JPWO2005074678A1 - 釣り用浮き - Google Patents
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Abstract
ユーザの意思で簡単に浮力調整や傾き角度調整を行うことができるようにするため、浮き本体(1)内にてセンターパイプ(2)まわりに円形室(6)が一体形成され、この円形室(6)が浮き本体(1)の下部表面で開口する。円形室(6)には水密用外形部品(7)が装着されるが、この外形部品(7)内に形成されるオモリ室には、ワッシャ状のオモリ群(9)及びオモリ蓋(10)が積層する格好で組み付けられ、さらにオモリ蓋(10)上にユーザが取り替え可能にガン玉(12)が収納される。
Description
本発明は、魚釣りの仕掛けに用いられる釣り用浮きに関するものである。
魚釣りの仕掛けにおいて釣り用浮きは特に重要な道具であり、ユーザは、釣り場において刻々と変化する状況に合わせて、予め用意しておいたものの中から最適なものを選択して使用する。
しかしながら、釣り用浮きには多種多様なものが存在し、その中から購入するのであるが、ユーザが所有しうる数にも限度がある。そのため、釣り場の状況により中通し浮きや環付き浮き、とばし浮きを使い分けるが、多くの浮きを持っていないため状況に合った浮きが選択できないことも多かった。
また、これまで個々の表示浮力の浮きはあるものの、その浮力を浮き本体で微調節できるものはなく、例えば仕掛けのハリス部にオモリを打って仕掛け全体で浮力調節する等の対応をしていたが、変化する海況では使いづらく、オモリの取り付け、取り外しも面倒であった。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの意思で簡単に浮力調整や傾き角度調整を行うことができ、さらには中通し浮きと環付き浮きとの切り替えを行うことのできる釣り用浮きを提供することを目的とする。
しかしながら、釣り用浮きには多種多様なものが存在し、その中から購入するのであるが、ユーザが所有しうる数にも限度がある。そのため、釣り場の状況により中通し浮きや環付き浮き、とばし浮きを使い分けるが、多くの浮きを持っていないため状況に合った浮きが選択できないことも多かった。
また、これまで個々の表示浮力の浮きはあるものの、その浮力を浮き本体で微調節できるものはなく、例えば仕掛けのハリス部にオモリを打って仕掛け全体で浮力調節する等の対応をしていたが、変化する海況では使いづらく、オモリの取り付け、取り外しも面倒であった。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの意思で簡単に浮力調整や傾き角度調整を行うことができ、さらには中通し浮きと環付き浮きとの切り替えを行うことのできる釣り用浮きを提供することを目的とする。
本発明の釣り用浮きは、浮き本体をなす浮力体に埋め込まれて上記浮き本体の表面で開口する室と、上記開口を塞ぐように上記室に取り外し可能に装着されて水密を可能にする外形部品とを備えたオモリ室ユニットが設けられ、上記外形部品内に形成されたオモリ室に取り替え可能なオモリが収容される点に特徴を有する。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部材が上記室に螺合するとともに、上記外形部材と上記室との間にシール部材が配設される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記オモリ室ユニットが複数設けられた点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品を上記室に装着した状態で、上記外形部品の外表面が上記浮き本体の外形形状に整合する点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品の外表面には凹凸が設けられる点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品内に形成されたオモリ室に固定オモリが収容されるとともに、その上部にオモリ蓋が設けられ、上記オモリ蓋の上部に上記取り替え可能なオモリが載置される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記固定オモリは複数種のオモリの組み合わせからなる点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記室には上記開口方向に向かってパイプが一体形成される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記パイプが上記浮き本体を貫通するように延設されて、上記浮き本体を貫通する中通し孔が構成される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記パイプに取り外し可能に装着される環付き部材を備えた点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部材が上記室に螺合するとともに、上記外形部材と上記室との間にシール部材が配設される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記オモリ室ユニットが複数設けられた点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品を上記室に装着した状態で、上記外形部品の外表面が上記浮き本体の外形形状に整合する点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品の外表面には凹凸が設けられる点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記外形部品内に形成されたオモリ室に固定オモリが収容されるとともに、その上部にオモリ蓋が設けられ、上記オモリ蓋の上部に上記取り替え可能なオモリが載置される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記固定オモリは複数種のオモリの組み合わせからなる点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記室には上記開口方向に向かってパイプが一体形成される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記パイプが上記浮き本体を貫通するように延設されて、上記浮き本体を貫通する中通し孔が構成される点にある。
また、本発明の釣り用浮きの他の特徴とするところは、上記パイプに取り外し可能に装着される環付き部材を備えた点にある。
図1Aは、第1の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図1Bは、第1の実施形態に係る他の釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図2Aは、オモリ室ユニットの詳細を表わす断面図である。
図2Bは、オモリ室ユニットの底面図である。
図2Cは、図2BのC−C線断面図である。
図3は、第2の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図4Aは、オモリ室ユニットの詳細を表わす断面図である。
図4Bは、図4AのB方向から見た図である。
図5は、第2の実施形態に係る他の釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図6は、第3の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図7は、第4の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図1Bは、第1の実施形態に係る他の釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図2Aは、オモリ室ユニットの詳細を表わす断面図である。
図2Bは、オモリ室ユニットの底面図である。
図2Cは、図2BのC−C線断面図である。
図3は、第2の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図4Aは、オモリ室ユニットの詳細を表わす断面図である。
図4Bは、図4AのB方向から見た図である。
図5は、第2の実施形態に係る他の釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図6は、第3の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
図7は、第4の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1Aは第1の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。また、図2Aはオモリ室ユニットの詳細を表わす断面図、図2Bはオモリ室ユニットの底面図、図2Cは図2BのC−C線断面図である。
第1の実施形態は中通し浮きに係り、どんぐりタイプを一例として説明にすると、浮き本体1をなす浮力体内部にセンターパイプ2が装着され、浮き本体1を貫通する中通し孔2aが構成される。図1Aに示すものでは、図2にも示すように、センターパイプ2の下端に環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようになっている。なお、図1Bに示すものは環付き部材3が螺着されないタイプであるが、それ以外の構成は図1Aに示すものと同様である。
図2に示すように、センターパイプ2の外周面には側方に広がる円盤部4が一体形成され、円盤部4の縁から垂下する側壁部5が一体形成される。これにより、浮き本体1内部にてセンターパイプ2まわりに円形室6が構成され、この円形室6が浮き本体1の下部表面で開口する。円形室6をなす側壁部5の内面上部にはネジ部5aが形成される。
円形室6には水密用外形部品7が装着される。外形部品7は円形室6の内径と略同径とされる挿入部7aを有し、円形室6への装着状態において外表面7bが浮き本体1の形状に整合する。また、外形部品7には、挿入部7a側の端面に大きく開口する穴7cと、センターパイプ2を挿通させる穴7dとが形成される。
挿入部7aの外周面上部には円形室6のネジ部5aに噛み合うネジ部7eが形成される。また、挿入部7aの外周面にはシール部材としてのOリングを嵌め込むための周溝7fが形成される。
一方、外表面7bは上述したように浮き本体1の形状に整合するように形成されるが、指を掛けやすくするために、本発明でいう凹凸として、図示例では均等に配置された3本のリブ状のつまみ部7gが形成される。
さらに、外形部品7の内側にはセンターパイプ2の外径と略同径とされた内径部を有する筒部材8が同軸上に配置され、その下端が穴7dに螺合し、組み付け状態において水密性確保のためのOリングの移動を制限する周溝を形成する。
以上述べた構成により、外形部品7内には、穴7cと、筒部材8の外周面とからなるオモリ室が形成される。オモリ室には本発明でいう固定オモリに相当するワッシャ状のオモリ群9と、同じくワッシャ状のオモリ蓋10とが積層する格好で組み付けられる。
オモリ群9は複数種のワッシャ状オモリの組み合わせからなり、メーカ側において目標浮力が得られるようにその数量や重量等が適宜選ばれて組み付けられる。例えば浮き本体1の外表面全体に塗装が施されたり、適所に接着材が使用されたりして、それによって釣り用浮き全体の重量が微妙に変わってしまうが、本実施形態では、そういった塗装や接着剤の塗布が終わった後に、オモリ群9を適宜組み合わせることができるので、浮力調整を正確に行なうことができ、高品質の浮きを提供することができる。なお、オモリ群9の材質としては鉄や真鍮、鉛等の金属、樹脂等が用いられる。
また、オモリ蓋10はオモリ群9を見えなくし、かつ、封入するとともに、ユーザ用オモリ室11の床面を構成するものであり、その材質としては樹脂が用いられる。
ユーザ用オモリ室11は、穴7cの内周面と筒部材8の外周面とを側壁とし、オモリ蓋10を床面とした室であり、本発明でいう取り替え可能なオモリに相当するガン玉12が収納される。ガン玉とは釣り用の鉛製の球状オモリであり、各種重量やサイズのものが市販されている。
本実施形態の釣り用浮きにおいては、つまみ部7gをつまみながら外形部品7を回転させることにより、外形部品7を円形室6から取り外すことができる。そして、ユーザ用オモリ室11のガン玉12の種類(重量やサイズ)を変更することにより、ユーザの意思で所望の浮力を得るための浮力調整が可能となる。特に浮力調整に際して、通常釣り人が多種保有しているガン玉を利用することにより、それらを適宜組み合わせて、微妙な浮力調整を簡単に行なうことができる。もちろん、ガン玉以外でも、ワッシャ、ヒューズ、糸鉛、小型サルカン、石、砂、水等、重さを持ってオモリ室ユニットに入れることができるものであれば、何でも使用することが可能である。
さらに、環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようにすれば、環付き部材3を取り外せば、中通し穴2aにミチ糸を通す中通し浮きとしても使用することができ、また、環付き部材3を装着すれば、環付き浮きとしても使用することができる。
(第2の実施形態)
図3は第2の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。また、図4Aはオモリ室ユニットの詳細を表わす断面図、図4Bは図4AのB方向から見た図である。
第2の実施形態は所謂ななめ浮きに係り、どんぐりタイプを一例として説明にすると、浮き本体21をなす浮力体内部にセンターパイプ22が装着され、浮き本体1を貫通する中通し孔22aが構成される。
浮き本体21の側部には円盤部及び円盤部の縁から垂下する側壁部からなる円形室部材23が埋め込まれ、この円形室部材23が浮き本体21の側部表面で開口する。円形室部材23の内面上部にはネジ部23aが形成される。
円形室部材23には水密用外形部品24が装着される。外形部品24は円形室部材23の内径と略同径とされる挿入部24aを有し、円形室部材23への装着状態において外表面24bが浮き本体21の形状に整合する。また、外形部品24には、挿入部24a側の端面に大きく開口する穴24cが形成される。
挿入部24aの外周面上部には円形室部材23のネジ部23aに噛み合うネジ部24dが形成される。また、挿入部24aの外周面にはOリングを嵌め込むための周溝24eが形成される。
一方、外表面24bは上述したように浮き本体21の形状に整合するように形成されるが、コイン等の硬質部材を差し込むことができるように、本発明でいう凹凸として、図示例では幅1.9mm程度の弧状の溝24fが形成される。
以上述べた構成により、外形部品24内には、穴24cからなるオモリ室が形成される。オモリ室には本発明でいう固定オモリに相当するワッシャ状のオモリ群25と、同じくワッシャ状のオモリ蓋26とが積層する格好で組み付けられる。これらオモリ群25及びオモリ蓋26については、上記第1の実施形態で説明したオモリ群9及びオモリ蓋10と同様であり、その詳細な説明は省略する。
そして、上記第1の実施形態と同様に、オモリ蓋10上部空間はユーザ用オモリ室27としてユーザに提供され、本発明でいう取り替え可能なオモリに相当するガン玉28が収納される。
本実施形態の釣り用浮きにおいては、コイン等を溝24fに差し込んで外形部品24を回転させることにより、外形部品24を円形室部材23から取り外すことができる。そして、ユーザ用オモリ室27のガン玉28の種類(重量やサイズ)を変更することにより、ユーザの意思で、ななめ浮きが水面に浮かんだときの傾き角度を所望角度に調整することが可能となる。
この第2の実施形態のオモリ室ユニットは、端的にいえば、上述した第1の実施形態のオモリ室ユニットから、一体形成されたセンターパイプ2を除く構成とされたものである。この場合に、図5に示すように、円形室部材23内だけにパイプ29を残すような形態とし、そのパイプ29の下端に環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようにしてもよく、その場合は中通し浮きとしても、環付き浮きとしても使用することができる。
(第3の実施形態)
図6に示す第3の実施形態の釣り用浮きは、上記第1の実施形態で説明した中通し浮きの浮き本体1の側部に、上記第2の実施形態で説明したオモリ室ユニットを更に追加した例である。各構成要素の詳細な説明は省略するが、第3の実施形態の釣り用浮きによれば、ユーザの意思で所望の浮力を得るための浮力調整が可能であると共に、水面に浮かんだときの傾き角度を所望角度に調整することが可能となる。
なお、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更等が可能である。例えば、浮き本体の形状はどんぐりタイプに限られるものではなく、それ以外の形状でもオモリ室ユニットの埋め込みが可能な形態であれば、あらゆる形状に対応することができる。例えば、図7に示す例は、棒浮きをなす浮き本体30の下部に上記第1の実施形態で説明したオモリ室ユニット(環付き部材3を有するもの)を設けたものであり、これにより可変浮力棒浮きを実現することができる。
(第1の実施形態)
図1Aは第1の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。また、図2Aはオモリ室ユニットの詳細を表わす断面図、図2Bはオモリ室ユニットの底面図、図2Cは図2BのC−C線断面図である。
第1の実施形態は中通し浮きに係り、どんぐりタイプを一例として説明にすると、浮き本体1をなす浮力体内部にセンターパイプ2が装着され、浮き本体1を貫通する中通し孔2aが構成される。図1Aに示すものでは、図2にも示すように、センターパイプ2の下端に環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようになっている。なお、図1Bに示すものは環付き部材3が螺着されないタイプであるが、それ以外の構成は図1Aに示すものと同様である。
図2に示すように、センターパイプ2の外周面には側方に広がる円盤部4が一体形成され、円盤部4の縁から垂下する側壁部5が一体形成される。これにより、浮き本体1内部にてセンターパイプ2まわりに円形室6が構成され、この円形室6が浮き本体1の下部表面で開口する。円形室6をなす側壁部5の内面上部にはネジ部5aが形成される。
円形室6には水密用外形部品7が装着される。外形部品7は円形室6の内径と略同径とされる挿入部7aを有し、円形室6への装着状態において外表面7bが浮き本体1の形状に整合する。また、外形部品7には、挿入部7a側の端面に大きく開口する穴7cと、センターパイプ2を挿通させる穴7dとが形成される。
挿入部7aの外周面上部には円形室6のネジ部5aに噛み合うネジ部7eが形成される。また、挿入部7aの外周面にはシール部材としてのOリングを嵌め込むための周溝7fが形成される。
一方、外表面7bは上述したように浮き本体1の形状に整合するように形成されるが、指を掛けやすくするために、本発明でいう凹凸として、図示例では均等に配置された3本のリブ状のつまみ部7gが形成される。
さらに、外形部品7の内側にはセンターパイプ2の外径と略同径とされた内径部を有する筒部材8が同軸上に配置され、その下端が穴7dに螺合し、組み付け状態において水密性確保のためのOリングの移動を制限する周溝を形成する。
以上述べた構成により、外形部品7内には、穴7cと、筒部材8の外周面とからなるオモリ室が形成される。オモリ室には本発明でいう固定オモリに相当するワッシャ状のオモリ群9と、同じくワッシャ状のオモリ蓋10とが積層する格好で組み付けられる。
オモリ群9は複数種のワッシャ状オモリの組み合わせからなり、メーカ側において目標浮力が得られるようにその数量や重量等が適宜選ばれて組み付けられる。例えば浮き本体1の外表面全体に塗装が施されたり、適所に接着材が使用されたりして、それによって釣り用浮き全体の重量が微妙に変わってしまうが、本実施形態では、そういった塗装や接着剤の塗布が終わった後に、オモリ群9を適宜組み合わせることができるので、浮力調整を正確に行なうことができ、高品質の浮きを提供することができる。なお、オモリ群9の材質としては鉄や真鍮、鉛等の金属、樹脂等が用いられる。
また、オモリ蓋10はオモリ群9を見えなくし、かつ、封入するとともに、ユーザ用オモリ室11の床面を構成するものであり、その材質としては樹脂が用いられる。
ユーザ用オモリ室11は、穴7cの内周面と筒部材8の外周面とを側壁とし、オモリ蓋10を床面とした室であり、本発明でいう取り替え可能なオモリに相当するガン玉12が収納される。ガン玉とは釣り用の鉛製の球状オモリであり、各種重量やサイズのものが市販されている。
本実施形態の釣り用浮きにおいては、つまみ部7gをつまみながら外形部品7を回転させることにより、外形部品7を円形室6から取り外すことができる。そして、ユーザ用オモリ室11のガン玉12の種類(重量やサイズ)を変更することにより、ユーザの意思で所望の浮力を得るための浮力調整が可能となる。特に浮力調整に際して、通常釣り人が多種保有しているガン玉を利用することにより、それらを適宜組み合わせて、微妙な浮力調整を簡単に行なうことができる。もちろん、ガン玉以外でも、ワッシャ、ヒューズ、糸鉛、小型サルカン、石、砂、水等、重さを持ってオモリ室ユニットに入れることができるものであれば、何でも使用することが可能である。
さらに、環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようにすれば、環付き部材3を取り外せば、中通し穴2aにミチ糸を通す中通し浮きとしても使用することができ、また、環付き部材3を装着すれば、環付き浮きとしても使用することができる。
(第2の実施形態)
図3は第2の実施形態に係る釣り用浮きの概略構成を示す断面図である。また、図4Aはオモリ室ユニットの詳細を表わす断面図、図4Bは図4AのB方向から見た図である。
第2の実施形態は所謂ななめ浮きに係り、どんぐりタイプを一例として説明にすると、浮き本体21をなす浮力体内部にセンターパイプ22が装着され、浮き本体1を貫通する中通し孔22aが構成される。
浮き本体21の側部には円盤部及び円盤部の縁から垂下する側壁部からなる円形室部材23が埋め込まれ、この円形室部材23が浮き本体21の側部表面で開口する。円形室部材23の内面上部にはネジ部23aが形成される。
円形室部材23には水密用外形部品24が装着される。外形部品24は円形室部材23の内径と略同径とされる挿入部24aを有し、円形室部材23への装着状態において外表面24bが浮き本体21の形状に整合する。また、外形部品24には、挿入部24a側の端面に大きく開口する穴24cが形成される。
挿入部24aの外周面上部には円形室部材23のネジ部23aに噛み合うネジ部24dが形成される。また、挿入部24aの外周面にはOリングを嵌め込むための周溝24eが形成される。
一方、外表面24bは上述したように浮き本体21の形状に整合するように形成されるが、コイン等の硬質部材を差し込むことができるように、本発明でいう凹凸として、図示例では幅1.9mm程度の弧状の溝24fが形成される。
以上述べた構成により、外形部品24内には、穴24cからなるオモリ室が形成される。オモリ室には本発明でいう固定オモリに相当するワッシャ状のオモリ群25と、同じくワッシャ状のオモリ蓋26とが積層する格好で組み付けられる。これらオモリ群25及びオモリ蓋26については、上記第1の実施形態で説明したオモリ群9及びオモリ蓋10と同様であり、その詳細な説明は省略する。
そして、上記第1の実施形態と同様に、オモリ蓋10上部空間はユーザ用オモリ室27としてユーザに提供され、本発明でいう取り替え可能なオモリに相当するガン玉28が収納される。
本実施形態の釣り用浮きにおいては、コイン等を溝24fに差し込んで外形部品24を回転させることにより、外形部品24を円形室部材23から取り外すことができる。そして、ユーザ用オモリ室27のガン玉28の種類(重量やサイズ)を変更することにより、ユーザの意思で、ななめ浮きが水面に浮かんだときの傾き角度を所望角度に調整することが可能となる。
この第2の実施形態のオモリ室ユニットは、端的にいえば、上述した第1の実施形態のオモリ室ユニットから、一体形成されたセンターパイプ2を除く構成とされたものである。この場合に、図5に示すように、円形室部材23内だけにパイプ29を残すような形態とし、そのパイプ29の下端に環付き部材3を取り外し可能に螺着できるようにしてもよく、その場合は中通し浮きとしても、環付き浮きとしても使用することができる。
(第3の実施形態)
図6に示す第3の実施形態の釣り用浮きは、上記第1の実施形態で説明した中通し浮きの浮き本体1の側部に、上記第2の実施形態で説明したオモリ室ユニットを更に追加した例である。各構成要素の詳細な説明は省略するが、第3の実施形態の釣り用浮きによれば、ユーザの意思で所望の浮力を得るための浮力調整が可能であると共に、水面に浮かんだときの傾き角度を所望角度に調整することが可能となる。
なお、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更等が可能である。例えば、浮き本体の形状はどんぐりタイプに限られるものではなく、それ以外の形状でもオモリ室ユニットの埋め込みが可能な形態であれば、あらゆる形状に対応することができる。例えば、図7に示す例は、棒浮きをなす浮き本体30の下部に上記第1の実施形態で説明したオモリ室ユニット(環付き部材3を有するもの)を設けたものであり、これにより可変浮力棒浮きを実現することができる。
本発明によれば、浮き本体の下部や側部にオモリ室ユニットを設けることにより、水密可能な外形部品を釣り場で取り外して、ユーザの意図に応じてガン玉等の取り替え可能なオモリを調整することにより、浮力や水面に浮かんだときの傾き角度を所望角度に調整することができる。
Claims (10)
- 浮き本体をなす浮力体に埋め込まれて上記浮き本体の表面で開口する室と、上記開口を塞ぐように上記室に取り外し可能に装着されて水密を可能にする外形部品とを備えたオモリ室ユニットが設けられ、上記外形部品内に形成されたオモリ室に取り替え可能なオモリが収容されることを特徴とする釣り用浮き。
- 上記外形部材が上記室に螺合するとともに、上記外形部材と上記室との間にシール部材が配設されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮き。
- 上記オモリ室ユニットが複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮き。
- 上記外形部品を上記室に装着した状態で、上記外形部品の外表面が上記浮き本体の外形形状に整合することを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮き。
- 上記外形部品の外表面には凹凸が設けられることを特徴とする請求項4に記載の釣り用浮き。
- 上記外形部品内に形成されたオモリ室に固定オモリが収容されるとともに、その上部にオモリ蓋が設けられ、上記オモリ蓋の上部に上記取り替え可能なオモリが載置されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮き。
- 上記固定オモリは複数種のオモリの組み合わせからなることを特徴とする請求項6に記載の釣り用浮き。
- 上記室には上記開口方向に向かってパイプが一体形成されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用浮き。
- 上記パイプが上記浮き本体を貫通するように延設されて、上記浮き本体を貫通する中通し孔が構成されることを特徴とする請求項8に記載の釣り用浮き。
- 上記パイプに取り外し可能に装着される環付き部材を備えたことを特徴とする請求項8に記載の釣り用浮き。
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A02 | Decision of refusal |
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