JPWO2007029536A1 - 雑音抑圧の方法及び装置並びにコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
2,20 窓がけ処理部
3 フーリエ変換部
4,5049 カウンタ
5,52 推定雑音計算部
6,1402 周波数別SNR計算部
7 推定先天的SNR計算部
8,82 雑音抑圧係数生成部
9 逆フーリエ変換部
10 フレーム合成部
11 入力端子
12 出力端子
13,16,704,705,1404 多重乗算部
14 重みつき劣化音声計算部
15 抑圧係数補正部
17 高域通過フィルタ
18 振幅補正部
19 位相補正部
21 音声非存在確率記憶部
22 オフセット除去部
501,502,1302,1303,1422,1423,1495,1502,1503,1801,1901,7013,7072,7074 分離部
503,1304,1424,1475,1504,1803,1903,7014,7075 多重化部
5040〜504K-1 周波数別推定雑音計算部
520 更新判定部
701 多重値域限定処理部
702 後天的SNR記憶部
703 抑圧係数記憶部
706 重み記憶部
707 多重重みつき加算部
708,5046,7092,7094 加算器
811 MMSE STSA ゲイン関数値計算部
812 一般化尤度比計算部
814 抑圧係数計算部
921 瞬時推定SNR
9210〜921K-1 周波数別瞬時推定SNR
922 過去の推定SNR
9220〜922K-1 過去の周波数別推定SNR
923 重み
924 推定先天的SNR
9240〜924K-1 周波数別推定先天的SNR
13010〜1301K-1,1597,7091,7093 乗算器
1401,5042 推定雑音記憶部
1405 多重非線形処理部
14210〜1421K-1,5048 除算部
14850〜1485K-1 非線形処理部
15010〜1501K-1 周波数別抑圧係数補正部
1591,70120〜7012K-1 最大値選択部
1592 抑圧係数下限値記憶部
1593,5204,5206 閾値記憶部
1594,5203,5205 比較部
1595,5044 スイッチ
1596 修正値記憶部
18020〜1802K-1 重み付け処理部
19020〜1902K-1 位相回転部
5041 レジスタ長記憶部
5045 シフトレジスタ
5047 最小値選択部
5201 論理和計算部
5207 閾値計算部
7011 定数記憶部
70710〜7071K-1 重みつき加算部
7095 定数乗算器
ηn(k)= ξn(k)ハット/(1-q)、
vn(k) = (ηn(k)γn(k))/(1+ηn(k))
とする。MMSE STSA ゲイン関数値計算部811は、図6の周波数別SNR計算部6から供給される後天的SNR γn(k)、図6の推定先天的SNR計算部7から供給される推定先天的SNR ξn(k)ハット、及び図6の音声非存在確率記憶部21から供給される音声非存在確率qをもとに、各周波数毎にMMSE STSAゲイン関数値を計算し、抑圧係数計算部814に出力する。
技術分野
[0001]
本発明は、所望の音声信号に重畳されている雑音を抑圧するための雑音抑圧の方法及び装置並びに雑音抑圧に用いるコンピュータプログラムに関する。
背景技術
[0002]
ノイズサプレッサ(雑音抑圧システム)は、所望の音声信号に重畳されている雑音(ノイズ)を抑圧するシステムであり、一般的に、周波数領域に変換した入力信号を用いて雑音成分のパワースペクトルを推定し、この推定パワースペクトルを入力信号から差し引くことにより、所望の音声信号に混在する雑音を抑圧するように動作する。雑音成分のパワースペクトルを継続的に推定することにより、非定常な雑音の抑圧にも適用することができる。ノイズサプレッサとしては、例えば、北米携帯電話で標準として採用されている非特許文献1(1996年1月、テクニカル・リクワイアメント、TIA/EIA/IS−127−1(Technical Requirements(TR45).ENHANCED VARIABLE RATE CODEC,SPEECH SERVICE OPTION 3 FORWIDEBAND SPREAD SPECTRUM DIGITAL SYSTEMS,TIA/EIA/IS−127−1,SEP,1996))及び特許文献1(特開2002−204175号公報)に記載されている方式がある。
[0003]
通常、音波を収集するマイクロフォンの出力信号をアナログ−ディジタル(AD)変換したディジタル信号が、入力信号としてノイズサプレッサに供給される。主として、マイクロフォンにおける集音やAD変換の際に付加される低周波成分を抑圧する目的で、一般的に、高域通過フィルタがAD変換とノイズサプレッサの間に配置される。このような構成の例は、例えば特許文献2(米国特許5,659,622号)に開示されている。
[0004]
図1に、特許文献1のノイズサプレッサに特許文献2の高域通過フィルタを組み合せた構造を示す。
[0005]
入力端子11には、劣化音声信号(所望音声信号と雑音の混在する信号)が、サンプル値系列として供給される。劣化音声信号サンプルは、高域通過フィルタ17に供給され、低域成分を抑圧された後、フレーム分割部1に供給される。低域成分の抑圧は、
ィルタ17の構成は、有限インパルス応答(FIR)型または無限インパルス応答(IIR)型のフィルタとすることができるが、鋭い通過帯域端特性が必要であるために、通常は後者を用いる。IIR型フィルタは、その伝達関数が有理関数で表され、分母係数の感度が極めて高いことが知られている。従って、高域通過フィルタ17を有限語長演算で実現する際には、十分な精度を達成するために、倍精度演算を多用しなければならず、演算量が多くなるという問題があった。一方、演算量低減のために高域通過フィルタ17を除去すると、入力信号の線形性を保つことが困難となり、高品質な雑音抑圧が不可能になる。
[0010]
本発明の目的は、少ない演算量で低域成分を抑圧し、高品質な雑音抑圧を達成することのできる雑音抑圧の方法及び装置を提供することである。
[0011]
本発明に係る雑音抑圧方法は、入力信号を周波数領域信号に変換し、該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求め、該振幅補正信号を用いて推定雑音を求め、該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定め、該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけしている。
[0012]
一方、本発明に係る雑音抑圧装置は、入力信号を周波数領域信号に変換する変換部と、該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求める振幅補正部と、該振幅補正信号を用いて推定雑音を求める雑音推定部と、該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定める抑圧係数生成部と、該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけする乗算部とを備えている。
[0013]
更に、本発明に係る雑音抑圧の信号処理を行なうコンピュータプログラムは、前記入力信号を周波数領域信号に変換する処理と、該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求める処理と、該振幅補正信号を用いて推定雑音を求める処理と、該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定める処理と、該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけする処理とを有している。
[0014]
特に、本発明に係る雑音抑圧の方法及び装置は、低域成分の抑圧をフーリエ変換後の信号に対して実行することを特徴とする。より具体的には、フーリエ変換出力の振幅に対して低域成分を抑圧するための振幅補正部と、フーリエ変換出力の位相に対して低域成分の振幅変形に対応した位相補正を行う位相補正部とを備えているこ
Claims (9)
- 入力信号に含まれている雑音を抑圧する方法であって、
入力信号を周波数領域信号に変換し、
該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求め、
該振幅補正信号を用いて推定雑音を求め、
該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定め、
該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけする、
ことを特徴とする雑音抑圧の方法。 - 前記周波数領域信号の位相を補正して位相補正信号を求め、
前記抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけした結果と前記位相補正信号を時間領域信号に変換する、
ことを特徴とする請求の範囲1に記載の雑音抑圧の方法。 - 入力信号のオフセットを除去してオフセット除去信号を求め、
該オフセット除去信号を周波数領域信号に変換する、
ことを特徴とする請求の範囲1または2に記載の雑音抑圧の方法。 - 入力信号に含まれている雑音を抑圧する装置であって、
入力信号を周波数領域信号に変換する変換部と、
該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求める振幅補正部と、
該振幅補正信号を用いて推定雑音を求める雑音推定部と、
該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定める抑圧係数生成部と、
該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけする乗算部と、
を有することを特徴とする雑音抑圧の装置。 - 前記周波数領域信号の位相を補正して位相補正信号を求める位相補正部と、
前記抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけした結果と前記位相補正信号を時間領域信号に変換する逆変換部と、
を有することを特徴とする請求の範囲4に記載の雑音抑圧の装置。 - 入力信号のオフセットを除去してオフセット除去信号を求めるオフセット除去部と、
該オフセット除去信号を周波数領域信号に変換する変換部と、
を有することを特徴とする請求の範囲4または5に記載の雑音抑圧の装置。 - 入力信号に含まれている雑音を抑圧する信号処理を行なうコンピュータプログラムであって、
前記入力信号を周波数領域信号に変換する処理と、
該周波数領域信号の振幅を補正して振幅補正信号を求める処理と、
該振幅補正信号を用いて推定雑音を求める処理と、
該推定雑音と前記振幅補正信号を用いて抑圧係数を定める処理と、
該抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけする処理と、
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。 - 前記周波数領域信号の位相を補正して位相補正信号を求める処理と、
前記抑圧係数で前記振幅補正信号を重みづけした結果と前記位相補正信号を時間領域信
号に変換する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる、請求の範囲7に記載のコンピュータプログラム。 - 前記入力信号のオフセットを除去してオフセット除去信号を求める処理と、
該オフセット除去信号を周波数領域信号に変換する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる、請求の範囲7または8に記載のコンピュータプログラム。
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