JPWO2007013178A1 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は基台に取り付けた磁気回路によりアクチュエータを駆動することにより磁気ディスクに対し記録再生処理を行うディスク装置に関し、アクチュエータを駆動する磁気回路と、この磁気回路の高さ方向の位置決めを行う基準兼用ネジ止め部が設けられたベースとを有しており、磁気回路が基準兼用ネジ止め部にネジ止めされた状態で磁気回路と底板との間に間隙が形成されるよう構成された磁気ディスク装置において、磁気回路を底板に対して離間する方向に付勢する片持ちバネ部をベースに設ける。

Description

本発明は磁気ディスク装置に係り、特に基台に取り付けた磁気回路により磁気ヘッドが設けられたアクチュエータを駆動することにより磁気ディスクに対し記録再生処理を行うディスク装置に関する。
図1乃至図3は、従来の一例である磁気ヘッド装置100を説明するための図である。図1は従来の磁気ディスク装置100を示す分解斜視図であり、図2は組み立てられた状態の磁気ディスク装置100を示す斜視図(上面に取り付けられるトップカバーの図示は省略する)であり、また図3は図2におけるX1−X1線に沿う断面図を示している。
各図に示されるように、磁気ヘッドが搭載されたヘッドスライダ114を支持するアクチュエータ122は支軸140に揺動可能に軸承されており、その支軸140よりも後端部分にはボイスコイル151が実装されている。このボイスコイル151は磁気回路150により駆動され、これによりアクチュエータ122は支軸140を中心として揺動する構成とされている。
磁気回路150は、上側ヨーク153A、下側ヨーク153B、上側マグネット155A、及び下側マグネット155B等により構成されている。図2及び図3に示されるように、上側ヨーク153Aの下面には上側マグネット155Aが配設されており、下側ヨーク153Bの正面には下側マグネット155Bが配設されている。
この上側マグネット155Aと下側マグネット155Bとの間には間隙が形成されており、この間隙内に前記したアクチュエータ122のボイスコイル151が移動可能に装着される構成となっている。これら、ボイスコイル151、上側ヨーク153A、下側ヨーク153B、上側マグネット155A、下側マグネット155B等によりボイスコイルモータ123(VCM)が構成される。このボイルコイルモータ123は、アクチュエータ122を支軸140を中心として揺動させる駆動源となる。
尚、以下の説明では、このボイスコイルモータ123の構成要素の内、特にボイスコイル151を除く、上側及び下側ヨーク153A,15B、上側及び下側マグネット155A,155Bを磁気回路150というものとする。
磁気回路150をベース113に固定するには、図1に示すように、磁気回路150にアクチュエータ122及びFPC保持プレート116を組み付けた上でネジ126を用いて行う。ベース113は、ネジ126が螺着されるネジ孔が形成されたネジ止め部125及び基準兼用ネジ止め部127が形成されている。また、磁気回路150及びFPC保持プレート116は、ネジ126を挿通する挿通孔が形成された鍔部156が設けられている。よって、ネジ126を鍔部156に形成された挿通孔に挿通しネジ止め部125及び基準兼用ネジ止め部127にネジ止めすることにより、磁気回路150及びFPC保持プレート116はベース113に固定される。
尚、FPC保持プレート116がベース113に固定された状態において、ベース113に形成されている底板開口部113CはFPC保持プレート116により気密に閉蓋される。この底板開口部113Cは、磁気ヘッド及びボイスコイルモータ123の配線を外部に引き出すための開口である。
ところで、磁気ディスク装置100は、適正な磁気記録再生処理を行うために、高精度にヘッドスライダ114(磁気ヘッド)を磁気ディスク101上の所定位置に位置決めする必要がある。このため、アクチュエータ122及びこれを支持する支軸140は、ベース113に高精度に配設される。
この際、記録再生時におけるヘッドスライダ114(磁気ヘッド)と磁気ディスク101との状態を良好に保つためには、特にベース113に対する高さ方向の位置決めが重要となる。また、前記したように磁気回路150は、高精度に配設されたアクチュエータ122のボイスコイル151が挿入されるため、この磁気回路150もベース113に対して高さ方向の精度を高める必要がある。
このため、図1に示されるように、ベース113に複数(例えば3本)の高さ基準となる基準兼用ネジ止め部127を形成し、この基準兼用ネジ止め部127上に磁気回路150を載置した上でネジ126で固定することにより、ベース113に対する磁気回路150の高さ決めを行う構成とされている。基準兼用ネジ止め部127は高精度に形成されており、磁気回路150はこの基準兼用ネジ止め部127上に載置してネジ止めするだけで、その高さ精度出しを行うことができる。
上記のようにアクチュエータ122及び磁気回路150のベース113に対する高さ精度を良好に保つことにより、記録再生時におけるヘッドスライダ114(磁気ヘッド)と磁気ディスク101との状態を良好に保つことができる。
また、磁気回路150のベース113に対する高さ精度を良好に保つためには、磁気回路150の底面をベース113の底板113Aから離間させる必要がある(図3に、この離間寸法をΔHで示す)。これは、磁気回路150の底面がベース113の底板113と当接する構成では、鍔部156が基準兼用ネジ止め部127から浮いてしまう可能性があり、基準兼用ネジ止め部127による精度出しを行うことができなくなるからである。
しかしながら、アクチュエータ122の駆動源となる磁気回路150が3本の基準兼用ネジ止め部127上に固定された構成では固定力が十分でなく、シーク時に激しく揺動するアクチュエータ122の揺動反力により、磁気回路150に振動が発生してしまう。一方、磁気ディスク装置100の薄型化のため、上記した磁気回路150と底板113Aとの間隙は最小限の高さとされている。
このため、上記のように磁気回路150が振動すると、この振動はベース113に伝わりベース113も振動して騒音を発生するという問題点があった。この騒音の発生を防止する方法として、例えば特許文献1に示されるように、磁気回路150とベース113の底板113Aとの離間部分に弾性部材(ダンパー部材)を挟み込むことが提案されている。
特開平8−167259号公報
上記のように、磁気回路150とベース113の底板113Aとの離間部分に弾性部材を挟み込むことにより、磁気回路150の振動がベース113に伝達するのを低減することができる。
しかしながら、磁気回路150と底板113Aとの間に弾性部材を挟み込む構成では、挟み込む際に弾性部材は圧縮変形された状態とされるため、その弾性復元力が底板113Aに印加される。このため、底板113Aに変形が発生するおそれがあり、この変形が発生した場合には磁気回路150やアクチュエータ122の高さ精度が悪化してしまうという問題点が生じる。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決する、改良された有用な磁気ディスク装置を提供することを総括的な目的とする。
本発明のより詳細な目的は、基台に対する磁気回路の高さ精度を維持しつつ、振動の発生を抑制しうる磁気ディスク装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明では、磁気ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動することにより前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させる磁気回路と、該磁気回路が固定されることにより該磁気回路の高さ方向の位置決めを行う高さ基準部材が設けられた基台とを有しており、前記磁気回路が前記高さ基準部材に固定された状態で、前記磁気回路と前記基台の底面との間に間隙が形成されるよう構成された磁気ディスク装置において、前記磁気回路を前記基台の底面に対して離間する方向に付勢するバネ部材を前記基台に設けたことを特徴とする。
上記発明によれば、基台に設けられたバネ部材により、磁気回路は基台の底面に対して離間する方向に付勢(押圧)されるため、磁気回路に振動が発生することを抑制することができる。
また上記発明において、前記磁気回路は複数の前記高さ基準部材に支持され、前記バネ部材は前記複数の高さ基準部材の略中心位置で前記磁気回路に接触する構成としてもよい。
上記発明によれば、バネ部材は複数の高さ基準部材の略中心位置で磁気回路に接触する構成とされるため、磁気回路を偏りなく安定して付勢(押圧)することができる。
また、上記目的を達成するために本発明では、磁気ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動することにより前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させる磁気回路と、該磁気回路が固定されることにより該磁気回路の高さ方向の位置決めを行う高さ基準部材が設けられた基台とを有しており、前記磁気回路が前記高さ基準部材に固定された状態で、前記磁気回路と前記基台の底面との間に間隙が形成されるよう構成された磁気ディスク装置において、前記基台に片持ちバネ構造のバネ部材を設け、該バネ部材が前記磁気回路を前記基台の底面に対して離間する方向に付勢するよう構成したことを特徴とする。
上記発明によれば、バネ部材を片持ちバネ構造としたことにより、バネ部材が磁気回路を付勢する位置と、バネ部材が基台に接続する位置とを離間させることが可能となる。
また、上記発明において、前記バネ部材は一端が前記基台の剛性が高い位置において該基台に接続されると共に、他端が前記接続位置よりも内側位置において前記磁気回路と接触するよう構成してもよい。
上記発明によれば、片持ちバネ構造とされたバネ部材の磁気回路と接触する側と反対側の端部が、基台の剛性が高い位置に接続される。このため、磁気回路に振動が発生し、これに伴いバネ部材が変位しても、この変位により基台が変形することを防止することができる。
また、上記発明において、前記バネ部材は、一端が前記基台の外周位置近傍において該基台に接続されると共に、他端が前記接続位置よりも内側位置において前記磁気回路と接触するよう構成してもよい。
上記発明によれば、基台の外周位置近傍は側壁が存在し剛性が高いため、この位置に片持ちバネ構造とされたバネ部材の磁気回路と接触する側と反対側の端部を接続させることにより、基台に変形が発生することを有効に防止することができる。
また、上記発明において、前記バネ部材は前記基台に一体的に形成されている構成としてもよい。
上記発明によれば、バネ部材が基台に一体的に形成されるため、部品点数の削減を図ることができる。
また、上記発明において、前記バネ部材をバネワッシャーとしてもよい。
上記発明によれば、バネ部材をバネワッシャーとすることにより、バネワッシャーはバネ定数の選定が容易であるため、磁気回路を振動抑制に適した力で付勢(押圧)することができる。
本発明によれば、基台に設けられたバネ部材により磁気回路は基台の底面に対して離間する方向に付勢(押圧)されるため、磁気回路に振動が発生することを抑制することができる、という効果が得られる。
従来の磁気ディスク装置の一例を示す分解斜視図である。 従来の磁気ディスク装置の一例を示す分解斜視図である。 図2におけるX1−X1線に沿う断面図である。 本発明の一実施例である磁気ディスク装置の分解斜視図である。 本発明の一実施例である磁気ディスク装置の部分切裁した斜視図である。 本発明の一実施例である磁気ディスク装置の片持ちバネ部の近傍を示す断面図である。 従来の磁気ディスク装置の騒音レベルを示す図である。 本発明の一実施例である磁気ディスク装置の騒音レベルを示す図である。 片持ちバネ部に代えて用いることができるバネワッシャーを示す正面図である。 片持ちバネ部に代えて用いることができるバネワッシャーを示す側面図である。
符号の説明
10 磁気ディスク装置
11 磁気ディスク
13 ベース
15 磁気回路
22 アクチュエータ
23 ボイルコイルモータ
24 高さ基準用突起
25 ネジ止め部
26 ネジ
51 ボイスコイル
53A 上側ヨーク
53B 下側ヨーク
60 片持ちバネ部
60A 付勢部
60B 接続部
70 バネワッシャー
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図4乃至図6は、本発明の一実施例である磁気ディスク装置10を説明するための図である。各図に示される磁気ディスク装置10は、データ記録媒体である磁気ディスク11、磁気ディスク11を回転駆動するスピンドルモータ12、磁気ヘッドを搭載するヘッドスライダ14が実装されたアクチュエータ22、このアクチュエータ22を揺動駆動するボイスコイルモータ(VCM)23等が、カバー(図示を省略)とベース(基台)13とからなるエンクロージャの内部に収納された構成とされている。
磁気ディスク11は、スピンドルモータ12のロータ部に固定されている。磁気ディスク11は、磁気ディスク装置10の動作時(記録・再生処理時)においてスピンドルモータ12により回転駆動され、また磁気ディスク装置10の非動作時においては回転停止(静止)する。
アクチュエータ22は、ベース13に立設された支軸40に揺動自在に軸承されている。このアクチュエータ22は、支持アーム22Aとコイルアーム22Bとを有している。支持アーム22Aは、その先端部に支持バネ22Cを介してヘッドスライダ14が設けられている。
ヘッドスライダ14は、磁気ディスク11と対向するよう配設される。ヘッドスライダ14は、図示されない制御部からのデータを磁気ディスク11の表面のトラックに記録し、またトラックに記録されたデータを読み込んで制御部に送るに磁気ヘッド(図示されない)を備えている。このヘッドスライダ14は、磁気ディスク装置10が動作状態にあるときは回転する磁気ディスク11の表面で浮上する。
また、アクチュエータ22のコイルアーム22Bには、ボイスコイル51が配設されている。このボイスコイル51は、磁気回路15と協働してボイルコイルモータ23を構成するものである。磁気回路15によりアクチュエータ22は駆動され、これによりアクチュエータ22は支軸40を中心として揺動する構成とされている。
磁気回路15は、上側ヨーク53A、下側ヨーク53B、上側マグネット55A、及び下側マグネット55B等により構成されている。図6に示されるように、上側ヨーク53Aの下面には上側マグネット55Aが配設されており、下側ヨーク53Bの正面には下側マグネット55Bが配設されている。
この上側マグネット55Aと下側マグネット55Bとの間には間隙が形成されており、この間隙内に前記したアクチュエータ22のボイスコイル51が移動可能に装着される構成となっている。これら、ボイスコイル51、上側ヨーク53A、下側ヨーク53B、上側マグネット55A、下側マグネット55B等によりボイスコイルモータ23(VCM)が構成される。尚、本実施例では、このボイスコイルモータ23の構成要素の内、特にボイスコイル51を除く、上側及び下側ヨーク53A,5B、上側及び下側マグネット55A,55Bを磁気回路15というものとする。
磁気回路15をベース13に固定するには、図4に示すように、磁気回路15にアクチュエータ22及びFPC保持プレート16を組み付けた上でネジ26を用いて行う。ベース13は、ネジ26が螺着されるネジ孔が形成されたネジ止め部25及び基準兼用ネジ止め部27が形成されている。また、磁気回路15及びFPC保持プレート16は、ネジ26を挿通する挿通孔が形成された鍔部56が設けられている。よって、ネジ26を鍔部56に形成された挿通孔に挿通しネジ止め部25及び基準兼用ネジ止め部27にネジ止めすることにより、磁気回路15及びFPC保持プレート16はベース13に固定される。
尚、FPC保持プレート16がベース13に固定された状態において、ベース13に形成されている底板開口部13CはFPC保持プレート16により気密に閉蓋される。この底板開口部13Cは、磁気ヘッド及びボイスコイルモータ23の配線を外部に引き出すための開口である。
ところで、磁気ディスク装置10は、適正な磁気記録再生処理を行うために、高精度にヘッドスライダ14(磁気ヘッド)を磁気ディスク11上の所定位置に位置決めする必要がある。このため、アクチュエータ22及びこれを支持する支軸40は、ベース13に高精度に配設される。
この際、記録再生時におけるヘッドスライダ14(磁気ヘッド)と磁気ディスク11との状態を良好に保つためには、特にベース13に対する高さ方向の位置決めが重要となることは前述した通りである。また、前記したように磁気回路15は、高精度に配設されたアクチュエータ22のボイスコイル51が挿入されるため、この磁気回路15もベース13に対して高さ方向の精度を高める必要がある。
このため、図4に示されるように、ベース13に複数(本実施例では3本)の高さ基準となる基準兼用ネジ止め部27を形成し、この基準兼用ネジ止め部27上に磁気回路15を載置した上でネジ26で固定することにより、ベース13に対する磁気回路15の高さ決めを行う構成とされている。基準兼用ネジ止め部27は高精度に形成されており、磁気回路15はこの基準兼用ネジ止め部27上に載置してネジ止めするだけで、その高さ精度出しを行うことができる。
しかしながら、磁気回路15のベース13に対する高さ精度を良好に保つためには磁気回路15と底板13Aとの間に間隙ΔH(図6に示す)を設ける必要がある。また、間隙ΔHを設けるとシーク時に激しく揺動するアクチュエータ22の揺動反力により磁気回路15に振動が発生し、これがベース13に伝わりベース13も振動して騒音を発生してしまうことは前述した通りである。
更に、騒音の発生を抑制するために、磁気回路15と底板13Aとの間に弾性部材を挟み込んだ場合には、底板13Aに変形が発生して磁気回路15やアクチュエータ22の高さ精度が悪化してしまうおそれがあることも前述の通りである。
そこで、本実施例に係る磁気ディスク装置10では、従来用いられていた弾性部材に代えて、磁気回路15をベース13の底板13Aに対して離間する方向(図中、上方向)に付勢するバネ部材をベース13に設けたことを特徴とする。本実施例では、バネ部材として片持ちバネ部60を用いている。
この片持ちバネ部60は、ベース13Aに一体的に形成されている。このように、片持ちバネ部60をベース13に一体的に形成することにより、部品点数の削減を図ることができる。
片持ちバネ部60の一端部は、磁気回路15(具体的には、下側ヨーク53B)を上方に弾性付勢する片持ちバネ部60Aとされている。また、片持ちバネ部60の他端は、底板13Aと一体的に接続する接続部60Bとされている。この片持ちバネ部60は、磁気回路15と底板13Aとの間に形成される間隙に位置するよう構成されている(図6参照)。
上記構成とされた片持ちバネ部60は、磁気回路15を底板13Aに対して離間する方向に弾性付勢(押圧)する。これにより、アクチュエータ22が揺動しても、磁気回路15は片持ちバネ部60により押圧されるため、磁気回路15に振動が発生することを抑制することができる。よって、騒音の発生の少ない磁気ディスク装置10を実現することができる。
ここで、付勢部60A及び接続部60Bの配設位置に注目する。先ず、付勢部60Aの磁気回路15と接触する位置に注目すると、この接触位置は磁気回路15が3本の基準兼用ネジ止め部27に支持される3位置の略中心位置となるよう構成されている。このように、付勢部60Aが磁気回路15の基準兼用ネジ止め部27により支持される略中心位置で接触する構成とすることにより、磁気回路15を偏りなく安定して付勢(押圧)することができる。よって、1本の片持ちバネ部60であっても、磁気回路15を確実に押圧処理することができる。
また本実施例では、上記のようにバネ部材として片持ちバネ部60を用いている。このため、付勢部60Aと接続部60Bとを離間して配置することが可能となる。これにより、付勢部60Aを磁気回路15の基準兼用ネジ止め部27による支持位置の略中心位置に設けつつ、接続部60Bを底板13Aの外周位置の近傍に位置させることが可能となる。
具体的には、接続部60Bは底板13Aの外周に立設形成された側壁部13Bの近傍に位置するよう構成されている。この側壁部13Bが立設された底板13Aの外周は、底板13Aの内側部分に比べて剛性が高い部位である。
接続部60Bが、この剛性が高い部位に位置するよう構成したことにより、磁気回路15の振動による力が片持ちバネ部60に印加されても、接続部60Bの変位を少なくすることができる。これにより、ベース13に変形が発生することを防止でき、磁気回路15及びアクチュエータ22の高さ精度を高精度に維持することが可能となる。従って、本実施例に係る磁気ディスク装置10によれば、磁気回路15及びアクチュエータ22の高さ精度を高精度に維持しつつ、磁気ディスク装置10に騒音が発生することを抑制することができる。
図7及び図8は、本実施例に係る磁気ディスク装置10の騒音レベルを従来の磁気ディスク装置の騒音レベルと比較するための図である。図7は従来の磁気ディスク装置の騒音レベルを示している。同図に示すように、従来の磁気ディスク装置では、図中矢印Aで示す高騒音レベルが存在しているのが判る。
これに対し、図8に示す本実施例に係る磁気ディスク装置10では、従来では発生していた高騒音レベル領域Aが存在していないことが判る。よって、図7及び図8から、本実施例に係る磁気ディスク装置10によれば、従来に比べて騒音が改善されていることが証明された。
尚、上記した実施例では、磁気回路15を底板13Aに対して弾性付勢するバネ部材として片持ちバネ部60を用いた例について説明した。しかしながら、バネ部材はこれに限定されるものではなく、例えば図9A、図9Bに示すようなバネワッシャー70を用いることも可能である。バネ部材としてバネワッシャー70を用いた場合には、バネワッシャー70はバネ定数の選定が容易であるため磁気回路15を振動抑制に適した力で付勢(押圧)することが可能となる。

Claims (7)

  1. 磁気ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動することにより前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させる磁気回路と、該磁気回路が固定されることにより該磁気回路の高さ方向の位置決めを行う高さ基準部材が設けられた基台とを有しており、前記磁気回路が前記高さ基準部材に固定された状態で、前記磁気回路と前記基台の底面との間に間隙が形成されるよう構成された磁気ディスク装置において、
    前記磁気回路を前記基台の底面に対して離間する方向に付勢するバネ部材を前記基台に設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記磁気回路は複数の前記高さ基準部材に支持されており、前記バネ部材は
    前記複数の高さ基準部材の略中心位置で前記磁気回路に接触する構成としたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 磁気ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動することにより前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させる磁気回路と、該磁気回路が固定されることにより該磁気回路の高さ方向の位置決めを行う高さ基準部材が設けられた基台とを有しており、前記磁気回路が前記高さ基準部材に固定された状態で、前記磁気回路と前記基台の底面との間に間隙が形成されるよう構成された磁気ディスク装置において、
    前記基台に片持ちバネ構造のバネ部材を設け、該バネ部材が前記磁気回路を前記基台の底面に対して離間する方向に付勢するよう構成したことを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 前記バネ部材は、一端が前記基台の剛性が高い位置において該基台に接続されると共に、他端が前記接続位置よりも内側位置において前記磁気回路と接触するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記バネ部材は、一端が前記基台の外周位置近傍において該基台に接続されると共に、他端が前記接続位置よりも内側位置において前記磁気回路と接触するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記バネ部材は、前記基台に一体的に形成されていることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記バネ部材は、バネワッシャーであることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
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