う。アップダウンカウンタ75からはレジスタの内容が桁毎に出力され、これが制御信号出力となる。
論理処理部63は以上のように構成されている。従って、比較部62からフリップフロップ71へ「L」レベルが入力されている期間、すなわち、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が小さい期間では、クロックパルスの入力に応じてアップダウンカウンタ75のダウン入力にカウントパルスが入力されるので、制御信号出力は、「L」レベルのものが徐々に多くなる。一方、比較部62からフリップフロップ71へ「H」レベルが入力されている期間、すなわち、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が大きい期間では、クロックパルスの入力に応じてアップダウンカウンタ75のアップ入力にカウントパルスが入力されるので、制御信号出力は、「H」レベルのものが徐々に多くなる。
図15の説明へ戻る。
スイッチ51−1、51−2、…、51−n及び52−1、52−2、…、52−n、インバータ53−1、53−2、…、53−n、並びにトランジスタ42−、42−2、…、42−nは、アップダウンカウンタ75でのカウント値に応じて引算電流ISUB の量を変化させる引算部を構成している。
論理処理部63からの制御信号出力(すなわちアップダウンカウンタ75からの出力)は、スイッチ51−1、51−2、…、51−nの開閉制御端子に各々送られると共に、インバータ53−1、53−2、…、53−nを介してスイッチ52−1、52−2、…、52−nの開閉制御端子にも送られる。スイッチ51−1、51−2、…、51−nはそれぞれスイッチ52−1、52−2、…、52−nと直列接続されてトランジスタM15のゲートとグランドノードとの間に挿入されている。
スイッチ51−1、51−2、…、51−nとスイッチ52−1、52−2、…、52−nとの各接続点には、トランジスタM42−1、M42−2、…、M42−nの各ゲートがそれぞれ接続されている。なお、トランジスタM42−1、M42−2、…、M42−nの各ドレインはトランジスタM15のドレインと接続されており、トランジスタM42−1、M42−2、…、M42−nの各ソースはグランドノードに接続されている。
今、論理制御部63からスイッチ51−1の開閉制御端子へ「L」レベルの信号が送られてきている場合を考える。このときは、インバータ53−1を考慮すると、スイッチ51−1の開閉制御端子には「H」レベルの信号が送られてきていることになる。この場合、スイッチ51−1は開放状態となり、スイッチ52−1は短絡状態となる。このとき、トランジスタM42−1のゲート電圧はグランド電位となるので、トランジスタM42−1はオフ状態となり、ドレイン−ソース間を電流が流れない。
次に、論理制御部63からスイッチ51−1の開閉制御端子へ「H」レベルの信号が送られてきている場合を考える。このときは、インバータ53−1を考慮すると、スイッチ51−1の開閉制御端子には「L」レベルの信号が送られてきていることになる。この場合、スイッチ51−1は短絡状態となり、スイッチ52−1は開放状態となる。このとき、トランジスタM42−1のゲート電圧はトランジスタM15のゲート電圧に等しくなる。するとこの場合、トランジスタM42−1はオン状態となり、ドレイン−ソース間を電流が流れることとなる。つまり、図15に示した引算電流ISUB は、トランジスタM15及びM42−1の両者のドレイン−ソース間を流れる電流の和となり、増加する。
スイッチ51−2、…、51−n及び52−2、…、52−n、インバータ53−2、…、53−n、並びにトランジスタ42−2、…、42−nの各組み合わせも、上述したスイッチ51−1及び52−1、インバータ53−1、並びにトランジスタ42−1の組み合わせの回路と同様に動作する。従って、論理処理部63の制御信号出力において、「L」レベルのものが徐々に多くなる期間、すなわち、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が小さい期間では、トランジスタ42−1、42−2、…、42−nのうち、オフ状態となるものが徐々に増加するので、引算電流ISUB を徐々に減少させる。一方、論理処理部63の制御信号出力において、「H」レベルのものが徐々に多くなる期間、すなわち、引算電流ISUB よりも出力信号IOUT の電流最大値の方が大きい期間では、トランジスタ42−1、42−2、…、42−nのうち、オン状態となるものが徐々に増加するので、引算電流ISUB が徐々に増加させる。
以上のように、図15に示した回路では、引算電流量制御部42が、引算電流ISUB よりも、電流信号IINから引算電流ISUB が減じられた電流(すなわち出力信号IOUT )の最大値の方が小さい場合には引算電流ISUB の量を小さくする。一方、引算電流ISUB よりも、電流信号IINから引算電流ISUB が減じられた電流の最大値の方が大きい場合には引算電流ISUB の量を大きくする制御を行う。この結果、変調比強調回路21の出力信号IOUT が図3Bや図3Dのような状態になることはなく、図13Fに近い状態となるので、抽出信号ISIG の変調比の改善効果を良好なものとなる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した形態では、各トランジスタとしてMOSトランジスタ(MOSFET)を使用したが、その代わりに、MES(Metal Semiconductor )FETやMIS(Metal Insulator Semiconductor )FET、あるいはバイポーラトランジスタを使用して復調回路15を構成することも可能である。

Claims (10)

  1. 信号データで振幅偏移変調がされている電流信号の変調比を大きくする変調比強調部と、
    前記変調比強調部が変調比を大きくした前記電流信号から前記信号データを復調する復調部と、
    を有することを特徴とする復調回路。
  2. 前記変調比強調部は、
    前記電流信号の最大値を検出する最大値検出部と、
    前記最大値の定数倍の電流である引算電流を前記電流信号から減じる引算部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の復調回路。
  3. 前記変調比強調部は、前記電流信号に対応するミラー電流を生成するカレントミラーを更に有し、
    前記引算部は、前記ミラー電流から前記引算電流を減じる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の復調回路。
  4. 前記変調比強調部を複数有しており、当該変調比強調部が直列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の復調回路。
  5. 前記変調比強調部は、
    前記電流信号に対応する第一、第二、及び第三のミラー電流を生成するカレントミラーと、
    前記第一のミラー電流の最大値を検出する第一の最大値検出部と、
    前記第一の最大値検出部により検出された前記第一のミラー電流の最大値の定数倍の電流である第一の引算電流を前記第二のミラー電流から減じる第一の引算部と、
    前記第一の引算電流を前記第三のミラー電流から減じる第二の引算部と、
    前記第一の引算部により前記第一の引算電流が減じられた後の電流の最大値を検出する第二の最大値検出部と、
    前記第二の最大値検出部により検出された前記最大値の定数倍の電流である第二の引算電流を、前記第二の引算部により前記第一の引算電流が減じられた後の電流から更に減じる第三の引算部と、
    を有し、
    前記復調部は、前記第三の引算部により減じられた後の電流から前記信号データを復調する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の復調回路。
  6. 前記引算電流と前記引算部により減じられた後の電流の最大値との大小比較の結果に基づいて、当該引算電流の量を制御する引算電流量制御部を更に有することを特徴とする請求項2に記載の復調回路。
  7. 前記引算電流量制御部は、前記引算電流よりも前記引算部により減じられた後の電流の最大値の方が小さい場合には当該引算電流の量を小さくし、前記引算電流よりも前記引算部により減じられた後の電流の最大値の方が大きい場合には当該引算電流の量を大きくする制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の復調回路。
  8. 前記引算電流量制御部は、
    前記引算部により減じられた後の電流の最大値を検出する引算後電流最大値検出部と、
    前記引算電流と前記引算後電流最大値検出部により検出された前記最大値との大小比較を行う比較器と、
    前記比較器による大小比較の結果に応じてカウントアップ若しくはカウントダウンを行うアップダウンカウンタと、
    を有し、
    前記引算部は、前記アップダウンカウンタでのカウント値に応じて前記引算電流の量を変化させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の復調回路。
  9. 請求項1から8までのうちのいずれか1項に記載の復調回路を備えていることを特徴とするRFIDタグ。
  10. 請求項1から8までのうちのいずれか1項に記載の復調回路を備えていることを特徴とする非接触ICカード。
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