JPWO2006030679A1 - 通信端末 - Google Patents

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Abstract

通信端末はCPU(28)を含む。CPU(28)は、ルータ(16)に向けて繰り返し応答を要求する要求信号のサーバ(14)への送信依頼を発行する。すると、ルータ(16)によってサーバ(14)に要求信号が送信され、かつ受信ポートが一時的に開放される。サーバ(14)からは、要求信号に応答して応答信号が繰り返し返送される。応答信号には、要求信号の受信から返送までの待ち時間を示す時間情報が添付される。受信ポートが開放されている間に返送された応答信号はルータ(16)を通って通信端末に達するが、閉鎖後に返送された応答信号はルータ(16)で破棄される。CPU(28)は、最後に受信された応答信号に添付の時間情報が示す時間を発行周期(T)として、ルータ(16)に向けて送信依頼を繰り返し発行する。

Description

この発明は、通信端末に関し、特にたとえば、送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される、通信端末に関する。
従来この種の通信端末は一般に、応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて発行する。すると、ルータによって要求信号が外部サーバに送信され、かつ受信ポートが一時的に開放される。外部サーバからは、応答信号が返送される。通信端末は、外部サーバから返送された応答信号を、開放された受信ポートを通して受信する。
従来技術によれば、外部サーバが応答信号にコマンドを含めて返送することによって、通信端末は、外部サーバからのコマンドを受け付けることができる。
しかしながら、従来技術では、受信ポートが開放されている期間だけしかコマンドを受け付けることができない。送信依頼を頻繁に発行すれば、受信ポートが継続的に開放された状態を作り出すことができるものの、通信回線への負荷が大きくなる。
発明の概要
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な通信端末を提供することである。
この発明に他の目的は、通信回線への負荷を最小限に抑えながら、受信ポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる、通信端末を提供することである。
請求項1の発明に従う通信端末は、送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末であって、次のものを備える:繰り返し応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて発行する第1発行手段;第1発行手段によって発行された送信依頼に対する外部サーバからの応答信号を受信ポートを通して受信する受信手段;および受信手段の受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定手段。
第1発行手段は、繰り返し応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて発行する。かかる送信依頼が発行されると、ルータによって、繰り返し応答を要求する要求信号が外部サーバに送信され、かつ受信ポートが一時的に開放される。外部サーバからは、応答信号が繰り返し返送される。返送された応答信号は、開放された受信ポートを通って受信手段により受信される。
第1発行手段が送信依頼を発行したとき開放された受信ポートは、一定期間が経過すると閉鎖される。受信ポートが閉鎖されると、以降、受信手段は応答信号を受信しなくなるので、受信手段による受信結果に基づいて、送信依頼が発行されたときルータが受信ポートを開放させる期間(ポート開放期間)を知ることができ、ひいては送信依頼の最適な発行周期を決定することができる。
決定手段は、かかる受信手段の受信結果に基づいて、送信依頼の発行周期を決定する。こうして決定される周期、つまりポート開放期間を超えない最も長い周期、換言すればポート開放期間に等しいかまたはそれよりもわずかに短い周期で第1発行手段が送信依頼を発行すれば、通信回線への負荷を最小限に抑えながら、受信ポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる。
請求項2の発明に従う通信端末は、請求項1に従属し、応答信号は依頼受信時刻から応答送信時刻までの時間を示す時間情報を含み、決定手段は受信手段によって最後に受信された応答信号に含まれる時間情報に基づいて発行周期を決定する。
最後に受信された応答信号に含まれる時間情報は、ポート開放期間を超えない最長時間、つまりポート開放期間に等しいかそれよりもわずかに短い時間を示す。このため、最後に受信された応答信号に含まれる時間情報を参照することによって、簡単かつ適切に発行周期を決定することができる。
請求項3の発明に従う通信端末は、請求項1に従属し、繰り返し応答の停止を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を決定手段による決定の後にルータに向けて発行する第2発行手段をさらに備える。
決定手段による決定が行われた後、第2発行手段が送信依頼を発行する。するとルータから、繰り返し応答の停止を要求する要求信号が外部サーバに送信され、外部サーバによる応答信号の繰り返し返送が停止される。
発行周期決定後は応答信号の繰り返し返送が停止されるので、応答信号による通信回線への負荷を軽減することができる。
請求項4の発明に従う通信端末は、請求項1に従属し、外部サーバとの間の通信路が切断されたとき第1発行手段の発行動作を停止させる停止手段をさらに備える。
第1発行手段の発行動作は、外部サーバと通信端末との間の通信路が切断されたとき、停止手段によって停止される。これにより、受信ポートが継続的に開放された状態は解消される。こうして、外部サーバとの通信を終えた後に受信ポートを閉鎖することで、不正アクセスを防止することができる。
請求項5の発明に従う通信端末は、送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末であって、次のものを備える:互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて繰り返し発行する第1発行手段;第1発行手段によって発行された送信依頼に対する外部サーバからの応答信号を受信ポートを通して受信する受信手段;および受信手段の受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定手段。
第1発行手段は、互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて繰り返し発行する。第1発行手段が送信依頼を発行する度に、ルータによって、互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号が外部サーバに送信され、かつ受信ポートが一時的に開放される。外部サーバからは、第1発行手段によって送信依頼が発行される度に、応答信号が互いに異なるタイミングで返送される。
第1発行手段が送信依頼を発行したとき開放された受信ポートは、一定期間が経過すると閉鎖される。互いに異なるタイミングで返送される応答信号のうち、受信ポートの閉鎖よりも遅いタイミングで返送された応答信号は、受信手段によって受信されない。このため、受信手段による受信結果に基づいて、送信依頼が発行されたときルータが受信ポートを開放させる期間(ポート開放期間)を知ることができ、ひいては送信依頼の最適な発行周期を決定することができる。
決定手段は、かかる受信手段の受信結果に基づいて、送信依頼の発行周期を決定する。こうして決定される周期、つまりポート開放期間を超えない最も長い周期、換言すればポート開放期間に等しいかまたはそれよりもわずかに短い周期で第1発行手段が送信依頼を発行すれば、通信回線への負荷を最小限に抑えながら、受信ポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる。
請求項6の発明に従う通信端末は、請求項5に従属し、要求信号によって要求される応答タイミングを延長方向および短縮方向のいずれか一方に向けて更新する更新手段をさらに備える。
更新手段は、要求信号によって要求される応答タイミングを延長方向および短縮方向のいずれか一方に向けて更新する。これにより、繰り返し発行される送信依頼に対する応答タイミングは、早まる方向および遅れる方向のどちらかに単調に変化する。
請求項7の発明に従う通信端末は、請求項6に従属し、更新手段による更新方向は延長方向であり、決定手段は受信手段によって最後に受信された応答信号に基づいて発行周期を決定する。
送信依頼が発行される度に、送信依頼に対する応答タイミングが段々遅れていく。このため受信手段は、ある時点までは応答信号を繰り返し受信しているが、ある時点を過ぎると応答信号を受信しなくなる。最後に受信される応答信号の応答タイミングは、ポート開放期間を超えない最長時間を示すので、最後に受信された応答信号に基づいて適切に発行周期を決定することができる。
請求項8の発明に従う通信端末は、請求項7に従属し、受信手段によって応答信号が受信されない状態が所定時間継続したとき更新手段の更新幅を縮小する縮小手段をさらに備える。
送信依頼の発行周期を決定する精度が向上し、その結果、通信回線への負荷を最小限に抑えることができる。
請求項9の発明に従う通信端末は、請求項6に従属し、更新手段による更新方向は短縮方向であり、決定手段は受信手段によって最初に受信された応答信号に基づいて発行周期を決定する。
送信依頼が発行される度に、送信依頼に対する応答タイミングが段々早まっていく。このため受信手段は、ある時点までは応答信号を受信しないが、ある時点を過ぎると応答信号を繰り返し受信するようになる。最初に受信される応答信号の応答タイミングは、ポート開放期間を超えない最長時間を示すので、最初に受信された応答信号に基づいて適切に発行周期を決定することができる。
請求項10の発明に従う通信端末は、請求項9に従属し、受信手段によって応答信号が最初に受信されたとき更新手段の更新幅を縮小する縮小手段をさらに備える。
送信依頼の発行周期を決定する精度が向上し、その結果、通信回線への負荷を最小限に抑えることができる。
請求項11の発明に従う通信端末は、請求項5に従属し、応答信号は依頼受信時刻から応答送信時刻までの時間を示す時間情報を含み、決定手段は時間情報に基づいて発行周期を決定する。
応答信号に含まれる時間情報は、依頼受信時刻から応答送信時刻までの時間、つまり応答タイミングを示す。このため、受信された応答信号に含まれる時間情報を参照することによって、簡単に発行周期を決定することができる。
請求項12の発明に従う通信端末は、請求項5に従属し、応答停止を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を決定手段による決定の後にルータに向けて発行する第2発行手段をさらに備える。
決定手段による決定が行われた後、第2発行手段が送信依頼を発行する。するとルータから、応答の停止を要求する要求信号が外部サーバに送信され、外部サーバによる応答信号の返送が停止される。
発行周期決定後は応答信号の返送が停止されるので、応答信号による通信回線への負荷を軽減することができる。
請求項13の発明に従う通信端末は、請求項5に従属し、外部サーバとの間の通信路が切断されたとき第1発行手段の発行動作を停止させる停止手段をさらに備える。
第1発行手段の発行動作は、外部サーバとの通信端末との間の通信路が切断されたとき、停止手段によって停止される。これにより、受信ポートが継続的に開放された状態は解消される。こうして、外部サーバとの通信を終えた後に受信ポートを閉鎖することで、不正アクセスを防止することができる。
請求項14の発明に従う制御プログラムは、送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、次のものを備える:繰り返し応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて発行する第1発行ステップ;第1発行ステップによって発行された送信依頼に対する外部サーバからの応答信号を受信ポートを通して受信する受信ステップ;および受信ステップの受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定ステップ。
請求項15の発明に従う制御プログラムは、送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、次のものを備える:互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼をルータに向けて繰り返し発行する第1発行ステップ;第1発行ステップによって発行された送信依頼に対する外部サーバからの応答信号を受信ポートを通して受信する受信ステップ;および受信ステップの受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定ステップ。
この発明によれば、ルータに最適な周期、つまり送信依頼が発行されたときルータが受信ポートを開放させる期間(ポート開放期間)を超えない最も長い周期で、ルータに向けて送信依頼を繰り返し発行するので、通信回線への負荷を最小限に抑えながら、受信ポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図であり;
図2(A)はルータがUPnPに対応している場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図2(B)はルータがUPnPに対応している場合に用いられるポート通知パケットの構成を示す図解図であり、
図2(C)はルータがUPnPに対応している場合に行われる通信処理の他の一部を示すシーケンス図であり;
図3(A)はルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図3(B)はルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の他の一部を示すシーケンス図であり;
図3(C)はルータがUPnPに対応していない場合に用いられるポート通知パケットの構成を示す図解図であり;
図4はクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図5はクライアントCPUの動作の他の一部を示すフロー図であり;
図6はクライアントCPUの動作のその他の一部を示すフロー図であり;
図7はクライアントCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図であり;
図8はクライアントCPUの動作の他の一部を示すフロー図であり;
図9はサーバCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図10はサーバCPUの動作の他の一部を示すフロー図であり;
図11は他の実施例においてルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図12は図11実施例におけるクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図13は図11実施例におけるサーバCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図14はその他の実施例におけるクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図15は図14実施例におけるサーバCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図16はさらにその他の実施例においてルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図17は図16実施例におけるクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図18は別の実施例においてルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図19は図18実施例におけるクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;
図20は図18実施例におけるクライアントCPUの動作の他の一部を示すフロー図であり;
図21はまた別の実施例においてルータがUPnPに対応していない場合に行われる通信処理の一部を示すシーケンス図であり;
図22は図21実施例におけるクライアントCPUの動作の一部を示すフロー図であり;そして
図23は図21実施例におけるクライアントCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の監視カメラシステム10は、Webカメラ12を含む。Webカメラ12は、ルータ16およびDSLモデム18を介してインターネット20に接続される。インターネット20にはサーバ14が接続されており、Webカメラ12は、このサーバ14を通して、インターネット20に接続された端末たとえば携帯電話22からの操作を受け付ける。具体的な操作としては、たとえば撮像ユニット24およびカメラ処理回路26を通して感度,ズーム倍率などを調節したり、図示しない駆動ユニットを介してWebカメラ12の向きを制御したりする操作が挙げられる。
なお、ルータ16には、Webカメラ12だけでなく、必要に応じて他の情報家電,PCなどが接続される。こうしてWebカメラ12,他の情報家電,PCなどがルータ16を介して互いに接続された結果、1つのLANが構成される。ルータ16は、ただ1つのグローバルIPアドレスを持ち、LANを構成する1つ1つの機器にはプライベートIPアドレスを割り当てる。そして、LAN側の機器がインターネット20側の機器と通信するとき、LAN側で用いられるプライベートIPアドレスおよび送信元ポート番号と、インターネット側で用いられるグローバルIPアドレスおよびレスポンス待ちポート番号とを互いに変換するアドレス/ポート変換処理を実行する。
ルータ16としては、UPnP(Universal Plug & Play)プロトコルに対応したタイプと非対応タイプとの2種類が用いられる。Webカメラ12は、サーバ14と協働して、まず自分に接続されたルータ16のタイプに適した制御方式を選択し、そして選択された制御方式に従って携帯電話22からの操作を受け付ける。なお、ルータ16がUPnP対応タイプか否かは、UPnPが採用するディスカバリ機能たとえばSSDP(Simple Service Discovery Protocol)を利用することにより判別できる。
制御方式の選択を含む初期設定は、具体的には、次のようにして行われる。すなわち、Webカメラ12は、電源が投入されたとき、ルータ16がUPnP対応型か否かを判別するために、まずルータ16にSSDPに基づくM−SEARCHパケットを送信する。図2(A)には、ルータ16がUPnP対応型である場合の初期設定の手順が示され、図3(A)には、ルータ16がUPnP非対応型である場合の初期設定の手順が示されている。
まず図2(A)を参照して、ルータ16がUPnP対応型の場合、ルータ16は、Webカメラ12(クライアント)からのM−SEARCHパケットに応じ、Webカメラ12に200OKパケットを返送する。200OKパケットを受信したWebカメラ12は次に、ルータ16にグローバルIPアドレスを要求する。ルータ16は、Webカメラ12の要求に応じ、Webカメラ12にグローバルIPアドレスを通知する。
こうしてグローバルIPアドレスを取得したWebカメラ12は次に、特定ポートを開放するようルータ16に要求する。ルータ16は、Webカメラ12の要求に応じ、特定ポートを開放する。この後、特定ポート宛に送られてきたパケットは、ルータ16により全てWebカメラ12に転送される。
続いてWebカメラ12は、サーバ14に向けてUDP(User Datagram Protocol)に従うポート通知パケットを送信する。ルータ16がUPnP対応型であるときWebカメラ12(クライアント)がルータ16に送信するポート通知パケットの構成が図2(B)に示されている。図2(B)を参照して、ポート通知パケットのデータ領域には、ルータ16によって開放された特定ポートのポート番号が記述される。なお、データ領域には、認証のための機器IDなどが必要に応じてさらに記述される。
ヘッダ領域には、他のパケットと同じように、プライベートIPアドレスおよび送信元ポート番号が記述される。ヘッダ領域内のプライベートIPアドレスおよび送信元ポート番号は、ルータ16を通過するときグローバルIPアドレスおよびレスポンス待ちポート番号に変換される。
サーバ14は、Webカメラ12からのポート通知パケットを受信し、受信されたポート通知パケットのデータ領域から特定ポート番号を抽出し、かつ同じポート通知パケットのヘッダ領域からグローバルIPアドレスを抽出する。そして、抽出されたアドレスおよび抽出されたポート番号によって特定される宛先にレスポンスパケットを送信する一方、抽出されたアドレスおよび抽出されたポート番号をRAM36に保持する。送信されたレスポンスパケットは、ルータ16によってWebカメラ12へと転送される。RAM36に保持されたアドレスおよびポート番号は、後にWebカメラ12へコマンドを送信するとき参照される。なお、RAM36内のデータたとえばアドレス,ポート番号,コマンド等は、HDD44によってバックアップされる(以下同様)。
次に図3(A)を参照して、ルータ16がUPnP非対応型の場合、ルータ16は、Webカメラ12からM−SEARCHパケットが送られてきても何も応答しない。Webカメラ12は、M−SEARCHパケットを送信しても200OKパケットが返送されてこないため、ルータ16がUPnP非対応型であると判断し、最適送信間隔(T)を求めるための処理に移る。
最適送信間隔算出処理では、まずクライアントつまりWebカメラ12がUDPに従うテスト開始パケットをサーバ14に送信する。
送信されたテスト開始パケットは、ルータ16によってアドレス/ポート変換処理を施され、アドレス/ポート変換処理を施されたパケットがサーバ14によって受信される。このときルータ16では、レスポンス待ちポートが開放され、また、送信元アドレスつまりWebカメラ12のプライベートIPアドレスと、変換前後のポート番号つまり送信元ポート番号およびレスポンス待ちポート番号とがテーブルに記録される。テスト開始パケットに応じて開放されたレスポンス待ちポートは、所定期間たとえば15秒が経過すると閉じられる。
サーバ14は、テスト開始パケットを受信してから所定時間たとえば2秒後にレスポンスパケットをクライアントに送信する。レスポンスパケットには、テスト開始パケットの受信からの経過時間を示す時間情報つまり“2秒”が記述される。
2秒後に送信されたレスポンスパケットは、ルータ16において、上記テーブルに基づくアドレス/ポート変換処理を施され、アドレス/ポート変換処理を施されたパケットがWebカメラ12によって受信される。Webカメラ12は、受信されたレスポンスパケットから時間情報“2秒”を抽出し、抽出された時間情報“2秒”をレジスタ“T”に記録する。
サーバ14はさらに、テスト開始パケットを受信してから4秒後,6秒後,…にもレスポンスパケットをクライアントに送信する。レスポンスパケットには、経過時間“4秒”,“6秒”,…が記述される。
4秒後,6秒後,…に送信されたレスポンスパケットもまた、ルータ16において同様のアドレス/ポート変換処理を施され、変換処理を施されたパケットがWebカメラ12によって受信される。Webカメラ12は、受信されたレスポンスパケットから時間情報“4秒”,“6秒”…を抽出し、抽出された時間情報“4秒”,“6秒”…をレジスタ“T”に前の値を上書きしながら記録する。従って、レジスタ“T”には常に、直近に受信されたレスポンパケットから抽出された時間情報が保持されることとなる。
そして、t秒後に送信されたレスポンスパケットがWebカメラ12によって受信され、この直後にレスポンス待ちポートが閉じられたとする。以降のレスポンスパケットつまり(t+2)秒後,(t+4)秒後,…に送信されたレスポンスパケットは、いずれもルータ16において破棄され、Webカメラ12には到達しない。
Webカメラ12は、前回の受信から5秒経過しても次のレスポンスパケットが受信されないので、テスト終了パケットを送信する。サーバ14は、テスト終了パケットを受け、レスポンスパケットの送信を終了する。この結果、Webカメラ12のレジスタ“T”には“t秒”が残され、従って“t秒”が最適送信間隔Tとなる。
このような初期設定が完了した後、Webカメラ12は、サーバ14を通して、端末つまり携帯電話22からのコマンドを受け付け、かつコマンドの実行結果を携帯電話22に返す。図2(C)には、ルータ16がUPnP対応型である場合のコマンドおよび実行結果の転送手順が示され、図3(B)には、ルータ16がUPnP非対応型である場合のコマンドおよび実行結果の転送手順が示されている。
まず図2(C)を参照して、UPnP対応型であるルータ16では、先の初期設定によって特定ポートが開放されている。携帯電話22から送信されたコマンドは、サーバ14によって受信される。サーバ14は、受信されたコマンドをRAM36に保持する一方、“コマンド有り”通知パケットをRAM36に保持されたアドレスおよびポート番号によって特定される宛先に送信する。
サーバ14から送信された“コマンド有り”通知パケットは、ルータ16によって受信される。ルータ16は、受信された“コマンド有り”通知パケットをWebカメラ12に転送する。
Webカメラ12は、ルータ16によって転送された“コマンド有り”通知パケットを受信し、TCP(Transmission Control Protocol)に従うコマンド要求パケットを送信する。送信されたコマンド要求パケットは、サーバ14によって受信され、応じてサーバ14は、RAM36に保持されたコマンドをクライアント宛に送信する。送信されたコマンドは、ルータ16によって所定のポートで受信され、ルータ16は、受信されたコマンドをWebカメラ12に転送する。
Webカメラ12は、ルータ16によって転送されたコマンドを受信し、受信されたコマンドを実行し、そして実行結果をTCPに従って送信する。送信された実行結果は、サーバ14によって受信され、サーバ14は、受信された実行結果を携帯電話22に転送する。転送された実行結果は、携帯電話22によって受信され、携帯電話22は、受信された実行結果をLCDモニタ(図示せず)に表示する。
次に図3(B)を参照して、ルータ16がUPnP非対応型であるため、クライアントつまりWebカメラ12は、初期設定で算出された最適送信間隔(T)で周期的にポート通知パケットを送信する。この結果、ルータ16では、レスポンス待ちポートが常時開放された状態となる。
ルータ16がUPnP非対応型であるときWebカメラ12(クライアント)がルータ16に送信するポート通知パケットの構成が図3(C)に示されている。図3(C)を参照して、ポート通知パケットのデータ領域には、無意のポート番号“0”が記述され、ヘッダ領域には、プライベートIPアドレスおよび送信元ポート番号が記述される。ヘッダ領域内のプライベートIPアドレスおよび送信元ポート番号は、ルータ16を通過するときグローバルIPアドレスおよびレスポンス待ちポート番号に変換される。
サーバ14は、Webカメラ12からのポート通知パケットを受信し、受信されたポート通知パケットのヘッダ領域からグローバルIPアドレスおよびレスポンス待ちポート番号を抽出する。そして、抽出されたアドレスおよびポート番号をRAM36に保持する。
携帯電話22から送信されたコマンドは、サーバ14によって受信される。サーバ14は、受信されたコマンドをRAM36に保持する一方、UDPに従う“コマンド有り”通知パケットをRAM36に保持されたアドレスおよびポート番号によって特定される宛先に送信する。サーバ14から送信された“コマンド有り”通知パケットは、ルータ16によってレスポンス待ちポートで受信され、ルータ16は、受信された“コマンド有り”通知パケットをWebカメラ12に転送する。
Webカメラ12は、ルータ16によって転送された“コマンド有り”通知パケットを受信し、TCPに従うコマンド要求パケットを送信する。送信されたコマンド要求パケットは、サーバ14によって所定のポートで受信され、サーバ14は、RAM36に保持されたコマンドをTCPに従ってクライアント宛に送信する。送信されたコマンドは、ルータ16によって所定のポートで受信され、ルータ16は、受信されたコマンドをWebカメラ12に転送する。
Webカメラ12は、ルータ16によって転送されたコマンドを受信し、受信されたコマンドを実行し、そして実行結果をTCPに従って送信する。送信された実行結果は、サーバ14によって受信され、サーバ14は、受信された実行結果を携帯電話22に転送する。転送された実行結果は、携帯電話22によって受信され、携帯電話22は、受信された実行結果をLCDモニタに表示する。
クライアントつまりWebカメラ12のCPU28は、電源等投入時、図4に示されたタイプ判別タスクを実行する。そしてタイプ判別タスク終了後、μITRONのようなマルチタスクOSの制御下で、図5および図6に示されたメインタスクと、図7に示されたポート通知パケット送信タスクと、図8に示されたコマンド実行タスクとを並列的に処理する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ30に格納される。
図4を参照して、タイプ判別タスクでは、まずステップS1でルータ16がUPnP対応型か否かを判別し、判別結果が否定的であればステップS3に移る。ステップS3では、制御方式を“タイプ2”に設定する。その後、本タスクは終了される。
ここで、ステップS1の判別は、たとえば次のようにして行うことができる。ルータ16にSSDPに基づくM−SEARCHパケットを送信し、ルータ16から200OKパケットが返送されてくればUPnP対応型であると判別する。一方、200OKパケットが返送されてこなければ、UPnP非対応型であると判別する。
ステップS1の判別結果が肯定的であればステップS5に移り、ネットワークコントローラ34を介してルータ16にインターネット20側へアクセスするためのIPアドレス(WAN側アドレス)を要求する。ステップS7では、グローバルIPアドレスが受信されたか否かを判別する。判別結果が否定的つまりプライベートIPアドレスが受信されれば、ステップS9で制御方式を“タイプ2”に設定する。その後、本タスクは終了される。
グローバルIPアドレスが受信されると、ステップS7からステップS11に移り、特定ポートの開放をルータ16に要求する。次のステップS13では、UDPに従うポート通知パケットをサーバ14に送信する。ポート通知パケットには、ルータ16に開放を要求した特定ポートのポート番号がデータ領域に記述される(図2(B)参照)。その後ステップS15およびS17のループに入る。
ステップS15ではレスポンスパケットが受信されたか否かを判別し、ステップS17では所定時間たとえば5秒が経過したか否かを判別する。ポート通知パケットの送信から5秒以内にレスポンスパケットが受信されれば、ステップS15でYESと判別され、ステップ19に移る。ステップS19では、制御方式を“タイプ1”に設定する。そして、本タスクは終了される。
5秒が経過してもレスポンスパケットが受信されなければ、ステップS17でYESと判別され、ステップS21に移る。ステップS21では、先に開放された特定ポートの閉鎖をルータ16に要求する。ステップS23では、制御方式を“タイプ2”に設定する。そして、本タスクは終了される。
このように、ルータ16がUPnPに対応していなければ、制御方式としてタイプ2が直ちに選択される。一方、ルータ16がUPnPに対応している場合には、ルータ16からグローバルIPアドレスを取得でき、かつポート通知パケットを送信してから所定時間内にレスポンスパケットを受信できた場合に限り、制御方式として“タイプ1”が選択される。ルータ16からグローバルIPアドレスを取得できなければ、制御方式として“タイプ2”が選択される。また、たとえグローバルIPアドレスを取得できても、所定時間内にレスポンスパケットを受信できなければ、外部サーバ14が通知されたアドレスおよびポート番号宛に応答パケットを返送していないか、もしくはルータ16において特定ポートが開放されていないと判断され、制御方式は“タイプ2”となる。
図5を参照して、メインタスクでは、まずステップS31で初期処理を行う。初期処理では、ポート通知パケットを送信する際の最適送信間隔(T)が算出される。なお、最適送信間隔(T)算出処理の詳細については後述する。
次のステップS33では、遠隔操作モードに入った否かを判別する。遠隔操作モードに入ると、ステップS33からステップS35に移って、制御方式が“タイプ2”に設定されているか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS37でポート通知パケット送信タスク(後述)を起動し、そしてステップ39に移る。ステップS35の判別結果が否定的つまり制御方式が“タイプ1”に設定されていれば、直ちにステップS39に移る。
ステップS39では、コマンド実行タスク(後述)を起動する。次のステップS41では、遠隔操作モードを脱した否かを判別する。具体的には、端末22とWebカメラ12の間のTCPコネクションが切断されたとき、遠隔操作モードを脱したと判別する。遠隔操作モードを脱すると、ステップS42で制御方式が“タイプ2”に設定されているか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS43でポート通知パケット送信タスクを終了し、その後ステップS45に移る。ポート通知パケット送信タスクの終了に伴い、レスポンス待ちポートが継続的に開放された状態は解消される。こうして、遠隔操作を終えた後にレスポンス待ちポートを閉鎖することで、不正アクセスを防止することができる。
ステップS42の判別結果が否定的つまり制御方式が“タイプ1”であれば、ステップS44で特定ポートの閉鎖をルータ16に要求し、その後ステップS45に移る。こうして、遠隔操作を終えた後に特定ポートを閉鎖することで、不正アクセスを防止することができる。
ステップS45では、コマンド実行タスクを終了する。その後、ステップS33に戻る。
上記ステップS31の最適間隔(T)算出処理は、図6のサブルーチンに従って実行される。図6を参照して、ステップS51では、UDPに従うテスト開始パケットをサーバ14宛に送信する。ステップS53では、タイマをリセットおよびスタートし、その後、ステップS55およびS57のループに入る。ステップS55では、レスポンスパケットが受信されたか否かを判別し、ステップS57では、所定時間たとえば5秒が経過したか否かを判別する。
5秒以内にレスポンスパケットが受信されれば、ステップS55でYESと判別され、ステップS59に移る。ステップS59では、受信されたレスポンスパケットから時間情報(t)を抽出し、ステップS61では、抽出された時間情報(t)をレジスタ“T”にセットする。その後、ステップS53に戻る。
5秒が経過してもレスポンスパケットが受信されなければ、ステップS57でYESと判別され、ステップS63に移る。ステップS63では、UDPに従うテスト終了パケットをサーバ14宛に送信し、その後、上位層のルーチンに復帰する。
図7を参照して、ポート通知パケット送信タスクでは、まずステップS71でポート通知パケット(図3(C)参照)をサーバ14宛に送信し、ステップS73でタイマをリセットおよびスタートする。ステップS75では、最適送信間隔(T)が経過したか否かを判別し、判別結果が肯定的になると、ステップS71に戻る。
図8を参照して、コマンド実行タスクでは、まずステップS81で、“コマンド有り”通知パケットが受信されたか否かを判別する。ステップS83では、TCPに従うコマンド要求パケットをサーバ14宛に送信する。ステップS85では、コマンドが受信されたか否かを判別し、コマンドが受信されるとステップS87に移る。ステップS87では、受信されたコマンドを実行し、ステップ89では、実行結果をTCPに従ってサーバ14宛に送信する。その後、ステップS81に戻る。
サーバ14のCPU42は、μITRONのようなマルチタスクOSの制御下で、図9に示されたUDPパケット処理タスクと、図10に示されたメインタスクとを並列的に処理する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、ROM38に格納される。
図9を参照して、UDPパケット処理タスクでは、まずステップS101およびS103のループに入る。ステップS101では、ポート通知パケットが受信されたか否かを判別し、ステップS103では、テスト開始パケットが受信されたか否かを判別する。ポート通知パケットが受信されると、ステップS101でYESと判別し、ステップS105に移る。ステップS105では、受信されたポート通知パケットのデータ領域に有意の情報が記述されているか否かを判別する。ステップS105の判別結果が肯定的であれば、ステップS107に移る。たとえば、図2(B)に示すポート通知パケットが受信されたとき、ステップS105の判別結果は肯定的となる。
ステップS107では、受信されたポート通知パケットのデータ領域からポート番号を抽出し、かつ同じポート通知パケットのヘッダ領域からアドレスを抽出する。そして、抽出されたポート番号つまり特定ポートの番号と、抽出されたアドレスつまりグローバルIPアドレスとをRAM36に保持する。次のステップS109では、レスポンスパケットをRAM36に保持されたアドレスおよびポート番号によって特定される宛先に送信し、その後ステップS101およびS103のループに戻る。
ステップS105の判別結果が否定的であれば、ステップS111に移る。たとえば、図3(C)に示すポート通知パケットが受信されたとき、ステップS105の判別結果は否定的となる。ステップS111では、受信されたポート通知パケットのヘッダ領域からアドレスおよびポート番号を抽出する。そして、抽出されたポート番号つまりレスポンス待ちポートの番号と、抽出されたアドレスつまりグローバルIPアドレスとをRAM36に保持する。その後、ステップS101およびS103のループに戻る。
テスト開始パケットが受信されると、ステップS103でYESと判別し、ステップS113に移る。ステップS113では、時間情報(t)を初期化する。具体的には、変数tに“0”をセットする。そして、ステップS115でタイマをリセットおよびスタートし、ステップS117およびS119のループに入る。ステップS117では、テスト開始パケット(前回のテストパケット)の受信から一定時間たとえば2秒が経過したか否かをタイマによって判別し、ステップS119では、テスト終了パケットが受信されたか否かを判別する。
テスト開始パケット(前回のテストパケット)の受信から2秒が経過すると、まずステップS121で変数tに“2”を加算し、次にステップS123でレスポンスパケットに変数tの値を埋め込み、そしてステップS125でレスポンスパケットをUDPに従ってクライアント宛に送信する。その後、ステップS115に戻る。
テスト終了パケットが受信されると、ステップS101およびS103のループに戻る。
図10を参照して、メインタスクでは、まずステップS131で、端末つまり携帯電話22からのコマンドが受信されたか否かを判別する。コマンドが受信されるとステップS133に移って、UDPに従う“コマンド有り”通知パケットをRAM36に保持されたアドレスおよびポート番号によって特定される宛先に送信する。ここでRAM36に保持されているポート番号は、特定ポートおよびレスポンス待ちポートのいずれかの番号である。
次のステップS135では、コマンド要求パケットが受信されたか否かを判別し、コマンド要求パケットが受信されるとステップS137に移って、先に受信されRAM36に保持されたコマンドを、同じくRAM36に保持されたアドレスおよびポート番号によって特定される宛先に送信する。その次のステップS139では、実行結果が受信されたか否かを判別し、実行結果が受信されるとステップS141に移って、受信された実行結果を携帯電話22宛に転送する。その後、ステップS131に戻る。
以上から明らかなように、この実施例では、ルータ16として、UPnPプロトコルに対応したタイプおよび非対応タイプのどちらか一方が用いられる。コマンドは、かかるルータ16を通して外部サーバ14から送信される。
ルータ16がUPnP対応タイプのときは、Webカメラ12は、ルータ16に向けてポート開放要求を発行する。これによって、特定ポートが開放される。次にWebカメラ12は、開放された特定ポートの識別子を含む宛先情報の外部サーバ14への送信をルータ16に要求する。宛先情報(図2(B)参照)は、ルータ16によって外部サーバ14に送信される。外部サーバ14は、宛先情報に含まれる識別子に基づいて、コマンドを特定ポートに送信する。
ルータ16がUPnP非対応タイプのときは、Webカメラ12は、ルータ16に向けて情報送信要求を繰り返し発行する。発行される情報送信要求は、任意のポートの識別子を含む宛先情報の外部サーバ14への送信要求である。ルータ16は、情報送信要求が発行される毎に、宛先情報(図3(C)参照)を外部サーバ14へ送信し、かつ任意のポート(レスポンス待ちポート)を一時的に開放する。外部サーバ14は、宛先情報に含まれる識別子に基づいて、コマンドをレスポンス待ちポートに出力する。
このように、Webカメラ12は、ルータ16がUPnP対応タイプのときは、特定ポートの開放と、開放された特定ポートの識別子を含む宛先情報のサーバ14への送信とをルータに要求する。一方、ルータ16がUPnP非対応タイプのときは、ルータ16に向けて情報送信要求を繰り返し発行することによって、レスポンス待ちポートが継続的に開放された状態を作り出し、かつ開放されたレスポンス待ちポートの識別子を含む宛先情報をサーバ14に通知する。このため、ルータ16のタイプに関係なく、サーバ14から任意のタイミングでコマンドを受け付けることができる。
加えて、Webカメラ12は、ルータ16がUPnP非対応タイプのとき、ルータ16に向けて、繰り返し返送を要求するテストパケットのサーバ14への送信依頼を発行する。応じてルータ16は、サーバ14にテストパケットを送信し、かつレスポンス待ちポートを一時的に開放する。サーバ14は、テストパケットに応答してレスポンスパケットを繰り返し返送する。その際サーバ14は、返送するレスポンスパケットにテストパケットの受信から返送までの待ち時間を示す時間情報を添付する。
Webカメラ12は、外部サーバ14から繰り返し返送されるレスポンスパケットを開放されたレスポンス待ちポートを通して受信する。レスポンス待ちポートが閉鎖されると、レスポンスパケットを受信することができなくなる。そこで、最後に受信されたレスポンスパケットに添付の時間情報の示す時間を送信要求の発行周期(=最適送信周期T)とする。
Webカメラ12は、こうして決定される周期、つまりルータ16が送信依頼に応じてレスポンス待ちポートを開放させる期間(ポート開放期間)を超えない最も長い周期、換言すればポート開放期間に等しいかまたはそれよりもわずかに短い周期で、ルータ16に向けて送信依頼を繰り返し発行する。これにより、インターネット20やLANなどの通信回線への負荷を最小限に抑えながら、レスポンス待ちポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる。
なお、この実施例では、サーバ14側がレスポンスパケットに時間情報を添付し、Webカメラ12は、最後に受信されたレスポンスパケットに添付の時間情報が示す時間を情報送信要求の発行周期としたが、代わりに、Webカメラ12自身がテストパケットを送信してからレスポンスパケットを受信するまでの経過時間を計測し、最後に受信されたレスポンスパケットに対応する計測結果を情報送信要求の発行周期としてもよい。
次に、他の実施例を説明する。この実施例もまた、監視カメラシステムに関する。この実施例の監視カメラシステムは、前述の実施例の監視カメラシステムと同様に構成される。この実施例の監視カメラシステムの動作は、最適送信間隔(T)を算出する処理を除き、前述の実施例のそれと同様である。よって、この実施例にも、図1,図2(A),図2(B),図3(B),図4,図5,図7,図8および図10を援用し、重複する説明を省略する。
以下、最適送信間隔算出処理について、図11〜図13により詳細に説明する。なお、図11は図3(A)と対応し、図12は図6と対応し、図13は図9と対応する。
まず図11を参照して、ルータ16がUPnP非対応型の場合、ルータ16は、Webカメラ12からのM−SEARCHパケットに応答しない。M−SEARCHパケットを送信しても200OKパケットが返送されてこないため、Webカメラ12は、制御方式としてタイプ2を選択し、最適送信間隔(T)を求めるための処理に移る。
最適送信間隔算出処理では、まずクライアントつまりWebカメラ12がUDPに従うテスト開始パケットをサーバ14に送信する。送信されたテスト開始パケットは、ルータ16によってアドレス/ポート変換処理を施され、アドレス/ポート変換処理を施されたパケットがサーバ14によって受信される。このときルータ16では、レスポンス待ちポートが開放され、また、送信元アドレスつまりWebカメラ12のプライベートIPアドレスと、変換前後のポート番号つまり送信元ポート番号およびレスポンス待ちポート番号とがテーブルに記録される。テスト開始パケットに応じて開放されたレスポンス待ちポートは、所定期間たとえば15秒が経過すると閉じられる。
サーバ14は、テスト開始パケットを受信してからたとえば60秒後にUDPに従うレスポンスパケットをクライアントに送信する。レスポンスパケットには、テスト開始パケットの受信からの経過時間を示す時間情報つまり“60秒”が記述される。
このとき既にレスポンス待ちポートは閉じられており、このため、60秒後に送信されたレスポンスパケットは、ルータ16において破棄され、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信することができない。
そこでWebカメラ12は、テスト開始パケットの送信から所定時間たとえば65秒が経過したとき、最初のテストパケットをサーバ14に送信する。送信されたテストパケットは、ルータ16によってアドレス/ポート変換処理を施され、アドレス/ポート変換処理を施されたパケットがサーバ14によって受信される。このときルータ16では、レスポンス待ちポートが再び開放され、また、プライベートIPアドレスと送信元ポート番号およびレスポンス待ちポート番号とがテーブルに記録される。テストパケットに応じて開放されたレスポンス待ちポートは、たとえば15秒が経過すると閉じられる。
サーバ14は、テストパケットを受信してから50秒後にレスポンスパケットをクライアントに送信する。レスポンスパケットには、テスト開始パケットの受信からの経過時間を示す時間情報つまり“50秒”が記述される。
このとき既にレスポンス待ちポートは閉じられており、このため、50秒後に送信されたレスポンスパケットは、ルータ16において破棄され、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信することができない。
そこでWebカメラ12は、前回のテストパケットの送信から65秒が経過したとき、次のテストパケットをサーバ14に送信する。送信されたテストパケットは、ルータ16で上記と同様の処理を施された後、サーバ14によって受信される。サーバ14は、テストパケットを受信してから40秒後にレスポンスパケット“40秒”をクライアントに送信する。
しかし、このときも既にレスポンス待ちポートは閉じられており、このため、レスポンスパケット“40秒”は、ルータ16において破棄され、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信することができない。
そこでWebカメラ12はさらに、前回のテストパケットの送信から65秒が経過したとき、その次のテストパケットをサーバ14に送信する。つまり、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信できない期間、65秒毎にテストパケットを送信する。
こうして65秒毎に送られてくるテストパケットに応じ、サーバ14は、応答までの待ち時間を毎回10秒ずつ短縮しながら、つまり受信から30秒後,20秒後,…に、レスポンスパケット“30秒”,レスポンスパケット“20秒”,…を送信する。
このため、応答までの待ち時間(これをs秒とする)がポート開放時間を下回った時点で、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信することができる。Webカメラ12は、受信されたレスポンスパケットから時間情報“s秒”を抽出し、抽出された時間情報“s秒”をレジスタ“T”に記録する。たとえばレスポンス待ちポートの開放時間が15秒である場合、レスポンスパケット“10秒”がWebカメラ12に到達し、レジスタ“T”に“10秒”が記録される。
かくしてレジスタ“T”に時間情報“s秒”が記録されると、Webカメラ12は、テスト終了パケットを送信し、このテスト終了パケットを受信したサーバ14では、最適送信間隔算出に関わる処理が終了される。
図5のステップS31に示された最適間隔(T)算出処理は、図12のサブルーチンに従って実行される。図12を参照して、ステップS151では、UDPに従うテスト開始パケットをサーバ宛に送信する。ステップS153では、タイマをリセットおよびスタートし、その後、ステップS155およびS157のループに入る。ステップS155では、レスポンスパケットが受信されたか否かを判別し、ステップS157では、所定時間たとえば65秒が経過したか否かを判別する。
65秒以内にレスポンスパケットが受信されれば、ステップS155でYESと判別され、ステップS159に移る。ステップS159では、受信されたレスポンスパケットから時間情報(s)を抽出し、ステップS161では、抽出された時間情報(s)をレジスタ“T”にセットする。そしてステップS163で、UDPに従うテスト終了パケットをサーバ14宛に送信し、その後、上位層のルーチンに復帰する。
65秒が経過してもレスポンスパケットが受信されなければ、ステップS157でYESと判別され、ステップS165に移る。ステップS165では、テストパケットをサーバ14宛に送信し、その後、ステップS153に戻る。
図13を参照して、ステップS171〜S181は、図9に示されたステップS101〜S111と同じ処理であり、説明を省略する。テスト開始パケットが受信されると、ステップS173でYESと判別し、ステップS183に移る。ステップS183では、時間情報(s)を初期化する。具体的には、変数sに“60”をセットする。そして、ステップS185でタイマをリセットおよびスタートし、ステップS187およびS189のループに入る。ステップS187では、テスト開始パケットの受信からs秒が経過したか否かをタイマによって判別し、ステップS189では、テスト終了パケットが受信されたか否かを判別する。
テスト開始パケットの受信からs秒が経過すると、まずステップS191でレスポンスパケットに変数sの値を埋め込み、次にステップS193でレスポンスパケットをUDPに従ってクライアント宛に送信し、そしてステップS195で変数sから“10”を減算する。その後、ステップS185に戻る。
テスト開始パケットの受信からs秒以内にテスト終了パケットが受信されると、ステップS171およびS173のループに戻る。
以上から明らかなように、この実施例では、前述の実施例と同様、Webカメラ12は、ルータ16のタイプに関係なく、サーバ14から任意のタイミングでコマンドを受け付けることができる。
加えて、Webカメラ12は、ルータ16がUPnP非対応タイプのとき、応答タイミングを短縮方向に毎回更新しながらの応答を要求するテストパケットをルータ16を通してサーバ14に繰り返し返送する。換言すれば、Webカメラ12がルータ16に向けてテストパケットのサーバ14への送信依頼を繰り返し発行し、1つ1つの送信依頼に応じてルータ16がサーバ14にテストパケットを送信する。すると、ルータ16においてレスポンス待ちポートが一時的に開放され、サーバ14は、テストパケットに応答してレスポンスパケットを返送する。応答タイミングは、テストパケットを受信する度に段々早められる。その際サーバ14は、返送するレスポンスパケットにテストパケットの受信から返送までの待ち時間を示す時間情報を添付する。
当初、レスポンスパケットはレスポンス待ちポートが閉鎖されるよりも遅いタイミングで返送されるため、Webカメラ12はレスポンスパケットを受信することができない。応答タイミングがレスポンス待ちポートの閉鎖よりも早いタイミングにまで短縮されると、Webカメラ12はレスポンスパケットを受信できるようになる。そこで、最初に受信されたレスポンスパケットに添付の時間情報の示す時間を送信要求の発行周期(=最適送信周期T)とする。
Webカメラ12は、こうして決定される周期、つまりルータ16が送信依頼に応じてレスポンス待ちポートを開放させる期間(ポート開放期間)を超えない最も長い周期、換言すればポート開放期間に等しいかまたはそれよりもわずかに短い周期で、ルータ16に向けて送信依頼を繰り返し発行する。これにより、インターネット20やLANなどの通信回線への負荷を最小限に抑えながら、レスポンス待ちポートが継続的に開放された状態を作り出すことができる。
なお、この実施例では、サーバ14側がレスポンスパケットに時間情報を添付し、Webカメラ12は、最初に受信されたレスポンスパケットに添付の時間情報が示す時間を情報送信要求の発行周期としたが、代わりに、Webカメラ12自身がテストパケットを最後に送信してからレスポンスパケットを最初に受信するまでの経過時間を計測し、計測結果を情報送信要求の発行周期としてもよい。
次に、その他の実施例を説明する。前述の図11〜図13実施例では、レスポンスパケットの返送タイミングはサーバ14が決定した(ステップS183およびS195を参照)が、この実施例では、クライアント側(Webカメラ12)がこれを決定する。
この実施例におけるクライアント側の最適送信間隔(T)算出処理を図14に示し、また、この実施例におけるサーバ14のUDPパケット処理タスクを図15に示す。クライアント・サーバ間で行われる通信処理自体は前実施例と同様であり、図11を援用する。
まず図11を参照して、クライアント側からサーバ14に送信されるテストパケットには、クライアント側で決定された返送タイミング(s=60秒,50秒,…,s+10秒,s秒)を示す時間情報が含められる。サーバ14は、テストパケットに含まれる時間情報に従うタイミングでレスポンスパケットを返送する。レスポンスパケットには、テストパケットの受信から返送までの経過時間を示す時間情報、つまりテストパケットに含まれるものと同じ時間情報(60秒,50秒,…,s+10秒,s秒)が記述される。ただし、この実施例では、クライアント側で返送タイミングを決定しているので、サーバ14がレスポンスパケットに時間情報を記述する処理は省略してもよい。
図14のクライアントによる最適間隔算出処理は、図12のそれにおいて、ステップS150およびS164をさらに含んでいる。図15のサーバ14によるUDPパケット処理タスクは、図13のそれにおいて、ステップS179およびS191が削除されている。図14に追加されたステップS150およびS164は、図13から削除されたステップS179およびS191に対応する。
図14を参照して、まずステップS150で時間情報(s)を初期化する。具体的には、変数sに“60”をセットする。次のステップS151では、時間情報(s)を含むテスト開始パケットを送信する。続くステップS153〜S157は、図12のステップS153〜S157と同様であり、説明を省略する。ステップS157の判別結果がYESであれば、ステップS164で変数sから“10”を減算し、次のステップ165では、時間情報(s)を含むテスト開始パケットを送信する。
図15を参照して、ステップS171〜S181は、図13のステップS171〜S181と同様であり、説明を省略する。ステップS173の判別結果がYESであれば、ステップS185に移って、タイマをリセットおよびスタートする。続くステップS187〜S193は、図13のステップS187〜S193と同様であり、説明を省略する。そして、ステップS193の実行後、ステップS185に戻る。
この実施例によれば、前述の図11〜図13実施例と同様の効果に加え、次のような効果が得られる。すなわち、クライアント側がレスポンスパケットの返送タイミングを指定するので、クライアント数が多い場合特に、サーバ14の処理負荷を軽減することができる。
なお、この実施例では、レスポンスパケットの応答タイミングを短縮方向に変化させた(ステップS164を参照)が、延長方向に変化させてもよい。以下、レスポンスパケットの応答タイミングを延長方向に変化させる実施例を図16および図17により説明する。
図16を参照して、クライアント側(Webカメラ12)からサーバ14に送信されるテストパケットには、クライアント側で決定された返送タイミング(s=5秒,15秒,…,s秒,s+10秒)を示す時間情報が含められる。サーバ14は、テストパケットに含まれる時間情報に従うタイミングでレスポンスパケットを返送する。レスポンスパケットには、テストパケットの受信から返送までの経過時間を示す時間情報つまりテストパケットに含まれるものと同じ時間情報(5秒,15秒,…,s秒,s+10秒)が記述される。なお、この実施例では、クライアント側が返送タイミングを決定しているので、サーバ14がレスポンスパケットに時間情報を記述する処理は省略してもよい。
返送までも待ち時間がポート開放時間を上回った時点で、Webカメラ12は、レスポンスパケットを受信することができなくなる。このため、Webカメラ12のレジスタTには、最後に受信されたレスポンスパケットから抽出された時間情報“s秒”が保持されることとなる。
Webカメラ12のCPU28は、図17に示す手順に従って最適送信間隔(T)を算出する。図17を参照して、まずステップS201で時間情報(s)を初期化する。具体的には、変数sに“5”をセットする。次のステップS203では、時間情報(s)を含むテスト開始パケットを送信する。ステップS205〜S213は、図14のステップS153〜S159と同様であり、説明を省略する。
ステップS215では、変数sに“10”を加算し、次のステップS217では、時間情報(s)を含むテスト開始パケットを送信する。その後、ステップS205に戻る。
ステップS209でYESと判別されると、ステップS219に移り、テスト終了パケットをサーバ14宛に送信する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
この実施例によれば、前述の図11〜図13実施例と同様の効果に加え、次のような効果が得られる。すなわち、クライアント側がレスポンスパケットの返送タイミングを指定するので、クライアント数が多い場合特に、サーバ14の処理負荷を軽減することができる。
なお、この実施例ではクライアント側(Webカメラ12)がレスポンスパケットの返送タイミングを決定したが、レスポンスパケットの返送タイミングは、サーバ14で決定することも可能である。返送タイミングの決定をサーバ14で行う場合、図17に示される最適送信間隔算出処理からは、ステップS201およびS215が削除される。一方、図15に示されるサーバ14のUDPパケット処理タスクには、削除されたステップS201に対応するステップ(S183a;図示せず)がステップS173の直後に追加され、かつ削除されたステップS215に対応するステップ(S195a;図示せず)がステップS193の直後に追加される。
また、この実施例では、応答タイミングを一定幅(=10)で延長方向に更新していき、最後に受信されたレスポンスパケットに記述されている時間情報(s)を最適送信間隔(T)に決定したが、レスポンスパケットの未着状態が所定時間継続したとき、応答タイミングの更新幅を当初の半分(=5)に縮小する方法もある。以下、レスポンスパケットの未着状態が所定時間継続したときに応答タイミングの更新幅を縮小する実施例を図18〜図20により説明する。
図18を参照して、クライアントは、レスポンスパケット“s+10秒”の未着を受け、時間情報“s+5秒”を含むテストパケットを送信する。これに対するレスポンスパケット“s+5秒”を受信すれば、このレスポンスパケットから抽出された時間情報“s+5秒”が、Webカメラ12のレジスタTに記録される。レスポンスパケット“s+5秒”を受信しなければ、先に受信されたレスポンスパケットから抽出された時間情報“s秒”がレジスタTに保持されたままとなる。
なお、上記のレスポンスパケット“s+5秒”が未着の場合、更新幅をさらに縮小した時間情報、たとえば更新幅を当初の4分の1(=2.5)に縮小した時間情報を含むテストパケットをさらに送信してもよい。
クライアント(Webカメラ12のCPU28)は、図19および図20に示す手順で最適送信間隔(T)を算出する。図19を参照して、ステップS201〜S219は、図17のステップS201〜S219と同様なので、説明を省略する。ステップS209でYESと判別されると、ステップS218aに移り、変数sに“5”を加算する。ステップS218bでは、時間情報(s)を含むテストパケットをサーバ14宛に送信する。ステップS218cでは、タイマをリセットおよびスタートし、その後、ステップS218dおよびS218eのループに入る。
図20を参照して、ステップS218dでは、レスポンスパケットが受信されたか否かを判別し、ステップS218eでは、所定時間たとえば65秒が経過したか否かを判別する。
65秒以内にレスポンスパケットが受信されれば、ステップS218dでYESと判別され、ステップS218fに移る。ステップS218fでは、受信されたレスポンスパケットから時間情報(s)を抽出し、ステップS218gでは、抽出された時間情報(s)をレジスタ“T”にセットする。そして、ステップS219に進む。
65秒が経過してもレスポンスパケットが受信されなければ、ステップS218eでYESと判別され、ステップS219に移る。ステップS219では、テスト終了パケットをサーバ14宛に送信し、その後、上位層のルーチンに復帰する。
この実施例によれば、レスポンスパケットの未着状態が所定時間継続したときに、応答タイミングの更新幅を縮小したテストパケットを送信することによって、最適送信間隔の算出精度を向上させることができる。
これに関連して、図11〜図13実施例ならびに図14および図15実施例においては、応答タイミングを一定幅(=10)で短縮方向に更新していき、最初に受信されたレスポンスパケットに記述されている時間情報(s)を最適送信間隔(T)に決定したが、レスポンスパケットが最初に受信されたときに、応答タイミングの更新幅を当初の半分(=5)に縮小する方法もある。以下、レスポンスパケットが最初に受信されたときに応答タイミングの更新幅を縮小する実施例を図21〜図23により説明する。
図21を参照して、クライアントは、レスポンスパケット“s秒”の到着を受け、時間情報“s+5秒”を含むテストパケットを送信する。これに対するレスポンスパケット“s+5秒”を受信すれば、このレスポンスパケットから抽出された時間情報“s+5秒”がレジスタTに記録される。レスポンスパケット“s+5秒”を受信しなければ、先に受信されたレスポンスパケットから抽出された時間情報“s秒”がレジスタTに保持されたままとなる。
なお、上記のレスポンスパケット“s+5秒”が受信された場合、更新幅をさらに縮小した時間情報、たとえば更新幅を当初の4分の1(=2.5)に縮小した時間情報を含むテストパケットをさらに送信してもよい。
クライアント(Webカメラ12のCPU28)は、図22および図23に示す手順で最適送信間隔(T)を算出する。図22を参照して、ステップS150〜S161は、図14のステップS150〜S161と同様なので、説明を省略する。ステップS161に続くステップS162aでは、変数sから“5”を減算する。ステップS162bでは、時間情報(s)を含むテストパケットをサーバ14宛に送信する。ステップS162cでは、タイマをリセットおよびスタートし、その後、ステップS162dおよびS162eのループに入る。
図23を参照して、ステップS162dでは、レスポンスパケットが受信されたか否かを判別し、ステップS162eでは、所定時間たとえば65秒が経過したか否かを判別する。
65秒以内にレスポンスパケットが受信されれば、ステップS162dでYESと判別され、ステップS162fに移る。ステップS162fでは、受信されたレスポンスパケットから時間情報(s)を抽出し、ステップS162gでは、抽出された時間情報(s)をレジスタ“T”にセットする。そして、ステップS163に進む。
65秒が経過してもレスポンスパケットが受信されなければ、ステップS162eでYESと判別され、ステップS163に移る。ステップS163では、テスト終了パケットをサーバ14宛に送信し、その後、上位層のルーチンに復帰する。
この実施例によれば、レスポンスパケットが最初に受信されたときに、応答タイミングの更新幅を縮小したテストパケットを送信することによって、最適送信間隔の算出精度を向上させることができる。
以上では、Webカメラ12およびサーバ14からなる監視カメラシステム10について説明したが、この発明は、外部サーバと外部サーバからルータを通して通知されるコマンドに従う処理を実行するコマンド処理装置とからなるあらゆる処理システムに適用することができる。
この発明が詳細に説明され図示されたが、それは単なる図解および一例として用いたものであり、限定であると解されるべきではないことは明らかであり、この発明の精神および範囲は添付された特許請求の範囲の文言によってのみ限定される。

Claims (15)

  1. 送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末であって、次のものを備える:
    繰り返し応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記ルータに向けて発行する第1発行手段;
    前記第1発行手段によって発行された送信依頼に対する前記外部サーバからの応答信号を前記受信ポートを通して受信する受信手段;および
    前記受信手段の受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定手段。
  2. 請求項1に従属する通信端末であって、前記応答信号は依頼受信時刻から応答送信時刻までの時間を示す時間情報を含み、前記決定手段は前記受信手段によって最後に受信された応答信号に含まれる時間情報に基づいて前記発行周期を決定する。
  3. 請求項1に従属する通信端末であって、繰り返し応答の停止を要求する要求信号の前記外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記決定手段による決定の後に前記ルータに向けて発行する第2発行手段をさらに備える。
  4. 請求項1に従属する通信端末であって、前記外部サーバとの間の通信路が切断されたとき前記第1発行手段の発行動作を停止させる停止手段をさらに備える。
  5. 送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末であって、次のものを備える:
    互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記ルータに向けて繰り返し発行する第1発行手段;
    前記第1発行手段によって発行された送信依頼に対する前記外部サーバからの応答信号を前記受信ポートを通して受信する受信手段;および
    前記受信手段の受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定手段。
  6. 請求項5に従属する通信端末であって、前記要求信号によって要求される応答タイミングを延長方向および短縮方向のいずれか一方に向けて更新する更新手段をさらに備える。
  7. 請求項6に従属する通信端末であって、前記更新手段による更新方向は前記延長方向であり、前記決定手段は前記受信手段によって最後に受信された応答信号に基づいて前記発行周期を決定する。
  8. 請求項7に従属する通信端末であって、前記受信手段によって応答信号が受信されない状態が所定時間継続したとき前記更新手段の更新幅を縮小する縮小手段をさらに備える。
  9. 請求項6に従属する通信端末であって、前記更新手段による更新方向は前記短縮方向であり、前記決定手段は前記受信手段によって最初に受信された応答信号に基づいて前記発行周期を決定する。
  10. 請求項9に従属する通信端末であって、前記受信手段によって応答信号が最初に受信されたとき前記更新手段の更新幅を縮小する縮小手段をさらに備える。
  11. 請求項5に従属する通信端末であって、前記応答信号は依頼受信時刻から応答送信時刻までの時間を示す時間情報を含み、前記決定手段は前記時間情報に基づいて前記発行周期を決定する。
  12. 請求項5に従属する通信端末であって、応答停止を要求する要求信号の前記外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記決定手段による決定の後に前記ルータに向けて発行する第2発行手段をさらに備える。
  13. 請求項5に従属する通信端末であって、前記外部サーバとの間の通信路が切断されたとき前記第1発行手段の発行動作を停止させる停止手段をさらに備える。
  14. 送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、次のものを備える:
    繰り返し応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記ルータに向けて発行する第1発行ステップ;
    前記第1発行ステップによって発行された送信依頼に対する前記外部サーバからの応答信号を前記受信ポートを通して受信する受信ステップ;および
    前記受信ステップの受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定ステップ。
  15. 送信依頼が発行されたとき依頼に従う送信処理を行いかつ受信ポートを一時的に開放するルータと接続される通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、次のものを備える:
    互いに異なるタイミングでの応答を要求する要求信号の外部サーバへの送信を依頼する送信依頼を前記ルータに向けて繰り返し発行する第1発行ステップ;
    前記第1発行ステップによって発行された送信依頼に対する前記外部サーバからの応答信号を前記受信ポートを通して受信する受信ステップ;および
    前記受信ステップの受信結果に基づいて送信依頼の発行周期を決定する決定ステップ。
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