JPWO2006035662A1 - メモリ領域管理方法、ブラウザプログラムおよびマークアップ言語文書処理装置 - Google Patents

メモリ領域管理方法、ブラウザプログラムおよびマークアップ言語文書処理装置 Download PDF

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Abstract

組込み系OSのようなOSにおいてアプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザにおいて、最初に開かれる第1のページに対しては、ページに割り当て可能なメモリ領域の全体を使用させる(S13)。第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対して、前記メモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該ページに使用させる(S14)。この空き領域では足りない場合、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうち少なくとも一部を開放して、前記新たに開かれるページに使用させる(S16)。それでもなお空き領域が足りない場合、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放して当該ページに使用させる(S20)。これにより、複数のページを同時に開くときのメモリの使用効率を高め、結果としてユーザの利便性を向上させる。【選択図】図18

Description

本発明は、マークアップ言語文書の閲覧を行うブラウザプログラムおよびマークアップ言語文書処理装置、さらにはそのメモリ領域管理方法に関するものである。
パーソナルコンピュータ(PC)を初めとして、コンピュータにより制御される種々の機器においてはマンマシンユーザインタフェースとして、表示装置の表示画面上で情報を表示する枠組みとしての「ウインドウ」が利用されることが多い。
従来、機器上で、複数のウインドウ表示が可能なアプリケーションを動作させたとき、ウインドウを1つ開くたびにその表示に必要なメモリ領域をアプリケーションが獲得し、ウインドウを閉じると獲得していたメモリ領域を解放するという動作が行われている。
マイクロソフト社(Microsoft Corporation)のWindows(登録商標)のような通常、PCで利用されるOSでは、アプリケーションが必要なメモリをOSがフレキシブルに確保してくれるので、アプリケーションはかなり多数のウインドウを開くためのメモリ領域を確保することが可能である。例えば、WindowsのようなOS上で動作するインターネットブラウザアプリケーションは、複数のWebページを互いに異なるウインドウで表示することが一般的になっている。通常の複数のウインドウ表示が可能なアプリケーションと同様に、ウインドウを一つ開くたびにその表示に必要なメモリ領域をアプリケーションが獲得し、ウインドウズを閉じると獲得していたメモリ領域を解放する。
また、Windows(登録商標)マシンにおいて、サーバからの符号化された画像データをクライアントで断片的に受信してキャッシュして表示する技術に関し、キャッシュしている符号化された画像データの内、再生画像に影響の少ないキャッシュデータを削除してキャッシュにおけるデータのオーバフローを防止しながらユーザの要求に応じた表示を行う画像処理方法が提案されている(特許文献1)。
特開2004−145760号公報 特開2003−256219号公報 特開平7−334339号公報 特開2003−316591号公報 山本繁寿、有末一寿、「組み込み機器とプログラミング言語」(Interface 2002年3月号,p.44−48)
しかしながら、携帯電話機、自動車、各種家電製品等のいわゆる組込み機器(Embedded device)と呼ばれる機器(特許文献2参照)に利用される組込み系OSでは、アプリケーションに固定のメモリ領域が割り当てられている場合があり、ウインドウを開くために確保可能なメモリ領域は比較的少なく、割り当てを超えてメモリ領域を確保することはできない。組込みOSでは、空きメモリを探してきてアプリケーションに割り当てる仕組みは用意されていないからである(非特許文献1)。したがって、組込み系OSでは、ブラウザアプリケーションが複数のページを同時に開く(あるいページを開いたまま他のページを開く)ためには、システムから割り当てられた固定のメモリ領域内で当該動作を行う必要がある。
1つの解決策として、1つのページを表示するためのウインドウに対して割り当てるメモリ領域を定め、1つのページを開く必要が生じるたびに1つのウインドウ分のメモリ領域を確保することが考えられる。しかし、この方法では、ある1つのページを表示するために必要なメモリ容量が、割り当てられたメモリ領域を越えてしまうと、仮に他のウインドウに割り当てられたメモリ領域に空きがあっても、そのページは表示できず、極めてメモリの使用効率が悪く、ユーザの利便性も低い。
一方、同時に開くことができる最大ウインドウ数を定めておき、あるウインドウを開いた後さらに別のウインドウを開く場合には、最下位のウインドウを消去して新しいウインドウを開くために必要なメモリ領域を確保し、新しいウインドウを開く技術が提案されている(特許文献3)。
また、複数のページの同時表示とは直接関係しないが、プラグイン方式を用いて様々な埋め込みデータ処理機能拡張を実現するブラウザに関し、所定のプラグインモジュールを記憶する所定の容量の記憶装置にさらに別のプラグインモジュールを記憶するには容量が不足する場合に記憶装置に記憶されているプラグインモジュールを削除する技術が提案されている(特許文献4)。
上記のようにインターネットブラウザにおいて、新しいページを開くために、以前のウインドウを消去してメモリ領域を解放することは、次のような問題がある。例えば、電子商取引等のWebサイトでは発注や決済に用いるWWWサーバ上のCGI(Common Gateway Interface)に対してデータを再度ブラウザから送信しなければならず、データが消去された後では同じページを表示することは困難になる。その結果、発注や支払いの重複などのユーザに不測の不利益を与える恐れもある。表示するページのデータはネットワーク上にあるので、再度取得する際に必ず取得することを保証できない。この課題は、特に無線通信ネットワークで顕著である。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、組込み系OSのようなOSにおいてアプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザにおいて、複数のページを同時に開くときのメモリの使用効率を高め、結果としてユーザの利便性を向上させることにある。
本発明によるメモリ領域管理方法は、アプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザプログラムを実行する装置において開かれる新たなページに対してメモリ領域を使用させるメモリ領域管理方法であって、ページを開く要求に対して、そのページが最初に開かれる第1のページである場合、ページに割り当て可能なメモリ領域の全体を使用させるステップと、前記第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対して、前記割り当て可能なメモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該他のページに使用させるステップと、前記新たに開かれる他のページが必要とするメモリ領域が前記空き領域では足りない場合、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうちページに埋め込まれる埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放するステップと、開放されたメモリ領域を含む空き領域を前記新たに開かれるページに使用させるステップと、前記埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放しても空き領域が足りない場合、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップとを備えたことを特徴とする。
このように、本発明ではメモリを効率よく使用するために、同時に開くページの数に上限値を規定せず、ページを開くために使用可能な所定メモリ領域を設け、第1のページを開くときには所定メモリ領域の全てを使用させる。また、第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対しては、所定メモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該他のページに使用させる。これによって、同時に開かれるページの個数によらず効率的なメモリの利用が可能となる。
また、新たに開かれる他のページが必要とするメモリ領域が前記空き領域では足りない場合、2段階の処理で対応する。すなわち、まず、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうちページに埋め込まれる埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放することにより、新たなページの表示を可能とする(後述する第1のメモリ解放)。換言すれば、マークアップ言語文書自体は残すことにより、再度表示の際の当該文書の取得や再解釈の処理を省略することができる。
埋込み情報のみの記憶領域の開放は、特にキャッシュメモリを有する場合に有用である。すなわち、ページを構成するマークアップ言語文書および前記埋込み情報をキャッシュメモリに記憶しておき、前記メモリ領域の少なくとも一部が開放されたページを再度開く際に前記キャッシュメモリに当該埋込み情報が存在すれば前記キャッシュメモリから当該埋込み情報を読み出して利用することができる。これにより、消去された埋込み情報の取得および再表示が迅速に行える。
前記既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうち埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放しても空き領域が足りない場合、第2段階の処理として、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップを備える。すなわち、前記一部を破棄しても新しいページを開くためのメモリ領域が足りない場合には、前記他のページの全てのデータ(例えば、埋込み情報を含むマークアップ言語文書データおよびこれに対応する表示データの両方)を破棄することにより、空き領域を大幅に確保できる。このとき、さらに、ページのデータだけでなく、ウインドウ関連データ、すなわち、ウインドウでの設定データやウインドウ自体の表示データも破棄することでさらに空き領域を確保できる(後述する第2のメモリ解放)。
但し、この場合、前記既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップを実行する前に、装置のユーザにその実行に対する許可を求めるステップをさらに備えることが好ましい。これにより、消去するページが決済処理や検索処理のようにCGIを利用しており、ページ消去により再現性が保証できなくなるような場合に、ページ消去をキャンセルすることをユーザに可能ならしめる効果がある。
なお、それでもページをすべて開くことができない場合には、ページの一部分だけを開くようにしてもよい。
前記ブラウザプログラムは、例えば、表示画面上に開いた一つのウインドウ内に、開かれた複数のページを切り替えて表示するタイプのものである。
本発明は、さらに、上記各メモリ領域管理方法を端末上で実行するためのブラウザプログラムとして把握することができる。
また、本発明は、ブラウザプログラムをインストールしたマークアップ言語文書処理装置として把握することも可能である。
本発明によれば、組込み系OSのようなOSにおいてアプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザにおいて、当該固定のメモリ領域を、第1のページおよび後続のページに対して柔軟に使用させることにより、複数のページを同時に開くときのメモリの使用効率を高めることができる。結果として、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、メモリ領域の不足時のページ情報の破棄は、不足の程度に応じて段階的に行うことにより、破棄後の再表示の迅速性および再現性に配慮しつつ、メモリ領域の不足に対処することができる。
本発明が適用される装置の二例の外観を示す図である。 図1(a)に示したテレビ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1(b)に示した携帯電話機のハードウェア構成例を示ブロック図である。 本発明が適用される装置の基本的なソフトウェア構成を示す図である。 ブラウザのソフトウエア機能構成を示す図である。 本発明の実施の形態においてブラウザに割り当てられたメモリ領域の説明図を示す図である。 本発明の実施の形態においてブラウザ情報領域に格納されたページの各種情報を示す図である。 本発明の実施の形態においてウインドウに表示されたページのデータ構成例を示す図である 図6のブラウザ情報領域42内に格納される各種情報の内容を示す図である。 本発明が適用されるブラウザの一例として、いわゆるタブブラウザの画面例を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#1を開くときの処理を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#2を開くときの処理を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#3を開くときの処理を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#3に埋め込まれた画像#1を展開するときの処理を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#3に埋め込まれた画像#1を展開するときの処理を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#3に埋め込まれた画像#2をさらに展開するときの処理(メモリ獲得失敗)を示す図である。 本発明の実施の形態においてページ#3に埋め込まれた画像#2をさらに展開するときの処理(メモリ獲得成功)を示す図である。 本発明の実施の形態におけるブラウザのメモリ管理機能のメモリ領域管理の処理例を表したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施の形態では、第1のメモリ解放において、ページの表示データのうち画像情報を消去する場合について説明する。
(発明が適用される装置)
図1は、本発明が適用されるマークアップ言語文書処理装置の二例の外観を示している。図1(a)は第1の例としてインターネット接続機能を有するテレビ装置55の例を示している。図2(b)は第2の例として携帯電話機10の例を示している。
図1(a)のテレビ装置55は、この例では、データ放送対応、すなわちBMLおよびHTML対応のテレビ装置の例を示し、専用のリモートコントローラ50が付属している。このテレビ装置55は、放送に限らず、インターネット等、通信ネットワーク経由で得られた情報も表示可能である。リモートコントローラ50は、チャンネルキーおよびその他の操作キーが設けられている。
なお、リモートコントローラ50は、カラーボタンなどを持たないリモートコントローラであっても構わない。リモートコントローラ50の通信媒体は一般的には赤外線(IrDA)であるが、必ずしも赤外線に限られるものではなく、また、有線・無線を問わない。
図1(a)に示したテレビ装置55は、マークアップ言語文書処理装置を内蔵したものを示すが、いわゆるセットトップ型のようなマークアップ言語文書処理装置をテレビ装置本体に外付けする型のものであってもよい。
図1(b)の携帯電話機10は、電話機能の他、操作部13の操作により通信ネットワークに接続され、ディスプレイ8の画面上でウェブ情報の閲覧が行えるようになっている。携帯電話機10はディスプレイ8を有する上部筐体と、テンキー等の各種キーおよびカーソル移動操作キー等を含む操作部13を備えた下部筐体とをヒンジ部で結合した折り畳み型の機器を示している。但し、本発明が適用される携帯電話機は二つ折り型であるか否かは問わない。このような通信ネットワークに接続され、ウェブ情報の閲覧を行える携帯電話機も、本発明の適用の対象となるマークアップ言語文書処理装置の一種と言える。
なお、図1(a)(b)に示した装置は本発明が適用される装置の典型例を挙げたものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
図2はテレビ装置55のハードウェア構成例を示すブロック図である。このテレビ装置55は、本実施の形態にかかるブラウザをインストールした情報処理装置であって、中央制御部201と、RAM202と、ROM203と、ディスプレイドライバ204と、ディスプレイ205と、ネットワークインタフェース206、ユーザインタフェース(UI)デバイスインタフェース207と、フラッシュメモリ208と、IR受光部209と、アンテナ211と、データ放送対応の放送受信部212とを有している。
中央制御部201、RAM202、ROM203、ディスプレイドライバ204、ネットワークインタフェース206と、ユーザインタフェース(UI)デバイスインタフェース207、フラッシュメモリ208、放送受信部212は互いにバス210により接続されており、このバス210を介して相互にデータの授受、コマンドの送受などが行われるようになっている。
RAM202は、中央制御部201の演算結果や外部から取得したデータ(マークアップ言語文書を含む)を一時的に保持格納するメモリである。ROM203は、オペレーティングシステム(OS)やブラウザ203aなどのプログラムや固定的なデータを保存する不揮発性のメモリであり、中央制御部201がROM203からこれらのプログラムやデータを読み取り、プログラムに従って所定の処理を実行する。フラッシュメモリ208は、外部から取得したデータや、メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)などの情報を後の処理のために保持しておく再書き込み可能な不揮発性のメモリである。この例では、ブラウザ203aをROM203内に格納しているが、フラッシュメモリ208内に格納してもよい。ネットワークインタフェース206は、外部ネットワークとの接続を確立し、外部ネットワーク(インターネット等)とのデータの送受信を行う機能を有し、例えば、LANボードなどによって構成される。ユーザインタフェースデバイスインタフェース207は、例えばIR受光部209でリモートコントローラ50からの入力を受け取り、これを中央制御部201に渡す機能を有する。Ir受光部209は、リモートコントローラ50が発した赤外線信号を受光すると、電気信号に変換してユーザインタフェースデバイスインタフェース207に渡す機能を有する。
ディスプレイドライバ204は、中央制御部201から文書やイメージ等の表示情報を受け取り、これに基づいてディスプレイを駆動する機能を有する。ディスプレイ205は、液晶表示装置、CRT表示装置、プラズマ表示装置等の任意の表示装置であって、ディスプレイドライバ204からの駆動信号に基づいて画面を光学的に表示する機能を有する。放送受信部212はアンテナ211で受信された放送波から所望のチャンネルの信号を抽出し、復調再生する機能を有する。この放送受信部212は、携帯電話向けの地上波データ放送に対応するものであってもよい。
図3は、携帯電話機10のハードウェア構成例を示している。携帯電話機10の各部の制御は、バス11を介する中央制御部(例えばCPU)1のプログラム制御により実現される。ROM2は、そのための制御プログラムや初期装備されたアプリケーションプログラム、および固定的なデータを格納する通常読み出し専用のメモリである。RAM3は、データの一時的な保存領域や作業領域を提供する読み書き可能なメモリである。フラッシュメモリ4は、前述したような各種のデータを不揮発的に記憶する再書き込み可能なメモリである。ブラウザ2aはROM2内に格納している(但し、フラッシュメモリ4に格納してもよい。)無線ネットワークインタフェース6は、アンテナ5を介して基地局と無線による音声およびデータの通信を行う部位である。ディスプレイドライバ7は、中央制御部1により制御され、各種の情報の描画処理を行い、表示部であるディスプレイ8の表示画面上に表示を行う。操作部13は、中央制御部1の制御下で、各種操作キーを含むキー、マイク、スピーカ等のユーザインタフェースデバイスを含む部位である。携帯電話機10は、これらの他、図示しないが地上波データ放送等の放送受信部を備えてもよい。
(システムの説明)
図4に本発明が適用される装置の基本的なソフトウェア構成を示す。この構成は本発明が適用される装置の別を問わず、基本的には同じである。ROM等のメモリに格納されたアプリケーションとしてのブラウザプログラム23(2aおよび203aに対応)は、システム(オペレーティングシステム:OS)21の制御下で動作可能となる。そのために、システム21は、アプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる。図4に示すように、ユーザ等からブラウザの起動要求があった場合、システム21はメモリ(RAM)25上にブラウザ用メモリ領域26を獲得して、ROM上のブラウザプログラム23をロードする。ブラウザは、このとき割り当てられたブラウザ用メモリ領域26内で実行し、必要なデータを保持する必要がある。後述するように、OS21から割り当てられたブラウザ用メモリ領域26の範囲内で、ブラウザが各ページに使用させるメモリ領域の管理はブラウザ自身が行う。
(ブラウザのソフトウエア機能構成)
図5はブラウザのソフトウエア機能構成を示している。
ブラウザは、ページの取得指示30があると、マークアップランゲージ(ML)文書取得部31が、指示された当該ページのML文書を取得する。以下でのML文書としてHTML文書を例として説明する。但し、本発明におけるML文書はHTML文書に限るものではない。取得したHTML文書は、パーサ32、ページメーカ33により順次処理され、レイアウト情報と文字情報が生成される。レイアウト情報と文字情報はメモリ39(図2のRAM202および図3のRAM3に対応)に格納される。一方、取得したHTML文書はキャッシュ処理部35によりメモリ39にキャッシュされる。
HTML文書の中に、特定のタグ、例えばイメージタグ<img>により画像が指定されている場合、画像取得部36は、指定された画像ファイルを取得し、画像展開部37で画像情報(ビットマップデータ)に展開(デコード)し、メモリ39に格納する。一方、取得したHTML文書は、キャッシュ処理部35によりメモリ39にキャッシュされる。レイアウタ34は、レイアウト情報に従って文字情報および画像情報を表示する。
ページメーカ33、画像展開部37及びキャッシュ処理部35からのメモリ39へのデータの書き込みは、メモリマネージャ38を介して行われる。メモリマネージャ38は、各部からの要求に対してメモリ39上にメモリ領域を確保し、データの書き込みを行うようになっている。
(ブラウザ割り当てメモリ領域)
図6に、ブラウザに割り当てられたメモリ領域の説明図を示す。本実施の形態に係るシステム環境においては、上述の通り、システムはブラウザに固定のメモリ領域を割り当てる。ブラウザは、割り当てられたメモリ領域内にブラウザが実行するためのブラウザ実行領域41と、ブラウザが扱うデータ(キャッシュデータと表示データ)を格納するために使用されるブラウザ情報領域42を確保する。
本実施の形態に係るブラウザは、ブラウザ情報領域42の最大メモリ領域(容量)を、表示するページ、言い換えればウインドウ毎に分けることなく、一つの領域として使用する。例えば、図7に示すように、ブラウザ情報領域42に、ページ#1用キャッシュ情報、ページ#2用キャッシュ情報、ページ#1用表示情報(レイアウト情報、文字情報、画像情報など)、ページ#2用表示情報を書き込んでいく。なお、図7では、各種情報はブラウザ情報領域42内で連続しており一つのフラグメントを形成しているが、必ずしもこのようでなくてもよく、非連続な複数のフラグメントに分かれていてもよい。
(ウインドウとページ)
本明細書において「ウインドウ」とは画面上に開かれた表示枠を意味し、「ページ」とはウインドウ内に表示される内容を意味する。ブラウザが開く1つのウインドウ内には、1つのURLで指定されるページが表示される。さらにページには、通常、埋込み情報(例えば、画像、動画など)が埋め込まれている。例えば、図8に示すように、一つのページ610(ページ#1)は、1つのHTML文書と同ページに埋め込まれた複数(ここでは2つ)の埋込み情報612、613(画像#1、画像#2)で構成される。また、ページが複数のフレームで構成されているときもある。この場合、一つのウインドウは複数のフレームに分割され、各フレームにはそれぞれ異なるURLを持つページが表示される。
図8に示すように、このページ#1を、一つのウインドウ600(ウインドウ#1)内に開いた場合にブラウザ情報領域42内に格納される各種情報の内容を図9に示す。図9から分かるように、キャッシュ情報710として、ページ#1HTML文書711と、画像オリジナルデータ712、713(画像#1、画像#2のオリジナル情報)、つまり圧縮された画像ファイルが格納される。また、ページ表示情報720として、同HTML文書を解析して得られたレイアウト情報721、文字情報722、ページ#1に埋め込まれた画像#1、画像#2の情報723、724(圧縮された画像ファイルを展開した後のデータ)が格納される。さらに、図7に示さなかったが、ウインドウ関連情報730として、ウインドウ#1における各種設定情報731(例えば、表示フォントサイズなど)、ウインドウ#1の枠、ユーザインターフェース(ボタン、メニュー、タブ等)などのウインドウ#1表示情報732が格納される。
図10に、本発明が適用されるブラウザの一例として、いわゆるタブブラウザの画面例を示す。タブブラウザとは、通常、紙ファイルの管理のための紙ベースのフォルダに付属している「タブ」に模して、表示画面上で、それぞれフォルダに相当する複数のウインドウの識別および選択の手助けとなるタブ部62、63、64を設けたウインドウを含むウインドウ表示画面を用いるものである。複数のウインドウはタブ部以外完全に重なっているために、画面61上には実質的には1つのウインドウが開かれているのみである。一般的なブラウザでは、新しくページを開くたびに画面上に新しいウインドウが開かれ、画面がウインドウであふれかえり、操作が面倒となる。これに対して、タブブラウザでは実質的なウインドウは一つしかなく、新しいページの作成時にはタブが追加されて同ウインドウ内に表示される。したがって、画面上にウインドウが大量に生成されることがない。したがって、起動された1つのブラウザについて、図9に示したウインドウ関連情報730はタブに関するもの以外、1組で足りる。現在選択されていないタブのページは隠れているのみで、タブの選択により直ちにそのページを表示させる(アクティブにする)ことができる。図10の例では、3つのページにそれぞれタブ部62、63、64が割り当てられており、現在、タブ64のページがアクティブとなっている。
(ページ#1を開くときの処理)
次に、本実施の形態に係るブラウザが、1つ目のページ#1を開くときの処理について説明する。
図11に示すように、ページ#1のHTML文書を取得すると(ステップ(1))、キャッシュ機能811は、メモリ管理機能814に対してページ#1HTML文書をキャッシュするためのメモリ獲得要求を行う(ステップ(2))、メモリ管理機能814は指示されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(3))。次にキャッシュ機能811は、ページ#1HTML文書をページ#1キャッシュ情報としてメモリ上に書き込む(ステップ(4))。
一方、ページ解釈機能812は、ページ#1HTML文書を解釈し、これに基づいてレイアウト情報、文字情報が生成されるが、これらの情報を書き込むためのメモリ獲得をメモリ管理機能814に要求する(ステップ(5))。メモリ管理機能814は要求されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(6))。その後、ページ解釈機能812は、レイアウト情報及び文字情報をメモリ上に書き込む(ステップ(7))。
次に、ページ#1に埋め込まれた画像#1を取得すると(ステップ(8))、キャッシュ機能811は、メモリ管理機能814にメモリ獲得を要求し(ステップ(9))、メモリ管理機能814は、要求されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(10))。メモリ獲得に成功したならば、キャッシュ機能811は、画像#1をメモリ上にキャッシュする(ステップ(11))。
一方、画像展開機能813は、画像#1の画像ファイルをデコードするため、メモリ管理機能814にメモリ獲得を要求する(ステップ(12))。メモリ管理機能814がメモリ領域をメモリ上に獲得したならば(ステップ(13))、画像展開機能813は画像#1を展開してメモリ上に展開済みの画像#1のデータ(以下、画像#1情報という)を書き込む(ステップ(14))。
このように、メモリ管理機能814は、ブラウザ情報領域の全てからキャッシュ情報および表示情報の格納に必要なメモリ領域を確保することができる。これにより、もしページ#1がとても大きくてもブラウザ情報領域42の最大使用可能容量まで使って表示を行うことができる。
(ページ#2を開くときの処理)
上述のページ#1を開いた状態でさらにページ#2を開いた場合について説明する。ページ#2には2つの画像#1、#2が埋め込まれているものとする。
図12のステップ(1)〜ステップ(14)までのページ#2のHTML文書および画像#1についての処理は上述と同様に行われ、ブラウザ情報領域42の空き領域に、必要なメモリ領域を獲得して各情報を書き込む。さらに、ページ#2の画像#2についてもステップ(8)〜(14)と同様に、画像#2の取得(ステップ(15))、画像#2のキャッシュ(ステップ(16)〜(18))および画像#2の展開データの書き込み(ステップ(19)〜(21))が行われる。
このように、ブラウザ情報領域の空き領域に余裕があれば、第1のページに続いて第2のページにその空き領域を使用させて、複数のページを開くことができる。
(ページ#3を開くときの処理)
上述のページ#1、#2を開いた状態でさらにページ#3を開いた場合について説明する。ページ#3には1つの画像#1が埋め込まれているものとする。
図13に示すように、ページ#3HTML文書を取得すると(ステップ(1))、キャッシュ機能811は、メモリ管理機能814に対してページ#1HTML文書をキャッシュするためのメモリ獲得要求を行う(ステップ(2))、メモリ管理機能814は、指示されたメモリ領域をメモリ上の空き領域に獲得する(ステップ(3))。次にキャッシュ機能811は、ページ#1HTML文書をメモリ上に書き込む(ステップ(4))。
一方、ページ解釈機能812は、ページ#1HTML文書を解釈し、これに基づいてレイアウト情報、文字情報が生成され、これらの情報を書き込むためのメモリ獲得をメモリ管理機能814に要求する(ステップ(5))。メモリ管理機能814は要求されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(6))。その後、ページ解釈機能812は、レイアウト情報及び文字情報をメモリ上に書き込む(ステップ(7))。
次に、図14に示すように、ページ#3に埋め込まれた画像#1を取得すると(ステップ(8))、キャッシュ機能811は、メモリ管理機能814にメモリ獲得を要求し(ステップ(9))、メモリ管理機能814は、要求されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(10))。メモリ獲得に成功したならば、キャッシュ機能811は、画像#1のオリジナルデータをメモリ上にキャッシュする(ステップ(11))。
一方、画像展開機能813は、画像#1の画像ファイルをデコードするため、メモリ管理機能814にメモリ獲得を要求する(ステップ(12))。この要求に従ってメモリ管理機能814が、必要なメモリ領域をメモリ上の空き領域に獲得することを試みる(ステップ(13))。しかし、この例では、空き領域が十分でないため、メモリ管理機能814はメモリ獲得に失敗する(ステップ(14))。そこで、メモリ管理機能814は、現在非アクティブなページ#1の表示情報の一部である画像#1情報の破棄を決定し、実行する(ステップ(15))。これにより、画像#1の分だけメモリが解放され、空き領域が増える。このような、ページの表示情報の一部を破棄して空き領域を拡張することを、メモリの「第1の解放」と呼ぶ。
この後、図15に示すように、メモリ管理機能814は、画像#1情報を書き込むためのメモリ領域を再び獲得することを試み(ステップ(16))、成功する(ステップ(17))。そして画像展開機能813はページ#3の画像#1を展開してメモリ上に画像#1情報を書き込む(ステップ(18))。
このように、本実施の形態に係るブラウザによれば、情報を書き込むためのメモリ領域を空き領域に確保できない場合には、非アクティブなページ#1の表示情報(この例では、レイアウト情報、文字情報および画像情報)のうち一部(この例では埋込み情報としての画像情報)を破棄してメモリを解放して空き領域を拡張することにより、新しいページ#3用にメモリ領域を確保してページ#3を開くことを可能にする。
「第1の解放」では、ページの一部、特にレイアウト情報を残し、その他の情報、この例では画像を破棄しているので、ユーザが再び当該ページを開くことを要求した場合に、全ての処理を初めから実行する必要は無い。例えば、上述の例では、ページ#1の表示が要求されたとき、キャッシュされた画像#1のオリジナルデータを呼び出して再び展開することでページ#1を容易に且つ迅速に表示することが可能である。
この例では、ページの表示情報のうち、破棄する情報として画像を取り扱っているが、特に画像に限定されるものではなく、ページに埋め込まれている音声、動画など、他の任意のオブジェクトデータであってもよい。さらに、レイアウト情報や文字情報であってもよいが、ページを再び開くときにHTML文書を再度解釈する必要が生じるのであまり効率的ではない。つまり、本発明の好適な態様の一つは、レイアウト情報や文字情報を残し、HTML文書中で指定された画像、動画、音声などの外部オブジェクトのデコード済みデータを破棄することである。
ここで「非アクティブなページ」とは、アクティブでないページを意味する。アクティブなページとは、通常、最も前面に表示され、ユーザの閲覧および操作の対象となるページである。例えば図10のタブブラウザの例では、新しいページ#3を開くことにより、アクティブなページ#3により隠れてしまい表示されなくなったページが非アクティブなページである。従って、この例では、ページ#1、#2がともに「非アクティブなページ」である。第1のメモリ開放において、非アクティブなページが複数存在する場合、いずれのページの情報を破棄するかは設定次第であって特に限定されない。また、複数の非アクティブなページから、その情報の一部を破棄するようにしても構わない。
ここでは、実際にページ#3HTML文書を書き込んだ後で、画像#1情報を書き込むための空き領域がないと判断しているが、ページ#3HTML文書を解釈した段階でどのくらいのメモリが必要かを決定又は推測して、第1のメモリ解放が必要かどうかを判断してもよい。
次に、ページ#3がさらに画像#2を含んでいる場合について説明する。図16に示すように、画像展開機能813は、画像#2の画像ファイルを取得すると(ステップ(19))、キャッシュ機能811は、メモリ管理機能814に必要なメモリ領域のメモリ獲得を要求し(ステップ(20))、メモリ管理機能814は、要求されたメモリ領域をメモリ上に獲得する(ステップ(21))。メモリ獲得に成功したならば、キャッシュ機能811は、画像#2のオリジナルデータをメモリ上にキャッシュする(ステップ(22))。
次に、これをデコードするために、メモリ管理機能814に、必要なメモリ領域のメモリ獲得を要求する(ステップ(23))。この要求に従ってメモリ管理機能814が必要なメモリ領域をメモリ上の空き領域に獲得することを試みる(ステップ(24))。しかし、この例では、空き領域が十分でないため、メモリ管理機能814はメモリ獲得に失敗する(ステップ(25))。そこで、メモリ管理機能814は、ページ#1にそれ以上破棄可能な画像がないことを確認した後、ユーザに対してページ#1を閉じてもよいか否かを問い合わせる(ステップ(26))。ユーザの了解を得られたならば、メモリ管理機能814は、ページ#1の全ての情報、つまり、キャッシュ情報、レイアウト情報及び文字情報を破棄する(ステップ(27))。これにより、画像#2情報を書き込むのに十分な空き領域を確保することができる。これを、メモリの「第2の解放」と呼ぶ。
次いで、図17に示すように、メモリ管理機能814は、ページ#3画像#2情報を書き込むためのメモリ領域を再び獲得することを試み(ステップ(28))、成功する(ステップ(29))。そして画像展開機能813は画像#2を展開してメモリ上に画像#2情報を書き込む(ステップ(30))。
一方、図16に示すステップ(26)において、ユーザに確認を取ったときに、ユーザがページ#1の破棄を認めなかったときは、ページ#1の全ての情報を破棄することをキャンセルし、ブラウザはページ#3を、処理済の範囲、この例ではテキストおよび画像#1を表示する。
もちろん、ページ#1の全ての情報を削除する前に、ページ#2の画像#1情報、画像#2情報を破棄してもよい。
(メモリ領域管理のフローチャート)
図18に本実施の形態におけるブラウザのメモリ管理機能814のメモリ領域管理の処理例を表したフローチャートを示す。
ページを開く要求があったとき(S11,Yes)、そのページが第1のページであれば(S12,Yes)、使用可能なブラウザ情報領域42の最大メモリ領域を当該ページに対して使用させる(S13)。ここで「ページを開く」とは未だ表示していない新たなページを表示させることを意味する。すなわち、開いたが非アクティブとなっているページを再度アクティブにする場合は含んでいない。
ステップS12において、開く対象のページが第2のページ以降である場合、最大メモリ領域の空き領域のすべてを当該ページに使用させる(S14)。この空き領域が足りない場合(S15,Yes)、第1のメモリ解放を実行して、新たに空き領域となった部分も含めて当該ページに使用させる(S16)。なお空き領域が足りない場合(S17,Yes)、ユーザに対して第2のメモリ解放を行ってよいかどうかを問い合わせる(S18)。ユーザの回答がOKであれば(S19,Yes)、第2のメモリ解放を実行して新たな空き領域も含めて当該ページ用に使用させる(S20)。それでも空き領域が足りない場合(S21,Yes)、足りている分だけの内容を表示する旨のメッセージを出力し(S22)、そのような表示を行う。但し、このようなメッセージ出力は必須のものではない。
本発明は、携帯電話網のような無線通信ネットワークで用いられる無線移動体端末上で動作するブラウザプログラムに最適である。つまり、無線通信ネットワークでは端末が移動するため通信環境が変動することが多く、現在開いているページを一旦閉じてしまうと再び開くことができるかどうか保証が無い。そこで、新しいページを開くためのメモリ解放を段階的に行うことにより、「第1の解放」では再び非アクティブなページを表示すること(再現性)をできるだけ保証しつつ新しいページを開き、「第2の解放」ではページの全ての情報を破棄する前にユーザの確認を得ることで、ページが再び開けなくなると不都合が生じるページであればユーザにページの情報破棄をキャンセルする機会を与えることが可能である。
本発明を適用して好適なブラウザの一例としてタブブラウザを挙げたが、本発明はタブブラウザへの適用に限られるものではない。
本発明は、マークアップ言語文書の閲覧を行うブラウザプログラムおよびマークアップ言語文書処理装置の製造や開発等に利用することができる。

Claims (13)

  1. アプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザプログラムを実行する装置において開かれる新たなページに対してメモリ領域を使用させるメモリ領域管理方法であって、
    ページを開く要求に対して、そのページが最初に開かれる第1のページである場合、ページに割り当て可能なメモリ領域の全体を使用させるステップと、
    前記第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対して、前記割り当て可能なメモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該他のページに使用させるステップと、
    前記新たに開かれる他のページが必要とするメモリ領域が前記空き領域では足りない場合、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうちページに埋め込まれる埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放するステップと、
    開放されたメモリ領域を含む空き領域を前記新たに開かれるページに使用させるステップと、
    前記埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放しても空き領域が足りない場合、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップと
    を備えたことを特徴とするメモリ領域管理方法。
  2. ページを構成するマークアップ言語文書および前記埋込み情報をキャッシュメモリに記憶するステップと、
    前記メモリ領域の少なくとも一部が開放されたページを再度開く際に前記キャッシュメモリに当該埋込み情報が存在すれば前記キャッシュメモリから当該埋込み情報を読み出して利用するステップと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のメモリ領域管理方法。
  3. 前記既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップを実行する前に、装置のユーザにその実行に対する許可を求めるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のメモリ領域管理方法。
  4. 前記ブラウザプログラムは表示画面上に開いた一つのウインドウ内に、開かれた複数のページを切り替えて表示することを特徴とする請求項1に記載のメモリ領域管理方法。
  5. アプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作し、開かれるページに対してメモリ領域を使用させる機能を有するブラウザプログラムであって、
    ページを開く要求に対して、そのページが最初に開かれる第1のページである場合、ページに割り当て可能なメモリ領域の全体を使用させるステップと、
    前記第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対して、前記割り当て可能なメモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該他のページに使用させるステップと、
    前記新たに開かれる他のページが必要とするメモリ領域が前記空き領域では足りない場合、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうちページに埋め込まれる埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放するステップと、
    開放されたメモリ領域を含む空き領域を前記新たに開かれるページに使用させるステップと、
    前記埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放しても空き領域が足りない場合、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップと
    を実行するブラウザプログラム。
  6. ページを構成するマークアップ言語文書および前記埋込み情報をキャッシュメモリに記憶するステップと、
    前記メモリ領域の少なくとも一部が開放されたページを再度開く際に前記キャッシュメモリに当該埋込み情報が存在すれば前記キャッシュメモリから当該埋込み情報を読み出して利用するステップと
    を備えたことを特徴とする請求項5記載のブラウザプログラム。
  7. 前記既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップを実行する前に、装置のユーザにその実行に対する許可を求めるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5記載のブラウザプログラム。
  8. 表示画面上に開いた一つのウインドウ内に、開かれた複数のページを切り替えて表示することを特徴とする請求項5記載のブラウザプログラム。
  9. アプリケーションに対して固定のメモリ領域を割り当てる環境で動作するブラウザプログラムを実行するマークアップ言語文書処理装置であって、
    マークアップ言語文書およびその文書中に埋め込まれる埋込み情報を受信する通信部と、
    前記受信されたマークアップ言語文書および埋込み情報を記憶する記憶部と、
    前記マークアップ言語文書を解析し、前記埋込み情報とともに表示する表示部と、
    前記記憶部のメモリ領域を、開かれる新たなページに対して使用させるメモリ領域管理部とを備え、
    前記メモリ領域管理部は、
    ページを開く要求に対して、そのページが最初に開かれる第1のページである場合、ページに割り当て可能なメモリ領域の全体を使用させ、
    前記第1のページが開かれている状態で新たに他のページを開く要求に対して、前記割り当て可能なメモリ領域の現時点の空き領域の全体を当該他のページに使用させ、
    前記新たに開かれる他のページが必要とするメモリ領域が前記空き領域では足りない場合、既に開かれているページに使用させるメモリ領域のうちページに埋め込まれる埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放し、
    前記埋込み情報を記憶したメモリ領域を開放しても空き領域が足りない場合、既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放し、
    開放されたメモリ領域を含む空き領域を前記新たに開かれるページに使用させる
    ことを特徴とするマークアップ言語文書処理装置。
  10. ページを構成するマークアップ言語文書および前記埋込み情報を記憶するキャッシュメモリを備え、
    前記メモリ領域管理部は、前記メモリ領域の少なくとも一部が開放されたページを再度開く際に前記キャッシュメモリに当該埋込み情報が存在すれば前記キャッシュメモリから当該埋込み情報を読み出して利用することを特徴とする請求項9記載のマークアップ言語文書処理装置。
  11. 前記既に開かれている少なくとも1つのページが使用しているすべてのメモリ領域を開放するステップを実行する前に、装置のユーザにその実行に対する許可を求めるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項9記載のマークアップ言語文書処理装置。
  12. 前記ブラウザプログラムは表示画面上に開いた一つのウインドウ内に、開かれた複数のページを切り替えて表示することを特徴とする請求項9に記載のマークアップ言語文書処理装置。
  13. 前記通信部は無線ネットワークインタフェースを含むことを特徴とする請求項9記載のマークアップ言語文書処理装置。
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