JPWO2006001241A1 - ノード挿入方法、情報処理装置、および、ノード挿入プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親子関係が表現され、
当該ノード挿入方法は、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップと、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入するステップと、
を含む。
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に関連付けられた前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子からなる配列によって表現され、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップは、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定するステップを含む。
前記新たな親子関係を表現する配列を生成するステップは、
前記マスタ側データのノードについて、前記マスタ側特定ノードが現れるまで、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノードの当該ノード識別子に当該ノードの親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
前記マスタ側特定ノードにノード識別子を付与し、前記マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定のノードの前記子孫ノードに、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該子孫ノードのそれぞれにその親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
前記マスタ側データに未だノード識別子が付与されていない残りのノードが存在する場合、当該残りのノードについて、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該残りのノードの当該ノード識別子に親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
を含む。
前記記憶手段に記憶された前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれは、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親子関係が表現されている、
情報処理装置であって、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する子孫ノード特定手段と、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を前記記憶手段に格納するノード挿入手段と、
を含む、
情報処理装置によって達成される。
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に関連付けられた前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子からなる配列によって表現され、
前記子孫ノード特定手段は、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定する。
前記ノード挿入手段は、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードであるかどうかを判定する手段と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードではない場合、当該ノードに同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノードの当該ノード識別子に当該ノードの親ノードのノード識別子を関連付ける手段と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードである場合、前記マスタ側特定ノードにノード識別子を付与し、前記マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定のノードの前記子孫ノードに、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該子孫ノードのそれぞれにその親ノードのノード識別子を関連付ける手段と、
を含む。
図1は、本発明の実施の形態にかかるツリー型データ構造を取り扱うコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、このコンピュータシステム10は、通常のものと同様の構成であり、プログラムを実行することによりシステム全体および個々の構成部分を制御するCPU12、ワークデータなどを記憶するRAM(Random Access Memory)14、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)16、ハードディスク等の固定記憶媒体18、CD−ROM19をアクセスするためのCD−ROMドライバ20、CD−ROMドライバ20や外部ネットワーク(図示せず)と接続された外部端子との間に設けられたインタフェース(I/F)22、キーボードやマウスからなる入力装置24、CRT表示装置26を備えている。CPU12、RAM14、ROM16、外部記憶媒体18、I/F22、入力装置24および表示装置26は、バス28を介して相互に接続されている。
図2A、Bは、ツリー形式データの一例であるPOSデータの説明図である。図2Aは、このツリー形式データのデータ構造(即ち、トポロジー)及びデータ値を視覚的に表現した一例であり、図2Bは、同じツリー形式データをXML形式で表現した一例である。図2A、Bに示されるようにツリー型データ構造は、ルート・ノード(本例では、POSデータ)から始めて、各ノードで枝分かれしてリーフ・ノード(端点)に至るノードとアークの組み合わせによって表現される。各ノードの実体的な値、例えば、店名ノードの値="フランス店"の格納場所は、店名ノードに関連したポインタで指定される。
図3A〜Cの例では、アークリストは、親ノードに子ノードを対応付ける「親→子」関係に基づいて記述されている。そのため、一つの親ノード、例えば、ルート・ノード0には、3個の子ノード10、60及び80が存在するため、アークリストのFrom−IDには、同じノードIDの0が3回出現している。つまり、親ノードを特定しても子ノードを特定することができないので、アークリストは、要素From−IDの配列と要素To−IDの配列により構成される。アークリストを使用する場合、あるノードは、From−IDの配列と、To−IDの配列の両方の配列に出現する。
好ましい一実施例によれば、ノード定義ステップはノード識別子として数値を使用し、より好ましくは、連続する整数を使用し、更に好ましくは、0又は1からの整数連番を使用する。これにより、ノード識別子から、そのノードに対応する親ノードのノード識別子が格納されているアドレスを簡単に取得することができるので、子ノードのノード識別子から親ノードのノード識別子を引く処理を高速化することができる。
本発明の一実施例によれば、図6A〜Cに示されるような深さ優先に基づくツリー型データ構造は、図1に示されたコンピュータシステム10に、
同じ世代のノードよりも子ノードを優先して、ルート・ノードを含むノードに固有の連続する整数を付与するノード定義ステップと、
ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与された整数の順に、非ルート・ノードの各々の親ノードに付与された整数を並べることにより形成される配列を前記記憶装置に格納する親子関係定義ステップと、
を実行させることによって、記憶装置上に構築される。これにより、ノードは深さ優先で連続整数が付与され、ノード間の親子関係は「子→親」関係の配列によって表現される。
最初にルート・ノードに番号を付与するステップ801と、
既に番号が付与されたあるノードに唯一の子ノードが存在する場合には、当該子ノードに当該あるノードに付与された前記番号の次の番号を付与するステップ802と、
既に番号が付与されたあるノードに複数の子ノードが存在する場合には、当該複数の子ノードの間の兄弟関係に従って、弟ノードは直上の兄ノードの全ての子孫ノードに番号が付与された後に次の番号が付与されるように、一番上の兄ノードから一番下の弟ノードまで番号を付与するステップ803と、
を実行させる。これにより、深さ優先モードで同一の親ノードから派生した複数の子ノードの間に兄弟関係が定義される。
(1)ノードの番号が配列P→Cの最大の添字(=11)と一致する場合、このノードに属する子ノードは存在しない。したがって、処理は継続されない。
(2)同図に太字で表された親ノードの番号からAggr値を求める。このAggr値は、配列P→Cの開始点を表す。
(3)太字で表された親ノード番号+1に対応するAggr値を求める。このAggr値−1が配列P→Cの終了点である。
本発明の一実施例によれば、図7A〜Cに示されるような幅優先に基づくツリー型データ構造は、図1に示されたコンピュータシステム10に、
子ノードよりも同じ世代のノードを優先して、ルート・ノードを含むノードに固有の連続する整数を付与するノード定義ステップと、
前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与された整数の順に、前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与された整数を並べることにより形成される配列を前記記憶装置に格納する親子関係定義ステップと、
を実行させることによって、記憶装置上に構築される。これにより、ノードは幅優先モードで連続整数が付与され、ノード間の親子関係は「子→親」関係の配列によって表現される。
各ノードが前記ルート・ノードから何世代目のノードであるか、及び、各世代に含まれるノード数を算出するステップ1101と、
最初に前記ルート・ノードに番号を付与するステップ1102と、
ある世代に含まれる全てのノードに番号が付与されたならば、当該ある世代の次の世代にノードが存在しなくなるまで、当該次の世代に含まれる全てのノードに対して、親ノードが異なる場合には、当該親ノードに番号が付与された順番に当該ノードに番号を付与し、当該親ノードが同一である場合には、当該親ノードから派生した複数の子ノードの間に兄弟関係を定義し、一番上の兄ノードから一番下の弟ノードまで直前に付与された番号の次の番号から連続的に変化する固有の整数を順に付与するステップ1013と、
を実行させる。これにより、幅優先モードで同一の親ノードから派生した複数の子ノードの間に兄弟関係が定義される。
(1)ノードの番号が配列P→Cの最大の添字(=11)と一致する場合、このノードに属する子ノードは存在しない。したがって、処理は継続されない。
(2)同図に太字で表された親ノードの番号からAggr値を求める。このAggr値は、配列P→Cの開始点を表す。
(3)太字で表された親ノード番号+1に対応するAggr値を求める。このAggr値−1が配列P→Cの終了点である。
上述のように、ノードに連続番号を付与するための深さ優先モード及び幅優先モードは、それぞれ、固有の優れた性質を備えている。本発明の一実施例によるコンピュータシステムは、深さ優先に基づく「子→親」表現形式と、幅優先に基づく「子→親」表現形式と、「親→子」表現形式と、の間で相互に表現形式を変換することができる。図14は、本発明の一実施例による三つの表現形式の相互変換の関係を示す図である。
同じ世代のノードよりも子ノードを優先して番号を付与する深さ優先モードと、子ノードよりも同じ世代のノードを優先して番号を付与する幅優先モードのどちらのモードでノードに番号を付与するかを選択するステップ1511と、
前記深さ優先モードが選択された場合に、深さ優先でノードを検索し、検索された順にノードに番号を付与するステップ1512と、
前記幅優先モードが選択された場合に、幅優先でノードを検索し、検索された順にノードに番号を付与するステップ1513と、
を含む。これにより、深さ優先モードによるノード番号付与と幅優先モードによるノード番号付与を一つのシステムに併存させることができるので、状況に応じて適切な表現形式を利用することが可能である。
子ノードから親ノードへの関係を定義する子親表現モードと、親ノードから子ノードへの関係を定義する親子表現モードのどちらのモードで親子関係を定義するかを選択するステップ1521と、
前記子親表現モードが選択された場合に、子ノードに付与された番号の順に、当該子ノードに対応する親ノードに付与された番号を前記記憶装置に格納するステップ1522と、
前記親子表現モードが選択された場合に、親ノードに付与された番号の順に、当該親ノードに対応する子ノードに付与された番号の配列を前記記憶装置に格納するステップ1523と、
を含む。これにより、「子→親」関係で表現されているノード間の親子関係を、状況に応じて、「親→子」関係で表現することが可能になる。「親→子」関係に基づく表現は、例えば、外部との情報交換の際に有利である。
図16A、Bは、本発明の一実施例による、深さ優先「子→親」表現(図16A)から、幅優先「子→親」表現(図16B)への変換の説明図である。図17は、この本発明の一実施例による深さ優先「子→親」表現から幅優先「子→親」表現への変換方法のフローチャートである。親子関係は、子ノードに付与された番号の順に、当該子ノードに対応する親ノードに付与された番号をコンピュータシステム10の記憶装置、例えば、RAM14に格納することにより定義されている。図17に示されるように、コンピュータシステム10は、
同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノードに番号を付与する深さ優先モードで表現されたツリー型データ構造の各ノードの世代を判定し、世代毎に属しているノードの個数を計数するステップ1701と、
前記世代毎に属しているノードの個数に基づいて、子ノードよりも同じ世代のノードを優先してノードに番号を付与する幅優先モードで番号を付与する際に各世代において付与される番号を決定するステップ1702と、
前記判定されたノードの世代及び前記決定された各世代において付与される番号に基づいて、前記各ノードの番号を前記幅優先モードで付与される番号に変換する変換配列を作成するステップ1703と、
前記各ノードの前記親子関係を、前記変換配列を使用して前記幅優先モードで付与される番号で表現された親子関係に変換するステップ1704と、
を実行する。これにより、深さ優先モードに基づく「子→親」表現形式から幅優先モードに基づく「子→親」表現形式への変換が可能になる。
図18A、Bは、本発明の一実施例による、幅優先「子→親」表現(図18A)から、深さ優先「子→親」表現(図18B)への変換の説明図である。図19は、この本発明の一実施例による幅優先「子→親」表現から深さ優先「子→親」表現への変換方法のフローチャートである。親子関係は、子ノードに付与された番号の順に、当該子ノードに対応する親ノードに付与された番号をコンピュータシステム10の記憶装置、例えば、RAM14に格納することにより定義されている。図19に示されるように、コンピュータシステム10は、
子ノードよりも同じ世代のノードを優先してノードに番号を付与する幅優先モードで表現されたツリー型データ構造の各ノードの子孫の数を計数するステップ1901と、
親ノードに付与されるべき番号に、当該ノードと同一の親ノードから派生した兄弟ノードのうち当該ノードよりも前に番号が付与されている兄ノードの数及び当該兄ノードの子孫の数を加算することにより、前記幅優先モードで付与された番号を、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノードの番号を付与する深さ優先モードで付与される番号に変換する変換配列を作成するステップ1902と、
前記各ノードの前記親子関係を、前記変換配列を使用して前記深さ優先モードで付与される番号で表現された親子関係に変換するステップ1903と、
を実行する。これにより、図18A、Bに示されるような幅優先モードに基づく「子→親」表現形式から深さ優先モードに基づく「子→親」表現形式への高速変換が可能になる。
本発明の他の一実施例によれば、幅優先「子→親」表現から深さ優先「子→親」表現への変換は、図19に関して説明した高速変換方法の他に、検索を利用した変換方法によっても実現できる。以下では、この検索を利用した変換方法を説明する。
子ノードよりも同じ世代のノードを優先してノードに番号を付与する幅優先モードで表現されたツリー型データ構造の各ノードを深さ優先で検索し、前記幅優先モードで付与された番号を、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノードの番号を付与する深さ優先モードで付与される番号に変換する変換配列を作成するステップと、
前記各ノードの前記親子関係を、前記変換配列を使用して前記深さ優先モードで付与される番号で表現された親子関係に変換するステップと、
を実行する。
次に、本発明の一実施例による子ノードに親ノードを対応付ける「子→親」関係から親ノードに子ノードを対応付ける「親→子」関係への変換方法を説明する。
各ノードに関して、当該ノードに付与された番号が前記第1の配列の要素として出現する回数を計数するステップ2001と、
前記各ノードに関して当該ノードに対応する子ノードに付与された番号を格納するため、前記計数された回数に応じた個数の連続領域を前記記憶領域に第2の配列として確保するステップ2002と、
前記第1の配列の要素を順次に読み出し、当該要素と値が一致する番号が付与されたノードのために確保された前記第2の配列の要素として、前記第1の配列の要素に対する子ノードの番号を順次に格納するステップ2003と、
を実行する。これにより、親子関係は、「子→親」表現形式から「親→子」表現形式に変換される。即ち、変換後の親子関係は、親ノードに付与された番号の順に、当該親ノードに対応する子ノードに付与された番号を前記第2の配列の要素として前記記憶装置に格納することにより定義される。
次に、本発明の一実施例による親ノードに子ノードを対応付ける「親→子」関係から子ノードに親ノードを対応付ける「子→親」関係への変換方法を説明する。
子ノードに付与された番号の順に、当該子ノードに対応する親ノードに付与された番号を格納するため、前記記憶装置に第2の配列を確保するステップ2101と、
前記第1の配列の要素を順次に読み出し、当該要素と値が一致する番号が付与されたノードのために確保された前記第2の配列の要素として、前記第1の配列の要素に対する親ノードの番号を順次に格納するステップ2102と、
を実行する。これにより、親子関係は、「親→子」表現形式から「子→親」表現形式に変換される。即ち、変換後の親子関係は、子ノードに付与された番号の順に、当該子ノードに対応する親ノードに付与された番号を前記第2の配列の要素として前記記憶装置に格納することにより定義される。
次に、ツリー型データ構造のトポロジーを編集する操作である「ノード挿入」について説明する。本発明の「ノード挿入」は、ツリー型データ構造をもつマスタ側データのある特定ノード(=マスタ側特定ノード)の子孫ノードとして、ツリー型データ構造をもつスレイブ側データのある特定ノード(=スレイブ側特定ノード)の子孫ノードを追加することを意味する。
スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップ2301と、
スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードに対応したマスタ側データ中の別の特定ノードの子孫ノードとして、スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードをマスタ側データに挿入するステップ2302と、
を含む。
以上の説明のように、ツリー型データ構造のトポロジーを操作するノード挿入は、ノードに付与されたノード識別子(例えば、ノード番号)を付け直す操作であることがわかる。一方、ノードには、そのノードの実体的な値として、そのノードのタイプを表すノードタイプと、値を表すノード値と、が関連付けられている。これらのノードタイプ及びノード値は、図2A、Bに関して説明したように、ノードタイプ及びノード値を記述する情報が格納されたノード情報格納領域へのポインタを、ノード識別子に随伴させることによって特定することができる。
次に、図22A〜Cに示した例を用いて、本発明の一実施例によるノード挿入処理をさらに詳しく説明する。図27は、本発明の一実施例によるノード挿入処理の全体的な説明図である。本例では、マスタ側のノード5(マスタ側特定ノード1)の子孫ノードとして、スレイブ側のノード1(スレイブ側特定ノード1)の子孫ノード(ノード2、ノード3及びノード4)を挿入し、マスタ側のノード9(マスタ側特定ノード2)の子孫ノードとして、スレイブ側のノード5(スレイブ側特定ノード2)の子孫ノード(ノード6及びノード7)を挿入する。
オフセット=(合成結果配列の挿入ポインタアドレス(本例では、6)−1)−スレイブ側挿入開始点アドレス(本例では、1)=4
である。尚、オフセットの計算時に、合成結果配列の挿入ポインタアドレスは6に固定されている。また、スレイブ側挿入開始点アドレスは、スレイブ側特定ノード1のノード番号1である。したがって、合成結果配列[6]=1+4=5、合成結果配列[7]=2+4=6、及び、合成結果配列[7]=1+4=5のようになる。
オフセット=(合成結果配列の挿入ポインタアドレス(本例では、13)−1)−スレイブ側挿入開始点アドレス(本例では、5))=7
である。尚、オフセットの計算時に、合成結果配列の挿入ポインタアドレスは13に固定されている。また、スレイブ側挿入開始点アドレスは、スレイブ側特定ノード2のノード番号である。したがって、合成結果配列[13]=5+7=12、及び、合成結果配列[14]=5+7=12のようになる。
図36は、本発明の一実施例によるツリー型データ構造を構築する情報処理装置3600のブロック図である。情報処理装置3600は、ツリー型データ構造を表現するデータを記憶する記憶部3601と、スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する子孫ノード特定部3602と、スレイブ側特定ノードに対応したマスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、スレイブ側特定ノードの子孫ノードをマスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を記憶部3601に格納するノード挿入部3603と、を含む。
12 CPU
14 RAM
16 ROM
18 固定記憶装置
20 CD−ROMドライバ
22 I/F
24 入力装置
26 表示装置
3600 情報処理装置
3601 記憶部
3602 子孫ノード特定部
3603 ノード挿入部
3631 ノード判定部
3632 非特定ノード操作部
3633 特定ノード操作部
する唯一の親ノードを直ちに特定することができる。これにより、マスタ側データのマスタ側特定ノードと、スレイブ側データのスレイブ側特定データとを指定して、マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、スレイブ側特定データの子孫ノードを挿入することができる。
[0018] 本発明の好ましい実施態様では、「子→親」表現による親子関係は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先する深さ優先モードで、ノード識別子としてノードに付与された連続する整数の配列によって表現される。このため、好ましい実施態様にかかるノード挿入方法において、前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である。
[0019] そして、スレイブ側データのスレイブ側特定ノードの子孫ノードを、親子関係を表現する配列の連続領域によって判定し、マスタ側データと、スレイブ側特定ノードの子孫ノードと、について新たな親子関係を表現する配列を生成する。このため、より好ましい実施態様において、ノード挿入方法は、
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に、このノード識別子に関連付けられた前記親ノードに付与されたノード識別子が格納された配列によって表現され、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップは、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子に関連付けられた前記親ノードのノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定するステップを含む。
[0020] また、別の好ましい実施態様において、ノード挿入方法は、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入するステップは、前記マスタ側データ中のノードと前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードに、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードが前記マスタ側データ中の前記マスタ側特定ノードの子孫ノードに挿入される順序で、同じ世代のノードよりも子ノー
5
[0024] また、本発明によれば、上述したような、ノード挿入方法を実施する情報処理装置が提供される。
[0025] 本発明の目的は、ツリー型データ構造をもつマスタ側データ及びツリー型データ構造をもつスレイブ側データを記憶する記憶手段を含み、
前記記憶手段に記憶された前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれは、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親親子関係が表現されている、
情報処理装置であって、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する子孫ノード特定手段と、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を前記記憶手段に格納するノード挿入手段と、
を含む、
情報処理装置によって達成される。
[0026] また、好ましい実施態様においては、上記情報処理装置において、前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である。
[0027] より好ましい実施態様においては、上記情報処理装置において、
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に、このノード識別子に関連付けられた前記親ノードに付与されたノード識別子が格納された配列によって表現され、
前記子孫ノード特定手段は、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子に関連付けられた親ノードのノード識別子が格納されている位置
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する唯一の親ノードを直ちに特定することができる。これにより、マスタ側データのマスタ側特定ノードと、スレイブ側データのスレイブ側特定データとを指定して、マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、スレイブ側特定データの子孫ノードを挿入することができる。
[0018] 本発明の好ましい実施態様では、「子→親」表現による親子関係は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先する深さ優先モードで、ノード識別子としてノードに付与された連続する整数の配列によって表現される。このため、好ましい実施態様にかかるノード挿入方法において、前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である。
[0019] そして、スレイブ側データのスレイブ側特定ノードの子孫ノードを、親子関係を表現する配列の連続領域によって判定し、マスタ側データと、スレイブ側特定ノードの子孫ノードと、について新たな親子関係を表現する配列を生成する。このため、より好ましい実施態様において、ノード挿入方法は、
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に、このノード識別子に関連付けられた前記親ノードに付与されたノード識別子が格納された配列によって表現され、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップは、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子に関連付けられた前記親ノードのノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定するステップを含む。
[0020] また、別の好ましい実施態様において、ノード挿入方法は、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入するステップは、前記マスタ側データ中のノードと前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードに、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードが前記マスタ側データ中の前記マスタ側特定ノードの子孫ノードに挿入される順序で、同じ世代のノードよりも子ノー
5
[0024] また、本発明によれば、上述したようなノード挿入方法を実施する情報処理装置が提供される。
[0025] 本発明の目的は、ツリー型データ構造をもつマスタ側データ及びツリー型データ構造をもつスレイブ側データを記憶する記憶手段を含み、
前記記憶手段に記憶された前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれは、ルート・ノードを含む、ノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親親子関係が表現されている、
情報処理装置であって、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する子孫ノード特定手段と、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を前記記憶手段に格納するノード挿入手段と、
を含む、
情報処理装置によって達成される。
[0026] また、好ましい実施態様においては、上記情報処理装置において、前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である。
[0027] より好ましい実施態様においては、上記情報処理装置において、
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に、このノード識別子に関連付けられた前記親ノードに付与されたノード識別子が格納された配列によって表現され、
前記子孫ノード特定手段は、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子に関連付けられた親ノードのノード識別子が格納されている位置
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Claims (16)
- ツリー型データ構造をもつマスタ側データにツリー型データ構造をもつスレイブ側データのノードを挿入するノード挿入方法であって、
前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親子関係が表現され、
当該ノード挿入方法は、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップと、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入するステップと、
を含む、
ことを特徴とするノード挿入方法。 - 前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である、請求項1に記載のノード挿入方法。
- 前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に関連付けられた前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子からなる配列によって表現され、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定するステップは、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定するステップを含む、
請求項2に記載のノード挿入方法。 - 前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入するステップは、前記マスタ側データ中のノードと前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードに、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードが前記マスタ側データ中の前記マスタ側特定ノードの子孫ノードに挿入される順序で、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノード識別子の順に対応する親ノードのノード識別子を関連付けることにより、前記マスタ側データのノード間の親子関係を表現する配列に前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードの親子関係を表現する配列が挿入された新たな親子関係を表現する配列を生成するステップを含む、
請求項2又は3に記載のノード挿入方法。 - 前記新たな親子関係を表現する配列を生成するステップは、
前記マスタ側データのノードについて、前記マスタ側特定ノードが現れるまで、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノードの当該ノード識別子に当該ノードの親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
前記マスタ側特定ノードにノード識別子を付与し、前記マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定のノードの前記子孫ノードに、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該子孫ノードのそれぞれにその親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
前記マスタ側データに未だノード識別子が付与されていない残りのノードが存在する場合、当該残りのノードについて、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該残りのノードの当該ノード識別子に親ノードのノード識別子を関連付けるステップと、
を含む、
請求項4に記載のノード挿入方法。 - ツリー型データ構造をもつマスタ側データ及びツリー型データ構造をもつスレイブ側データを記憶する記憶手段を含み、
前記記憶手段に記憶された前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれは、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親子関係が表現されている、
情報処理装置であって、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する子孫ノード特定手段と、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を前記記憶手段に格納するノード挿入手段と、
を含む、
情報処理装置。 - 前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である、請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に関連付けられた前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子からなる配列によって表現され、
前記子孫ノード特定手段は、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定する、
請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記ノード挿入手段は、前記マスタ側データ中のノードと前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードに、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードが前記マスタ側データ中の前記マスタ側特定ノードの子孫ノードに挿入される順序で、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノード識別子の順に対応する親ノードのノード識別子を関連付けることにより、前記マスタ側データのノード間の親子関係を表現する配列に前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードの親子関係を表現する配列が挿入された新たな親子関係を表現する配列を生成する、
請求項7又は8に記載の情報処理装置。 - 前記子孫ノード挿入手段は、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードであるかどうかを判定する手段と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードではない場合、当該ノードに同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノードの当該ノード識別子に当該ノードの親ノードのノード識別子を関連付ける手段と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードである場合、前記マスタ側特定ノードにノード識別子を付与し、前記マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定のノードの前記子孫ノードに、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該子孫ノードのそれぞれにその親ノードのノード識別子を関連付ける手段と、
を含む、
請求項9に記載の情報処理装置。 - ツリー型データ構造をもつマスタ側データ及びツリー型データ構造をもつスレイブ側データを記憶する記憶装置を含み、前記記憶装置に記憶された前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれは、ルート・ノードを含むノードに固有のノード識別子が付与され、前記ルート・ノード以外のノードである非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子に前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子が関連付けられ、これにより、ノード間の親子関係が表現されている、コンピュータに、
前記スレイブ側データ中のスレイブ側特定ノードの子孫ノードを特定する機能と、
前記スレイブ側特定ノードに対応した前記マスタ側データ中のマスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードを前記マスタ側データに挿入し、新たな親子関係を表現する情報を前記記憶装置に格納する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記ノードに付与された固有のノード識別子は、同じ世代のノードよりも子ノードを優先して付与された連続する整数である、請求項11に記載のプログラム。
- 前記マスタ側データ及び前記スレイブ側データのそれぞれにおいて、前記ノード間の親子関係は、前記非ルート・ノードの各々に付与されたノード識別子の順に関連付けられた前記非ルート・ノードの各々の親ノードに付与されたノード識別子からなる配列によって表現され、
前記子孫ノードを特定する機能は、前記スレイブ側データの前記親子関係を表現する配列中の前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子が格納されている位置の次の位置から、前記スレイブ側特定ノードに付与されたノード識別子の値以上の値が格納されている連続領域を抽出することにより、前記スレイブ側特定ノードの全ての子孫ノードを特定する機能を含む、
請求項12に記載のプログラム。 - 前記新たな親子関係を表現する情報を前記記憶装置に格納する機能は、前記マスタ側データ中のノードと前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードに、前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードが前記マスタ側データ中の前記マスタ側特定ノードの子孫ノードに挿入される順序で、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノード識別子の順に対応する親ノードのノード識別子を関連付けることにより、前記マスタ側データのノード間の親子関係を表現する配列に前記スレイブ側データ中の前記スレイブ側特定ノードの前記子孫ノードの親子関係を表現する配列が挿入された新たな親子関係を表現する配列を生成する機能を含む、
請求項12又は13に記載のプログラム。 - 前記新たな親子関係を表現する配列を生成する機能は、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードであるかどうかを判定する機能と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードではない場合、当該ノードに同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該ノードの当該ノード識別子に当該ノードの親ノードのノード識別子を関連付ける機能と、
前記マスタ側データのノードが前記マスタ側特定ノードである場合、前記マスタ側特定ノードにノード識別子を付与し、前記マスタ側特定ノードの子孫ノードとして、前記スレイブ側特定のノードの前記子孫ノードに、同じ世代のノードよりも子ノードを優先してノード識別子を付与し、当該子孫ノードのそれぞれにその親ノードのノード識別子を関連付ける機能と、
を含む、
請求項14に記載のプログラム。 - 請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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