JPWO2007058031A1 - 小型記録媒体用コネクタ - Google Patents

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Abstract

メモリカードのような小型記録媒体を乳幼児が誤飲するのを防ぐため、小型記録媒体に無害の催吐性物質を付着させることのできる小型記録媒体用コネクタを提供する。このコネクタは、ケースと、コネクタに挿入された小型記録媒体の端子と電気的に接触可能となるようにケース内に配置されるコンタクトと、ケース内において小型記録媒体を保持する保持部材とを含み、保持部材は、小型記録媒体が接触する部位に催吐性物質を有する。催吐性物質としては、安息香酸デナトニウムの使用が好ましい。

Description

本発明は、メモリカード(例えば、SDカード)のような小型記録媒体が着脱可能に接続されるコネクタに関するものである。
近年、デジタルカメラや携帯電話等の電子機器において、SDカードやCFカードのようなメモリカードをはじめとする小型記録媒体が広く利用されている。例えば、これらの電子機器において小型記録媒体を利用可能にするためのコネクタ構造が、特開2004−207168号公報に記載されている。
ところで、電子機器とそれに着脱可能な記録媒体の小型化は、それらの利用可能な場所的制限を取り除き、多くの場面で使用者に便利で且つ快適な環境を提供できるようになった。しかしながら、このように小型記録媒体が普及した結果、日常生活において乳幼児が手の届く場所に小型記録媒体が放置され、乳幼児が誤って小型記録媒体を口に入れてしまう事故が増加する傾向にある。
このような事故を防止するため、小型記録媒体の表面に苦味成分を有する物質を塗布することが提案されており、乳幼児が小型記録媒体を誤って口に入れても、その苦味成分により直ちに小型記録媒体を口から吐き出させることができる。しかしながら、小型記録媒体の使用時間の経過とともに、使用者が小型記録媒体を扱う過程で、苦味成分が拭き取られる等して消耗するため、誤飲防止効果が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、使用者が一般に拭き取ることができないコネクタ内部に貯蔵された無害の催吐性物質を、催吐性物質が予め付着していない小型記録媒体や、催吐性物質が拭き取られて効力が低下した小型記録媒体に、コネクタに接続して使用する毎に付着させ、乳幼児が誤飲する事故を長期わたって効果的に防止することのできる小型記録媒体用コネクタを提供することにある。
すなわち、本発明のコネクタは、一側に設けた挿入口を介して小型記録媒体を内部に収容可能なコネクタであって、ケースと、小型記録媒体の端子と電気的に接触可能となるようにケース内に配置されるコンタクトと、ケース内において小型記録媒体を保持する保持部材とを具備し、ケース内に挿入された小型記録媒体が接触する保持部材の部位は、無害の催吐性物質を有することを特徴とする。
本明細書において、小型記録媒体とは、SDカードやCFカードのようなメモリカードをはじめとするカード型記録媒体、そのような記録媒体が着脱可能に収容されたアダプタ、さらにその他の記録媒体を有する小型記録ユニット等が含まれる。
また、本発明に使用される催吐性物質は、人間(特に乳幼児)が誤って小型記録媒体を口に入れた時に、小型記録媒体に付着している催吐性物質が吐き気を催させ、口から小型記録媒体を吐き出すのを促す物質を言い、苦味、塩辛味、辛味、酸味および渋味などの人間の味覚に刺激を与える物質を選択することができる。例えば、そのような催吐性物質として、無害で強力な苦味物質として知られる安息香酸デナトニウム、茶の苦味成分であるエピカテキン、ビールの苦味物質であるフムロン等がある。
上記した本発明において、保持部材は、催吐性物質を含有する電気絶縁性材料で形成されることが好ましい。この場合は、コネクタの組立工程において、催吐性物質を保持部材に塗布する工程を省略することができ、組立作業が容易になるという長所がある。また、部品の表面が削れるなどして消耗しても催吐性物質が新たに保持部材の内部から供給されるので、催吐性物質を小型記録媒体に信頼性よく付着させることができる。
また、保持部材は、挿入口を介してケース内に挿入された小型記録媒体に連動してスライド移動するスライダを含み、スライダは小型記録媒体が接触する表面に催吐性物質を有することが好ましい。さらに、催吐性物質を含有する潤滑剤をスライダ上に供給することが好ましい。この場合は、潤滑剤を塗布する工程において、催吐性物質の塗布も同時に行えるから、催吐性物質のみを個別に塗布する必要が無く、コネクタの組立作業がさらに容易になるという効果がある。
また、小型記録媒体が接触する保持部材の部位は、催吐性物質を溜めるための少なくとも1つの窪みを有することが好ましい。この場合は、催吐性物質を長期間補給しなくても、信頼性よく小型記録媒体に催吐性物質を付着させることができる。さらに、小型記録媒体が接触する保持部材の部位には、催吐性物質を溜めるための複数の窪みと、隣接する窪みの間を連結する溝とを有することが好ましい。この場合は、小型記録媒体と催吐性物質との接触面積を広げることができるので、より多くの量の催吐性物質を小型記録媒体に付着させることができる。
さらに、保持部材は、催吐性物質の貯蔵部と、小型記録媒体が接触する保持部材の部位に設けられる窪みと、貯蔵部から窪みに催吐性物質を供給するための流路とを有することが好ましい。この場合は、催吐性物質が消耗しても、貯蔵部から流路を介して窪みに催吐性物質が補給されるため、催吐性物質を長時間安定して供給することができる。
また、本発明の更なる目的は、上記した小型記録媒体用コネクタを内蔵した電気機器を提供することにある。
本発明のさらなる特徴およびその効果は、以下の発明を実施するための最良の形態からより明確に理解されるだろう。
本発明の好ましい実施形態にかかるメモリカード用コネクタおよびメモリカードを示す斜視図である。 メモリカードを接続した状態のコネクタの斜視図である。 同上のコネクタの分解斜視図である。 (A)および(B)は、スライダの変更例を示す斜視図である。 (A)および(B)は、コネクタへのメモリカードの装着を検出する機構の概略説明図である。 本発明のコネクタを内蔵した電気機器の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の小型記録媒体用コネクタの好ましい実施形態として、SDカードやCFカードのようなメモリカード用コネクタを添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のコネクタ1は、一側に設けた細長い矩形状の挿入口3を介してメモリカード100を内部に収容できるように形成されている。すなわち、このコネクタ1は、金属製のベースシェル10とカバーシェル20で構成される中空のケース2と、コネクタ1に挿入されたメモリカード100の接続端子(図示せず)と電気的に接触するようにケース2内に配置されるコンタクト4と、ケース内において小型記録媒体を保持する保持部材(5、6)とを含む。
ベースシェル10は、略正方形状の底壁11と、底壁11の対向する2辺から略垂直に突出する側壁12とで構成され、全体として扁平な断面略U字状に形成されている。一方、カバーシェル20は、ベースシェル10の底壁11と同形状となる略正方形の平板状に形成される。符号21は、メモリカード100をベースシェル10の底壁11に向けて押圧するためのバネ片である。カバーシェル20は、例えば、レーザー溶接等によってベースシェル10の側壁12の先端部に接続される。
本実施形態において、保持部材は、複数のコンタクト4を保持するコンタクトブロック5と、ケース2内においてメモリカードの着脱方向に移動自在に保持されるスライダ6とで構成され、後述するように、催吐性物質をコンタクトブロック5のメモリカードに接触する部分と、スライダ6のメモリカードに接触する部分とにそれぞれ付着させてある。これにより、メモリカード100をコネクタ1に接続する毎にメモリカードに催吐性物質を付着させることができる。尚、前記した保持部材の代わりに、スライダとコンタクトブロックが一体成形された略C字形状の保持部材を使用してもよい。
図3に示すように、コンタクトブロック5は、絶縁性樹脂を使用して形成され、コネクタ1内に収容されたメモリカード100の一側を保持するカード保持部50と、複数のコンタクト4をケース2内部に突出するように保持するコンタクト保持部52とでなる略L字状を有する。各コンタクト4は、導電性金属で形成され、先端部41が湾曲した細長板形状を有する。コンタクト4の基端部はコンタクト保持部52によって保持され、湾曲した先端部41がケース2内部に突出する。これにより、メモリカード100がコネクタ1の所定位置に装着された時、各コンタクト4の先端部41がメモリカード100の対応する端子に電気的に接触する。コンタクトブロック5は、ベースシェル10に設けたフック13によってベースシェル10に固定される。
スライダ6は、略矩形形状に絶縁性樹脂を使用して形成される。スライダ6の一端部とコンタクト保持部52の先端部との間にはコイルスプリング70が配置され、スライダ6をメモリカードの挿入方向とは反対方向にばね付勢している。換言すれば、挿入口3を介してケース2内部にメモリカード100を押し込むことで、スライダ6をメモリカードの挿入方向にコイルスプリング70のばね付勢力に抗して移動させることができる。
図3中、符号53は、コイルスプリング70内に挿通されるようにコンタクト保持部の先端から突出する棒状突起であり、スライダ6の移動によりコイルスプリング70が座屈変形するのを防止する。尚、スライダ6は、スライダの下面に設けた凹部61をベースシェル10の底壁11に凸状に設けたガイドレール14に係合させることによってガイドされ、ベースシェル10の側壁12に沿った方向にスライダ6を安定して移動させることができる。
また、スライダ6の上面には、長手方向にガイド溝62が設けられており、ガイドピン80の一端が挿入される。ガイドピン80の他端は、コンタクト保持部52の先端部に設けられた穴54に回動自在に挿入される。これにより、ケース2内におけるスライダ6の移動範囲が規定される。図中、符号15は、挿入口3付近においてベースシェル10の底壁11から上方に突出するストッパーであり、スライダ6が挿入口3から脱落するのを防ぐ。また、符号22は、カバーシェル20に設けられたバネ片であり、ガイドピン80がガイド溝62から抜け出ないように付勢する。
図3において、符号63は、コネクタ1内に挿入されたメモリカード100の側面形状にフィットするように形成される段差部であり、符号60は、コネクタ内に挿入されたメモリカード100の凹部102(図5(A)参照)に係止される突部である。このように、メモリカード100のコネクタ1への挿入時に、メモリカードがスライダ6の段差部63に押し当てられるとともに、突部60に係止されるので、メモリカード100はスライダ6に保持された状態でコネクタ1内をスライド可能となる。
本実施形態において、催吐性物質は、図3中において網掛け領域によって示されるように、スライダ6の段差部63、突部60およびその周辺のメモリカードと接触する部位に配置される。また、メモリカード100が接触するメモリカード保持部50の内側表面にも催吐性物質が配置されている。これにより、コネクタに挿入されたメモリカード100に確実に催吐性物質を付着させることができる。
催吐性物質をメモリカードが接触する保持部材の部位に配置するには、催吐性物質を保持部材の所定部位に塗布したり、催吐性物質を含む液体で満たされた容器内に保持部材を浸漬したりすればよい。これらの方法を採用する場合は、前処理として、保持部材の表面を粗面化しておくことが好ましい。表面に微細な凹凸が形成される結果、塗布もしくは浸漬によって多くの催吐性物質を保持部材上に残留させることができる。尚、粗面化には、ショットブラストのような機械的粗面化の他に、エッチングによる化学的粗面化を採用しても良い。
あるいは、スライダ6をコネクタ1内で滑らかに移動させるために用いられる潤滑剤に催吐性物質を混入してもよい。スライダ6への潤滑剤の塗布は誤飲防止対策を施さない場合でも一般に必要な工程であるため、催吐性物質を含有する潤滑剤を使用すれば、潤滑性の付与と催吐性物質の塗布を同時に行える。
また、スライダ6やコンタクトブロック5を樹脂成形する工程において、電気絶縁性を有する樹脂材料に催吐性物質を予め混入して成形することも好ましい。この場合は、上述した催吐性物質の塗布又は浸漬工程を省略することができ、組立作業が容易になる。また、コネクタの使用中にスライダ6及びコンタクトブロック5のメモリカード100と接触する部位が消耗しても、催吐性物質がスライダ6及びコンタクトブロック5の内部にも蓄えられているので、上述した誤飲防止効果をより長期間維持できるという長所がある。
さらに、図4(A)に示すように、スライダ6のメモリカード100と接触する部位に催吐性物質を溜めるための窪み64を複数箇所設けてもよい。この場合、窪み64に催吐性物質が保持されるので、催吐性物質を長く維持することができ、結果として上述の誤飲防止効果を長く保つことができる。また、図4(B)に示すように、メモリカード100と接触しない部位に催吐性物質を溜めるための貯蔵部65を設け、メモリカード100と接触する部位に設けた窪み64と流路66を介して連結することも好ましい。この場合は、窪み64に保持された催吐性物質が減少しても、貯蔵部65に蓄えられている催吐性物質を流路66を介して補充することができる。また、図4(B)に示されるように、隣接する窪み64同士を溝67によって連結してもよく、この場合は、メモリカード100と催吐性物質との間の接触面積をさらに広くすることができる。これにより、メモリカード100に一層効果的に催吐性物質を付着させることができる。尚、催吐性物質が液状である場合は、表面張力を考慮して、窪みや流路を催吐性物質の漏れが生じないような寸法に設計することが好ましい。また、催吐性物質が適度な粘度を有するように調整することも好ましい。
催吐性物質は、人(特に乳幼児)が口に入れた時に、それが味覚に与える刺激(例えば、苦味)によって生理的に吐き出す反応を起こさせる効果を有するものであるとともに、人体に対して安全性の高いものが使用される。例えば、生薬等に使用される苦味成分等を選択できる。本実施形態では、苦味成分を有する物質として安息香酸デナトニウムを用いている。安息香酸デナトニウムは6ppm〜100ppmの使用で十分な催吐性を得ることができるが、催吐性物質のメモリカードへの移動を考慮すると、0.01〜1.00重量%とすることが望ましい。
尚、本発明に使用可能な催吐性物質は、上記した苦味成分を有する物質に限定されない。例えば、苦味の他に、人間の味覚に辛味、酸味あるいは渋味などの刺激を与えるものであってもよく、乳幼児が万一にメモリカードを口に入れても、すぐに吐き出す生理的反応を引き起こさせる物質であれば使用可能である。また、味覚の他に、臭覚を介して催吐感を与える物質を使用してもよい。この場合は、乳幼児がメモリカードを口に近づけただけで臭覚が刺激され、メモリカードを口に入れる行為そのものを止めさて誤飲事故を未然に防止できる可能性がある。
本実施形態のコネクタ1は、メモリカード100がコネクタ1内の所定位置に装着されたかどうかを検出するためのチェック機構が設けられている。このチェック機構は、コンタクトブロック5のコンタクト保持部52に設けられた円柱状突起55に一端が回動自在に支持される可動アーム30と、円柱状突起に嵌合されるトーションスプリング32と、コンタクト保持部52によって保持される一対の固定接点(42、44)とによって形成される。可動アーム30は、トーションスプリング32によって、図5(A)に示すように、コンタクト保持部52から離れる方向にバネ付勢されており、この時、固定接点(42、44)間はトーションスプリング32を介して電気的に接続されている。一方、図5(B)に示すように、コネクタ1内にメモリカード100が挿入され、メモリカードの先端によって可動アーム30がトーションスプリング32のばね付勢力に反してコンタクト保持部52に向かう側に回動されると、固定接点44に接触していたトーションスプリング32の一端が可動アーム30に押され、固定接点44から離れる結果、固定接点(42、44)間は非接続状態となる。この電気的非接続状態を検出することで、メモリカード100がコネクタ1内の所定位置にあると判定することができる。
また、本実施形態のコネクタ1は、メモリカードの装着/取り出しを容易に行うためのメモリカードのロック/リリース手段を有している。すなわち、スライダ6のガイド溝62の底面には適当な段差が設けられており、メモリカード100をコネクタ1内に挿入する動作に連動して、ガイド溝62内に挿入されたガイドピン80の一端が逆行することなく規定された方向にガイド溝62内を移動する。また、ガイド溝62の端部には、所謂ハートカム機構が形成されており、このハートカム機構によって、メモリカード100をコネクタ1内の所定位置まで押し込むことでメモリカード100がロック状態に保持され、さらにメモリカードを挿入方向に押し込むことでロック状態を解除することができる。ロック状態の解除されたメモリカード100は、コイルスプリング70のばね付勢力により、スライダ6とともに挿入口3側に向かって移動し、メモリカードの後端部が挿入口3から突出した状態が得られる。このようにして、所謂プッシュオン・プッシュオフ機能を実現している。
以下に、上記した構造のコネクタ1にメモリカードを接続する場合の動作について簡単に説明する。使用者が、メモリカード100をコネクタ1内に挿入口3を介して挿入すると、メモリカード100の側面部がスライダ6の段差部63に接触するとともに、スライダ6の突部60がメモリカード100の凹部102にフィットする。メモリカード100をコネクタ1内にさらに深く挿入すると、メモリカード100といっしょにスライダ6がコイルスプリング70のばね付勢力に抗して移動する。この時、スライダ6及びコンタクトブロック5のカード保持部50に配置された催吐性物質がメモリカード100に付着する。メモリカード100が所定位置に達すると、上記したように、可動アーム30が回動して固定接点(42、44)間が非導通状態となり、コネクタへのメモリカードの接続状態が検知される。また、ロック/リリース手段によってメモリカード100が挿入口3から抜け落ちないようにロック状態に保たれる。
次に、使用者が、メモリカード100をコネクタ1から取り出す場合は、メモリカード100をさらにコネクタ1の内側に向かって押し込むことでロック状態が解除され、コイルスプリング70のばね付勢力によってスライダ6とともにメモリカード100が挿入口3側に向かって移動する。そして、コネクタ1の挿入口3から突出したメモリカード100の後端部をつまむことで使用者は楽にコネクタからメモリカードを取り出すことができる。取り出されたメモリカードには、スライダ6及びコンタクトブロック5のカード保持部50との接触によって催吐性物質が付着しているので、乳幼児が誤って口に入れても、すぐに吐き出させることができる。
最後に、本実施形態のコネクタ1を内蔵した電気機器9の一例を図6に示す。尚、コネクタが内蔵される電気機器としては、デジタルカメラ、携帯電話や携帯型音響機器をはじめとする小型記録媒体のアクセスが必要とされるものであれば特に限定されない。
上記したように、本発明の小型記録媒体用コネクタは、メモリカードのような小型記録媒体がコネクタに接続される毎に、小型記録媒体に無害の催吐性物質が付着するので、仮に乳幼児が誤って催吐性物質の付着したメモリカードを口に入れても、すぐに吐き出させることができる。したがって、周囲に乳幼児がいる環境においても、安心して小型記録媒体を使用することができる。
今後、小型記録媒体を利用可能な電気機器のさらなる普及が見込まれることから、乳幼児が小型記録媒体を誤飲する事故を防止できる本発明の小型記録媒体用コネクタの広範な実用化が期待される。

Claims (9)

  1. 一側に設けた挿入口を介して小型記録媒体を内部に収容可能なコネクタであって、
    ケースと、
    前記小型記録媒体の端子と電気的に接触可能となるようにケース内に配置されるコンタクトと、
    前記ケース内において前記小型記録媒体を保持する保持部材とを具備し、
    前記ケース内に挿入された小型記録媒体が接触する前記保持部材の部位は、無害の催吐性物質を有することを特徴とする小型記録媒体用コネクタ。
  2. 前記小型記録媒体は、メモリカードであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記保持部材は、前記催吐性物質を含有する電気絶縁性材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記保持部材は、前記挿入口を介して前記ケース内に挿入された小型記録媒体に連動してスライド移動するスライダを含み、前記スライダは小型記録媒体が接触する表面に前記催吐性物質を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記スライダ上には、前記催吐性物質を含有する潤滑剤が存在することを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記保持部材は、前記小型記録媒体が接触する部位に、前記催吐性物質を溜めるための少なくとも1つの窪みを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  7. 前記少なくとも1つの窪みは複数の窪みであり、前記保持部材は、隣接する窪みの間を連結する溝を有することを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記保持部材は、前記催吐性物質物質の貯蔵部と、前記小型記録媒体が接触する位置に設けられる窪みと、前記貯蔵部から前記窪みに前記催吐性物質を供給するための流路とを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  9. 請求項1に記載のコネクタが内蔵された電気機器。
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