JPS647599Y2 - - Google Patents

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JPS647599Y2
JPS647599Y2 JP639485U JP639485U JPS647599Y2 JP S647599 Y2 JPS647599 Y2 JP S647599Y2 JP 639485 U JP639485 U JP 639485U JP 639485 U JP639485 U JP 639485U JP S647599 Y2 JPS647599 Y2 JP S647599Y2
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electrode
crane
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support frame
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JP639485U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は消耗電極を用いる電気炉の電極継足
装置の改良に関し、既存のクレーンを用いて継足
作業を行なう可搬式の装置で回転反力を上下方向
のある範囲内で支持できるようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
アーク炉等の電気炉では、電極が必要不可欠で
あり、一般に黒鉛電極が用いられている。この黒
鉛電極は操業を重ねるにしたがい次第に消耗して
くるため、ある程度短くなつたところで別の電極
を継ぎ足すことが一般に行なわれ、電極の無駄を
無くすとともに、製鋼コストの低減をはかつてい
る。
このような電極の継足作業は、電気炉上の高温
の作業環境で行なわねばならず、しかも電気炉の
大型化,超大電力化等にともない電極が大型化
し、人力作業では締付けが難しく、また、締付ト
ルクにもバラツキが生じ、折損しやすいため、電
極継足装置によつて行なわれている。
例えば、第3図に示すように、電気炉1に原料
を投入するためや電気炉1の保守等のため通常設
置されている工場クレーン2をそのまま使用し、
この工場クレーン2に吊り下げて使用する可搬式
の電極継足装置3がある。
すなわち、製鋼工場の天井付近の左右一対の梁
上にレールを布設し、このレール上に走行装置を
備え、両端部がサドル4で連結された一対のクレ
ーンガーダ5を載置し、さらに、一対のクレーン
ガータ5を載置し、さらに、一対のクレーンガー
上に布設したレール6上に横行装置を備えたトロ
リ7を搭載し、トロリ7に設置された巻取装置か
らケーブル8を介してフツク9が吊り下げられた
形式のクレーン2に、電極継足装置3の支持フレ
ーム10を吊り下げ、この支持フレーム10に取
付けられた回転機構を構成する油圧モータ11の
先端のニツプル12を介して継足用電極13を支
持するようにしている。
そして、電気炉1の炉上電極1aに継足用電極
13を継ぎ足す場合には、クレーン2のクレーン
ガーダ5の位置とトロリ7の位置とを両電極1
a,13が同軸上となるよう位置決めし、巻取装
置によりフツク9を下降させ、継足用電極13の
下端のニツプル12aが炉上電極1aの上端のね
じ穴に臨んだところで油圧モータ11を回転して
継足用電極13をねじ込んで継ぎ足しを行なう。
このような可搬式の電極継足装置3では、既存
の工場クレーン2を用いることができるので、専
用の電極継足装置を設置するのに比べ安価である
が、フツク9にワイヤを介して吊り下げただけで
あるため、油圧モータ11によるねじ込み時の反
力を支持することができず、継足用電極13のね
じ込みが出来なくなつたり、継ぎ足し後のニツプ
ル12の取外しが出来なくなつてしまう。
そこで、工場クレーン2のサドル4で連結され
た一対のクレーンガーダ5を利用し、電極継足装
置3の支持フレーム10の上端部にサドル4の長
さ、すなわちクレーンガーダ5の間隔(ホイール
ベース)に対応したアーム14を両側に突き出し
て固定し、これらアーム14の先端上面に取付け
た支持金物15をクレーンを巻き上げることでク
レーンガーダ5の下面に押し当てて回転反力を支
持するようにしている。
ところが、電気炉1が設置される工場のクレー
ン2は、製鋼素材等の運搬を目的とするため100
トン級の大型のものであり、クレーンガーダ5の
間隔も4m以上と非常に広く、電極継足装置3の
支持フレーム10からアーム14が大きく突き出
してしまい、アーム14先端の支持金物15をク
レーンガーダ5の下面に押し当てる際にクレーン
を巻上げ過ぎると、アーム14が変形したり、破
損してしまう。一方、押し当てる力が不足する
と、回転反力を完全に支持できず、電極継足装置
3がねじれたり、回転してしまう。
また、回転反力を支持するためクレーンガーダ
5に支持金物15を押し当てることから、電極継
ぎ足しの際の電極継足装置3の高さ方向が定位置
となり、炉上電極1aが一定の長さにならないと
継ぎ足しができないという作業上の制約がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は上記従来技術に鑑みてなされたもの
で、既存のクレーンが使用でき、しかも回転反力
を装置の変形や破損を招くことなく安全に支持で
きるとともに、高さ方向の制約がなく継足作業も
容易な電気炉の電極継足装置の提供を目的とする
ものである。
〔問題を解決するための手段〕 かかる目的を達成するためこの考案は、電気炉
の上方に設置されるクレーンガーダを具えたクレ
ーンに吊り下げられる支持フレームに継足用電極
を昇降させる昇降機構と継足用電極を炉上電極に
ねじ込むための回転機構とが取付けられた可搬式
の電極継足装置において、支持フレームにクレー
ンガーダ部分の対向壁に押し当てられて前記回転
機構の反力を支持する伸縮可能な伸縮アームを設
けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
可搬式の電極継足装置で、支持フレームに側方
に伸縮可能な伸縮アームを設け、この伸縮アーム
を張出してクレーンガーダ部分であるクレーンガ
ーダ自体の対向壁あるいはクレーンガーダと一体
に形成した対向壁に押し当てて回転反力を支持す
るようにしたので、クレーンの巻き上げ力とは無
関係に回転反力が支持できるようになるととも
に、クレーンガーダ部分の対向壁の高さに対応す
る範囲で任意の位置に停止させることができるよ
うになる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図および第2図にこの考案の電気炉の電極
継足装置の一実施例にかかる正面図および一部分
を拡大した断面図である。
電極継足装置20は工場クレーン2のフツク9
に吊り下げて使用される可搬式のものであり、H
型鋼等の金属材で枠組みされて形成された支持フ
レーム21を具え、支持フレーム21の上端に取
付けた受具22にフツク9がかけられるようにな
つている。
この支持フレーム21の下端部には、昇降機構
を構成する電極昇降用の2本の流体圧シリンダ2
3が上向きに取付けられており、シリンダロツド
23aの先端部にスライダ24が取付けられて昇
降自在となつている。このスライダ24の上端部
には、回転機構を構成する電極ねじ込み用の油圧
モータ25が取付けられ、この油圧モータ25の
回転軸が支持フレーム21に固定されスライダ2
4の昇降の案内をするサポート26を貫通して下
方に導びかれ、自在継手27を介してニツプル2
8が取付けられた取付板29に連結されており、
このニツプル28に継足用電極13が取付けられ
る。
一方、回転機構を構成する油圧モータ25の回
転にともなう反力を支持するため、支持フレーム
21の上端部に、第2図に水平断面を拡大して示
すように、円形または矩形断面の外筒30が両側
にわずかに突き出して溶接等で水平に固定されて
おり、この外筒30内に外方に向つて伸縮する流
体圧シリンダ31の基端部が取付けてある。そし
て、この外筒30の両端部には、それぞれ伸縮可
能に内筒32が挿着され、流体圧シリンダ31の
シリンダロツド31aが連結されて伸縮駆動され
るようになつており、これら外筒30,流体圧シ
リンダ31,内筒32で伸縮アーム33が構成さ
れている。
伸縮アーム33の先端である内筒32の先端面
には、先端が尖つた反力支持金物34が取付けら
れている。
また、クレーンガーダ部分となるクレーンガー
ダ5の下端部にそれぞれが相対向する反力支持受
35が取付けられ、その内側が反力支持金物34
に対応した山型断面の対向壁35aとされて伸縮
アーム33の反力支持金物34が押し当てられる
ようになつており、補強材36によつて補強され
ている。なお、伸縮アーム33の反力支持金物3
4を押し当てるクレーンガーダ部分は、反力支持
受35を設けることなく直接クレーンガーダ5の
対向壁5aを利用するようにしても良く、この場
合には、反力支持金物34の先端を平面とする。
また、昇降用および伸縮用の流体圧シリンダ2
3,31に作動流体として作動油を供給する油圧
ユニツトが支持フレーム21上もしくは地上に設
けられるとともに、油圧モータ25にも供給する
ようになつており、地上からペンダントスイツチ
等でコントロールできるようになつている。
次に、かように構成した電極継足装置20によ
る電極継足作業について説明する。
まず、工場クレーン2のフツク9に支持フレ
ーム21の受具22をかけて電極継足装置20
を吊り下げる。この場合、伸縮アーム33の内
筒32は縮めた状態とし、運搬等が容易に行な
えるようにしておく。
こののち、継足用電極13がパレツト等にス
トツクされている所まで工場クレーン2を移動
し、電極継足装置20の取付板29のニツプル
28に継足用電極13を油圧モータ25を回転
することで取付ける。この場合、油圧モータ2
5の回転にともなつて反力が生ずるので、あら
かじめ伸縮アーム33を繰り出して反力支持受
35に反力支持金物34を押し当てた状態と
し、取付後、縮めておく。
そして、自在継手27を介して取付けられた
取付板29および継足用電極13が揺れないよ
う昇降用の流体圧シリンダ23に作動流体を供
給してシリンダロツド23aを伸長させて取付
板29を上昇させ、サポート26の下端に押し
当てた状態としておく。
次いで、工場クレーン2を操縦して継足用電
極13が継ぎ足すべき炉上電極1aとほぼ同軸
となるよう位置決めし、電極継足装置20を所
定の高さまで降下させたのち、伸縮アーム33
の内筒32を伸ばして圧力支持金物34をクレ
ーンガーダ部分である反力支持受35の対向壁
35aに押し当てた状態とする。
この状態で回転反力が支持できるのである
が、反力支持受35の長さの範囲およびクレー
ンガーダ5の高さの範囲内であれば、任意の位
置で反力を支持することができる。
こののち、昇降用の流体圧シリンダ23のシ
リンダロツド23aを縮めながらスライダ24
を下降させ、継足用電極13下端のニツプル1
2aが炉上電極1aの上端のねじ穴に臨む位置
となつたところで、ねじ込み用の油圧モータ2
5を駆動し、この油圧モータ25を下降させな
がらねじ込みを行なう。
この場合、発生する回転反力は内筒32の反
力支持金物34とクレーンガーダ部分である反
力支持受35とによつて支持される。
ねじ込みトルクが所定値に達したらこれをロ
ードセル等で検出して油圧モータ25を停止
し、電極ホルダを継ぎ足した新電極にクランプ
替えを行ない、新電極を押えた状態で、油圧モ
ータ25を逆転してニツプル28と継足用電極
13との連結を解放する。
このニツプル28と継足用電極13との連結
を外す場合にも、ねじ込み時の数倍の大きな回
転反力が生ずるが、これも同様に反力支持金物
34と反力支持受35とによつて支持すること
ができる。
そして、操業を行なう場合には、電極ホルダ
に対する電極突出長を調整する。
こうして継足作業が完了した後、電極継足装
置20を移動できるよう伸縮アーム33を縮
め、他の炉上電極への継足作業を上述と同様に
して行なつたり、次回の継足作業に備えるため
工場クレーン2で移動する。
この移動に際しても伸縮アーム33を縮めた
状態としておくことで、支持フレーム21から
側方に突き出す部分がほとんど無く、工場施設
との干渉を考慮せずして運搬できる。
なお、上記実施例では、昇降機構、回転機構、
伸縮機構を油圧作動式としたが、空圧作動式とし
たり、電動式とすることも可能である。また、伸
縮機構はシリンダ式に限らずピニオンとラツクと
で構成することも可能である。さらに、回転反力
は少なくとも2点で支する必要があるが、さらに
多点で支持するようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上実施例とともに具体的に説明したようにこ
の考案によれば、クレーンに吊り下げて使用され
る可搬式の電極継足装置の回転反力を、支持フレ
ームに、側方に伸縮可能に設けた伸縮アームを張
出してクレーンガーダ部分であるクレーンガーダ
自体の対向壁あるいはクレーンガーダと一体に形
成した対向壁に押し当てて支持するようにしたの
で、クレーンの巻き上げ力や巻き上げ高さと無関
係に回転反力が支持できるとともに、クレーンガ
ーダ部分の対向壁の範囲で高さを任意の位置とす
ることができ、炉上電極がこの範囲であれば継足
作業ができ、制約がない。
また、回転反力支持のため側方に突張るだけで
あり、従来のように巻き上げ過ぎて変形したり、
破損することもなく安全性も向上する。
さらに、伸縮アームを縮せることで、支持フレ
ームから突き出す部分がほとんど無く、運搬時に
工場施設と干渉することがなく、取扱いが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の電気炉の電極
継足装置の一実施例にかかる正面図および一部の
拡大断面図、第3図は従来装置の正面図である。 1……電気炉、1a……炉上電極、2……工場
クレーン、9……フツク、12a……ニツプル、
13……継足用電極、20……電極継足装置、2
1……支持フレーム、23……昇降用の流体圧シ
リンダ、25……ねじ込み用の油圧モータ、28
……ニツプル、29……取付板、33……伸縮ア
ーム、34……反力支持金物、35……反力支持
受、5a,35a……対向壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気炉の上方に設置されるクレーンガーダを具
    えたクレーンに吊り下げられる支持フレームに継
    足用電極を昇降させる昇降機構と継足用電極を炉
    上電極にねじ込むための回転機構とが取付けられ
    た可搬式の電極継足装置において、支持フレーム
    にクレーンガーダ部分の対向壁に押し当てられて
    前記回転機構の反力を支持する伸縮可能な伸縮ア
    ームを設けたことを特徴とする電気炉の電極継足
    装置。
JP639485U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPS647599Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP639485U JPS647599Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JP639485U JPS647599Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JPS61123497U JPS61123497U (ja) 1986-08-04
JPS647599Y2 true JPS647599Y2 (ja) 1989-02-28

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