JPWO2005009942A1 - 光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体 - Google Patents

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信 沼田
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Abstract

ヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体αに対して強力な転写活性化作用を有し、強力な血中脂質(コレステロール及び中性脂質)低下作用を示す置換フェニルプロピオン酸誘導体から新規な光学活性体を提供する。式(1)で表される光学活性な置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物及びそれらの製造法を提供する。

Description

本発明はヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体(PPARと略す)アゴニスト、特にヒトPPARαアイソフォームに対するアゴニストとして脂質代謝異常の治療に有効な光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体とその付加塩並びにその水和物及びこれらの製造方法ならびにこれらの化合物を含有する医薬組成物に関する。
ペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体(PPAR)はステロイド受容体、レチノイド受容体やサイロイド受容体等と同様核内受容体スーパーファミリーに属するリガンド依存性の転写因子であり、これまでに組織分布を異にする三つのアイソフォーム(α型、β(又はδ)型、γ型)がヒトをはじめ種々の動物種で同定されている[非特許文献1]。この内PPARαは脂肪酸の異化能の高い肝臓や腎臓等に分布しており、特に肝臓において高発現が認められ[非特許文献2]、脂肪酸の代謝や細胞内輸送に関連する遺伝子(例えばアシルCoA合成酵素、脂肪酸結合タンパク質やリポ蛋白リパーゼ)及びコレステロールや中性脂質の代謝に関連するアポリポ蛋白(AI、AII、CIII)遺伝子の発現を正や負に制御している。PPARβは神経細胞を中心として生体内各組織に普遍的に発現している。現時点ではPPARβの生理的意義については不明である。PPARγは脂肪細胞に高発現していて脂肪細胞の分化に関与している[非特許文献3]。この様にPPARの各アイソフォームは特定の臓器や組織において特異的な機能を果たしている。
又、PPARαのノックアウトマウスは加齢に伴い高中性脂肪血症を呈し、白色脂肪細胞の増加を主とした肥満になることが報告されており[非特許文献4]、PPARαの活性化と血中脂質(コレステロール及び中性脂質)低下作用との関連が強く示唆されている。
一方、従来から高脂血症治療薬としてはフィブラート系薬剤やスタチン系薬剤が汎用されている。しかしフィブラート系薬剤ではコレステロール低下作用が弱く、一方スタチン系薬剤では遊離脂肪酸やトリグリセライドの低下作用は弱い。またフィブラート系薬剤に関しては胃腸障害、発疹、頭痛、肝機能障害、腎機能障害や胆石等の種々の副作用が報告されていて、フィブラート系薬剤が広範な薬理作用を示すことがその原因として考えられており、特異的なメカニズムによる高脂血症治療薬の開発が望まれている。
このような従来の高脂血症治療薬の現状及びこれまでに判明したPPARαという転写因子の脂質代謝調節機構に関する役割及び高脂血症の病態との関わりを考えると、PPARα特にヒトのPPARαリガンドとして直接結合しヒトPPARαを活性化しうる化合物を創製することができれば極めて特異的なメカニズムによる血中脂質(コレステロール及び中性脂質の双方)低下作用を示す化合物としての医薬用途が期待される。
PPARαのリガンドとしてPPARαに対する親和性を有する化合物にはアラキドン酸の代謝物であるLTBの他にシトクロームP−450による酸化を介して生じるHETE(ヒドロキシエイコサテトラエン酸)群のエイコサノイド、特に8−HETE、8−HEPE等が報告されている[非特許文献5]。しかしこれらの内因性の不飽和脂肪酸誘導体は代謝的にも化学的にも不安定であり、医薬として供することはできない。このために、今日までに種々の構造様式のPPARαリガンドが開示されている。
本願出願人はPPARα作動作用を有する化合物として一般式(8)
Figure 2005009942
[式中、Rは炭素数1から4の低級アルキル基、炭素数1から3の低級アルコキシ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、無置換または置換基を有していても良いフェニル基、無置換または置換基を有していても良いフェノキシ基、無置換または置換基を有していても良いベンジルオキシ基を表し、Rは炭素数1から4の低級アルキル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、炭素数1から3の低級アルコキシ基、フェノキシ基、炭素数1から3の低級アルキルチオ基、フェニルチオ基、ベンジルチオ基を表し、RはRが炭素数1から4の低級アルキル基、2,2,2−トリフルオロエチル基の場合には水素原子または炭素数1から4の低級アルキル基を表し、Rが炭素数1から3の低級アルコキシ基、フェノキシ基、炭素数1から3の低級アルキルチオ基、フェニルチオ基、ベンジルチオ基の場合には水素原子を表し、Rは炭素数1から3の低級アルコキシ基を表す]で表される化合物を開示した[特許文献1]。この出願明細書で開示されている一般式(8)で表される化合物は(S)体について記載されてはいるが、式(1)で表される立体構造を有する(R)体化合物について具体的な記載は無い。
特開2001−55367号公報 Proc.Natl.Acad.Sci.,1992,89,4653. Endocrinology,1995,137,354. J.Lipid.Res.,1996,37,907. J.Biol.Chem.,1998,273,29577. Proc.Natl.Acad.Sci.,1997,94,312. 高脂血症は動脈硬化の危険因子であり、動脈硬化性疾患、特に冠動脈硬化症の予防という観点から有効で安全性の高い高脂血症治療薬の開発が臨床上望まれている。
本発明者らは、高脂血症治療薬として有効性及び安全性の高い構造上新規な薬物の創製を目的としてかかるヒトPPARαの脂質代謝に関する特異的な役割に着目し、鋭意研究を重ねた結果、式(1)
Figure 2005009942
で表される新規置換フェニルプロピオン酸誘導体が優れたヒトPPARα転写活性化作用を有することを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は
1)式(1)
Figure 2005009942
で表される(R)−2−エチル−3−[4−メトキシ−3−(N−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]メチル}カルバモイル)フェニル]プロピオン酸及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物、
2)上記式(1)で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とする脂質低下薬、
3)上記式(1)で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とするヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体(PPAR)αアゴニスト、
4)上記一般式(1)で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とする動脈硬化治療薬、
5)式(2)
Figure 2005009942
で表される化合物に
一般式(3)
Figure 2005009942
[式中、Rは(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(S)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(S)−4−フェニル−2−オキサゾリジノン−3−イル基等の絶対配置が(S)のキラルオキサゾリジノンやキラルイミダゾリジノン、キラル環状ラクタム、キラルスルタム等を表す]で表される化合物を反応させ、一般式(4)
Figure 2005009942
[式中、Rは前述の通り]で表される化合物を得、ついでこれを水素化分解することにより得られる一般式(5)
Figure 2005009942
[式中、Rは前述の通り]で表される化合物に式(6)で表される化合物
Figure 2005009942
又はその酸との塩を反応させ、得られた一般式(7)
Figure 2005009942
[式中、Rは前述の通り]で表される化合物のR部を酸化分解することを特徴とする上記式(1)で表される化合物の製造法、に関するものである。
式(1)
Figure 2005009942
で表される光学的に活性なプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物はヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体αに対して強力な転写活性化作用を有し、脂質低下薬、特に肝臓における脂質の低下薬、動脈硬化の進展に対する抑制薬として有効な化合物である。
本発明における一般式(1)で表される化合物の塩類は慣用のものであって、金属塩例えばアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩、マグネシウム塩など)、アルミニウム塩等その薬剤上許容される塩があげられる。
本発明の化合物は例えば以下の方法により製造することができる(スキーム1)。
Figure 2005009942
即ち式(1)
Figure 2005009942
で表される本化合物は、式(2)
Figure 2005009942
で表される化合物に一般式(3)
Figure 2005009942
[式中、Rは(R)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(R)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(R)−4−フェニル−2−オキサゾリジノン−3−イル基等の絶対配置が(R)のキラルオキサゾリジノンやキラルイミダゾリジノン、キラル環状ラクタム、キラルスルタム等を表す]で表される化合物を塩基存在下作用させる(工程1)ことにより合成される一般式(4)
Figure 2005009942
で表される化合物を得、これを水素化分解(工程2)により一般式(5)
Figure 2005009942
を得、この化合物に式(6)で表される化合物
Figure 2005009942
又はその酸との塩を反応させ(工程3)、得られた一般式(7)
Figure 2005009942
[式中、Rは前述の通り]で表される化合物のR部位を酸化分解する(工程4)ことにより製造することができる。
工程1の反応はテトラヒドロフランやジエチルエーテル、ヘキサン等の溶媒中塩基としては例えば水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物、ブチルリチウムのような有機金属化合物、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのような金属アミドを用いることができる。反応温度としては−100℃から室温にて、好適には−20℃から0℃にて実施することができる。
工程2の反応はパラジウム担持活性炭、白金担持活性炭、酸化白金、ロジウム担持アルミナ等の金属触媒存在下、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中水素圧98.1kPaから491kPaで実施することができる。また、パラジウム担持活性炭の存在下、酢酸エチル等の溶媒中、ギ酸アンモニウムもしくはギ酸及びトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等のトリアルキルアミンを用い、加熱することにより、好適には40℃から60℃にて実施することができる。
工程3の反応はカルボキシル基をそのままで、または反応性の誘導体に変換して実施することができる。「カルボキシル基の反応性誘導基」としては酸塩化物、酸臭化物、酸無水物、カルボニルイミダゾール等が挙げられる。
反応性誘導体を用いた反応の場合には、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中、塩基として例えば水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物、水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、又はピリジン、トリエチルアミンのような有機塩基の存在下又は非存在下に実施することができる。
カルボン酸体のままで反応を行う場合には塩化メチレン、クロロホルム、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中縮合剤の存在下、塩基の存在下又は非存在下で更には添加剤の存在下又は非存在下実施することができる。
縮合剤としては例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、カルボニルジイミダゾール等が挙げられる。塩基としては例えば水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、又はピリジン、トリエチルアミンのような有機塩基が挙げられる。添加剤としてはN−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミドや3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン等が挙げられる。反応温度としては−20℃から100℃にて、好適には0℃から50℃にて実施することができる。
工程4の反応はアルカリ性条件下で実施することができる。アルカリ性条件としては水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムと過酸化水素の混合物等が用いられる。反応温度としては−20℃から100℃にて、好適には0℃から50℃にて実施することができる。
このようにして式(1)で表される(R)−2−エチル−3−[4−メトキシ−3−(N−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]メチル}カルバモイル)フェニル]プロピオン酸が得られる。
本発明の新規化合物の投与形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、吸入剤又はシロップ剤等による経口投与或いは注射剤若しくは座剤等による非経口投与を挙げることができる。
次に本発明を具体例によって説明するがこれらの例によって本発明が限定されるものではない。
<参考例1>
(S)−4−ベンジル−3−ブチリル−2−オキサゾリジノン
カリウムt−ブトキシド(36.00g,0.321mol)と脱水テトラヒドロフラン0.35Lの溶液に、冷却攪拌下(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン(50.47g,0.285mol)を脱水テトラヒドロフラン180mLに溶解した溶液を内温8〜10℃で滴下し、30分間攪拌後、ブチリルクロリド(33mL,0.318mol)を内温8〜10℃で滴下しそのまま2時間撹拌した。反応液に飽和食塩水160mLを10分攪拌後、1mol/L塩酸で中和し、有機層を分取、減圧濃縮した。得られた残留物を飽和食塩水240mLに注ぎ、酢酸エチル400mL(200mLx2)で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。に先の濃縮残留物を加え、炭酸ナトリウム水(炭酸ナトリウム62.1gと水621mL)、次いで塩化ナトリウム水(塩化ナトリウム177gと水568mLの混液)で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。残留物は減圧蒸留(152〜156℃/80Pa)を行ない、59.24g(84.1%)の表題化合物を淡黄色油状物として得た。
質量分析値 m/z 247(M).
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジ ン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸ベンジル
(S)−4−ベンジル−3−ブチリル−2−オキサゾリジノン(59.24g,0.240mol)と脱水テトラヒドロフラン160mLの溶液にアルゴン雰囲気下、−40℃以下の温度で1mol/Lのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン溶液(287mL,0.287mol)を滴下した。滴下終了後0℃まで昇温し、10分間撹拌した後、再度−40℃に冷却、5−ブロモメチル−2−メトキシ安息香酸ベンジル(53.53g,0.160mol)の脱水テトラヒドロフラン(160mL)溶解液を滴下した。滴下終了後、約1時間かけて0℃まで昇温した。反応液に10%塩化アンモニウム水溶液150mLを加え、10分間攪拌した。1mol/L塩酸で中和後、有機層を分取し、水層を酢酸エチル600mL(300mLx2)で抽出し、先の有機層と合一し、水400mLで洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)カラムクロマトグラフィーにて精製後、ジエチルエーテルで再結晶することにより54.80g(収率68.4%)の表題化合物を白色結晶として得た。
融点:63〜64℃.
旋光度:[α] 24=56(c=1.0、MeCN).
質量分析値 m/z 501(M).
H−NMR(400MHz,CDCl):δ 0.93(3H,t,J=7.8Hz),1.53−1.61(1H,m),1.71−1.82(1H,m),2.43(1H,dd,J=9.3,13.2Hz),2.75(1H,dd,J=6.3,13.2Hz),2.99−3.08(2H,m),3.86(3H,s),4.07−4.15(3H,m),4.61−4.67(1H,m),5.27(1H,d,J=17.6Hz), 5.30(1H,d,J=17.6Hz),6.91(1H,d,J=8.9Hz),7.02−7.04(2H,m),7.20−7.42(9H,m),7.72(1H,d,J=2.0Hz).
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジ ン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸ベンジル(24.60g,49.0mmol)を酢酸エチル172mLに溶解、これに10%パラジウム炭素(1.60g)を加え、水素雰囲気下、室温にて6時間接触還元を行った後、触媒を濾別、得られた濾液を減圧濃縮することにより表題化合物(19.88g)を油状物として得た。
質量分析値 m/z 411(M).
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジ ン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸
(S)−4−ベンジル−3−ブチリル−2−オキサゾリジノン(187g,756mmol)と脱水テトラヒドロフラン570mLをアルゴン雰囲気下混合し、冷却した。撹拌下内温−19〜−1℃で1mol/Lのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン溶液(831mL,831mmol)を滴下した。滴下終了後−5〜−1℃にて10分間撹拌した後5−ブロモメチル−2−メトキシ安息香酸ベンジル(211g,629mmol)の脱水テトラヒドロフラン溶液(633mL)を滴下した。滴下終了後0〜5℃にて2時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水(塩化アンモニウム57.0gと水570mLの混液)及び2mol/L塩酸を加え、pH7.0とした。有機層を分取し、水層を酢酸エチル633mLで抽出し、先の有機層と合一し、減圧濃縮した。残留物と酢酸エチル2.11Lを混合し、希塩酸(濃塩酸68.5mLと塩化ナトリウム84.4gと水1.51Lの混液)、炭酸ナトリウム水(炭酸ナトリウム89.3gと塩化ナトリウム84.4gと水1.58Lの混液)、塩化ナトリウム水(塩化ナトリウム443gと水1.44Lの混液)で順次洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した。残留物と酢酸エチル1.48Lとトリエチルアミン(191g,1.89mol)と 10%パラジウム炭素38.2gを混合し、内温41〜50℃で蟻酸(58.0g,1.26mol)を滴下しそのまま1時間撹拌した。内温43〜50℃で蟻酸(58.0g,1.26mol)を滴下しそのまま1時間撹拌した。反応終了後触媒を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。これを希塩酸(濃塩酸211mLと水1.06Lの混液)、水1.27Lで順次洗浄した。有機層を炭酸ナトリウム水(炭酸ナトリウム76.0gと水1.69Lの混液)、炭酸ナトリウム水(炭酸ナトリウム57.0gと水1.27Lの混液)、で順次抽出した。これに塩酸(濃塩酸264mLと水264mLの混液)を加え、酢酸エチル1.27L,633mLで順次抽出した。有機層を水1.27L、塩化ナトリウム水(塩化ナトリウム512gと水1.69Lの混液)で順次洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した。残留物と2−プロパノール633mLを混合し、冷却し撹拌下、水1.27Lを加え、内温3〜10℃で30分間撹拌した。析出結晶をろ取し、乾燥し、白色結晶を得た。これを2−プロパノール1.18Lで精製し、199g(収率77%)の表題化合物を白色結晶として得た。
質量分析値 m/z 411(M).
(R)−(−)−2−エチル−3−(4−メトキシ−3−{N−[(4−フルオロフェノキシフェ ニル)メチル]カルバモイル}フェニル)プロピオン酸
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸(198g,481mmol)、トリエチルアミン(146g,1.44mol)及び酢酸エチル1.39Lを混合し氷冷撹拌下、内温3〜10℃でクロロ炭酸エチル(54.8g,542mmol)と酢酸エチル198mLの混液を滴下した。15分間撹拌後4−(4−フルオロフェノキシ)ベンジルアミン塩酸塩(128g,505mmol)を少量ずつ加えた。内温2〜10℃で1時間撹拌した。反応液を水1.98L、炭酸ナトリウム水(炭酸ナトリウム42.0gと水792mL)、水792mLで順次洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ジメチルスルホキシド2.93Lを加え濃縮した。撹拌下30%過酸化水素水(211g,1.92mol)を加えた。次に1mol/L水酸化ナトリウム水770mLを内温25〜30℃で加え、30分撹拌下した。反応液に亜硫酸水素ナトリウム水(亜硫酸水素ナトリウム198gと水950mLの混液)を内温15〜30℃で滴下した。そのまま1時間撹拌した。反応液に1mol/L塩酸924mL、水2.94Lを加え、1時間撹拌した。析出固体をろ取し、水1.47Lで洗浄した。これを0.5mol/L水酸化ナトリウム水1.98Lと混合し、酢酸エチル1.98Lで洗浄した。有機層を0.5mol/L水酸化ナトリウム水1.98Lで抽出し、先の水層と合一し、溶存酢酸エチルを減圧濃縮した。内温23〜28℃で2mol/L塩酸を加え、そのまま30分間撹拌した。析出固体をろ取し、水1.47Lで洗浄し、乾燥し、白色固体205gを得た。これを酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル(4:1v/v)1.23Lついで2−プロパノール793mLで精製し、白色固体を177g得た。これと0.5mol/L水酸化ナトリウム水942mLと水833mLを混合し、内温45〜49℃で0.5mol/L塩酸1.09Lを加え、冷却し、内温4〜10℃で1時間撹拌した。析出固体をろ取し、水1.77Lで洗浄し、乾燥し、176g(81%)の表題化合物を白色結晶として得た。
融点132℃.
質量分析値 m/z 451(M).
元素分析値(%) C2626FNO(451.49):
計算値 C,69.17;H,5.80;N,3.10,
実測値 C,69.06;H,5.79;N,2.90.
H−NMR(400MHz,d−DMSO)δ0.86(3H,t,J=7.3Hz),1.43−1.54(2H,m),2.39−2.46(1H,m),2.66(1H,dd,J=13.7,5.9Hz),2.77(1H,dd,J=13.7,8.8Hz),3.86(3H,s),4.46(2H,d,J=5.9Hz),6.94−6.98(2H,m),7.01−7.06(3H,m),7.18−7.24(2H,m),7.28(1H,dd,J=8.3,2.4Hz),7.34(2H,d,J=8.8Hz),7.58(1H,t,J=2.4Hz),8.68(1H,t,J=6.3Hz),12.10(1H,br s).
比旋光度 [α] 25−29°(C 1.0,MeCN).
光学純度99.4%e.e.(CHIRALl PAK AD−RH,4.6mmID×150mm,溶出液;リン酸(1→1000)水溶液:アセトニトリル=65:35,検出波長;210nm,カラム温度;40℃,流速;1.00mL/min).
(R)−(−)−2−エチル−3−(4−メトキシ−3−{N−[(4−フルオロフェノキシフェ ニル)メチル]カルバモイル}フェニル)プロピオン酸
(S)−4−ベンジル−3−ブチリル−2−オキサゾリジノン(3.37g,13.6mmol)と脱水テトラヒドロフラン70mLの溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃の温度でナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン溶液(15mL,15.0mmol)を滴下し、−78℃で1時間攪拌した。次いで、5−ブロモメチル−2−メトキシ安息香酸ベンジル(5.04g,15.0mmol)の脱水テトラヒドロフラン(20mL)溶解液を滴下した。更に20mLのテトラヒドロフランで洗い込み、−78℃で3時間攪拌後、−50〜−40℃の温度で3時間攪拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液100mLに注ぎ込み、酢酸エチル150mLで2回抽出した。抽出液を水次いで飽和食塩水で洗浄後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)カラムクロマトグラフィーにて精製後、2.5gの[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸ベンジルを得た。
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸ベンジル(2.5g)を酢酸エチル150mLに溶解、これに10%パラジウム炭素(0.35g)を加え、室温、水素圧3.6kgf/cmで4時間接触還元を行った後、触媒を濾別、得られた濾液を減圧濃縮することにより[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸(1.60g)を得た。
質量分析値 m/z 411(M).
[5(2R,4’S)]−2−メトキシ−5−{[2−(2−オキソ−4−ベンジルオキサゾリジン−3−イル)カルボニル]ブチル}安息香酸(1.60g,3.89mmol)、4−(4−フルオロフェノキシ)ベンジルアミン(1.10g,5.06mmol)、トリエチルアミン(1.22mL,8.75mmol),及び塩化メチレン70mLの溶液に氷冷攪拌下、2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリニウムクロリド(987mg,5.84mmol)と塩化メチレン30mLの混液を滴下した。0℃で30分間次いで室温で4時間撹拌した。反応液を飽和アンモニア水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水次いで飽和食塩水で洗浄後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)カラムクロマトグラフィーにて精製し、1.70gの[5(2R,4’S)]−3−{2−エチル−3−[4−メトキシ−3−(N−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}カルバモイル)フェニル]プロピオニル}−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンを得た。
[5(2R,4’S)]−3−{2−エチル−3−[4−メトキシ−3−(N−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}カルバモイル)フェニル]プロピオニル}−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン(6.00g,9.83mmol)をテトラヒドロフラン−水(4:1)混合液に溶解、氷冷、アルゴン雰囲気下攪拌し、30%過酸化水素水(3.98mL,39.2mmol)を滴下した。次いで水酸化リチウム(660mg,15.7mmol)水溶液18mLを滴下した。氷冷下、1.5時間攪拌後反応液に亜硫酸水素ナトリウム水(亜硫酸水素ナトリウム4.07gと水18mLの混液)を滴下し、氷冷下30分攪拌した。更に、反応液中のテトラヒドロフランを減圧留去後、水に注ぎ、塩化メチレン抽出した。抽出液は、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し油状物を得た。得られた油状物を水酸化ナトリウム水溶液で5回洗浄したイソプロピルアルコール:酢酸(4:1v/v)混合液でシリカカラムクロマトグラフィー精製、更にヘキサン:酢酸エチルで再結晶することにより2.72gの表題化合物を白色結晶として得た。
元素分析値(%) C2626FNO(451.49):
計算値 C,69.17;H,5.80;N,3.10,
実測値 C,68.95;H,5.83;N,3.23.
比旋光度 [α] 25−29.7°(C 0.476,MeCN).
<試験例>
ヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体(PPAR)αに対する転写 活性化試験
10%脱脂牛血清を含むダルベッコ変法イーグル培地(FCS/DMEM)にて培養したCHO細胞に、酵母の転写因子のDNA結合領域とヒト型PPARαのリガンド結合領域(Biochemistry,1993,32,5598)との融合蛋白質を発現する受容体プラスミド及びそのレポータープラスミド(STRATAGENE社)、及び内部標準用のウミシイタケルシフェラーゼプラスミド(Promega社)をリポフェクトアミンにて無血清状態にてコトランスフェクションした。その後10%SFCS/DMEM中で被検化合物及び対照化合物である(8S)−HETEを添加して24時間後に両ルシフェラーゼ活性を測定し、内部標準により補正した。
結果を表1に示す。
Figure 2005009942
これらの結果より、本発明化合物はヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体αに対して強力な転写活性化作用を有することが示された。
産業上利用可能性
上述の結果から、本発明の光学活性な置換フェニルプロピオン酸誘導体は優れたヒトPPARα転写活性化作用を示すことが明らかとなった。
本発明化合物は、ヒトPPARαに対する作動活性を有することから血中脂質(コレステロール及び中性脂質)低下作用を惹起し、脂質低下薬、特に肝臓における脂質の低下薬、動脈硬化の進展に対する抑制薬として有効である。

Claims (5)

  1. 式(1)
    Figure 2005009942
    で表される(R)−2−エチル−3−[4−メトキシ−3−(N−{[4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル]メチル}カルバモイル)フェニル]プロピオン酸及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物。
  2. 式(1)
    Figure 2005009942
    で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とする脂質低下薬。
  3. 式(1)
    Figure 2005009942
    で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とするヒトペルオキシゾーム増殖薬活性化受容体(PPAR)αアゴニスト。
  4. 式(1)
    Figure 2005009942
    で表される光学活性置換フェニルプロピオン酸誘導体及びその薬剤上許容される塩並びにその水和物の少なくとも1種類以上を有効成分とする動脈硬化治療薬。
  5. 式(2)
    Figure 2005009942
    で表される化合物に
    一般式(3)
    Figure 2005009942
    [式中、Rは(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(S)−4−イソプロピル−2−オキサゾリジノン−3−イル基、(S)−4−フェニル−2−オキサゾリジノン−3−イル基等の絶対配置が(S)のキラルオキサゾリジノンやキラルイミダゾリジノン、キラル環状ラクタム、キラルスルタム等を表す]で表される化合物を反応させ、
    一般式(4)
    Figure 2005009942
    [式中、Rは前述の通り]で表される化合物を得、ついでこれを水素化分解することにより得られる一般式(5)
    Figure 2005009942
    [式中、Rは前述の通り]で表される化合物に式(6)で表される化合物又はその酸との塩を
    Figure 2005009942
    反応させ、得られた一般式(7)
    Figure 2005009942
    [式中、Rは前述の通り]で表される化合物のR部を酸化分解することを特徴とする式(1)
    Figure 2005009942
    で表される請求項1記載の化合物の製造法。
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