JP5603405B2 - 移動通信システムにおけるダウンリンク制御情報の送受信方法及び装置 - Google Patents

移動通信システムにおけるダウンリンク制御情報の送受信方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける制御情報送受信方法及び装置に関し、特に、移動通信システムに伝送資源の余裕によって複数のキャリアを活用して制御情報を送受信する方法及び装置に関する。
本発明は、セルラー符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:CDMA)通信システムに関し、特に複数のキャリアを通じて拡張されたアップリンク伝送チャネル(Enhanced Uplink Dedicated transport Channel)を使用してパケットデータを伝送する状況を仮定する。
ヨーロッパ式移動通信システムであるGSM(Global System for Mobile Communications)とGPRS(General Packet Radio Services)を基盤として広帯域(Wideband)符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:以下、CDMAという)を使用する第3世代移動通信システムであるUMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)システムは、移動電話やコンピュータユーザが全世界どこにいてもパケット基盤のテキスト、デジタル化した音声やビデオ及びマルチメディアデータを2Mbps以上の高速で伝送することができる一貫したサービスを提供する。
特に、UMTSシステムでは、ユーザ端末(User Equipment:UE)から基地局(Base Station:BS、Node B)への逆方向、すなわちアップリンク(Uplink:UL)通信においてパケット伝送の性能をさらに向上させることができるように、拡張されたアップリンク専用チャネル(Enhanced Uplink Dedicated Channel:以下、EUDCHまたはE−DCHという)という伝送チャネルを使用する。E−DCHは、より安定した高速のデータ伝送をサポートするために、適応的変調/符号化(Adaptive Modulation and Coding:AMC)、複合自動再伝送要求(Hybrid Automatic Retransmission Request:HARQ)、基地局制御スケジューリング、短いTTI(Shorter Transmission Time Interval)サイズなどの技術などをサポートする。
AMCは、基地局と端末との間のチャネル状態によってデータチャネルの変調方式とコーディング方式を決定し、資源の使用効率を高める技術である。変調方式とコーディング方式の組合は、MCS(Modulation and Coding Scheme)と言い、サポート可能な変調方式とコーディング方式によって様々なMCSレベルの定義が可能である。AMCは、MCSのレベルを端末と基地局との間のチャネル状態によって適応的に決定し、資源の使用効率を高める。
HARQは、初期に伝送されたデータパケットにエラーが発生した場合、前記エラーパケットを補償するためにパケットを再伝送する技法を意味する。複合再伝送技法は、エラー発生時に、最初伝送時と同一のフォーマットのパケットを再伝送するチェース合成(Chase Combining:以下、CCという)と、エラー発生時に最初伝送時と異なるフォーマットのパケットを再伝送する増分冗長(Incremental Redundancy:以下IRと称する)とに区分することができる。
基地局制御スケジューリングは、E−DCHを利用してデータを伝送する場合、アップリンクデータの伝送可否及び可能なデータレートの上限値などを基地局により決定し、前記決定された情報をスケジューリング命令として端末に伝送すれば、端末が前記スケジューリング命令を参照して可能なアップリンクE−DCHのデータ伝送率を決定して伝送する方式を意味する。
短いTTIサイズは、現在Rel5の最小TTIである10msより小さいTTIを許容することによって、再伝送遅延時間を低減し、結果的に、高いシステムスループットを可能にする。
上記のように、E−DCHを使用するシステムあるいはサービスをHSUPA(High Speed Packet Access)と呼ぶ。
図1は、典型的な無線通信システムでE−DCHを通じたアップリンクパケット伝送を説明する図である。ここで、参照符号100は、E−DCHをサポートする基地局、すなわちNode Bを示し(以下、基地局とnode Bは、混用して同じ意味として使用する)、参照符号101、102、103、104は、E−DCHを使用している端末を示す。図示のように、前記端末101〜104は、各々E−DCH 111、112、113、114を通じて基地局100にデータを伝送する。
前記基地局100は、E−DCHを使用する端末101〜104のデータバッファー状態、要請データ伝送率あるいはチャネル状況情報を活用して、各端末別にEUDCHデータ伝送可否を通知するか、あるいはEUDCHデータ伝送率を調整するスケジューリング動作を行う。スケジューリングは、システム全体の性能を高めるために、基地局の測定雑音増加(Noise RiseまたはRise over thermal:RoT、以下、“RoT”という)値が目標値を超えないようにしつつ、基地局から遠くにある端末(例えば、103、104)には、低いデータ伝送率を割り当て、近くにある端末(例えば101、102)には、高いデータ伝送率を割り当てる方式で行われる。端末101〜104は、前記スケジューリング情報によってE−DCHデータの最大許容データ伝送率を決定し、前記最大許容データ伝送率内でE−DCHデータ伝送率を決定し、E−DCHデータを伝送する。
アップリンクで、互いに異なる端末が送信したアップリンク信号は、相互間に同期が維持されないため、直交性がなく、相互間に干渉として作用するようになる。これにより、基地局が受信するアップリンク信号が多くなるほど、特定端末のアップリンク信号に対する干渉の量も多くなり、受信性能が低下する。これを克服するために、前記特定端末のアップリンク送信電力を大きくすることもできるが、これは、他のアップリンク信号に対して干渉として作用し、受信性能を低下させる。結局、基地局が受信性能を保証しつつ受信することができるアップリンク信号の全体電力は制限される。RoT(Rise Over Thermal)は、基地局がアップリンクで使用する無線資源を示し、下記数式1のように定義される。
[数式1]
ROT=I_0/N_0
上記で、I_0は、基地局の全体受信帯域に対する電力スペクトル密度(power spectral density)であって、基地局が受信する全体アップリンク信号の量を示す。N_0は、基地局の熱雑音電力スペクトル密度である。したがって、許容される最大ROTは、基地局がアップリンクで使用することができる全体無線資源である。
基地局の全体ROTは、セル間の干渉、音声トラフィック、そしてE−DCHトラフィックの和で示される。基地局制御スケジューリングを使用すれば、複数の端末が同時に高いデータ伝送率のパケットを伝送する現象を防止することができ、受信ROTを目標(target)ROTに維持し、受信性能を常に保証することができる。すなわち、基地局制御スケジューリングは、特定端末に高いデータ伝送率を許容する場合には、他の端末には高いデータ伝送率を許容しないことによって、受信ROTが目標ROT以上に増加する現象を防止する。
図2は、典型的なE−DCHを通じた送受信手続を示す流れ図である。
図2を参照すれば、基地局と端末は、202段階で、E−DCHを設定する。前記202段階の設定過程は、専用伝送チャネル(dedicated transport channel)を通じたメッセージの伝達過程を含む。E−DCHの設定が行われれば、端末は、204段階で、基地局にスケジューリング情報を通知する。前記スケジューリング情報は、逆方向チャネル情報を示す端末送信電力情報、端末が送信することができる余分の電力情報、端末のバッファーに積もっている送信すべきデータの量などになることができる。
通信中の複数の端末からスケジューリング情報を受信した基地局は、206段階で、各端末のデータ伝送をスケジューリングするために、前記複数の端末のスケジューリング情報をモニタリングする。具体的に、基地局は、208段階で、端末に逆方向パケット伝送を許容することに決定し、端末にスケジューリング命令を伝送する。
前記スケジューリング命令は、端末に最大許容可能なデータレートの増加/維持/減少をRG(relative grant)命令を通じて指示することができる。または、スケジューリング命令は、最大許容可能なデータレートと伝送が許容されたタイミングを含むAG(Absolute grant)命令を通じて指示することができる。前記RG命令を伝送するダウンリンク物理チャネルをE−RGCH(E−DCH Relative Grant Channel)と言い、AG命令を伝送するダウンリンク物理チャネルをE−AGCH(E−DCH Absolute Grant Channel)と言う。
端末は、210段階で、前記スケジューリング命令を利用して逆方向に伝送するE−DCHの伝送形式(Transport format:TF)を決定し、212及び214段階で、E−DCHを通じて逆方向(UL)パケットデータを伝送すると同時に、前記TF情報を基地局に伝送する。ここで、前記TF情報は、E−DCHを復調するのに必要な資源情報を示す伝送形式資源指示子(Transport Format Resource Indicator:以下、TFRIという)を含む。この際、前記214段階で、端末は、基地局から割り当てられた最大許容可能なデータレートとチャネル状態を考慮してMCSレベルを選択し、前記MCSレベルを使って前記逆方向パケットデータを伝送する。
基地局は、216段階で、前記TF情報と前記パケットデータにエラーがあるか否かを判断する。前記216段階の判断結果、いずれか1つでもエラーが現われた場合、基地局は、218段階で、NACK(Negative Acknowledge、否定的認知情報)を端末に伝送する。一方、前記216段階の判断結果、いずれもエラーがない場合は、基地局は、218段階で、ACK(Acknowledge、認知情報)をACK/NACKチャネルを通じて端末に伝送する。ACK情報が伝送される場合、パケットデータの伝送が完了し、端末は、新しいユーザデータをE−DCHを通じて伝送するが、NACK情報が伝送される場合、端末は、同じ内容のパケットデータをE−DCHを通じて再伝送する。ここで、前記ACK/NACKが伝送されるダウンリンク物理チャネルをE−HICH(E−DCH HARQ Indicator Channel)と言う。
韓国特許出願公開第10−2004−0075583号公報 欧州特許出願公開第1901451号明細書
前述のような環境で、基地局がスケジューリングを効率的に行うためには、端末のバッファー状態とパワー状態のような情報を端末から伝達されることができれば、基地局は、遠くにある端末またはチャネル状況が良くない端末、サービスしようとするデータの優先順位が低い端末に、低いデータレートを割り当てるか、または近くにある端末またはチャネル状況が良いかまたはサービスしようとするデータの優先順位が高い端末に高いデータレートを割り当てることができ、システム全体の性能を高めることができる。
前述のように動作する既存のHSUPAシステムのシステム性能を追加的に向上させるために、アップリンクで2個のキャリア(アップリンクキャリア#1、アップリンクキャリア#2)、そしてダウンリンクで2個のキャリア(ダウンリンクキャリア#1、ダウンリンクキャリア#2)を組み合わせて運用するDC(Dual carrierあるいはDual cell)−HSUPAが論議されている。各々のキャリアは、既存のUMTSシステムの5MHz帯域幅に該当するので、DC−HSUPAシステムは、アップリンクで10MHz、ダウンリンクで10MHz帯域幅を各々サポートする。
本発明は、DC−HSUPAシステムでダウンリンクシグナリングオーバーヘッド及び特定キャリアにシグナリング過負荷が発生する場合を防止するための方法及び装置を提供する。
本発明は、前述したような従来の問題点に鑑みてなされてもので、その目的は、DC−HSUPAシステムでダウンリンクシグナリングが特定のダウンリンクキャリアに集中し、過負荷が発生する場合を防止し、シグナリングオーバーヘッドを減少させることができる制御情報送受信方法及び装置を提供することにある。
本発明の一態様による移動通信システムにおける基地局の制御情報伝送方法は、端末からスケジューリング情報を獲得する段階と、1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを伝送する段階とを含み、前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当することを特徴とする。
また、本発明の他の態様による移動通信システムにおける端末の制御情報受信方法は、スケジューリング情報を基地局に伝送する段階と、前記基地局から1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを受信する段階とを含み、前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の態様による移動通信システムにおける制御情報を伝送する基地局は、端末から受信したスケジューリング情報を利用してスケジューリングを行うスケジューラと、1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを伝送するように制御する制御情報処理モジュールとを含み、前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当することを特徴とする。
また、本発明のさらに他の態様による移動通信システムにおける制御情報を受信する端末は、スケジューリング情報を基地局に伝送するように制御する制御器と、前記基地局から1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを受信する制御情報受信モジュールとを含み、前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当することを特徴とする。
以上で詳細に説明したように動作する本発明において、開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。前述したような本発明は、DC−HSUPAシステムでダウンリンクシグナリングが特定のダウンリンクキャリアに集中し、過負荷が発生する場合を防止することができ、シグナリングオーバーヘッドを減少させることができるという効果がある。これにより、移動通信システムの性能を向上させることができる利点がある。
典型的な無線通信システムでE−DCHを通じたアップリンクパケット伝送を説明する図である。 典型的なE−DCHを通じた送受信手続を示すメッセージ流れ図である。 DC−HSUPAシステムでダウンリンク資源運用の非効率的な使用例を示す図である。 本発明の実施例による制御チャネルが伝送されるダウンリンク伝送資源を説明するための図である。 本発明の実施例による基地局の制御情報伝送方法を説明するための流れ図である。 本発明の実施例による端末の制御情報受信方法を説明するための流れ図である。 本発明の実施例による基地局の制御情報伝送装置を説明するための図である。 本発明の実施例による端末の制御情報受信装置を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例に対する動作原理を詳細に説明する。下記で、本発明を説明するにあたって、関連された公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすることができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。なお、後述する用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は、本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。
後述する本発明は、UMTS通信システムでE−DCHが複数のアップリンクキャリアに適用されるシステム、特に2個のアップリンクキャリアと2個のダウンリンクキャリアが運用されるDC−HSUPAシステムに関する。具体的に、DC−HSUPAシステムをサポートするためのダウンリンク制御チャネルを伝送する方法を本発明の好ましい実施例により説明する。しかし、後述する用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は、本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。したがって、前述したように、以下では、DC−HSUPAシステムを例示し、本発明の具体的な内容を説明するが、必ず前記システムにのみ限定されるものではなく、複数の周波数帯域を利用して高速データサービスをサポートする移動通信システムに適用可能であることは自明である。言い換えれば、本発明の実施例は、進化した高速無線データ通信標準であるLTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Long Term Evolution−Advanced)などの移動通信システムにも適用されることができる。
また、1個のアップリンクキャリアを使用する既存のHSUPAシステムを前記DC−HSUPAと区分するためにSC(single cellあるいはsingle carrier)−HSUPAと呼ぶ。SC−HSUPAをサポートするためのダウンリンク制御チャネルとしては、スケジューリンググラント(grant)に対するE−AGCH、E−RGCH及び再伝送に対するE−HICHなどがある。前述したダウンリンク制御チャネルは、対応するアップリンクキャリアに特定(specific)することができ、このための識別情報を含むことができる。
もし本発明がLTEまたはLTE−Aシステムに適用されれば、HSUPAのE−AGCHとE−RGCHは、LTE(またはLTE−A)のPDCCH(Physical Downlink Control Channel)に対応し、HSUPAのE−HICHは、LTE(またはLTE−A)のPHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)に対応することができる。
E−AGCHは、拡散指数(spreading factor;SF)256のチャネライゼーションコード(channelization code)及び各端末のIDであって、各端末別に区分される。E−RGCHとE−HICHは、拡散指数128のチャネライゼーションコード(channelization code)と追加的に長さ40の直交コードであって、各端末別に区分される。各端末別にどんなチャネライゼーションコード(channelization code)と直交コードを使用するかは、前述した図2の202段階のE−DCH設定段階で基地局が端末に別途の制御情報(例えば、上位階層シグナリング)を通じて通知する。
図3は、既存のSC−HSUPAシステムをDC−HSUPAにそのまま拡張して適用した場合のダウンリンク資源運用の一例を示す図である。例えば、E−HICHあるいはE−RGCHの場合、1つのチャネライゼーションコード(channelization code)に長さ40の直交コードを使用して最大40個の端末をサポートすることができる。図3に示す数字は、各々のダウンリンクキャリア別に1つのチャネライゼーションコード(channelization code)にSC−HSUPAあるいはDC−HSUPA端末を各々いくつサポートすることができるかを意味する。図3の基本仮定は、アップリンクキャリア#1に対応するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#1 303を通じて伝送され、アップリンクキャリア#2に対応するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#2 306を通じて伝送されることを仮定する。
各々のダウンリンクキャリア303、306で最大サポート可能な端末数が各々40であり、ダウンリンクキャリア#1 303で30個のSC−HSUPA端末を既にサービスしている状態なら(301)、DC−HSUPA端末は、最大10個しかサポートすることができない(302、305)。図3の仮定で、DC−HSUPA端末は、各々のキャリアからダウンリンク制御チャネルを受信しなければならないので、たとえダウンリンクキャリア#2 306の資源40個を使用可能であるとしても、ダウンリンクキャリア#1 303には、10個の資源しか余分がないので(302)、最大10(=min(10、40))個のDC−HSUPA端末しかサポートすることができない。
図3の例示のような資源使用の非効率性を解決するために、本発明の実施例によれば、各々のアップリンクキャリア#1あるいはアップリンクキャリア#2に対応するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#1あるいはダウンリンクキャリア#2のどこにも伝送されることができるように許容する。また、本発明によれば、基地局は、1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを端末に伝送し、前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当する。ここで、相当するということは、制御チャネルの各々は、アップリンクキャリアに特定されることができる識別情報を有することができることを意味する。
図4は、本発明の実施例による制御チャネルが伝送されるダウンリンク伝送資源を説明するための図である。
図4では、ダウンリンクキャリア#1 403からSC−HSUPA端末が既に30名をサービスしている状態であるとしても(401)、ダウンリンクキャリア#1の余分の10個の資源402及びダウンリンクキャリア#2の余分の40個の資源404、405がすべてDC−HSUPA端末をサポートすることができる。したがって、この場合、サポート可能なDC−HSUPA端末は、25(=(10+40)/2)個になる。
25個のDC−HSUPA端末のうち、10個に対するダウンリンク制御チャネルは、各々ダウンリンクキャリア#1及びダウンリンクキャリア#2に分けて伝送され(402、405)、残りの15個に対するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#2にすべて伝送される(404)。すなわち、1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上のダウンリンク制御チャネルが伝送される。
基地局が前記DC−HSUPA端末に対するダウンリンク制御チャネルをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかは、各々のダウンリンクキャリア別に使用可能な制御チャネル伝送用資源、すなわちチャネライゼーションコード(channelization code)あるいは直交コードの量によって決定する。そして、基地局は、DC−HSUPA端末をサポートするためのダウンリンク制御チャネルをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかに関する情報を別途の制御情報(シグナリング)を通じて端末に通知する。
DC−HSUPA端末であるとしても、端末が伝送するデータ量、チャネル状況などによってDC−HSUPAあるいはSC−HSUPA方式で動作することができる。例えば、端末が伝送するデータ量が少ない場合には、敢えてDC−HSUPA方式よりは、SC−HSUPA方式で伝送することによって、端末のバッテリー消耗を節約する効果を得ることができる。
このために、本発明の実施例によれば、基地局は、端末にDC−HSUPA方式で動作するかどうか、またはSC−HSUPA方式で動作するかどうかに関する情報をシグナリングを通じて通知する。そして、基地局は、前記DC−HSUPA端末をサポートするためのダウンリンク制御チャネルをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかに関する情報とDC−HSUPA方式で動作するかどうか、またはSC−HSUPA方式で動作するかどうかに関する情報を端末に一度に通知することによって、追加的なシグナリングオーバーヘッドを減少させる。
本発明の実施例において、前述したように、基地局が自分がサービスする端末の複数のキャリア使用可否(DC−HSUPA方式/SC−HSUPA方式)及び複数のキャリア使用可否によって制御チャネル(制御情報)が伝送されるキャリアの位置を通知する情報を“制御チャネル伝送資源情報”と称する。
このような情報は、HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)を通じて伝送される。すなわち、本発明の実施例によるHS−SCCHを通じて、基地局は、制御チャネル伝送資源情報(HS−SCCH制御情報)を端末に通知する。
前述したように、制御チャネル伝送資源情報は、端末の複数のキャリア使用可否及び制御チャネルが伝送されるキャリアの位置に関する情報である。さらに詳細には、基地局は、DC−HSUPA端末をサポートするためのダウンリンク制御チャネルをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかに関する情報及びDC−HSUPA方式で動作するかどうかSC−HSUPA方式で動作するかどうかについて制御チャネル伝送資源情報を通じて端末に通知する。
このような本発明の実施例によれば、HS−SCCHを通じて次のような情報が伝送される。
HS−SCCHは、別途の追加的なデータチャネルは伴わずに独立的に動作する。HS−SCCHは、全体37ビットで構成される。最初8ビットは、事前に約束された第1パターンで固定された値を使用する。事前に約束された第1パターンは、“11100000”である。
前記事前に約束された第1パターン8ビット以後、次の6ビットは、事前に約束された第2パターンで固定された値を使用する。前記事前に約束された第2パターンは、“111101”である。
前記事前に約束された第2パターン6ビット以後、次の3ビットは、事前に約束された第3パターンで固定された値を使用する。前記事前に約束された第3パターンは、“010”である。前記第3パターンとして、基地局は、端末に前記HS−SCCHがDC−HSUPAに関する制御情報を含んでいることを通知する。前記第3パターンが“000”であれば、前記HS−SCCHが端末のバッテリー効率増大のためのDRX(discontinuous reception)、DTX(discontinuous transmission)動作を指示する用途であることを通知し、前記第3パターンが“001”であれば、前記HS−SCCHがDC−HSDPAに関する制御情報を含んでいることを通知する。
前記事前に約束された第3パターン3ビット以後、次の3ビットは、具体的にDC−HSUPAの動作を指示する第4パターンであって、次の4つの情報を含む。このような情報は、複数のキャリア使用可否及びどのキャリアを通じて制御チャネル(制御情報)が伝送されるかを通知する情報が含まれる。
−“DC−HSUPA不活性化(deactivation)”
−“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ1”
−“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ2”
−“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ3”
“DC−HSUPA不活性化(deactivation)”情報は、たとえ端末がDC−HSUPAサポートが可能であるとしても、前記シグナリングを受信すれば、SC−HSUPA方式で動作するように指示する。
“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ1”は、現在SC−HSUPA方式で動作する端末にDC−HSUPA方式で動作するように指示すると同時に、各々のアップリンクキャリアに対応するダウンリンク制御チャネルは、各々のダウンリンクキャリアを通じて伝送されることを指示する。これは、各々のダウンリンクキャリアに使用可能な資源量が類似の場合に有用である。
“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ2”は、現在SC−HSUPA方式で動作する端末にDC−HSUPA方式で動作するように指示すると同時に、各々のアップリンクキャリアに対応するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#2を通じて伝送されることを指示する。これは、各々のダウンリンクキャリアに使用可能な資源量が、ダウンリンクキャリア#2に多い場合に有用である。
“DC−HSUPA活性化(activation)タイプ3”は、現在SC−HSUPA方式で動作する端末にDC−HSUPA方式で動作するように指示すると同時に、各々のアップリンクキャリアに対応するダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクキャリア#1を通じて伝送されることを指示する。これは、各々のダウンリンクキャリアに使用可能な資源量が、ダウンリンクキャリア#1に多い場合に有用である。
前記3ビットで構成される第4パターン以後、次の1ビットは、reservedされる。そして前述した第1、第2、第3、第4パターン及び前記追加的な1ビットは、制御情報入力で生成したCRC16ビットを端末識別子(UE−ID)16ビットとXOR演算して生成する。基地局は、このように生成した全体37ビット制御情報を畳み込み符号化して端末に伝送する。
前述したように、本発明の実施例による制御チャネル伝送資源情報は、HS−SCCHを通じて伝送され、このような理由で、HS−SCCH制御情報と混用して使用する。特に、HS−SCCH制御情報の第4パターンには、端末の複数のキャリア使用可否及び制御情報が伝送されるキャリアの位置を通知する情報が含まれる。
以下では、前述したように動作するDC−HSUPAシステムで基地局の制御情報伝送方法について説明する。図5は、本発明の実施例による基地局の制御情報伝送方法を説明するための流れ図である。
図5を参照すれば、基地局は、501段階で、E−DCHの設定を行う。ここで、各端末別にE−DCHのダウンリンク制御チャネルであるE−AGCH、E−RGCH、E−HICHなどの資源を割り当てる。DC−HSUPAをサポートする端末には、アップリンクキャリア#1に対応するE−DCHダウンリンク制御チャネルの資源(以下、便宜上、“資源#1”という)を割り当て、アップリンクキャリア#2に対応するE−DCHダウンリンク制御チャネルの資源(以下、便宜上、“資源#2”という)を共に割り当てる。前記“資源#1”と“資源#2”は、相互間に重複しないようにして、前記E−DCHダウンリンク制御チャネルがダウンリンクキャリア#1にすべて伝送されるか、あるいはダウンリンクキャリア#2にすべて伝送される場合を容易にする。
基地局は、502段階で、端末から端末送信電力情報、端末が送信することができる余分の電力情報、端末のバッファーに積もっている送信すべきデータの量などを含むスケジューリング情報を獲得する。
スケジューリング情報を獲得した基地局は、503段階で、前記獲得したスケジューリング情報から各端末に対するDC−HSUPA方式を決定する。DC−HSUPA方式は、第一に、SC−HSUPA方式、すなわち、DC−HSUPA不活性化方式、第二に、DC−HSUPA活性化タイプ1方式、第三に、DC−HSUPA活性化タイプ2方式、第四に、DC−HSUPA活性化タイプ3方式を含む。
“SC−HSUPA方式(“DC−HSUPA不活性化”)”方式として決定した場合、基地局は、504段階で、当該方式を指示するHS−SCCH制御情報を生成し、505段階で、HS−SCCHを端末に伝送する。その後、基地局は、506段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルを伝送する。
“DC−HSUPA活性化タイプ1”方式として決定した場合、基地局は、507段階で、当該方式を指示するHS−SCCH制御情報を生成し、508段階で、HS−SCCHを端末に伝送する。その後、基地局は、509段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルを伝送し、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルを伝送する。
“DC−HSUPA活性化タイプ2”方式として決定した場合、基地局は、510段階で、当該方式を指示するHS−SCCH制御情報を生成し、511段階で、HS−SCCHを端末に伝送する。その後、基地局は、512段階で、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルとアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルをすべて伝送する。
“DC−HSUPA活性化タイプ3”方式として決定した場合、基地局は、513段階で、当該方式を指示するHS−SCCH制御情報を生成し、514段階で、HS−SCCHを端末に伝送する。その後、基地局は、515段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルとアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルをすべて伝送する。
前述したような基地局の制御情報伝送方法に対応してDC−HSUPAシステムで端末がE−DCH制御情報を受信する方法について説明する。図6は、本発明の実施例による端末の制御情報受信方法を説明するための流れ図である。
図6を参照すれば、端末は、600段階で、基地局から前記E−DCH設定情報を獲得する。端末は、前記設定情報からE−DCHダウンリンク制御チャネルの資源情報を知ることができる。端末は、601段階で、基地局にスケジューリング情報を伝送する。その後、端末は、602段階で、HS−SCCHを受信し、DC−HSUPA方式に関する情報を獲得する。端末は、603段階で、前記獲得した制御情報のうち第4パターンの値によって、DC−HSUPA方式を認知し、DC−HSUPA方式によって、604、606、608または610段階に分岐する。
前記第4パターンの値が“SC−HSUPA方式(“DC−HSUPA不活性化”)”を指示する場合、端末は、604段階で、DC−HSUPAが不活性化されたことを認知し、605段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルを受信する。一方、前記第4パターンの値が“DC−HSUPA活性化タイプ1”方式を指示する場合、端末は、606段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルが伝送され、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルが伝送されることを知ることができる。したがって、端末は、607段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルを受信し、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルを受信する。
また、前記第4パターンの値が“DC−HSUPA活性化タイプ2”方式を指示する場合、端末は、608段階で、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#1及びアップリンクキャリア#2に各々対応するE−DCH制御チャネルがすべて伝送されることを認知する。その後、端末は、609段階で、ダウンリンクキャリア#2を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルとアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルをすべて受信する。
そして、前記第4パターンの値が“DC−HSUPA活性化タイプ3”方式を指示する場合、端末は、610段階で、各々のアップリンクキャリア#1及び#2に対応するダウンリンク制御チャネルがダウンリンクキャリア#1を通じて伝送されることを認知する。これにより、端末は、611段階で、ダウンリンクキャリア#1を通じてアップリンクキャリア#1に対応するE−DCH制御チャネルとアップリンクキャリア#2に対応するE−DCH制御チャネルを共に受信する。
次に、本発明の実施例による基地局のE−DCHダウンリンク制御情報伝送装置について説明する。図7は、本発明の実施例による基地局の制御情報伝送装置を説明するための図である。
図7を参照すれば、本発明の実施例による基地局の制御情報伝送装置は、E−DCHスケジューラ(以下、“スケジューラ”という)702、HS−SCCH制御情報生成部704、HS−SCCHチャネルコーディング706、HS−SCCH送信部708、DC−HSUPA制御器(以下、“制御器”という)709、E−AGCH制御情報生成部710、E−AGCHチャネルコーディング部712、E−AGCH送信部714、E−RGCH制御情報生成部716、E−RGCH送信部718、E−HICH制御情報生成部720及びE−HICH送信部722を含む。
ここで、HS−SCCH制御情報生成部704、HS−SCCHチャネルコーディング部706及びHS−SCCH送信部708は、制御チャネル伝送資源情報を生成し伝送するための制御チャネル伝送資源処理モジュールであり、E−AGCH制御情報生成部710、E−AGCHチャネルコーディング部712、E−AGCH送信部714、E−RGCH制御情報生成部716、E−RGCH送信部718、E−HICH制御情報生成部720及びE−HICH送信部722は、制御情報を生成し伝送するための制御情報処理モジュールである。
スケジューラ702は、端末から受信したスケジューリング情報703を利用して各端末に対するスケジューリングを行う。
制御器709は、スケジューラ702からスケジューリング結果を入力されて、制御チャネル伝送資源情報であるDC−HSUPA方式を決定する。すなわち、制御器709は、“SC−HSUPA”方式、“DC−HSUPA活性化タイプ1”方式、“DC−HSUPA活性化タイプ2”方式、“DC−HSUPA活性化タイプ3”方式のうちいずれか1つの方式として決定する。
制御チャネル伝送資源処理モジュール71は、制御器709が決定したDC−HSUPA方式によって、すなわち複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御チャネル伝送資源情報を生成し、これを各端末に伝送する。このような制御チャネル伝送資源処理モジュール71の各構成についてさらに詳しく説明する。
HS−SCCH制御情報生成部704は、制御器709が決定したDC−HSUPA方式に該当するHS−SCCH制御情報(制御チャネル伝送資源情報)を生成する。HS−SCCHチャネルコーディング部706は、HS−SCCH制御情報生成部704が生成したHS−SCCH制御情報を畳み込み符号化して出力する。
引き続いて、HS−SCCH送信部708は、畳み込み符号化されたHS−SCCH制御情報をスプレディング/スクランブリングなどの動作及びRFプロセッシングを経て端末に伝送する。
一方、制御情報処理モジュール72は、基地局が1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを伝送するように制御する。すなわち、制御情報処理モジュール72は、制御器709が決定した制御チャネル伝送資源情報であるDC−HSUPA方式によって、AG情報、RG情報、及び再伝送(ACK/NACK)情報を含む各々の制御チャネルを割り当てられた1つのダウンリンクキャリアを通じて伝送する。以下では、このような制御情報処理モジュールの各構成についてさらに詳しく説明する。
E−AGCH制御情報生成部710は、E−DCHスケジューラ702からスケジューリング結果を入力されて、AG(Absolute grant)情報を生成する。
E−AGCHチャネルコーディング部712は、E−AGCH制御情報生成部710が生成したAG情報を畳み込み符号化する。
E−AGCH送信部714は、畳み込み符号化されたAG情報をスプレディング/スクランブリングなどの動作及びRFプロセッシングを経て端末に伝送する。この際、E−AGCH送信部714は、DC−HSUPA制御器709からアップリンクキャリア#1及びアップリンクキャリア#2に対応する各々のE−AGCHをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかを通知する情報とE−AGCH伝送に使用される資源情報を入力される。これにより、E−AGCH送信部714は、入力された情報によってAG情報に対するプロセッシングを行い、端末に伝送する。
E−RGCH制御情報生成部716は、E−DCHスケジューラ702からスケジューリング結果を入力されて、RG(Relative grant)情報を生成する。
E−RGCH送信部718は、E−RGCH制御情報生成部716が生成したRG情報を直交コードマッピング/スプレディング/スクランブリングなどの動作及びRFプロセッシングを経て端末に伝送する。この際、E−RGCH送信部718は、DC−HSUPA制御器709からアップリンクキャリア#1及びアップリンクキャリア#2に対応する各々のE−RGCHをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかを通知する情報とE−RGCH伝送に使用される資源情報を入力される。これにより、E−RGCH送信部718は、入力された情報によってRG情報に対するプロセッシングを行い、端末に伝送する。
E−HICH制御情報生成部720は、アップリンクデータデコーディング情報719を入力されて、再伝送可否を通知する再伝送(ACK/NACK)情報を生成する。
E−HICH送信部722は、生成した再伝送(ACK/NACK)情報を直交コードマッピング/スプレディング/スクランブリングなどの動作及びRFプロセッシングを経て端末に伝送する。この際、E−HICH送信部722は、DC−HSUPA制御器709からアップリンクキャリア#1及びアップリンクキャリア#2に対応する各々のE−HICHをどのダウンリンクキャリアを通じて伝送するかを通知する情報とE−HICH伝送に使用される資源情報を入力される。これにより、E−HICH送信部722は、入力された情報によって再伝送情報に対するプロセスを行い、端末に伝送する。
次に、本発明の実施例による端末のE−DCHダウンリンク制御情報受信装置について説明する。図8は、本発明の実施例による端末の制御情報受信装置を説明するための図である。図8を参照すれば、本発明の実施例による制御情報受信装置は、DC−HSUPA制御器(以下、“制御器”という)802、HS−SCCH制御情報獲得器804、HS−SCCHチャネルデコーディング部806、HS−SCCH受信部808、E−AGCH制御情報獲得器810、E−AGCHチャネルデコーディング部812、E−AGCH受信部814、E−RGCH制御情報獲得器816、E−RGCH受信部818、E−HICH制御情報獲得器820、及びE−HICH受信部822を含む。
ここで、HS−SCCH制御情報獲得器804、HS−SCCHチャネルデコーディング部806及びHS−SCCH受信部808は、制御チャネル伝送資源受信モジュール81に含まれる。また、E−AGCH制御情報獲得器810、E−AGCHチャネルデコーディング部812、E−AGCH受信部814、E−RGCH制御情報獲得器816、E−RGCH受信部818、E−HICH制御情報獲得器820、及びE−HICH受信部822は、制御情報受信モジュール82に含まれる。
制御チャネル伝送資源受信モジュール81は、基地局から複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御情報を受信する。より具体的に、制御チャネル伝送資源スシンモドル81は、HS−SCCHを通じて制御チャネル伝送資源情報(HS−SCCH制御情報)を受信し、制御チャネル伝送資源情報を獲得する役目を行う。このような制御チャネル伝送資源受信モジュール81の各構成は、次の通りである。
HS−SCCH受信部808は、HS−SCCHを受信し、デスクランブリング/デスプレディングする。HS−SCCHチャネルデコーディング部806は、HS−SCCHをデコーディングする。HS−SCCH制御情報獲得器804は、HS−SCCHチャネルデコーディング部806がデコーディングしたHS−SCCHから制御チャネル伝送資源情報を獲得する。すなわち、HS−SCCH制御情報獲得器804は、複数のキャリア使用可否及び制御情報が伝送されるキャリアの位置を通知するDC−HSUPA方式に関する情報を獲得する。その後、HS−SCCH制御情報獲得器804は、獲得した制御チャネル伝送資源情報を制御器802に入力する。
制御器802は、スケジューリング情報を基地局に伝送するように制御する。また、本発明の制御器802は、入力された制御チャネル伝送資源情報によって制御情報受信モジュール82を制御する。制御情報受信モジュール82は、基地局から1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを受信する。すなわち、制御情報受信モジュール82は、制御器802の制御によって制御チャネル伝送資源情報が指示するキャリアの位置で制御情報を受信する。このような制御情報受信モジュール82の各構成は、次の通りである。
E−AGCH受信部814は、前記制御器802からE−AGCHをダウンリンクキャリア#1あるいはダウンリンクキャリア#2のうちいずれかのキャリアから受信すべきかに関する情報及びどの資源を通じて受信すべきかに関する情報を受信し、受信した情報によって当該キャリア及び資源を通じてE−AGCHを受信し、受信したE−AGCHをデスクランブリング/デスプレディングして出力する。E−AGCHチャネルデコーディング部812は、E−AGCHをデコーディングして出力する。引き続いて、E−AGCH制御情報獲得器810は、E−AGCHのAG値を獲得する。
E−RGCH受信部818は、前記制御器802からE−RGCHをダウンリンクキャリア#1あるいはダウンリンクキャリア#2のうちいずれかのキャリアから受信すべきかに関する情報及びどの資源を通じて受信すべきかに関する情報を受信し、受信した情報によって当該キャリア及び資源を通じてE−RGCHを受信し、受信したE−RGCHをデスクランブリング/デスプレディングして出力する。E−RGCH制御情報獲得器816は、E−RGCHでRG値を獲得する。
E−HICH受信部822は、前記制御器802からE−HICHをダウンリンクキャリア#1あるいはダウンリンクキャリア#2のうちいずれかのキャリアから受信すべきかに関する情報及びどの資源を通じて受信すべきかに関する情報を受信し、受信した情報によってE−HICHをデスクランブリング/デスプレディングして出力する。E−HICH制御情報獲得器820は、E−HICHで再伝送情報であるACK/NACK値を獲得する。
一方、本発明の詳細な説明では、具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で様々な変形が可能であることは勿論である。例えば、搬送波結合(carrier aggregation)をサポートするLTE−Aシステムにも適用可能である。したがって、本発明の範囲は、説明された好ましい実施例に限定されず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものなどによって定められなければならない。
702 E−DCHスケジューラ
704 HS−SCCH制御情報生成部
706 HS−SCCHチャネルコーディング
708 HS−SCCH送信部
709 DC−HSUPA制御器
710 E−AGCH制御情報生成部
712 E−AGCHチャネルコーディング部
714 E−AGCH送信部
716 E−RGCH制御情報生成部
718 E−RGCH送信部
720 E−HICH制御情報生成部
722 E−HICH送信部

Claims (24)

  1. 移動通信システムにおける基地局の制御情報伝送方法において、
    端末からスケジューリング情報を獲得する段階と、
    少なくとも2つの制御チャネルの各々が、互いに異なるダウンリンクキャリアを通じて伝送されるか、又は1つのダウンリンクキャリアを通じて伝送されるかを指示する制御情報を伝送する段階と、
    少なくとも1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを伝送する段階と、を含み、
    前記制御チャネルの各々は、各々が異なるアップリンクキャリアに相当し、
    前記スケジューリング情報は、バッファーにある送信のためのデータの量から構成されることを特徴とする基地局の制御情報伝送方法。
  2. 前記制御チャネルの各々は、前記アップリンクキャリアに対する識別情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局の制御情報伝送方法。
  3. 複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御情報を前記端末に伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の基地局の制御情報伝送方法。
  4. 前記制御チャネルは、スケジューリンググラント(grant)または再伝送情報に関するものであることを特徴とする請求項3に記載の基地局の制御情報伝送方法。
  5. 前記制御チャネルが伝送されるキャリアの位置を含む情報を前記端末に伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の基地局の制御情報伝送方法。
  6. 前記制御チャネルが伝送されないキャリアは、前記制御チャネルが伝送されるキャリアを通じて制御情報を獲得する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の基地局の制御情報伝送方法。
  7. 移動通信システムにおける端末の制御情報受信方法において、
    スケジューリング情報を基地局に伝送する段階と、
    少なくとも2つの制御チャネルの各々が、互いに異なるダウンリンクキャリアを通じて伝送されるか、又は1つのダウンリンクキャリアを通じて伝送されるかを指示する制御情報を前記基地局から受信する段階と、
    前記基地局から1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを受信する段階と、を含み、
    前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当し、
    前記スケジューリング情報は、バッファーにある送信のためのデータの量から構成されることを特徴とする端末の制御情報受信方法。
  8. 前記制御チャネルの各々は、前記アップリンクキャリアに関する識別情報を含むことを特徴とする請求項に記載の端末の制御情報受信方法。
  9. 複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御情報を前記基地局から受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の端末の制御情報受信方法。
  10. 前記制御チャネルは、スケジューリンググラント(grant)または再伝送情報に関するものであることを特徴とする請求項に記載の端末の制御情報受信方法。
  11. 前記制御チャネルが伝送されるキャリアの位置を含む情報を前記基地局から受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の端末の制御情報受信方法。
  12. 前記制御チャネルが伝送されないキャリアは、前記制御チャネルが伝送されるキャリアを通じて制御情報を獲得する段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の端末の制御情報受信方法。
  13. 移動通信システムにおける制御情報を伝送する基地局において、
    端末から受信したスケジューリング情報を利用してスケジューリングを行うスケジューラと、
    少なくとも2つの制御チャネルの各々が、互いに異なるダウンリンクキャリアを通じて伝送されるか、又は1つのダウンリンクキャリアを通じて伝送されるかを指示する制御情報を伝送するように制御し、1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを伝送するように制御する制御情報処理モジュールと、
    を含み、
    前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当し、
    前記スケジューリング情報は、バッファーにある送信のためのデータの量から構成されることを特徴とする基地局。
  14. 前記制御チャネルの各々は、前記アップリンクキャリアに関する識別情報を含むことを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  15. 前記スケジューリング結果によって複数のアップリンクキャリア使用可否を決定する制御器と、
    前記決定された複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御情報を生成し伝送する制御チャネル伝送資源処理モジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の基地局。
  16. 前記制御チャネルは、スケジューリンググラント(grant)または再伝送情報に関するものであることを特徴とする請求項15に記載の基地局。
  17. 前記制御チャネル伝送資源処理モジュールは、
    前記制御チャネルが伝送されるキャリアの位置を含む情報を前記端末に伝送するように制御することを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  18. 前記制御チャネルが伝送されないキャリアは、前記制御チャネルが伝送されるキャリアを通じて制御情報を獲得することを特徴とする請求項17に記載の基地局。
  19. 移動通信システムにおける制御情報を受信する端末において、
    スケジューリング情報を基地局に伝送するように制御する制御器と、
    前記基地局から、少なくとも2つの制御チャネルの各々が、互いに異なるダウンリンクキャリアを通じて伝送されるか、又は1つのダウンリンクキャリアを通じて伝送されるかを指示する制御情報を受信し、前記基地局から1つのダウンリンクキャリアを通じて少なくとも2つ以上の制御チャネルを受信する制御情報受信モジュールと、を含み、
    前記制御チャネルの各々は、異なるアップリンクキャリアに相当し、
    前記スケジューリング情報は、バッファーにある送信のためのデータの量から構成されることを特徴とする端末。
  20. 前記制御チャネルの各々は、前記アップリンクキャリアに関する識別情報を含むことを特徴とする請求項19に記載の端末。
  21. 複数のアップリンクキャリア使用可否を含む制御情報を前記基地局から受信する制御チャネル伝送資源受信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の基地局。
  22. 前記制御チャネルは、スケジューリンググラント(grant)または再伝送情報に関するものであることを特徴とする請求項21に記載の端末。
  23. 前記制御チャネル伝送資源受信モジュールは、
    前記制御チャネルが伝送されるキャリアの位置を含む情報を前記基地局から受信することを特徴とする請求項19に記載の端末。
  24. 前記制御チャネルが伝送されないキャリアは、前記制御チャネルが伝送されるキャリアを通じて制御情報を獲得することを特徴とする請求項23に記載の端末。
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