JPWO2007015304A1 - 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 - Google Patents
移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2007015304A1 JPWO2007015304A1 JP2007529159A JP2007529159A JPWO2007015304A1 JP WO2007015304 A1 JPWO2007015304 A1 JP WO2007015304A1 JP 2007529159 A JP2007529159 A JP 2007529159A JP 2007529159 A JP2007529159 A JP 2007529159A JP WO2007015304 A1 JPWO2007015304 A1 JP WO2007015304A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- mobile terminal
- maximum number
- serving base
- dch active
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/38—TPC being performed in particular situations
- H04W52/40—TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/022—Site diversity; Macro-diversity
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/06—TPC algorithms
- H04W52/14—Separate analysis of uplink or downlink
- H04W52/143—Downlink power control
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/18—TPC being performed according to specific parameters
- H04W52/28—TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
- H04W52/286—TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission during data packet transmission, e.g. high speed packet access [HSPA]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
Description
即ち、従来の移動体通信システムでは、セル内の各移動端末が、任意にデータの送信を行うことが許されている。
しかしながら、近年では、送信データの高速化に伴って移動端末における送信データの電力が大きくなっているため、基地局の干渉量が増大している。
その結果、各移動端末が任意にデータ送信を行う場合には、基地局の干渉量が許容量を超えて通信不能を引き起こすことがある。
即ち、基地局のスケジューラが、基地局の干渉量を考慮して、各移動端末の送信レートや送信電力等を制御することにより、各移動端末のデータ送信により引き起こされる基地局の干渉量が限界を超えない範囲内で、最大許容量に近付けるようにしている。
これにより、無線資源を有効に利用することができるため、セル内の移動端末の収容量を増やして、移動体通信システムのスループットを高めることができる。
複数の基地局が1つ移動端末から送信されたデータを受信して品質を高める処理はマクロダイバシティと呼ばれ、1つの移動端末から送信されたデータを受信する基地局が複数存在する場合、その移動端末に対するスケジューリング処理を担当する基地局がプライマリ(Primary)基地局、もしくは、サービング(Serving)基地局と呼ばれる。
ただし、ある移動端末との関係では非サービング基地局であっても、他の移動端末との関係では、スケジューリング処理を担当する必要がある場合もあるため、スケジューラ自体は実装をしている。基地局が特定の移動端末に対するスケジューリングを担当するか否かが、サービング基地局と非サービング基地局を区別するものである。
しかしながら、スケジューラを導入している高速パケット通信では、送信データの電力を下げて、高い誤り率を基地局との再送制御でカバーすることを目指しているが、全ての基地局がデータを受信できるようにするには、移動端末がデータの送信電力を過剰に高めて送信することになる。
逆に、スケジューラとなるサービング基地局のみがデータを受信できるようにする場合には、そのデータの伝送路品質が変動して、その伝送路品質が悪化すると、そのデータの再送処理が多数発生して、スループットが低下してしまうことになる。
そのため、特定の移動端末によるデータ送信が引き起こす干渉が、自己が設置されている基地局に対しては許容範囲内であっても、自己が設置されていない他の基地局に対しては許容範囲を超えてしまうことがあり得る。
よって、スケジューリング処理を担当しない非サービング基地局においても、移動端末におけるデータの送信電力を制御する機能を備えていることが望ましい。
これにより、干渉量が許容量を超えている非サービング基地局が、移動端末から送信されるデータの送信電力を制御して、伝送品質の劣化を抑制することができる。
例えば、送信レートが高い移動端末Aと、送信レートが低い移動端末Bと、移動端末A,Bのスケジューリングを実施するサービング基地局SBと、移動端末A,Bのスケジューリングを実施しない非サービング基地局NSBとが存在する移動体通信システムを検討する。
サービング基地局SBでは、送信レートが高く、送信電力が大きい移動端末Aのスケジューリングを実施することにより、干渉マージンを十分に保つことが可能である。
このような場合、非サービング基地局NSBは、Downコマンドを移動端末Aに送信することにより、移動端末Aの送信電力を下げて、干渉マージンを十分に保つようにしている。
なお、送信レートが低い移動端末Bは、送信電力が小さいため、移動端末Bのスケジューリングを実施していない非サービング基地局NSBにおいても、移動端末Bから送信されるデータの電力による干渉量の増加が少なくなる。
一般に、移動端末のスケジューリングを実施するサービング基地局SBは、1つの移動端末に対して1つである。
この場合、移動体通信システムには、サービング基地局SB以外に、非サービング基地局NSBが最大で4台存在することになる。
移動体通信システムにおけるサービング基地局SBは、送信レートが高く、送信電力が大きい移動端末Aのスケジューリングを実施して、干渉マージンを十分に保つようにする。
一方、移動体通信システムにおける4台の非サービング基地局NSBは、Downコマンドを移動端末Aに送信することにより、移動端末Aの送信電力を下げて、干渉マージンを十分に保つようにする。
このように、E−DCHアクティブセットの最大数分だけ、移動端末A,Bの受信回路を構成する必要があるが、移動端末Bは送信レートが低く、移動端末Bがデータを送信しても、非サービング基地局NSBの干渉マージンに対する影響が少ない。
このため、実際には、非サービング基地局NSBがDownコマンドを移動端末Bに送信することは稀であり、移動端末Bの受信回路を移動端末Aの受信回路と同等に構成する必要性は少ない。移動端末A,Bの受信回路については、以下の実施の形態の欄で詳述する。
特許文献1には、移動端末が基地局と無線通信を実施して、信号強度やRF性能などを測定して、2つの閾値によりアクティブセットの数を調節する方法(第1閾値より大きいものがあれば、アクティブセットを1つ選択し、第2閾値より大きいものがあれば、アクティブセットを2つ選択する。第1閾値>第2閾値)が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、単に無線資源の節約を目的にして、信号強度やRF性能などを測定してアクティブセットの数を制限する手法を開示しているに過ぎず、移動端末の受信回路規模の削減については示されていない。
特許文献2には、ソフトハンドオーバー領域に位置する移動端末が、複数の基地局から相互に異なるスケジューリング命令を受信したとき、効率的なE−DCH(Enhanced DCH)スケジューリングを実施する方法が開示されている。
ただし、特許文献2には、移動端末の受信回路規模の削減については示されていない。
また、この発明は、受信回路の回路規模を削減することができる移動端末を得ることを目的とする。
実施の形態1.
図1は移動端末がDCHアクティブセット基地局からDCH(DCHは“Dedicated Channel”の略であり、DCHは個別にデータのやり取りを行うチャネルであって、主に音声などの比較的レートの低いデータを扱うチャネルである)を受信する場合の移動体通信システムを示す構成図である。
ここで、DCHアクティブセット基地局は、ソフトハンドオーバーを実施するために、移動端末からDCHデータをマクロダイバシティ受信する複数の基地局のことである。
図1では説明の簡単化のため、DCHソフトハンドオーバー用基地局であるDCHアクティブセット基地局2a,2bが2台割り当てられているものについて示しているが、移動端末1毎に最大で6台までDCHアクティブセット基地局を割り当てることが可能である。
即ち、DCHアクティブセット基地局2aと移動端末1間で送受信されるDCHは、DCHアクティブセット基地局2aの基準タイミング(例えば、共通パイロットチャネルであるCPICH(Common Pilot Channel)の送信タイミング)から遅延量ΔTa(遅延量ΔTaは、個別の移動端末1毎に決められている)だけ遅れたタイミングで送信される。
基地局制御装置3は、DCHアクティブセット基地局2aからCPICHの送信タイミングと遅延量ΔTaの報告を受けると、そのCPICHの送信タイミングと遅延量ΔTaをソフトハンドオーバー先となっているDCHアクティブセット基地局2bに通知する。
DCHアクティブセット基地局2bは、基地局制御装置3からCPICHの送信タイミングと遅延量ΔTaの通知を受けると、そのCPICHの送信タイミングと遅延量ΔTaを参照して、DCHアクティブセット基地局2aから送信されるDCHと自己が送信するDCHが、移動端末1において、可能な限り同じタイミングで受信されるように、個別の移動端末1毎に決められる遅延量ΔTbを決定し、DCHアクティブセット基地局2bの基準タイミングから遅延量ΔTbだけ遅れたタイミングでDCHを送信する。
これにより、複数のDCHアクティブセット基地局2a,2bがDCHを移動端末1に送信する場合でも、移動端末1がDCHを受信するに際して、移動端末1のDCH復調部におけるRAKE合成などの構成を1系統の構成で構築することができる。
E−RGCHは“E−DCH Relative Grant Channel”の略であり、E−RGCHは上りの高速パケット(E−DCH)の送信レートを下げる要求(Downコマンド)を送信する下り方向のチャネルであって、非サービング基地局12−1,12−2から移動端末1に送信される。また、サービング基地局11からも移動端末1送信される。
非サービング基地局12−1,12−2はスケジューリング処理を担当しないが、送信レートを下げることを要求するDownコマンドを移動端末1に送信することにより、移動端末1におけるデータの送信電力を制御する機能を備えている基地局である。
E−AGCH(E−DCH Absolute Grant Channel)は上りの高速パケット(E−DCH)の送信レートを決定する下り方向のチャネルであり、サービング基地局11から移動端末1に送信される。
E−HICH(E−DCH Hybrid ARQ Indicator Channel)はサービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2におけるE−DCH受信の成功又は失敗を通知するためのACK/NACK信号を送信するチャネルである。
なお、サービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2によりマクロダイバシティ受信されたE−DCHデータが基地局制御装置3に伝送される。
図3において、周波数変換部201は図6の低雑音増幅部115がアンテナ114により受信された微弱な無線信号であるマルチパス信号を含むRF信号(Radio Frequency)を増幅すると、そのRF信号の周波数を変換して周波数変換後の信号を出力する。
A/D変換部202は周波数変換部201から出力されたアナログ信号である周波数変換後の信号をデジタル信号に変換する。
コード発生器204−1はサーチ部203−1により検出されたサービング基地局11に対応するスクランブリングコードを発生する。
ここでは説明の簡単化のため、フィンガー部206c−1,206d−1には、デジタル信号が割り当てられていないが、例えば、第3のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206c−1に割り当てられ、第4のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206d−1に割り当てられるようにしてもよいことは言うまでもない。
コード発生器204−2はサーチ部203−2により検出された非サービング基地局12−1に対応するスクランブリングコードを発生する。
ここでは説明の簡単化のため、フィンガー部206c−2,206d−2には、デジタル信号が割り当てられていないが、例えば、第3のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206c−2に割り当てられ、第4のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206d−2に割り当てられるようにしてもよいことは言うまでもない。
コード発生器204−3はサーチ部203−3により検出された非サービング基地局12−2に対応するスクランブリングコードを発生する。
ここでは説明の簡単化のため、フィンガー部206c−3,206d−3には、デジタル信号が割り当てられていないが、例えば、第3のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206c−3に割り当てられ、第4のマルチパス信号に係るデジタル信号がフィンガー部206d−3に割り当てられるようにしてもよいことは言うまでもない。
RAKE合成部206−1のセル合成部206e−1はフィンガー部206a−1から出力されたデジタル信号A−1とフィンガー部206b−1から出力されたデジタル信号A−2との最大比合成処理を実施する。
RAKE合成部206−2のセル合成部206e−2はフィンガー部206a−2から出力されたデジタル信号B−1とフィンガー部206b−2から出力されたデジタル信号B−2との最大比合成処理を実施する。
RAKE合成部206−3のセル合成部206e−3はフィンガー部206a−3から出力されたデジタル信号C−1とフィンガー部206b−3から出力されたデジタル信号C−2との最大比合成処理を実施する。
デコード部207−2はセル合成部206e−2により最大比合成された合成信号を復号化し、その復号信号をE−RGCH受信部119のE−RGCH受信回路119−2に出力する。
デコード部207−3はセル合成部206e−3により最大比合成された合成信号を復号化し、その復号信号をE−RGCH受信部119のE−RGCH受信回路119−3に出力する。
図4は基地局の干渉量と干渉マージンを示す概念図であり、熱雑音は温度に依存する避けることができない雑音であり、他セル干渉は他の基地局からの干渉量である。ただし、熱雑音と他セル干渉については、基地局では区別することができない。
干渉マージンは、上り受信許容電力から全受信電力を引いたものである。
UE1〜UE3で示される部分(UEは“User Equipment”の略語であり、UEは端末を意味する)は、自基地局内において、移動端末1から送信された信号を拡散符号で復調することにより求められる受信電力(コードパワー)である。
しかし、サービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2においては、基地局毎に独立して、干渉マージンの逼迫が発生する問題がある。
そのため、干渉量が許容量を超えている基地局(サービング基地局11、あるいは、非サービング基地局12−1,12−2)が送信するDownコマンドの内容は、基地局毎に異なる。
このように、基地局毎にDownコマンドの内容が異なるため、ソフトコンバインを実施することができず、RAKE合成部206などがE−RGCHの本数分だけ必要になる。
そのため、複数の基地局から送信されたE−RGCHが同時に到達する場合も考えられる。
移動端末1では、サービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2から送信されるE−RGCHの到達タイミングを制御することができないため、デコード部207などでも、時分割処理を実施することが困難である。
E−DCHアクティブセットの基地局の台数が3台であれば、図3に示すように、移動端末1の復調部におけるRAKE合成部206−1,206−2,206−3等が3系統実装されるが、E−DCHアクティブセットの基地局の台数が増えると、その増えた分だけ、RAKE合成部等の系統数が増加する。即ち、E−DCHアクティブセットの基地局の台数が3台から3+N台に増加すると、RAKE合成部等の系統数が3+Nに増加する。
これにより、最大送信レートが低い低性能な移動端末Bにおいても、ほとんど使用することがないDownコマンド受信用のハードウェア(E−RGCH受信用ハードウェア)を高性能な移動端末Aと同じ規模で実装する必要があるという課題が明らかとなる。
そのため、サービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2から送信されるE−HICHのデータも基地局毎に異なる。
このように、基地局毎にE−HICHのデータの内容が異なるため、ソフトコンバインを実施することができず、RAKE合成部206などがE−HICHの本数分だけ必要になる。
そのため、複数の基地局から送信されたE−HICHが同時に到達する場合も考えられる。
移動端末1では、サービング基地局11及び非サービング基地局12−1,12−2から送信されるE−HICHの到達タイミングを制御することができないため、デコード部207などでも、時分割処理を実施することが困難である。
即ち、能力が高い移動端末Aには、非サービング基地局の最大数として大きな値が設定され、能力が低い移動端末Bには、非サービング基地局の最大数として小さな値が設定されているようにしている。
図において、移動端末21は予め自己の能力に応じてE−DCHアクティブセットの最大数(自己の非サービング基地局になり得る基地局の最大数)が設定されており、そのE−DCHアクティブセットの最大数を基地局制御装置25に明示的又は非明示的に通知する機能を備えている携帯電話やモバイルPCなどの端末である。
なお、移動端末21に対するE−DCHアクティブセットの最大数は移動端末21の固有の値であり、図示していない他の移動端末21に対する非サービング基地局の最大数と別個独立して設定されている。
ここでの送信電力の制御は、最大送信レートを移動端末21に指示することにより、移動端末21の送信許可電力を制御することを指しており、高速クローズドループにおける電力制御のことではない。
非サービング基地局23は図2の非サービング基地局12−1,12−2と同様にスケジューリング処理を担当しないが、送信レートを下げることを要求するDownコマンドを移動端末21に送信することにより、移動端末21におけるデータの送信電力を制御する機能を備えている基地局である。
このように、E−DCHアクティブセットに含まれる基地局は、DCHアクティブセットに含まれている基地局(この場合、DCHアクティブセット基地局24)から選択されるが、その理由は、次の通りである。
上りチャネルではDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)に含まれているパイロットで同期を取っており、そのパイロットを用いて信号の位相基準を決めているため、DCHアクティブセットに含まれている基地局でなければ、E−DCHを受信することができないからである。
即ち、基地局制御装置25は移動端末21に対する非サービング基地局の最大数を超えない条件の下で、非サービング基地局になる基地局を選択する機能を備えている。
図5の例では、基地局23が非サービング基地局として選択され、基地局24は非サービング基地局として選択されていない。
この場合、サービング基地局22と非サービング基地局23の組み合わせがE−DCHアクティブセットになる。
送信バッファ102は制御部101からユーザにより入力されたデータを受けると、そのデータを一時的に保持する処理を実施する。
AGは、スケジューラの結果により、サービング基地局22から移動端末21に送信される許可送信電力を絶対値として直接指示するものである。
RGは、移動端末21に対して相対的に許可送信電力の増加又は減少を指示するものである。
なお、サービング基地局21は、許可送信電力の上げ、現状維持(DTX)、下げの3種類を指示することができる。
非サービング基地局22は、現状維持(DTX)、下げの2種類の指示ができる。この下げの指示がDownコマンドである。
また、送信レート制御部105は電力管理部104により算出された移動端末21の残りの電力とSG管理部128から出力されたSG(Serving Grant:スケジューラから与えられたE−DCHの許容電力を制御する値)からE−TFCI(E−DCH Transport Format Combination Indicator)を算出し、送信側のE−DCHのトランスポートブロックサイズや変調方式に関する情報を符号化してE−TFCI(制御ビット)にのせる処理を実施する。受信側ではE−TFCI(制御ビット)に基づいてトランスポートブロックサイズや変調方式を取得して、復調や復号化処理を実施する。
スケジューリング要求情報作成部107は送信バッファ102から出力されたデータと、電力管理部104により算出されたE−DCHに使用できる電力とから、スケジューリング要求情報を作成する処理を実施する。
E−DCH送信部109は再送制御部110から出力されたRVの情報を考慮して、E−DCHを物理チャネルに乗せて送信可能な状態に設定する処理を実施する。
E−DPCCH送信部111は送信レート制御部105により算出されたE−TFCI(制御ビット)と、スケジューリング要求情報作成部107により作成されたスケジューリング要求情報と、再送制御部110から出力されたRSNとを、送信可能な形に符号化する処理を実施する。
電力増幅部113は変調部112から出力された搬送波を所望の電力まで増幅する処理を実施する。
アンテナ114は電力増幅部113により増幅された搬送波である変調信号をサービング基地局22,非サービング基地局23及びDCHアクティブセット基地局24に送信する一方、サービング基地局22,非サービング基地局23及びDCHアクティブセット基地局24から送信された搬送波である変調信号を受信する。
なお、DPCH送信部103,変調部112,電力増幅部113,アンテナ114及びプロトコル処理部130から最大数通知手段又は能力通知手段が構成されている。
復調部116は低雑音増幅部115により増幅された変調信号を逆拡散(送信元で拡散された符号と同一の符号で逆拡散)して、元のチャネルの信号に分離する処理を実施する。
E−AGCH受信部118はサービング基地局22からAGを受信する処理を実施する。
E−RGCH受信部119はサービング基地局22又は非サービング基地局23からRGを受信する処理を実施する。
なお、E−RGCH受信部119はE−DCHのアクティブセットの最大数だけ用意される。
E−AGCH受信部118,E−RGCH受信部119,電力管理部104及び送信レート制御部105から電力調整手段が構成されている。
P−CCPCH受信部121は報知情報を受信する処理を実施する。
P−CCPCHは、“Primary Common Control Physical Channel”の略である。
DCHアクティブセット制御部123はP−CCPCH受信部121やE−AGCH受信部118などから各基地局の干渉量を取得し、各基地局の干渉量とDCHアクティブセット管理部122により確認された現在のアクティブセットの状態とから、DCHアクティブセットの制御内容を決定して、その制御内容をプロトコル処理部130に出力する処理を実施する。
相関算出部125はCPICH受信部117により受信された共通パイロットチャネルであるCPICHの電力の相関を計算して、そのCPICHの電力の相関をE−DCHアクティブセット制御部126に出力する。
SG管理部128はE−AGCH受信部118により受信されたAGと、E−RGCH受信部119により受信されたRGなどに基づいてSGを更新する処理を実施する。
記憶部129は移動端末21におけるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの内部メモリであってもよいし、移動端末21に対して外部から差し込まれるSIMカード(Subscriber Identity Module)のような外部メモリであってもよい。
また、SIMカードに記録されているE−DCHアクティブセットの最大数や、移動端末21の能力を示すCapabilities情報が読み込まれ、その読込内容が移動端末21の内部RAMに書き込まれるようにしてもよい。
また、記憶部129には、下記に示すような形態で、E−DCHアクティブセットの最大数や、移動端末21の能力を示すCapabilities情報が記憶される。
2つ目としては、基地局制御装置25や基地局22,23,24、あるいは、移動体通信システムのその他の機器から通信によって取得することにより、移動端末21の記憶部129に記憶される形態がある。
この際、移動端末21の記憶部129に記憶されている初期値を基地局22,23,24、基地局制御装置25、あるいは、その他の機器に送信し、その基地局22,23,24、基地局制御装置25、あるいは、その他の機器が初期値を処理し、その処理結果が、E−DCHアクティブセットの最大数又は移動端末21の能力を示すCapabilities情報として、移動端末21の記憶部129に記憶される形態でもよい。
プロトコル処理部130は、現在のE−DCHアクティブセットの個数が、記憶部129に記憶されているE−DCHアクティブセットの最大数より少ない場合、あるいは、移動端末21の能力を示すCapabilities情報から一意に設定されるE−DCHアクティブセットの最大数より少ない場合、非サービング基地局の追加要求の発生処理を実施する。また、現在のE−DCHアクティブセットの個数が、記憶部129に記憶されているE−DCHアクティブセットの最大数以上である場合、あるいは、移動端末21の能力を示すCapabilities情報から一意に設定されるE−DCHアクティブセットの最大数以上である場合、非サービング基地局の更新要求の発生処理を実施する。
また、プロトコル処理部130は通信のプロトコル処理を実施する処理部である。
なお、DPCH送信部103,変調部112,電力増幅部113,アンテナ114及びプロトコル処理部130から追加更新要求手段が構成されている。
伝送制御部302は誤りのないデータリンクを行う伝送制御処理を実施する。
無線資源管理部303は周波数やコードなどの無線資源を管理するとともに、干渉量や負荷などを管理する。
パスロス保管部305は傘下の基地局22,23,24が把握している移動端末21と基地局22,23,24間のパスロスを保管する処理を実施する。
DCHアクティブセット管理部306は傘下の基地局22,23,24の中で、現在、どの基地局がDCHアクティブセットの基地局になっているかを管理する処理を実施する。
DCHアクティブセット制御部307はどの基地局をDCHアクティブセットに含めるか否かを判定して、いずれかの基地局をDCHアクティブセットに含める制御を実施する。
最大数保管部309は基地局制御装置25がサービングRNC(サービングRNCは、特定の移動端末の管理を担当する基地局制御装置)となっている移動端末21毎に、その移動端末21に係るE−DCHアクティブセットの最大数を保管する処理を実施する。
最大数保管部309には、下記に示すような形態で、E−DCHアクティブセットの最大数が保管される。
2つ目としては、移動端末21に記憶されているCapabilities情報が、移動端末21から基地22,23,24を経由して伝送され、無線資源管理部303又は基地局制御装置25のその他の処理部が、そのCapabilities情報から一意にE−DCHアクティブセットの最大数を設定することにより、その最大数が保管される形態がある。この場合、無線資源管理部303が最大数設定手段を構成する。
E−DCHアクティブセット制御部311は最大数保管部309に保管されているE−DCHアクティブセットの最大数を上限にして、移動端末21から送信される追加イベントや更新イベントに含まれている追加基地局指定情報が示す基地局をE−DCHのアクティブセットに含める制御を実施する。
なお、E−DCHアクティブセット制御部311は非サービング基地局選択手段を構成している。
図9は移動端末21が主体的にE−DCHアクティブセットの追加(更新)処理を行う場合のシーケンス図である。
移動端末21の記憶部129には、その移動端末21の能力に応じて設定されたE−DCHアクティブセットの最大数が記憶されている。
移動端末21の記憶部129に記憶されるE−DCHアクティブセットの最大数は、移動端末毎に固有のものであり、移動端末21が例えば高速レートをサポートする性能の高い移動端末Aであれば、例えば、E−DCHアクティブセットの最大数が“5”に設定され、常に低速レートのみで送信する性能の低い移動端末Bであれば、E−DCHアクティブセットの最大数が“3”に設定される。
ここでは、移動端末21の記憶部129にE−DCHアクティブセットの最大数が記憶されるものとしているが、E−DCHアクティブセットの最大数の代わりに、移動端末21の能力を示すCapabilities情報が記憶されるものであってもよい。
移動端末21のDPCH送信部103は、プロトコル処理部130がE−DCHアクティブセットの最大数又はCapabilities情報を送信バッファ102に格納すると、その送信バッファ102に格納されているE−DCHアクティブセットの最大数又はCapabilities情報をDCHに乗せて、そのDCHを送信する処理を実施する(ステップST1)。
ただし、E−DCHアクティブセットの最大数又はCapabilities情報の伝搬に使用されるチャネルは、DCH以外の上りチャネルであってもよい。
移動端末21の電力増幅部113は、変調部112から搬送波を受けると、その搬送波を所望の電力まで増幅する処理を実施する。
アンテナ114は、電力増幅部113により増幅された搬送波である変調信号をサービング基地局22,非サービング基地局23及びDCHアクティブセット基地局24に送信することにより、その変調信号を基地局制御装置25に送信する。
基地局制御装置25の無線資源管理部303は、伝送制御部302から出力されたチャネル信号が、E−DCHアクティブセットの最大数が重畳されているチャネル信号であれば、そのE−DCHアクティブセットの最大数をそのまま最大数保管部309に保管する。
例えば、Capabilities情報が移動端末21の能力が高く、高速レートをサポートする旨を示している場合には、E−DCHアクティブセットの最大数を“5”に設定し、そのCapabilities情報が移動端末21の能力が低く、高速レートをサポートしない旨を示している場合には、E−DCHアクティブセットの最大数を“3”に設定する。
(1)新しく追加するシグナリングがなくなる。
(2)基地局制御装置25の最大数保管部309が不要になる。
(3)E−DCHアクティブセットの最大数又はCapabilities情報を通知する場合より、基地局制御装置25における従来の技術(R’99)との互換性が高くなる。
移動端末21のプロトコル処理部130は、例えば、CPICH受信部117により受信される共通パイロットチャネルの受信レベルを測定することにより、近隣の複数の基地局の受信レベルを監視し、その受信レベルが所定の閾値以上の基地局が発生すると、E−DCHアクティブセットの追加イベントを発生する(ステップST11)。
また、プロトコル処理部130は、記憶部129に記憶されているE−DCHアクティブセットの最大数を取得してE−DCHアクティブセット制御部126に出力する(ステップST12)。
ただし、記憶部129にCapabilities情報が記憶されている場合には、そのCapabilities情報からE−DCHアクティブセットの最大数を設定し、その最大数をE−DCHアクティブセット制御部126に出力する。
あるいは、E−DCHアクティブセットの追加イベントが発生したことを受信側に認識させる情報要素をDCHアクティブセットの追加イベントに付加し、その情報要素を付加したDCHアクティブセットの追加イベントを受信側に送信するようにする。
E−DCHアクティブセットの更新イベントについても、E−DCHアクティブセットの追加イベントと同様に、DCHアクティブセットの更新イベントと区別する必要がある。
E−DCHアクティブセット制御部126は、現在のE−DCHアクティブセットの数がE−DCHアクティブセットの最大数より少なければ、E−DCHアクティブセットの追加イベントを許可する。
一方、現在のE−DCHアクティブセットの数が既にE−DCHアクティブセットの最大数に到達している場合、あるいは、E−DCHアクティブセットの追加イベントを許可すると、E−DCHアクティブセットの数がE−DCHアクティブセットの最大数を超える場合、E−DCHアクティブセットの追加イベントを拒否して、E−DCHアクティブセットの更新イベントを発生する。
そして、2つの閾値との比較結果に基づいて、E−DCHアクティブセットの追加イベント、または、E−DCHアクティブセットの更新イベントを発生するようにする。
E−DCHアクティブセットの追加イベント、または、E−DCHアクティブセットの更新イベントを発生するに際して、受信レベルの閾値とは異なる別の条件で発生するようにしてもよい。
これにより、移動端末21からE−DCHアクティブセットの最大数等が基地局制御装置25に送信された場合と同様にして、E−DCHアクティブセットの追加イベント又は更新イベントが基地局を介して基地局制御装置25に送信される。
なお、現在は、E−DCHのシグナリングをDPCHで実施しているが、将来的にはDPCHを使用しないで、E−DCHで実施することも考えられる。
この場合、追加イベントや更新イベントなどもDPCHではなく、E−DCH、あるいは、その他のチャネルで送信することも考えられる。
基地局制御装置25のE−DCHアクティブセット制御部311は、無線資源管理部303からE−DCHアクティブセットの追加イベント又は更新イベントを受けると、その追加イベント又は更新イベントに含まれている追加基地局の指定情報を取得する。
E−DCHアクティブセット制御部311は、追加基地局の指定情報を取得すると、最大数保管部309に保管されているE−DCHアクティブセットの最大数を上限にして、その指定情報が示す基地局をE−DCHのアクティブセットに含める制御を実施する。
また、E−DCHアクティブセット制御部311からDCHアクティブセット基地局24をE−DCHのアクティブセットに追加すると同時に、非サービング基地局23をE−DCHアクティブセットの基地局から削除する要求を受けると、E−DCHアクティブセットの更新要求をDCHアクティブセット基地局24に送信する(ステップST17)。
DCHアクティブセット基地局24は、シグナリング負荷を測定すると、シグナリング負荷に余裕があるか否かを判定する(ステップST18)。
例えば、現在使用中のシグナリングの数が所定の数に到達しているか否かを判断することにより、余裕があるか否かを判定する。
また、現在使用中のシグナリングの数の他に、DCHアクティブセット基地局24のハードウェア処理能力の余裕を判断するようにしてもよい。
一方、シグナリング負荷に余裕がある場合、E−DCHアクティブセットの追加を実施することができる旨を基地局制御装置25に通知する(ステップST20)。
基地局制御装置25の伝送制御部302は、E−DCHアクティブセット制御部311がE−DCHアクティブセットの追加を実施することができると判断すると、E−DCHアクティブセットの追加指示をDCHアクティブセット基地局24に送信する(ステップST22)。
また、E−DCHアクティブセット制御部311がE−DCHアクティブセットの更新を実施することができると判断すると、E−DCHアクティブセットの更新指示(追加指示用の更新指示)をDCHアクティブセット基地局24に送信すると同時に、E−DCHアクティブセットの更新指示(削除指示用の更新指示)を非サービング基地局23に送信する(ステップST22)。
なお、図9では、図面の簡略化のため、E−DCHアクティブセットから削除される非サービング基地局23は図示していない。
DCHアクティブセット基地局24は、E−DCHアクティブセットの追加処理を実施すると、追加処理の完了を基地局制御装置25に通知する(ステップST24)。
非サービング基地局23は、基地局制御装置25からE−DCHアクティブセットの更新指示を受信すると、E−DCHアクティブセットの削除処理を実施する。
非サービング基地局23は、E−DCHアクティブセットの削除処理を実施すると、削除処理の完了を基地局制御装置25に通知する。
移動端末21のプロトコル処理部130は、E−DCHアクティブセット管理部124がE−DCHアクティブセットの追加処理又は更新処理を実施すると、追加処理又は更新処理の完了を基地局制御装置25に通知する(ステップST27)。
以下、基地局制御装置25が主体的に実施するE−DCHアクティブセットの追加(更新)処理について説明する。
基地局制御装置25の無線資源管理部303は、移動端末21から送信されたCPICH受信部117の受信レベル又はパスロス情報を受信すると(ステップST32)、その受信レベル又はパスロス情報をパスロス保管部305に格納する。
基地局制御装置25の無線資源管理部303は、移動端末21から送信された干渉量とシグナリング負荷を受信すると(ステップST34,ST36)、その干渉量を干渉量保管部304に格納し、そのシグナリング負荷をシグナリング負荷保管部308に格納する。
無線資源管理部303は、E−DCHアクティブセットに含める基地局を追加する必要があると判断すると、E−DCHアクティブセットの追加イベントを発生する(ステップST38)。
ただし、最大数保管部309にE−DCHアクティブセットの最大数ではなく、Capabilities情報が格納されている場合には、そのCapabilities情報からE−DCHアクティブセットの最大数を設定する。
E−DCHアクティブセット制御部311は、現在のE−DCHアクティブセットの数がE−DCHアクティブセットの最大数より少なければ、E−DCHアクティブセットの追加イベントを許可する。
一方、現在のE−DCHアクティブセットの数が既にE−DCHアクティブセットの最大数に到達している場合、あるいは、E−DCHアクティブセットの追加イベントを許可すると、E−DCHアクティブセットの数がE−DCHアクティブセットの最大数を超える場合、E−DCHアクティブセットの追加イベントを拒否して、E−DCHアクティブセットの更新イベントを発生する。
また、E−DCHアクティブセット制御部311がE−DCHアクティブセットの更新イベントを発生すると、E−DCHアクティブセットの更新指示(追加指示用の更新指示)をDCHアクティブセット基地局24に送信すると同時に、E−DCHアクティブセットの更新指示(削除指示用の更新指示)を非サービング基地局23に送信する(ステップST42)。
なお、図10では、図面の簡略化のため、E−DCHアクティブセットから削除される非サービング基地局23は図示していない。
DCHアクティブセット基地局24は、E−DCHアクティブセットの追加処理を実施すると、追加処理の完了を基地局制御装置25に通知する(ステップST44)。
非サービング基地局23は、基地局制御装置25からE−DCHアクティブセットの更新指示を受信すると、E−DCHアクティブセットの削除処理を実施する。
非サービング基地局23は、E−DCHアクティブセットの削除処理を実施すると、削除処理の完了を基地局制御装置25に通知する。
移動端末21のプロトコル処理部130は、E−DCHアクティブセット管理部124がE−DCHアクティブセットの追加処理又は更新処理を実施すると、追加処理又は更新処理の完了を基地局制御装置25に通知する(ステップST48)。
最初に、移動端末21における効果を説明する。
複数通り用意されている非サービング基地局の最大数の中から、移動端末21に適用される非サービング基地局の最大数が、その移動端末21の能力に応じて設定されて記憶部129に記憶されるため、例えば、移動端末21が低性能な移動端末B(送信可能な最大送信レートが低い移動端末)である場合、Downコマンド受信用のハードウェア(例えば、E−RGCH受信部119、RAKE合成部206、デコード部207)を高性能な移動端末A(送信可能な最大送信レートが高い移動端末)と同じ規模で実装する必要がなくなる効果を奏する。
即ち、移動端末21が低性能な移動端末Bであれば、E−RGCH受信部119やE−HICH受信部127などのハードウェアを削減することができる効果が得られる。
この実施の形態1では、E−DCHアクティブセットの最大数を移動体通信システムとして複数準備されているため、従来通り、高性能な移動端末Aにおける干渉量が許容量を超えている非サービング基地局については、移動端末Aから送信されるデータの送信電力を制御することが可能となり、上り送信による非サービング基地局への干渉を悪化させることなく、課題を解決することが可能である。
移動端末21におけるE−RGCH受信部119やE−HICH受信部127のハードウェアを削減することができる効果に加えて、非サービング基地局におけるコードの割当や送信電力などの軽減、非サービング基地局におけるE−DCH受信処理の軽減、非サービング基地局から基地局制御装置25に送信されるE−DCH受信データのトラフィックの軽減などの効果が得られる。
上記実施の形態1では、複数通り用意されている非サービング基地局の最大数の中から、移動端末21の能力に応じて最大数が設定されているものについて示したが、この実施の形態2では、この最大数の設定方法を具体的に説明する。
図11は3GPPの規格書で規格化されているE−DCHに関する移動端末の能力(UE Capabilities)を示す説明図であり、図において、TTIは、“Transmission Timing Interval”の略である。
図12はCapabilities情報とE−DCHアクティブセットの最大数との対応例を示す説明図である。
E−DCHアクティブセットの最大数の大小の具体的な数値範囲は特に限定するものではないが、一般にE−DCHアクティブセットの最大数は、6以下の範囲をとるものと考えられており、E−DCHアクティブセットの最大数が小さい場合には3〜4程度、大きい場合には5〜6程度と考えられる。
具体的な通知の方法としては、RRC(Radio Resouce Control)と呼ばれるプロトコルによって、レイヤ3メッセージを送出することにより、基地局制御装置25に通知する。
従来のUE Capabilities定義とは独立して指定することができるため、設定の自由度が高い利点がある。
具体的なE−DCHアクティブセットの最大数とUE Capabilitiesの関連付けの方法として、以下に5つ例示するが、この場合、基地局制御装置25がシグナリングすべきものは単なるカテゴリの番号だけであり、カテゴリの番号が分かれば、実際のE−DCHアクティブセットの最大数を導くことができるため、シグナリングの量を減らすことができる利点がある。
カテゴリは分類を意味し、一般には、カテゴリの数が大きい程、移動端末21の能力が高くなる。
そこで、カテゴリの数が多い移動端末程、大きい最大数を割り当てるようにする(図12(1)を参照)。
コードは、チャネル分離用の拡散符号であるチャネライゼーションコードを意味する。
E−DCHを送信するために複数のチャネライゼーションコードを使用するということは、同時に複数の物理チャネルをE−DCH用に使用することを意味し、この状態がマルチコードと呼ばれる。
図13はマルチコード時における移動端末21の変調部112を示す詳細な構成図である。図13は図11のカテゴリが“6”の場合を例示している。
一般に、マルチコード(同時に送信する物理チャネル)の本数が多い移動端末程、E−DCHの送信において、高性能な移動端末と言われている。
そこで、この物理チャネルの最大送信本数が多い移動端末程、大きい最大数を割り当てるようにする(図12(2)を参照)。
拡散係数SFは、1symbolを何チップに拡散するかを示す係数である。
1秒当りに伝送可能なチップ数は、チップレートに依存し、固定値である。現在のW−CDMAシステムにおけるチップレートは、3.84MHzである。つまり、1秒当りの伝送可能なチップ数は、3.84Mchip/sである。
拡散係数SFが小さい移動端末程、1秒間に送信可能なシンボル数が増えることになる。
また、拡散係数SFが小さい程、ゲインを得ることができなくなり、送信電力が必要となる。
このことより、拡散係数SFの小さいものをサポートする移動端末程、E−DCHの送信において、高性能な移動端末と言える。
そこで、小さい拡散係数SFで送信可能な移動端末程、大きい最大数を割り当てるようにする(図12(3)を参照)。
TTIは、“Transmission Timing Interval”の略である。
まず、E−DCHのTTI長について考える。3GPP R‘99の規格書(E−DCHが規格化される以前の規格書)では、2msTTIがサポートされていない。つまり、E−DCH機能追加段階にて、2msTTIをサポート可能な余裕(例えば、移動端末におけるハードウェア実装上の余裕)があるということは、高性能な移動端末と言える。
10msTTIは、すべての移動端末が送信可能であるが、2msTTIは、高機能な移動端末に限定してサポートされる。
そこで、2msTTIをサポートしていれば、高機能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を大きくし、2msTTIをサポートしていなければ、低機能の移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を小さくするようにしている(図12(4)を参照)。
なお、DCH(3GPP R‘99の規格書)では、TTI長と移動端末の能力の考え方が上記の場合と逆であり、TTI長が長いものほど、受信すべきメモリが必要となるため、高機能な移動端末と考えられている。
また、別の考え方をする。移動端末が同じ量のデータを送信すると仮定した時、TTI長が10msと比較して、TTI長が2msの場合の方がピークレートとしては、高くなると言える。そこで、2msTTIをサポートしていれば、高性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を大きくし、2msTTIをサポートしていなければ、低性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を小さくするようにしている(図12(4)を参照)。図12(4)に示している割り当て数はあくまでも例示であり、E−DCHのTTI長については、最大送信レートが高いものには、E−DCHアクティブセットの最大数を多く割り当て、逆に、最大送信レートが低いものには、E−DCHアクティブセットの最大数を少なく割り当てるようにする。
最大トランスポートブロックサイズが大きいということは、それだけ処理能力が高いことを示しているので、高機能な移動端末とみなして、大きな最大数を割り当てるようにする(図12(5)を参照)。
また、第1の例〜第5の例に指定しているE−DCHアクティブセットの最大数は、例としての値であり、実際は異なることがある。
図14の例では、右端のE−DCHアクティブセットの最大数の列には、図12(3)の値と同じ値が挿入されているが、図12の(1)(2)(4)(5)の値や、それ以外の値が挿入されていてもよい。
能力が高い移動端末であることが判断できる他の情報を見て、その情報から一意にE−DCHアクティブセットの最大数を設定するものである。
能力が高いことを示す指針として、移動端末の最大送信可能電力を表す“UE Power Class”や、受信可能な最大TTI長などが考えられる。“UE Power Class”が大きいと最大送信電力が大きくなる。そこで、“UE Power Class”が大きいと高性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を大きくし、“UE Power Class”が小さいと低性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を小さくするようにする。また、受信可能な最大TTI長が大きいと受信に必要なメモリが大きくなる。そこで、受信可能な最大TTI長が大きいと高性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を大きくし、受信可能な最大TTI長が小さいと低性能な移動端末とみなして、E−DCHアクティブセットの最大数を小さくするようにする。シグナリングの機能は従来のままでよく、新しい追加シグナリングがないため互換性が高くなる利点がある。
この実施の形態3では、上記実施の形態1の変形例1,2について説明する。
変形例1としては、次のような状況を仮定する。
即ち、非サービング基地局23において、下りコードの割当数や送信電力などが不足しており、送信する下りチャネルを節約したい場合を仮定する。
さらに、伝送路の変動が激しく、サービング基地局22において、E−DCHの受信エラーが発生する頻度が高くなるため、移動体通信システムとしてはマクロダイバシティの効果を高めたい要求が発生するものとする。
また、非サービング基地局23において、干渉マージンに余裕があり、移動端末21に対してDownコマンドを送信する必要がないものとする。
この場合、移動端末21におけるE−RGCH受信部119のハードウェアを削減することができる。
また、移動体通信システムの全体として、非サービング基地局23のコードの割当や送信電力などを軽減することができる。
即ち、非サービング基地局23において、下りコードの割当数や送信電力などが不足しており、送信する下りチャネルを節約したい場合を仮定する。
さらに、伝送路が安定しているため、サービング基地局22において、E−DCHの受信エラーが発生する頻度が低く、移動体通信システムとして、マクロダイバシティ効果があまり必要ない場合を仮定する。
しかし、非サービング基地局23が干渉量を考慮する必要がある端末数が多いため、あるいは、非サービング基地局23が干渉量を考慮する必要がある移動端末の送信レートが高いため、非サービング基地局23が干渉マージンに余裕がなく、移動端末21に対してDownコマンドを送信する必要があるものと仮定する。
この場合、移動端末21において、移動端末21におけるE−HICH受信部127のハードウェアを削減することができる。
また、移動体通信システムの全体として、非サービング基地局23のコードの割当や送信電力などを軽減、非サービング基地局23におけるE−DCH受信処理の軽減、非サービング基地局23から基地局制御装置25に送信されるE−DCH受信データのトラフィックの軽減などの効果が得られる。
Claims (13)
- 移動端末から送信されるデータをマクロダイバシティ受信する複数の基地局と、上記複数の基地局の中から、上記移動端末におけるデータの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局を選択する基地局制御装置とを備えた移動体通信システムにおいて、上記基地局制御装置により選択される非サービング基地局の最大数が、上記移動端末の能力に応じて設定されていることを特徴とする移動体通信システム。
- 移動端末から送信されるデータをマクロダイバシティ受信する複数の基地局と、上記複数の基地局の中から、上記移動端末におけるデータの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局を選択する基地局制御装置とを備えた移動体通信システムにおいて、上記基地局制御装置により選択される非サービング基地局の最大数が複数通り用意されていることを特徴とする移動体通信システム。
- 複数通り用意されている非サービング基地局の最大数の中から、移動端末の能力に応じて最大数が設定されていることを特徴とする請求項2記載の移動体通信システム。
- 予め移動端末の能力に応じて非サービング基地局の最大数が設定され、その移動端末が予め設定されている最大数を基地局制御装置に通知することを特徴とする請求項3記載の移動体通信システム。
- 基地局制御装置が移動端末の能力を把握し、その移動端末の能力に応じて非サービング基地局の最大数を設定することを特徴とする請求項3記載の移動体通信システム。
- 移動端末が自己の能力を示す能力情報を基地局制御装置に通知し、その基地局制御装置が当該能力情報から上記移動端末の能力を把握することを特徴とする請求項5記載の移動体通信システム。
- 移動端末におけるデータの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局の最大数が上記移動端末に設定されている場合、その移動端末から非サービング基地局の最大数を取得する最大数取得手段と、上記最大数取得手段により取得された最大数を上限にして、上記移動端末から送信されるデータをマクロダイバシティ受信する複数の基地局の中から非サービング基地局を選択する非サービング基地局選択手段とを備えた基地局制御装置。
- 移動端末の能力を把握する能力把握手段と、移動端末におけるデータの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局の最大数が複数通り用意されている場合、その非サービング基地局の最大数の中から、上記能力把握手段により把握された能力に応じて非サービング基地局の最大数を設定する最大数設定手段と、上記最大数設定手段により設定された最大数を上限にして、上記移動端末から送信されるデータをマクロダイバシティ受信する複数の基地局の中から非サービング基地局を選択する非サービング基地局選択手段とを備えた基地局制御装置。
- 能力把握手段は、移動端末から自己の能力を示す能力情報を収集し、その能力情報から移動端末の能力を把握することを特徴とする請求項8記載の基地局制御装置。
- データの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局の最大数が予め自己の能力に応じて設定されている場合、その非サービング基地局の最大数を記憶する最大数記憶手段と、上記最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数を基地局制御装置に通知する最大数通知手段と、上記最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数分の受信回路を搭載し、その受信回路が上記基地局制御装置により選択された非サービング基地局から送信電力の制御信号を受信すると、その制御信号にしたがって送信データの電力を調整する電力調整手段とを備えた移動端末。
- 現在の非サービング基地局の個数が最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数より少ない場合、非サービング基地局の追加要求を基地局制御装置に送信し、現在の非サービング基地局の個数が上記最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数以上である場合、非サービング基地局の更新要求を上記基地局制御装置に送信する追加更新要求手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の移動端末。
- データの送信電力を制御する制御機能を有する非サービング基地局の最大数が予め自己の能力に応じて設定されている場合、その非サービング基地局の最大数を記憶する最大数記憶手段と、自己の能力を示す能力情報を基地局制御装置に通知する能力通知手段と、上記最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数分の受信回路を搭載し、その受信回路が上記基地局制御装置により選択された非サービング基地局から送信電力の制御信号を受信すると、その制御信号にしたがって送信データの電力を調整する電力調整手段とを備えた移動端末。
- 現在の非サービング基地局の個数が最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数より少ない場合、非サービング基地局の追加要求を基地局制御装置に送信し、現在の非サービング基地局の個数が上記最大数記憶手段に記憶されている非サービング基地局の最大数以上である場合、非サービング基地局の更新要求を上記基地局制御装置に送信する追加更新要求手段を設けたことを特徴とする請求項12記載の移動端末。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2005/014328 WO2007015304A1 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011082884A Division JP2011166806A (ja) | 2011-04-04 | 2011-04-04 | 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007015304A1 true JPWO2007015304A1 (ja) | 2009-02-19 |
JP4762989B2 JP4762989B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=37708587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007529159A Expired - Fee Related JP4762989B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080207245A1 (ja) |
EP (1) | EP1912458A4 (ja) |
JP (1) | JP4762989B2 (ja) |
WO (1) | WO2007015304A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4789557B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2011-10-12 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | ユーザデータの送信方法及び無線回線制御局 |
WO2007144956A1 (ja) | 2006-06-16 | 2007-12-21 | Mitsubishi Electric Corporation | 移動体通信システム及び移動端末 |
US7760715B1 (en) * | 2006-08-04 | 2010-07-20 | Parin B. Dalal | Circuit and method for rate-limiting a scheduler |
US7813283B1 (en) * | 2006-08-04 | 2010-10-12 | Parin Bhadrik Dalal | Circuit and method for arbitration |
GB2447439B (en) | 2007-02-02 | 2012-01-25 | Ubiquisys Ltd | Access point power control |
GB2481544B (en) * | 2007-02-02 | 2012-03-14 | Ubiquisys Ltd | Access point power control |
CN101272612A (zh) * | 2007-03-23 | 2008-09-24 | 中兴通讯股份有限公司 | 漂移无线网络控制器报告传输时间间隔不支持能力的方法 |
WO2008130187A1 (en) * | 2007-04-24 | 2008-10-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for managing active set in a mobile communication system |
KR101206387B1 (ko) | 2007-07-05 | 2012-11-29 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 이동통신 시스템 |
US8046022B2 (en) * | 2008-07-08 | 2011-10-25 | Wi-Lan, Inc. | Signal transmission parameter control using channel sounding |
JP5538802B2 (ja) | 2008-11-04 | 2014-07-02 | 三菱電機株式会社 | 通信方法、移動体通信システム、移動端末および基地局制御装置 |
JP5266333B2 (ja) | 2008-12-23 | 2013-08-21 | 三菱電機株式会社 | 移動体通信システム、移動端末及びセル |
CN102396276B (zh) | 2009-02-02 | 2015-08-05 | 三菱电机株式会社 | 移动体通信系统 |
CN104853439A (zh) | 2009-06-19 | 2015-08-19 | 三菱电机株式会社 | 移动通信系统 |
GB2471681B (en) | 2009-07-07 | 2011-11-02 | Ubiquisys Ltd | Interference mitigation in a femtocell access point |
GB2472597B (en) | 2009-08-11 | 2012-05-16 | Ubiquisys Ltd | Power setting |
WO2011039959A1 (ja) | 2009-10-02 | 2011-04-07 | 三菱電機株式会社 | 移動体通信システム |
JP5715599B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2015-05-07 | 株式会社Nttドコモ | 無線通信システムおよび通信制御方法 |
US20160254896A1 (en) * | 2014-08-18 | 2016-09-01 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | A Node and Method for Establishing a Radio Link without a Dedicated Physical Channel/Fractional-Dedicated Physical Channel |
US10499351B2 (en) | 2015-03-17 | 2019-12-03 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Controller directives to enable multipoint reception via MCS and power constraints masks |
CN110012485A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-07-12 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种基站分类控制方法、系统、存储介质及移动终端 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6535738B1 (en) | 2000-08-04 | 2003-03-18 | Lucent Technologies Inc. | Method for optimizing a number of communication links |
FR2813006B1 (fr) * | 2000-08-10 | 2003-01-31 | Cit Alcatel | Procede pour tenir compte de la capacite de traitement du trafic, pour le controle de la charge de trafic dans un reseau de radiocommunications mobiles |
JP2002112311A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-12 | Kenwood Corp | 無線通信装置及び無線通信方法 |
JP2002261670A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-13 | Yrp Mobile Telecommunications Key Tech Res Lab Co Ltd | 無線送信装置および無線受信装置 |
US6731936B2 (en) * | 2001-08-20 | 2004-05-04 | Qualcomm Incorporated | Method and system for a handoff in a broadcast communication system |
DE60208316T2 (de) * | 2001-10-10 | 2006-07-13 | Samsung Electronics Co., Ltd., Suwon | Zellsuchverfahren im diskontinuierlichen Empfangsbetrieb in einem mobilen Kommunikationssystem |
CA2457285A1 (en) | 2003-02-15 | 2004-08-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scheduling apparatus and method in a cdma mobile communication system |
JP4167545B2 (ja) * | 2003-06-05 | 2008-10-15 | 日本電気通信システム株式会社 | 移動体通信システム |
JP3779303B2 (ja) * | 2003-12-16 | 2006-05-24 | 株式会社東芝 | 移動局、移動通信システムおよび同システムの基地局 |
US7486636B2 (en) * | 2003-12-22 | 2009-02-03 | Telecom Italia S.P.A. | Method, system and computer program for planning a telecommunications network |
-
2005
- 2005-08-04 WO PCT/JP2005/014328 patent/WO2007015304A1/ja active Application Filing
- 2005-08-04 US US11/997,752 patent/US20080207245A1/en not_active Abandoned
- 2005-08-04 EP EP05768933A patent/EP1912458A4/en not_active Withdrawn
- 2005-08-04 JP JP2007529159A patent/JP4762989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4762989B2 (ja) | 2011-08-31 |
EP1912458A1 (en) | 2008-04-16 |
US20080207245A1 (en) | 2008-08-28 |
EP1912458A4 (en) | 2011-04-13 |
WO2007015304A1 (ja) | 2007-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4762989B2 (ja) | 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 | |
US8130694B2 (en) | Method for controlling transmission power of HS-SCCH in UMTS system | |
US7697954B2 (en) | Method and apparatus for signaling maximum UE transmitter power information to base station for scheduling of uplink packet transmission in a mobile communication system | |
KR100832117B1 (ko) | 고속 순방향 패킷 접속 방식을 사용하는 이동통신 시스템에서 역방향 송신전력 오프셋 정보를 송수신하는 장치 및 방법 | |
US7701921B2 (en) | Apparatus and method for supporting soft combining of scheduling signals for uplink packet data service in a mobile communication system | |
JP4592547B2 (ja) | 送信電力制御方法及び移動通信システム | |
KR100913515B1 (ko) | 전송 속도 제어 방법, 이동국, 무선 기지국 및 무선네트워크 제어국 | |
US20110090859A1 (en) | Base station, mobile communication terminal equipment, and primary cell determination method | |
US8611908B2 (en) | Mobile communication method, base station and wireless line control station | |
JP4592548B2 (ja) | 送信電力制御方法及び移動通信システム | |
JP4053004B2 (ja) | Dsch電力制御方法 | |
JP2007060600A (ja) | 送信電力制御方法及び無線回線制御局 | |
WO2006075629A1 (ja) | 伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局 | |
JP4684062B2 (ja) | 伝送速度制御方法及び無線回線制御局 | |
JP2007060162A (ja) | 伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局 | |
JP4527641B2 (ja) | 伝送速度制御方法及び無線回線制御局 | |
JP4022106B2 (ja) | シグナリング方法及び基地局装置 | |
JP4789557B2 (ja) | ユーザデータの送信方法及び無線回線制御局 | |
JP5603405B2 (ja) | 移動通信システムにおけるダウンリンク制御情報の送受信方法及び装置 | |
KR100811364B1 (ko) | 이동통신 시스템에서 하향공유채널에 대한 제어정보전송방법 | |
JP2011166806A (ja) | 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末 | |
JP2007104037A (ja) | 移動端末及び移動体通信システム | |
JP4636982B2 (ja) | 送信電力制御方法及び移動通信システム | |
JP2004032561A (ja) | 送信電力制御方法、シグナリング方法、通信端末装置、基地局装置及び制御局装置 | |
KR100754668B1 (ko) | 고속 순방향 패킷 접속 방식을 사용하는 이동 통신시스템에서 순방향 전용 물리 채널의 슬롯 포맷을결정하는 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110531 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110608 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |