JPWO2006080457A1 - 短パルスレーダ及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

対パルス発生器は、送信指示信号を受ける毎に、所定幅の第1パルスと、該第1パルスと同一幅で該第1パルスより遅延した第2パルスとを含む1対のパルスを発生する。バースト発振器は、前記1対のパルスが入力されている期間に発振動作して、所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波として前記第1パルスに同期して出力すると共に第2バースト波として前記第2パルスに同期して出力し、1対のパルスが入力されていない期間は前記発振動作を停止する。送信部は前記第1バースト波を短パルス波として探査対象空間へ放射する。受信部は反射波を受信し、前記第2バースト波をローカル信号として検波する。制御部は第1パルスと第2パルスとの間隔を可変制御する。

Description

本発明は短パルスレーダ(short range radars)及びその制御方法に係り、特に、幅の狭いパルス波(短パルス波)を所定周期で空間に放射し、空間にある物体からの反射波を受信して検波し、その検波出力に基づいて空間にある物体の解析を行う短パルスレーダのうち、車載用レーダ(automotive radars)や視覚障害者の歩行支援用レーダ等のために割り当てられている22〜29GHzのUWB(Ultra−Wideband)で使用する短パルスレーダにおいて、国際無線通信規則(RR)の規定を正しく遵守できるようにするための技術を採用した短パルスレーダ及びその制御方法に関する。
車載用の近距離レーダや視覚障害者のためのレーダとして、UWBを用いた短パルスレーダが実用化されようとしている。
UWBを用いる短パルスレーダは、通常のレーダと同様に、送信部のアンテナから短パルス波を空間に放射し、その空間に存在する物体による反射波を受信して、物体の解析処理を行う。
図13は、この種の短パルスレーダの要部構成を示すブロック図である。
すなわち、この短パルスレーダにおいては、キャリア信号発生器1から出力されたUWB内の所定周波数のキャリア信号CAが、スイッチ回路2に入力される。
このスイッチ回路2をパルス発生器3から所定周期で出力されたパルス信号Paで開閉することにより、バースト波Baが生成される。
そして、このバースト波Baは、送信部5の増幅器5aで増幅された後、アンテナ5bから短パルス波Ptとして探査対象空間1に放射される。
また、この短パルス波Ptを受けた物体1aからの反射波Prは、受信部6のアンテナ6aで受信された後、その受信信号Rが増幅器6bで増幅される。
そして、この増幅された受信信号R′が直交検波回路6cに入力される。
この直交検波回路6cは、キャリア信号発生器1から出力されたキャリア信号Sをローカル信号として受信信号R′を直交検波することにより、そのベースバンド成分I、Qを出力する。
そして、図示しない信号処理部等により、ベースバンド成分I、Qに基づいて受信信号Rの強度が求められると共に、パルス発生器3よりパルス信号Paが出力されたタイミングから所定レベル以上の振幅が検出されるまでの時間やその強度等に基づいて、探査対象空間1に存在する物体1aの大きさや距離などの物体情報が求められる。
しかしながら、上記の従来の短パルスレーダのように、キャリア信号CAの経路に挿入されたスイッチ回路2を開閉してバースト波Baを生成する構成では、スイッチ回路2のアイソレーションの不完全性によりリークが生じ、キャリア信号の出力を完全に停止させることができないという問題がある。
特に、前記したように周波数の高いUWBでは、このキャリアリークを防止することが困難であると共に、UWBを用いる短パルスレーダではパルスオフの時間がパルスオンの時間よりも約4倍長くなるため、キャリアリーク電力が非常に大きくなる結果、その短パルスPtのスペクトラム密度Sxは、例えば、図14に示すように、キャリア周波数fcの位置にリーク成分CA′が大きく突出したものになる。
このリーク成分CA′は、正規の送信タイミングに出力された短パルス波に対する反射波の実質的な受信感度を制限することになり、レーダ探査範囲を狭め、低反射率の障害物の検出を困難にする。
また、前記UWBレーダシステムに関して、FCC(米国連邦通信委員会)は、次の非特許文献1において、図15に示すようなスペクトラムマスクを規定している。
FCC 04−285"SECOND REPORT AND ORDER AND SECOND MEMORANDAM OPINION AND ORDER"
このスペクトラムマスクは、2004年12月16日付けで開示されたもので、それ以前のものより一段と厳しい規格となっている。
このスペクトラムマスクにおいて、UWBのうち、1.61〜23.12GHzの範囲及び29.0GHz以上の範囲の電力密度は−61.3dBm/MHz以下、23.12〜23.6GHz、24.0〜29.0GHzの範囲の電力密度は−41.3dBm/MHz以下に規定されている。
また、電波天文や地球探査衛星(EESS)のパッシブセンサーを保護するため、国際無線通信規則(RR)で意図的に電波発射を禁じている23.6〜24.0GHzのいわゆるRR電波発射禁止帯では従来のレベルより20dB低い−61.3dBm/MHzに抑えられている。
上記帯域内における放射電力密度が規制されているので、上記のようなリーク成分S′が大きいと、その分だけ正規の送信タイミングにおける出力レベルを低く設定しなければならず、探査距離等が大きく制限されてしまう。
そこで、図15に示しているように、UWBのうち、−41.3dBm/MHzより高い電力密度が許されているドップラレーダ用の24.05〜24.25GHzの狭帯域(Short Range Device:SRD)に、短パルスPtのキャリア周波数を一致させて、そのリーク成分CA′による問題を避けることも考えられている。
しかし、このSRDの近傍には、前述のRR電波発射禁止帯が存在し、しかも、上記のようにパルス信号でキャリア信号を断続したパルス変調信号は、数100MHz〜2GHzのスペクトラム幅を有しているので、上記のようにRR電波発射禁止帯の近傍のSRD帯にキャリア周波数を設定した場合、その短パルスのスペクトラムのかなり高いレベルの部分がRR電波発射禁止帯に重なってしまい、上記最新のスペクトラムマスクのように−61.3dBm以下に抑えることは極めて困難である。
このような背景から、本願発明者等は、送信指示信号に基づくパルスのオン時のみ発振し、該パルスのオフ時には発振が停止する、いわゆるバースト発振器を用いるUWBレーダを次の特許文献1により提案している。
WO 2005/117256(2005年12月8日)発明の名称 発振出力のリークを防止可能とするレーダ用発振器
このレーダ用発振器に用いられるバースト発振器は原理的にキャリアリークが生じないため、任意のスペクトル配置が可能となり、スペクトルの主要部分をRR電波発射禁止帯から十分離して配置することにより、地球探査衛星などとの干渉を十分低く抑えることができる。
さらに、本願発明者等は、バースト発振器と、RR電波発射禁止帯に利得のノッチを有する送信アンテナの両方を用いることにより、RR電波発射禁止帯ではスペクトルピークより、容易に20dB以上放射電力密度を低減させることが可能となるUWBレーダを次の特許文献2により提案している。
PCT/JP2005/020859(2005年11月14日)発明の名称 円偏波アンテナ及びそれを用いるレーダ装置
このレーダ装置とし適用されるUWBレーダでは、受信系の構成を簡易化する目的で検波回路として、自乗検波器を用いている。
しかしながら、自乗検波器は一般にダイナミックレンジが狭く、高感度検波が難しいため、受信系に利得可変の低雑音増幅器(LNA)を用いて受信感度を補正しなければならないという問題がある。
本発明の目的は、以上のような従来技術の問題を解決するため、送信指示信号を受ける毎に、所定幅の第1パルスと、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間だけ遅延した第2パルスとを含む1対のパルスを発生し、該1対のパルスのうち先に発生した第1パルスに基づいてバースト波の短パルス波を空間に放射させることにより、UWBレーダとして規定されているスペクトルマスクを遵守しながらRR電波発射禁止帯への妨害が起こらないようにすることができる送信系を有すると共に、該1対のパルスのうち後に発生した第2パルスをローカル信号に用いて直交検波することにより、ダイナミックレンジが広く高感度検波を行うことができる受信系を有する短パルスレーダ及びその制御方法を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様によると、
送信指示信号(S)を受ける毎に、所定幅の第1パルス(Pa)と、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間(Td)だけ該第1パルスよりも遅延した第2パルス(Pb)とを含む1対のパルスを発生する対パルス発生器(21)と、
前記対パルス発生器から出力される前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスを受けている期間に発振動作して所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波(Ba)として前記第1パルスに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波(Bb)として前記第2パルスに同期して出力し、前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスが入力されていない期間に前記発振動作を停止するバースト発振器(22)と、
前記バースト発振器から前記第1パルスに同期して出力される前記第1バースト波を短パルス波(Pt)として探査対象空間(1)へ放射する送信部(25)と、
前記送信部から前記探査対象空間へ放射された前記第1バースト波による短パルス波の反射波を受信し、該受信した信号を、前記バースト発振器から前記第2パルスに同期して出力される第2バースト波をローカル信号として検波する受信部(30)と、
前記送信指示信号を前記対パルス発生器に出力すると共に、該対パルス発生器が出力する第1パルスと第2パルスとの間隔を可変制御する制御部(50)と、
を具備する短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第2の態様によると、
前記受信部は、前記受信した信号を前記第2バースト波をローカル信号として直交検波することを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第3の態様によると、
前記バースト発振器と前記送信部との間及び前記バースト発振器と前記受信部との間に設けられ、前記バースト発振器から出力された前記第1及び第2バースト波を前記送信部または前記受信部のいずれかに選択的に入力するためのスイッチ(23)と、
前記スイッチを制御して、前記バースト発振器から出力された前記第1バースト波を前記送信部に入力させ、前記第2バースト波を前記受信部に入力させるスイッチ切換回路(24)と、
をさらに備えたことを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第4の態様によると、
前記送信部には、前記第1バースト波に所定時間の遅延を与える固定遅延器(25d)が設けられていることを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第5の態様によると、
前記対パルス発生器は、
所定周波数(fc)のクロック信号(C)と、前記制御部からの前記遅延時間に対応した所定ビット数Lの周波数データ(Df)とを受け、正弦波1周期分の波形データを記憶しているアドレス長(L)の内部のリードオンリメモリ(ROM)に対して、前記周波数データを前記クロック信号の周期で積算した値でアドレス指定して前記波形データを順次読み出してデジタル/アナログ(D/A)変換することにより、前記クロック信号の所定周波数、前記アドレス長及び前記周波数データで決まる周波数(fe)の正弦波状の信号を出力するダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS:21a)と、
前記DDSから出力される前記正弦波状の信号の高域成分を除去して正弦波信号を出力するローパスフィルタ(LPF:21b)と、
前記LPFから出力される前記正弦波信号に対する波形整形処理を行い、デューティ比50で互いにレベルが反転した前記正弦波状の信号の周波数に対応した周期(Te)の2相の第1及び第2の可変周期パルス(Pe、Pe′)を出力する波形整形回路(21c)と、
前記波形整形回路から出力される前記第1の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第1の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第1パルス(Pa)を出力する第1パルス発生回路(21d)と、
前記波形整形回路から出力される前記第2の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第2の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第2パルス(Pa)を出力する第2パルス発生回路(21e)と、
第1パルス発生回路から出力される前記第1パルス及び前記第2パルス発生回路から出力される前記第2パルスとの論理和をとるオア回路(21f)と、
を備えたことを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第6の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の入力端あるいは出力端とアースラインとの間を、スイッチ回路(22c)により開閉し、前記バースト発振器22をして発振動作状態と発振停止状態とを切り換えるように構成されていることを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第7の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインにスイッチ回路(22c)を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されていることを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第8の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインに第1のスイッチ回路(22c)を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されており、さらに前記第1のスイッチ回路と反対の関係で開閉動作する第2のスイッチ回路(22g)を用い、前記第1のスイッチ回路により前記増幅器に対する電源供給が停止している間だけ前記第2のスイッチ回路を閉じて前記共振器に所定電流を流しておき、前記第1のスイッチ回路が閉じて前記増幅器に対する電源が供給されるタイミングに前記第2のスイッチ回路を開くことにより、前記共振器に過度現象による共振周波数の信号成分を発生させ、前記バースト発振器をして発振動作状態に速やかに移行させることを特徴とする第1の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第9の態様によると、
前記スイッチは、共通接点と、第1及び第2の接点とを有し、前記共通接点と前記第1の接点を介して前記第1バースト波を前記送信部に入力させると共に、前記共通接点と前記第2の接点を介して前記第2バースト波を前記受信部に入力させる1回路2接点型のスイッチから構成されていることを特徴とする第3の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第10の態様によると、
前記スイッチは、前記第1バースト波を前記送信部に入力させる第1のスイッチ(23a)と、前記第2バースト波を前記受信部に入力させる第2のスイッチ(23b)とから構成されていることを特徴とする第3の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第11の態様によると、
前記第1及び第2のスイッチは、それぞれ、
ブリッジ接続された第1乃至第4のダイオード(D1〜D4)と、
前記第1乃至第4のダイオードのうち逆方向接続された第1の2つのダイオード(D1、D2)の接続点からアースの間に逆方向に挿入された第5のダイオード(D5)と、
前記第1乃至第4のダイオードのうち逆方向接続された第2の2つのダイオード(D3、D4)の接続点からアースの間に順方向に接続された第6のダイオード(D6)と、
前記第1の2つのダイオードの接続点と前記第2の2つのダイオードの各逆方向接続点の間に接続され、前記スイッチ切換回路からの切換信号(Q)のレベルに応じて電流の方向が反転される電流源(I)とを備え、
前記電流源Iの電流の方向が、前記第5及び第6のダイオードをオフ、前記第1乃至第4のダイオードをオンとする方向であるときのみ、前記第1及び第3のダイオードの接続点に入力される第1または第2バースト波(Ba,Bb)を前記第2及び第4のダイオードの接続点から出力するように構成されていることを特徴とする第10の態様に従う短パルスレーダが提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第12の態様によると、
対パルス発生器(21)、バースト発振器(22)、受信部(30)、送信部(25)及び制御部(50)を準備するステップと、
前記制御部(50)によって、送信指示信号を出力するステップと、
前記対パルス発生器(21)によって、前記制御部からの前記送信指示信号(S)を受ける毎に、所定幅の第1パルス(Pa)と、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間(Td)だけ該第1パルスよりも遅延した第2パルス(Pb)とを含む1対のパルスを発生するステップと、
前記制御部(50)によって、前記対パルス発生器が出力する第1パルスと第2パルスとの間隔を可変制御するステップと、
前記バースト発振器(22)によって、前記対パルス発生器から出力される前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスを受けている期間に発振動作して所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波(Ba)として前記第1パルスに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波(Bb)として前記第2パルスに同期して出力し、前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスが入力されていない期間に前記発振動作を停止するステップと、
前記送信部(25)によって、前記バースト発振器から前記第1パルスに同期して出力される前記第1バースト波を短パルス波(Pt)として探査対象空間(1)へ放射するステップと、
前記受信部(30)によって、前記送信部から前記探査対象空間へ放射された前記第1バースト波による短パルス波の反射波を受信し、該受信した信号を、前記バースト発振器から前記第2パルスに同期して出力される第2バースト波をローカル信号として検波するステップと、
を具備する短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第13の態様によると、
前記検波するステップは、前記受信部によって、前記受信した信号を前記第2バースト波をローカル信号として直交検波することを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第14の態様によると、
スイッチ(23)及びスイッチ切換回路(24)を準備するステップと、
前記スイッチ(23)によって、前記バースト発振器から出力された前記第1及び第2バースト波を前記送信部または前記受信部のいずれかに選択的に入力するステップと、
前記スイッチ切換回路(24)によって、前記スイッチを制御して、前記バースト発振器から出力された前記第1バースト波を前記送信部に入力させ、前記第2バースト波を前記受信部に入力させるステップと、
をさらに備えたことを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第15の態様によると、
前記送信部には、前記第1バースト波に所定時間の遅延を与える固定遅延器(25d)が設けられていることを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第16の態様によると、
前記対パルス発生器は、
所定周波数(fc)のクロック信号(C)と、前記制御部からの前記遅延時間に対応した所定ビット数Lの周波数データ(Df)とを受け、正弦波1周期分の波形データを記憶しているアドレス長(L)の内部のリードオンリメモリ(ROM)に対して、前記周波数データを前記クロック信号の周期で積算した値でアドレス指定して前記波形データを順次読み出してデジタル/アナログ変換することにより、前記クロック信号の所定周波数、前記アドレス長及び前記周波数データで決まる周波数(fe)の正弦波状の信号を出力するダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS:21a)と、
前記DDSから出力される前記正弦波状の信号の高域成分を除去して正弦波信号を出力するローパスフィルタ(LPF:21b)と、
前記LPFから出力される前記正弦波信号に対する波形整形処理を行い、デューティ比50で互いにレベルが反転した前記正弦波状の信号の周波数に対応した周期(Te)の2相の第1及び第2の可変周期パルス(Pe、Pe′)を出力する波形整形回路(21c)と、
前記波形整形回路から出力される前記第1の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第1の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第1パルス(Pa)を出力する第1パルス発生回路(21d)と、
前記波形整形回路から出力される前記第2の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第2の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第2パルス(Pa)を出力する第2パルス発生回路(21e)と、
第1パルス発生回路から出力される前記第1パルス及び前記第2パルス発生回路から出力される前記第2パルスとの論理和をとるオア回路(21f)と、
を備えたことを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第17の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の入力端あるいは出力端とアースラインとの間を、スイッチ回路(22c)により開閉し、前記バースト発振器22をして発振動作状態と発振停止状態とを切り換えるように構成されていることを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第18の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインにスイッチ回路(22c)を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されていることを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
また、前記目的を達成するために、本発明の第19の態様によると、
前記バースト発振器は、共振器(22e)を負荷とする増幅器(22f)の出力を帰還回路(22b)により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインに第1のスイッチ回路(22c)を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されており、さらに前記第1のスイッチ回路と反対の関係で開閉動作する第2のスイッチ回路(22g)を用い、前記第1のスイッチ回路により前記増幅器に対する電源供給が停止している間だけ前記第2のスイッチ回路を閉じて前記共振器に所定電流を流しておき、前記第1のスイッチ回路が閉じて前記増幅器に対する電源が供給されるタイミングに前記第2のスイッチ回路を開くことにより、前記共振器に過度現象による共振周波数の信号成分を発生させ、前記バースト発振器をして発振動作状態に速やかに移行させることを特徴とする第12の態様に従う短パルスレーダの制御方法が提供される。
以上のように構成される本発明による短パルスレーダ及びその制御方法では、第1パルスと該第1パルスから所定時間遅延した第2パルスとを含む1対のパルスをバースト発振器に入力し、スイッチにより、バースト発振器から第1パルスに同期して発振出力された第1バースト波を短パルス波として送信部から探査対象空間に放射し、その反射波を受信部で受信し、その受信した信号を、バースト発振器から第2パルスに同期して発振出力された第2バースト波をローカル信号として検波するようにしている。
このような本発明による短パルスレーダ及びその制御方法では、検波方式がいわゆる直線検波方式であるので、自乗検波方式に比べて高感度で、広いダイナミックレンジの受信が可能となる。
また、本発明による短パルスレーダ及びその制御方法では、スイッチにより、バースト発振器から出力された第1バースト波を送信部に入力し、第2バースト波を受信部に入力する構成であるので、探査対象空間への第2バースト波の放射を防止することができ、さらに、第1及び第2バースト波の出力電力を必要最小限にでき、低消費電力化を図ることができる。
また、本発明による短パルスレーダ及びその制御方法では、スイッチから出力された第1バースト波を固定遅延器により所定時間遅延するような構成とすることにより、第1及び第2バースト波の時間差をあまり接近させなくとも、近距離にあるターゲットの検出が可能となる。
すなわち、第1及び第2バースト波の時間差が接近していると、バースト発振器の過渡特性や発生する熱に起因して、第2バースト波の発振周波数や波形が第1バースト波とずれてくるという問題がある。
しかるに、上記のように第1バースト波を固定遅延器により所定時間遅延する構成として、第1及び第2バースト波の時間差を固定することにより、上記の問題を回避することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による短パルスレーダの構成を説明するために示すブロック図である。 図2は、図1の要部の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 図3は、図1の要部の構成例を示すブロック図である。 図4は、図3の構成例の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 図5は、図1の要部の構成例を示すブロック図である。 図6は、図1の要部の他の構成例を示すブロック図である。 図7は、図1の要部の他の構成例を示すブロック図である。 図8は、図1の要部の他の構成例を示すブロック図である。 図9は、図8の構成例の具体回路例を示す図である。 図10は、本発明で採用する直線検波方式と従来技術による自乗検波方式とのダイナミックレンジの比較を示す特性図である。 図11は、図1の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 図12は、本発明の第2の実施形態による短パルスレーダの構成を説明するために示すブロック図である。 図13は、従来の短パルスレーダ装置の構成例を示すブロック図である。 図14は、従来の短パルスレーダ装置の動作を説明するためのスペクトラム特性図である。 図15は、UWBにおけるFCC勧告のスペクトラムマスクを示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の幾つかの実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による短パルスレーダの構成を説明するために示すブロック図である。
本発明に係る短パルスレーダ20は、基本的には、送信指示信号Sを受ける毎に、所定幅の第1パルスPaと、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間Tdだけ該第1パルスよりも遅延した第2パルスPbとを含む1対のパルスを発生する対パルス発生器21と、前記対パルス発生器21から出力される前記第1及び第2パルスPa、Pbを含む1対のパルスを受けている期間に発振動作して所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波Baとして前記第1パルスPaに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波Bbとして前記第2パルスPbに同期して出力し、前記第1及び第2パルスPa、Pbを含む1対のパルスが入力されていない期間に前記発振動作を停止するバースト発振器22と、前記バースト発振器22から前記第1パルスPaに同期して出力される前記第1バースト波Baを短パルス波Ptとして探査対象空間1へ放射する送信部25と、前記送信部25から前記探査対象空間1へ放射された前記第1バースト波Baによる短パルス波の反射波Prを受信し、該受信した信号Rを、前記バースト発振器22から前記第2パルスPbに同期して出力される第2バースト波Bbをローカル信号として検波する受信部30と、前記送信指示信号Sを前記対パルス発生器21に出力すると共に、該対パルス発生器21が出力する第1パルスPaと第2パルスPbとの間隔を可変制御する制御部50とを有している。
また、本発明に係る短パルスレーダの制御方法は、基本的には、対パルス発生器21、バースト発振器22、受信部30及び制御部50を準備するステップと、前記制御部50によって、送信指示信号Sを出力するステップと、前記対パルス発生器21によって、前記制御部50からの前記送信指示信号Sを受ける毎に、所定幅の第1パルスPaと、該第1パルスPaと同一幅で予め設定された時間Tdだけ該第1パルスよりも遅延した第2パルスPbとを含む1対のパルスを発生するステップと、前記制御部50によって、前記対パルス発生器21が出力する第1パルスPaと第2パルスPbとの間隔を可変制御するステップと、前記バースト発振器22によって、前記対パルス発生器21から出力される前記第1及び第2パルスPa、Pbを含む1対のパルスを受けている期間に発振動作して所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波Baとして前記第1パルスPaに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波Bbとして前記第2パルスPbに同期して出力し、前記第1及び第2パルスPa、Pbを含む1対のパルスが入力されていない期間に前記発振動作を停止するステップと、前記送信部25によって、前記バースト発振器22から前記第1パルスPaに同期して出力される前記第1バースト波Baを短パルス波Ptとして探査対象空間1へ放射するステップと、前記受信部30によって、前記送信部25から前記探査対象空間1へ放射された前記第1バースト波Baによる短パルス波Ptの反射Pr波を受信し、該受信した信号Rを、前記バースト発振器22から前記第2パルスPbに同期して出力される第2バースト波Bbをローカル信号として検波するステップとを有している。
具体的には、図1に示すように、この短パルスレーダ20の対パルス発生器21は、後述する制御部50から供給される図2の(a)に示すように立ち上がりで送信を指示する信号Sを受ける毎に、図2の(b)に示すように、所定幅(例えば、1ns)の第1パルスPaと、該第1パルスPaと同一幅で予め設定された時間Tdだけ遅延した第2パルスPbとを1対のパルスとして出力する。
この対パルス発生器21は、第1パルスPaと第2パルスPbの間に正確な遅延時間Tdを与えるために、例えば、図3に示すような構成を有している。
図3において、ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)21aは、所定周波数fc(例えば、200MHz)のクロック信号Cと、後述する制御部50からの遅延時間Tdに対応した所定ビット数Lの周波数データDfとを受け、正弦波1周期分の波形データを記憶しているアドレス長Lの内部のリードオンリメモリ(ROM)に対して、周波数データDfをクロック周期で積算した値でアドレス指定して波形データを順次読み出し、これをデジタル/アナログ(D/A)変換して、クロック信号Cの周波数fc、アドレス長L及び周波数データDfで決まる周波数feの正弦波状(厳密には、正弦波に沿って階段状に変化する波形)の信号をローパスフィルタ(LPF)21bに出力する。
LPF21bは、DDS21aからのD/A変換出力の高域成分(例えば、71MH以上の成分)を除去して正弦波信号を生成して波形整形回路21cに出力する。
波形整形回路21cは、LPF21bからの正弦波信号に対する波形整形処理を行い、図4の(a)、(b)に示すように、デューティ比50で互いにレベルが反転した周波数fe(周期Te)の2相の第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′を出力する。
この第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′の周波数feは、クロック信号Cの周波数fcの1/2以下の範囲で、
fe=Df・fe/2
となる。
また、第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′の周期Teは、クロック信号Cの周波数fcの周期Tcの2倍以上の範囲で、
Te=Tc・2/Df
となる。
ここで、周波数データDfの値がAからA+1に1ポイントだけ変化したときの第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′の周期Teの変化ΔT(時間分解能)は、次のように表すことができる。
ΔT=(Tc・2){(1/A)−[1/(A+1)]}
=(Tc・2){1/[A(A+1)]}
上記式でAが1に比べて十分大きいとき、
ΔT=(Tc・2)(1/A
となる。
例えば、Tc=5ns、2=232を概略値4×10とし、A=1×10とすると、
ΔT=20/(1×1012)=0.02(ns)
となる。
つまり、第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′は、周波数データDfが1×10の近傍での時間分解能は0.02nsとなる。
また、A=10×10の場合には0.2psとなる。
これらのデータ設定範囲においては、第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′の可変周期は、短パルスPtの幅(1ns)に比べて十分小さい時間分解能が得られ、ほぼ連続的にその周期を可変することができる。
第1の可変周期パルスPeは、第1パルス発生回路21dに入力されると共に、第2の可変周期パルスPe′は第2パルス発生回路21eに入力される。
そして、第1パルス発生回路21dは、図4の(c)に示すような送信指示信号Sが入力されてから第1の可変周期パルスPeのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅(1nS)の第1パルスPaを図4の(d)に示すように生成して、オア回路21fに出力する。
また、第2パルス発生回路21eは、第1パルス発生回路21dから第1パルスPaが出力されてから第2の可変周期パルスPe′のレベルが最初に立ち下がるタイミングと同期した所定幅(1ns)の第2パルスPbを図4の(e)に示すように生成して、オア回路21fに出力する。
したがって、第1パルスPaと第2パルスPbとの論理和をとるオア回路21fからは、図4の(f)に示すように、第1パルスPaが出力されてから、Td=Te/2だけ遅延した第2パルスPbが出力されることになる。
これにより、図4の(a)乃至(e)に示すように、第1の可変周期パルスPeの周期をTeからTe′まで大きくすれば、第1パルスPaに対する第2パルスの遅延時間はTdからTd′まで長くすることができる。
ここで、遅延時間Td=Te/2はクロック信号Cの周波数精度に依存して非常に安定であり、前記したように、第1及び第2の可変周期パルスPe、Pe′の可変周期を微細に変化させることができる。
したがって、対パルス発生器21によって生成される2つのパルスPa、Pbの間の遅延時間Tdは、安定且つ高い分解能で可変することができる。
このようにして、対パルス発生器21によって生成された対パルスは、バースト発振器22に入力される。
バースト発振器22は、対パルス発生器21から出力される2つのパルスPa、Pbを受けている間、発振動作して所定のキャリア周波数の信号を出力し、2つのパルスPa、Pbが入力されていない期間は発振動作を停止させるように構成されている。
このようなバースト発振器22としては種々の構成が考えられる。
例えば、図5は、共振器を用いたバースト発振器22の構成例を示している。
このバースト発振器22は、共振器22eを負荷とする増幅器22fの出力を帰還回路22bにより増幅器22fの入力側に正帰還して共振器22eの共振周波数でもって発振させるように構成している。
帰還回路22bは、例えば、抵抗(またはコイル)とコンデンサによるL型、T型等のLPFで構成される。
この場合、増幅器22fの入力端あるいは出力端とアースラインとの間を、スイッチ回路22cにより開閉し、バースト発振器22をして発振動作状態と発振停止状態とを切り換える。
スイッチ回路22cは、増幅器22fの入力端(または出力端でもよい)とアースラインの間を開閉するように挿入されており、パルスPa、Pbがハイレベル(パルス入力状態)のときには開いてバースト発振器22をして発振動作状態とすると共に、パルスPa、Pbがローレベル(パルス非入力状態)のときには閉じてバースト発振器22をして発振停止状態とする。
以下同様に、スイッチ回路22cが開いている間、上記動作が繰り返されることになり、バースト発振器22からは、共振器22eの共振周波数を有するバースト波が発振出力されることになり、スイッチ回路22cが閉じると発振動作が停止する。
ここで、バースト発振器22の発振周波数は、例えば、26.5GHzとなるように、共振器22eの共振周波数が設定されている。
上記のようにパルスPa、Pbによってバースト発振器22の発振動作そのものを制御しているので、原理的にキャリア漏れは発生しない。
したがって、UWBの使用に際して規定されている電力密度の制限は、発振時に出力される短パルス波の瞬時パワーについてのみ考慮すればよく、規定されている電力を最大限有効に使用することができる。
また、キャリア漏れがないので、UWBのスペクトラムマスクの任意の位置にメインローブを配置することができ、そのメイローブのほぼ全体がRR電波発射禁止帯と重ならないようにすることができる。
また、図6に示すバースト発振器22のように、増幅器22fの電源供給ラインにスイッチ回路22cを接続し、増幅器22fに対する電源の供給(バイアス電源も含む)を規制して、発振動作を停止させることもできる。
ただし、増幅器22fに対する電源供給を制御してバースト波を発生させる構成の場合、電源を供給しても発振動作がすぐに開始されない場合が考えられる。
このような場合には、図7に示すバースト発振器22のように、スイッチ回路22cと逆に開閉動作するスイッチ回路22gを用い、増幅器22fに対する電源供給が停止している間だけスイッチ回路22gを閉じて共振器22eに所定電流を流しておき、スイッチ回路22cが閉じて電源が供給されるタイミングにスイッチ回路22gを開くことにより、共振器22eに過度現象による共振周波数の信号成分を発生させ、発振状態に速やかに移行させることができる。
なお、ここでは、説明を簡単にするためにスイッチ回路22cとスイッチ回路22gとが逆の開閉動作をするようにしていたが、上記の発振起動は、スイッチ回路22gが開いたときに共振器22eに生じる過渡現象を利用しているので、スイッチ回路22gによる共振器22eへの電流供給は、スイッチ回路22cによる電源供給が開始される直前の所定時間のみ行えばよい。
なお、上記の共振型の各バースト発振器22において、共振器22eをLC型のものだけでなく、伝送路型(例えば、λ/4型)の共振器で構成してもよい。
図1に戻ると、上記バースト発振器22から出力されるバースト波Ba、Bbは、スイッチ23に入力される。
このスイッチ23は、バースト発振器22から出力されたバースト波Ba、Bbを送信部25と受信部30にそれぞれ振り分けるためのものであり、スイッチ切換回路24により、第1パルスPaに同期してバースト発振器22から出力された第1バースト波Baを送信部25に入力し、第2パルスPbに同期して出力された第2バースト波Bbを受信部30に入力させる。
ここで、スイッチ23は、図1に示したような1回路2接点型のスイッチだけでなく、図8に示すように、それぞれ独立して第1バースト波Baを送信部25に入力させると共に、第2バースト波Bbを受信部30に入力させるために、2つのオンオフ型(2回路2接点型)の第1及び第2のスイッチ23a、23bを用いて構成してもよい。
図1において、スイッチ切換回路24は、スイッチ23の切換制御を行う回路であり、例えば、対パルス発生器21の第1パルス発生回路21dから出力される第1パルスPaが立ち下がった時にスイッチ23を受信部30側に接続させ、第2パルス発生回路21eから出力される第2パルスPbが立ち下がった時にスイッチ23を送信部25側に接続させる。
図9は、第1及び第2のスイッチ23a、23bとして使用可能な回路の一方のみを示している例である。
この第1及び第2のスイッチ23a、23bは、それぞれ、ブリッジ接続された第1乃至第4のダイオードD1〜D4と、前記第1乃至第4のダイオードのうち逆方向接続された第1の2つのダイオードD1、D2の接続点からアースの間に逆方向に挿入された第5のダイオードD5と、前記第1乃至第4のダイオードD1〜D4のうち逆方向接続された第2の2つのダイオードD3、D4の接続点からアースの間に順方向に接続された第6のダイオードD6と、前記第1の2つのダイオードD1、D2の接続点と前記第2の2つのダイオードD3、D4の各逆方向接続点の間に接続され、前記スイッチ切換回路24からの切換信号Qのレベルに応じて電流の方向が反転される電流源1とを備え、前記電流源Iの電流の方向が、前記第5及び第6のダイオードD5、D6をオフ、前記第1乃至第4のダイオードD1〜D4をオンとする方向であるときのみ、前記第1及び第3のダイオードD1、D3の接続点に入力された第1または第2バースト波Ba,Bbを前記第2及び第4のダイオードD2、D4の接続点から出力するように構成されている。
すなわち、この第1及び第2のスイッチ23a、23bの場合、電流源Iが図示の向きに電流を流す状態になっているとき、ダイオードD5、D6はオフ、ダイオードD1〜D4はオンとなり、ダイオードD1、D3の接続点に入力された第1または第2バースト波Ba,BbはダイオードD2、D4の接続点から出力される。
また、電流源Iが図示の状態と逆方向に電流を流す状態になっているとき、ダイオードD5、D6はオン、ダイオードD1〜D4はオフとなり、ダイオードD1、D3の接続点に入力された第1または第2バースト波Ba,BbはダイオードD2、D4の接続点に伝達されない。
このような構成の第1及び第2のスイッチ23a、23bの26GHzにおけるオンオフ比は約35dBとなっている。
上記第1及び第2のスイッチ23a、23bの回路例で、各ダイオードの代わりに、npn型トランジスタのベースとコレクタ間を短絡させて構成したダイオードを用いることも可能である。
この場合、スイッチ素子としてのオン抵抗を小さくすることができるので、26GHzにおけるオンオフ比は約51dBとなっている。
図1に戻ると、送信部25は、スイッチ23を介して入力された第1バースト波Baを、電力増幅器25aにより規定電力に増幅して、バンドレギュレーションフィルタ(BRF)25bによってRR電波発射禁止帯などの不要成分を除去して短パルス波Ptとして送信アンテナ25cから探査対象空間1へ放射する。
受信部30は、探査対象空間1へ放射された短パルス波Ptの反射波Prをアンテナ30aで受信し、その受信信号RをLNA(低雑音増幅器)30bにより増幅した後、帯域幅2GHz程度のバンドパスフィルタ(BPF)30cにより帯域制限し、この帯域制限した受信信号R′を直交検波回路30dに入力する。
なお、電力増幅器25a及びLNA30bの増幅度は、後述する制御部50によって可変することができるようになっている。
直交検波回路30dは、スイッチ23を介して入力される第2バースト波Bbをローカル信号として受信信号R′を直交検波し、2つの直交するベースバンド成分I、Qをサンプルホールド回路30e、30fに入力する。
ここで、直交検波回路30dは、いわゆる直線検波器であり、その入出力特性(dB値)は、自乗検波器のそれと比較において、図10に示すようなダイナミックレンジ特性を有している。
この図10に示すダイナミックレンジ特性から、サンプルホールド回路30e、30fへの入力範囲に収まるための検波器入力範囲、すなわち検波器のダイナミックレンジは、直交検波の方が自乗検波よりもdB値で約2倍広い特性を有していること分かる。
また、図10に示すダイナミックレンジ特性から分かるように、直交検波方式では検波器入力が小さくても検波できるので、高感度受信が必要とされるUWBレーダに有効である。
直交検波器の内部は図示していないが、例えば、LNA30bの出力信号(または第2のバースト信号)を、分配器を用いて2分配した後、ハイブリッド回路で90度の位相差を持つ2つの信号を生成し、2つのミキサーを用いて、等位相に2分配した第2のバースト信号(またはLNA30bの出力信号)と混合することにより、ベースバンド成分I及びQの2チャンネルの出力信号を得るように構成することができる。
そして、これらのI、Q信号が2チャンネルのサンプルホールド回路30e、30fに入力される。
サンプルホールド回路30e、30fは、第2パルスPbが入力している間の所定タイミングにおけるベースバンド成分I′、Q′を抽出する。
このベースバンド成分I′、Q′は、アナログ/デジタル(A/D)変換器35、36によりそれぞれデジタル値に変換されて信号処理部40に入力される。
信号処理部40は、ベースバンド成分I′、Q′から受信信号R′の振幅値Vを求め、その振幅を所定のしきい値rと比較し、振幅値Vがしきい値rより大きい場合には、探査対象空間1に短パルス波を反射する物体1aが存在していると判定し、その判定結果などを含む情報を制御部50に通知する。
また、信号処理部40は、ベースバンド成分I′、Q′から求められる受信信号R′の振幅値Vがしきい値r以下のときには、探査対象空間1に短パルス波を反射する物体1aが存在していないと判定し、その判定結果などを含む情報を制御部50に通知する。
制御部50は、信号処理部40からの情報に基づき、対パルス発生器21、送信部25、受信部30に対する各種制御を行い、探査対象空間1に存在する物体1aについての距離や大きさ等の情報を収集し、必要であればアラームを発生する。
また、制御部50は、探査距離を可変するために、対パルス発生器21が出力する第1パルスPaと第2パルスPbの間隔(遅延時間)Tdを可変制御する。
図11は、探査対象の距離を徐々に長くして行く場合の動作例を説明するために示すタイミングチャートである。
この場合、制御部50は、図11の(a)に示すように、送信指示信号Sを所定周期(例えば、1μs)で対パルス発生器21に出力すると共に、第1パルスPaに対する第2パルスPbの遅延時間Td(すなわち、前記した周波数データDf)を順次大きく変更する。
この制御により、対パルス発生器21から出力される第1パルスPaと第2パルスPbの間隔は、図11の(b)に示すようにTd1、Td2、…と広がっていく。
このとき探査漏れ領域を発生させないように、遅延時間Td(i)、Td(i+1)の差は、探査対象空間1に放射する短パルス波Ptのパルス幅(1ns)と等しくなるように設定される。
つまり、第1パルスPaと第2パルスPbの間隔は、1nsずつ広くなり、それに従ってバースト発振器22から出力される第1バースト波Ba、第2バースト波Bbの間隔も図14の(c)に示すように広がっていく。
この第1パルスPaに同期して発振出力された第1バースト波Baは、スイッチ23により送信部25に入力され、送信部25からは、図11の(d)に示すように、第1バースト波Baに対応した短パルス波Ptが探査対象空間1へ放射される。
この短パルス波Ptを受けた物体1aからの反射波Prが受信部30で受信されると、その受信信号Rが図14の(e)に示すように、直交検波回路30dに入力される。
しかるに、図14の(f)に示す左部のように、第2バースト波Bbが受信信号Rよりも前で互いに重ならないタイミングに直交検波回路30dに入力された場合、ベースバンド成分I′、Q′に基づいて得られる振幅値V1は図11の(g)に示すようにほぼゼロ(ノイズ成分)となり、しきい値rを超えないので、この段階では物体1aは検知されない。
そして、図11の(a)〜(g)の各中央部で示しているように、パルスPa、Pbの間隔がTd1からTd2に広がって、第2バースト波Bbが受信信号Rの先頭部に重なり合うタイミングで直交検波回路30dに入力されると、ベースバンド成分I′、Q′に基づいて得られる振幅値V2がしきい値rより大きくなることにより、物体1aの存在が検知される。
さらに、図11の(a)〜(g)の各右部で示しているように、パルスPa、Pbの間隔がTd3に広がって、第2バースト波Bbと受信信号Rとが丁度重なり合うタイミングで直交検波回路30dに入力されると、ベースバンド成分I′、Q′に基づいて得られる振幅値V3は、さらに大きくなる。
以下同様の処理が繰り返され、パルスPa、Pbの間隔がさらに広がると、第2バースト波Bbと受信信号Rとが重なり合う時間が短くなり、ベースバンド成分I′、Q′に基づいて得られる受信信号Rの振幅値Vは徐々に小さくなる。
したがって、最大の振幅値Vが得られたときのパルス間隔Tdxを求め、光速×Tdx/2を算出すれば、物体1aまでの距離を把握することができる。
そして、最大振幅値等から物体1aの材質(反射率が高いか否か)等も推定することができる。
制御部50は、上記のような探査処理を行って物体1aの存在、距離などの情報を求め、必要なとき、例えば,反射率が高い物体が近くにあるような場合にアラームを出力して警告する。
上記したように、第1バースト波Baと第2バースト波Bbをスイッチ23により送信部25と受信部30に振り分ける構成の場合、第1バースト波Baがスイッチ23を介して受信部30にリークすることが考えられる。
しかるに、前記したように、スイッチ23のオンオフ比は35〜51dB程得られると共に、第1バースト波Baのリーク成分のレベルは非常に小さいので、このときのリーク成分は直交検波回路30dを正常動作させるレベルにはならず、検波出力は無視できる程小さい。
また、逆に、第2バースト波Bbがスイッチ23を介して送信部25にリークすることが考えられる。
しかるに、この場合も、前記と同様にそのレベルは非常に小さく、しかも、出力時間は1ns程度と非常に短かいので、このときのリーク成分により本来の短パルス波の出力が制限されることはなく、そのスペクトラムを規定のスペクトラムマスク内に収めることができる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態による短パルスレーダ20′の構成を説明するために示すブロック図である。
なお、図12において、前述した図1に示される第1の実施形態による短パルスレーダ20の構成と同様に構成される部分については、同一参照符号を付してそれらの説明を省略するのとする。
上記第1の実施形態では、可変周期パルスPeの立ち上がりと立ち下がりのタイミングにそれぞれ同期するように第1パルスPaと第2パルスPbを生成しているので、その間隔をゼロまで小さくするためには可変周期パルスPeの周期を、例えば、1nsまで短くしなければならず、実現が困難で、近距離の探査が難しくなることが考えられる。
また、たとえ対パルス発生器21でこのような短い間隔の対パルスを発生できたとしても、スイッチ23の切り換え速度を極めて高速にしなければならず、その点においても実現が困難となることが考えられる。
そこで、この第2の実施形態による短パルスレーダ20′では、スイッチ23から送信部25に出力された第1バースト波Baを固定遅延器25dにより所定時間遅延して、探査対象空間1へ放射することによって、上述した近距離の探査が難しくなるという問題を解決することができるようにしている。
この場合、対パルス発生器21において出力可能な第1パルスPaと第2パルスPbとの間で設定可能な最小遅延時間Td0に探査対象空間1に放射する短パルス波Ptのパルス幅(1ns)を加えた所定遅延時間を固定遅延器25dによって与えることにより、空間に出射される短パルス波Ptに対する第2バースト波Bbの遅延時間をそのパルス幅とほぼ等しくすることができ、至近距離からの探査が可能となる。
なお、図12では、固定遅延器25dの挿入位置をアンテナ25cへの給電ラインで兼用するようにしている。
しかるに、固定遅延器25dは、スイッチ23とアンテナ25cの間の任意の位置に挿入することができると共に、複数の固定遅延器を送信部25内に分散して挿入するようにしてもよい。
また、遅延時間が異なる複数の固定遅延器25dを送信部25に選択的に挿入できるように構成して探査距離を広い間隔で可変し、その広い間隔の間を対パルス発生器21の遅延時間Tdの可変制御で補間することも可能である。
また、前記実施形態では、スイッチ23により第1バースト波Baと第2バースト波Bbをそれぞれ送信部25と受信部30に振り分けている。
しかるに、バースト発振器22と送信部25の間をオンオフするスイッチ(前記スイッチ23a)のみを設け、送信部25には前記同様に第1バースト波Baだけが入力され、受信部30には第1バースト波Baと第2バースト波Bbが入力されるように構成してもよい。
この場合、直交検波回路30dには本来のローカル信号としての第2バースト波Bbが入力されると共に、第1バースト波Baもローカル信号として入力されることになる。
しかるに、この第1バースト波Baによるローカル信号と同タイミングに直交検波回路30dに入力される受信信号は、探査に不要なノイズ成分であり、しかもそのタイミングが分かっているので、信号処理部40で容易に除去することができる。
したがって、以上のような本発明によれば、従来技術の問題を解決するため、送信指示信号を受ける毎に、所定幅の第1パルスと、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間だけ遅延した第2パルスとを含む1対のパルスを発生し、該1対のパルスのうち先に発生した第1パルスに基づいてバースト波の短パルス波を空間に放射させることにより、UWBレーダとして規定されているスペクトルマスクを遵守しながらRR電波発射禁止帯への妨害が起こらないようにすることができる送信系を有すると共に、該1対のパルスのうち後に発生した第2パルスをローカル信号に用いて直交検波することにより、ダイナミックレンジが広く高感度検波を行うことができる受信系を有する短パルスレーダ及びその制御方法を提供することができる。

Claims (19)

  1. 送信指示信号を受ける毎に、所定幅の第1パルスと、該第1パルスと同一幅で該第1パルスより予め設定された時間だけ遅延した第2パルスとを含む1対のパルスとして発生する対パルス発生器と、
    前記対パルス発生器から出力される前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスが入力されている期間に発振動作を行って、所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波として前記第1パルスに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波として前記第2パルスに同期して出力し、前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスが入力されていない期間は前記発振動作を停止させるバースト発振器と、
    前記バースト発振器から前記第1パルスに同期して出力される前記第1バースト波を探査対象空間へ放射する送信部と、
    前記送信部から前記探査対象空間へ放射された前記第1バースト波の反射波を受信し、該受信した信号を、前記バースト発振器から前記第2パルスに同期して出力される第2バースト波をローカル信号として検波する受信部と、
    前記送信指示信号を前記対パルス発生器に出力すると共に、該対パルス発生器が出力する第1パルスと第2パルスとの間隔を可変制御する制御部と、
    を具備する短パルスレーダ。
  2. 前記受信部は、前記受信信号を前記第2バースト波をローカル信号として直交検波することを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  3. 前記バースト発振器と前記送信部との間及び前記バースト発振器と前記受信部との間に設けられ、前記バースト発振器から出力される前記第1または第2バースト波を前記送信部または前記受信部のいずれかに選択的に入力するためのスイッチと、
    前記スイッチを制御して、前記バースト発振器から出力される前記第1バースト波を前記送信部に入力させ、前記第2バースト波を前記受信部に入力させるスイッチ切換回路と、をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  4. 前記送信部は、前記バースト発振器から出力される前記第1バースト波に固定の遅延を与える固定遅延器を有していることを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  5. 前記対パルス発生器は、
    所定周波数のクロック信号と、前記制御部からの前記遅延時間に対応した所定ビット数Lの周波数データとを受け、正弦波1周期分の波形データを記憶しているアドレス長の内部のリードオンリメモリに対して、前記周波数データを前記クロック信号の周期で積算した値でアドレス指定して前記波形データを順次読み出してデジタル/アナログ変換することにより、前記クロック信号の所定周波数、前記アドレス長及び前記周波数データで決まる周波数の正弦波状の信号を出力するダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)と、
    前記DDSから出力される前記正弦波状の信号の高域成分を除去して正弦波信号を出力するローパスフィルタ(LPF)と、
    前記LPFから出力される前記正弦波信号に対する波形整形処理を行い、デューティ比50で互いにレベルが反転した前記正弦波状の信号の周波数に対応した周期の2相の第1及び第2の可変周期パルスを出力する波形整形回路と、
    前記波形整形回路から出力される前記第1の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第1の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第1パルスを出力する第1パルス発生回路と、
    前記波形整形回路から出力される前記第2の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第2の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第2パルスを出力する第2パルス発生回路と、
    第1パルス発生回路から出力される前記第1パルス及び前記第2パルス発生回路から出力される前記第2パルスとの論理和をとるオア回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  6. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の入力端あるいは出力端とアースラインとの間を、スイッチ回路により開閉し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とを切り換えるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  7. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインにスイッチ回路を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  8. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインに第1のスイッチ回路を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されており、さらに前記第1のスイッチ回路と反対の関係で開閉動作する第2のスイッチ回路を用い、前記第1のスイッチ回路により前記増幅器に対する電源供給が停止している間だけ前記第2のスイッチ回路を閉じて前記共振器に所定電流を流しておき、前記第1のスイッチ回路が閉じて前記増幅器に対する電源が供給されるタイミングに前記第2のスイッチ回路を開くことにより、前記共振器に過度現象による共振周波数の信号成分を発生させ、前記バースト発振器をして発振動作状態に速やかに移行させることを特徴とする請求項1に記載の短パルスレーダ。
  9. 前記スイッチは、共通接点と、第1及び第2の接点とを有し、前記共通接点と前記第1の接点を介して前記第1バースト波を前記送信部に入力させると共に、前記共通接点と前記第2の接点を介して前記第2バースト波を前記受信部に入力させる1回路2接点型のスイッチから構成されていることを特徴とする請求項3に記載の短パルスレーダ。
  10. 前記スイッチは、前記第1バースト波を前記送信部に入力させる第1のスイッチと、前記第2バースト波を前記受信部に入力させる第2のスイッチとから構成されていることを特徴とする請求項3に記載の短パルスレーダ。
  11. 前記第1及び第2のスイッチは、それぞれ、
    ブリッジ接続された第1乃至第4のダイオードと、
    前記第1乃至第4のダイオードのうち逆方向接続された第1の2つのダイオードの接続点からアースの間に逆方向に挿入された第5のダイオードと、
    前記第1乃至第4のダイオードのうち逆方向接続された第2の2つのダイオードの接続点からアースの間に順方向に接続された第6のダイオードと、
    前記第1の2つのダイオードの接続点と前記第2の2つのダイオードの各逆方向接続点の間に接続され、前記スイッチ切換回路からの切換信号のレベルに応じて電流の方向が反転される電流源とを備え、
    前記電流源の電流の方向が、前記第5及び第6のダイオードをオフ、前記第1乃至第4のダイオードをオンとする方向であるときのみ、前記第1及び第3のダイオードの接続点に入力される第1または第2バースト波を前記第2及び第4のダイオードの接続点から出力するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の短パルスレーダ。
  12. 対パルス発生器、バースト発振器、受信部、送信部及び制御部を凖備するステップと、
    前記制御部によって、送信指示信号を出力するステップと、
    前記対パルス発生器によって、前記制御部からの前記送信指示信号を受ける毎に、所定幅の第1パルスと、該第1パルスと同一幅で予め設定された時間だけ該第1パルスよりも遅延した第2パルスとを含む1対のパルスを発生するステップと、
    前記制御部によって、前記対パルス発生器が出力する第1パルスと第2パルスとの間隔を可変制御するステップと、
    前記バースト発振器によって、前記対パルス発生器から出力される前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスを受けている期間に発振動作を行って所定のキャリア周波数の信号を第1バースト波として前記第1パルスに同期して出力すると共に、前記所定のキャリア周波数の信号を第2バースト波として前記第2パルスに同期して出力し、前記第1及び第2パルスを含む1対のパルスが入力されていない期間に前記発振動作を停止するステップと、
    前記送信部によって、前記バースト発振器から前記第1パルスに同期して出力される前記第1バースト波を短パルス波として探査対象空間へ放射するステップと、
    前記受信部によって、前記送信部から前記探査対象空間へ放射された前記第1バースト波による短パルス波の反射波を受信し、該受信した信号を、前記バースト発振器から前記第2パルスに同期して出力される第2バースト波をローカル信号として検波するステップと、
    を具備する短パルスレーダの制御方法。
  13. 前記検波するステップは、前記受信部によって、前記受信した信号を前記第2バースト波をローカル信号として直交検波することを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  14. スイッチ及びスイッチ切換回路を準備するステップと、
    前記スイッチによって、前記バースト発振器から出力された前記第1及び第2バースト波を前記送信部または前記受信部のいずれかに選択的に入力するステップと、
    前記スイッチ切換回路によって、前記スイッチを制御して、前記バースト発振器から出力された前記第1バースト波を前記送信部に入力させ、前記第2バースト波を前記受信部に入力させるステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  15. 前記送信部には、前記第1バースト波に所定時間の遅延を与える固定遅延器が設けられていることを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  16. 前記対パルス発生器は、
    所定周波数のクロック信号と、前記制御部からの前記遅延時間に対応した所定ビット数Lの周波数データとを受け、正弦波1周期分の波形データを記憶しているアドレス長の内部のリードオンリメモリに対して、前記周波数データを前記クロック信号の周期で積算した値でアドレス指定して前記波形データを順次読み出してデジタル/アナログ変換することにより、前記クロック信号の所定周波数、前記アドレス長及び前記周波数データで決まる周波数の正弦波状の信号を出力するダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)と、
    前記DDSから出力される前記正弦波状の信号の高域成分を除去して正弦波信号を出力するローパスフィルタ(LPF)と、
    前記LPFから出力される前記正弦波信号に対する波形整形処理を行い、デューティ比50で互いにレベルが反転した前記正弦波状の信号の周波数に対応した周期の2相の第1及び第2の可変周期パルスを出力する波形整形回路と、
    前記波形整形回路から出力される前記第1の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第1の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第1パルスを出力する第1パルス発生回路と、
    前記波形整形回路から出力される前記第2の可変周期パルスが入力され、前記送信指示信号が入力されてから前記第2の可変周期パルスのレベルが最初に立ち下がるタイミングに同期した所定幅の第2パルスを出力する第2パルス発生回路と、
    第1パルス発生回路から出力される前記第1パルス及び前記第2パルス発生回路から出力される前記第2パルスとの論理和をとるオア回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  17. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の入力端あるいは出力端とアースラインとの間を、スイッチ回路により開閉し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とを切り換えるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  18. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインにスイッチ回路を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
  19. 前記バースト発振器は、共振器を負荷とする増幅器の出力を帰還回路により前記増幅器の入力側に正帰還して前記共振器の共振周波数でもって発振させるように構成されていると共に、前記増幅器の電源供給ラインに第1のスイッチ回路を接続することにより、前記増幅器に対する電源の供給をオンオフ規制し、前記バースト発振器をして発振動作状態と発振停止状態とに切り換えるように構成されており、さらに前記第1のスイッチ回路と反対の関係で開閉動作する第2のスイッチ回路を用い、前記第1のスイッチ回路により前記増幅器に対する電源供給が停止している間だけ前記第2のスイッチ回路を閉じて前記共振器に所定電流を流しておき、前記第1のスイッチ回路が閉じて前記増幅器に対する電源が供給されるタイミングに前記第2のスイッチ回路を開くことにより、前記共振器に過度現象による共振周波数の信号成分を発生させ、前記バースト発振器をして発振動作状態に速やかに移行させることを特徴とする請求項12に記載の短パルスレーダの制御方法。
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