JP2019525525A - 端末及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる端末。送信電力決定部(211)は、第1TTI内において第1区間で上り信号を送信中に、第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、第1区間では、第1参照信号及び第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、第1TTI内において第1区間に後続する第2区間では、第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、第1TTI及び第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する。【選択図】図4

Description

本開示は、端末及び通信方法に関する。
近年、遅延時間の短縮(delay critical)が求められるアプリケーションの実現が考えられている。遅延時間の短縮が求められるアプリケーションの例として、車の自動運転、スマートグラスでの超リアリティアプリケーション、又は、機器間のコミュニケーションなどが挙げられる。
3GPPでは、これらのアプリケーションを実現するために、パケットの遅延を低減するlatency reductionが検討されている(非特許文献1を参照)。Latency reductionでは、データを送受信する時間単位であるTTI(Transmission Time Interval)長を、0.5msecから1 OFDM symbolの間の長さに短縮することが考えられている。なお、従来のTTI長(TTI length)は1msecであり、サブフレームと呼ばれる単位と等しい。1subframeは2 slots(1 slotは0.5msec)で構成されている。1slotは、normal CP(Cyclic Prefix)の場合、7 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)symbolsで構成され、extended CPの場合は6 OFDM symbolsで構成される。例えば、短縮したTTI長が0.5msec(=1slot)の場合、1msecあたり2TTIが配置される。また、1slotを 4OFDM symbolsのTTIと、3OFDM symbols のTTIとに分割する場合、1msecあたり4TTIが配置される。また、TTI長が2symbolの場合、1msecあたり7TTIが配置される。
TTI長を短縮することで、CQI報告の遅延を短くでき、CQI報告の頻度を多くできるので、CQI報告と実際の回線品質とのずれが少なくなるという利点がある。
RP-150465, "New SI proposal: Study on Latency reduction techniques for LTE," Ericsson, Huawei, March 2015 3GPP TR 36.211 V13.0.0, "Physical channels and modulation (Release 13)," December 2015 R1-164923,"Simultaneous Transmission of UL Signals for Shortened TTI Operation," Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell, May 2016
例えば、TTI長の短縮は、LTE(Long Term Evolution)を拡張するシステムのみならず、New RAT(Radio Access Technology)とよばれる新しいフレームフォーマットで実現されるシステムにも適用できる。New RATでは、1msecあたりのシンボル数が上記のLTEと異なる可能性がある。TTI長を短縮したTTI(以下、sTTI:short TTIと呼ぶ)を運用する際、複数のTTI長を同時にサポートすることが考えられる(例えば、非特許文献3を参照)。複数のTTI長をサポートすることで異なるアプリケーションの要求に合わせてTTI長を選択して使い分けることができる。例えば、遅延が許容されるパケットには長いTTIを使用し、遅延に厳しいパケットにはsTTIを使用することができる。
しかしながら、端末(UEと呼ぶこともある)に使用可能な最大の送信電力が十分でない場合、異なるTTI長の複数のTTIを使用した各パケットを同時に送信すると、送信電力が足りなくなるという課題がある。よって、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を検討する必要がある。
本開示の一態様は、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる端末及び通信方法を提供することである。
本開示の一態様に係る端末は、第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、前記第1区間では、前記第1参照信号及び前記第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、前記第1TTI内において前記第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、前記第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、前記決定された送信電力で前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、を具備する構成を採る。。
本開示の一態様に係る通信方法は、第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、前記第1区間では、前記第1参照信号及び前記第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、前記第1TTI内において前記第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、前記第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定し、前記決定された送信電力で前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号を送信する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、TTI長が異なる場合の送信電力の配分を適切に設定することができる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
TTI長が異なるTTI間の電力配分の一例を示す図 実施の形態1に係る端末の要部構成を示すブロック図 実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図 実施の形態1の動作例1−1に係る送信電力制御の一例を示す図 実施の形態1の動作例1−1に係る送信電力制御の他の例を示す図 実施の形態1の動作例1−2に係る送信電力制御の一例を示す図 実施の形態1の他の送信電力制御を示す図 実施の形態2の動作例2−1に係るTransient periodの設定例を示す図 実施の形態2の動作例2−1に係るTransient periodの設定例を示す図 実施の形態2の動作例2−1に係るTransient periodの設定例を示す図 実施の形態2の動作例2−1に係るTransient periodの設定例を示す図 実施の形態2の動作例2−1に係るTransient periodの他の設定例を示す図 実施の形態2の動作例2−2に係るTransient periodの設定例を示す図
[本開示の一態様に至る経緯]
以下、本開示の一態様に至った経緯について説明する。
[Dual connectivityの動作]
Dual connectivityでは、端末が複数のセルにおいて同時にUL(Uplink)の信号を送信することができる。各セルは、MCG(Master Cell Group)またはSCG(Secondary Cell Group)に所属し、MCGのUL送信とSCGのUL送信に対して、優先度を決め、送信電力を配分することができる。また、各CG(Cell Group)には、1つのPCell(Primary Cell)及び1つ又は複数のSCell(Secondary Cell)が含まれる。Dual connectivityでは、MCGのPcellに送信されるRACH(Random Access Channel)が最も高い優先度であり、続いて、チャネル毎に優先度が以下のように割り当てられる。
HARQ-ACK=SR > CSI > PUSCH without UCI
また、MCGとSCGとで同一のチャネルが送信される場合には、SCGのUL送信よりもMCGのUL送信が優先される。
[前提]
UL送信における電力配分として、Dual connectivityでは、それぞれのCGに、最少保障電力(minimum guaranteed power)が割り当てられている。端末は、最少保障電力以上の送信電力を使用する場合、優先度に応じて、余っている送信電力(余剰電力。remaining power)を使用することができる。また、MCGとSCGとが同期していない場合に適用される電力配分として、先に送信し始めた信号の送信電力は変更されないという方法もある。
複数のTTI長を同時にサポートする際の各TTI間の電力配分についても、Dual connectivityと同様にして、すなわち、各TTIをCell group と見立てて、最少保障電力を割り当てる方法が考えられる(例えば、図1を参照)。例えば、各TTIで最少保障電力以上の送信電力が必要である場合、優先度に応じて残りの電力を配分する方法、又は、先に送信し始めたTTIの信号に対して残りの電力を使用できるという方法が考えられる。
異なるTTI長の複数のTTIが混在する場合における電力配分方法として、以下の方法がある。なお、以下では、TTI長が異なるTTIを、それぞれ、長いTTI(long TTI、又は単にTTI)、及び、short TTI(sTTI)と呼ぶ。
方法1:まず、チャネルの種類で優先度を決定し、その後、同一チャネルの場合、TTIの長さで優先度を決定する。
方法2:まず、TTIの長さで優先度を決定し、その後、チャネルの種類で優先度を決定する。
方法3:先に送信を開始した信号に対して必要な電力を使用できる。
方法1及び方法2におけるチャネルの種類に応じた優先度としては、RACH>HARQ-ACK=SR > CSI > PUSCH without UCIという優先度が考えられる。RACHは、通信の接続又は同期取得のために必要な情報であるので優先度が高い。HARQ-ACKは、受信を誤ると、DL(Downlink)データの無駄なHARQ再送が発生したり、再送が必要であるのにHARQ再送を行わずに、上位レイヤでの再送が発生したりする可能性があるので、優先度が高い。SR(Scheduling Request)は、ULの通信開始に必要な情報であるため、優先度が高い。一方、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel) without UCI(Uplink Control Information)は、ULデータの受信品質が悪くなった場合にはULデータを再送すればよく、システムに大きい影響を与えないため、優先度が低い。ただし、ULデータの優先度がDLデータよりも高い場合などでは、HAQR-ACKよりもPUSCHの優先度を上げてもよい。
また、TTIの長さに応じた優先度としては、遅延時間を短くすべきパケットをsTTIで送信し、遅延が許されるパケットをTTIで送信している場合、sTTIを優先することが好ましい。また、sTTIを使用しているが、回線品質状況が悪化してきてTTIに切り替える場合には、TTIを優先することが好ましい。TTIの長さに応じた優先度は、システムで予め定めてもよく、基地局(eNBと呼ぶこともある)から端末に対して、何れのTTI長を優先するかを示す情報を通知してもよい。
また、方法1では、チャネルの種類で優先度を決定したのち、同一チャネルの場合、チャネル毎にTTI及びsTTIの何れのTTI長を優先するかを定めてもよい。
[課題]
TTI長の異なる複数のTTIのUL信号が同時に送信される場合、長いTTIのUL信号の送信が開始した後に、sTTIのUL信号が割り当てられ、sTTIのUL信号の送信が開始される可能性がある。このような場合、長いTTIのUL信号よりもsTTIのUL信号の優先度が高くても、長いTTIのUL信号に電力が既に割り当てられているので、余剰電力が少ない場合には、sTTIのUL信号に割り当てる電力が足りなくなるという課題がある。
また、SRのように、基地局からの割り当てではなく端末が自発的に送信する信号をsTTIで送信する場合、長いTTIのUL信号に電力が既に割り当てられていると、sTTIのUL信号に割り当てる電力が足りなくなるという課題がある。特に、SRを遅延させるとTCP ACKの送信遅延に影響し、ユーザスループットが低減するという課題がある。sTTIを優先するためには、sTTIのGuaranteed powerを大きくすることも考えられるが、TTIに割り当てられる電力が常に小さくなってしまうという課題がある。
また、TTI長に応じた優先度を決めずに、先に送信し始めたUL信号が余剰電力を使用する方法では、長いTTIの方が、sTTIよりも余剰電力を使用することが多くなるという偏りが生じてしまう。
そこで、本開示の一態様では、TTI長が異なるUL信号を送信する場合において適切に電力配分を行うことを目的とする。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[通信システムの概要]
本開示の各実施の形態に係る通信システムは、基地局100及び端末200を備える。
図2は本開示の実施の形態に係る端末200の要部構成を示すブロック図である。図2に示す端末200において、送信電力決定部211は、第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、第1区間では、第1参照信号及び第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、第1TTI内において第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、第1TTI及び第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する。送信部212は、決定された送信電力で第1TTI及び第2TTIの上り信号を送信する。
(実施の形態1)
[基地局の構成]
図3は、本実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。図3において、基地局100は、DCI生成部101と、誤り訂正符号化部102と、変調部103と、信号割当部104と、送信部105と、受信部106と、信号分離部107と、ACK/NACK受信部108と、復調部109と、誤り訂正復号部110とを有する。
DCI生成部101は、送信データ信号(DLデータ信号)をsTTIで送信するか、TTIで送信するか、sTTI及びTTIの両方で送信するかを決定する。また、DCI生成部101は、誤り訂正復号部110から受け取る端末200の電力情報に基づいて、ULデータ信号をsTTIで受信するか、TTIで受信するか、sTTI及びTTIの両方で受信するかを決定する。そして、DCI生成部101は、ACK/NACK受信部109から入力されるACK/NACK信号(つまり、DLデータ信号(PDSCH)に対するACK/NACK信号)の内容(ACK又はNACK)に基づいて、DLデータ信号の再送が必要か否かを判定し、判定結果に応じて、sTTI用DCI又はTTI用DCIを生成する。DCI生成部101は、DLに関する制御信号(リソース割当情報など)を信号割当部104へ出力し、ULに関する制御信号(リソース割当情報など)を信号分離部107に出力する。また、DCI生成部101は、生成したDCIを端末200へ送信するために信号割当部104に出力する。
誤り訂正符号化部102は、送信データ信号(DLデータ信号)、及び、上位レイヤのシグナリング(図示せず)を誤り訂正符号化し、符号化後の信号を変調部103へ出力する。
変調部103は、誤り訂正符号化部102から受け取る信号に対して変調処理を施し、変調後の信号を信号割当部104へ出力する。
信号割当部104は、DCI生成部101から入力されるDLの制御信号に基づいて、変調部103から受け取る信号、及び、DCI生成部101から受け取るDCIを、所定の下りリソースに割り当てる。このようにして送信信号が形成される。形成された送信信号は、送信部105へ出力される。
送信部105は、信号割当部104から入力される送信信号に対してアップコンバート等の無線送信処理を施し、アンテナを介して端末200へ送信する。
受信部106は、端末200から送信された信号をアンテナを介して受信し、受信信号に対してダウンコンバート等の無線受信処理を施し、信号分離部107へ出力する。
信号分離部107は、DCI生成部101から入力されるULの制御信号に基づいて、ULデータ信号及びACK/NACK信号の受信周波数及び時間タイミングを特定する。そして、信号分離部107は、受信信号からULデータ信号を分離して復調部109へ出力し、受信信号からACK/NACK信号を分離してACK/NACK受信部108へ出力する。
ACK/NACK受信部108は、信号分離部107から入力される、DLデータ信号に対するACK/NACK信号の内容(ACK又はNACK)をDCI生成部101に出力する。
復調部109は、信号分離部107から入力される信号に対して復調処理を施し、得られた信号を誤り訂正復号部110へ出力する。
誤り訂正復号部110は、復調部109から入力される信号を復号し、端末200からの受信データ信号(ULデータ信号)を得る。また、誤り訂正復号部110は、受信データ信号のうち、上位レイヤで通知された端末200の電力情報をDCI生成部101に出力する。
[端末の構成]
図4は、本実施の形態に係る端末200の構成を示すブロック図である。図4において、端末200は、受信部201と、信号分離部202と、復調部203と、誤り訂正復号部204と、誤り判定部205と、ACK/NACK生成部206と、DCI受信部207と、誤り訂正符号化部208と、変調部209と、信号割当部210と、送信電力決定部211と、送信部212と、を有する。
受信部201は、受信信号をアンテナを介して受信し、受信信号に対してダウンコンバート等の受信処理を施した後に信号分離部202へ出力する。
信号分離部202は、DCIが割り当てられる可能性のあるリソースに配置された信号を分離して、DCI受信部207へ出力する。また、信号分離部202は、DCI受信部207から入力されるDLに関する制御信号(リソース割当情報)に基づいて、受信信号からDLデータ信号を分離し、復調部203へ出力する。
復調部203は、信号分離部202から受け取る信号を復調し、復調後の信号を誤り訂正復号部204へ出力する。
誤り訂正復号部204は、復調部203から受け取る復調信号を復号し、得られた受信データ信号を出力する。また、誤り訂正復号部204は、受信データ信号を誤り判定部205へ出力する。
誤り判定部205は、受信データ信号のCRC(Cyclic Redundancy Check)で誤りを検出し、検出結果をACK/NACK生成部206へ出力する。
ACK/NACK生成部206は、誤り判定部205から入力される、受信データ信号の検出結果に基づいて、誤りが無ければACKを生成し、誤りが有ればNACKを生成し、生成したACK/NACK信号を信号割当部210へ出力する。
DCI受信部207は、信号分離部202から受け取るDCI(TTI用DCI又はsTTI用DCI)に示されるDLに関する制御信号(リソース割当情報など)を信号分離部202へ出力し、ULに関する制御信号(リソース割当情報など)を信号割当部210へ出力する。
誤り訂正符号化部208は、送信データ信号(ULデータ信号)を誤り訂正符号化し、符号化後のデータ信号を変調部209へ出力する。
変調部209は、誤り訂正符号化部208から受け取るデータ信号を変調し、変調後のデータ信号を信号割当部210へ出力する。
信号割当部210は、DCI受信部207から受け取るULに関する制御信号(リソース割当情報)に基づいて、変調部209から入力されたデータ信号をリソースに割り当て、送信部212へ出力する。また、信号割当部210は、ACK/NACK生成部206から入力されたACK/NACK信号をACK/NACK用リソースに割り当て、又は、ULデータ信号に多重して、送信部212へ出力する。
送信電力決定部211は、信号割当部210から入力される送信信号及びACK/NACK信号に対して、優先度に応じた送信電力を決定する。例えば、送信電力決定部211は、長いTTIのUL信号に対して送信電力を割り当てた後に、sTTIの優先度が高いUL信号が発生した場合、当該長いTTIのUL信号の送信電力を送信の途中で変更する。送信電力決定部211は、決定した送信電力を示す電力情報を送信部212に出力する。なお、送信電力決定部211は、UL信号に対して割り当てる電力が無い場合には電力0を通知してもよい。
なお、送信電力決定部211によって送信電力の削減が指示された信号に対しては、信号割当部210において割り当てられるリソース量が低減される。
送信部212は、送信電力決定部211から入力される送信電力情報に基づいて送信電力を設定し、信号割当部210から入力される信号及び送信電力決定部211から入力される電力情報に対してアップコンバート等の送信処理を施し、アンテナを介して送信する。これにより、長いTTI及びsTTIのUL信号は、送信電力決定部211で決定された送信電力で送信される
[基地局100及び端末200の動作]
以上の構成を有する基地局100及び端末200における動作について詳細に説明する。
以下、本実施の形態に係る動作例1−1及び動作例1−2について説明する。
<動作例1−1>
動作例1−1では、LTEシステムをベースとして、長いTTIをLTEのsubframe長である1msecとし、長いTTIでは通常のLTEの動作を仮定する。
また、動作例1−1では、TTI長にかかわらず、ULチャネルの優先度は、HARQ-ACK=SR > CSI > PUSCH without UCIとする。
また、ここでは、端末200が、長いTTIのUL信号(例えば、PUSCH/PUCCH)を送信中に、当該長いTTIのUL信号よりも優先度の高いsTTIのUL信号(例えば、SR)が発生する例について説明する。
端末200は、長いTTIのUL信号を送信中に、sTTIのSRが発生すると、SRに割当可能な送信電力(余剰電力)を確認する。そして、端末200は、SRの送信に要する送信電力が割当可能であると判断すると、任意のタイミングでSRを送信する。
一方、端末200は、SRの送信に要する送信電力が割り当てられない場合、長いTTIのUL信号の送信電力を変更できるタイミングまで待機して、当該タイミング以降でSRを送信する。
まず、端末200が長いTTIを用いてPUCCHを送信する場合について説明する。
PUCCHは、送信するPRB(Physical Resource Block)がスロット毎に変わり、直交符号もスロット単位でかけられており、PUCCHの送信電力は、スロット単位で変更される。よって、PUCCHの送信電力をスロット単位で変更しても、信号の直交性を保つことができる。つまり、長いTTIのPUCCHの送信電力を変更できるタイミングは、スロットの境界のタイミングである。
そこで、端末200は、sTTIのSRに対して十分な送信電力が割り当てられない場合、長いTTIのPUCCHの送信電力を変更できる次のスロットまで待機して、次のスロット内に配置されたsTTIでSRを送信する。
図5は、動作例1−1に係る長いTTIとsTTIの送信電力制御(電力配分)の一例を示す。図5では、1サブフレーム(1msec)あたり4個のsTTI(sTTI#0〜sTTI#3)が配置されている。また、図5では、sTTI#0の区間でsTTIのSRが発生している。
また、図5では、sTTI#0(スロット#0内の区間)において、sTTIの最少保障電力と、長いTTIのPUCCHで使用されていない余剰電力とを合わせても、SRの送信に必要な送信電力を割り当てられない状態である。
この場合、端末200は、長いTTIのPUCCHの送信電力を変更できるスロットの区切りまでSRの送信を待機し、次のスロット#1でSRを送信する。具体的には、図5に示すように、端末200は、長いTTI内のスロット#0の区間(sTTI#0)において発生したsTTIのSRを、スロット#0の区間(つまり、sTTI#0、sTTI#1)では送信せずに待機する。そして、端末200は、スロット#1の区間内のsTTI#2でSRを送信する。
このとき、端末200は、sTTIのSRが発生したスロット#0内では、長いTTIのPUCCHの送信電力を変更せずに一定に保つ。
また、端末200は、スロット#1において、sTTIのSRの送信に要する送信電力が確保されるように、長いTTIのPUCCHの送信電力を低減する。つまり、端末200は、長いTTIのPUCCHの送信電力を低減して、sTTIのSRに送信電力を割り当てるように、長いTTI及びsTTIのUL信号の送信電力をそれぞれ決定する。
なお、端末200は、スロット#1において、sTTI#2のSRの送信が終了した後のsTTI#3の区間でも、長いTTIのPUCCHの送信電力を、sTTI#2と同一の送信電力に保つ。つまり、PUCCHは、スロット#1において一定の送信電力で送信される。
こうすることで、PUCCHの送信電力は、sTTIのSRへの電力の割当に起因してスロット単位で変更される。これにより、端末200は、長いTTIのPUCCHに対する受信品質特性を確保しつつ、優先度の高いsTTIのSRに対して十分な送信電力を割り当てることができる。つまり、端末200は、sTTI#2(スロット#1)において、長いTTIのPUCCHと、sTTIのSRとを適切な送信電力で同時に送信することができる。換言すると、端末200は、sTTIのSRを、長いTTIのPUCCHの送信途中に割り込んで送信することができる。よって、端末200は、sTTIのSRの送信遅延を抑えることができる。
次に、端末200が長いTTIを用いてPUSCHを送信する場合について説明する。
PUSCHの変調方式が振幅を使用しない変調方式(BPSK/QPSKなど)である場合、送信途中でPUSCHの送信電力が変更されても、基地局100における当該PUSCHの復調には影響は無い。
そこで、端末200は、長いTTIを用いてPUSCHを送信している途中にsTTIのSRが発生した場合、SRの送信を待機することなく、SRの送信に要する送信電力でSRを送信する。この際、端末200は、SRの送信に要する送信電力が確保されるように、SRの送信区間において長いTTIのPUSCHの送信電力を低減する。これにより、端末200は、長いTTIのPUSCHの受信品質特性に影響を与えることなく、sTTIのSRを、適切な送信電力で遅延させずに送信することができる。
一方、PUSCHの変調方式が振幅を使用する多値変調方式(16QAM, 64QAM, 256QAM)である場合、送信途中でPUSCHの送信電力が変更されると、基地局100において参照信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)と受信データとの間で電力差が生じ、受信データを正しく復調できないという問題が生じる。
そこで、長いTTIのPUSCHに対する変調方式が振幅を使用する多値変調方式(16QAM, 64QAM, 256QAM)である場合の送信電力制御(電力配分)の方法は以下の2つの方法が考えられる。
1つ目の方法は、sTTIのUL信号と長いTTIのUL信号とが同時に送信される可能性がある場合、長いTTIに対しては、スロット間で参照信号を共有せずに、基地局100において、スロットで閉じて(独立して)復調処理を施す方法である。
このようにすると、長いTTIのUL信号の送信電力をスロット間で変更可能となる。つまり、上記PUCCHの場合と同様に、端末200は、或るスロット(例えば、図5ではスロット#0)においてSRの送信に要する送信電力が割り当てられない場合、sTTIのSRを、次のスロット(図5ではスロット#1)まで待機してSRを送信する。
すなわち、図5では、端末200(送信電力決定部211)は、長いTTIにおいて或る参照信号を参照する区間であるスロット#0でUL信号を送信中に、sTTIのUL信号が発生した場合、スロット#0では、スロット#0で参照する参照信号及び長いTTIのUL信号の送信電力を一定に保ち、sTTIのUL信号に送信電力を割り当てない。そして、端末200は、長いTTIにおいてスロット#0に後続し、異なる参照信号を参照する区間であるスロット#1では、長いTTIのUL信号の送信電力を低減して、sTTIのUL信号に送信電力を割り当てるように、長いTTI及びsTTIのUL信号の送信電力値をそれぞれ決定する。
なお、端末200は、長いTTIのPUSCHに対する送信電力を低減してsTTIのSRを送信したスロット(図5ではスロット#1)において、sTTIのSRの送信が終了した後の区間でも、長いTTIのPUSCHの送信電力を一定に保つ。つまり、PUSCHは、スロット#1において、低減された一定の送信電力で送信される。こうすることで、スロット#1において参照される参照信号と、受信データとの電力差が生じることを回避し、基地局100は、受信データを正しく復調することができる。
このように、長いTTIに対しては、スロット間で参照信号を共有しないことで、端末200は、スロット単位で長いTTIのUL信号に対して送信電力を切り替えることができ、sTTIのUL信号を割り込ませることができる。また、基地局100がスロット毎に独立して復調処理するように参照信号が配置されることで、sTTIの割り込みがあった場合でも、長いTTIにおける復調処理に及ぼす影響を低減できる。
ただし、sTTIのUL信号と長いTTIのUL信号とが同時に送信される可能性がない場合、長いTTIに対しては、スロット間で送信電力を一定とし、参照信号を共有する。このようにすると、sTTIのUL信号と長いTTIのUL信号とが同時に送信される可能性がない場合、基地局100での復調処理に、両スロットの参照信号を使用できる。
2つ目の方法は、PUSCHのデータ部分を一部パンクチャする方法である。PUSCHの一部をパンクチャするとは、PUSCHに割り当てられたRE(Resource element)の一部で、PUSCHを送信しないことである。
例えば、端末200は、sTTIのSRを送信するために低減しなければならないPUSCHの電力量に応じて、1シンボルあたりのPUSCHの送信に使用するRE数を決定する。ただし、PUSCHがシングルキャリアで送信されている場合、周波数軸上で一部の信号を削減すると、PAPR(Peak to average power ratio)が上昇してしまうという問題がある。したがって、端末200は、信号の削減によるPAPRの上昇分も加味して、PUSCHの送信に使用するRE数を決定する必要がある。
また、パンクチャの一方法として、端末200は、信号生成時に、DFT(Discrete Fourier Transform)前の時間軸上の信号をパンクチャし、DFT後の信号をマッピングする周波数リソースを減らすことで、パンクチャを実現してもよい。
また、PUSCHが、シングルキャリア送信によって波形が生成され、かつ、分割されて送信されている場合、端末200は、分割された信号の一方の端から、パンクチャするREを決定してもよい。このようにすると、PUSCHの分割数が変わらないので、PAPRの上昇を抑えることができる。
また、図6に示すように、端末200は、sTTIのSRを、長いTTIのDMRSと重ならないシンボルに配置してもよい。図6では、端末200は、4シンボルで構成されるsTTI#2において、sTTIのSRを3シンボル(1番目〜3番目のシンボル)に配置し、長いTTIのPUSCHのDMRSが配置される4番目のシンボルにはSRを配置しない。このようにすると、端末200は、DMRSをパンクチャせずに、sTTIの送信終了後に、DMRSを送信することができる。したがって、基地局100は、スロットの後方(例えば、図6のsTTI#3に対応する区間)に配置されたPUSCHをスロット中央に配置されるDMRSを使用して正しく復調することができる。
なお、動作例1−1では、チャネル毎に適した電力制御方法を示した。しかしながら、システムとして複数の方法をチャネル毎に切り替えると、処理が複雑になるという問題がある。そこで、チャネル間で電力制御方法を統一して、1つの方法で複数のチャネルに対する電力制御を行ってもよい。例えば、複数のチャネルに共通で使用する電力制御方法として、端末200は、上述したように、スロット単位で長いTTIの送信電力を変更する方法を使用してもよい。
また、sTTIのSRは、送信可能となるsTTIが限定される可能性がある。これは、SRの領域をすべてのsTTIで確保すると、他のULチャネルに使用できないリソースが増え、SRの実際の送信が無い場合には当該リソースが使用されずにリソース利用効率が悪くなるからである。そこで、SRを送信できるsTTIが定められている場合、端末200は、SR発生後、SRの送信に要する送信電力を確保でき、かつ、SRを送信可能なsTTIまでSRの送信を待機してからSRを送信してもよい。例えば、図5において、sTTI#2がSRを送信できないsTTIであり、sTTI#3がSRを送信できるsTTIの場合、端末200は、長いTTIのUL信号の送信電力を変更可能となるスロット#1に対応するsTTI#2からsTTI#3までの区間において、長いTTIのUL信号の送信電力を低減し、sTTI#2ではSRを送信せずに、sTTI#3においてSRを、長いTTIのUL信号と同時に送信する。
また、端末200は、基地局100に対して余剰送信電力の情報(PHR:Power Head Room)を送信してもよい。この際、端末200は、長いTTIとsTTIとで別々にPHRを作成してもよい。この際、長いTTIのPHRが長いTTIで送信され、sTTIのPHRがsTTIで送信される方法、及び、長いTTI及びsTTIの何れかのTTIでまとめて双方のPHRが報告される方法が考えらえる。また、端末200においてPHRを作成する際には、ULデータに割り当てられたリソース量を参照する必要がある。sTTIの場合、すべてのsTTIでULデータが送信されるわけでなく、また、sTTI毎にリソース量が異なることがある。したがって、端末200は、PHR作成時にどのsTTI番号を参照するかを予め定めてもよい。また、端末200は、PHR作成時にsubframe 内で最大のリソース量が割り当てられたsTTIを参照してもよい。
また、LTE、LTE-Advancedなどの従来システムでは、DCI format 3/3A、又は、UL grantの中のビットを使用して、閉ループ(Closed loop)の送信電力制御を行っている。端末200は、TTIのUL信号に対しては従来システムと同様の送信電力制御を適用することができる。一方、sTTIのUL信号に対しては、すべてのUL grantに電力制御情報を含ませず、一部のUL grantのみに電力制御情報を含ませることもできる。また、DCI format 3/3Aを、sTTI用に別途送信すること、TTIとsTTIで共通にすること、又は、DCI format 3/3Aでの電力制御はsTTIには適用しないことも可能である。
<動作例1−2>
動作例1−2では、LTEシステムをベースとして、長いTTIをLTEのsubframe長である1msecとし、長いTTIでは通常のLTEの動作を仮定する。また、動作例1−2では、sTTI長は2シンボルとし、1subframe あたり、7sTTIが配置されている。
動作例1−2では、動作例1−1と同様、端末200が、長いTTIのUL信号(例えば、PUSCH/PUCCH)を送信中に、当該長いTTIのUL信号よりも優先度の高いsTTIのUL信号(例えば、SR)が発生する例について説明する。
端末200は、長いTTIのUL信号を送信中に、sTTIのSRが発生すると、SRに割当可能な送信電力(余剰電力)を確認する。そして、端末200は、1つのsTTIにおいてSRの送信に要する送信電力が割当可能であると判断すると、任意のタイミングでSRを送信する。
一方、端末200は、1つのsTTIにおいてSRの送信に要する送信電力が割り当てられない場合、sTTIの最少保障電力及び余剰電力を用いて複数のsTTIでSRを複数回送信する。SRの送信回数(sTTI数)は、SRの送信電力の合計値が、SRの所望送信電力を満たす回数とする。つまり、端末200は、複数のsTTIを用いてSRをレピティション送信する。
図7は、動作例1−2に係る長いTTIとsTTIの電力配分例を示す。図7では、sTTI#1の区間でsTTIのSRが発生している。
この場合、端末200は、SRが発生したsTTI#1の次のsTTI#2から、sTTIのSRの送信を開始する。この際、端末200は、sTTIのSRの送信に対して、sTTIに割り当てられている保障電力(Guaranteed power for short TTI)、及び、長いTTIの送信に対して使用されていない余剰電力(Remaining power)を使用する。図7の例では、端末200は、3回の送信(3sTTI)でSRの所望送信電力を満足すると判断し、sTTI#2,sTTI#3,sTTI#4を用いてSRを3回送信する。
基地局100は、sTTIのSRが複数のsTTIに渡って送信されることがあると認識し、複数のsTTIのUL信号を足し合わせたパターンでも受信処理を行う。
このように、動作例1−2では、長いTTIでUL信号を送信途中にsTTIのUL信号が発生した場合でも、長いTTIの送信電力はsubframe単位でしか変更されないので、sTTIの送信が長いTTIの送信に与える影響が少ないという利点がある。また、動作例1−2では、端末200は、SRが発生すると、待機することなく当該SRを送信するので、SRの送信遅延を抑えることができる。また、動作例1−2では、複数のsTTIの電力を足し合わせることができるので、sTTIのシンボル数が少ない場合に特に有効である。
以上、長いTTI及びsTTIにおいて同時にUL信号が送信される場合の動作例1−1、1−2について説明した。
このようにして、本実施の形態では、長いTTIのUL信号の送信途中で、sTTIの信号が発生した場合でも、端末200は、長いTTIのUL信号の受信品質を確保しつつ、長いTTIの送信途中でもsTTIのUL信号を送信する。つまり、本実施の形態によれば、TTI長が異なるUL信号を送信する場合において適切に電力配分を行うことができる。よって、例えば、SRのように、基地局100からの割り当てがなく(つまり、基地局100が予測できず)、端末200が自発的に送信するUL信号をsTTIで送信する場合でも、当該UL信号の送信遅延を抑えることができる。また、SRの送信遅延を抑えることで、ユーザスループットの低減を抑えることができる。
なお、本実施の形態では、sTTI及びTTIの各々に対して最少保障電力が割り当てられる場合について説明したが、最少保障電力が割り当てられない場合にも、本実施の形態に係る送信電力制御を適用できる。最少保障電力が割り当てられない場合とは、基地局100が最少保障電力として0%を指示した場合、又は、システムとして最少保障電力を設定しない場合がある。最少保障電力がない場合、すべての電力をsTTIで使用する、又は、すべての電力をTTIで使用するという使い方ができる。したがって、最少保障電力がある場合と比較して、最少保障電力が無い場合の電力の増減幅は大きい。最少保障電力が無い場合においても、端末200は、上記実施の形態と同様に、図8に示すように、TTIのUL信号の送信電力を途中(スロット単位)で低減して、sTTIのUL信号の送信電力を確保することができる。
また、上記実施の形態では、DMRSが時間軸上で多重されている例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、DMRSが周波数軸上に多重される場合でも、同一のDMRSを参照する区間ではUL信号の送信電力を一定にすることが求められる。したがって、端末200は、UL信号の電力を低減する際には、シンボル内で、DMRSの送信電力を確保しつつ、残りの電力を、当該UL信号の送信に割り込むUL信号(例えば、sTTIのSR)に割り当ててもよい。
また、上記実施の形態は、実際にDual connectivityとして接続している場合にも使用できる。例えば、MCGがTTIを使用し、SCGがsTTIを使用する場合などが想定される。また、特に、MCG及びSCGがそれぞれ別のベアラでサービスしている場合、ベアラ毎に優先度が異なるので、上記実施の形態を適用することが適している。さらに、MCGがTTI及びsTTIの双方をサポートし、SCGがTTI及びsTTIの双方をサポートする場合には、最少保障電力を4分割にすることも考えられる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る基地局及び端末は、実施の形態1に係る基地局100及び端末200と基本構成が共通するので、図3及び図4を援用して説明する。
ULにおいて、端末200がTTI及びsTTIを用いてUL信号を同時に送信する場合、sTTIのUL信号の送信の有無によって、TTIのUL信号の送信中におけるシンボルあたりの総送信電力が増減する。送信電力が増減する場合、及び、周波数ホッピングにより送信する周波数リソースを変更する場合には、送信波形が歪むことが許容される期間(Transient periodと呼ばれる)を設定する必要がある。
例えば、LTE及びLTE-Advancedでは、送信電力が変更する送信区間の先頭及び末尾に20μsのTransient periodが設定される。また、送信は連続しているが、途中で電力が変わる場合には合計40μsのTransient periodが設定される。また、SRS(Sounding Reference Signal)が送信されるサブフレームでは、SRSを保護するために、SRSを送信する期間の外側に(つまり、SRSの区間と重ならないように)、Transient period が設定される。
しかしながら、LTE及びLTE-Advancedでは、サブフレームの途中でsTTIの送信が発生し、送信電力が変化する場合におけるTransient periodの設定については考慮されていない。そこで、本実施の形態では、サブフレームの途中でsTTIの送信が発生し、送信電力が変化する場合におけるTransient periodの設定について説明する。
以下、本実施の形態に係る基地局100及び端末200の動作例2−1、2−2について説明する。
<動作例2−1>
動作例2−1では、端末200が長いTTI及びsTTIのUL信号を同時に送信する場合にtransient periodをどの位置に設定するかについて説明する。
具体的には、優先度の高い信号を保護するために、優先度の高いチャネルとtransient periodとが重なることを回避する。例えば、優先度の高いチャネルをULの参照信号であるDMRS、SRSとすると、端末200は、長いTTIのDMRS、SRSが配置されるシンボルを避けてsTTI送信によって発生するtransient periodを設定する。
図9A〜図9Dは、動作例2−1に係るTransient periodの設定例を示す。図9A〜図9Dでは、Normal CPで1サブフレームあたり14シンボルの場合に、TTI長を4分割したsTTIを設定した例を示す。また、1サブフレームにおける4個のsTTI(sTTI#0〜sTTI#3)をそれぞれ4シンボル、3シンボル、4シンボル、3シンボルに設定されている。
また、長いTTIで送信されるUL信号をPUSCHとし、各スロットの4番目のOFDMシンボルにDMRSが配置されている。
このとき、図9Aに示すように、sTTI#1でUL信号が送信される場合、sTTI#1の送信開始シンボルの直前に長いTTIのDMRSが配置されている。したがって、端末200は、長いTTIのDMRSの送信後(sTTIのUL信号の送信区間内)にtransient period(40μs)を設定する。このため、DMRS後のシンボル(スロット#0, sTTI#1の区間)では、sTTI、長いTTIともにtransient periodの区間において波形が歪むことを許容する必要がある。一方、図9Aに示すように、sTTI#1の送信が終了するシンボル(sTTI#1の最後のシンボル)は長いTTIのDMRSと隣接していない。したがって、端末200は、sTTIの送信後に、Transient period(40μs)を設定する。
次に、図9Bに示すように、sTTI#2でUL信号が送信される場合、sTTI#2の送信開始シンボルの直前には長いTTIのDMRSが配置されていない。したがって、端末200は、sTTI#2の送信開始前に、Transient period(40μs)を設定する。一方、図9Bに示すように、sTTI#2の最後のシンボルが長いTTIのDMRSと重なっている。この場合、DMRSを保護するため、端末200は、transient period(40μs)をDMRS送信後(sTTIの送信後)に設定する。
次に、図9Cに示すように、sTTI#3でUL信号が送信される場合、sTTI#3の送信開始シンボルの直前にTTIのDMRSが配置されているので、端末200は、図9Aと同様、長いTTIのDMRSの送信後(sTTIのUL信号の送信区間内)にtransient period(40μs)を設定する。また、sTTI#3の後端はサブフレームの境界に位置する。この場合、端末200は、次のサブフレームで送信電力の異なるUL信号を送信する場合にはサブフレームの境界の前後にTransient period(20μs)をそれぞれ設定する。
また、図9Dに示すように、サブフレームの境界に位置するsTTI#3でUL信号が送信される場合に、次のサブフレームでUL信号の送信がない場合、端末200は、サブフレームの境界の後(つまり、sTTI#3の送信完了後)にTransient period(20μs)を設定する。
このように、端末200において長いTTI及びsTTIを用いてUL信号が同時に送信される場合、長いTTIにおいて優先度が高いUL信号(SRS又はDMRSなど)が配置されるシンボル以外の区間に、Transient periodが設定される。こうすることで、優先度が高いUL信号を保護することができる。また、さらに、優先度が高いUL信号が配置されるシンボル以外の区間に加え、UL信号が送信されるsTTIの区間以外の区間に、Transient periodが設定されることが好ましい。例えば、UL信号が送信されるsTTIの区間にTransient periodが設定されると、Transient periodによる信号波形の歪みの影響は、sTTI及び長いTTIの双方のUL信号に及ぶ。一方、UL信号が送信されるsTTIの区間以外の区間にTransient periodが設定されると、Transient periodによる信号波形の歪みの影響を受ける信号は、長いTTIのUL信号のみで済む。
なお、図10に示すようにTTI送信がPUCCH format 1a/1bの場合、各スロットの3番目、4番目、5番目のシンボルにDMRSが配置される。このとき、サブフレームを4分割してsTTIを配置すると、sTTIの境界(境界の前後のシンボル)が長いTTIのDMRSと重なってしまう場合がある(図10ではsTTI#0とsTTI#1の境界、及び、sTTI#2とsTTI#3の境界)。そこで、図10に示すように、端末200は、sTTIの境界が長いTTIの2つのDMRSの境界と重なる場合、Transient periodによる各DMRSへの影響が平均化されるように、sTTIの境界の前後にTransient period(20μs)をそれぞれ設定してもよい。
<動作例2−2>
動作例2−1ではsTTIのDMRS(以下、sDMRSと表すこともある)の位置を考慮せずに、長いTTIのDMRSを保護する場合について説明した。これに対して、動作例2−2では、sTTIのDMRSの位置を考慮する。
sTTIにおいて、DMRSの配置位置がsTTI中の連続するシンボルの内側である場合(つまり、sTTIの先頭又は最終のシンボルではない場合)、例えば、sTTIが4シンボルで構成され、2シンボル目または3シンボル目にDMRSが配置され、周波数ホッピングを仮定しない場合には、DMRSが送信されるシンボルの前後では送信電力の変更は無い。よって、この場合、sTTIのDMRSがtransient periodと重なることはない。
一方、sTTIの先頭シンボル又は最終シンボルにDMRSが配置される場合には、sTTIのDMRSがtransient periodと重なる可能性がある。例えば、sTTI間でDMRSを共有し、sTTIのDMRSを長いTTIのDMRSの位置と揃える場合に、sTTIの境界にDMRSが配置される。より具体的には、sTTI#0を1〜4番目シンボルとし、sTTI#1を4〜7番目のシンボルとし、4番目のシンボルにDMRSが配置される場合である。このとき、保護すべきDMRSは長いTTIとsTTIとで共通となるので、動作例2−1と同様に、端末200は、DMRSの配置位置と重ならないようにTransient periodを設定すればよい。
一方、図11に示すようにDMRSを常にsTTIの先頭に配置する場合、sTTIのDMRSの位置と、TTIのDMRSの位置とが連続した異なるシンボルの位置になる場合がある。そこで、図11に示すように、端末200は、sTTI#1で送信されるDMRSと、長いTTIで送信されるDMRSとが連続する場合、Transient periodによる各DMRSへの影響が平均化されるように、sTTIの境界の前後にTransient periodをそれぞれ設定する。
また、長いTTIを優先する、又は、sTTIを優先するという取り決めが事前に定められている場合、端末200は、優先するTTIのDMRSの区間を回避してTransient periodを設定してもよい。すなわち、端末200は、長いTTIを優先する場合にはsTTIのDMRSの区間にTransient periodを設定し、sTTIを優先する場合には長いTTIのDMRSの区間にTransient period を設定してもよい。
以上、本実施の形態に係る基地局100及び端末200の動作例2−1、2−2について説明した。
なお、Transient periodの値として、送信電力変更の送信先頭及び末尾に20μsが設定され、送信は連続しているが途中で電力が変わる場合には合計40μsが設定される場合について説明したが、Transient periodの値は、これらの値に限定されるものではない。
また、sTTI内で周波数ホッピングを行う場合、周波数ホッピングの前後にもTransient periodを設定する必要がある。その場合も上記動作例2−1又は動作例2−2と同様にして、端末200は、優先度の高い信号を保護するようにTransient periodを設定すればよい。
また、sTTIの送信のみを行う場合、連続するsTTI間で異なるチャネルを異なる周波数リソースに送信することがある。その場合、DMRS=SRS >SR>ACK/NACK>CSI>PUSCH without UCIのように、チャネル毎の優先度を事前に決定し、端末200は、優先するチャネルの送信に重ならないようにTransient periodを設定してもよい。
以上、本開示の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、TTI長が異なる複数のTTIの一例として、長いTTIをLTEのサブフレームとし、短いTTIをLTE-Advancedで検討されているsTTIと仮定した場合について説明した。しかし、TTI長が異なる複数のTTIは、これらに限定されず、例えば、長いTTIとsTTIとをそれぞれ異なるRATで用いるTTIとしてもよい。RATとしては、大容量通信であるeMBB(enhanced mobile broadband)、超高信頼性、低遅延通信であるURLL(Ultra-relaible and low latency communications)、多端末間通信であるmMTC(Massive machine-type communications)などが考えられる。また、LTE、LTE-AdvancedもRATの1つと考えることもできる。RAT毎に適するTTI長が異なるので、RATに応じてTTI長が異なることが考えられる。また、RAT内の複数のシステム毎に、TTI長が異なることも考えられる。また、上記実施の形態では、1msecの間隔をサブフレームと呼んでいるが、これに限定されるものではなく、異なるRATでは、基準となる1msec間隔を他の名称で呼ぶこともあり得る。
また、上記実施の形態において、長いTTI及びsTTIは、物理上、同じcomponent carrierに割り当てられてもよく、異なるcomponent carrierに割り当てられてもよい。したがって、物理上では、同一component carrierに、長いTTIのPUCCH/PUSCHとsTTIのPUCCH/PUSCHとが同時送信される可能性もある。ただし、送信電力制御、及び、データ割り当ての観点からは、長いTTI及びsTTIを別々のセルとして扱って送信電力制御を行い、それぞれのTTIに対して他のTTIのチャネルから影響を受けずにUL制御チャネルの配置を決定することができる。
また、長いTTIを使用するシステムはサブキャリア間隔が狭く、シンボル間隔が長いシステムであり、短いTTI(sTTI)を使用するシステムは、サブキャリア間隔が広く、シンボル間隔が短いシステムとしてもよい。LTE、LTE-Advancedでは、サブキャリア間隔が15 KHzでNormal CPの場合、1msecを14シンボルに分割している。例えば、サブキャリア間隔が60kHzであると、シンボル長を短く設定することができ、1msecあたりに収容されるシンボル数が多くなる。この場合、TTI長も短く設定することが容易となる。したがって、サブキャリア間隔が狭い場合には長いTTIを使用し、サブキャリア間隔が広い場合には短いTTIを使用し、それらを同時に送信する端末において、上記実施の形態を適用することができる。
また、上記実施の形態において、TTI(長いTTI)が1msecの場合について説明したが、TTI長は、これに限定されるものではなく、TTI長が異なるTTIを用いて同時にUL信号が送信される場合に、上記実施の形態を適用することができる。
また、上記実施の形態では、本開示の一態様をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には、入力端子および出力端子を有する集積回路であるLSIとして実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力端子と出力端子を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示の端末は、第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、第1区間では、第1参照信号及び第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、第1TTI内において第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、第1TTI及び第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、決定された送信電力で第1TTI及び第2TTIの上り信号を送信する送信部と、を具備する。
本開示の端末において、第2TTIの上り信号は、第1TTIの上り信号よりも優先度が高い。
本開示の端末において、第2TTIの上り信号は、SR(Scheduling Request)である。
本開示の端末において、第1TTIにおいて使用される変調方式が振幅を用いる多値変調方式である場合、第1TTIでは、第1区間及び第2区間において参照信号は共有されず、第1TTIの上り信号は、基地局において、第1区間及び第2区間の各区間内で独立して復調される。
本開示の端末において、端末において第1TTI及び第2TTIを用いて上り信号が同時に送信される場合、第1TTIにおいて優先度が高い上り信号が配置されるシンボル以外の区間に、Transient periodが設定される。
本開示の端末において、Transient periodは、上り信号が送信される第2TTI以外の区間に設定される。
本開示の端末において、優先度が高い上りチャネル信号は、SRS(Sounding Reference Signal)又はDMRS(Demodulation Reference Signal)である。
本開示の通信方法は、第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、第1区間では、第1参照信号及び第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、第1TTI内において第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、第1TTI及び第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定し、決定された送信電力で第1TTI及び第2TTIの上り信号を送信する。
本開示の一態様は、移動通信システムに有用である。
100 基地局
101 DCI生成部
102,208 誤り訂正符号化部
103,209 変調部
104,210 信号割当部
105,212 送信部
106,201 受信部
107,202 信号分離部
108 ACK/NACK受信部
109,203 復調部
110,204 誤り訂正復号部
200 端末
205 誤り判定部
206 ACK/NACK生成部
207 DCI受信部
211 送信電力決定部

Claims (8)

  1. 第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、前記第1区間では、前記第1参照信号及び前記第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、前記第1TTI内において前記第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、前記第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定する送信電力決定部と、
    前記決定された送信電力で前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号を送信する送信部と、
    を具備する端末。
  2. 前記第2TTIの上り信号は、前記第1TTIの上り信号よりも優先度が高い、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記第2TTIの上り信号は、SR(Scheduling Request)である、
    請求項1に記載の端末。
  4. 前記第1TTIにおいて使用される変調方式が振幅を用いる多値変調方式である場合、前記第1TTIでは、前記第1区間及び前記第2区間において参照信号は共有されず、前記第1TTIの上り信号は、基地局において、前記第1区間及び前記第2区間の各区間内で独立して復調される、
    請求項1に記載の端末。
  5. 前記端末において前記第1TTI及び前記第2TTIを用いて前記上り信号が同時に送信される場合、前記第1TTIにおいて優先度が高い上り信号が配置されるシンボル以外の区間に、Transient periodが設定される、
    請求項1に記載の端末。
  6. 前記Transient periodは、前記上り信号が送信される前記第2TTI以外の区間に設定される、
    請求項5に記載の端末。
  7. 前記優先度が高い上り信号は、SRS(Sounding Reference Signal)又はDMRS(Demodulation Reference Signal)である、
    請求項5に記載の端末。
  8. 第1TTI(Transmission Time Interval)内において第1参照信号を参照する第1区間で上り信号を送信中に、前記第1TTIよりもTTI長が短い第2TTIの上り信号が発生した場合、前記第1区間では、前記第1参照信号及び前記第1TTIの上り信号の送信電力を一定に保ち、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てず、前記第1TTI内において前記第1区間に後続し、第2参照信号を参照する第2区間では、前記第1TTIの上り信号の送信電力を低減して、前記第2TTIの上り信号に送信電力を割り当てるように、前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号の送信電力をそれぞれ決定し、
    前記決定された送信電力で前記第1TTI及び前記第2TTIの上り信号を送信する、
    通信方法。
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