JPWO2005083890A1 - 時系列データ次元圧縮装置 - Google Patents
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Abstract
Description
E.Keogh,K.Chakrabarti,M.Pazzani,Mehrotra
“Dimensionality Reduction for Fast Similarity Search in Large Time Series Databases.”Jounal of Knowledge and Information Systems,2000
に示されているPAA(Piesewise Aggregate Approximation)がある。
PAAでは、時系列データをセグメントに分割し、セグメントの平均値を各セグメントの代表値とすることで、時系列データを圧縮するものである。
平均値の計算はフーリエ変換や特異値分解に比べて簡単に実行でき、より高速に次元圧縮時系列データを生成することができる。
時系列データの次元を減らす他の従来技術としては、例えば、
F.Korn,H.V.Jagadish,C.Faloutsos”Efficienty Supporting Ad Hoc Queries in Large Datasets of Time Sequences”
Proceedings of SIGMOD ’97 pp289−300
に示されている特異値分解による方法もある。特異値分解による方法では、特異値分解後の全ての成分を用いるのではなく、主要な特異値(特異値の大きいもの)のみを採用することで時系列データを圧縮するものである。
特異値分解により次元を圧縮すると、データの形状を他の方法よりうまく抽出できるため、検索効率がよいという利点がある。
また、画像データの次元を減らす従来技術としては、例えば特開昭61−285870「変換符号化方式」がある。画像データをブロックに分割してブロックとに圧縮する。分割したブロックの圧縮では、DCT(Discrete Cosine Transform)と行列の縦・横の傾斜角度をあらわす変換との組合せを用いる。
このように2つの変換を組み合わせることで、ブロックごとにその特徴を抽出して最適な変換を選択することでより高い圧縮率を実現できる。
PAAは、各セグメントの平均値を代表値とすることで、より高速に次元圧縮ができるが、時系列データの検索時または類似検索時には次のような問題がある。時系列データの検索手順は、まず圧縮空間で解の候補を探し、各解の候補に対して実空間で最終的な解を検索する。したがって、圧縮空間では解の候補として選択されたが実空間で真の解とならないものが多いと検索効率が悪くなる。PAAの場合は平均値を各セグメントの代表値とするために、時系列の形状が消されるため圧縮後の情報が乏しくなり、上記で言う検索効率が悪いという問題がある。例えば、平らな時系列も右上がりの時系列も右下がりの時系列も平均値が同じになると、圧縮後の値は同じとなってしまう。
SVDは、特異値分解によりデータの形状をうまく抽出でき、上記で言う検索効率は高いものの、データ量が多くなると特異値分解にかかる時間が多くなり現実的な時間では特異値分解ができないという問題がある。
特開昭61−285870「変換符号化方式」は、圧縮率を向上することが目的であるが、時系列データの検索に用いる場合には以下の問題がある。時系列データの検索はまず解の候補を圧縮空間で探すために、全てのセグメント(ブロック)を同じ圧縮率で圧縮する必要があるが、上述の方式では各ブロックごとに異なる圧縮率となる。
以下の要素を有することを特徴とする
(1)時間軸に沿って一定間隔で測定された一連のデータである時系列元データに対して、時間軸上で所定間隔ずつ開始位置をずらして、指定の長さの時系列データを複数作成する時系列データ作成部
(2)複数の上記時系列データのそれぞれについて、指定のセグメント幅に分割した部分時系列を作成する部分時系列作成部
(3)上記分割した全ての部分時系列を対象として特異値分解を行う特異値分解実行部
(4)指定された数の上位の特異値分解の成分を、上記各セグメント幅に分解した部分時系列の代表値として、次元圧縮時系列データを生成する次元圧縮時系列データ生成部。
図2は、時系列元データ150を表したグラフである。
図3は、時系列データ151の作成方法の図である。
図4は、時系列データ151の作成のためのフローチャートである。
図5は、時系列データ151のグラフである。
図6は時系列データをセグメントに分割した様子を示したものである。
図7は、開始位置t=k+2Nの部分時系列152を示したものである。
図8は、kから始まる時系列151とk+2Nから始める時系列251を示したものである。
図9は、SVD実行結果記憶部の内容で特異値分解の結果を示す図である。
図10は、代表値をプロットした次元圧縮時系列データ153のグラフの例である。
図11は、圧縮データ作成のフローチャートである。
図12は、この発明の実施の形態2を示す構成図である。
図13は、実施の形態2のフローチャートである。
図14は、セグメント幅を16にした場合と32にした場合の模式図である。
図15は、SVDの結果の第2成分まで用いる場合のSVD実行結果である。
図16は、この発明の実施の形態3を示す構成図である。
図17は、平均値計算実行部182の計算結果を模式的に新たしたものである。
図18は、中間時系列のグラフである。
図19は、圧縮後の次元を8次元にする場合のSVD実行結果である。
図20は、ハードウェア構成図である。
図1は、この発明の実施例を示す構成図である。図において、120は2次記憶装置もしくは1次記憶装置で、時系列元データ150を格納した時系列元データ格納部である。時系列データ作成部110は、時系列元データ格納部120から時系列元データ150を読み込み、時系列データ151を作成する。121は2次記憶装置もしくは1次記憶装置で110によって生成された複数の時系列データ151を格納する時系列データ格納部である。部分時系列作成部112は、時系列データ格納部121から時系列データ151を順次読込み、部分時系列152を作成し、部分時系列記憶部122に格納する。部分時系列記憶部122は、1次記憶装置もしくは2次記憶装置である。SVD実行部113は、部分時系列記憶部122から部分時系列152を読込み特異値分解を実行し、SVD実行結果記憶部124に格納する。SVD実行結果記憶部124は、1次記憶装置もしくは2次記憶装置である。次元圧縮時系列データ生成部114は、SVD実行結果記憶部124からSVDの結果を読込み、次元圧縮時系列データ153を作成し、次元圧縮時系列データ格納部123に格納する。次元圧縮時系列データ格納部123は、2次記憶装置もしくは1次記憶装置である。
図2は、時系列元データ150を表したグラフである。x軸が時刻t、y軸が時系列の値である。時刻tの取りうる値は1からmの間の自然数であり、m個のデータポイントがある。最初のデータポイントはt=1であらわし、最後のデータポイントはt=mとする。また、データポイントの数を長さと呼び、この場合の長さはm(時系列長 160)である。
図3は、時系列データ151の作成方法の図である。時系列データ作成部110は、時系列元データ格納部120から時系列元データ150を読み込み、長さnの時系列を時系列元データの開始ポイントの時刻tを一つづつずらすことで、m−n+1個作成する。ここでは、長さnはあらかじめ決めておくこととする。t=1から始める時系列が時系列1、t=2から始める時系列が時系列2、そしてt=m−n+1から始める時系列が時系列m−n+1である。t=m−n+1から始める時系列の終点はt=mとなり、これ以降のtの値から始めると長さがn未満となる。
さらに、部分時系列作成のことを考慮し、長さがn未満でN以上の時系列をその後にn−N個追加する。これを補填時系列とよぶ。開始時刻tの値が、m−n+2からm−N+1までの時系列であり、終点のtの値は全てmである。
m−n+2から始まる時系列は、長さがn−1であり、
m−n+3から始まる時系列は、長さがn−2であり、
m−N+1から始まる時系列は、長さがNである。
図4は、時系列データ151の作成のためのフローチャートである。S301にて、時系列元データにて時系列データの開始時刻t=1にセットする。S302においては、時系列長=nにセットする。S303にて、時系列元データを読み込む。S304では、時系列開始時刻と時系列長から時系列終了ポイントを計算し、m以下であるか調べる。時系列終了ポイントがm以下であれば時系列データを作成できるので、S305にすすむ。S305にて時系列開始時刻と時系列長をもとに、時系列元データから時系列データを作成する。S306では次の時系列データを作成するために開始ポイントtをインクリメントして、再びS303に戻る。S304にて、時系列の終了ポイントがmを超えている場合は、時系列長nの時系列データはこれ以上作成できないので、補填時系列データを作成するためにS308にすすむ。S308では、時系列長をディクリメントする。S309では、ディクリメントして時系列長がN以上であるか調べる。N以上であれば、S310にすすみ補填時系列データを作成する。S311では、開始ポイントをインクリメントして次の補填時系列データを作成するための準備をして、S307にすすむ。S307では時系列元データを読み込む。次に再びS308にすすむ。S309にて、時系列長がNより小さくなったら時系列データ作成は終了する。
図5は、時系列データ151のグラフである。開始位置はk、終了位置がk+n−1でn個のデータポイントで構成される。時系列データ151は長さがn(検索時系列長161)の時系列である。
図6は時系列データをセグメントに分割した様子を示したものである。各時系列データ151を長さN(セグメント幅 162)のセグメントに分割する。一つの時系列データ151はn/N 個のセグメントに分割される。それぞれの長さNのセグメントを部分時系列152とする。
図7は、開始位置t=k+2Nの部分時系列152をあらわす。部分時系列152はN個のデータポイントから構成され、長さはNである。
部分時系列作成部112は、それぞれの時系列データ151の最初のN個のデータのみを選択することで、部分時系列データ152を作成する。全ての時系列に対して実行することで開始位置がt=1からt=m−n+1の長さNの部分時系列を作成できる。さらに、時系列データ作成部110が作成した補填時系列についても最初のN個のデータを読み込みそれも補填部分時系列データとして作成し、あわせて部分時系列記憶部122に格納する。ここでセグメント幅Nはあらかじめ決めておくこととする。上記のようにすることで、時系列元データに対して、開始位置t=1からt=m−N+1までの長さNの全ての部分時系列を作成できる。
全ての時系列データがもともとは一つの時系列元データ150であったことから、各時系列データのいずれのセグメントも上記の部分時系列のいずれかと一致する。
図8に示すように、kから始まる時系列151の3番目のセグメントの部分時系列は、k+2Nから始める時系列251の最初のセグメントと同じである。つまり、時系列251から作成した部分時系列と一致する。
SVD実行部113は、部分時系列作成部112から部分時系列データ152を読込み、行数m−N+1、列数Nの行列として特異値分解を実行する。
特異値分解とは、任意のm×n行列Yを、以下のようにU,S,Vの3つの行列の積で表わすもので一般に良く知られている式である。
ただし、r=rank(Y),
s1,s2,…,sr,はYT Yの正の固有値の平方根(特異値という)で、s1≧s2≧…≧sr,
v1,v2,…,vrはn次のベクトルで、YT Yの固有値s1 2,s2 2,…,sr 2に対応する固有ベクトル。
v1,v2,…,vrは大きさが1で互いに直交する。
u1,u2,…,urはm次のベクトルで、
Uはu1,u2,…,urを列にもつm×r行列、
Vはv1,v2,…,vrを列にもつn×r行列、
Sはs1,s2,…,srを対角要素にもつr次の対角行列。
図9は、SVD実行結果記憶部の内容で特異値分解の結果を示す。特異値分解により、各行の代表値として上記u1s1を抽出する。
すなわち特異値分解の対象となる行数m−N+1列数Nの行列に対して、行方向で見た場合に、r番目の行はu1ベクトルのr番目の成分とs1の積を代表値とする。
r番目の行は、開始位置のt=rで始まる部分時系列であり、その代表値がu1ベクトルのr番目の成分とs1の積である。SVD実行部は、全てのセグメント(全ての部分時系列)の代表値を作成する。
次に、次元圧縮時系列データ生成部は114 は、上記の特異値分解の第一成分を各セグメントの代表値として、次元圧縮時系列データを生成する。開始位置t=kで始まる部分時系列151は、以下の部分時系列で構成される。
開始位置t=k、k+N,k+2N,…。
したがって、その次元圧縮時系列データは、最初の代表値はu1ベクトルのk番目の成分とs1の積であり、次の代表値はu1ベクトルのk+N番目の成分とs1の積である。
図10は、上記の代表値をプロットした、次元圧縮時系列データ153のグラフの例である。
次元圧縮時系列データ153はn/N個のポイントで構成される。時系列データ151をセグメント分割したそれぞれの部分時系列データにたいして、SVDを実行してその第一成分をプロットしたものである。
図11は、圧縮データ作成のフローチャートである。時系列データ作成部110は、時系列元データ格納部120から時系列元データ150を読み込み、時系列データ151を作成し、時系列データ格納部121に格納する。次に、部分時系列作成部112は、時系列データ格納部121から時系列データ151を順次読込み、部分時系列152を作成し、部分時系列記憶部122に格納する。次に、SVD実行部113は、部分時系列記憶部122から部分時系列を読込み特異値分解を実行し、SVD実行結果記憶部124に格納する。次元圧縮時系列データ生成部114は、SVD実行結果記憶部124のデータを用いて次元圧縮時系列データ153を作成し、次元圧縮時系列データ格納部123に格納する。
上述のように時間軸に沿って一定間隔で測定された一連のデータに対して、指定の長さの時系列データを時間軸上で開始位置をずらして複数作成する手段と、上記指定の長さの各時系列データを指定のセグメント幅に分割した部分時系列を作成する手段と、上記分割した全ての部分時系列を対象として特異値分解を行う手段と、指定された数の上位の特異値分解の成分(この場合は第一成分までとした)を上記各セグメント幅に分解した部分時系列の代表値とする手段と、上記代表値を組み合わせることで上記指定の長さの時系列データの次元を圧縮する手段とを備えたことを特徴とする時系列データ次元圧縮方式について説明した。
実施の形態2.
図12は、この発明の実施例を示す構成図である。110、112、113、114、120、121、122、123、124は図1と同様である。データ解析部117は、時系列データ格納部121から時系列データ151を読み込み解析し、セグメント幅と特異値分解の結果のどの成分までを有効とするかを決めるものである。
図13は実施の形態2のフローチャートである。時系列データ作成部110は、時系列元データ格納部120から時系列元データ150を読み込み、時系列データ151を作成し、時系列データ格納部121に格納する。
次に、データ解析部117は時系列データ格納部121から時系列データを読込み解析を行う。解析の結果、検索時にヒット率が最も高くなるように、セグメント幅と特異値分解の結果のどの成分までを有効とするかを決める。この場合は、第2成分までを使用することとする。
部分時系列作成部112は、時系列データ格納部121から時系列データ151を順次読込み、部分時系列152を作成し、部分時系列記憶部122に格納する。この際に、部分時系列のセグメント幅はデータ解析部117が決めた値とする。次に、SVD実行部113は、部分時系列記憶部122から部分時系列を読込み特異値分解を実行する。実行した結果、SVDの結果のどの成分までを採用するかデータ解析部117が決めた値までをSVD実行結果記憶部に記憶する。この場合は第2成分までをSVD実行結果記憶部に格納する。次元圧縮時系列データ生成部114は、SVD実行結果記憶部の内容を用いて次元圧縮時系列データ153を作成し、次元圧縮時系列データ格納部123に格納する。
図14は、セグメント幅を16にした場合と32にした場合の模式図である。セグメント幅を16にして、SVDの第1成分まで使用した場合の圧縮後の次元は、以下より求まる。
セグメント数 128÷16=8、セグメント代表値=1
セグメント数×セグメント代表値=8
すなわち8次元に圧縮できる。
一方、セグメント幅を32にして、SVDの第2成分まで使用した場合の圧縮後の次元は、以下より求まる。
セグメント数 128÷32=4、セグメント代表値=2
セグメント数×セグメント代表値=8
すなわち8次元に圧縮できる。
圧縮後の次元を同じにする場合でも、セグメント幅とセグメント代表値の取り方にはいくつかの選択肢があり、そのなかでもっともヒット率が高くなるようにセグメント幅とセグメント代表値の数をきめるのがデータ解析部117の機能である。
図15は、SVDの結果の第2成分まで用いる場合のSVD実行結果記憶部の内容である。セグメントの第1成分が全セグメントでほぼ同じ値の場合には、セグメント幅を長くしてSVDの第2成分までを利用することでより詳細に時系列データの特徴を抽出でき、検索時のヒット率が向上する。
時系列データを解析して、上記時系列データを分割するセグメント幅および特異値分解のどの成分までを利用して上記部分時系列の代表値とするかを判断する手段をそなえた請求項1記載の時系列データ次元圧縮方式について説明した。
以上のように、この発明によれば、セグメント分割してSVDを実行することで、全データと比較した各セグメントの特徴を抽出できるために、検索効率の高い圧縮データを作成できる。また、単純にSVDを実行する場合に比べると、対象となる行列の行数は同じであるが列数がN/n になるためにより高速に実行できる。
実施の形態3.
図16は、この発明の実施例を示す構成図である。図において、110、114、120、121、123、124は図1と同様である。中間次元決定部181は、平均値を計算するための幅を決定する。平均値計算実行部182は中間次元決定部の指定した平均値幅で時系列データの平均値を計算し、結果を平均値計算結果記憶部191に格納する。中間時系列作成部183は、平均値幅の代表値をその平均値とすることで中間時系列155を作成して、中間時系列記憶部192に格納する。SVD実行部113は、中間時系列記憶部192に対して、特異値分解を実行する。
中間次元決定部181は、時系列元データを読込み解析して、中間次元pおよび平均をとるセグメント幅を決定する。平均をとる幅は、時系列データが単調に増加または減少する範囲内とする。
図17は、平均値計算実行部182の計算結果を模式的に新たしたものである。時系列151の長さをnとし、中間次元をpとすると、平均をとるセグメント幅はn/pとなる。例えば、時系列長が128で中間次元が32の場合は、平均をとるセグメント幅は128/32=4となる。平均値計算実行部182は、時系列元データ150に対して開始時刻tを一つづつずらしながら、データポイントごとに平均値を計算して結果を平均値計算結果記憶部191に格納する。
図18は、中間時系列のグラフである。中間時系列作成部183は、各時系列151を平均をとるセグメント幅に分解し、それぞれの代表値を平均値計算結果記憶部191の内容から取り出して、中間時系列155を作成して、中間時系列記憶部192に格納する。
図19は、圧縮後の次元を8次元にする場合のSVD実行結果記憶部124の内容である。SVD実行部113は、中間時系列記憶部192から中間時系列155を読込み、行数m−n+1、列数pの行列として特異値分解を実行し、結果をSVD実行結果記憶部124に格納する。圧縮後の次元を8次元にするために、第8成分の値までを格納している。
次に、次元圧縮時系列データ生成部は114は、上記の特異値分解の第8成分までを用いて次元圧縮時系列データを生成する。すなわち、各時系列151は以下の8つのデータで近似的に表し、次元圧縮時系列データを生成する。
(s1u1,s2u2,s3u3,s4u4,s5u5,s6u6,s7u7,s8u8)
指定の長さの複数の時系列データに対して、平均をとるセグメント幅を決める手段と、上記の各時系列に対して平均をとるセグメント幅ごとに平均値を計算する手段と、平均値をセグメント代表値とした中間時系列を作成する手段と、それぞれの中間時系列を対象として特異値分解を行う手段と、指定された数の上位の特異値分解の成分を上記中間時系列の圧縮データとする手段とを備えたことを特徴とする時系列データ次元圧縮方式について説明した。
以上のように、この発明によれば、時系列データが単調に変化する幅で平均値をとることでデータの特質を失うことなくデータ量を削減できる。さらに、削減したデータ量に対してSVDを実行することで高速に特異値分解を実行でき、またデータの特徴も抽出することができる。
時系列データ次元圧縮装置は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
図20は、時系列データ次元圧縮装置のハードウエア構成例を示す図である。この例では、バスに、演算装置2001、メモリ2002、ハードディスク2003、表示装置2004が接続されている。プログラムは、例えばハードディスク2003に記憶されており、メモリ2002にロードされた状態で、順次演算装置2001に読み込まれ処理を行う。
Claims (4)
- 以下の要素を有することを特徴とする時系列データ次元圧縮装置
(1)時間軸に沿って一定間隔で測定された一連のデータである時系列元データに対して、時間軸上で所定間隔ずつ開始位置をずらして、指定の長さの時系列データを複数作成する時系列データ作成部
(2)複数の上記時系列データのそれぞれについて、指定のセグメント幅に分割した部分時系列を作成する部分時系列作成部
(3)上記分割した全ての部分時系列を対象として特異値分解を行う特異値分解実行部
(4)指定された数の上位の特異値分解の成分を、上記各セグメント幅に分解した部分時系列の代表値として、次元圧縮時系列データを生成する次元圧縮時系列データ生成部。 - 時系列データ次元圧縮装置は、上記代表値を組み合わせることで上記指定の長さの時系列データの次元を圧縮することを特徴とする請求項1記載の時系列データ次元圧縮装置。
- 前記時系列データを解析して、当該時系列データを分割するセグメント幅および特異値分解について、どの成分までを利用して上記部分時系列の代表値とするかを判断するデータ解析部を備えることを特徴とする請求項1記載の時系列データ次元圧縮装置。
- 以下の要素を有することを特徴とする時系列データ次元圧縮装置
(1)時間軸に沿って一定間隔で測定された一連のデータである時系列元データに対して、時間軸上で所定間隔ずつ開始位置をずらして、指定の長さの時系列データを複数作成する時系列データ作成部
(2)複数の上記時系列データのそれぞれについて、前記指定の長さの複数の時系列データに対して、平均をとる為のセグメント幅を決める中間次元決定部
(3)前記各時系列に対して、上記平均をとる為のセグメント幅ごとに平均値を計算する平均値計算実行部
(4)計算した上記平均値をセグメント代表値とした中間時系列を作成する中間時系列作成部
(5)それぞれの中間時系列を対象として特異値分解を行う特異値分解実行部
(6)指定された数の上位の特異値分解の成分を上記中間時系列の圧縮データとする次元圧縮時系列データ生成部。
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