JPWO2004069702A1 - コンテナ管理装置およびコンテナ管理方法 - Google Patents
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Abstract
コンテナ10に設けられた送信局20aは、自発的に固有の標識番号を発信する。動作間隔調整スイッチ22a〜22dは、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウンを検出し、制御回路21と連動して送信局20aの動作間隔を調整する。例えば航空機等によりコンテナ10を輸送する場合には、制御回路21により、コンテナ10のリフトアップ時に電源からの電力供給をオン、コンテナ10のリフトダウン時に前記電源からの電力供給をオフさせる。例えば船舶等によりコンテナ10を長距離・長時間輸送する場合には、制御回路21により、コンテナ10のリフトアップ時に送信局20aの動作間隔を短くし、コンテナ10のリフトダウン時に送信局20aの動作間隔を長くする。
Description
本発明は、複数の輸送手段を利用して、複数のコンテナによって複数の荷物を輸送し、コンテナの状態と位置情報およびコンテナ内の荷物の積載情報を管理するための、省電力なコンテナ管理装置およびコンテナ管理方法に関する。
以下の説明において、用語「送信局」は、送信局やRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等を含む。用語「コンテナ」は、コンテナ、パレット等を含む。集配拠点として出発地、港等を想定し、以下、チェックポイントと呼称する。
従来のコンテナ管理システムとして、コンテナに送信局を設置し、外部の受信局と通信を行い、コンテナの輸送経路、存在位置を管理し、コンテナの在庫状況・輸送ダイヤ等から、需要予測・回送計画・経路探索を行うシステムがある(例えば、特許第2944922号公報参照)。
図3は、従来技術を用いたコンテナ運用の流れを示す概念図であり、図4は、従来技術を用いたコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。荷物15は、コンテナ10に積載される。コンテナ10は、車両12、船舶13、航空機(図示略)などにより、各チェックポイント(出発地、車両ステーション/トラックステーション/トラック基地、出港、着港など)を介して運搬される。コンテナ10には、送信局20が設けられており、送信局20が発信する固有の標識番号を、各チェックポイントに設置されている受信局30で受信する。受信局30で受信した標識番号データは、ネットワーク40を介して、データ処理装置80に送られる。
データ処理装置80は、送信元の受信局30と、標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握することが可能である。このコンテナ位置データを用いることで、各チェックポイント11のコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせて、将来のコンテナ需要予測を可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
送信局20の種類は、大きく分けて、電池などの自己電源を持たずに受信局30からの無線電力を蓄積して起動し、受信局30からの読み取り要求に応じて標識番号を発信するパッシブタイプと、電池などの自己電源を持ち、自発的に標識番号を発信するアクティブタイプとがある。図3および図4の従来のシステムでは、パッシブタイプの送信局を用いている。
近年、国際的なテロによる破壊活動や盗難が急増しているため、コンテナの開閉動作を電子的に検出する電子シール(Electronic Seals)技術が多く適用されるようになった。パッシブタイプに比較してアクティブタイプの送信局は、電波の到達距離がはるかに大きく、また、リアルタイムに標識番号を発信できるため、電子シール技術との組み合わせにより高度なセキュリティを実現することができる。
しかしながら、従来技術によるコンテナ管理システムの送信局20として、アクティブタイプを用いた場合、送信局20が自発的に標識番号を発信しているため、電池などの自己電源の寿命が問題となる。特に、船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、電池寿命として少なくとも3ヶ月程度の余裕を見ておく必要があり、送信局20の省電力化を図る必要がある。また、航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するため、飛行中は送信局の発信を一時停止させる必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、送信局の省電力化を図ることができ、また、輸送手段に備えられている電子機器のなかで特に電磁波を嫌う電子機器の誤動作を防止することができるコンテナ管理装置およびコンテナ管理方法を提供することを目的とする。
従来のコンテナ管理システムとして、コンテナに送信局を設置し、外部の受信局と通信を行い、コンテナの輸送経路、存在位置を管理し、コンテナの在庫状況・輸送ダイヤ等から、需要予測・回送計画・経路探索を行うシステムがある(例えば、特許第2944922号公報参照)。
図3は、従来技術を用いたコンテナ運用の流れを示す概念図であり、図4は、従来技術を用いたコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。荷物15は、コンテナ10に積載される。コンテナ10は、車両12、船舶13、航空機(図示略)などにより、各チェックポイント(出発地、車両ステーション/トラックステーション/トラック基地、出港、着港など)を介して運搬される。コンテナ10には、送信局20が設けられており、送信局20が発信する固有の標識番号を、各チェックポイントに設置されている受信局30で受信する。受信局30で受信した標識番号データは、ネットワーク40を介して、データ処理装置80に送られる。
データ処理装置80は、送信元の受信局30と、標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握することが可能である。このコンテナ位置データを用いることで、各チェックポイント11のコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせて、将来のコンテナ需要予測を可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
送信局20の種類は、大きく分けて、電池などの自己電源を持たずに受信局30からの無線電力を蓄積して起動し、受信局30からの読み取り要求に応じて標識番号を発信するパッシブタイプと、電池などの自己電源を持ち、自発的に標識番号を発信するアクティブタイプとがある。図3および図4の従来のシステムでは、パッシブタイプの送信局を用いている。
近年、国際的なテロによる破壊活動や盗難が急増しているため、コンテナの開閉動作を電子的に検出する電子シール(Electronic Seals)技術が多く適用されるようになった。パッシブタイプに比較してアクティブタイプの送信局は、電波の到達距離がはるかに大きく、また、リアルタイムに標識番号を発信できるため、電子シール技術との組み合わせにより高度なセキュリティを実現することができる。
しかしながら、従来技術によるコンテナ管理システムの送信局20として、アクティブタイプを用いた場合、送信局20が自発的に標識番号を発信しているため、電池などの自己電源の寿命が問題となる。特に、船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、電池寿命として少なくとも3ヶ月程度の余裕を見ておく必要があり、送信局20の省電力化を図る必要がある。また、航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するため、飛行中は送信局の発信を一時停止させる必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、送信局の省電力化を図ることができ、また、輸送手段に備えられている電子機器のなかで特に電磁波を嫌う電子機器の誤動作を防止することができるコンテナ管理装置およびコンテナ管理方法を提供することを目的とする。
本発明のコンテナ管理装置は、複数の集配地点間で輸送されるコンテナを管理するコンテナ管理装置である。本発明のコンテナ管理装置は、前記コンテナに設置され、前記コンテナを識別するための標識番号を送信する送信局と、前記集配地点に設置され、前記送信局からの標識番号を受信する受信局と、前記コンテナが設置されたか否かを検知する動作間隔調整スイッチと、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記コンテナのリフトアップ・リフトダウンを判断し、前記送信局の動作間隔を調整する制御手段とを具備する。
前記受信局が、標識番号を送信する送信手段を備え、前記送信局が、前記受信局からの標識番号を受信する受信手段を備えてもよい。
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所毎に異なる前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードのうち少なくとも2種類を区別し、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの状態変化を検知する検出手段を備え、前記検出手段により状態変化が検知された場合に、標識番号を送信してもよい。
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサを含んでもよい。
前記検出手段は、人間の接近を検知する人感センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナに加わった振動を検知する振動センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナ内の温度変化を検知する温度変化センサを含んでもよい。
前記のいずれかに記載のコンテナ管理装置に、前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を操作するためのスイッチ制御手段を具備させてもよい。
前記スイッチ制御手段は、手動あるいは無線通信により、前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を制御してもよい。
前記送信局と前記受信局との間の通信に、電磁波、音波、光のいずれか、または、これらを組み合わせた無線通信媒体を用いてもよい。
本発明のコンテナ管理方法は、複数の集配地点間で輸送されるコンテナを管理するコンテナ管理方法である。本発明のコンテナ管理方法は、前記コンテナのリフトアップおよびリフトダウンを判別する。そして、この判別の結果に基づいて、前記コンテナを識別するための標識番号を送信する送信局の動作間隔を、調整する。
前記コンテナの設置場所を判断し、前記設置場所毎に前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの変化を検知した場合に、前記標識番号を送信してもよい。
本発明では、前記コンテナが設置されたか否かを検知する動作間隔調整スイッチを設け、制御手段により、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて前記コンテナのリフトアップ・リフトダウンを判断し、前記送信局の動作間隔を調整する。送信局は、動作時に前記コンテナを識別するための標識番号を送信する。受信局は、前記送信局からの標識番号を受信する。コンテナは、その重量の関係から容易にリフトアップさせることができない。コンテナの移動には、フォークリフトなどの重機が必ず必要である。従って、運搬時または盗難時など、前記コンテナがリフトアップされた状態の動作間隔を短くし、リフトダウンされた状態の動作間隔を長くするように設定することで、送信局の省電力化を図ることができる。逆に、送信局の動作間隔から、コンテナの設置状態を確認することもできる。
本発明のコンテナ装置は、コンテナの設置場所によって、送信局の動作間隔を変化させている。例えば、コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードを区別し、それぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、動作間隔を長くして電池寿命を長くしたり、航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するために飛行中の送信局の発信を一時停止させることもできる。
前記受信局が、標識番号を送信する送信手段を備え、前記送信局が、前記受信局からの標識番号を受信する受信手段を備えてもよい。
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所毎に異なる前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードのうち少なくとも2種類を区別し、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの状態変化を検知する検出手段を備え、前記検出手段により状態変化が検知された場合に、標識番号を送信してもよい。
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサを含んでもよい。
前記検出手段は、人間の接近を検知する人感センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナに加わった振動を検知する振動センサを含んでもよい。
前記検出手段は、前記コンテナ内の温度変化を検知する温度変化センサを含んでもよい。
前記のいずれかに記載のコンテナ管理装置に、前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を操作するためのスイッチ制御手段を具備させてもよい。
前記スイッチ制御手段は、手動あるいは無線通信により、前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を制御してもよい。
前記送信局と前記受信局との間の通信に、電磁波、音波、光のいずれか、または、これらを組み合わせた無線通信媒体を用いてもよい。
本発明のコンテナ管理方法は、複数の集配地点間で輸送されるコンテナを管理するコンテナ管理方法である。本発明のコンテナ管理方法は、前記コンテナのリフトアップおよびリフトダウンを判別する。そして、この判別の結果に基づいて、前記コンテナを識別するための標識番号を送信する送信局の動作間隔を、調整する。
前記コンテナの設置場所を判断し、前記設置場所毎に前記送信局の動作間隔を変化させてもよい。
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの変化を検知した場合に、前記標識番号を送信してもよい。
本発明では、前記コンテナが設置されたか否かを検知する動作間隔調整スイッチを設け、制御手段により、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて前記コンテナのリフトアップ・リフトダウンを判断し、前記送信局の動作間隔を調整する。送信局は、動作時に前記コンテナを識別するための標識番号を送信する。受信局は、前記送信局からの標識番号を受信する。コンテナは、その重量の関係から容易にリフトアップさせることができない。コンテナの移動には、フォークリフトなどの重機が必ず必要である。従って、運搬時または盗難時など、前記コンテナがリフトアップされた状態の動作間隔を短くし、リフトダウンされた状態の動作間隔を長くするように設定することで、送信局の省電力化を図ることができる。逆に、送信局の動作間隔から、コンテナの設置状態を確認することもできる。
本発明のコンテナ装置は、コンテナの設置場所によって、送信局の動作間隔を変化させている。例えば、コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードを区別し、それぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、動作間隔を長くして電池寿命を長くしたり、航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するために飛行中の送信局の発信を一時停止させることもできる。
図1は、本発明の第1実施形態を示す図であって、コンテナ管理システムの構成を示す模式図である。
図2は、本発明の第2実施形態を示す図であって、コンテナ管理システムの構成を示す模式図である。
図3は、従来技術を用いたコンテナ運用の流れを示す概念図である。
図4は、従来技術を用いたコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。
図2は、本発明の第2実施形態を示す図であって、コンテナ管理システムの構成を示す模式図である。
図3は、従来技術を用いたコンテナ運用の流れを示す概念図である。
図4は、従来技術を用いたコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態を示す図であって、コンテナ管理システムの構成を示す模式図である。図1において、コンテナ10には、アクティブタイプの送信局20aが設けられている。送信局20aが自発的に発信する固有の標識番号(コンテナ10を他のコンテナと区別するためのデータ)は、港や車両ステーション等のチェックポイント11に設置されている受信局30で受信される。
符号21は、アクティブタイプの送信局20a、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを制御する制御回路(制御手段)である。この制御回路21には、送信局20aへの電力供給を行う電源(図示せず)が内蔵されている。
受信局30で受信した標識番号のデータは、ネットワーク40を介して、データ処理装置80に送られる。データ処理装置80は、送信元の受信局30の位置と標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握する。このようにしてコンテナ位置データを取得することで、各チェックポイント11におけるコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせて、将来のコンテナ需要を予測可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
符号22a〜22dは、送信局20aの動作(標識番号の送信)間隔の制御に用いられる動作間隔調整スイッチである。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dは、コンテナ10のリフトアップ時/リフトダウン時にオン/オフするように、コンテナ10の下部に設けられている。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dのオン/オフ状態を制御回路21が検知することにより、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウンを判別し、送信局20aの動作間隔を調整する。
例えば、航空機等によりコンテナ10を輸送する場合には、制御回路21に、コンテナ10のリフトアップ時に前記電源をオン、コンテナ10のリフトダウン時に前記電源をオフとするように設定しておく。この場合、航空機等の運行用電子機器の誤動作を防止するため、飛行中に送信局20aの発信を一時停止させることができる。
船舶等によりコンテナ10を長距離・長時間輸送する場合には、制御回路21に、コンテナ10のリフトアップ時に前記電源からの電力供給を制御することで送信局20aの動作間隔を短くし、なおかつ、コンテナ10のリフトダウン時に前記電源からの電力供給を制御して送信局20aの動作間隔が長くなるように設定しておくことで、電池寿命を長くすることができる。
逆に、これらの送信局20aの動作間隔から、コンテナ10の設置状態を確認することもできるため、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウン時の安全性を高めることができる。
本実施形態のコンテナ管理システムでは、受信局30が標識番号(受信局30を他の受信局と区別したり、この受信局30の設置場所を送信局20aに知らせるためのデータ)を送信する送信機能を有し、送信局20aが受信局30からの標識番号を受信する受信機能を有してもよい。この場合、送信局20aと受信局30の互いの標識番号を認知することができ、また、受信機能の動作間隔についてもそれぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。
さらに、本実施形態のコンテナ管理システムでは、コンテナ10が外部からの作用を受けた場合の変化を検知するセンサ(図示せず)を配設し、前記センサが変化を検知したときに、固有の標識番号を送信するようにしてもよい。この場合の前記センサとしては、コンテナ10の扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10の扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサを含んでもよい。さらに前記センサは、人間の接近を検知する人感センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10に加わった振動を検知する振動センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10内の温度変化を検知する温度変化センサを含んでもよい。
前述の扉開閉センサ及び人感センサを設けた場合には、コンテナ10の扉の異常開放とコンテナ10への人間の接近を知ることができ、コンテナ10の積載荷物のセキュリティを向上させることが可能となる。一方、前記振動センサまたは前記温度変化センサを設けた場合には、輸送過程で規定以上の振動および温度変化があった場合に、これを知ることが可能になる。
本実施形態のコンテナ管理システムは、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを、コンテナ10の検査者が手動あるいは無線通信によって起動・停止させるスイッチ制御手段を有するようにしてもよい。この場合、周囲の状況の変化に応じて、コンテナ10の検査者が、前記スイッチ制御手段を用いて送信局20aの動作間隔を調整することができる。
本実施形態のコンテナ管理システムに用いる無線通信媒体としては、電磁波、音波、光のいずれか、あるいは、これらの組み合わせを用いてもよい。この場合、受信局30と送信局20aとの間の無線通信媒体の種類を、周囲の状況変化に応じて変更することにより、複数国家間で同一のコンテナ管理システムを用いることができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本実施形態のコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。図において、コンテナ10の側部には、アクティブタイプの送信局20aが設けられており、送信局20aが自発的に発信する固有の標識番号(コンテナ10を他のコンテナと区別するためのデータ)を、港や車両ステーション等のチェックポイント11に設置されている受信局30で受信する。
符号21は、アクティブタイプの送信局20a、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを制御する制御回路(制御手段)である。この制御回路21には、送信局20aへの電力供給を行う電源(図示せず)が内蔵されている。
受信局30で受信した標識番号のデータは、ネットワーク40を介してデータ処理装置80に送られる。データ処理装置80は、送信元受信局30の設置位置と標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握する。このようにしてコンテナ位置データを取得することで、各チェックポイント11におけるコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせることで将来のコンテナ需要を予測可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
符号22a〜22dは、送信局20aの動作間隔調整スイッチであり、コンテナ10の接地箇所に配設されている。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dは、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウンを検出し、制御回路21と連動して送信局20aの動作間隔を調整する。このとき、動作間隔調整スイッチ22a〜22dの接地箇所に、コンテナ10の設置場所に応じて動作間隔調整スイッチ22a〜22dのうちいずれかがオンとなるように、例えば、くぼみ23を設けておく構成が採用可能である。すなわち、コンテナ10の設置場所に応じてオンする動作間隔調整スイッチが変わるようにする。
例えば、航空機にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22b〜22dに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、航空機内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22aのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22aのみがオンした場合に、航空機内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を航空機への搭載に適した動作間隔に設定する。
船舶にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22c、22dに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、船舶内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22bのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22bのみがオンした場合に、船舶内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を船舶への搭載に適した動作間隔に設定する。
電車にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22b、22dに対応する接地箇所にくぼみ23を設けておくことで、電車内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22cのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22cのみがオンした場合に、電車内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を電車への搭載に適した動作間隔に設定する。
トラックにコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22b、22cに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、トラック内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22dのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22dのみがオンした場合に、トラック内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔をトラックへの搭載に適した動作間隔に設定する。
倉庫に設置する場合には、動作間隔調整スイッチ22a〜22dの全ての接地箇所にくぼみ23を設けないでおくことで、倉庫の中にコンテナ10が設置されたときに動作間隔調整スイッチ22a〜22dの全てがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22a〜22dが全てオンとなった場合に、倉庫内に設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を設定する。
例えば、前述のように船舶等によりコンテナ10を長距離・長時間輸送する場合には、図2に示すように、コンテナ10のリフトダウン時に動作間隔調整スイッチ22bのみがオンし、これに応じて制御回路21が前記電源からの電力供給を制御して送信局20aの動作間隔を長くすることで、電池寿命を長くすることができる。
航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードのコンテナ置き場にコンテナ10を載置する場合、一般に、コンテナ置き場に対するコンテナ10の置き方(置く向き)は決まっており、一定であるため、動作間隔調整スイッチ22a〜22dのオン/オフに基づく設置場所の判別が可能となっている。
送信局20aの動作間隔から、コンテナ10の設置状態を確認することもできる。この場合、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウン時の安全性を高めることができる。
図2では、くぼみ23を用いて設置場所を判別したが、くぼみ23の代わりに突起(図示せず)を設けることで設置場所を判別するものとしてもよい。すなわち、コンテナ10の設置場所に、動作間隔調整スイッチ22a〜22dのそれぞれの接地箇所に対応する位置に前記突起を設置する。ただし、これら突起の配置は、設置場所毎に異なるようにする。そして、設置場所毎に、前記突起に当たってオンとなる動作間隔調整スイッチ22a〜22dが異なるように設定する。
図2では、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを4箇所設置したが、4箇所に限らず、3箇所以下、または5箇所以上設置するものとしてもよい。動作間隔調整スイッチの数を必要に応じて多くすることで、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードなど、より多くの設置場所を判別することができる。
上記第1実施形態および第2実施形態では、コンテナ10を平積みする場合を例に説明したが、これに限らず、複数のコンテナ10を積み重ねるように載置してもよい。この場合には、最下段位置に載置されたコンテナ10が、前述の手法によりその設置場所を判断し、無線等の通信手段を用いてその上方に積載された他のコンテナ10に設置場所を連絡するようにしてもよい。
上記第1実施形態および第2実施形態では、コンテナ10の接地状態を検知する手段として、メカニカルスイッチを用いる動作間隔調整スイッチ22a〜22dを採用したが、これに限らず、非接触方式のセンサ等、その他の方式のスイッチを採用してもよい。
なお、上述の第1及び第2実施形態は、すべて本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様および変更態様で実施することができる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等範囲によってのみ規定されるものである。
図1は、本発明の第1実施形態を示す図であって、コンテナ管理システムの構成を示す模式図である。図1において、コンテナ10には、アクティブタイプの送信局20aが設けられている。送信局20aが自発的に発信する固有の標識番号(コンテナ10を他のコンテナと区別するためのデータ)は、港や車両ステーション等のチェックポイント11に設置されている受信局30で受信される。
符号21は、アクティブタイプの送信局20a、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを制御する制御回路(制御手段)である。この制御回路21には、送信局20aへの電力供給を行う電源(図示せず)が内蔵されている。
受信局30で受信した標識番号のデータは、ネットワーク40を介して、データ処理装置80に送られる。データ処理装置80は、送信元の受信局30の位置と標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握する。このようにしてコンテナ位置データを取得することで、各チェックポイント11におけるコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせて、将来のコンテナ需要を予測可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
符号22a〜22dは、送信局20aの動作(標識番号の送信)間隔の制御に用いられる動作間隔調整スイッチである。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dは、コンテナ10のリフトアップ時/リフトダウン時にオン/オフするように、コンテナ10の下部に設けられている。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dのオン/オフ状態を制御回路21が検知することにより、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウンを判別し、送信局20aの動作間隔を調整する。
例えば、航空機等によりコンテナ10を輸送する場合には、制御回路21に、コンテナ10のリフトアップ時に前記電源をオン、コンテナ10のリフトダウン時に前記電源をオフとするように設定しておく。この場合、航空機等の運行用電子機器の誤動作を防止するため、飛行中に送信局20aの発信を一時停止させることができる。
船舶等によりコンテナ10を長距離・長時間輸送する場合には、制御回路21に、コンテナ10のリフトアップ時に前記電源からの電力供給を制御することで送信局20aの動作間隔を短くし、なおかつ、コンテナ10のリフトダウン時に前記電源からの電力供給を制御して送信局20aの動作間隔が長くなるように設定しておくことで、電池寿命を長くすることができる。
逆に、これらの送信局20aの動作間隔から、コンテナ10の設置状態を確認することもできるため、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウン時の安全性を高めることができる。
本実施形態のコンテナ管理システムでは、受信局30が標識番号(受信局30を他の受信局と区別したり、この受信局30の設置場所を送信局20aに知らせるためのデータ)を送信する送信機能を有し、送信局20aが受信局30からの標識番号を受信する受信機能を有してもよい。この場合、送信局20aと受信局30の互いの標識番号を認知することができ、また、受信機能の動作間隔についてもそれぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。
さらに、本実施形態のコンテナ管理システムでは、コンテナ10が外部からの作用を受けた場合の変化を検知するセンサ(図示せず)を配設し、前記センサが変化を検知したときに、固有の標識番号を送信するようにしてもよい。この場合の前記センサとしては、コンテナ10の扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10の扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサを含んでもよい。さらに前記センサは、人間の接近を検知する人感センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10に加わった振動を検知する振動センサを含んでもよい。さらに前記センサは、コンテナ10内の温度変化を検知する温度変化センサを含んでもよい。
前述の扉開閉センサ及び人感センサを設けた場合には、コンテナ10の扉の異常開放とコンテナ10への人間の接近を知ることができ、コンテナ10の積載荷物のセキュリティを向上させることが可能となる。一方、前記振動センサまたは前記温度変化センサを設けた場合には、輸送過程で規定以上の振動および温度変化があった場合に、これを知ることが可能になる。
本実施形態のコンテナ管理システムは、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを、コンテナ10の検査者が手動あるいは無線通信によって起動・停止させるスイッチ制御手段を有するようにしてもよい。この場合、周囲の状況の変化に応じて、コンテナ10の検査者が、前記スイッチ制御手段を用いて送信局20aの動作間隔を調整することができる。
本実施形態のコンテナ管理システムに用いる無線通信媒体としては、電磁波、音波、光のいずれか、あるいは、これらの組み合わせを用いてもよい。この場合、受信局30と送信局20aとの間の無線通信媒体の種類を、周囲の状況変化に応じて変更することにより、複数国家間で同一のコンテナ管理システムを用いることができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本実施形態のコンテナ管理システムの構成を示す模式図である。図において、コンテナ10の側部には、アクティブタイプの送信局20aが設けられており、送信局20aが自発的に発信する固有の標識番号(コンテナ10を他のコンテナと区別するためのデータ)を、港や車両ステーション等のチェックポイント11に設置されている受信局30で受信する。
符号21は、アクティブタイプの送信局20a、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを制御する制御回路(制御手段)である。この制御回路21には、送信局20aへの電力供給を行う電源(図示せず)が内蔵されている。
受信局30で受信した標識番号のデータは、ネットワーク40を介してデータ処理装置80に送られる。データ処理装置80は、送信元受信局30の設置位置と標識番号との対応付けを行うことで、コンテナ10の位置を把握する。このようにしてコンテナ位置データを取得することで、各チェックポイント11におけるコンテナ在庫状況を更新し、輸送ダイヤと組み合わせることで将来のコンテナ需要を予測可能とし、今後の回送計画・経路探索を行うことが可能である。
符号22a〜22dは、送信局20aの動作間隔調整スイッチであり、コンテナ10の接地箇所に配設されている。これら動作間隔調整スイッチ22a〜22dは、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウンを検出し、制御回路21と連動して送信局20aの動作間隔を調整する。このとき、動作間隔調整スイッチ22a〜22dの接地箇所に、コンテナ10の設置場所に応じて動作間隔調整スイッチ22a〜22dのうちいずれかがオンとなるように、例えば、くぼみ23を設けておく構成が採用可能である。すなわち、コンテナ10の設置場所に応じてオンする動作間隔調整スイッチが変わるようにする。
例えば、航空機にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22b〜22dに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、航空機内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22aのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22aのみがオンした場合に、航空機内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を航空機への搭載に適した動作間隔に設定する。
船舶にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22c、22dに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、船舶内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22bのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22bのみがオンした場合に、船舶内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を船舶への搭載に適した動作間隔に設定する。
電車にコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22b、22dに対応する接地箇所にくぼみ23を設けておくことで、電車内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22cのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22cのみがオンした場合に、電車内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を電車への搭載に適した動作間隔に設定する。
トラックにコンテナ10を搭載する場合には、動作間隔調整スイッチ22a、22b、22cに対応する接地箇所のみにくぼみ23を設けておくことで、トラック内にコンテナ10が設置されると動作間隔調整スイッチ22dのみがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22dのみがオンした場合に、トラック内にコンテナ10が設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔をトラックへの搭載に適した動作間隔に設定する。
倉庫に設置する場合には、動作間隔調整スイッチ22a〜22dの全ての接地箇所にくぼみ23を設けないでおくことで、倉庫の中にコンテナ10が設置されたときに動作間隔調整スイッチ22a〜22dの全てがオンとなる。制御回路21は、動作間隔調整スイッチ22a〜22dが全てオンとなった場合に、倉庫内に設置されたものと認識し、送信局20aの動作間隔を設定する。
例えば、前述のように船舶等によりコンテナ10を長距離・長時間輸送する場合には、図2に示すように、コンテナ10のリフトダウン時に動作間隔調整スイッチ22bのみがオンし、これに応じて制御回路21が前記電源からの電力供給を制御して送信局20aの動作間隔を長くすることで、電池寿命を長くすることができる。
航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードのコンテナ置き場にコンテナ10を載置する場合、一般に、コンテナ置き場に対するコンテナ10の置き方(置く向き)は決まっており、一定であるため、動作間隔調整スイッチ22a〜22dのオン/オフに基づく設置場所の判別が可能となっている。
送信局20aの動作間隔から、コンテナ10の設置状態を確認することもできる。この場合、コンテナ10のリフトアップ・リフトダウン時の安全性を高めることができる。
図2では、くぼみ23を用いて設置場所を判別したが、くぼみ23の代わりに突起(図示せず)を設けることで設置場所を判別するものとしてもよい。すなわち、コンテナ10の設置場所に、動作間隔調整スイッチ22a〜22dのそれぞれの接地箇所に対応する位置に前記突起を設置する。ただし、これら突起の配置は、設置場所毎に異なるようにする。そして、設置場所毎に、前記突起に当たってオンとなる動作間隔調整スイッチ22a〜22dが異なるように設定する。
図2では、動作間隔調整スイッチ22a〜22dを4箇所設置したが、4箇所に限らず、3箇所以下、または5箇所以上設置するものとしてもよい。動作間隔調整スイッチの数を必要に応じて多くすることで、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードなど、より多くの設置場所を判別することができる。
上記第1実施形態および第2実施形態では、コンテナ10を平積みする場合を例に説明したが、これに限らず、複数のコンテナ10を積み重ねるように載置してもよい。この場合には、最下段位置に載置されたコンテナ10が、前述の手法によりその設置場所を判断し、無線等の通信手段を用いてその上方に積載された他のコンテナ10に設置場所を連絡するようにしてもよい。
上記第1実施形態および第2実施形態では、コンテナ10の接地状態を検知する手段として、メカニカルスイッチを用いる動作間隔調整スイッチ22a〜22dを採用したが、これに限らず、非接触方式のセンサ等、その他の方式のスイッチを採用してもよい。
なお、上述の第1及び第2実施形態は、すべて本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様および変更態様で実施することができる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等範囲によってのみ規定されるものである。
以上説明したように、本発明は、コンテナが設置されたか否かを検知する動作間隔調整スイッチを設けるとともに、制御手段により、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて前記コンテナのリフトアップ・リフトダウンを判断し、前記送信局の動作間隔を調整する構成・方法を採用した。この場合、運搬や盗難など、前記コンテナのリフトアップ時に動作間隔を短くし、なおかつリフトダウン時の動作間隔を長く設定しておくことで、送信局の省電力化を図ることができる。逆に、送信局の動作間隔から、コンテナの設置状態を確認することもできる。
本発明は、例えば、コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードを区別し、それぞれの設置場所に適した動作間隔に設定する構成・方法も採用できる。船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、動作間隔を長くして電池寿命を長くすることができる。航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するために飛行中における送信局の発信を一時停止させることもできる。
本発明では、受信局が標識番号を送信する送信機能を有し、送信局が受信局からの標識番号を受信する受信機能を有する構成・方法も採用できる。この場合、送信局および受信局が、相互にお互いの標識番号を認知することができ、また、受信機能の動作間隔についてもそれぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。
本発明では、外部から受ける変化を検知するセンサを備え、センサが変化を検知したときに固有の標識番号を送信する構成・方法も採用できる。この場合のセンサとしては、例えば、コンテナ扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサ、コンテナ扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサ、人間の接近を検知する人感センサ、コンテナに加わった振動を検知する振動センサ、コンテナ内の温度変化を検知する温度変化センサが含まれる。扉開閉センサと人感センサを設けた場合には、コンテナ扉の異常開放と人間のコンテナへの接近とを知ることができ、コンテナに積載された荷物のセキュリティを向上させることが可能である。センサに、振動センサまたは温度変化センサを用いた場合には、輸送過程において規定以上の振動および温度変化があった場合に、これを知ることができる。
本発明では、動作間隔調整スイッチを手動あるいは無線通信によって起動・停止させるための制御手段を有する構成を採用した。この場合、周囲の状況変化に適応するように、例えば、コンテナの検査者が動作間隔を調整することができる。
本発明で用いる無線通信媒体としては、電磁波、音波、光、または、これらの組み合わせを用いることができる。この場合、受信局および送信局間の無線通信媒体を、周囲の状況変化に適応できるように変更することで、複数国家間で同一のコンテナを用いることができる。
本発明は、例えば、コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードを区別し、それぞれの設置場所に適した動作間隔に設定する構成・方法も採用できる。船舶等によりコンテナを長距離・長時間輸送する場合には、動作間隔を長くして電池寿命を長くすることができる。航空機等によりコンテナを輸送する場合には、運行用電子機器の誤動作を防止するために飛行中における送信局の発信を一時停止させることもできる。
本発明では、受信局が標識番号を送信する送信機能を有し、送信局が受信局からの標識番号を受信する受信機能を有する構成・方法も採用できる。この場合、送信局および受信局が、相互にお互いの標識番号を認知することができ、また、受信機能の動作間隔についてもそれぞれの場所に適した動作間隔に設定することができる。
本発明では、外部から受ける変化を検知するセンサを備え、センサが変化を検知したときに固有の標識番号を送信する構成・方法も採用できる。この場合のセンサとしては、例えば、コンテナ扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサ、コンテナ扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサ、人間の接近を検知する人感センサ、コンテナに加わった振動を検知する振動センサ、コンテナ内の温度変化を検知する温度変化センサが含まれる。扉開閉センサと人感センサを設けた場合には、コンテナ扉の異常開放と人間のコンテナへの接近とを知ることができ、コンテナに積載された荷物のセキュリティを向上させることが可能である。センサに、振動センサまたは温度変化センサを用いた場合には、輸送過程において規定以上の振動および温度変化があった場合に、これを知ることができる。
本発明では、動作間隔調整スイッチを手動あるいは無線通信によって起動・停止させるための制御手段を有する構成を採用した。この場合、周囲の状況変化に適応するように、例えば、コンテナの検査者が動作間隔を調整することができる。
本発明で用いる無線通信媒体としては、電磁波、音波、光、または、これらの組み合わせを用いることができる。この場合、受信局および送信局間の無線通信媒体を、周囲の状況変化に適応できるように変更することで、複数国家間で同一のコンテナを用いることができる。
Claims (16)
- 複数の集配地点間で輸送されるコンテナを管理するコンテナ管理装置であって、
前記コンテナに設置され、前記コンテナを識別するための標識番号を送信する送信局と、
前記集配地点に設置され、前記送信局からの標識番号を受信する受信局と、
前記コンテナが設置されたか否かを検知する動作間隔調整スイッチと、
前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記コンテナのリフトアップ・リフトダウンを判断し、前記送信局の動作間隔を調整する制御手段とを具備する。 - 請求項1に記載のコンテナ管理装置であって、
前記受信局は、標識番号を送信する送信手段を備え、
前記送信局は、前記受信局からの標識番号を受信する受信手段を備える。 - 請求項1または請求項2に記載のコンテナ管理装置であって、
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所毎に異なる前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させる。 - 請求項3に記載のコンテナ管理装置であって、
前記制御手段は、前記コンテナの設置場所として、航空機、船舶、電車、トラック、倉庫、空港、港、駅、駐車場、コンテナヤードのうち少なくとも2種類を区別し、前記動作間隔調整スイッチのオン・オフ状態に基づいて、前記送信局の動作間隔を変化させる。 - 請求項1に記載のコンテナ管理装置であって、
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの状態変化を検知する検出手段を備え、前記検出手段により状態変化が検知された場合に、標識番号を送信する。 - 請求項5に記載のコンテナ管理装置であって、
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉状態を検知する扉開閉状態センサを含む。 - 請求項5に記載のコンテナ管理装置であって、
前記検出手段は、前記コンテナの扉の開閉動作を検知する扉開閉動作センサを含む。 - 請求項5に記載のコンテナ管理装置であって、
前記検出手段は、人間の接近を検知する人感センサを含む。 - 請求項5に記載のコンテナ管理装置であって、
前記検出手段は、前記コンテナに加わった振動を検知する振動センサを含む。 - 請求項5に記載のコンテナ管理装置であって、
前記検出手段は、前記コンテナ内の温度変化を検知する温度変化センサを含む。 - 請求項1に記載のコンテナ管理装置であって、
前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を操作するためのスイッチ制御手段を具備する。 - 請求項11に記載のコンテナ管理装置であって、
前記スイッチ制御手段は、手動あるいは無線通信により、前記動作間隔調整スイッチの起動・停止を制御する。 - 請求項1に記載のコンテナ管理装置であって、
前記送信局と前記受信局との間の通信に、電磁波、音波、光のいずれか、または、これらを組み合わせた無線通信媒体を用いる。 - 複数の集配地点間で輸送されるコンテナを管理するコンテナ管理方法であって、
前記コンテナが設置されたか否かを判別し、
この判別の結果に基づいて、前記コンテナを識別するための標識番号を送信する送信局の動作間隔を、調整する。 - 請求項14に記載のコンテナ管理方法であって、
前記コンテナの設置場所を判断し、前記設置場所毎に前記送信局の動作間隔を変化させる。 - 請求項14または請求項15に記載のコンテナ管理方法であって、
前記送信局は、外部からの作用による前記コンテナの変化を検知した場合に、標識番号を送信する。
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