JPWO2006046746A1 - 内臓痛予防・治療剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤を提供する。該予防・治療剤によって内臓痛を伴った機能性胃腸疾患、過敏性腸症候群、機能性胃腸症、逆流性食道炎、機能性腹痛症候群、潰瘍性大腸炎及びクローン病等の消化管疾患を治療、予防することができる。また、それらの消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用の医薬、飲食品及び食品補助剤を提供する。これらは消化管疾患に伴う内臓痛に対し、既存の薬剤よりも有効性が高く、かつ副作用が低減されているため、非常に有効である。

Description

本発明は、消化管疾患に伴う内臓痛に対する予防・治療剤、詳しくは有効成分としてリジンを含有する内臓痛予防・治療剤に関する。また本発明は該予防・治療剤を含有する医薬、飲食品及び食品補助剤に関する。
非器質的疾患あるいは器質的疾患などの消化管疾患(例えば、過敏性腸症候群、機能性胃腸症、機能性腹痛症候群、逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎及びクローン病等の炎症性腸疾患等)は、内臓痛を伴っており、それぞれの疾患において内臓痛は重要な症状の1つとなっている(Rome II:The functional gastrointestinal disorders second edition,D.A.Drossman edit.(1995)参照)。内臓痛の治療において、従来セロトニン受容体拮抗薬、抗コリン薬、オピオイド作動薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗痙縮薬等が使用されている。近年、NK受容体拮抗薬が消化管運動や内臓痛を抑制することが明らかとなっており、消化管疾患、特に過敏性腸症候群(Lecci,A.,Maggi,C.A.Peripheral tacchykinin receptors as potential therapeutic targets in visceral diseases.Expert.Opin.Ther.Targets.7:343−362(2003)参照)や機能性胃腸症(Stanghellini,V.,De Ponti,F.,De Giorgio,R.,Barbara,G.,Tosetti,C.,and Corinaldesi,R.New developments in the treatment of functional dyspepsia.Drug.63:869−892(2003)参照)の治療薬として開発されるようになってきた。NK受容体は知覚神経上などに発現しており、その受容体の機能(神経伝達など)を拮抗薬が阻害することによって薬効が発現すると考えられている。また、GABA受容体作動薬であるバクロフェンを逆流性食道炎の患者に服用させたところ、食道内のpHがほぼ正常範囲に保たれており、症状の緩和を示した(Koek,GH.,Sifrim,D.,Lerut,T.,Jamssens,J.,Tack,J.Effect of GABA(B)agonist baclofen in patients with symptoms and duodeno−gastroesophageal reflux refractory to proton pump inhibitors.Gut.52:1397−1401(2003)参照)。この作用機序として、食道と胃噴門部にある下部食道括約筋の弛緩をバクロフェンが抑制したことにより胃酸の食道内への逆流が抑制されたものと考えられている。しかし、何れの薬物も十分な効果が得られておらず、決め手となる有用な薬剤が無いのが現状である。このような状況下に、内臓痛に対する治療、予防剤として、有効性が高くかつ、安全性の高い薬剤の開発が求められている。
一方、リジンは抗ストレス効果を有することが、これまでに明らかとなっている(国際公開第03/076445号パンフレット参照)。また、リジンは5−HT受容体の拮抗薬であることが判明している(Smriga,M.,Torii,K.L−lysine acts like a partial serotonin receptor 4 antagonist and inhibits serotonin−mediated intestinal pathologies and anxiety in rats.Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.100:15370−15375(2003)参照)。これらのことから、リジンは消化管運動にも影響を及ぼすことが示唆された。さらに、これまでに、リジンのストレスに対する有効性がげっ歯類のモデル動物を用いた試験において調べられており、例えば、ラットを用いたラップストレスモデルにおいて治療効果を有することが示されている(特願2002−271944号参照)。以上のことから、リジンはストレスが関与する下痢等を治療あるいは予防することが示唆されている。しかしながら、内臓痛に対する効果は今まで明らかではなかった。
本発明の課題は、消化管疾患に伴う内臓痛に対し、既存の薬剤よりも有効性が高く、かつ副作用の低減された内臓痛予防・治療剤を提供することである。また、該内臓痛予防・治療用の医薬、飲食品及び食品補助剤を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、リジンを投与又は摂取することにより、消化管疾患に伴う内臓痛を効果的に改善することを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤。
(2)さらにリジン以外のアミノ酸を含有する、(1)に記載の予防・治療剤。
(3)リジンが、L−体である(1)又は(2)に記載の予防・治療剤。
(4)成人1日あたりのリジンの投与量が全量で、1〜30gである、(1)〜(3)のいずれかに記載の予防・治療剤。
(5)消化管疾患が非器質的消化管疾患である、(1)〜(4)のいずれかに記載の予防・治療剤。
(6)非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、(5)に記載の予防・治療剤。
(7)機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、(6)に記載の予防・治療剤。
(8)消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、(1)〜(4)のいずれかに記載の予防・治療剤。
(9)リジンの有効量を投与することを含む、消化管疾患に伴う内臓痛の予防・治療方法。
(10)さらにリジン以外のアミノ酸を投与することを含む、(9)に記載の予防・治療方法。
(11)リジンがL−体である、(9)又は(10)に記載の方法。
(12)成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gである、(9)〜(11)のいずれかに記載の方法。
(13)消化管疾患が非器質的消化管疾患である、(9)〜(12)のいずれかに記載の方法。
(14)非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、(13)に記載の方法。
(15)機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、(14)に記載の方法。
(16)消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、(9)〜(12)のいずれかに記載の方法。
(17)消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤を製造するためのリジンの使用。
(18)さらにリジン以外のアミノ酸を併せて使用することを特徴とする、(17)に記載の使用。
(19)リジンがL−体である、(17)又は(18)に記載の使用。
(20)成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gであることを特徴とする、(17)〜(19)のいずれかに記載の使用。
(21)消化管疾患が非器質的消化管疾患である、(17)〜(20)のいずれかに記載の使用。
(22)非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、(21)に記載の使用。
(23)機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、(22)に記載の使用。
(24)消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、(17)〜(20)のいずれかに記載の使用。
(25)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療のための医薬組成物。
(26)さらにリジン以外のアミノ酸を含有する、(25)に記載の医薬組成物。
(27)リジンがL−体である、(25)又は(26)に記載の医薬組成物。
(28)成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gであることを特徴とする、(25)〜(27)のいずれかに記載の医薬組成物。
(29)消化管疾患が非器質的消化管疾患である、(25)〜(28)のいずれかに記載の医薬組成物。
(30)非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、(29)に記載の医薬組成物。
(31)機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、(30)に記載の医薬組成物。
(32)消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、(25)〜(28)のいずれかに記載の医薬組成物。
(33)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用医薬。
(34)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用飲食品。
(35)内臓痛予防・治療のために用いるものであるという表示を付した、(34)に記載の飲食品。
(36)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用食品補助剤。
(37)リジンを含有する組成物、および該組成物の消化管疾患に伴う内臓痛予防および/または治療への使用に関する説明を記載した記載物を含む商業的パッケージ。
(38)リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤、および該剤の消化管疾患に伴う内臓痛予防および/または治療への使用に関する説明を記載した記載物を含む商業的パッケージ。
図1はストレス誘発ラット結腸拡張内臓痛モデルにおいて内臓知覚閾値を測定したグラフである。
以下に本発明の実施の形態について説明する。
本発明は有効成分としてリジンを含有することに特徴を有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤に存する。
本発明において有効成分として使用するリジンの異性体に関しては、L−体、D−体、及びDL−体の何れも使用可能であるが、好ましくは、L−体が用いられる。
本発明の予防・治療剤は、所望により、本発明の目的を達成できる範囲で、さらにリジン以外のアミノ酸(医薬活性物質)を含有していてもよい。つまり、本発明の予防・治療剤においては、リジンをリジン以外のアミノ酸(医薬活性物質)と、例えば混合又は組み合わせて使用することができる。リジン以外のアミノ酸としては必須アミノ酸等が挙げられ、好ましくはアルギニン、ヒスチジン、ロイシン、バリン、グリシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、グルタミン、イソロイシン等が挙げられる。最も好ましくはアルギニン、ヒスチジン、グリシン、グルタミン酸等と混合又は組み合わせて使用する。このような場合、本発明で目的とする有効成分リジンとリジン以外のアミノ酸(例えば、好ましくはアルギニンなど)との混合物又は組み合わせであれば本発明に含まれるものとする。
尚、本発明においてその有効成分に使用するリジン及びその他のアミノ酸は、その一部又は全部についてそれぞれ、遊離体のみならず、塩の形態で使用することもできる。なお本明細書において、リジンとはその塩を含む概念である。塩の形態には酸付加塩や塩基との塩等を挙げることもでき、リジン又はその他の上記のアミノ酸の医薬品又は食品として許容される塩を選択することが好ましい。リジン又はその他の上記のアミノ酸にそれぞれ付加して医薬品又は飲食品として許容される塩を形成するものとしては、例えば、塩化水素、臭化水素、硫酸、リン酸塩等の無機塩、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸又はモノメチル硫酸等の有機塩が挙げられる。
本発明の予防・治療剤は、内臓痛の治療、予防等のために使用される。ここでいう治療とは、症状の改善、病状ないし症状の進展(悪化)防止をも含む概念である。
本発明において、「内臓痛」とは、消化管疾患において、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)及び大腸(結腸、直腸)の消化管の収縮あるいは拡張、炎症により体内で遊離される物質などにより誘発されるものと定義することができる(腹痛 改訂版 その臨床と基礎、1987年、藤原ら編集、現在医療社)。本発明における消化管疾患には、非器質的消化管疾患又は器質的消化管疾患が含まれる。非器質的消化管疾患としては、機能性胃腸疾患、例えば、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群等が挙げられる。また器質的消化管疾患としては、例えば、逆流性食道炎及び炎症性腸障害(例えば、潰瘍性大腸炎及びクローン病等)が挙げられる。
本発明の治療・予防剤は、内臓痛の中でも、特に消化管痛に有効である。ここに消化管痛とは、食道、胃、小腸及び大腸の痛みをいう。
本発明の予防・治療剤は、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒト等)に対して有用である。
本発明の薬剤の投与形態(又は食品としての摂取形態)には特に制限は無く、経口投与、または点滴投与、注射投与(経静脈投与)等の非経口投与(摂取)でも良く、特に限定しないが、有効成分がアミノ酸であることから経口投与であることが好ましい。経口投与剤としては、顆粒剤、細粒剤、粉剤、被覆錠剤、錠剤、坐剤、散剤、(マイクロ)カプセル剤、チュアブル剤、シロップ、ジュース、液剤、懸濁剤、乳濁液、など、また注射剤としては静脈直接注入用、点滴投与用、活性物質の放出を延長する製剤等などの医薬製剤一般の剤型を採用することができる。
経口投与の場合、投与量は投与する患者の症状、年齢、投与方法によって異なるが、成人1日当たり、リジン本体として通常1〜30g程度、好ましくは1〜20g程度、より好ましくは1〜10g程度である。
また、点滴投与、注射投与(経静脈投与)等、非経口投与(摂取)をする場合の投与量については、前記経口投与についての好ましい投与量(摂取量)範囲の10〜20分の1程度を投与することができる。
本発明の予防・治療剤は、常法により製剤化することができる。製剤上の必要に応じて、薬理学的に許容し得る各種の製剤用物質(補助剤等として)を配合することができる。製剤用物質は製剤の剤型により適宜選択することができるが、例えば、賦形剤、希釈剤、添加剤、崩壊剤、結合剤、被覆剤、潤滑剤、滑走剤、滑沢剤、風味剤、甘味剤、可溶化剤等が挙げられる。更に、製剤用物質を具体的に例示すると、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、ラクトース、マンニトール及びその他の糖類、タルク、牛乳蛋白、ゼラチン、澱粉、セルロース及びその誘導体、動物及び植物油、ポリエチレングリコール、及び溶剤、例えば滅菌水及び一価又は多価アルコール、例えばグリセロール等を挙げることができる。
本発明の予防・治療剤は常法以外にも、将来開発される様々な医薬製剤の形態によっても製剤化することができる。その製剤には将来開発される方法を適宜採用することができる。
以上に例示した製剤形態にある本発明の予防・治療剤には、薬効を奏するに有効な量の前記成分を含有すべきことは当然のことである。薬効を奏するに有効な量の前記成分を含有すべきことについては以下に記す医薬、飲食品及び食品補助剤への使用についても当てはまることである。
本発明の予防・治療剤は、特に医薬、飲食品又は食品補助剤として使用することができる。医薬として使用する場合には、その形態は特に限定されるものではなく、上記製剤をそのまま使用しても良い。また飲食品及び食品補助剤の場合にも、その形態は特に限定されるものではなく、例えば、リジンのみを、本発明の効果を発揮させるのに必要な量で、飲食品及び食品補助剤に含有させても良い。
本発明は有効成分がアミノ酸であるため、安全性に優れており、飲食品の形態でも簡便に使用することができる。本発明を飲食品に使用するには、特に困難は無く、例えばジュース、牛乳、菓子、ゼリー等に混ぜて飲食することができる。またこのような食品を保健機能食品として提供することも可能であり、この保健機能食品には、内臓痛予防・治療のために用いるものであるという表示を付した飲食品、特に特定健康用食品なども含まれる。
本発明の薬剤を食品補助剤として使用する場合、例えば錠剤、カプセル、散剤、顆粒、懸濁剤、チュアブル剤、シロップ剤等の形態に調製することができる。本発明における食品補助剤とは、食品として摂取されるもの以外に栄養を補助する目的で摂取されるものをいい、栄養補助剤、サプリメントなども含む。また、本発明の食品補助剤には一部の保健機能食品も含まれうる。
本発明の組成物または薬剤と、その用途への使用に関する説明を記載した記載物を含むパッケージにおいて、記載物としては、用途・効能や投与方法などに関する説明事項を記載したいわゆる能書などが挙げられる。
次に、実施例により本発明をさらに詳細に述べる。なお、以下の実施例は、本発明を説明するものであって、本発明をこれに限定するものではない。
(実施例1)
ストレス誘発ラット結腸拡張内臓痛モデルを用いたリジンの効果
ラップストレスのモデルとして、ウイリアムズら(Williams,C.L.,Villar,R.G.,Peterson,J.M.,Burks,T.F.(1988)Stress−induced changes in intestinal transit in the rat:a model for irritable bowel syndrome.Gastroenterol.94:611−621)が報告している方法、内臓痛モデルとして、原田ら(Harada,Y.,Nishioka,K.,Kitahata,L.M.,Nakatani,K.,and Collins,J.G.(1995)Contrasting actions of intrathecal U50,488H,morphine, or [D−Pen,D−Pen]enkephalin or intravenous U50,488H on the visceromotor response to colorectal distension in the rat.Anesthesiology.83:336−343)が報告している方法に準じ作成したモデルを用いた。即ち、8週齢のSD系雄性ラットの前肢に綿テープを巻き、2時間放置した。その後、ラットを軽度のエーテル麻酔下に、綿テープをほどき、さらに肛門から非侵襲的にバルーンカテーテルを挿入した。30分後、Distensionバルーンの内圧が80mmHg(cut off値)に達するまで、水を流速0.9ml/minで注入し、目視による腹筋収縮が認められた時点のDistensionバルーンの内圧を内臓知覚閾値として測定した。バルーンによる刺激の間隔は5分とし、内臓知覚閾値を5〜8回測定し、連続して安定した3回分の閾値を平均した値を、平均の内臓知覚閾値として測定した。統計検定はStudent’s t−testを用いた。平均の内臓知覚閾値測定5分後に、リジンを1g/kg又は3g/kg経口投与し、10分間隔で閾値の測定を投与2時間後まで実施した。リジンの効果の統計検定は、Dunnett’s testを用いた。
結果を図1に示した。ストレスを負荷したラットの内臓知覚閾値は、23.88mmHgと求められ、ストレスを負荷していないラットの内臓知覚閾値(30.17mmHg)と比べて有意に低下することが確認された。
さらに、リジンを1g/kg又は3g/kg経口投与した場合、投与10分後から有意にストレスによって低下した内臓知覚閾値が上昇し、約2時間有意な上昇が認められた。
(実施例2)
GABA受容体に対するリジンの作用
GABA受容体に対する試験は、ケラーら(Kerr,D.I.B.,Ong,J.,Johnston,G.A.R.,Abbenante,J.and Prager,R.H.(1988)2−hydroxy−saclofen: an improved antagonist at central and peripheral GABAreceptors.Neurosci.Lett.92:92−96)の報告している方法に準じて実施した。モルモットより回腸を摘出した。摘出した組織は、酸素(95%酸素、5%二酸化炭素)を通気した37℃の緩衝液(NaCl 118.0,KCl 4.7,MgSO 1.2,CaCl 2.5,KHPO 1.2,NaHCO 25,グルコース11.0(pH7.4)(単位:mM))とナロキソン(1μM、オピオイド受容体拮抗薬)、メチセルジド(1μM、5−HT受容体拮抗薬)、オンダンセトロン(10μM、5−HT受容体拮抗薬)、GR113808(0.01μM、5−HT受容体拮抗薬)、インドメサシン(1μM、プロスタグランジン放出抑制薬)を添加した溶液中に吊るした。60分間以上した後、リジン0.3,3,30mMを緩衝液に加え、電気刺激による回腸の収縮に対する影響を測定した。
結果を表1に示した。リジンはGABA受容体を介した回腸収縮を濃度依存的に抑制した。
Figure 2006046746
なお、表1においては、電気刺激による回腸の収縮を100%として算出した。
(実施例3)
NK受容体に対するリジンの作用
NK受容体に対する試験は、エモンズら(Emonds−Alt,X.,Advenier,C.,Croco,T.,Manara,L.,Neliat,G.,Poncelet,M.,Proietto,V.,Santucci,V.,Soubrie,P.,Van Broeck,D.,Vilain,P.,Le Fur,G.and Breliere,J.C.(1993)SR48968,a neurokinin A(NK2)receptor antagonist.Regul.Peptides.46:31−36)の報告している方法に準じて実施した。ウサギより肺動脈を摘出した。摘出した組織は、酸素(95%酸素、5%二酸化炭素)を通気した37℃の緩衝液(NaCl 118.0,KCl 4.7,MgSO 1.2,CaCl2.5,KHPO 1.2,NaHCO 25,グルコース 11.0(pH7.4)(単位:mM))とベネキシトラミン(1μM、α受容体拮抗薬)、プロプラノロール(1μM、β受容体拮抗薬)、ピリラミン(1μM、ヒスタミンH1受容体拮抗薬)、アトロピン(1μM、ムスカリン受容体拮抗薬)、メチセルジド(1μM、5−HT受容体拮抗薬)を添加した溶液中に吊るした。60分間以上した後、リジン0.3,3,30mMを緩衝液に加え、[βAla]NKA(4−10)による肺動脈の収縮を測定した。
結果を表2に示した。リジンはNK受容体を介した肺動脈の収縮を濃度依存的に抑制した。
Figure 2006046746
なお、表2においては、[βAla]NKA(4−10)による肺動脈の収縮を100%として算出した。
以上述べたことから、本発明により提供されるリジンを含む予防・治療剤が、内臓痛の治療、予防等に有効であることは明らかである。
本発明により、消化管疾患に伴う内臓痛、特に、機能性胃腸疾患(過敏性腸症候群、機能性胃腸症、機能性腹痛症候群等)等の非器質的消化管疾患、並びに、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎及びクローン病等)及び逆流性食道炎等の器質的消化管疾患等の消化管疾患にともなう内臓痛に対する予防・治療剤を提供することができる。本発明の予防・治療剤は安全性に優れ、既存の消化管機能改善薬に比べて有用であり、医薬として使用できる。また、有効成分がアミノ酸であることから、安全性が高く、副作用がほとんどないので、飲食品や食品補助剤としても使用できる。
本出願は、日本で出願された特願2004−311090号を基礎としており、それらの内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (37)

  1. リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤。
  2. さらにリジン以外のアミノ酸を含有する、請求項1に記載の予防・治療剤。
  3. リジンがL−体である、請求項1又は2に記載の予防・治療剤。
  4. 成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の予防・治療剤。
  5. 消化管疾患が非器質的消化管疾患である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の予防・治療剤。
  6. 非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、請求項5に記載の予防・治療剤。
  7. 機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項6に記載の予防・治療剤。
  8. 消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の予防・治療剤。
  9. リジンの有効量を投与することを含む、消化管疾患に伴う内臓痛の予防・治療方法。
  10. さらにリジン以外のアミノ酸を投与することを含む、請求項9に記載の予防・治療方法。
  11. リジンがL−体である、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 消化管疾患が非器質的消化管疾患である、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、請求項13に記載の方法。
  15. 機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項14に記載の方法。
  16. 消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
  17. 消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療剤を製造するためのリジンの使用。
  18. さらにリジン以外のアミノ酸を併せて使用することを特徴とする、請求項17に記載の使用。
  19. リジンがL−体である、請求項17又は18に記載の使用。
  20. 成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gであることを特徴とする、請求項17〜19のいずれか1項に記載の使用。
  21. 消化管疾患が非器質的消化管疾患である、請求項17〜20のいずれか1項に記載の使用。
  22. 非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、請求項21に記載の使用。
  23. 機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項22に記載の使用。
  24. 消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、請求項17〜20のいずれか1項に記載の使用。
  25. リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療のための医薬組成物。
  26. さらにリジン以外のアミノ酸を含有する、請求項25に記載の医薬組成物。
  27. リジンがL−体である、請求項25又は26に記載の医薬組成物。
  28. 成人1日あたりのリジンの投与量が全量で1〜30gであることを特徴とする、請求項25〜27のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  29. 消化管疾患が非器質的消化管疾患である、請求項25〜28のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  30. 非器質的消化管疾患が機能性胃腸疾患である、請求項29に記載の医薬組成物。
  31. 機能性胃腸疾患が、過敏性腸症候群、機能性胃腸症及び機能性腹痛症候群からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項30に記載の医薬組成物。
  32. 消化管疾患が、炎症性腸疾患及び逆流性食道炎からなる群から選ばれる少なくとも1種の器質的消化管疾患である、請求項25〜28のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  33. リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用医薬。
  34. リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用飲食品。
  35. 内臓痛予防・治療のために用いるものであるという表示を付した、請求項34に記載の飲食品。
  36. リジンを含有する、消化管疾患に伴う内臓痛予防・治療用食品補助剤。
  37. リジンを含有する組成物、および該組成物の消化管疾患に伴う内臓痛予防および/または治療への使用に関する説明を記載した記載物を含む商業的パッケージ。
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