JPS647803B2 - - Google Patents

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JPS647803B2
JPS647803B2 JP16921380A JP16921380A JPS647803B2 JP S647803 B2 JPS647803 B2 JP S647803B2 JP 16921380 A JP16921380 A JP 16921380A JP 16921380 A JP16921380 A JP 16921380A JP S647803 B2 JPS647803 B2 JP S647803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
adhesive
hollow membrane
main body
membrane bundle
Prior art date
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Expired
Application number
JP16921380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5789928A (en
Inventor
Kunio Shimano
Hideaki Hioki
Sadami Nagayanagi
Masayuki Hatanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Momentive Performance Materials Japan LLC
Nagayanagi Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Toshiba Silicone Co Ltd
Nagayanagi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Nippon Genshiryoku Jigyo KK, Toshiba Silicone Co Ltd, Nagayanagi Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16921380A priority Critical patent/JPS5789928A/ja
Publication of JPS5789928A publication Critical patent/JPS5789928A/ja
Publication of JPS647803B2 publication Critical patent/JPS647803B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医療用、その他一般産業用の流体透
過性材料で形成された中空膜を用いた分離モジユ
ールの製造方法に関し、特にシリコーンゴム製の
中空膜を用いた分離モジユールの製造方法に関す
る。
[従来の技術] 一般にこの種の中空膜分離モジユールは、2種
類以上の成分を含む混合ガスから特定の成分ガス
を分離する場合、あるいは液体とガスとの間でガ
ス交換をおこなう場合、または混合液体の濃縮、
精製等をおこなう場合等に広く使用されている。
そして、このような中空膜分離モジユールの基本
的な構造は第1図に模式的に示すように構成され
ている。すなわち、図中の1の円筒状の本体であ
つて、この本体1内には中空膜2が挿通されてい
る。なお、この中空膜2は実際には多数本が挿通
されているが、この第1図では理解を容易にする
ため、1本の中空膜2のみを示す。この中空膜2
はたとえば酢酸セルロースやシリコーンゴム等の
ガス透過性材料で形成され、細径の中空管状をな
している。そして、この中空膜2の端部外周と本
体1の端部内周面との間には接着剤が充填され、
端末密封部3を形成している。そして、上記中空
膜2はこの端末密封部3内に埋設され、この端末
密封部3の端面に開口している。そして、上記中
空膜2の外周面と本体1の内周面との間には空間
部が形成され、また本体1の周壁部には透過ガス
流出口5が形成され、この空間部4に連通してい
る。また、上記本体1の両端は蓋体6によつて閉
塞され、この蓋体6にはそれぞれ混合ガス流入口
7および混合ガス流出口8が形成され、これら混
合ガス流入口7および混合ガス流出口8は上記の
中空膜2内に連通している。そして、分離すべき
混合ガスはこの混合ガス流入口7から中空膜2内
に供給され、この中空膜2を通して特定のガスが
空間部4内に透過し、この透過したガスは透過ガ
ス流出口5から流出するように構成されている。
このような中空膜分離モジユールを製造するに
は、まず中空膜2を数千ないし数万本束ねて中空
膜束を形成し、この中空膜束を本体1内に挿通
し、この本体1の端部内に未硬化の接着剤を充填
していた。この接着剤の充填の際には、この本体
1を水平面内で回転させ、遠心力によつて両端部
に同時に接着剤を充填することがなされている。
ところで、上記中空膜2の材料は各種の条件に
対応して各種の材料が使用されているが、この材
料としてシリコーンゴムが使用される。このシリ
コーンゴムはその透過特性、また生体に悪影響を
与えない等、優れた特性を備えている。しかし、
このシリコーンゴムは軟質であり、細径の中空膜
に形成した場合にこの中空膜がきわめて柔軟とな
つてしまう。このため、製造の際の取扱いが面倒
であり、特に接着剤を充填する際に遠心力や接着
剤の流動等によつて容易に移動、変形してしまう
不具合があつた。また、このシリコーンゴムは他
の接着剤との接着性が悪いため、端部に充填する
接着剤はシリコーン樹脂系の接着剤を使用しなけ
ればならない。しかし、このシリコーン樹脂系接
着剤は一般に粘性が高く、このシリコーン樹脂系
接着剤をこのシリコーンゴム中空膜の間に浸透さ
せるのは困難であつた。
このため、従来このシリコーンゴム中空膜を用
いた分離モジユールを製造する際には、まず多数
本の中空膜を束ねて中空膜束を形成し、この中空
膜束の端部の中空膜間の間隙にシリコーンゴム樹
脂系接着剤を浸透、硬化させ、この中空膜束の端
部を固着してからこの中空膜束を本体内に挿入
し、この中空膜束と本体との間にシリコーン樹脂
系接着剤を充填していた。しかし、上述したよう
に、粘性の高いシリコーン樹脂系接着剤を軟質の
シリコーン中空膜の間に含浸させるのは困難であ
り、この端部への接着剤の含浸作業は熟練者の手
作業に頼らざるを得なかつた。このため作業の能
率が低く、また安定した品質を維持するのが困難
であつた。
また、このような中空膜束の端部に接着剤を含
浸させる方法として、この中空膜束の端部に多孔
質のスリーブを嵌合してこの中空膜束を結束し、
次にこの多孔質のスリーブを介して接着剤を供給
し、この中空膜束の端部に接着剤を含浸させる方
法もある。しかし、このような方法によつてもこ
の中空膜束の端部に接着剤を能率的かつ確実に含
浸させるのは困難であつた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は以上の事情に基づいてなされたもの
で、軟質のシリコーンゴム中空膜束の端部に粘性
の高いシリコーン樹脂系接着剤を確実かつ能率的
に充填することが出来るシリコーンゴム中空膜を
用いた分離モジユールの製造方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上の目的を達成するため、シリコ
ーンゴム製の中空管状をなす多数の中空膜を束ね
て形成され端部が接着剤で固着されていない自由
状態の中空膜束を形成する工程と、この中空膜束
を両端が開口した筒状の本体内に挿入する工程
と、この本体の端部内に環状の閉塞体を挿入しこ
の閉塞体によつてこの本体の端部内周面と上記中
空膜束の外周との間を閉塞するとともにこの中空
膜束をこの本体の中心部に保持する工程と、上記
本体を鉛直方向に沿つて保持しこの本体の上側の
端部内において上記中空膜束の上記閉塞体より上
方の部分を重力によつてこれらの中空膜相互間の
間隔を拡大させるとともにこの本体の端部内に未
硬化のシリコーン樹脂系接着剤を供給しこの接着
剤を重力によつて中空膜間の間隙およびこの中空
膜束と本体の端部内面との間に充填し、この接着
剤を硬化させる工程、とを備えたものである。
[作用] 以上の如く構成された本発明の方法によれば、
中空膜は可撓性が大であるので、上向きの本体端
部内の中空膜束の端部は重力によつて広がり、こ
の端部の各中空膜間の間隙が大きくなる。また、
この本体の端部内に供給された接着剤は重力によ
つてこの中空膜の間およびこの中空膜束と本体の
端部内面との間に充填される。したがつて、粘性
が高いこのシリコーン樹脂系接着剤でもこれらの
間隙に確実に充填させることができ、またこの接
着剤は重力によつて徐々に浸透してゆくのでこの
軟質のシリコーンゴム中空膜を変位させたり変形
させることはない。また、この中空膜は閉塞体に
よつて所定の位置に保持され、またこの閉塞体に
よつて接着剤が本体内に流入するのを防止する。
そして、所定の時間だけ放置し、この樹脂が充分
に浸透しかつ硬化したら、反対側の端部について
も同様に接着剤を充填する。この方法は、本体の
端部に接着剤を供給した後は所定の時間だけ放置
しておくだけでよく、作業に熟練を必要とせず、
安定した品質の製品が得られる。
[実施例] 以下本発明を一実施例に従つて説明する。ま
ず、この一実施例の方法によつて製造するシリコ
ーンゴム中空膜を用いた分離モジユールの構成を
第2図に従つて説明する。図中の101は本体で
あつて、この本体101は両端が開口した筒状を
なしている。そして、この本体101の両端部は
内径および外径が拡径され、端部大径部102が
形成されている。なお、この端部大径部102と
本体101の中央部分との間の内面はテーパ状を
なし、テーパ面103がそれぞれ形成されてい
る。そして、この本体101内には中空膜束10
4が挿通されている。この中空膜束104は数千
ないし数万の中空膜105を束ねたものである。
これらの中空膜105はガス透過性材料であるシ
リコーンゴム材料から形成され、細径の中空管状
をなしている。そして、上記の本体101の端部
体系部102内にはそれぞれシリコーン樹脂系接
着剤106が充填され、このシリコーン樹脂系接
着剤は106は本体101の内面とこの中空膜束
104との間および中空膜105間の間隙内に充
填され、端末密封部107を形成している。そし
て、上記中空膜105の端部はこの端末密封部1
07の端面にそれぞれ開口している。また、上記
本体101の中央部分の内面と中空膜束104と
の間の空間は空間部108に形成され、またこの
本体101の周壁部には透過ガス流出口109が
形成され、この透過ガス流出口109は上記の空
間部108に連通している。また、上記本体10
1の両端には蓋体110がそれぞれ取付けられ、
これらの蓋体110によつてこの本体101の両
端は閉塞されている。そして、これらの蓋体11
0の内面には上記中空膜束104の端部に対応し
て流通凹部111がそれぞれ形成されている。ま
た、一方の蓋体110には混合ガス流入口112
が形成され、また他方の蓋体110には混合ガス
流出口113が形成され、これらは上記流通凹部
111にそれぞれ連通している。そして、分離処
理すべき混合ガスは上記の混合ガス流通口112
から流通凹部111を通つて各中空膜105内に
流通され、これらの中空膜105を透過して特定
成分のガスが空間部108に流れ、この透過ガス
は透過ガス流出口109から流出し、また残りの
混合ガスは中空膜105の端部から流通凹部11
1を介して混合ガス排出口113から排出される
ように構成されている。なお、114は後述する
製造方法で使用する閉塞体である。
次に、上記の如き分離モジユールを製造する方
法を説明する。まず、中空膜105を所定本数だ
け束ね、中空膜束104を形成し、この中空膜束
104を第3図に示す如く本体101内に挿通す
る。この中空膜束104の端部は接着剤等で固着
されておらず、自由な状態としておく。またこの
場合、この中空膜束104の長さはこの本体10
1の長さより長くしておく。したがつて、第3図
に示す如くこの中空膜束104の端部はこの本体
101の端面より突出する。次に、第4図に示す
如く、本体101の端部大径部102とこの本体
101の中央部の間に形成されたテーパ面103
の部分に閉塞体114を挿入する。この閉塞体1
14は環状をなし、上記の中空膜束104の外周
面に密接するとともにその外周面はテーパ面11
3に対応したテーパ状をなし、このテーパ面10
3に密着して中空膜束104の外周面と本体10
1の内周面との間の空隙を閉塞し、端部大径部1
02と空間部108とを区画する。次にこの本体
101を鉛直方向に沿つて保持するとともに端部
大径部102内に未硬化のシリコーン樹脂系接着
剤106を供給し、所定時間放置する。この場
合、この中空膜105はシリコーンゴム製で柔軟
であり、したがつてこの上向き側の端部ではこの
中空膜束の端部は重力によつてこれら中空膜が広
がり、各中空膜の間の間隙が拡大する。そして、
この本体101の端部大径部102内に供給され
たシリコーン樹脂系接着剤106は重力によつて
流動し、これら中空膜105の間の間隙およびこ
の中空膜束104とこの端部大径部102の内面
との間に充填される。なお、この中空膜束104
と端部大径部102との間の空間は閉塞体114
によつて閉塞されており、この空間を通つて接着
剤が空間部108内に流れ落ちることはない。ま
た、この閉塞体114の部分では中空膜束104
が径方向に圧縮されているので中空膜105間の
間隙が小さくなつており、この中空膜105の間
の間隙を通つて接着剤が空間部108に流れ落ち
ることはない。このシリコーン樹脂系接着剤10
6は、一般に比較的粘性が高いが、上述したよう
に、この中空膜束の端部すなわち上記の閉塞体1
14より端部側の部分では、重力によつて中空膜
105間の間隙が広くなつているので、このよう
に粘性の高いシリコーン樹脂系接着剤であつても
これら中空膜105の間に確実に浸透する。ま
た、この接着剤106は重力により徐々に流動す
るので、柔軟な中空膜104を変形させたり変位
させたりすることはない。すなわち、一般に粘性
流体が流動する場合にはその流動抵抗は流動速度
に比例する。したがつて本発明の如く重力によつ
てこの接着剤をゆつくり流動させればこの接着剤
の内部のせん断応力はきわめて小さくなり、よつ
てこの接着剤の流動の際に中空膜105に与える
荷重もきわめて小さくなり、これら中空膜105
の変形、変位を生じることはない。なお、この接
着剤106の粘性があまり高いと中空膜105間
に浸透するまでに長時間を必要とし、非能率的で
あるとともに充分に浸透しない前に硬化してしま
うことがあり、また粘性が低すぎると中空膜10
5間の間隙を通つて空間部108内に流れ落ちて
しまうので、この接着剤106の粘度は適当な範
囲にあることが好ましい。この粘度は中空膜10
5の径、本数、接着剤の硬化時間等に対応して設
定されるが、一般的な条件のもとでは約10〜100
ポアズの範囲内が好ましい。
そして、この一方の端部において上記の接着剤
106が硬化したら、この本体101を転倒さ
せ、反対側の端部を上向きにして鉛直に保持し、
上記と同様にこの反対側の端部に接着剤106を
充填、硬化させる。そして、これら接着剤106
が硬化したら、この本体101の端面から突出し
た接着剤106および中空膜105をこの本体1
01の端面に沿つて切断する。従つて、これら中
空膜105はこの切断端面に開口する。そして、
上記の蓋体110を取付けてこの分離モジユール
を完成する。
この方法によれば、柔軟なシリコーンゴム中空
膜の間の間隙内に粘性の高いシリコーン樹脂系接
着剤を確実に充填でき、しかもこの中空膜に無理
な変形、変位を生じることがない。また、この方
法は本体の端部内に接着剤を供給した後所定時間
放置しておくだけでよく、作業に熟練を必要とせ
ず、常に一定の品質の製品を製造することができ
る。
なお、本体の端部の内径は中空膜束が広がるの
に充分な径であればよく、必ずしも端部大径部を
形成しなくてもよい。
また本発明の方法によつて製造される分離モジ
ユールは混合ガスを分離するものには限定され
ず、液体とガスとの間でガス交換をおこなうも
の、または液体を濃縮精製するものであつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は中空膜分離モジユールの基本的な構成
を示す断面図、第2図は本発明の一実施例方法に
よつて製造する分離モジユールの縦断面図、第3
図ないし第6図は本発明の一実施例を工程順に示
す縦断面図である。 101…本体、102…端部大径部、104…
中空膜束、105…シリコーンゴム中空膜、10
6…シリコーン樹脂系接着剤、107…端未密封
部、114…閉塞部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリコーンゴム製の中空管状をなす多数の中
    空膜を束ねて形成され端部が接着剤で固着されて
    いない自由状態の中空膜束を形成する工程と、こ
    の中空膜束を両端が開口した筒状の本体内に挿入
    する工程と、この本体の端部内に環状の閉塞体を
    挿入しこの閉塞体によつてこの本体の端部内周面
    と上記中空膜束の外周との間を閉塞するとともに
    この中空膜束をこの本体の中心部に保持する工程
    と、上記本体を鉛直方向に沿つて保持しこの本体
    の上側の端部内において上記中空膜束の上記閉塞
    体より上方の部分を重力によつてこれら中空膜相
    互間の間隔を拡大させるとともにこの本体の端部
    内に未硬化のシリコーン樹脂系接着剤を供給しこ
    の接着剤を重力によつて中空膜間の間隙およびこ
    の中空膜束と本体の端部内面との間に充填し、こ
    の接着剤を硬化させる工程とを具備したことを特
    徴とするシリコーンゴム中空膜を用いた分離モジ
    ユールの製造方法。
JP16921380A 1980-11-26 1980-11-26 Manufacture of hollow membrane separation module Granted JPS5789928A (en)

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JPS5789928A JPS5789928A (en) 1982-06-04
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JPS5789928A (en) 1982-06-04

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