JPWO2004006771A1 - X線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法 - Google Patents

X線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法 Download PDF

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Abstract

X線コンピューター断層撮影装置において、心臓及び冠動脈の鮮明な再構成画像を形成するものであり、心電図のR波−R波間の心拡張期は、急速流入期、緩徐流入期、心房収縮期に分かれる。急速流入期は、血液が心室に急速に流入する期間で、心臓に動きがあり、投影データの収集に適さない期間である。緩徐流入期は、心臓の動きが一番静かな期間で、投影データの収集に適した期間である。心房収縮期は、心房が収縮する瞬間心室に動きがあるが、投影データの収集にはほとんど影響しない。X線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが250msの場合、心拍数<65回/分のときは、データ−収集ウィンドウの終期をP波のピーク付近に設定し、心拍数>65回/分の場合は、2分の1データ−収集ウィンドウの終期をR波のピーク付近に設定し、2位相方式を使用する。

Description

本願発明は、X線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法に関し、特に心臓、冠動脈の撮影に適したX線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法に関する。
図5を用いて従来のX線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法を説明する。
図5(a)は、X線コンピューター断層撮影装置の構成を示す図であり、図5(b)は、心電図である。
X線源22は、コンピューター11、X線制御部21の制御により心臓、冠動脈等の被検体(図示せず)にX線を照射し、披検体を透過したX線を検出器23によって検出する。検出器23の検出信号、即ち投影データは、データ収集部12によって収集され、画像再構成部13へ送られる。画像再構成部13は、その収集された投影データに基づいて被検体の画像を再構成する。再構成された画像は、コンピューター11からディスプレイ33へ送られ、ディスプレイ33に表示される。この際、心電計24によって被検者(患者)の心電信号を検出して、ディスプレイ33、モニター32に心電図を表示する。また再構成された画像のデータや心電図等の心電情報は、記憶部14に蓄積することができる。なおディスプレイ33、モニター32は、別々に設けずに一つのディスプレイを兼用することもできる。
データ収集部12は、コンピューター11の制御により、検出部23から供給される投影データの内、画像の再構成に必要な期間の投影データを収集して、画像再構成部13へ送る。投影データを収集する期間(投影データ収集ウィンドウ(データ収集ウィンドウ))は、操作者がコンソール31のキーボードやマウス(図示せず)を操作して設定する。例えば、操作者は、モニター32に表示された心電図の所定の期間を選定して、その期間をキーボード又はマウスにより指定すると、その選定された期間、即ちデータ収集ウィンドウは、データ−収集部12に設定される。
なお投影データの収集は、検出器23が連続的に発生する投影データから、データ収集ウィンドウに相当する期間の投影データを取り出す方式と、データ収集ウィンドウに相当する期間だけX線を放射し、そのX線が放射されている期間の投影データを取り出す方式とがある。後者の方式の場合、データ−収集ウィンドウは、X線源22がX線を放射する期間で決まる。その場合のデータ−収集ウィンドウは、前記の方法と同様の方法によって設定され、X線制御部21にデータ−収集ウィンドウに相当するX線放射期間を設定する。X線源22は、X線制御部21によって制御され、その期間X線を放射する。
図5(b)は、心電図の一例を示す。
心電図は、R波−R波間を一周期として、その一周期の間にT波、P波等が現れる。またその一周期は、心室が収縮する心収縮期と心室が拡張する心拡張期に分かれる。
従来データ収集ウィンドウは、一周期の50%の期間をR波−R波間の中央部分に設定する方法、或いは一周期を複数の区分に区切って設定する方法等が採られている。また図5(b)のように、心臓の動きが少ない心拡張期にデータ収集ウィンドウW1を設定する方法も提案されている(特開2000−262519号公報参照)。
従来投影データの収集は、心拍数を低くしてR波−R波の一周期を長くした状態でその収集を行うため、患者(被検者)に薬を投与して心拍数を強制的に低くする方法が採られている。また投影データ収集の際、一般にはカテーテルが使用されている。
従来のデータ収集ウィンドウは、操作者の経験と勘によって設定され、確固とした根拠もなく心拍数の高い患者も低い患者も一律に設定しているため、再構成された画像は、不鮮明で、細い冠動脈は画像に現れないのが現状である。また従来の薬による心拍数の抑制は、喘息や重症心不全の患者には実施できないし、かつ薬を投与しても心拍数が低くならない患者もいる。そしてカテーテルの使用は、患者に大きな負担を強いることになる。
本願発明は、これらの点に鑑み、薬によって心拍数を抑制することなく、カテーテルも使用せずに、心拍数の高い患者、低い患者いずれの患者も鮮明な画像を再構成でき、また経験の浅い操作者が、簡単に適切なデータ収集ウィンドウを設定できる、X線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法を提供することを目的とする。
図1は、本願の発明者が解析した心臓の動きを説明するための心電図である。
図2は、本願発明のデータ収集ウィンドウの設定例を示す図である。
図3は、本願発明のデータ収集ウィンドウの設定手順を示す図である。
図4は、本願発明と従来の発明によって再構成した画像の鮮明度の評価結果を示す図である。
図5は、従来のX線コンピューター断層撮影装置の構成を示す図、及び心電図とデータ収集ウィンドウとの関係を示す図である。
図6は、本願発明のデータ収集ウィンドウの始期及び終期を決定する第1の構成を示す図である。
図7は、心電図のR波及びP波を示す図である。
図8は、本願発明のモニタでの表示を表す図である。
図9は、本願発明のデータ収集ウィンドウの始期及び終期を決定する第2の構成を示す図である。
請求項1に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする。
請求項2に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、その投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集する、又は前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする。
請求項3に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする。
請求項4に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波及びR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする。
請求項5に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のX線コンピューター断層撮影装置において、被検者の冠動脈の投影データを収集することを特徴とする。
請求項6に記載の投影データ収集方法は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする。
請求項7に記載の投影データ収集方法は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、その投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集する、又は前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする。
請求項8に記載の投影データ収集方法は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする。
請求項9に記載の投影データ収集方法は、X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波及びR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする。
請求項10に記載の投影データ収集方法は、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に記載の投影データ収集方法において、被検者の冠動脈の投影データを収集することを特徴とする。
請求項11に記載のX線コンピューター断層撮影装置は、R波P波を予測して投影データ収集ウィンドウを決定することを特徴とするものである。
請求項12に記載のX線コンピューター断層撮影方法は、R波P波を予測して投影データ収集ウィンドウを決定することを特徴とするものである。
本願発明の実施の形態に係るX線コンピューター断層撮影装置の基本的構成は、図5のX線コンピューター断層撮影装置と同じである。
図1〜図3により本願発明の実施の形態に係るX線コンピューター断層撮影装置とその投影データ収集方法を説明する。
図1は、本願の発明者が解析した心臓の動きを説明するための心電図を示し、
図2は、本願発明の投影データ収集ウィンドウ(データ収集ウィンドウ)の設定例を示し、図3は、データ収集ウィンドウの設定手順を示す。
まず図1について説明する。
本願の発明者は、長年の超音波エコーによる心臓や冠動脈の研究により得た知見に基づいて、心臓の生理的特性について研究した。その結果、従来心臓の動きが静かな期間と考えらていた心拡張期には、血液が心室に急速に流入する急速流入期、非常に静かな緩徐流入期、心房収縮期とがあり、急速流入期は、心室の動きが大きいためデータ収集ウィンドウの設定に適さないこと、及び緩徐流入期は、心室が最も静かな期間でデータ収集ウィンドウの設定に適していることが分かった。
さらに心房収縮期は、心房が収縮する瞬間心室に動きが生じるが、画像の再構成にほとんど影響しないこと、即ちノイズにならないことが分かった。また心房収縮期から心室が収縮するR波のピークまでの期間は、20〜30ms程度であるがこの期間もデータ収集に使えることが分かった。
緩徐流入期にデータ収集ウィンドウを設定するときは、データ収集ウィンドウの終期をP波のピーク付近に設定し、心房収縮期にデータ収集ウィンドウを設定するときは、データ収集ウィンドウの終期をR波のピーク付近に設定すればよい。したがって、操作者は、データ収集ウィンドウを設定するとき、P波又はR波のピークの位置を一義的に選択することができ、経験が浅い場合にも簡単に確実に緩徐流入期又は心房収縮期にデータ収集ウィンドウを設定することができる。
次に図2のデータ収集ウィンドウの設定例について説明する。
本実施の形態は、データ収集ウィンドウが250msのX線コンピューター断層撮影装置を用いて、冠動脈の画像を再構成した。
図2(a)は、250msのデータ収集ウィンドウW2の終期をP波のピーク付近に設定した。この場合、心拍数が65回/分より小さくなると画像は鮮明になるが、心拍数が65回/分より大きくなると画像は不鮮明になる。心拍数が変わるとR波−R波期間(1周期)の長さも変わり、緩徐流入期の長さが変わる。そのため心拍数が65回/分より大きくなると、緩徐流入期はデータ収集ウィンドウW2(250ms)よりも短くなり、データ収集ウィンドウW2の一部が急速流入期に入り込むため、画像は急速流入期の影響を受けるようになる。急速流入期の影響は、心拍数が65回/分より大きくなる程大きくなる。なお緩徐流入期は、R波−R波期間の27%程度になる。
したがって図2(a)によるデータ収集は、心拍数が65回/分より小さい場合に適している。
図2(b)は、125ms(250msの半分)のデータ収集ウィンドウW3の終期をR波のピーク付近に設定した例である。
心拍数が65回/分より大きい場合には、前記のように250msのデータ収集ウィンドウW2を緩徐流入期に設定できなくなる。そこで図2(b)は、心房収縮期を利用し、データ収集ウィンドウ250msを2分割して125msのデータ収集ウィンドウW3の終期をR波のピーク付近に設定し、従来のいわゆる2位相(フェース)方式により2周期で250msのデータ収集ウィンドウを構成している。
心拍数が65回/分より大きい場合には、前記のように心房収縮期を利用して2位相方式を採用することにより鮮明な画像を得ることができる。なおこの場合、250msのデータ収集ウィンドウW2をR波のピーク付近に設定すると、画像は不鮮明になるが、それは心房収縮期が緩徐流入期より短いことによる。
なお心拍数が65回/分より大きい場合、図2(b)のように心房収縮期を利用する代わりに、緩徐流入期を利用して2位相方式を採用することもできる。また緩徐流入期と心房収縮期の夫々に125msのデータ収集ウィンドウを設定し、両期間合わせて250msのデータ収集ウィンドウを構成することもできる。この場合には、同一周期において250msのデータ収集ウィンドウを構成することもできる
図2(a),(b)の場合、操作者は、従来と同様に図5において、コンソール31のキーボード又はマウス(図示せず)を操作して、モニター32に図2(a)又は図2(b)の心電図を表示し、その心電図にデータ収集ウィンドウW2又はW3を重ねて表示し、データ収集部12にそのデータ収集ウィンドウW2又はW3を設定する。
データ収集ウィンドウW2又はW3は、モニター32においてその始期と終期をその都度設定してもよいし、大きさ250ms又は125msのデータ収集ウィンドウW2又はW3を事前に設定しておき、そのデータ収集ウィンドウW2又はW3の終期を、P波又はR波のピーク付近へ移動してもよい。なお従来のX線コンピューター断層撮影装置と同様に、X線制御部21の制御により、データ収集ウィンドウW2又はW3の間、X線源22がX線を放射するようにしてもよい。
本実施の形態は、心拍数が65回/分より大きいか、或るいは小さいかにより設定するデータ収集ウィンドウをW2にするか、W3にするかを選択する例について説明したが、心拍数を考慮せずに図2(a)の方法によりデータ収集ウィンドウW2を設定して得られた画像と、図2(b)の方法によりデータ収集ウィンドウW3を設定し2位相方式によって得られた画像とを比較して鮮明な方の画像を選択するようにしてもよい。
次に図3について説明する。
図5において、心電計24の心電信号に基づいて被検者(患者)の心拍数が65回/分より小さいか又は65回/分より大きいかにより(ステップ40)、65回/分より小さい場合には(ステップ41)、250msのデータ収集ウィンドウを選定し(ステップ42)、その終期を図5のモニター32の心電図のP波のピーク付近に合わせる(ステップ43)。データ収集部12のデータ収集ウィンドウは、250msに設定される。
心拍数が65回/分より大きい大きい場合には(ステップ44)、125msのデータ収集ウィンドウを選定し(ステップ45)、その終期をモニター32の心電図のR波のピーク付近に合わせる(ステップ46)。データ収集部12のデータ収集ウィンドウは、125msに設定される。これらのデータ収集ウィンドウの設定により、データ収集部12は、心拍数が65回/分より小さい場合には、緩徐流入期の投影データを収集し、また心拍数が65回/分より大きい場合には、心房収縮期の投影データを収集して画像再構成部13へ送る。
図3に示される各ステップの一つの例示を以下に示す。ステップ40では心電計24で得られた信号からR波、P波を検出する。この検出処理を所定回実行し平均心拍周期、R波とP波の平均値時間間隔を求める。平均心拍周期から1分当たりの心拍数を求め、1分間の心拍数が65回以下の時、ステップ42で次回心拍のP波の時刻を予測する。次にステップ43でP波の予測時刻より250ms早い時刻を求め、この時刻がデータ収集ウィンドウの始期、P波の予測時刻がデータ収集ウィンドウの終期となるようにX線の照射時刻を設定する。ステップ40で得られた1分間の心拍数が65回より多い時、ステップ45で次回心拍のR波の時刻を予測する。次にステップ46でR波の予測時刻より125ms早い時刻を求め、この時刻がデータ収集ウィンドウの始期、R波の予測時刻がデータ収集ウィンドウの終期となるようにX線の照射時刻を設定するものである。
図6に図3の処理を実行するための構成の一例を示す。21,24,32は各々図5に示されるX線制御部、心電計、モニタである。101はRP波検出手段であり、心電計21で測定された心拍波形からR波、P波を分離し検出するものであり、電計21からの心拍信号を直接あるいはをA/D変換してR波、P波を検出する。心電図の解析には、例えば特開2003−175009号公報に示される相関処理を用いる方法、特開2001−218747号公報に示されるウェーブレット変換を用いる方法、あるいは特開平11−099132号公報に示されるFFT解析を用いる方法等各種の方法が存在し、いずれかの方法を用いてR波、P波を検出する。102は心拍特性決定手段であり101で得られた過去N回のR波、P波の発生時間間隔データを平均することにより、平均心拍時間、R波とP波の平均値時間間隔を求めるものである。過去の測定値のN回分の平均は、最新の心拍情報が得られたとき最も古い心拍情報を破棄し前記最新の心拍情報を追加ることにより常に最新の平均値を求めることが可能である。103はRP波予測手段であり、心拍特性決定手段102で得られた心拍情報から次回心拍のP波、R波の時刻を予測するものである。例えば、RP波検出手段101が心電計21からの心拍波形からがR波を検出した時刻を基準時刻とし、この時刻に心拍特性決定手段102が過去の心拍情報から算出した平均心拍時間(R)、およびR波とP波の平均値時間間隔(P)を加算することにより次回心拍のP波、R波の時刻を予測する。図7は心電図からR波、P波を分離検出し、次回心拍のP波、R波の時刻を予測する概念図である。心電図から検出された過去のR波の時間間隔R、R、・・・から平均時間間隔Rを算出し、R波が検出された時刻を基準時刻とし、この基準時刻からR時間後を次回心拍のR波の予測時刻とする。また、過去のR波とP波の時間間隔P、P、・・・から平均時間間隔Pを算出し、前記基準時刻からP時間後を次回心拍のP波の予測時刻とするものである。なお、R波とP波の予測は方法として、上記説明の平均値を利用する手法以外に、過去の変動の特性から予測する等各種の手法が利用可能である。104はデータ収集ウィンドウ決定手段であり、心拍特性決定回路102で得られた平均心拍時間から一分間の心拍数を求め、一分間の心拍数が65より小さいときはP波を基準波とし、一分間の心拍数が65より大きいときはR波を基準波とするものである。心拍数が65より小さいときRP波予測手段103で予測された次回心拍のP波の時刻をデータ収集ウィンドウの終期、P波の予測時刻より250ms早い時刻をデータ収集ウィンドウの始期と決定してウィンドウ時刻設定レジスタ105に設定する。逆に、心拍数が65より大きいときRP波予測手段103で予測された次回R波の時刻をデータ収集ウィンドウの終期、このR波の予測時刻より125ms早い時刻をデータ収集ウィンドウの始期としウィンドウ時刻設定レジスタ105に設定する。モニタ32は心電計24で得られた心電図の波形を表示すると共に波形の表示タイミングに同期してウィンドウ時刻設定レジスタ105を読み出し、表示中の心電図に重畳してデータ収集ウィンドウの始期と終期を表示する。図8に心電図801に始期マーク802と終期マーク803が重畳して表示する一例が示されている。106は基準波を手動により決定するための入力手段であり、データ収集ウィンドウ決定手段104が決定した基準波を変更するものである。例えば、データ収集ウィンドウ決定手段104が決定規則に基づいてP波を基準波とした場合であっても、操作者が基準波をR波に変更することを可能とするものである。107はウィンドウ時刻設定レジスタ105に設定されたデータ収集ウィンドウの始期と終期を手動で変更するための入力手段であり、ウィンドウ時刻設定レジスタ105に付属する補正用レジスタに補正用の正負の値を設定することにより始期及び終期の時刻を独立に進め或いは遅らせて、データ収集ウィンドウの時刻及び幅を調整可能としている。
図9はデータ収集ウィンドウの始期及び終期の時刻を決定する第2の構成を示すものであり、901及び902は可変遅延回路、903は可変遅延回路901の出力によりセットされ可変遅延回路902の出力によりリセットされるフリップフロップである。心電図を解析してR波、P波を検出し、R波とP波の平均値時間間隔RおよびPを求めることは先の例と同じである。図8(a)は心拍数が65より小さいときに用いる設定であり、901はRP波検出手段101により得られたR波を“P−250ms”だけ遅延し、902はR波を“P”だけ遅延するように設定されている。フリップフロップ903の出力はR波から“P−250ms”後、即ちP波の250ms前を始期としP波を終期とする図2(a)のW2に相当する期間を特定する信号を出力する。図8(b)は心拍数が65より大きいとき用いる設定であり、901はRP波検出手段101により得られたR波を“R−125ms”だけ遅延し、902はR波を“R”だけ遅延するように設定されている。この設定でのフリップフロップの出力はR波から“R−125ms”後、即ちR波の125ms前を始期としR波を終期とする図2(b)のW3に相当する期間を特定する信号を出力する。可変遅延回路901および902に設定された遅延量を入力手段107の指示により増加あるいは減少することにより、データ収集ウィンドウの始期及び終期を調整し、ウィンドウの時刻及び幅を調整することが可能である。また、図9の遅延回路901および902を第1および第2のソフトウェアによるカウンタとし、例えば第1および第2のソフトウェアカウンタの各々に“R−125ms”および“R”の時間に相当するクロック数を設定し、RP波検出手段101によるR波の検出に応答して上記第1及び第2のソフトウェアカウンタを減算するルーチンを実行し、第1のソフトウェアカウンタがゼロとなった時データ収集ウィンドウ用フラグをセットし、第2のソフトウェアカウンタがゼロとなった時上記フラグをリセットするソフトウェアにより実現することも可能である。
前記実施の形態は、X線コンピューター断層撮影装置のデータ収集ウィンドウが250msの場合を例に説明したが、データ収集ウィンドウは、250msに限るものではない。例えば、X線コンピューター断層撮影装置のデータ収集ウィンドウが250msよりも小さい場合には、心拍数が65回/分より大きいときにもそのデータ収集ウィンドウは、緩徐流入期よりも小さくなるから、緩徐流入期にそのデータ収集ウィンドウを設定することができる。即ちX線コンピューター断層撮影装置のデータ収集ウィンドウの大きさにより、緩徐流入期を利用できる心拍数が変わる。
また本願発明は、冠動脈の撮影に限らず冠動脈以外の心臓の撮影に適用することができる。
本願発明は、緩徐流入期及び心房収縮期をX線投影データの収集に利用するから、冠動脈等の鮮明な画像を再構成することができ、かつ操作者は、投影データ収集ウィンドウを設定する際、投影データ収集ウィンドウの終期をP波又はR波のピークの付近に一義的に設定するのみでよいから、経験が浅い場合にも簡単に確実に緩徐流入期又は心房収縮期に投影データ収集ウィンドウを設定することができる。
また本願発明は、心拍数抑制剤を使用することなく、カテーテルも使用せずに被検者(患者)の通常の心拍数のままでX線投影データを収集することができる。
図4は、本願発明と従来の発明によって収集したX線投影データに基づいて、冠動脈の画像を再構成してディスプレイに表示し、各種血管が表示されているか否か、即ち画像として再構成されているか否かを確認してまとめた結果を示す図で、再構成された画像の鮮明度の評価結果を示している。
図4において、グループ1は、心拍数<65回/分、患者数44人のグループを、グループ2は、心拍数>65回/分、患者数17人のグループを示し、AL1,AL2は、本願発明によって投影データを収集した場合を、AL3は、従来の発明によって投影データを収集した場合を示す。またデータ収集ウィンドウは、AL1が250ms、AL2が125ms(2位相方式採用)、AL3が従来のR波−R波期間の50%に設定した場合を示す。
図4において、評価の対象になった冠動脈は、左主冠動脈(LM)、左冠動脈前下行枝(LAD)、左冠動脈回旋枝(LCx)、及び右冠動脈(RCA)である。なお前記各冠動脈は、#の数字が大きくなる程血管は細くなる。
図4は、グループ1,2の患者44人、17人に対して、再構成された画像において各血管の画像を確認できた患者数の比率(%)を表している。
まずグループ1についてみると、AL1とAL3の各血管の確認率は、AL1の方がAL3よりも高いことが分かる。即ち心拍数<65回/分の場合、各血管の確認率は、本願発明の方が従来の発明よりも高くなることが分かる。特に冠動脈の内、右冠動脈(RCA)は、X線撮影が難しく鮮明な再構成画像を得ることが困難であるが、本願発明の確認率は、右冠動脈(RCA)ついても高くなる。例えば#1の血管は、AL3の48%に対してAL1は91%にもなり、また#3の血管は、AL3の27%に対してAL1は80%にもなる。このように本願発明(AL1)の右冠動脈(RCA)の確認率は、従来の発明(AL3)の約1.9倍から3倍にもなる。
次にグループ2についてみると、AL2とAL3の各血管の確認率は、グループ1と同様に本願発明の方が従来の発明よりも高く、右冠動脈(RCA)については、本願発明(AL2)の確認率は、従来の発明(AL3)の約1.7倍から4.4倍にもなる。なお図4のD1は第1対角枝であり、OMは鈍角枝(鈍角冠動脈)である。
以上のように本願発明によって再構成された画像は、従来の発明によって再構成された画像よりも鮮明になることが分かる。

Claims (12)

  1. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  2. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、その投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集する、又は前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  3. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  4. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波及びR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のX線コンピューター断層撮影装置において、被検者の冠動脈の投影データを収集することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  6. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  7. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、その投影データ収集ウィンドウの終期を、心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集する、又は前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  8. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波又はR波のピーク付近に設定して2位相方式により投影データを収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  9. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置において、そのX線コンピューター断層撮影装置の投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より小さいときは、前記投影データ収集ウィンドウの終期を心電計によって検知した被検者の心電図のP波のピーク付近に設定して投影データを収集し、前記投影データ収集ウィンドウが被検者の緩徐流入期より大きいときは、前記投影データ収集ウィンドウの二分の一の投影データ収集ウィンドウの終期を前記心電図のP波及びR波のピーク付近に設定して投影データを収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  10. 請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に記載の投影データ収集方法において、被検者の冠動脈の投影データを収集することを特徴とする投影データ収集方法。
  11. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集し、その収集した投影データに基づいて画像を再構成するX線コンピューター断層撮影装置であって、心電計から心電図からR波、P波を検出する手段と、心電図から心拍数を求める手段と、R波およびP求の時刻を予測する手段と、前記求められた心拍数からR波とP波の一方を基準波として選択する手段と、前記選択された基準波の予測時刻より所定時間早い時刻を求める手段と、前記求められた早い時刻を投影データ収集ウィンドウの始期と設定し前記選択された基準波の予測時刻を投影データ収集ウィンドウの終期と設定する手段を有することを特徴とするX線コンピューター断層撮影装置。
  12. X線源から被検者にX線を照射し、被検者を透過したX線を検出器によって検出し、その検出器の出力からデータ収集部によって投影データを収集する方法において、心電計から心電図からR波、P波を検出するステップと、心電図から心拍数を求めるステップと、R波およびP波の時刻を予測するステップと、前記求められた心拍数からR波とP波の一方を基準波として選択するステップと、前記選択された基準波の予測時刻より所定時間早い時刻を求めるステップと、前記求められた早い時刻を投影データ収集ウィンドウの始期と設定し前記選択された基準波の予測時刻を投影データ収集ウィンドウの終期として投影データを収集することを特徴とする方法。
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