JPWO2003087592A1 - 固定具、およびその取り付け方法 - Google Patents

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Abstract

壁面(5)の貫通孔(50)に挿入してその奥方からアンカー軸(24)を引っ張って開脚部(20)を開脚させるとともに、ストッパー部材(4)をアンカー軸(24)に逆行不能に取り付けて壁面(5)を挟み込めるようにする。これにより、従来のボードアンカーの取り付け作業時に必要であったボルトの回転作業をなくし、また引っ張り作業だけで壁面(5)の厚みに依存することなく装着物(9)を迅速かつ簡単に取り付けられるようにする。

Description

技術分野
本発明は、壁面などに取り付けられるボードアンカーなどの固定具に関するものであり、より詳しくは、石膏ボードなどのように比較的脆い特性を有する壁面などに対して好適に取り付けられる固定具に関するものである。
背景技術
現在、石膏ボード壁面に各種部材を装着する固定具が商品化されている。このボードアンカーは、第6図に示すように、10mm程度の厚みを有する石膏ボード5を表面5a側および裏面5b側から挟み込むべく4〜5cm程度の大きさに構成したもので、金属製のボルト7と、拡散機構80を設けた専用ナット8によって構成したものである。この拡散機構80は、ボルト7に通した拡散パーツ80aの先端部に雌ネジ80bを設け、ボルト7の回転によって石膏ボード5の裏面5b側に引き寄せられるようにしたものであり、この拡散パーツ80aを広げるように押し潰することによって石膏ボード5の裏面5bとの接触面積を拡大し、ボルト7を通した装着物9とこの拡散パーツ80aとによって石膏ボード5を挟み込めるようにしたものである。
ところが、このような大きさに設定された金属製のボルトを壁面に取り付ける場合、壁面の裏側に壁面材装着のベースとなる縦横の芯材やC型アングルなどの突起物が存在していれば、その分だけ壁厚が増して4〜5cmのボードアンカーでは対応できなくなってしまう。また、ボルトの締め付け工程において、ドライバーを数十回も回転させて取り付けなければならず、数多くのボードアンカーを取り付けなければならないような作業現場ではこの作業が大きな負担となる。また、ドライバーによる締め付け作業を行う場合、ドライバーによる回転締め付け圧の負荷抵抗が小さいため、最適な停止位置に達していても更に締め付け作業を行ってしまうことが多く、壁面を破損させてしまう場合がある。
そこで、本発明はかかる不具合に着目してなされたもので、壁面の厚さに依存することなく作業工程を短縮し、また、壁面を破損することのないような固定具を提供することを目的とするものである。
発明の開示
すなわち、本発明の固定具は上記課題を解決するために、壁面に設けられた貫通孔に挿入されこの貫通孔の奥方で開脚可能に構成された開脚部と、この開脚部を貫通孔に挿入した後この開脚部を前方に引き寄せるためのアンカー軸と、このアンカー軸にスライド可能に挿入され前記開脚部とによって壁面を挟み込んで固定されるストッパー部材とを設けてなり、このアンカー軸に、前記ストッパー部材のスライドを規制するスライド規制部を設けるように構成したものである。これによって、アンカー軸の引っ張り作業だけで開脚部を広げ、この開脚部とストッパー部材とで壁面を挟み込んで、迅速かつ簡単に種々の壁厚に対応して取り付けられるようにする。
また、この発明の好ましい形態として、この開脚部およびアンカー軸を可撓性樹脂によって形成する。これにより、この樹脂が本来有する弾性を利用して開脚部の広がり幅を狭めて貫通孔への挿入を可能にするとともに、貫通孔挿入後にその開脚部を復元させて壁面裏側に引っ掛けられるようにする。
更に、別の形態では、この開脚部を、開脚先端側に向けて漸次肉厚が薄くなるように構成する。このように開脚部をテーパー状に構成することにより、アンカー軸の引っ張り時に先端部分を容易に開脚させるようにするとともに、アンカー軸に強力な引っ張り力が加わった場合であっても相対的に太く構成された基端部分によってその引っ張り力に耐えられるようにする。
加えて、ストッパー部材のアンカー軸挿入部分に壁面の貫通孔に嵌め込みうる嵌込部を設けるようにする。このように構成することによって、ストッパー部材を壁面に取り付ける際、この嵌込部を貫通孔に嵌め込んでストッパー部材のがたつきをなくせるようにする。
また、このストッパー部材の表面側にアンカー軸挿入孔よりも大径の凹部を設けるようにする。このように凹部を設けることによってこの凹部内にスライド規制部を納めることができ、アンカー軸切断後にストッパー部材の表面部分から余剰なアンカー軸を突出させないようにして表面を平らにする。
また、このアンカー軸の引っ張りを補助するための引張補助部をアンカー軸に設ける。このような引張補助部を設けるようにすることによって、紐や棒状部材などを引っ掛けて、容易にアンカー軸を引っ張れるようにする。
更に、このような発明において、装着物を引っ掛けるためのフック部材を設け、このフック部材をストッパー部材と壁面との間に挟み込めるように構成する。このように構成することによって、このフック部材を利用してカレンダーなどのような比較的軽量な装着物を取り付けられるようにする。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。この実施形態におけるボードアンカー1は、石膏ボード壁面材などのように比較的脆い特性を有する壁面5などに好適に使用されるものであって、第1図から第3図に示すように、開脚部20およびアンカー軸24を備えてなるアンカー部材2と、このアンカー軸24の後端部26から挿入されるハット形状をしたストッパー部材4とを設けて構成されるものである。そして、このアンカー軸24にストッパー部材4のスライドを規制するスライド規制部25を設けて、このストッパー部材4と開脚部20とによって壁面5およびこの壁面5に装着される比較的大型の装着物9を挟み込み、もしくは、ストッパー部材4とアンカー部材3との間に適宜フック部材6(第4図参照)などを挟み込んで比較的軽量なカレンダーなどの装着物をそのフック61に引っ掛けられるようにしたものである。以下、この実施形態におけるボードアンカー1の具体的構成について詳細に説明する。
アンカー部材2は、弾性を有する可撓性樹脂によって矢尻状に形成されたもので、その先端部分に複数の開脚フィン21を設けた開脚部20を有し、その開脚フィン21の基端部22からアンカー軸24を延出させて構成したものである。
この開脚フィン21は、アンカー軸24との境界部分である基端部22の肉厚を最も太く構成するとともに、そこから先端部23に向けて徐々に肉厚を薄くテーパー状に構成している。また、この開脚部20の開脚状態を狭めた場合に、壁面5に設けた円形の貫通孔50に挿入できるように正面視円形状の湾曲部21a(第3図参照)を設けて構成している。なお、この開脚部20は、正面視角形に構成することもできる。
アンカー軸24は、軸方向に沿って略同一径を有する線材の外周部分にストッパー部材4のスライド逆行を防止するための複数の逆行防止突起25aを設けてスライド規制部25を構成し、更に、このアンカー軸24の後端部26近傍に軸方向に沿って切り欠いた補助孔27を設けている。
この逆行防止突起25aは、後端部26から挿入されるストッパー部材4のスライド逆行を防止すべく断面直角三角形状に構成したもので、アンカー軸24の先端部分から開脚フィン21の長さ分だけ避けるように設けている。そして、このような部位を避けて逆行防止突起25aを設けることにより、開脚部20の挿入時に可能な限り開脚フィン21の狭め寸法幅を小さくできるようにしている。
また、アンカー軸24の後端部26近傍に設けた補助孔27は、開脚部20を貫通孔50に挿入した後にアンカー部材3の引っ張りを補助すべく紐や棒状物などを挿入できるようにしたもので、その補助孔27の外側部分を相対的に薄肉にした薄肉部28とすることによって過剰な引っ張り力が作用した場合にその薄肉部28を破断させて壁面5や開脚部20などの破損を防止できるようにしている。
一方、ストッパー部材4は、壁面5の表面側に当接しうるストッパーリング40と、壁面5の貫通孔50に嵌め込まれうる円筒状の嵌込部41とを設け、また、このストッパーリング40および嵌込部41の中心部分に設けたアンカー軸挿入孔42よりも大径の凹部43を表面側に設けて構成している。この凹部43は、逆行防止突起25aをストッパーリング40内に納めうる大きさに設定したものであり、アンカー軸24の余剰部分を切断する際その余剰部分がストッパーリング40の表面から突出しないようにしている。また、この凹部43は、ストッパーリング40の肉厚を可能な限り薄くすべく、その底面を嵌込部41側に設けてその位置で逆行防止突起25aの先端部分を係止させるようにしている。
次に、このように構成されたボードアンカー1の取り付け方法について説明する。
まず、比較的大きな装着物9を壁面5に装着する場合、その装着物9を石膏ボードの壁面5に位置決めし、ドリルなどの工具を用いて壁面5裏側まで貫通させて貫通孔50を設ける。また、カレンダーなどのように比較的軽量な装着物を壁面5に取り付ける場合は、第4図に示すようなフック部材6を石膏ボード壁面5の取り付け位置に位置決めし、同様にドリルなどの工具を用いて壁面5裏側まで貫通孔50を設ける。次に、アンカー部材2の開脚部20を指で摘んで開脚フィン21の広がりを押さえ込み、装着物9の孔部もしくはフック部材6の孔部60を介して壁面5の貫通孔50に差し込み、壁面5の裏側まで到達させる。その際、開脚部20は貫通孔50を出た途端、強制的に狭められていた状態から可撓性樹脂本来の特性である弾性反発力によって元の状態に広がり、壁面5の裏側から抜けない状態となる。次に、アンカー軸24の後端部26側からストッパー部材4を挿入し、ストッパー部材4の嵌込部41を装着物9の孔部もしくはフック部材6の孔部60を介して壁面5の貫通孔50に挿入する。そして、このストッパー部材4からはみ出しているアンカー軸24の後端部26を手で摘み、ストッパー部材4を壁面5に押さえ付けながら強く引っ張って開脚部20をより大きく開脚させる。そして、開脚部20の基端部22を壁面5の裏側に接触させた状態で逆行防止突起25aを凹部43内に係止させ、このストッパー部材4と開脚部20とによって壁面5を挟み込む。
また、この引っ張り作業工程においてさらなる引き込みが必要となった場合は、アンカー軸24の後端部26近傍に設けられた補助孔27に紐や棒状部材を通し、引っ張りやすい状態とした上でこのアンカー軸24を強く引っ張る。この際、万一過剰な引っ張り力が加えられた場合、その補助孔27の外側部分の薄肉部28を破断させ、開脚部20や壁面5裏側の破損などを防止できるようにする。
そして、最後にストッパー部材4を取り付けた後、ストッパーリング40の表面部分から突出している余剰なアンカー軸24を万能ハサミやニッパなどで切断して表面を平らにし、取り付け作業を完了する。
このように上記実施形態によれば、貫通孔50に挿入してその奥方からアンカー軸24を引っ張って開脚部20を開脚させるとともに、ストッパー部材4をアンカー軸24に逆行不能に取り付けて壁面5を挟み込めるようにしたので、従来のようにボルトのねじ込み作業などが不要になり、引っ張り作業だけ迅速かつ簡単に装着物9を取り付けることができるようになる。
更に、このような開脚部20およびアンカー軸24を弾性を有する可撓性樹脂で形成しているため、その樹脂本体の特性を利用して開脚部20を狭めて貫通孔50に挿入するとともに、貫通孔50に挿入した後その開脚部20を広げて壁面5の裏側に接触させることができるようになる。
更に、開脚部20における基端部22の肉厚を相対的に厚くするように構成したので、アンカー軸24の引っ張り作業工程において強い引っ張り力が作用した場合であってもその部分の破断や変形などを防止することができるようになる。
加えて、ストッパー部材4に嵌込部41を設けるようにしたので、この嵌込部41を貫通孔50に嵌め込んでストッパー部材4のがたつきを防止することができるようになる。
また、このストッパー部材4の表面側にアンカー軸挿入孔42よりも大径の凹部43を設けるようにしたので、この凹部43に逆行防止突起25aを納めてストッパー部材4の表面を平らにすることができ、また、その逆行防止突起25aの係止部を嵌込部41側に位置させるように構成したので、ストッパーリング40を可能な限り薄くすることができる。
また、このアンカー軸24に、アンカー軸24の引っ張りを補助するための補助孔27を設けるようにしたので、強い引っ張り力を必要とした場合にこの補助孔27に紐や棒状物を差し込んで引っ張ることができる。また、この補助孔27の周辺を相対的に肉厚の薄い薄肉部28に形成したので、過剰な引っ張り力が作用した場合、この部分を破断させて壁面5や開脚部20の破損などを未然に防止することができるようになる。
更に、上記実施形態ではフック部材6を設けて、これをアンカー軸24に挿入し、ストッパーリング40と壁面5との間に装着できるようにしたので、このフック61を利用してカレンダーなどのような比較的軽量な装着物を取り付けられるようにすることができる。
なお、本発明と上記実施形態との関係において、固定具はボードアンカー1に対応し、スライド規制部25は複数の逆行防止突起25aに対応し、引張補助部は補助孔27に相当するも、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、開脚部20をアンカー軸24と一体に成形したものを用いて説明したが、開脚部20とアンカー軸24とをそれぞれ別個独立なものにし、開脚部をアンカー軸の先端部分に着脱可能に取り付けられるようにしても良い。このように構成すれば、切断されたアンカー軸24の余剰部分を再利用することができ、より低コストなものにすることができる。
また、上記実施形態ではアンカー軸の断面形状を円形に構成したが、これに限らず断面長方形状などにしても良く、また、後端部のみを固く構成してストッパー部材4を挿入しやすくするとともに途中部分を紐などの異なる部材で構成しても良い。
更に、上記実施形態では、逆行防止突起25aとして一方向へのみスライドする断面直角三角形状のものにしているが、これに限らず半円形状の突起に構成して一定以上の力が作用した場合にその作用方向へのスライドを許容するようにしても良い。また、この実施形態では、スライド規制部25としてアンカー軸24側に逆行防止突起25aを設けるようにしているが、これとは逆に、ストッパー部材のアンカー軸挿入孔側に逆行防止突起を設けるとともに、アンカー軸側にこの突起を係止させる凹状溝を設けるようにしても良い。そして、これらの逆行防止突起は、アンカー軸などの外周全体にわたって設ける必要はなく、片側のみに設けるようにしても良い。このように構成すれば、樹脂の使用量を低減させることができるようになる。
また、上記実施形態では、引張補助部として補助孔27を設けて説明したが、これに限らず紐や棒状部材などを取り付けられるようなものであれば突起形状をしたものであっても良い。
また、このストッパー部材の形状として第5図に示すように、先端部分に尖状のテーパー部41aを設けて石膏ボードの壁面5に押し込めるようなものにしても良い。この図における符号は第1図などに対応する部分に同じ番号を付している。通常、各種現場作業で石膏ボードの壁面5に直径5〜10mmの孔を設ける場合、装着物9で見えなくなる孔についてドリルで正確に孔を設ける必要がないため、ドライバーの先端を押し込んで孔を設けることが良くある。このため第5図のように構成されたストッパー部材4aを用いる場合、まず、ドライバーの先端部分を利用してアンカー軸24挿入用の小さな孔をあけ、その後、ストッパー部材4aのテーパー部41aを利用して石膏ボードの壁面5にそのストッパー部材4aを押し込んで取り付けるようにする。このようにすれば、ストッパー部材4aの外径に合わせた大きな貫通孔を事前に設けなくてもアンカー部材4aを挿入するための孔を設けておくだけで済み、作業効率を格段に良くすることができるようになる。
産業上の利用可能性
このように本発明によれば、壁面に設けられた貫通孔に挿入されこの貫通孔の奥方で開脚可能に構成された開脚部と、この開脚部を貫通孔に挿入した後この開脚部を前方に引き寄せるためのアンカー軸と、このアンカー軸にスライド可能に挿入され前記開脚部とによって壁面を挟み込んで固定されるストッパー部材とを設け、このアンカー軸に、前記ストッパー部材のスライドを規制するスライド規制部を設けるように構成したので、アンカー軸の引っ張り作業だけで開脚部とストッパー部材とで壁面を挟み込むことができ、迅速かつ簡単に種々の壁厚に対応した取り付け作業を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一の実施形態を示すボードアンカーを取り付ける状態を示す図である。第2図は、第1図におけるボードアンカーを取り付けた状態を示す図である。第3図は、同形態におけるボードアンカーの正面図である。第4図は、同形態におけるボードアンカーに取り付けられるフック部材を示す図である。第5図は、別の実施形態におけるストッパー部材を示す図である。第6図は、従来のボードアンカーおよびその取り付け状態を示す図である。

Claims (8)

  1. 壁面に設けられた貫通孔に挿入されこの貫通孔の奥方で開脚可能に構成された開脚部と、この開脚部を貫通孔に挿入した後この開脚部を前方に引き寄せるためのアンカー軸と、このアンカー軸にスライド可能に挿入され前記開脚部とによって壁面を挟み込んで固定されるストッパー部材とを設けてなり、前記アンカー軸に、前記ストッパー部材のスライドを係止させるスライド規制部を設けたことを特徴とする固定具。
  2. 前記開脚部およびアンカー軸を可撓性樹脂で形成した請求の範囲第1項に記載の固定具。
  3. 前記開脚部が、開脚先端部に向けて漸次肉厚が薄くなるように構成したものである請求の範囲第1項に記載の固定具。
  4. 前記ストッパー部材が、壁面に設けられた貫通孔に嵌め込まれる嵌込部を設けたものである請求の範囲第1項に記載の固定具。
  5. 前記ストッパー部材のアンカー軸挿入部分に、前記スライド規制部を納めうる凹部を設けた請求の範囲第1項に記載の固定具。
  6. 前記アンカー軸に、このアンカー軸の引っ張りを補助するための引張補助部を設けた請求の範囲第1項に記載の固定具。
  7. 請求の範囲第1項に記載の固定具に、更に、ストッパー部材と壁面との間に挟み込まれるフック部材を設けてなることを特徴とする固定具。
  8. 壁面に設けられた貫通孔に挿入されこの貫通孔の奥方で開脚可能に構成された開脚部と、この開脚部を貫通孔に挿入した後この開脚部を前方に引き寄せるためのアンカー軸と、このアンカー軸にスライド可能に取り付けられ前記開脚部とによって壁面を挟み込んで固定されるストッパー部材とを設けてなり、前記アンカー軸に、前記ストッパー部材のスライドを係止させるスライド規制部を設けた固定具の取付方法であって、開脚部を貫通孔の奥方に挿入する工程と、ストッパー部材をアンカー軸に挿入して貫通孔側までスライドさせる工程と、ストッパー部材を壁面の表面に当接させた状態でアンカー部材を引き寄せる工程と、ストッパー部材から突出しているアンカー部材を切断する工程とを備えた固定具の取付方法。
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