JPWO2005034554A1 - リピータ - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、このような無線ゾーンには、一般に、高層建築物のような地物、あるいは丘陵等の地形によって無線周波信号の伝搬が妨げられ、かつ無線基地局との間に良好な伝送品質の無線伝送路が形成され難い不感地帯が発生し得る。
従来、このような不感地帯に位置する端末には、所望の無線ゾーンをその不感地帯に拡張するリピータを介して通信サービスが提供されていた。
図7は、リピータが備えられたCDMA方式の移動通信システムの構成例を示す図である。
図において、無線基地局71は無線ゾーン72を形成し、その無線ゾーン72に含まれるべき不感地帯73の近傍の地点にはリピータ80が設置される。
リピータ80は、下記の要素から構成される。
・ 主ローブの方向が無線基地局71の方向に設定されたアンテナ81
・ アンテナ81の給電点に第一の開口が接続されたサーキュレータ82
・ サーキュレータ82の第二の開口に縦続接続された帯域フィルタ(BPF)83d、可変減衰器(ATT)84dおよび電力増幅器85d
・ 電力増幅器85dの出力に第一の開口が接続されたサーキュレータ86
・ 給電点がサーキュレータ86の第二の開口に接続され、かつ主ローブの方向が不感地帯73の方向に設定されたアンテナ87
・ サーキュレータ86の第三の開口と、サーキュレータ82の第三の開口との間に縦続接続された帯域フィルタ帯域(BPF)83u、可変減衰器(ATT)84uおよび電力増幅器85u
このようなリピータ80では、無線基地局71からアンテナ81に到来した受信波(以下、「下り信号」という。)は、サーキュレータ82を介して帯域フィルタ83dに与えられる。帯域フィルタ83dは、その下り信号の占有帯域に設定された通過域を介して、「この下り信号と共にアンテナ81に到来し、かつ干渉や妨害の要因となり得る無線周波信号」の成分を抑圧する。可変減衰器84dは、「無線基地局71からアンテナ81に至る区間において下り信号に生じる伝搬損失」との和が既定の値となる値に、その減衰度が設定される。なお、可変減衰器84dにおける減衰度については、例えば、「CPICHを介してアンテナ81に到来した下り信号」の受信レベル(RSCP)と、その既定の値との差を設定する。したがって、下り信号の内、CPICHを介して受信した信号は、可変減衰器84dにより、既定のレベルで電力増幅器85dに与えられることとなる。
電力増幅器85dは、下り信号を増幅し、かつサーキュレータ86およびアンテナ87を介して不感地帯73の方向に、下り信号を所定のレベルで放射する。
したがって、不感地帯73では、無線基地局71によって放射された下り信号が地形や地物に起因して著しく減衰し、あるいは到来しない場合であっても、リピータ80を介してその無線基地局71との間に所望の伝送品質による通信サービスの提供が可能な無線ゾーンが局部的に確保される。
また、リピータ80は、一般に、「無線基地局71によって放射され得る下り信号のレベル」に比べて、「そのリピータ80によって不感地帯73の方向に放射可能な下り信号の最大のレベル」が二十分の一ないし十分の一程度の小さな値となるように、設計される。
なお、不感地帯73に位置する端末からアンテナ87に到来した無線周波信号(以下、「上り信号」という。)は、帯域フィルタ83u、可変減衰器84uおよび電力増幅器85uを介して無線基地局71宛に中継(再送信)される。
ここに、下り信号の伝送に供される無線チャネル(以下、「下り無線チャネル」という。)と、上り信号の伝送に供される無線チャネル(以下、「上り無線チャネル」という。)とについては、以下に列記するチャネルの組み合わせとして構成されると仮定する。
[下り無線チャネル]
・ 報知情報の送信に供され、かつ送信電力制御が行われない(送信電力が一定である)PCCPCH(Primary Common Control Physical Channel)(図8a(1))
・ 端末のページングに供され、かつ送信電力制御が行われない(送信電力が一定である)SCCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)(図8a(2))
・ ランダムアクセス制御に供され、かつ送信電力制御が行われない(送信電力が一定である)AICH(Acquisition Indication Channel)(図8a(3))
・ 上記のSCCPCHとの対として並行して適用され、かつ送信電力制御が行われない(送信電力が一定である)PICH(Page Indication Channel)(図8a(4))
・ 端末におけるセルサーチ、チャネル推定等に用いられる信号の伝送に供され、かつ送信電力が上記のPCCPCH、SCCPCH、AICHおよびPICHの送信電力の和にほぼ等しい値に設定されるCPICH(Common Pilot Channel)(図8a(5))
・ 下りの通話信号(データ)の伝送に適宜適用され、かつ端末との連係の下で行われる送信電力制御によって送信電力が可変され得るDPCH(Dedicated Physical Channel)(図8a(6))
[上り無線チャネル]
・ 上りの通話信号(データ)の伝送に適宜適用され、かつ端末との連係の下で行われる送信電力制御によって送信電力が可変され得るDPCH(Dedicated Physical Channel)(図8b)
なお、以下では、これらの下り無線チャネルの内、DPCH以外の無線チャネルについては、「共通制御チャネル」と称する。
また、上り、下りのDPCHの送信電力は、無線基地局から離れた端末の数が増加するほど、送信電力制御により増加し、無線基地局71の全出力(共通制御チャネル、DPCHを含む。)は、おおよそ(共通制御チャネルの出力パワー)×(1/(1−負荷率))で表される。ここに、「負荷率」とは、「無線基地局71によって実際に送信されている出力パワー」と、「その無線基地局71による送信が許容される送信電力の上限値」との比である。
なお、このような負荷率が所定の閾値(ここでは、簡単のため、80パーセントであると仮定する。)を上回る可能性がある状態では、新規な呼が完了呼となるために行われるべきチャネル制御(DPCHの割り付けを含む。)は、見合わせられる。
ところで、上述した従来例では、不感地帯73に位置する多くの端末が送信を行うと、無線基地局71において受信可能な上り信号の最小のレベル(以下、単に「最小レベル」という。)は、一般に、このような端末の数(負荷率の増加)に応じて高くなる。
したがって、このような状態では、無線ゾーン72内であって、その不感地帯73外に位置する端末によって送信された上り信号は、正常に受信され難くなり、場合によっては、不感地帯73よりも広範囲に通信が困難な地帯が生ずることがあった。
なお、「無線基地局が際限なく多数の端末を収容すること」に起因する伝送品質およびサービス品質の低下を回避するために、無線基地局71の受信電力が閾値以上に受信されると、接続を拒否する機能を備えることもあり、通信サービスの対象から除外される可能性があった。なお、この機能は、「アドミッション」と称される。
また、端末に並行して割り付けられ得る無線チャネルの数が上限値に達した状態では、不感地帯73ではない領域(以下、「非不感地帯」という。)地点に位置する端末は、その地点が無線基地局71の至近点であっても、通信サービスの提供の対象から除外される可能性があった。
さらに、無線基地局71によって送信可能な電力の総和がほぼ上限値に達する場合に、通信サービスの提供の対象から除外される可能性があった。
また、本発明の目的は、伝送品質およびサービス品質が特定の領域や端末に偏ることなく良好に維持され、かつ多様に刻々と変化し得るトラヒックの分布に対する柔軟な適応と、総合的な信頼性の向上とが図られる点にある。
さらに、本発明の目的は、本発明にかかわるリピータが設置されるべきサイトの選定にかかわる制約が緩和される点にある。
また、本発明の目的は、構成の標準化に併せて、保守や運用にかかわる作業の省力化およびコストの低減が図られる点にある。
さらに、本発明の目的は、再放射される第一の無線周波信号のレベルが頻繁に変化することに起因するサービス品質や信頼性の低下が回避される点にある。
また、本発明の目的は、本発明にかかわるリピータの設置、保守および運用の過程では、第一の無線周波信号の再放射に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される点にある。
さらに、本発明の目的は、再放射される第一の無線周波信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第一の無線周波信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される点にある。
また、本発明の目的は、既述の領域だけではなく、無線伝送路が形成される領域にも、既述の無線リソースの余剰分が少ないほど、その余剰分が少なく配分される点にある。
さらに、本発明の目的は、再送信される第二の無線周波信号のレベルが頻繁に変化することに起因するサービス品質や信頼性の低下が回避される点にある。
また、本発明の目的は、本発明にかかわるリピータの設置、保守および運用の過程で、上述した第二の無線周波信号の再送信に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される点にある。
さらに、本発明の目的は、再送信される第二の無線周波信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第二の無線周波信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される点にある。
上述した目的は、無線伝送路を介して受信した第一の無線信号の送信元の高負荷を検出したときに、小さな値に再送信手段の利得を設定する点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、上述した第一の無線信号の再送信によって拡張された無線ゾーンは、本来の無線伝送路を介して到来した第一の無線信号のレベルが大きいほど実効的に狭められ、反対にそのレベルが小さいほど広められる。さらに、この第一の無線信号の送信端が送信可能な電力の余剰分が少ないほど、その余剰分の内、この領域に配分される余剰分は少なく設定される。
また、上述した目的は、無線伝送路が形成される無線ゾーンにおいて、再送信された第一の無線信号に起因する伝送品質の低下が許容される値に、その再送信手段の利得が維持される点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、上記の拡張された無線ゾーンにも、所望の伝送品質が損なわれることなく無線リソースが適切に配分される。
さらに、上述した目的は、第一の無線信号の占有帯域が分布し得る帯域の全てを介して受信した第一の無線信号について、レベルが監視される点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、そのリピータによって再放射され得る無線信号の帯域は、この帯域が既知である限り、増設が行われた場合であっても、構成が変更されることなく、確保される。
また、上述した目的は、外部から与えられる指令に応じて再送信手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、第一の無線信号のレベルの如何にかかわらず、再送信手段の利得が一定に保たれる。
さらに、上述した目的は、第一の無線信号の受信レベルが既定の値域に属さないときに、その第一の無線信号を再送信しない点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、第一の無線信号は、そのレベルが上述した値域に属さない不適正な値である場合には、再送信されない。
また、上述した目的は、受信した第二の無線信号の高レベルを検出すると、小さな値に再送信手段の利得が設定される点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、第二の無線信号のレベルは、一般に、既述の拡張された無線ゾーンから本発明にかかわるリピータに至る区間の伝搬損失に亘って、第一の無線信号のレベルより大きな値と見なされ得る。しかし、その第二の無線信号のレベルは、第一の無線信号のレベルと同様に、この第一の無線信号の送信端に残存する無線リソースが小さいほど大きな値となる。
さらに、上述した目的は、第二の無線信号の受信レベルが大きいほど小さなレベルで、第一の無線信号の送信端宛にその第二の無線信号を再送信する点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、第二の無線信号のレベルは、一般に、既述の拡張された無線ゾーンから本発明にかかわるリピータに至る区間の伝搬損失に亘って、第一の無線信号のレベルより大きな値と見なされ得る。しかし、その第二の無線信号のレベルは、第一の無線信号のレベルと同様に、この第一の無線信号の送信端に残存する無線リソースが小さいほど大きな値となる。
また、上述した目的は、外部から与えられる指令に応じて中継手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、第二の無線信号信号のレベルの如何にかかわらず、中継手段の利得が一定に保たれる。
さらに、上述した目的は、第二の無線信号の受信レベルが既定の値域に属さないときに、その第二の無線信号の再送信をしない点に特徴があるリピータによって達成される。
このようなリピータでは、既述の拡張された無線ゾーンから到来した第二の無線信号は、レベルが上述した値域に属さない不適正な値である場合には、再送信されない。
本発明の摘要は、下記の通りである。
本発明にかかわる第一のリピータでは、第一の監視手段は、無線伝送路を介して受信した第一の無線信号を監視する。再送信手段は、第一の無線信号を再送信する。制御手段は、第一の監視手段により第一の無線信号の送信元の高負荷を検出と、小さな値に再送信手段の利得を設定する。
すなわち、上述した第一の無線信号の再送信によって拡張された無線ゾーンは、本来的に無線伝送路を介して到来した第一の無線信号のレベルが大きいほど実効的に狭められ、反対にそのレベルが小さいほど広められる。さらに、この第一の無線信号の送信端が並行して送信可能な電力の余剰分が少ないほど、その余剰分の内、この拡張された無線ゾーンに配分される余剰分は少なく設定される。
したがって、このような拡張された無線ゾーンと、第一の無線信号の送信端からその第一の無線信号が直接到来し得る領域とには、無線リソースが従来例より適切に配分される。
本発明にかかわる第二のリピータでは、送信電力がダイナミックに制御されないチャネルの信号について、制御手段の出力が所定値となるように制御している場合において、第一の監視手段は、その制御手段により、利得制御された後の第一の無線信号を監視する。
すなわち、既述の領域と拡張された無線ゾーンとには、所望の伝送品質が損なわれることなく無線リソースが適切に配分される。
したがって、無線伝送路の信頼性に併せて、サービス品質が高く維持される。
本発明にかかわる第三のリピータでは、第一の監視手段は、第一の無線周波信号の占有帯域が分布し得る帯域の全てを介して受信した第一の無線信号について、レベルを監視する。
すなわち、本発明にかかわるリピータによって拡張されるべき無線ゾーンに放射され得る無線周波信号の帯域は、その帯域が既知である限り、増設が行われた場合であっても、構成が変更されることなく確保される。
したがって、構成の標準化に併せて、保守や運用にかかわる作業の省力化およびコストの低減が図られる。
本発明にかかわる第四のリピータでは、制御手段は、外部から与えられる指令に応じて再送信手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する。
すなわち、無線伝送路を介して到来する第一の無線信号のレベルの如何にかかわらず、再送信手段の利得が一定に保たれる。
したがって、本発明にかかわるリピータの設置、保守および運用の過程では、上述した第一の無線信号の放射に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第五のリピータでは、第一の監視手段は、第一の無線信号の受信レベルが既定の値域に属するか否かの判別を行う。再送信手段は、判別の結果が偽であるときに、第一の無線信号を再送信しない。
すなわち、無線伝送路を介して到来した第一の無線信号は、そのレベルが上述した値域に属さない不適正な値である場合には、再放射されない。
したがって、既述の再放射される第一の無線信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第一の無線信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される。
本発明にかかわる第六のリピータでは、第二の監視手段は、受信した第二の無線信号信号を監視する。制御手段は、第二の監視手段により、第二の無線信号の高レベルを検出すると、小さな値に再送信手段の利得を設定して出力パワーを下げる。
このような第二の無線信号のレベルは、一般に、既述の拡張された無線ゾーンから本発明にかかわるリピータに至る区間の伝搬損失に亘って、既述の第一の無線信号のレベルより大きな値と見なされ得る。
しかし、その第二の無線信号のレベルは、第一の無線信号のレベルと同様に、この第一の無線信号の送信端に残存する無線リソースが小さいほど大きな値となる。
したがって、既述の拡張された無線ゾーンと、第一の無線信号の送信端からその第一の無線信号が直接到来し得る領域とには、無線リソースが適切に配分される。
本発明にかかわる第七のリピータでは、中継手段は、第二の無線信号の受信レベルが大きいほど小さなレベルで、無線伝送路を介して第一の無線信号の送信端宛にその第二の無線信号を再送信する。
このような第二の無線信号のレベルは、一般に、既述の拡張された無線ゾーンから本発明にかかわるリピータに至る区間の伝搬損失に亘って、既述の第一の無線信号のレベルより大きな値と見なされ得る。
しかし、その第二の無線信号のレベルは、第一の無線信号のレベルと同様に、この第一の無線信号の送信端に残存する無線リソースが小さいほど大きな値となる。
したがって、既述の拡張された無線ゾーンだけではなく、本来的に無線伝送路が形成される領域にも、既述の無線リソースの余剰分が少ないほど、その余剰分が少なく配分される。
本発明にかかわる第八のリピータでは、制御手段は、外部から与えられる指令に応じて中継手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する。
すなわち、既述の領域から到来する第二の無線周波信号のレベルの如何にかかわらず、中継手段の利得が一定に保たれる。
したがって、本発明にかかわるリピータの設置、保守および運用の過程では、上述した第二の無線信号信号の送信に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第九のリピータでは、第二の監視手段は、第二の無線信号の受信レベルが既定の値域に属するか否かの判別を行う。中継手段は、判別の結果が偽であるときに、第二の無線信号の再送信をしない。
すなわち、既述の領域から到来した第二の無線信号信号は、そのレベルが上述した値域に属さない不適正な値である場合には、再送信されない。
したがって、このような再送信されるべき第二の無線信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第二の無線信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される。
図2は、換算テーブルの構成を示す図である。
図3は、負荷率テーブルの構成を示す図(1)である。
図4は、負荷率テーブルの構成を示す図(2)である。
図5は、本発明の第二の実施形態を示す図である。
図6は、本発明の第一ないし第五の実施形態の他の構成を示す図である。
図7は、リピータが備えられたCDMA方式の移動通信システムの構成例を示す図である。
図8は、チャネル構成を示す図である。
図1は、本発明の第一、第三ないし第五の実施形態を示す図である。
図において、可変減衰器84dの出力は、電力増幅器85dの入力と共に、その電力増幅器85dと同じ特性および利得を有する電力増幅器11の入力に接続される。電力増幅器85dの出力は、縦続接続された可変減衰器(ATT)12およびスイッチ(SW)13dを介してサーキュレータ86の第一の開口に接続される。電力増幅器11の出力は検波器14dを介して制御部15の第一の入力およびコンパレータ16dの入力に接続される。そのコンパレータ16dの出力は、スイッチ13dの制御入力に接続される(図では、オアゲート19dを介しているが、ここでは、オアゲート19dを介さず、直接スイッチ13dに接続するものとする。)。帯域フィルタ83uの出力は、可変減衰器84uの入力と共に、検波器14uの入力に接続される。電力増幅器85uの出力は、スイッチ13uを介してサーキュレータ82の第三の開口に接続される。検波器14uの出力は、制御部15の第二の入力に接続され、かつコンパレータ16uを介してスイッチ13uの制御入力に接続される(図では、オアゲート19uを介しているが、ここでは、オアゲート19uを介さず、直接スイッチ13uに接続するものとする。)。
[第一の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
なお、可変減衰器84d、85dの制御については、背景技術に記載のごとく制御するものとする。
電力増幅器11は、無線基地局71からアンテナ81に到来し、かつサーキュレータ82、帯域フィルタ83dおよび可変減衰器84dを介して与えられた下り信号を増幅する。検波器14dは、このようにして増幅された下り信号を検波し、かつ平滑することによって、その下り信号のレベルに比例した「下り検波信号」を生成する。
一方、検波器14uは、不感地帯73からアンテナ87に到来し、かつサーキュレータ86および帯域フィルタ83uを介して与えられた上り信号を検波し、かつ平滑することによって、その上り信号のレベルに比例した「上り検波信号」を生成する。
制御部15は、図2に示すように、既述の負荷率に応じて可変減衰器12に設定されるべき「減衰度」が予め登録された換算テーブル15Tを有する。なお、減衰度は、無線ゾーン72の面積が縮小されるために設定されるべき値であって、下り信号の受信レベルが大きいほど大きな値となる。
さらに、制御部15は、このような換算テーブル15Tの内容と、上述した下り検波信号と上り検波信号とに基づいて、下記の処理を行う。
・ 下り信号のレベルと上り信号のレベルとを取得する。
・ その下り信号のレベルを既述の負荷率(ここでは、「25パーセント」であると仮定する。)に換算し、かつ換算テーブル15Tのレコードの内、「負荷率」フィールドの値がその負荷率に等しい(または、最も近い)レコードの「減衰度」フィールドの値Г(ここでは、2.2dB)を取得する。
・ その減衰度Гを可変減衰器12に設定する。
以下、このようにして可変減衰器12に設定され得る減衰度Гの算出に供される各値を順次例示する。
無線基地局71によって送信が行われている無線チャネルが「共通制御チャネル」のみである状態では、CPICHの送信電力はその共通制御チャネルの送信電力の約半分に相当し、この共通制御チャネルの送信電力は「無線基地局71によって送信可能な最大の送信電力」に対して、例えば、約25パーセントに該当する。したがって、「無線基地局71によって送信可能な最大の送信電力」が16ワットである場合には、共通制御チャネルの送信電力は4(=16×0.25)ワットであり、かつCPICHの送信電力は2(≒4×0.5)ワット(=33dBm)となる。
可変減衰器84dの出力に得られる下り信号の内、CPICHを介して受信された成分のレベル(ここでは、簡単のため、−100dBmであると仮定する。)と、上述したCPICHの送信電力(=33dBm)とが実測に基づいて、または理論的に既知である場合には、無線基地局71からアンテナ81に至る無線伝送路の伝搬損失は、133dB(=33dBm−(−100dBm))と推定される。
一方、可変減衰器84dの出力に得られる下り信号の電力の総和が、例えば、−97dBmである場合には、無線基地局71から送信されている送信電力の和は、上述した伝搬損失(=133dB)との差に相当する36dBm(=4ワット)と予測可能である。
また、可変減衰器12に設定される減衰度Гの物理的意味および算出の根拠は、下記の通りである。
不惑地帯72に端末が一様に分布していると見なされ得る場合には、その不感地帯73を実質的に狭めることによって、リピータ80を介して無線基地局71にアクセスする端末の数は間接的に減少する。
また、このような不感地帯73は、既述の共通制御チャネルの送信電力が減少し、その共通制御チャネルの伝送品質が低下することによって、実質的に狭められる。
一方、負荷率が25パーセントである状態では、過負荷状態は、不感地帯73の領域を実質的に25パーセント狭めることによって、間接的に軽減され、かつ解消される。
このように不地帯73が25パーセント狭められることは、上記の伝送品質が確保される最大の伝搬距離が0.866(=(1−0.25)1/2)倍に減じられることに等価である。
また、不感地帯73における伝搬損失が「距離の3.5乗値」に比例すると仮定すると、その伝搬損失が2.2(≒−35・Log(0.866))dB増加することによって、リピータ80を介して無線基地局にアクセス可能な端末の数は間接的に減じられる。
したがって、無線基地局71からアンテナ81に到来した下り信号は、その下り信号のレベルが大きいほど、小さなレベルでその不感地帯73に再放射される。
ところで、コンパレータ16dは、下り検波信号と既定の閾値(ここでは、80パーセントないし90パーセントの負荷率に相当すると仮定する。)とを比較し、前者が後者を上回る期間に限って、スイッチ13dを開設定する。
さらに、コンパレータ16uは、上り検波信号と既定の閾値とを比較し、前者が後者を上回る期間に限って、スイッチ13uを開設定する。
すなわち、このような下り信号は、上述した閾値を超える程度に大きなレベルでアンテナ81に到来した場合には、不感地帯73に対する再放射が見合わせられる。
さらに、上述した上り信号は、既述の閾値を超える程度に大きなレベルでアンテナ87に到来した場合には、無線基地局71に対する再送信が見合わせられる。
このように本実施形態によれば、無線基地局71から到来した上り信号のレベルの如何にかかわらず上述した再放射と再送信とが行われていた従来例に比べて、不感地帯73に位置する端末に対して無線リソースが優先的に割り付けられることが回避される。
したがって、不感地帯73と非不感地帯とに対して無線リソースが適正に配分され、かつ無線ゾーン72および不感地帯73に位置する何れの端末にも、ほぼ同じサービス品質で通信サービスが提供される。
なお、本実施形態では、可変減衰器12の減衰度Гは、下り信号のレベルに基づいて換算テーブル15Tが参照されることによって求められている。
しかし、このような減衰度Гについては、例えば、下り信号のレベルと、上り信号のレベルとの内、大きい一方のレベルが既述の下り信号のレベルに代えて参照されることによって求められることによって、「無線ゾーン72の縁部近傍に端末が集中して位置するために、これらの端末の数が少ないにもかかわらず増加し得る負荷率(無線基地局71が送信電力制御の下で送信を行うべき送信電力)」に対する柔軟な適応が図られてもよい。
ただし、上り信号のレベルを負荷率に換算する処理については、例えば、「不感地帯73からリピータ80に至る区間の伝搬損失に相当する値、上り信号のレベルが下り信号のレベルより大きな値となる」との前提の下では、下記の処理として実現可能である。
(1)制御部15は、「上りのリンクの負荷率Lu」が0パーセントである状態でリピータ80によって送信されるべき上り信号の送信電力Prefを既知の値、あるいはテストモード等において実測された値として予め有する。
(2)さらに、制御部15は、実際に無線基地局71宛に送信された上り信号の送信電力P(可変減衰器12に設定された減衰度の換算値として識別可能である。)を識別し、その送信電力Pに対して下式が成立する値として負荷率Luを算出する。
10・log{1/(1−Lu)}=10・log(P/Pref)
なお、上記の送信電力Prefは、「上りのリンクの負荷率Lu」と、「無線基地局71に備えられた受信機で発声する熱雑音のレベルNt」とに対して、一般に、下式で与えられ、かつ無線基地局71によって受信されるべき上り信号の最小のレベルL(ここでは、簡単のため、−110dBmであると仮定する。)と、既述の伝搬損失(=−133dB)との差(=23dBm)として、予め、あるいは適宜算出可能である。
L=Nt/(1−Lu)
また、このようにして算出される「上りのリンクの負荷率Lu(パーセント)」は、例えば、図3に示すように、既述の処理の対象となる送信電力の増加分(=10・log(P/Pref))に対して予め算出された値が登録され、かつ制御部15によって適宜参照される負荷率テーブルとして与えられてもよい。
さらに、本実施形態では、可変減衰器84uの減衰度は、可変減衰器84dの減衰度に等しい値に設定されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、上り信号と下り信号とのレベルダイヤグラムが異なる場合には、上りのリンクの負荷率Luと下りのリンクの負荷率Ldとが個別に求められ、これらの負荷率Lu、Ldの内、値が大きい一方に基づいて換算テーブル15Tが参照されてもよい。
また、このような下りのリンクの負荷率Ldについては、例えば、無線基地局71から多数のDPCHと共に並行して送信の対象となる共通制御チャネルの内、CPICHの(Ec/lo)が計測され、かつ図4に示すように、その(Ec/lo)の定義を示す下式の左辺と右辺(この負荷率Ldに応じて単調に減少する。)との対応関係が予め登録された負荷率テーブルが備えられると共に、計測された(Ec/lo)に基づいてこの負荷率テーブルが適宜参照されることによって求められてもよい。
Ec/Io=CPICHの受信電力/(全受信電力+リピータ装置の熱雑音)
≒CPICHの送信電力/基地局によって送信される送信電力の和
さらに、本実施形態では、下り信号のレベルに基づいて可変減衰器12の減衰度が求められている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、可変減衰器12の減衰量は、例えば、上り信号のレベルの如何にかかわらず、単に下り信号のレベルが大きいほど大きな値に設定されてもよい
また、本実施形態では、可変減衰器84dの減衰量は、予め設定され、かつ保守や運用の過程においても一定に保たれている。
しかし、このような可変減衰器84dの減衰量は、例えば、チャネル制御の下で変化する送信電力に適合した値に適宜更新されることによって、周波数配置のやチャネル構成の変更に対する柔軟な適応が図られてもよい。
さらに、本実施形態では、下り検波信号の瞬時値が閾値を上回る期間にスイッチ13dが開設定され、かつ上り検波信号の瞬時値が閾値を上回る期間にスイッチ13uが開設定されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、再放射される下り信号のレベルと、再送信される上り信号のレベルとの双方もしくは何れか一方に何ら制約がない場合には、これらのスイッチ13d、13uが定常的に閉設定され、あるいは備えられなくてもよい。
また、本実施形態では、負荷率が換算テーブル15Tに示す離散的な値に量子化された後に、その結果に対応した減衰度Гが可変減衰器12に設定されている。
しかし、このような減衰度Гは、所望の精度や応答性が達成される限り、既述の通りに負荷率に基づく算術演算の結果として適宜求められ、あるいは近似値として求められてもよい。
さらに、本実施形態では、可変減衰器12に設定されるべき減衰量Гに何ら制約が課されていない。
しかし、このような減衰量Гについては、可変減衰器12の入力端子と出力端子との間におけるアイソレーションを含む特性の誤差が許容される限り、例えば、下記の制約が必ずしも課されなくてもよい。
・ 最大の減衰量が所定の値(例えば、十数デシベル)以下に制限される。
・ 負荷率が既定の値(例えば、80パーセント)以上である場合に、既定の上限値に維持される。
[第二の実施形態]
図5は、本発明の第二の実施形態を示す図である。
本実施形態には、図1に示す帯域フィルタ83d、83uに代えて、チューナブルフィルタ(TF)31d、31uがそれぞれ備えられる。
以下、図5を参照して本発明の第二の実施形態の動作を説明する。
チューナブルフィルタ31dの通過域は、無線基地局71から到来し、かつ不感地帯73に再放射されるべき下り信号の占有帯域(単一の帯域とは限らず、所望の周波数配置に基づいてその無線基地局71(無線ゾーン72)に割り付けられた複数の帯域であってもよい。)の全域に相当する帯域に、予め設定される。
また、チューナブルフィルタ31uの通過域は、不感地帯73から到来し、かつ無線基地局71宛に再送信されるべき上り信号の占有帯域(単一の帯域とは限らず、所望の周波数配置に基づいてその無線基地局71(無線ゾーン72)に割り付けられた複数の帯域であってもよい。)の全域に相当する帯域に、予め設定される。
したがって、本実施形態によれば、トラヒックや加入者の増加に伴う増設の下で複数の無線周波数が並行して無線基地局71に割り付けられ得る場合であっても、増設や多様な周波数配置に対する柔軟な適応が可能となる。
なお、本実施形態では、「CDMA(Code Division Multiple Access)方式に基づいて共用される帯域」の数が複数であっても、可変減衰器12に与えられるべき減衰度は、これらの帯域の全てに共通の回路(制御部15を含む。)によって設定されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、図6に示すように、下記の要素が備えられて構成されることによって、既述の処理が帯域毎に行われてもよい。
・ サーキュレータ82の第一の開口とサーキュレータ86の第三の開口とにそれぞれ入力が接続された分波器22d、22u
・ サーキュレータ82の第三の開口とサーキュレータ86の第一の開口とにそれぞれ出力が接続された合波器23d、23u
・ 図1に示すサーキュレータ82、86以外の要素から構成され、かつ個別に異なる帯域に『符号「83d」、「83u」が付与された帯域フィルタ』の通過域が設定されると共に、分波器22d、22uの対応する出力と、合波器23d、23uの対応する入力との間にそれぞれ配置された複数nの帯域対応部24−1〜24−n
[第三の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、コンパレータ16d、16uの特性と、これらのコンパレータ16d、16uによって行われる下記の動作とにある。
なお、以下では、コンパレータ16d、16uについては、何れも特性および動作が同じであるので、これらの特性および動作については、以下では、コンパレータ16dのみに着目して記述する。
コンパレータ16dは、上り検波信号の瞬時値が既定の閾値(=th1)を上回った時点でスイッチ13dを開設定することによって、不感地帯73に対する上り信号の再放射を規制する。
また、コンパレータ16dは、このような上り検波信号の瞬時値が上述した閾値th1に等しい値まで減少してもスイッチ13dを開設定し続け、その瞬時値が「閾値th1より小さい閾値th2」を下回る時点でこのスイッチ13dを閉設定する。
すなわち、下り信号の再放射は、その下り検波信号の瞬時値が閾値th1を上回り、かつ増減しても、この瞬時値が閾値th2(<th1)を再び下回らない限り、安定に規制される。
したがって、本実施形態によれば、下り信号の再放射と上り信号の再送信との何れかが頻繁に断続されることに起因して生じる「サービス品質や信頼性の低下」および「消費電力の無用な増加」が回避される。
なお、本実施形態では、コンパレータ16d、16uの何れもヒステリシス特性を有している。
しかし、このようなヒステリシス特性は、例えば、コンパレータ16d、16uの何れか一方のみに備えられてもよい。
また、本実施形態では、これらのヒステリシス特性は、コンパレータ16d、16uの入出力特性として実現されている。
しかし、このようなヒステリシス特性は、例えば、『「スイッチ13d(13u)の開閉設定の切り替えが行われる最小のインターバル」を所望の値以上に設定するタイマ回路』その他の如何なる回路によって実現され、あるいはソフトウエアが介在することによって実現されてもよい。
[第四の実施形態]
本実施形態には、図1に波線で示すように、下記の要素が備えられる。
・ 入力がスイッチ13dの入力と共に可変減衰器12の出力に接続された検波器17d
・ この検波器17dの出力に縦続接続されたコンパレータ18d
・ 第一の入力にコンパレータ18dの出力が接続され、かつ第二の入力にコンパレータ16dの出力が接続されると共に、出力がスイッチ13dの制御入力に接続されたオアゲート19d
・ 入力がスイッチ13uの入力と共に電力増幅器85uの出力に接続された検波器17u
・ この検波器17uの出力に縦続接続されたコンパレータ18u
・ 第一の入力にコンパレータ18uの出力が接続され、かつ第二の入力にコンパレータ16uの出力が接続されると共に、出力がスイッチ13uの制御入力に接続されたオーゲート19u
以下、図1を参照して本発明の第四の実施形態の動作を説明する。
検波器17dは、電力増幅器85dの出力から可変減衰器12を介して与えられた下り信号を検波し、かつ平滑することによって、瞬時値の列としてその下り信号の電力を示す「下り監視信号」を生成する。コンパレータ18dは、その下り監視信号の瞬時値と規定の上限値とを比較し、かつ前者が後者を上回る期間に限って、オアゲート19dを介してスイッチ13dを開設定する。
また、検波器17uは、電力増幅器85uによって出力された上り信号を検波し、かつ平滑することによって、瞬時値の列としてその上り信号の電力を示す「上り監視信号」を生成する。コンパレータ18uは、その上り監視信号の瞬時値と規定の上限値とを比較し、かつ前者が後者を上回る期間に限って、オアゲート19uを介してスイッチ13uを開設定する。
すなわち、アンテナ81の給電点からサーキュレータ82、帯域フィルタ83d、可変減衰器84dおよび電力増幅器85dを介して可変減衰器12の出力に至る区間(以下、「下りリンク対応部」という。)に何らかの障害が発生し、そのために下り信号のレベルが上述した下限値を上回っても、その下り信号が過度に大きなレベルで再放射されることが確度高く回避される。
さらに、アンテナ87の給電点からサーキュレータ86、帯域フィルタ83uおよび可変減衰器84uを介して電力増幅器85uの出力に至る区間(以下、「上りリンク対応部」という。)に何らかの障害が発生し、そのために上り信号のレベルが上述した下限値を上回っても、その上り信号が過度に大きなレベルで再送信されることが確度高く回避される。
したがって、本実施形態にかかわるリピータが設置された無線通信システムや無線伝送システムでは、「下りリンク対応部」や「上りリンク対応部」が正常に作動していないにもかかわらず下り信号の再放射や上り信号の再送信が続行され得る場合に比べて、伝送品質やサービス品質が高く維持される。
なお、本実施形態では、下り信号や上り信号のレベルのみに基づいて「下りリンク対応部」と「上りリンク対応部」との動作および特性の正否が判別されている。
しかし、これらの動作および特性の正否の判別は、例えば、「下り信号」と「上り信号」との何れについても、周波数軸上における電力の分布や波形の歪率に基づいて行われ、あるいは既定の周波数配置、多元接続方式、変調方式その他の既知の情報に基づいてこれらの信号に成立すべき如何なる基準に基づいて判別されてもよい。
[第五の実施形態]
本実施形態には、図1に点線で示すように、下記の要素が備えられる。
・ 後述する「テストモード」の指定と、その「テストモード」において可変減衰器12に設定されるべき減衰度ATTtとの設定に供される操作表示部(CON)20
・ 第一の入力にその操作表示部20の出力が接続され、かつ第二の入力に制御部15の出力が接続されると共に、出力が可変減衰器12の制御入力に接続されたセレクタ21
以下、図1を参照して本発明の第五の実施形態の動作を説明する。
操作表示部20は、テストモードにおいて可変減衰器12に設定されるべき既定の減衰度(以下、「標準減衰度」という。)の設定に供される操作部を有する。
また、セレクタ21は、操作表示部20によって上述したテストモードに移行すべき契機および指令が与えられると、その指令が解除される時点まで継続して、制御部15によって与えられる減衰度に代えて標準減衰度を可変減衰器12に与える。
すなわち、テストモード(初期設定時にも設定され得る。)では、操作表示部20を介して設定される標準減衰度の下で、所定の測定器やツールが適用されることによって、既述の閾値、下限値、可変減衰器84d、84uその他の各部の特性の確認および校正が安定に、かつ確度高く実現される。
したがって、保守や運用の作業にかかわる省力化および効率化が図られ、かつ総合的な信頼性が高められる。
なお、上述した各実施形態では、可変減衰器84uの減衰度は、運用の開始に際して一旦設定されるが、その後には一定に保たれている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、上り信号のレベルが変化し得る場合には、可変減衰器84uの減衰度が上述したテストモードにおいて好適な値に適宜調整されるてもよい。
また、上述した各実施形態では、CDMA方式が適用された移動通信システムにおいて不感地帯の救済に供されるリピータに、本発明が適用されている。
しかし、本発明は、このようなリピータに限定されず、例えば、多数の無線チャネルに並行して送信が行われることに起因して、伝送品質やサービス品質の低下の要因となるスプリアスのレベルを適正に抑圧することが要求される無線通信システムや無線伝送システムにおいて、不感地帯の救済や無線ゾーン(サービスエリア)の拡張に供されるリピータにも、ゾーン構成、周波数配置および多元接続方式の如何にかかわらず、同様に適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、下り信号または上り信号の電力に基づいて負荷率が識別され、その負荷率に適合した減衰度Гが可変減衰器12に設定されている。
しかし、本発明は、このような構成に限定されず、例えば、無線ゾーン72や不感地帯73に位置し得る端末に備えられ、かつ無線基地局から通知される報知情報等を所定のチャネル制御の下で参照するハードウエアが備えられると共に、そのハードウエアとの連係の下でチャネル制御の過程で適宜更新される負荷率が精度よく速やかに識別されることによって、無線基地局71とリピータ80との間に介在する地物や地形に応じて生じる負荷率の精度の低下が回避されてもよい。
また、上述した各実施形態では、「再放射されるべき下り信号」のレベルは、電力増幅器85dの後段に配置された可変減衰器12の減衰度が可変されることによって設定されている。
しかし、このようなレベルは、例えば、これらの電力増幅器85dと可変減衰器12とを兼ね、かつ利得の可変が可能な増幅器によって設定されてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、電力増幅器85dに入力されるべき下り信号のレベルは可変減衰器84dの減衰度に応じて適正に設定され、かつ電力増幅器85uに入力されるべき上り信号のレベルは可変減衰器84uの減衰度に応じて適正に設定されている。
しかし、これらの可変減衰器84d、84uの双方もしくは何れか一方は、リピータ80と無線基地局71との相対距離、あるいは不感地帯73に位置する端末の内、そのリピータ80に対して最短である端末の相対距離が多様に異なり、あるいは広範に変化し得る場合には、利得の変更が可能な増幅器で代替されてもよい。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲において多様な実施形態が可能であり、構成装置の一部もしくは全てに如何なる改良が施されてもよい。
本発明にかかわる第二のリピータでは、無線伝送路の信頼性に併せて、サービス品質が高く維持される。
本発明にかかわる第三のリピータでは、構成の標準化に併せて、保守や運用にかかわる作業の省力化およびコストの低減が図られる。
本発明にかかわる第四のリピータでは、設置、保守および運用の過程では、上述した第一の無線信号の再放射に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第五のリピータでは、既述の領域に対して再放射される第一の無線信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第一の無線信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される。
本発明にかかわる第七のリピータでは、既述の拡張された無線ゾーンだけではなく、無線伝送路が本来的形成されるべき領域にも、無線リソースの余剰分が少ないほど、その余剰分が少なく配分される。
本発明にかかわる第八のリピータでは、設置、保守および運用の過程で、上述した第二の無線信号の再送信に関与する各部の特性およびレベルダイヤグラムの確認が容易に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第九のリピータでは、再送信されるべき第二の無線信号のレベルが過大であることに起因する干渉や妨害の発生と、その第二の無線信号のレベルが過小であることに起因する無用な無線リソースの占有とが回避される。
したがって、これらの発明が適用されたされた無線通信システムや無線伝送システムでは、伝送品質およびサービス品質が特定の領域や端末に偏ることなく良好に維持され、かつ多様に刻々と変化し得るトラヒックの分布に対する柔軟な適応と、総合的な信頼性の向上とが図られる。
Claims (9)
- 無線伝送路を介して受信した第一の無線信号を監視する第一の監視手段と、
前記第一の無線信号を再送信する再送信手段と、
前記第一の監視手段により前記第一の無線信号の送信元の高負荷を検出すると、小さな値に前記再送信手段の利得を設定して出力パワーを下げる制御手段と
を備えたことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
送信電力がダイナミックに制御されないチャネルの信号について、前記制御手段の出力が所定値となるように制御している場合において、
前記第一の監視手段は、
該制御手役により、利得制御された後の第一の無線信号を監視する
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
前記第一の監視手段は、
前記第一の無線周波信号の占有帯域が分布し得る帯域の全てを介して受信した第一の無線信号について、レベルを監視する
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
前記制御手段は、
外部から与えられる指令に応じて前記再送信手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
前記第一の監視手段は、
前記第一の無線信号の受信レベルが既定の値域に属するか否かの判別を行い、
前記再送信手段は、
前記判別の結果が偽であるときに、前記第一の無線信号を再送信しない
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
受信した第二の無線信号を監視する第二の監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記第二の監視手段により、前記第二の無線信号の高レベルを検出すると、小さな値に前記再送信手段の利得を設定して出力パワーを下げる
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲1に記載のリピータにおいて、
第二の無線信号の受信レベルが大きいほど小さなレベルで、前記無線伝送路を介して前記第一の無線信号の送信端宛にその第二の無線信号を再送信する中継手段を備えた
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲6に記載のリピータにおいて、
前記制御手段は、
外部から与えられる指令に応じて前記中継手段の利得を既定の値に保ち、あるいはその利得の更新を保留する
ことを特徴とするリピータ。 - 請求の範囲7に記載のリピータにおいて、
前記第二の監視手段は、
前記第二の無線信号の受信レベルが既定の値域に属するか否かの判別を行い、
前記中継手段は、
前記判別の結果が偽であるときに、前記第二の無線信号の再送信をしない
ことを特徴とするリピータ。
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