JPS64779B2 - - Google Patents

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JPS64779B2
JPS64779B2 JP4648881A JP4648881A JPS64779B2 JP S64779 B2 JPS64779 B2 JP S64779B2 JP 4648881 A JP4648881 A JP 4648881A JP 4648881 A JP4648881 A JP 4648881A JP S64779 B2 JPS64779 B2 JP S64779B2
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JP
Japan
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oil
rotating anode
tube device
container
ray tube
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JP4648881A
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JPS57162248A (en
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Kinpei Okano
Takuji Torii
Katsutoshi Arai
Shizuro Shima
Munetomo Kotabe
Takehiko Mori
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPS57162248A publication Critical patent/JPS57162248A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/02Constructional details
    • H05G1/04Mounting the X-ray tube within a closed housing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/02Constructional details
    • H05G1/025Means for cooling the X-ray tube or the generator

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  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転陽極X線管装置の改良に関する。
従来から、回転陽極および陰極体を収納した真
空容器を、油を封入したハウジング内に配設した
小型構造の回転陽極X線装置というものが知らて
いる。しかるに、最近、大容量化の回転陽極X線
管装置が望まれるようになつてきたが、大容量化
構造にすると、真空容器の局部的な部分に高熱が
発生し、このため、真空容器が溶解したり、溶解
しないまでも真空容器からガスが放出し、真空容
器内の真空度を低下させると共に、放電現象が発
生し、X線撮影ができなくなるという不具合が生
じていた。
一方、従来から、回転陽極を摺動可能な構成と
し、該回転陽極自体を直接真空容器に接触状態に
することによつて、真空容器の局部に高熱が発生
しないようにした構造のものが知られている。し
かしながら、このような構造では、真空容器はガ
ラス製であることから、該真空容器自体に熱勾配
がついて真空容器が破損することも考えられるの
で、実用化が困難であつた。
本発明は上述した欠点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、大容量化可能で、しか
も冷却効率がきわめてよく、常に安定したX線撮
影ができ、かつX線強度の高い長寿命の回転陽極
X線管装置を提供するにある。
このような目的を達成するために、本発明は、
ハウジング内に、真空容器の高熱部分に油を噴射
させて冷却させる噴射冷却機構を配設した構成と
したものである。
以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細を
説明する。
第1図は本発明に係る回転陽極X線管装置の一
実施例を示す断面図である。真空容器1内の一端
部には、陰極体2が配置され、他端部には回転陽
極3が配置されている。陰極体2は、電極4およ
びフイラメント(図示せず)を有している。ま
た、回転陽極3は、円盤状の陽極ターゲツト5
と、この陽極ターゲツト5を支持し、回転軸6と
一体となつて回転可能なロータ7と、玉軸受8を
介して回転軸6を保持し、端部が真空容器1の外
方に伸びる軸受箱9とを有して成る。また、真空
容器1のロータ7に対応する部分1aの外周側に
配置されたフレーム10には、モータステータ1
1が配設されており、前記陽極ターゲツト5は、
該モータステータ11の回転磁界発生により駆動
されるよう構成されている。前記陰極体2と回転
陽極3とは真空容器1内に真空封止されており、
該真空容器1は、ガラスによつて形成され陰極体
2および陽極ターケツト5に対応する部分1bが
径大で、かつロータ7に対応する部分1aが径小
で、途中部分は陽極ターケツト5の背部において
中心方向に向かつて湾曲する湾曲部1cとなつて
いる。
また、フレーム10に配設されたモータステー
タ11の陽極ターケツト5側には、油容器12が
配設されており、前記真空容器1の湾曲部1cに
隣接配置された構造となつている。そして、該油
容器12には、前記湾曲部1cに対向する面12
aに、噴射冷却機構を構成する複数個の噴射孔1
2bが穿設されており、該噴射孔12bから後述
するハウジング13内の絶縁油14を、前記湾曲
部1c面に向かつて噴射するよう構成されてい
る。なお、本実施例において該油容器12の噴射
孔12bを設けた面12aは、熱吸収性を高める
ために黒色体処理されており、放射伝熱性を向上
させている。また、前記油容器12は、ハウジン
グ13の外部に配設された油冷却器15および油
循環ポンプ16に管17を介して接続されてお
り、油容器12内に圧送される絶縁油14を冷却
すると共に矢印Aで示す方向に強制循環してい
る。
陰極体2、回転陽極3が真空封止された真空容
器1、フレーム10、モータステータ11、油容
器12等の各構成部材は、前記ハウジング13内
に収納配置されていて、該ハウジング13内に
は、電気絶縁および回転陽極3の冷却を目的とし
て絶縁油14が封入されている。
このような構成の回転陽極X線管装置では、陰
極体2と陽極ターゲツト5間に高電圧が印加さ
れ、陰極体2から電子ビームが陽極ターゲツト5
に放射され、矢印B方向にX線が発生する。この
時、陽極ターゲツト5は通常約1200℃に加熱され
るが、真空容器1内は高真空のため、陽極ターゲ
ツト5の熱は放射伝熱により真空容器1を通して
ハウジング13内の絶縁油14に放熱される。し
かるに、該回転陽極X線管装置を大容量化構造に
した場合、真空容器1の湾曲部1cの部分が最も
温度が高くなり、この部分の冷却が充分でない
と、真空容器1が溶解したり、溶解しないまでも
真空容器1からガスが放出する。したがつて、本
発明においては、湾曲部1cに隣接する位置に、
噴射冷却機構を備えた油容器12を配設した構造
とした。このため、油冷却器15から圧送されて
きた絶縁油14は、管17を通つて油容器12内
に入り、噴射孔12bから前記湾曲部1cに噴射
される。そして、この噴射された絶縁油14は図
中のC方向および真空容器1と、フレーム10と
の間に形成される間隙18を通り、図中D方向に
流れることになる。この結果、本発明による冷却
方式では、第1に、真空容器1の高温に加熱され
た湾曲部1cの面に、油容器12の噴射孔12b
から直接冷却された絶縁油14が噴射されるの
で、きわめて効果的な冷却ができる。第2に、真
空容器1と、フレーム10で構成される間隙18
に絶縁油14の一部が流れるので、ロータ7から
の放射熱が吸収され、伝導による玉軸受8への伝
熱量が減少し、該玉軸受8の損傷が防止される。
第3に、油容器12の受熱面すなわち噴射孔12
bを設けた面12aを、熱吸収性のよい黒色体に
することにより、冷却効率が高められる、という
種々のすぐれた効果を持つ。
第2図は、上記した放熱量と油の流速の関係を
実測した結果を示したものである。本発明構造で
は、冷却した絶縁油14を直接真空容器1の湾曲
部1cに噴射させているので、該湾曲部1cにお
ける熱は強制的に外部に持ち去られることにな
る。また、第2図に示すように流速と放熱量の関
係により流速が比較的遅い範囲では、放熱量が流
速にほぼ比例するので、冷却に対する油の流速の
効果が大きい。反面、流速がある一定値以上にな
ると、放熱量はほぼ一定となり油の流速を増加さ
せても放熱量は増加しない。このことは、冷却に
対してそれほど高速噴射する必要性がないことを
示すもので、油循環ポンプ16の容量を増加させ
ずに充分冷却でき、噴射冷却機構の配設は真空容
器1の冷却、すなわちガス放出防止にきわめて高
い効果を持つ。
なお、陽極ターゲツト5の放熱をよくする方法
として、該陽極ターゲツト5の背面5aに黒体化
処理あるいはグラフアイト(図示せず)をライニ
ングした構造としてもよい。これは、回転陽極X
線管装置を大容量化構造とした場合、陰極体2か
ら陽極ターゲツト5に放射される電子ビーム密度
を高めて、強いX線を出す必要性がでてくるが、
この場合、陽極ターケツト5はより高温となり、
該陽極ターゲツト5が面荒れ損傷するので、この
ような黒体化処理等を施すことによつて、陽極タ
ーゲツト5の放熱性を向上させるようにしたもの
である。一方、陽極ターゲツト5の背面5aに黒
体化処理等を施した場合、真空容器1の湾曲部1
cの部分が高温に加熱されることになるが、該湾
曲部1cは、油容器12に設けた噴射冷却機構に
よつて充分に冷却されることになるので、真空容
器1が溶解したり、あるいは該真空容器1自体か
らガスが発生したりする種々の不具合は確実に防
止されることになる。
第3図は油容器12の他の実施例を示すもの
で、油容器12の噴射孔12bから噴射された絶
縁油14の分配量を矢印D方向により多く流し、
熱的に苛酷な条件におかれる真空容器1の湾曲部
1c面内周部分を効果的に冷却する目的で、該噴
射孔12bの孔径において、外周側の孔径よりも
内周側の孔径を大きくした構造の油容器12を示
してある。この第3図に示した油容器12の場
合、説明するまでもなく、内周側に設けた噴射孔
の孔径を外周側の孔径よりも大きくすることによ
り、湾曲部1cの内周側に噴射される油量が増大
することになるので、真空容器1の湾曲部1c面
の温度が平均化され、本発明のねらいとする真空
容器1の冷却がきわめて効果的に成されることに
なる。実質的には湾曲部1cの内周側がより高温
となるので、噴射孔12bにおいて、内周側の孔
の総面積を、外周側の孔の総面積よりも大きくす
ればよい。
なお、本発明では真空容器としてガラス製のも
のについて説明したが、金属性の真空容器が使用
されることがあり、この金属性の真空容器はガラ
ス製の真空容器に比較し熱伝導性がよいので、よ
り冷却効果が大きくなるという利点がある。
以上の構成による回転陽極X線管装置において
は、噴射冷却機構により、真空容器の高温部分に
直接油を噴射させて、真空容器が局部的に過昇温
になることがない構造とした。したがつて、装置
自体の大容量化を可能ならしめ、しかも冷却効率
がきわめてよいことから、真空容器内でガスが放
出することがなく、常に安定した真空度を保持で
き、長期使用に対し放電現象を確実に阻止できる
という種々のすぐれた効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転陽極X線管装置の一
実施例を示す断面図、第2図は放熱量と油の流速
の関係を示す図、第3図は油容器の他の実施例を
示す断面図である。 1……真空容器、1c……湾曲部、2……陰極
体、3……回転陽極、5……陽極ターゲツト、5
a……背面、10……フレーム、11……モータ
ステータ、12……油容器、12a……面、12
b……噴射孔、13……ハウジング、14……絶
縁油、15……油冷却器、16……油循環ポン
プ、17……管、18……間隙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転陽極および陰極体を収納した真空容器
    を、油を封入したハウジング内に配置した回転陽
    極X線管装置において、該ハウジング内に、真空
    容器の高熱部分に油を噴射させて冷却させる噴射
    冷却機構を配設したことを特徴とする回転陽極X
    線管装置。 2 回転陽極および陰極体を収納した真空容器
    を、油を封入したハウジング内に配置し、該ハウ
    ジング内に、真空容器の高熱部分に油を噴射させ
    て冷却させる噴射冷却機構を配設した回転陽極X
    線管装置において、前記真空容器は、回転陽極の
    陽極ターゲツトの背部に中心方向に向かつて湾曲
    する部分を有し、該湾曲部に隣接する位置に噴射
    冷却機構を配設したことを特徴とする回転陽極X
    線管装置。 3 前記噴射冷却機構は、真空容器の湾曲部に隣
    接した位置に配設された油容器に組み込まれてな
    る特許請求の範囲第2項記載の回転陽極X線管装
    置。 4 前記噴射冷却機構は、真空容器の湾曲部に対
    向する油容器の面に穿設した複数個の噴射孔より
    構成される特許請求の範囲第3項記載の回転陽極
    X線管装置。 5 油容器に設けた複数個の噴射孔において、内
    周側に設けた噴射孔の総面積が、外周側に設けた
    噴射孔の総面積に比較して大きくなるよう構成し
    た特許請求の範囲第4項記載の回転陽極X線管装
    置。 6 油容器の噴射孔を有する面を放射熱吸収性の
    高い黒色面処理した特許請求の範囲第4項記載の
    回転陽極X線管装置。 7 ハウジング内の油は、外部の油循環ポンプに
    より強制循環させられてなる特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の回転陽極X線管装置。 8 油容器は、外部の油循環ポンプ、油冷却器に
    管で接続されており、該油冷却器によつて冷却さ
    れた油は管から油容器内に入り、噴射孔から真空
    容器の湾曲部に噴射されるよう構成された特許請
    求の範囲第4項記載の回転陽極X線管装置。 9 油容器の噴射孔より噴射された油の一部は、
    真空容器と、モータステータが配設されたフレー
    ムとの間に形成される間隙内に流入して成る特許
    請求の範囲第4項記載の回転陽極X線管装置。 10 回転陽極の背面を黒体化処理した特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の回転陽極X線管
    装置。
JP4648881A 1981-03-31 1981-03-31 Rotary anode x-ray tube Granted JPS57162248A (en)

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JPS57162248A JPS57162248A (en) 1982-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004509688A (ja) * 2000-09-29 2004-04-02 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 回転軸を中心に回転して回転軸に面している面を冷却する装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5237636B2 (ja) 2004-06-30 2013-07-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ X線管冷却装置
JP4880771B2 (ja) * 2010-07-21 2012-02-22 株式会社ジョブ X線発生装置
JP6214899B2 (ja) * 2012-03-30 2017-10-18 東芝電子管デバイス株式会社 回転陽極型x線管ユニット及び回転陽極型x線管装置

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