JPWO2007018164A1 - 通信システム、ノード、端末、プログラム及び通信方法 - Google Patents

通信システム、ノード、端末、プログラム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

2以上のネットワークにより構成され、ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の組み合わせに属するノードが相互に接続され、かつ、同一の組み合わせに属するノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムにおいて、組み合わせに属するノードが、自ノード配下の端末より受信したフレームを、自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信する。これにより、所望の伝送容量を安価に実現可能で、かつ、異常事態から短時間で復帰可能な信頼性の高い通信システムが得られる。

Description

本発明は、通信システムに関し、特に、信頼性の高い通信システム、ノード、端末、プログラム及び通信方法に関する。
近年、インターネットの普及により急激に増大したトラフィック量が、基幹系通信システムの通信帯域を圧迫するようになっている。
通信システムの通信帯域が圧迫されると、輻輳が頻発するため、通信を断続的にしか行えないという問題、又は、通信が完全に停止する等の問題が生じる。
従って、通信システムの伝送容量を拡大することにより、安定した通信を継続的に提供可能な技術が要望されている。
また、大容量のトラフィックを転送するような基幹系通信システムにおいて、リンクの切断、又は、ネットワークノード(以下、単にノードと記述する)の故障等の異常が発生した場合に、広範囲に多大な影響を及ぼすため、前述のような異常事態に陥ったとしても、安定した通信を継続可能な、通信システムの高信頼化技術が要望されている。
従来、上述のような安定した通信システムを実現するネットワークプロトコルとして、2004年にIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)から発行された標準化文書であるIEEE Standards 802.17(文献1)で開示されているResilient Packet Ring(RPR)が広く知られている。
RPRは、図25に示すようなリングトポロジのネットワーク上で、フレームを転送するためのネットワークプロトコルである。
図25に示す通信システムは、RPRに準拠して動作する4台のノード(以下、RPRノードと記述する)によりRPRのネットワーク(以下、RPRネットワークと記述する)を構成した上で、各RPRノードの配下に1台の端末のノードを収容した例である。
RPRの主な特徴としては、高速のプロテクション機能が知られている。
例えば、RPRネットワークおいて、RPRノード間のリンクが切断された場合、そのリンクの両側のRPRノードが切断を検出した直後に、即座に全てのRPRノードにその旨を通知する。
通知を受けたRPRノードは、リンクの切断箇所を迂回するように、トラフィックを送信するため、通信を継続して行うことが可能である。
RPRは、都市網のように、大容量のトラフィックが流れる基幹系通信システムへの採用を前提として、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、又は、SONET(Synchronous Optical Network)と同等の50ms以内の短時間で通信を回復するように設計されているため、信頼性の高い通信システムを構築することが可能である。
RPRネットワークを構築した当初に想定していた伝送容量をトラフィック量が超過し、RPRネットワークの通信帯域が圧迫されるような事態となった場合、既設のRPRネットワークの伝送容量を増大する方法としては、より高速のビットレートで動作する光部品、及び、電気部品を用いた通信インタフェースを搭載するRPRノードを用いて、より大きな伝送容量のRPRネットワークを新たに構築した上で、新しいRPRネットワークに移行する方法が、最も簡易であるため、一般的である。
また、特開平10−285200号公報(文献2)に開示されている技術をRPRネットワークに適用する方法も考えられる。
すなわち、複数のRPRネットワークを中継ノードにより接続するとともに、中継ノードの配下に端末を配置したネットワークを構成した上で、中継ノードが、複数のRPRネットワークのいずれかに、端末から受信したデータフレームを分配して転送する。
以上により、端末から受信したトラフィックが、複数のRPRネットワークに分散されて転送されるため、RPRネットワーク全体の伝送容量を増大することが可能である。
"RPR(Resilient Packet Ring)"、IEEE Standards 802.17、IEEE、2004年 特開平10−285200号公報 特開2004−140776号公報
しかしながら、RPRネットワークの伝送容量を増大する場合に、上述した従来の技術においては、以下に述べる問題がある。
より高速のビットレートで動作する光部品、及び、電気部品を用いた通信インタフェースを搭載するノードにより構成された、伝送容量の大きい通信システムに移行する方法の場合、高速インタフェースを搭載するノードは非常に高価であるため、新しいRPRネットワークを構築する費用が膨大になるという問題がある。
特に、今後のトラフィック量の変化が推測し難い状況にあった場合、利用可能な通信インタフェースのうち、最大の速度で動作する通信インタフェースを有するノードを利用せざるを得ないため、通信システムの構築費用がさらに増大する。
今後のトラフィック量の推移を見積もることが可能であったとしても、通信インタフェースの速度は多様性に乏しいため、所望の伝送容量を遙かに上回る通信システムを構築しなければならならないために、余分に費用が発生するという問題もある。
また、通信システムの信頼性の観点で言えば、RPRでは、RPRネットワークを構成するRPRノードが故障した場合、そのRPRノード以外のRPRノード配下の端末間の通信を維持することは可能であるが、故障したRPRノード配下の端末と他の端末間の通信を継続することは不可能であるという問題もある。
一方、文献2に開示されているように、中継ノードが複数のRPRネットワークにトラフィックを分配する方法により、RPRネットワークの伝送容量を増大する場合、中継ノード間とRPRネットワーク間、及び、中継ノードと端末間が1本のリンクのみで接続されている上に、中継ノード自身も冗長に構成されていない。
すなわち、基幹通信システムを構築するためのアーキテクチャとしては、信頼性に欠けると言わざるを得ない。
また、文献2には、中継ノードに接続されている複数のRPRネットワークのいずれかにおいて、RPRノードの障害のように、そのRPRネットワークを構成しているRPRノードのうち、少なくとも2つのRPRノード間の通信が遮断されるような異常が発生した場合におけるデータフレームの転送方法が開示されていない。
本発明の目的は、上述したような従来の技術が有する問題を鑑みてなされたものであって、所望の伝送容量を安価に実現可能で、かつ、異常事態から短時間で復帰可能な信頼性の高い通信システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、任意の伝送容量を有する複数のネットワークを組み合わせることにより通信システムを構築した上で、正常時は、トラフィックを前記複数のネットワークに分配することにより、通信システムの伝送容量を拡大するとともに、異常時には、異常箇所を迂回するように、トラフィックを前記複数のネットワークに分配することにより、通信を続行することを特徴とする。
上記の目的を達成するために本発明は、2個以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムにおいて、前記組み合わせに属する前記ノードが、自ノード配下の前記端末より受信したフレームを、自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために本発明は、前記組み合わせに属するノードが、他のネットワークに属する何れかのノードと、複数の経路を介して接続されることを特徴とする。
本発明によれば、以下に述べるような効果が達成される。
第1に、正常時及び異常時において、2個以上のネットワークのそれぞれに属する他のノードと重複することがないようにそれぞれ組み合わされて構成されたノードが、自ノード配下の端末より受信したフレームを、自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信することにより、通信システムの伝送容量を拡大することが可能となる。
第2に、組み合わせに属するノードが、他のネットワークに属する何れかのノードと、複数の経路を介して接続されることにより、信頼性の高い通信システムを構築することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成を示す模式図である。
図2は、第1の実施の形態における通信システムの構成を平面的に描いた模式図である。
図3は、第1の実施の形態のRPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230の構成を示すブロック図である。
図4は、第1の実施の形態のFDB440を示す図である。
図5は、第1の実施の形態のTDB450のネットワーク接続情報4501の例を示した図である。
図6は、第1の実施の形態のTDB450のネットワーク接続情報4502の例を示した図である。
図7は、第1の実施の形態のポート状態管理データベース490を示す図である。
図8は、第1の実施の形態のRPRノードのハードウェアウェア構成を示す図である。
図9は、第1の実施の形態のRPRノードの動作を示すフローチャートである。
図10は、第1の実施の形態のRPRノードの動作を示すフローチャートである。
図11は、第1の実施の形態のRPRノードの動作を示すフローチャートである。
図12は、第1の実施の形態のRPRノードの動作を示すフローチャートである。
図13は、第2の実施の形態が適用された通信システムの構成例を示す模式図である。
図14は、第2の実施の形態が適用された通信システムを構成する通信装置の外観を示す図である。
図15は、第2の実施の形態における通信システムを構成する通信装置の内部構成を示すブロック図である。
図16は、第2の実施の形態による通信システムにおけるRPRノード100〜130、RPRノード200〜230、及び、RPRノード700〜730の構成を示すブロック図である。
図17は、第2の実施の形態のTDB450のネットワーク接続情報テーブル4501を示す。
図18は、第3の実施の形態による通信システムにおけるRPRノード200〜230、及び、RPRノード700〜730の構成を示すブロック図である。
図19は、本発明の第4の実施の形態における通信システムの構成を示す模式図である。
図20は、第4の実施の形態における通信システムの構成を平面的に描いた模式図である。
図21は、第4の実施の形態のRPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230の構成を示すブロック図である。
図22は、第4の実施の形態のノード300〜330の構成を示すブロック図である。
図23は、第4の実施の形態の端末の動作を示すフローチャートである。
図24は、第4の実施の形態のRPRノードの動作を示すフローチャートである。
図25は、4台のRPRノードにより構成された一般的なRPRネットワークの1例を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態による通信システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
(通信システムの構成)
図1は、本発明が適用された第1の実施の形態による通信システムの構成例を示す模式図である。
図2は、図1の各ノード間の接続が明確になるように、図1を平面的に描いた図である。
図1に示す通信システムは、RPRノード100〜130により構成されるRPRネットワーク10と、RPRノード200〜230により構成されるRPRネットワーク20と、ノード300〜330とから構成される通信システムである。
ここで、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230は、IEEE802.17に準拠して動作するRPRノードであるとともに、本発明が適用されたノードである。
RPRネットワーク10とRPRネットワーク20は、RPRノード100のポートP4とRPRノード200のポートP4間のリンクと、RPRノード100のポートP5とRPRノード200のポートP5間のリンクの、2本のリンクにより接続されている。
同様に、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20は、RPRノード110とRPRノード210、及び、RPRノード120とRPRノード220、及び、RPRノード130とRPRノード230においても、それぞれ2本のリンクで接続されている。
ノード300は、RPRノード100及びRPRノード200配下の端末であり、RPRノード100とRPRノード200の何れか一方、又は、両方に接続される。
なお、ノード300をRPRノード100とRPRノード200の両方に接続する場合は、ノード300のポートP1及びポートP2にリンク・アグリゲーションを適用するなどして、RPRノード100とRPRノード200とノード300がループを構成しないように設定する。
ノード310は、RPRノード110とRPRノード210配下の端末であり、また、ノード320は、RPRノード120とRPRノード220配下の端末であり、また、ノード330は、RPRノード130とRPRノード230配下の端末である。
本実施の形態では、簡単のため、ノード300〜330の配下に、別のノード、又は、他のネットワークを接続した通信システムを考えないが、そのような構成の通信システムであっても、ループの構成とならない限りは、本実施の形態で説明する内容を適用可能である。
図1、図2に示すように、RPRネットワークにより本実施の形態における通信システムを構築するためには、まず、RPRノードにより構成されるRPRネットワークを複数用意する。
次に、各RPRネットワークから重複しないようにRPRノードを1個ずつ選んで、RPRネットワークを構成するRPRノード数分の組み合わせを作る。
すなわち、同一のRPRネットワーク上のRPRノードが、同一の上記組み合わせに2個以上重複して属することはないように接続される。
さらに、各組み合わせに含まれるRPRノードの一部、もしくは、全部に端末のノードを接続する。
なお、RPRネットワーク上のRPRノードの数は、各RPRネットワーク間で同数でなくてもよい。
端末を複数のRPRノードに接続する場合は、前述したように、リンク・アグリゲーションを適用するなどして、ループの構成とならないように設定する。
(ノードの構成)
図3は、図1の通信システムにおけるRPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230の構成を示すブロック図である。
以下では、RPRノード100の構成を説明するが、RPRノード110〜130、及び、RPRノード200〜230の構成も、RPRノード100の構成と同様である。
図3に示すように、RPRノード100は、入力ポート400−1〜5と、ネットワーク選択部410と、フレーム多重部420と、スイッチ処理部430と、FDB440と、TDB450と、TDB管理部460と、リンク選択部470と、ポート状態管理データベース480と、ポート状態管理データベース管理部490と、フレーム多重部500と、出力ポート510−1〜5とを備えて構成される。
RPRノード100の入力ポート400−1〜5は、図1のRPRノード100のポートP1〜P5の受信側に対応し、隣接ノードから送信されるフレームを受信するポートである。
同様に、RPRノード100の出力ポート510−1〜5は、図1のRPRノード100のポートP1〜P5の送信側に対応している。
RPRノード100の入力ポート400−1は、RPRノード110の出力ポート510−2から送信されるRPRフレームを受信するポートである。
RPRノード100の入力ポート400−2は、RPRノード130の出力ポート510−1から送信されるRPRフレームを受信するポートである。
RPRノード100の入力ポート400−3は、ノード300のポートP1から送信されるイーサネット(登録商標)フレームを受信するポートである。
RPRノード100の入力ポート400−4は、RPRノード200の出力ポート510−4から送信されるフレームを受信するポートである。
RPRノード100の入力ポート400−5は、RPRノード200の出力ポート510−5から送信されるフレームを受信するポートである。
RPRノード100のネットワーク選択部410は、後述するFDB440やTDB450を参照してRPRネットワーク10、20の接続状況を確認し、RPRノード100の入力ポート400−3で受信したイーサネット(登録商標)フレームを、RPRネットワーク10に分配(転送)するか、もしくは、RPRネットワーク20に分配(転送)するかを決定する。
受信したフレームの分配(転送)は、転送条件を予め定め、この予め定められた転送条件に基づいて行ってもよい。転送条件として、例えば、受信したフレームのMACアドレスを条件として転送する場合、ネットワークの負荷を条件として転送する場合、所定の優先度を条件として転送する場合等が考えられる。また、音声データはRPRネットワーク20に転送し、画像データはRPRネットワーク10に転送する場合、大口ユーザはRPRネットワーク10に転送し、小口の個人ユーザはRPRネットワーク20に転送する場合等が考えられる。
RPRノード100のフレーム多重部420は、RPRノード100のネットワーク選択部410からのフレームと、RPRノード100の入力ポート400−5からのフレームとを多重して、RPRノード100のスイッチ処理部430に送る。
なお、RPRノード100のフレーム多重部420が、RPRノード100のスイッチ処理部430に内蔵されるように、RPRノード100を構成しても良い。
また、前述したように、RPRノード100のポートP4及びポートP5と、RPRノード200のポートP4及びポートP5とを、パケットスイッチを使用して接続するような構成の通信システムにおいて、RPRノード100及びRPRノード200のフレーム多重部420が、それぞれRPRノード100及びRPRノード200のスイッチ処理部430に内蔵されるように、RPRノード100及びRPRノード200を構成しても良い。
RPRノード100のスイッチ処理部430は、IEEE802.17に記載されるRPRに関する全ての処理を行う。
RPRノード100のスイッチ処理部430が行う処理の例として、RPRフレームの生成、RPRフレームの転送、各RPRノードに収容される端末の管理(配下の端末のMACアドレスの学習)、Topology Discovery Protocolによるトポロジデータベース(TDB;Toopology DataBase)の管理、FairnessによるRPRネットワーク10上のトラフィックの通信帯域の動的制御、OAM(Operations,Administration and Maintenance)によるRPRネットワーク10の管理等がある。
また、RPRノード100のスイッチ処理部430は、受信したフレームについて、上記RPRノード100のネットワーク選択部410と同様に、後述するFDB440やTDB450を参照してRPRネットワーク10、20の接続状況を確認し、フレームを分配(転送)する。さらに、スイッチ処理部430は、上記ネットワーク選択部410と同様の転送条件を定めることができる。
以降では、上述のスイッチ処理部430の処理の詳細については、本発明の動作に深く関わる動作を除いては、説明を省略する。
RPRノード100のFDB440は、RPRノード100〜130に収容される端末を管理するためのデータベースである。
RPRノード100のFDB440には、RPRノード100のスイッチ処理部430により、端末のMACアドレスと、その端末が収容されるRPRノードのMACアドレスとの関係が登録される。
図4は、RPRノード100のFDB440の例を示した図である。
例えば、図4に示すFDB440の第2のエントリには、ノード310のMACアドレスと、ノード310が収容されているRPRノード110のMACアドレスが登録されている。
RPRノード100のTDB450は、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20のトポロジの状態、及び、障害の発生状況等の情報、及び、ネットワーク接続情報を管理するためのデータベースである。
なお、ネットワーク接続情報は、ノードが有するポートのポート番号と、ノードが接続する他のネットワーク上にある接続先のノードを識別するノード情報とからなり、ノードが有するポートがいずれのノードと接続しているかを示す。
RPRノード100のTDB450で管理される情報のうち、RPRノード100が属するRPRネットワーク10に関する情報は、RPRノード100のスイッチ処理部430で動作するTopology Discovery Protocolにより管理される。
図5、図6は、RPRノード100のTDB450のネットワーク接続情報の例を示した図である。
図5は、RPRノード100の各ポートが他のネットワークであるRPRネットワーク20のいずれのノードと接続しているかを示すネットワーク接続情報テーブル4501の図であり、ポート番号と、各ポートに接続しているノードを識別するノード情報(ノード番号及びMACアドレス)とを構成要素とする。
図5によると、RPRノード100は、ポートP4及びポートP5で、例えば、MACアドレスxx:xx:xx:xxで識別されるRPRノード200と接続していることが示される。
なお、本実施の形態においては、ノード情報にノードのMACアドレスを用いているが、各ポートに接続しているノードが識別できればよく、例えば、ノードのIPアドレスを用いてもよい。
図6は、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20を構成するRPRノード毎に管理されているRPRノードのポートP1、及び、ポートP2のポート状態を示すネットワーク接続情報テーブル4502の図である。
例えば、図6のRPRノード100のTDB450において、RPRノード220のポートP1のポート状態は有効であり、また、RPRノード220のポートP2のポート状態は無効である。
この状態は、RPRノード220は、ポートP1でRPRフレームを送受信可能であり、また、ポートP2でRPRフレームの送受信が不可能であることを意味している。
さらに、図6のRPRノード100のネットワーク接続情報テーブル4502において、RPRノード130のポートP1、及び、ポートP2のポート状態は無効であって、RPRノード130は、ポートP1、及び、ポートP2でRPRフレームの送受信が不可能な状態にある、すなわち、RPRネットワーク10において、RPRノード130にフレームを転送可能な通信経路が存在しないことが分かる。
上記のような状態にある場合、「RPRノード130はRPRネットワーク10においてRPRノード100〜120と接続性がない」と記述する。
RPRノード100のTDB管理部460は、RPRノード100のTDB450で管理される情報のうち、RPRネットワーク10に関する情報を、RPRノード200のTDB管理部460に通知するとともに、RPRノード200のTDB管理部460によりRPRノード100のTDB管理部460に通知されるRPRネットワーク20に関する情報を、RPRノード100のTDB450に登録する。
RPRノード100、及び、RPRノード200のTDB管理部460の動作の結果、RPRノード100、及び、RPRノード200のTDB450では、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の両RPRネットワークのトポロジに関する情報が登録される。
RPRノード100のリンク選択部470は、RPRノード100の出力ポート510−4のポート状態に従って、RPRノード100のフレーム多重部500、又は、RPRノード100の出力ポート510−4にフレームを送る。
RPRノード100のポート状態管理データベース480は、RPRノード100、及び、RPRノード200配下の端末が接続されたポート、すなわち、出力ポート510−3のポート状態を管理するためのデータベースである。
図7は、RPRノード100のポート状態管理データベース480の例を示した図である。
図7のRPRノード100のポート状態管理データベース480においては、RPRノード100の出力ポート510−3のポート状態は有効であり、また、RPRノード200の出力ポート510−3のポート状態は無効である。
この状態は、RPRノード100は、RPRノード100の出力ポート510−3から配下のノード300にフレームを送信することが可能であり、かつ、RPRノード200は、RPRノード200の出力ポート510−3から配下のノード300にフレームを送信することが不可能であることを意味している。
RPRノード100のポート状態管理データベース管理部490は、RPRノード100の出力ポート510−3のポート状態を監視し、RPRノード100の出力ポート状態管理データベース480に登録する。
また、RPRノード100のポート状態管理データベース管理部490は、RPRノード100のポート状態管理データベース480で管理される情報のうち、RPRノード100の出力ポート510−3のポート状態を、RPRノード200のポート状態管理データベース管理部490に通知するとともに、RPRノード200のポート状態管理データベース管理部490よりRPRノード100のポート状態管理データベース管理部490に通知されるRPRノード200の出力ポート510−3の情報を、RPRノード100のポート状態管理データベース480に登録する。
RPRノード100、及び、RPRノード200のポート状態管理データベース管理部490の動作の結果、RPRノード100、及び、RPRノード200のポート状態管理データベース480では、RPRノード100、及び、RPRノード200の出力ポート510−3のポート状態が登録される。
RPRノード100のフレーム多重部500は、RPRノード100のリンク選択部470からのフレームと、RPRノード100の入力ポート400−4からのフレームを多重した上で、RPRノード100の出力ポート510−3から送信する。
ここで、RPRノード100の入力ポート400−1〜400−5及び出力ポート510−1〜510−5と、RPRノード100のその他の各構成要素との接続関係について説明する。
各入力ポート及び出力ポートは、各構成要素と固定的に接続される構成でもよいし、また、インタフェース管理(不図示)等を設け、各構成要素との接続関係を変更できるように構成してもよい。各構成要素との接続関係を変更できるようにするには、例えば、各入力ポートからの入力データが一時的に保持されるメモリに対するネットワーク選択部410からのアドレス指定を変更することや、又は、物理的なスイッチを設けること等によって行うことができる。
図8は、ハードウェア構成を示すブロック図である。
図8は、本実施の形態による通信システムのRPRノード100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図8を参照すると、本発明によるRPRノード100は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)801、RAM(Random Access Memory)等の主記憶部802、ネットワーク900を介してデータの送受信を行う通信制御部803、液晶ディスプレイ、プリンタ等の表示部804、キー操作部等の入力部805、外部装置と接続してデータの送受信を行うインタフェース部806、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部807、本発明によるRPRノード100の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス808等を備えている。
本発明によるRPRノード100は、その動作を、RPRノード100内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU801で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU801は、補助記憶部807に格納されているプログラムを、主記憶部802にロードして実行し、あるいは補助記憶部807上で直接実行し、RPRノード100の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
(正常時のフレーム転送の動作)
以降に、図1の通信システムにおいて、正常時に、ノード300からノード320にフレームを転送する動作を、図9で示すフローチャートを用いて説明する。
ノード300は、ノード300のポートP1とポートP2の何れか一方から、ノード320(宛先端末)宛てのイーサネット(登録商標)フレームを送信する。
以下では、ノード300が、ノード300のポートP1からRPRノード100にイーサネット(登録商標)フレームを送信する場合について説明する。
まず、RPRノード100がノード300から送信されたイーサネット(登録商標)フレームを受信して転送する動作を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
RPRノード100は、RPRノード100の入力ポート300−3で、ノード320宛てのイーサネット(登録商標)フレームを受信すると(ステップS1)、RPRノード100のネットワーク選択部410にフレームを送る(ステップS2)。
RPRノード100のネットワーク選択部410は、後述するフレーム分配アルゴリズムに従って、フレームを転送するRPRネットワークを決定する(ステップS3)。
RPRネットワーク10でフレームを転送すると決定した場合、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノード100のフレーム多重部420にフレームを送る(ステップS4)。
RPRノード100のフレーム多重部420は、RPRノード100のネットワーク選択部410からのフレームと、RPRノード100の入力ポート400−5からのフレームを多重した上で、RPRノード100のスイッチ処理部430に送る(ステップS5)。
RPRノード100のスイッチ処理部430は、イーサネット(登録商標)フレームの宛先MACアドレスをキーとして、RPRノード100のFDB440を検索することにより、ノード320が収容されているRPRノード(宛先端末収容ノード)を取得する(ステップS6)。
RPRノードの取得に成功して、ノード320が収容されているRPRノードが、RPRノード120であることが判明した場合、RPRノード100のスイッチ処理部430は、RPRノード120にフレームをユニキャスト転送する(ステップS7)。
具体的には、RPRノード100のスイッチ処理部430は、宛先MACアドレスにRPRノード120のMACアドレスを格納し、かつ、送信元MACアドレスにRPRノード100のMACアドレスを格納し、かつ、ペイロードにノード320宛のイーサネット(登録商標)フレームを格納したRPRフレームを生成した上で、RPRノード100の出力ポート510−1、又は、出力ポート510−2の何れか一方から、生成したRPRフレームを送信する。
ユニキャスト転送されたRPRフレームは、IEEE802.17に記載のユニキャストフレームの転送方法に従って、RPRネットワーク10を経由して、RPRノード120に転送される。
一方、RPRノードの取得に失敗した場合(ステップS6)、RPRノード100のスイッチ処理部430は、宛先ノード識別子が不明なフレームであるunknownユニキャストフレームとして、フレームをブロードキャスト転送する(ステップS8)。
具体的には、RPRノード100のスイッチ処理部430は、宛先MACアドレスにブロードキャスト用MACアドレスを格納し、かつ、送信元MACアドレスにRPRノード100のMACアドレスを格納し、かつ、ペイロードにノード320宛のフレームを格納したRPRフレームを生成した上で、RPRノード100の出力ポート510−1、又は、出力ポート510−2の何れか一方から、生成したRPRフレームを送信する。
ブロードキャスト転送されたRPRフレームは、IEEE802.17に記載のブロードキャストフレームの転送方法に従って、RPRネットワーク10を経由して、RPRノード100以外のRPRネットワークを構成する全てのRPRノード、すなわち、RPRノード110〜130に転送される。
以上では、ノード300から送信されるイーサネット(登録商標)フレームが、ノード300からノード320宛てのユニキャストフレームである場合のフレーム転送方法について説明した。
ノード300から送信されるイーサネット(登録商標)フレームが、その宛先MACアドレスがブロードキャスト用MACアドレスであるイーサネット(登録商標)フレーム(ブロードキャストフレーム)、又は、その宛先MACアドレスがマルチキャスト用MACアドレス(マルチキャストフレーム)である場合は、RPRノード100は、上述のunknownユニキャストフレームと同様にして、これらのフレームを転送する。
次に、RPRノード100のネットワーク選択部410のフレーム分配アルゴリズムが、RPRネットワーク20でフレームを転送すると決定した場合(ステップS3)の動作を説明する。
このとき、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノード100の出力ポート510−5からRPRノード200の入力ポート400−5にフレームを送信する(ステップS9)。
RPRノード200は、RPRノード200の入力ポート400−5でフレームを受信すると、RPRノード200のフレーム多重部420にフレームを送る。
RPRノード200のフレーム多重部420は、RPRノード200のネットワーク選択部410からのフレームと、RPRノード200の入力ポート400−5からのフレームを多重した上で、RPRノード200のスイッチ処理部430に送る(ステップS5)。
以降のRPRノード200がRPRネットワーク20にRPRフレームを送信する動作は、前述のRPRノード100がRPRネットワーク10にRPRフレームを送信する動作と同一であるため(ステップS6〜ステップS8)、説明を省略する。
以上のようにして、RPRノード200の出力ポート510−1、又は、出力ポート510−2の何れか一方から送信されたRPRフレームは、RPRネットワーク20を経由して、ノード320が収容されているRPRノード220に転送される。
正常時にRPRノード100のネットワーク選択部410がフレームを転送するRPRネットワークを決定するためのフレーム分配アルゴリズムとしては、ラウンドロビン、重み付けラウンドロビン等の任意のアルゴリズムを使用することができる。
また、フレームのヘッダ、及び、フレームのペイロードの情報をパラメータとして計算を行った結果に基づいて、フレームを転送するRPRネットワークを決定するといったアルゴリズムを使用することもできる。
このようなアルゴリズムで使用するパラメータとしては、イーサネット(登録商標)フレームの宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、プライオリティ、VLAN ID、イーサタイプ、フレームのペイロードに格納されたIPパケットの宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、さらに、そのIPパケットに格納されたTCPパケットの宛先TCPポート番号、送信元TCPポート番号等が考えられる。
フレームの到着順序を維持した上で、通信システムを構成する複数のRPRネットワークの伝送容量を効率良く使用するためには、多くの種類のパラメータを用いて、フレームを細かい粒度で分類した上で、各RPRネットワークにフレームを分配させると良い。
次に、RPRノード100がRPRネットワーク10にRPRフレームを送信した後、RPRノード120が、RPRノード120の入力ポート400−1、又は、入力ポート400−2でRPRフレームを受信し、かつ、RPRフレームのペイロードに格納されたイーサネット(登録商標)フレームをノード320に転送する動作を、図10で示すフローチャートを参照して説明する。
RPRノード120は、RPRノード120の入力ポート400−1、又は、入力ポート400−2でRPRフレームを受信すると(ステップS11)、RPRノード120のスイッチ処理部430にRPRフレームを送る。
RPRノード120のスイッチ処理部430は、RPRフレームの宛先MACアドレスに、RPRノード120のMACアドレスが格納されている場合、又は、ブロードキャスト用MACアドレスが格納されている場合、受信したRPRフレームのペイロードに格納されたイーサネット(登録商標)フレームを抽出(宛先端末の識別情報の抽出)して(ステップS12)、RPRノード120のリンク選択部470に送る。
RPRノード120のリンク選択部470は、RPRノード120のポート状態管理データベース480において、RPRノード120の出力ポート510−3のポート状態が有効か否かを判別し(ステップS13)、ポート状態が有効であると判別した場合、RPRノード120のフレーム多重部500が、RPRノード120の入力ポート400−4からのフレームと、RPRノード120のリンク選択部470からのフレームを多重した上で(ステップS14)、RPRノードの出力ポート510−3からノード320にイーサネット(登録商標)フレームを送信する(ステップS15)。
もしRPRノード120の出力ポート510−3のポート状態が無効であるために、ノード320にイーサネット(登録商標)フレームを転送できない場合は、RPRノード120のリンク選択部470は、RPRノード120のポート状態管理データベース480を参照して、ノード320に接続されているRPRノードのうち、出力ポート510−3のポート状態が有効であるRPRノードを取得する(ステップS16)。
以降では、RPRノード220の出力ポート510−3のポート状態が有効であるとして、説明する。
RPRノード120のリンク選択部470は、RPRノード120の出力ポート510−4からRPRノード220の入力ポート400−4にフレームを送信する(ステップS17)。
RPRノード220は、RPRノード220の入力ポート400−4で受信したフレームをRPRノード220のフレーム多重部500に送る。
RPRノード220のフレーム多重部500は、RPRノード220の入力ポート400−4からのフレームと、RPRノード220のリンク選択部470からのフレームを多重した上で(ステップS14)、RPRノード220の出力ポート510−3からノード320にイーサネット(登録商標)フレームを送信する(ステップS15)。
RPRノード120のリンク選択部470が、RPR120のポート状態管理データベース480を検索した結果、出力ポート510−3のポート状態が有効なRPRノードを取得できなかった場合は、フレームを廃棄する(ステップS18)。
以上より、RPRノード120とノード320間のリンクが切断したために、RPRノード120がノード320にフレームを送信することができない場合でも、RPRノード220を経由することにより、ノード320にフレームを転送することが可能である。
上述の方法では、RPRノード120、及び、RPRノード220は、ポート状態管理データベース管理部490を介して、互いのRPRノードの出力ポート510−3のポート状態を通知し合う必要があった。
しかしながら、互いの出力ポート510−3のポート状態を通知せずに、自ノードの出力ポート510−3のポート状態が無効である場合は、ノード320へのフレームの転送を他の適当なRPRノードに委任する方法もある。
もし委任先のRPRノードでもノード320へフレームを転送できない場合には、委任先のRPRノードはさらに別のRPRノードにフレームの転送を委任する。
例えば、RPRノード120のリンク選択部470は、RPRノード120の出力ポート510−3のポート状態が無効である場合は、他のRPRノードの出力ポート510−3のポート状態も不明であるけれども、自ノードからイーサネット(登録商標)フレームを送信できないため、自ノード以外のRPRノード220の入力ポート510−4にフレームを送信する。
この方法では、ノード320に接続されている全てのRPRノードが、ノード320にフレームを転送できない場合、これらのRPRノード間をフレームが転送され続ける恐れがある。
従って、例えば、フレームにTime To Live(TTL)フィールドを新たに付与した上で、フレームがRPRノードで受信される毎にその値を1ずつ減少させるとともに、その値が1となったフレームを廃棄するなどして、フレームが転送され続けるのを防止する必要がある。
なお、RPRノード120、及び、RPRノード220は、ノード320にフレームを転送する際、付与したTTLフィールドを削除する。
以上の方法によれば、RPRノード120、及び、RPRノード220は、互いの出力ポート510−3のポート状態を通知し合う必要がないため、両RPRノードのポート状態管理データベース管理部490が不要となることにより、RPRノードの構成が簡易化される。
これまで述べたように、RPRノード100のリング選択部410が、ノード300から受信したフレームを、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20に分配して転送することにより、ノード300とノード320間の伝送容量を拡大することが可能である。
伝送容量の異なる複数のRPRネットワークを組み合わせて通信システムを構成した上で、同様の方法を用いてトラフィックを各RPRネットワークに分配させることにより、所望の伝送容量を有する通信システムを容易に、かつ、安価に構築することが可能である。
(異常時のフレーム転送の動作)
以降では、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方、又は、両方で、リンクの切断、又は、RPRノードの故障といった異常が発生した場合に、ノード300からノード320にフレームを転送する動作を、図11で示すフローチャートを用いて説明する。
RPRネットワーク10、又は、RPRネットワーク20において、異常が発生したとしても、RPRネットワーク10を構成する全てのRPRノード間で通信が可能である(接続性がある)、かつ、RPRネットワーク20を構成する全てのRPRノード間で通信が可能である(接続性がある)場合は、正常時のフレーム転送の動作で説明した方法と同様にして、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20にフレームを分配することができる。
なぜなら、例えば、RPRネットワーク10において、RPRノード100とRPRノード110間のリンクが切断されたとしても、RPRの障害回復動作によって、切断箇所を迂回するようにフレームが転送されることにより、RPRネットワーク10を構成するRPRノード間の通信が継続されるため、ノード300からノード320宛てのフレームは正常時と同様にしてノード320に転送されるからである。
しかしながら、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方、又は、両方において、複数のリンクが同時に切断される、又は、RPRノードがダウンするなどの異常が生じることにより、RPRネットワーク10、又は、RPRネットワーク20の何れか一方において、全てのRPRノード間の接続性がなくなった場合には、フレームの宛先、及び、異常の発生箇所を考慮した上でフレームをRPRネットワーク10、又は、RPRネットワーク20に分配する必要がある。
その理由は、フレームの宛先の端末を収容するRPRノードと接続性のないRPRネットワークにフレームを分配したとしても、フレームを宛先に転送することは不可能だからである。
以降では、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方、又は、両方において、RPRネットワークを構成する全てのRPRノード間の接続性がない場合に、ノード300からノード320にイーサネット(登録商標)フレームを転送する動作を説明する。
RPRノード100のネットワーク選択部410は、ノード300からRPRノード100の入力ポート400−3でイーサネット(登録商標)フレームを受信すると(ステップS21)、イーサネット(登録商標)フレームの宛先MACアドレスをキーとして、RPRノード100のFDB440を検索することにより、イーサネット(登録商標)フレームの宛先の端末が収容されているRPRノードを取得する(ステップS22)。
RPRノードの取得に成功した場合、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノードのTDB450を参照することにより、自RPRノード(RPRノード100)と取得したRPRノード間の接続性があるRPRネットワークを取得する(ステップS23)。
取得したRPRネットワークがRPRノード100の属するRPRネットワーク10である場合は(ステップS24)、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノード100のスイッチ処理部430にフレームを送り(ステップS25)、また、RPRノード200の属するRPRネットワーク20である場合は(ステップS24)、RPRノード100の出力ポート510−5からRPRノード200にフレームを送り(ステップS26)、また、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の両方である場合は、正常時のフレーム転送の動作で説明したように、フレーム分配アルゴリズムにより、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方にフレームを分配し、また、RPRネットワークを取得できなかった場合は(ステップS23)、フレームを廃棄する(ステップS27)。
RPRノードの取得に失敗した場合(ステップS22)、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノード100のTDB450を参照することにより、RPRネットワークを構成する全てのRPRノードと自RPRノード間の接続性があるRPRネットワークを取得する(ステップS28)。
取得したRPRネットワークがRPRノード100の属するRPRネットワーク10である場合(ステップS29)、RPRノード100のネットワーク選択部410は、RPRノード100のスイッチ処理部430にフレームを送り(ステップS30)、また、RPRノード200の属するRPRネットワーク20である場合(ステップS29)、RPRノード100の出力ポート510−5からRPRノード200に送り(ステップS31)、また、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の両方である場合は、正常時のフレーム転送の動作で説明したフレーム分配アルゴリズムにより、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方にフレームを分配し、また、RPRネットワークを取得できなかった場合は(ステップS28)、フレームを廃棄する(ステップS32)。
以上では、ノード300からノード320宛てのユニキャストフレームを送信する方法について説明したが、ブロードキャストフレーム、又は、マルチキャストフレームを送信する方法は、上述のRPRノードの取得に失敗した場合にユニキャストフレームをブロードキャスト転送する方法と同一である。
以上のように、異常時においても、RPRノード100のネットワーク選択部410が、RPRノード100のFDB440及びTDB450を参照することにより、フレームの宛先ノードと接続性のあるRPRネットワークにフレームを分配するため、引き続きフレームを宛先の端末に転送することが可能である。
(多重障害時の対応)
以降では、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の両方において、RPRネットワークを構成する全てのRPRノード間の接続性がない場合に、unknownユニキャストフレーム、及び、ブロードキャストフレーム、及び、マルチキャストフレーム(以下、これらのフレームをまとめて、ブロードキャストフレームと記述する)を転送する方法を説明する。
異常時のフレーム転送の動作で述べたフレーム転送方法では、RPRネットワーク10を構成する全てのRPRノード間の接続性がない、すなわち、RPRノード100〜130のうち、任意のRPRノード間の通信が遮断されている、かつ、RPRネットワーク20を構成する全てのRPRノード間の接続性がない場合(以下、このような異常を多重障害と記述する)、ノード300〜330からRPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230に送信されたブロードキャストフレームは、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230のネットワーク選択部410において、フレームを転送するためのRPRネットワークを取得できないために、廃棄されていた。
以降では、上記のような異常時においても、可能な限り多くの端末にブロードキャストフレームを転送する方法を説明する。
1つの方法として、多重障害時にブロードキャストフレームを転送するRPRネットワークを、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の何れか一方に固定する方法がある。
例えば、RPRノード100のリンク選択部410が、RPRノード100のTDB450により多重障害を検出すると、ブロードキャストフレームを転送するRPRネットワークとして、接続性のあるRPRノードの数が最多のRPRネットワークを選択する。
以降、RPRノード100のリンク選択部410は、ブロードキャストフレームを転送する場合は、常にこのRPRネットワークにフレームを分配する。
ただし、この方法では、ブロードキャストフレームを転送するRPRネットワークとして選択されなかったRPRネットワークにおいてのみ接続性があるRPRノードに対しては、当然ブロードキャストフレームを転送することは不可能である。
多重障害時にブロードキャストフレームを転送するための別の方法として、送信側のRPRノードが通信システムを構成する全てのRPRネットワークにブロードキャストフレームをブロードキャスト転送し、かつ、受信側のRPRノードが、特定のRPRネットワークでのみブロードキャストフレームを受信するが、それ以外のRPRネットワークで受信したブロードキャストフレームを廃棄する方法もある。
以下に、多重障害時に、RPRノード100がノード300から受信したブロードキャストフレームを転送する場合を例にして、その動作を詳細に説明する。
RPRノード100は、RPRノード100の入力ポート400−3でノード300からブロードキャストフレームを受信すると、RPRノード100のネットワーク選択部410にフレームを送る。
RPRノード100のネットワーク選択部410は、フレームの宛先MACアドレスがブロードキャスト用MACアドレス、又は、マルチキャスト用MACアドレスである場合、又は、RPRノード100のFDB440を参照した結果、unknownユニキャストフレームであると判断した場合、フレームを送信する。すなわち、RPRノード100のフレーム多重部420にフレームを送るとともに、RPRノード100の出力ポート510−5からRPRノード200にもフレームを送る。
RPRノード100のフレーム多重部420は、RPRノード100のネットワーク選択部410からのブロードキャストフレームと、RPRノード100の入力ポート400−5からのフレームとを多重した上で、RPRノード100のスイッチ処理部430に送る。
RPRノード100のスイッチ処理部430は、RPRノード100のネットワーク選択部410からのブロードキャストフレームをRPRネットワーク10にブロードキャスト転送する。
RPRノード200は、RPRノード100の出力ポート510−5から送信され、かつ、RPRノード200の入力ポート400−5で受信したブロードキャストフレームを、RPRノード200のフレーム多重部420を経由して、RPR200のスイッチ処理部430に送った上で、RPRネットワーク20にブロードキャスト転送する。
なお、RPRノード100からRPRノード200に転送されたブロードキャストフレームのうち、unknownユニキャストフレームについては、RPRノード200のスイッチ処理部430が、unknownユニキャストフレームではなく、ユニキャストフレームと判断することにより、RPRネットワーク20にユニキャスト転送する可能性があるため、RPRノード100は、RPRノード200に転送するフレームがunknownユニキャストフレームであることをRPRノード200に通知する必要がある。
この方法としては、例えば、フレームのヘッダにunknownユニキャストフレームであることを示すビットを付加して転送する、又は、宛先MACアドレスとしてブロードキャスト用MACアドレスを格納し、かつ、ペイロードにunknownユニキャストフレームを格納したRPRフレームを生成した上で、RPRノード200にRPRフレームを転送する等の方法が考えられる。
上記以外の方法として、RPRノード100のFDB440、及び、RPRノード200のFDB440の内容を常に一致させる、もしくは、RPRノード100のFDB440とRPRノード200のFDB440を統合することにより、RPRノード100のスイッチ処理部430とRPRノード200のスイッチ処理部430が同一のFDB440を参照するといった方法も用いることができる。
RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の両方にブロードキャスト転送されたブロードキャストフレームは、以下のようにして、RPRノード110〜130、及び、RPRノード210〜230に受信される。
以下では、RPRノード120が、多重障害時に、RPRノード120の入力ポート400−1でブロードキャストフレームを受信した場合の動作について、図12で示すフローチャートを用いて説明するが、他のRPRノードが多重障害時にブロードキャストフレームを受信した場合の動作についても同様である。
RPRノード120は、RPRノード120の入力ポート400−1で、宛先MACアドレスにブロードキャスト用MACアドレスが格納されたRPRフレームを受信すると(ステップS61)、RPRノード120のスイッチ処理部430にRPRフレームを送る。
RPRノード120のスイッチ処理部430は、RPRフレームのTTLヘッダに格納された値が1の場合(ステップS62)、RPRフレームを廃棄する(ステップS63)。
RPRノード120のスイッチ処理部430は、RPRフレームのTTLヘッダに格納された値が1ではない場合、RPRフレームのTTLヘッダに格納された値を1減算した上で(ステップS64)、RPRフレームを出力ポート510−2から送信するとともに(ステップS65)、RPRフレームのペイロードに格納されたイーサネット(登録商標)フレームを抽出する(ステップS66)。
RPRノード120と、RPRフレームの送信元MACアドレスに格納されたMACアドレスに対応するRPRノード(RPRノード100)の接続性が、RPRネットワーク10以外のRPRネットワーク(RPRネットワーク20)で失われている場合(ステップS67)、RPRノード120のスイッチ処理部430は、抽出したイーサネット(登録商標)フレームをRPRノード120のリンク選択部470に送る(ステップS68)。
RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の両方において、RPRノード120とRPRノード100の接続性がある場合は(ステップS67)、ブロードキャストフレームを受信するRPRネットワークを予め定めておいた上で(ステップS69)、何れか一方のRPRネットワークで受信したブロードキャストフレームのペイロードから抽出したフレームをリンク選択部470に送信するが(ステップS70)、他方のRPRネットワークで受信したブロードキャストフレームを廃棄する(ステップS71)。
例えば、RPRネットワーク10で受信すると予め決めていた場合は、RPRノード120のスイッチ処理部430は、抽出したフレームをRPRノード120のリンク選択部470に送り、また、RPRネットワーク20で受信すると予め決めていた場合は、RPRノード120のスイッチ処理部430は、抽出したフレームを廃棄する。
以上の結果、RPRノード120は、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の両方に転送されたブロードキャストフレームのうち、何れか一方のRPRネットワークで転送されたブロードキャストフレームのみを受信するが、他方で受信したブロードキャストフレームを廃棄することにより、ブロードキャストフレームを複数回受信するのを防止することができる。
以上に述べた方法により、多重障害が発生した場合においても、可能な限りの多くの端末に対してブロードキャストフレームを転送することが可能となる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下に述べるような効果が達成される。
第1に、正常時には、通信システムの伝送容量を拡大することが可能となる。
その理由は、正常時には、RPRノード100のリング選択部410が、ノード300から受信したフレームを、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20に分配して転送するからである。
第2に、所望の伝送容量を有する通信システムを容易に構築することが可能となる。
その理由は、伝送容量の異なる複数の任意のRPRネットワークを組み合わせて通信システムを構成した上で、上記と同様の方法を用いてトラフィックを各RPRネットワークに分配させるからである。
第3に、新しい通信システムの構築費用を抑制することが可能となる。
その理由は、それまで使用していた既存のネットワークを用いて新しい通信システムを構築できるからである。
第4に、異常時でも、通信を継続して行うことが可能となる。
その理由は、RPRノード100のネットワーク選択部410が、RPRノード100のFDB440及びTDB450を参照することにより、フレームの宛先ノードと接続性のあるRPRネットワークにフレームを分配するため、異常時においても、異常箇所を迂回することにより、フレームを宛先の端末に転送することが可能である。
第5に、信頼性の高い通信システムを構築することが可能となる。
その理由は、ノードと端末間のリンク、及び、異なるネットワーク上のノード間が冗長に構成されているからである。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の第2の実施の形態による通信システムについて、図面を参照して説明する。
(通信システムの構成)
図13は、本発明が適用された第2の実施の形態による通信システムの構成例を示す模式図である。
図13が示すように、本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対応し、第1の実施の形態と同様の基本構成を採用するが、RPRノード700〜730を備えるRPRネットワーク30が追加され、3個のRPRネットワークを互いに接続して構成される点で第1の実施の形態による通信システムと相違する。
以下、上記の第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態と共通する構成要素については説明を適宜省略する。
なお、4個以上のRPRネットワークを有する通信システムも同様の構成となる。
3個以上のRPRネットワークにより通信システムを構築するためには、まず、RPRノードにより構成されるRPRネットワークを複数用意する。
次に、各RPRネットワークから重複しないようにRPRノードを1個ずつ選んで、RPRネットワークを構成するRPRノード数分の組み合わせを作る。
すなわち、同一のRPRネットワーク上のRPRノードが、同一の上記組み合わせに2個以上重複して属することはないように接続される。
それぞれの組み合わせに含まれるRPRノードをメッシュ状に接続する。
このとき、物理的にメッシュ状に接続しなくとも、パケットスイッチを用いて、論理的にメッシュ状に接続すれば、リンクの本数を減少可能である、また、フレームの多重に必要なメモリバッファを減少可能である等の長所が得られる。
さらに、各組み合わせに含まれるRPRノードの一部、もしくは、全部に端末のノードを接続する。
なお、RPRネットワーク上のRPRノードの数については、各RPRネットワーク毎に同数でなくてもよい。
図14、図15に、本発明が適用された第2の実施の形態による通信システムを構成するための通信装置の例を示す。
図14は、本実施の形態による通信システムを構成する通信装置の外観を示す模式図である。図15は、その通信装置の内部構成を示しブロック図である。
図14を参照すると、本発明が適用された通信システムの通信装置は、シャーシ40内に、RPRカード10a、20a、30aをそれぞれ挿入するRPRカード挿入部10b、20b、30bと、スイッチカード50aを挿入するスイッチ部50と、クライアント収容カード60aを備える構成であり、クライアント収容カード60aの接続端子にクライアント70a、70b、70c、・・・70nが接続される。
図15を参照すると、RPRカード10a、20a、30aは、第1の実施の形態におけるRPRノード100等のノードに相当し、RPRカード挿入部10b、20b、30bに挿入されることで、それぞれRPRネットワーク10、RPRネットワーク20、RPRネットワーク30上のノードとして機能する。
スイッチカード50aは、RPRカード挿入部10b、20b、30bに挿入されたRPRカード10a、20a、30a間、及び、クライアント接続端子を介してクライアント収容カード60aに接続するクライアント70a、70b、70c、・・・70nとRPRカード10a、20a、30aとの間でフレームを転送する機能を有する。
クライアント70a〜70nは、端末であり、第1の実施の形態におけるノード300〜330等に相当する。なお、クライアント70a〜70nは、スイッチカード50aのフレームを転送する機能に対して、フレームを転送する際の転送条件を設定する機能を有していてもよい。
(ノードの構成)
図16は、第2の実施の形態による通信システムにおけるRPRノード100〜130、RPRノード200〜230、及び、RPRノード700〜730の構成を示すブロック図である。
以下では、RPRノード700の構成を説明するが、RPRノード710〜730、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230の構成も、RPRノード700の構成と同様である。
第2の実施の形態によるRPRノード700は、第1の実施の形態によるRPRノード100と同様の基本構成からなるが、入力ポート400−6、400−7、及び、出力ポート510−6、510−7が追加されている点で第1の実施の形態によるRPRノード100と相違する。
なお、入力ポート400−6、400−7は、それぞれ入力ポート400−4、400−5と同様の機能を有し、また、出力ポート510−6、510−7は、それぞれ出力ポート510−4、510−5と同様の機能を有する。
RPRノード700が有する他の構成における各データベースやテーブルも、第1の実施の形態によるRPRノード100と同様であるが、RPRネットワーク、RPRノード及び入出力のポートが追加された点で、そのデータ内容が相違する。
データ内容が相違するテーブルの一例として、図17に、第2の実施の形態におけるネットワーク接続情報テーブル4501を示す。
図17は、RPRネットワーク30上のRPRノード700の各ポートが他のネットワークであるRPRネットワーク10、20のいずれのノードと接続しているかを示す図であり、ポート番号と、各ポートに接続しているノードを識別するノード情報(ノード番号及びMACアドレス)とを構成要素とする。
図17によると、RPRノード700は、ポートP4及びポートP5で、例えば、MACアドレスyy:yy:yy:yyで示されるRPRノード100と接続していることが示され、さらに、ポートP6及びポートP7で、例えば、MACアドレスxx:xx:xx:xxで示されるRPRノード200と接続していることが示される。
なお、本実施の形態による3個のRPRネットワークで構成された通信システムにおけるトラフィックを転送する動作は、上記第1の実施の形態による通信システムにおけるトラフィック転送の動作を適用できることから、説明を省略する。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に以下に述べるような効果が達成される。
すなわち、本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の構成を有するので、正常時及び異常時において、通信システムの伝送容量を拡大することが可能となり、また、所望の伝送容量を有する通信システムを容易に構築することが可能となり、さらに、新しい通信システムの構築費用を抑制することが可能となり、さらにまた、信頼性の高い通信システムを構築することが可能となる。
(第3の実施の形態)
以下に、本発明の第3の実施の形態による通信システムについて、図面を参照して説明する。
(通信システムの構成)
本実施の形態は、第2の実施の形態に対応し、第2の実施の形態と同様の基本構成を採用するが、第2の実施の形態による通信システムを構成する3個のRPRネットワークを、RPRネットワーク10、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク(不図示)、GOE(Global Optical Ethernet(登録商標))の技術を用いたネットワーク(不図示)とした点で第2の実施の形態と相違する。
GOEネットワークとは、送信元端末が接続されたエッジノードで、送信先端末が接続されたエッジノードのID等を送信パケットに付加し、コアネットワーク内では、前記IDにしたがってパケットを転送するネットワークである(詳細は、特開2004−140776号公報(文献3)参照)。
以下、上記の第2の実施の形態との相違点について主に説明し、第2の実施の形態と共通する構成要素については説明を適宜省略する。
なお、4個以上のネットワークを有する通信システムも同様の構成となる。
(ノードの構成)
図18は、第3の実施の形態による通信システムにおけるイーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク上のイーサネット(登録商標)ノード、及び、GOEの技術を用いたネットワーク上のGOEノードの構成を示すブロック図である。
以下では、イーサネット(登録商標)ノードの構成を説明するが、GOEノードの構成も、イーサネット(登録商標)ノードの構成と同様である。
第3の実施の形態によるイーサネット(登録商標)ノードは、第2の実施の形態によるRPRノード700と同様の基本構成からなるが、スイッチ処理部430の代わりにスイッチ処理部560が備えられ、TDB450の代わりにネットワーク接続情報530、障害管理情報540が備えられ、TDB管理部460の代わりに障害管理情報管理部550が備えられている点で第2の実施の形態によるRPRノード700と相違する。
スイッチ処理部560は、スイッチ処理部430の機能のうち、本発明に用いられる上記機能と同様の機能を有する。
すなわち、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク、GOEの技術を用いたネットワークでは、RPRネットワーク10がRPRに基づいて通常有する機能が基本的には備えられていないことから、スイッチ処理部560は、各ノードに収容される端末の管理(配下の端末のMACアドレスの学習)、トポロジ情報の管理、障害管理情報の管理、ネットワーク上のトラフィックの通信帯域の動的制御、ネットワークの管理、フレームのスイッチング等の機能を有する。
ネットワーク接続情報530は、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク上のイーサネット(登録商標)ノードと、GOEの技術を用いたネットワーク上のGOEノードやRPRネットワーク上のRPRノードとの接続情報を記憶し、図5、図6で示すネットワーク接続情報テーブル4501、4502と同様のネットワーク接続情報を有する。
なお、ネットワーク接続情報は、ノードが有するポートのポート番号と、ノードが接続する他のネットワーク上にある接続先のノードを識別するノード情報とからなり、ノードが有するポートがいずれのノードと接続しているかを示す。
障害管理情報540は、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク、GOEの技術を用いたネットワークのトポロジの状態、及び、障害の発生状況等の情報、及び、ネットワーク接続情報530を管理するためのデータベースである。
障害管理情報管理部550は、障害管理情報540で管理される情報のうち、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワークに関する情報を、RPRノード100のTDB管理部460、及び、GOEの技術を用いたネットワークの障害管理情報管理部550に通知するとともに、RPRノード100のTDB管理部460から通知されるRPRネットワーク10に関する情報、及び、GOEの技術を用いたネットワークの障害管理情報管理部550から通知されるGOEの技術を用いたネットワークに関する情報を登録する。
障害管理情報管理部550は、例えば、ノード間でキープアライブフレームを送信し、キープアライブフレームの未到着によって、相手の状態や、故障の有無、リンクが切れているか否かということを判断して障害情報を集める。
障害管理情報管理部550の動作の結果、イーサネット(登録商標)の技術を用いたネットワーク上の障害管理情報540では、RPRネットワーク10、及び、GOEの技術を用いたネットワークの両ネットワークのトポロジに関する情報や障害情報が登録される。
なお、本実施の形態による3個のネットワークで構成された通信システムにおけるトラフィックを転送する動作は、上記第2の実施の形態による通信システムにおけるトラフィック転送の動作と同様であるため、説明を省略する。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下に述べるような効果が達成される。
すなわち、本実施の形態は、第2の実施の形態と同様の構成を有するので、正常時及び異常時において、通信システムを構成するネットワークがそれぞれ異なる通信プロトコルを用いていても、第2の実施の形態と同様の効果を有する。
(第4の実施の形態)
以降では、本発明の第4の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(通信システムの構成)
図19は、本発明が適用された通信システムの構成例を示す模式図である。
図20は、図19の各ノード間の接続が明確になるように、図19の通信システムを平面的に描いた図である。
第4の実施の形態における通信システムの構成は、第1の実施の形態における通信システムに対応し、第1の実施の形態における通信システムと同様の基本構成を採用するが、RPRノード100とRPRノード200間のリンク、及び、RPRノード110とRPRノード210間のリンク、及び、RPRノード120とRPRノード220間のリンク、及び、RPRノード130とRPRノード230間のリンクが1本である点で、第1の実施の形態における通信システムと異なる。
以下、上記の第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態と共通する構成要素については説明を適宜省略する。
(ノードの構成)
図21に示すように、第4の実施の形態におけるRPRノードの構成は、ネットワーク選択部410、及び、フレーム多重部420が不要である点、及び、FDB管理部520を新たに備える点で、第1の実施の形態におけるRPRノードの構成と異なる。
以下では、特にRPRノード100の構成について説明するが、RPRノード110〜130、及び、RPRノード200〜230の構成についても、RPRノード100と同様である。
RPRノード100のFDB管理部520は、RPRノード100のFDB440の内容を、後述するノード300のFDB管理部630に通知する。
第4の実施の形態におけるノード300〜330は、第1の実施の形態におけるノード300〜330とは異なり、図22に示す構成を有している。
以下では、ノード300の構成について説明するが、ノード310〜330の構成についても同様である。
図22に示すように、ノード300は、入力ポート600−1〜2と、ネットワーク選択部610と、FDB620と、FDB管理部630と、TDB640と、TDB管理部650と、出力ポート660−1〜2とを備えて構成される。
ノード300の入力ポート600−1〜2は、図19のノード300のポートP1〜P2の受信側に対応し、RPRノード100、又は、RPRノード200から送信されるフレームを受信するポートである。
同様に、ノード300の出力ポート660−1〜2は、図19のノード300のポートP1〜P2の送信側に対応し、それぞれRPRノード100、及び、RPRノード200に対してフレームを送信するポートである。
ノード300のネットワーク選択部610は、ノード300のFDB620やTDB640を参照し、出力ポート660−1からRPRネットワーク10を経由してフレームを転送するか、又は、出力ポート660−2からRPRネットワーク20を経由してフレームを転送するかを決定する。
なお、ノード300のネットワーク選択部610は、第1の実施の形態における転送条件と同様の転送条件に基づいて、フレームの転送先を決定してもよい。
ノード300のFDB620は、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230に収容される端末を管理するためのデータベースである。
ノード300のFDB管理部630は、RPRノード100のFDB管理部520から通知されるRPRノード100のFDB440の内容と、RPRノード200のFDB管理部520から通知されるRPRノード200のFDB440の内容とを、ノード300のFDB620に登録する。
ノード300のTDB640は、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20のトポロジの状態、及び、障害の発生状況等の情報を管理するためのデータベースである。
ノード300のTDB管理部650は、RPRノード100のTDB管理部460から通知されるRPRネットワーク10のトポロジに関する情報と、RPRノード200のTDB管理部460から通知されるRPRネットワーク20のトポロジに関する情報とを、ノード300のTDB640に登録する。
以上に説明したように、第4の実施の形態においては、第1の実施の形態におけるRPRノードに備えられていたネットワーク選択部410を、ノード300〜330に備えるように変更し、かつ、第1の実施の形態におけるRPRノードに備えられているFDB440及びTDB450を、ノード300〜330にも備えるように変更し、かつ、RPRノードのFDB440及びTDB450の内容を、ノード300〜330のFDB440及びTDB450に通知するために、RPRノードにFDB管理部520を配置するとともに、ノード300〜330にFDB管理部630及びTDB管理部650を配置している。
(正常時のフレーム転送の動作)
以降では、正常時に、図19のノード300からノード320にフレームを転送する動作を、図23で示すフローチャートを用いて説明する。
第1の実施の形態においては、ノード300は、ノード320宛てのフレームを送信する場合、ノード300のポートP1、及び、ポートP2の何れか一方からフレームを送信していた。
第4の実施の形態においては、ノード300がノード320宛てのフレームを送信する場合、最初に、自ノード300を収容するRPRノードのFDB440及びTDB450の内容を自ノードのFDB620及びTDB630に登録し(ステップS81)、ノード300がノード300のネットワーク選択部610にフレームを送った後、ノード300のネットワーク選択部610が、FDB620及びTDB630を参照して(ステップS82)、フレームを送信する出力ポートを決定する(ステップS83)。
ノード300のネットワーク選択部610は、第1の実施の形態において正常時のフレーム転送動作で述べたフレーム分配アルゴリズムに従って、出力ポート610−1、及び、出力ポート610−2の何れか一方からフレームを送信する(ステップS84)。
ノード300が、ノード300の出力ポート660−1からフレームを送信した場合、フレームは、RPRノード100によりRPRネットワーク10に送出された後、ノード120を経由して、ノード320に転送される。
一方、ノード300が、ノード300の出力ポート660−2からフレームを送信した場合、フレームは、RPRノード200によりRPRネットワーク20に送出された後、ノード220を経由して、ノード320に転送される。
すなわち、第1の実施の形態においては、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230が、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の何れか一方にフレームを分配していたが、本実施の形態においては、ノード300〜330が、RPRノード100〜130、又は、RPRノード200〜230にフレームを送信する時点で、各RPRネットワークにフレームを分配する。
以降では、ノード300が、ノード300の出力ポート660−1からフレームを送信する場合を例にして、図24で示すフローチャートを用いて説明するが、ノード300の出力ポート660−2からフレームを送信する場合も同様である。図24においては、第1の実施の形態における図9と比較し、ステップS2〜ステップS4、ステップS9を有さない点で相違する。
RPRノード100は、ノード300から送信されたフレームを、RPRノード100の入力ポート400−3で受信すると(ステップS1)、RPRノード100のスイッチ処理部430にフレームを送る(ステップS5)。
フレームが宛先の端末であるノード320に転送されるまでの以降の動作(ステップS6〜S8)は、図9で示される第1の実施の形態と同一であるため、説明を省略する。
以上のように、ノード300〜330が、自ノードの収容されているRPRノードにフレームを転送する時点に、RPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20の何れか一方にフレームを分配することにより、第1の実施の形態と同様に、通信システムの伝送容量を拡大することが可能である。
(異常時のフレーム転送の動作)
以降では、第4の実施の形態において、異常時に、ノード300がノード320にフレームを転送する動作を説明する。
異常が発生したとしても、RPRネットワーク10とRPRネットワーク20の両方において、RPRネットワークを構成する全てのRPRノード間の接続性がある場合のフレーム転送動作は、第1の実施の形態と同様に、第4の実施の形態における正常時のフレーム転送動作と同様である。
以降には、RPRネットワーク10、又は、RPRネットワーク20の何れか一方で、RPRネットワークを構成する全てのRPRノード間の接続性が失われた場合に、ノード300からノード320宛てにフレームを転送する動作を説明する。
第1の実施の形態においては、上記のような異常時には、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230のネットワーク選択部410が、各RPRノードのFDB440及びTDB450を参照することにより、RPRネットワーク10及びRPRネットワーク20のうち、宛先の端末が収容されるRPRノードにフレームを転送可能なRPRネットワークを取得した上で、そのRPRネットワークにフレームを送信していた。
第4の実施の形態においては、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230のリンク選択部410ではなく、上記図23のフローチャートに示すように、ノード300〜330のネットワーク選択部610が、ノード300〜330のFDB620及びTDB640を参照することにより(ステップS82)ネットワークに異常が発生していることを確認し、フレームを転送可能なRPRネットワークを取得してフレームを転送するネットワークを決定する(ステップS83)。
RPRネットワーク10でフレームを転送する場合、ノード300〜330のネットワーク選択部610は、ノード300〜330の出力ポート660−1からフレームを送信し(ステップS84)、また、RPRネットワーク20でフレームを転送する場合は、ノード300〜330の出力ポート660−2からフレームを送信する(ステップS84)。
ノード300〜330のネットワーク選択部610が、フレームを転送可能なRPRネットワークを決定する動作は、第1の実施の形態において、異常時に、RPRノード100のリンク選択部410が、フレームを転送するRPRネットワークを決定する動作と同一であるため、説明を省略する。
また、RPRノード100〜130、及び、RPRノード200〜230がノード300〜330からフレームを受信した後、フレームが宛先の端末に転送されるまでの動作は、正常時にフレームが転送されるまでの動作と同一であるため、説明を省略する。
以上のように、異常時においても、ノード300〜330のネットワーク選択部610が、第1の実施の形態におけるRPRノード100のネットワーク選択部410と同様にして、宛先の端末が収容されるRPRノードにフレームを転送可能なRPRネットワークにフレームを分配するため、通信を継続することが可能である。
なお、上記の方法では、上記本実施の形態における正常時のフレーム転送の方法と同様に、ノード300〜330のネットワーク選択部610は、異常時に、フレームを転送するRPRネットワークを決定するために、自ノードが収容されているRPRノードのFDB440の内容を自ノードのFDB620に登録する必要がある(ステップS81)。
しかしながら、ノード300〜330からFDB620及びFDB管理部630を削除した上で、TDB640のみを参照することにより、フレームを転送するRPRネットワークを決定することも可能である。
その場合に、ノード300〜330のネットワーク選択部610が、フレームを転送するRPRネットワークを決定する動作は、第1の実施の形態において、RPRノード100のネットワーク選択部410が、RPRノード100のFDB440の参照時に宛先の端末が収容されているRPRノードの取得に失敗した場合に、フレームを転送するRPRネットワークを決定する動作と同一である。
上記の方法では、ノード300〜330のFDB620及びFDB管理部630が不要となるため、ノード300〜330の構成を簡易化できるという長所がある。
しかしながら、異常時においては、RPRネットワークを構成する全てのRPRノード間の接続性があるRPRネットワークのみでフレームを転送するため、通信システムを構成する全てのRPRネットワークの伝送容量を効率良く利用できないという短所がある。
(第4の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下に述べるような効果が達成される。
すなわち、本実施の形態は、第1の実施の形態におけるRPRノード100と同様に、正常時及び異常時において、ノード300〜330が、フレームをRPRネットワーク10、及び、RPRネットワーク20に分配して転送することが可能となる。
その理由は、ノード300が、ネットワーク選択部610と、FDB620と、FDB管理部630と、TDB640と、TDB管理部650を備え、FDB620やTDB640を参照して、フレームの転送先を判別するからである。

Claims (62)

  1. 2以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムにおいて、
    前記組み合わせに属する前記ノードが、
    自ノード配下の前記端末より受信したフレームを、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記組み合わせに属するノードが、
    他のネットワークに属する何れかのノードと、複数の経路を介して接続されることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記組み合わせに属するノードが、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続される前記ノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続される全てのノードに自ノード配下の端末より受信したフレームを送信し、
    前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードと接続されるノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードから受信したフレームを廃棄することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードとの間で、
    互いのノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を相互に通知することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の通信システム。
  7. 前記端末が、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードの何れかにフレームを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  8. 前記端末が、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードのうち、前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードの何れかに、フレームを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  9. 前記端末が、
    前記端末に接続される全てのノードにフレームを送信するとともに、
    前記端末が、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、フレームのヘッダに関する情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、前記端末に接続されるノードから受信したフレームを廃棄することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  10. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を、自ノード配下の端末に通知することを特徴とする請求項7から請求項9の何れか1項に記載の通信システム。
  11. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに収容される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末に通知することを特徴とする請求項7から請求項9の何れか1項に記載の通信システム。
  12. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに収容される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末に参照されることを特徴とする請求項7から請求項9の何れか1項に記載の通信システム。
  13. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードと自ノード配下の端末間のリンクに異常が生じた場合に、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    自ノード配下の端末とのリンクが正常なノードの何れかに、自ノード配下の端末宛てのフレームを送信することを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の通信システム。
  14. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと、互いのノードの配下の端末間のリンクの状態を相互に通知することを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載の通信システム。
  15. 通信システムを構成する前記ネットワークがRPRネットワークであることを特徴とする請求項1から請求項14の何れか1項に記載の通信システム。
  16. 前記ネットワークのトポロジに関する情報が、RPRネットワークのトポロジデータベースであることを特徴とする請求項1から請求項14の何れか1項に記載の通信システム。
  17. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと通信する入出力ポートと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと通信する入出力ポートと、
    自ノード配下の前記端末と通信する入出力ポートとを有し、
    自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードが属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報と、
    自ノードに接続するリンクの状態との何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記入出力ポートの何れか1つ、又は、任意に組み合わせて構成される複数のポートを介してフレームを送信することを目的とする、
    フレームの送信先の切り替え制御を行う処理部を備えることを特徴とする請求項1から請求項16の何れか1項に記載の通信システム。
  18. 前記組み合わせに属するノードが、
    予め定められた変換条件と、各前記情報と、前記リンクの状態との何れか1つ、又は、任意の組み合わせに基づいて、前記入出力ポートの接続先を相互に切り替えることを特徴とする請求項17に記載の通信システム。
  19. 2以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムのノードであって、
    自ノードに接続される前記端末より受信したフレームを、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信することを特徴とするノード。
  20. 他のネットワークに属する何れかのノードと、複数の経路を介して接続されることを特徴とする請求項19に記載のノード。
  21. 前記組み合わせに属するノードであって、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  22. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  23. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続される全てのノードに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信し、
    また、自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードより受信したフレームを廃棄することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  24. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードとの間で、
    互いのノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を相互に通知することを特徴とする請求項19から請求項23の何れか1項に記載のノード。
  25. 前記組み合わせに属するノードであって、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末からフレームが送信されることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  26. 前記組み合わせに属するノードであって、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、前記端末から、前記フレームの宛先の前記端末を収容するノードと接続性のあるノードの何れかにフレームが送信されることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  27. 前記組み合わせに属するノードであって、
    前記端末から、
    前記端末に接続される全てのノードにフレームを送信され、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに関する情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードから送信されたフレームが、前記端末で廃棄されることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のノード。
  28. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を、自ノード配下の端末に通知することを特徴とする請求項25から請求項27の何れか1項に記載のノード。
  29. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに接続される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末に通知することを特徴とする請求項25から請求項27の何れか1項に記載のノード。
  30. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに収容される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末に参照されることを特徴とする請求項25から請求項27の何れか1項に記載のノード。
  31. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードと自ノード配下の端末間のリンクに異常が生じた場合に、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    自ノード配下の端末とのリンクが正常なノードの何れかに、自ノード配下の端末宛てのフレームを送信することを特徴とする請求項19から請求項30の何れか1項に記載のノード。
  32. 前記組み合わせに属するノードであって、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと、互いのノードの配下の端末間のリンクの状態を相互に通知することを特徴とする請求項19から請求項30の何れか1項に記載のノード。
  33. 前記組み合わせに属するノードであって、
    通信システムを構成する前記ネットワークがRPRネットワークであることを特徴とする請求項19から請求項32に記載のノード。
  34. 前記組み合わせに属するノードであって、
    前記ネットワークのトポロジに関する情報が、RPRネットワークのトポロジデータベースであることを特徴とする請求項19から請求項32の何れか1項に記載のノード。
  35. 前記組み合わせに属するノードが、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと通信する入出力ポートと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと通信する入出力ポートと、
    自ノード配下の前記端末と通信する入出力ポートとを有し、
    自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードが属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報と
    自ノードに接続するリンクの状態との何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記入出力ポートの何れか1つ、又は、任意に組み合わせた複数のポートを介してフレームを送信することを目的とする、
    フレームの送信先の切り替え制御を行う処理部を備えることを特徴とする請求項19から請求項34の何れか1項に記載のノード。
  36. 前記組み合わせに属するノードであって、
    予め定められた変換条件と、各前記情報と、前記リンクの状態との何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、前記入出力ポートの接続先を相互に切り替えることを特徴とする請求項35に記載のノード。
  37. 2以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように、複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムの端末であって、
    前記端末に接続される前記ノードの何れかに、フレームを送信することを特徴とする端末。
  38. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続される前記ノードの何れかにフレームを送信することを特徴とする請求項37に記載の端末。
  39. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードのうち、前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードの何れかに、フレームを送信することを特徴とする請求項37又は請求項38に記載の端末。
  40. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    前記端末に接続される全てのノードにフレームを送信し、
    また、前記端末が、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、フレームのヘッダに関する情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードから受信したフレームを廃棄することを特徴とする請求項37又は請求項38に記載の端末。
  41. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    自身が接続されるノードから、当該ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報が通知されることを特徴とする請求項38から請求項40の何れか1項に記載の端末。
  42. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    自身が接続されるノードから、当該ノードの属するネットワーク上の各ノードに接続される端末を管理するデータベースが通知されることを特徴とする請求項38から請求項40の何れか1項に記載の端末。
  43. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    通信システムを構成する前記ネットワークがRPRネットワークであることを特徴とする請求項37から請求項42の何れか1項に記載の端末。
  44. 前記組み合わせに属するノードの配下の端末であって、
    前記ネットワークのトポロジに関する情報が、RPRネットワークのトポロジデータベースであることを特徴とする請求項37から請求項42の何れか1項に記載の端末。
  45. 2以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように、複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムで、前記ノードを構成するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノード配下の前記端末より受信したフレームを、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに、フレームを送信する機能を持たせることを特徴とするプログラム。
  46. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信する機能を持たせることを特徴とする請求項45に記載のプログラム。
  47. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報とに基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信する機能を持たせることを特徴とする請求項45又は請求項46に記載のプログラム。
  48. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続される全てのノードに、自ノード配下の端末より受信したフレームを送信する機能を持たせ、
    前記ノードに、
    自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードと接続されるノードの属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードから受信したフレームを廃棄する機能を持たせることを特徴とする請求項45又は請求項46に記載のプログラム。
  49. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードとの間で、
    互いのノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を相互に通知する機能を持たせることを特徴とする請求項45から請求項48の何れか1項に記載のプログラム。
  50. 前記組み合わせに属する前記ノード配下の前記端末に、
    フレームのヘッダに格納される情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードの何れかにフレームを送信する機能を持たせることを特徴とする請求項45又は請求項46に記載のプログラム。
  51. 前記組み合わせに属する前記ノード配下の前記端末に、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードのうち、前記フレームの宛先が収容されるノードと接続性のあるノードの何れかに、フレームを送信する機能を持たせることを特徴とする請求項45又は請求項46に記載のプログラム。
  52. 前記組み合わせに属する前記ノード配下の前記端末に、
    前記端末に接続される全てのノードにフレームを送信する機能を持たせ、
    前記端末に、
    前記端末に接続されるノードの属するネットワークのトポロジに関する情報と、フレームのヘッダに関する情報と、フレームのペイロードに格納される情報の何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記端末に接続されるノードから受信したフレームを廃棄する機能を持たせることを特徴とする請求項45又は請求項46に記載のプログラム。
  53. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードの属するネットワークのトポロジに関する情報を、自ノード配下の端末に通知する機能を持たせることを特徴とする請求項50から請求項52の何れか1項に記載のプログラム。
  54. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに接続される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末に通知する機能を持たせることを特徴とする請求項50から請求項52の何れか1項に記載のプログラム。
  55. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードの属するネットワーク上の各ノードに収容される端末を管理するデータベースを、自ノード配下の端末が参照する機能を持たせることを特徴とする請求項50から請求項52の何れか1項に記載のプログラム。
  56. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードと自ノード配下の端末間のリンクに異常が生じた場合に、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードのうち、
    自ノード配下の端末とのリンクが正常なノードの何れかに、自ノード配下の端末宛てのフレームを送信する機能を持たせることを特徴とする請求項45から請求項55の何れか1項に記載のプログラム。
  57. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと、互いのノードの配下の端末間のリンクの状態を相互に通知する機能を持たせることを特徴とする請求項45から請求項55の何れか1項に記載のプログラム。
  58. 通信システムを構成する前記ネットワークがRPRネットワークであることを特徴とする請求項45から請求項57の何れか1項に記載のプログラム。
  59. 前記ネットワークのトポロジに関する情報が、RPRネットワークのトポロジデータベースであることを特徴とする請求項45から請求項57の何れか1項に記載のプログラム。
  60. 前記組み合わせに属する前記ノードが、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと通信する入出力ポートと、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードと通信する入出力ポートと、
    自ノード配下の前記端末と通信する入出力ポートとを有し、
    前記ノードに、
    自ノードが属するネットワークのトポロジに関する情報と、
    自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードが属する他のネットワークのトポロジに関する情報と、
    フレームのヘッダに格納される情報と、
    フレームのペイロードに格納される情報と、
    自ノードに接続するリンクの状態との何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、
    前記入出力ポートの何れかを介して送信することを目的とする、
    フレームの送信先の切り替え制御を行う機能を持たせることを特徴とする請求項45から請求項59の何れか1項に記載のプログラム。
  61. 前記組み合わせに属する前記ノードに、
    予め定められた変換条件と、各前記情報と、前記リンクの状態との何れか1つ、又は、前記情報を任意に組み合わせて構成される情報に基づいて、前記入出力ポートの接続先を相互に切り替える機能を持たせることを特徴とする請求項60に記載のプログラム。
  62. 2以上のネットワークにより構成され、前記ネットワークのそれぞれに属するノードの一部又は全部が、各ノードの属するネットワーク上の他のノードと重複することがないように複数のノードの組み合わせを構成しており、さらに、同一の前記組み合わせに属する前記ノードが相互に接続され、かつ、同一の前記組み合わせに属する前記ノードの一部又は全部の配下に端末が接続される通信システムの通信方法において、
    前記組み合わせに属する前記ノードが、
    自ノード配下の前記端末より受信したフレームを、
    自ノードが属するネットワーク上の隣接ノードと、自ノードと同一の前記組み合わせに属し、かつ、自ノードに接続されるノードの何れかに送信することを特徴とする通信方法。
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