JPS646305Y2 - - Google Patents

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JPS646305Y2
JPS646305Y2 JP10981682U JP10981682U JPS646305Y2 JP S646305 Y2 JPS646305 Y2 JP S646305Y2 JP 10981682 U JP10981682 U JP 10981682U JP 10981682 U JP10981682 U JP 10981682U JP S646305 Y2 JPS646305 Y2 JP S646305Y2
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thin
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JP10981682U
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JPS5915566U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通帳、あるいは帳票の本文に使用する
用紙に関する。
現在、銀行等で使用する通帳は機械処理される
のが普通であるが、この機械によつて使用できる
通帳の厚みが決まつている。従つて、通帳の本文
の頁を増して長期間使用できる通帳を作つたり、
あるいは普通預金、定期預金、積立預金、国債等
の各欄を一冊の通帳に設けた汎用性のある通帳を
作つたりするためには、全国にある機械を新しい
ものに取り替えるか、通帳の用紙を薄くすること
により、通帳全体の厚みを変えずに頁数を増加す
るより他に方法がない。
しかるに、通帳の本文に使用される用紙は機械
処理されることから、以下の(1)〜(5)の品質を有す
ることが要求される。
(1) 不透明度が高いこと(OCR処理、すなわち
光学的に文字やマークを読み取る際、裏面又は
次頁の文字、マークを読み取らないために、
JISP−8138で92%以上必要とする)。
(2) 腰が強いこと(通帳は機械により自動頁めく
りや自動位置セツトされるので、これに耐える
腰が必要である)。
(3) 湿度による伸縮率が小さいこと(55%から75
%まで湿度変化して、せいぜい0.3%以下程
度)。
(4) オフセツト印刷適性及びドツトインパクトプ
リンターに対する適性を有すること。
(5) その他、通帳用紙としての規格はないが、通
常JIS C6253の解説表2「OCR用紙特性値例」
に記載されている特性内容を具備している必要
がある。
現在、オンライン通帳用紙として用いられてい
るのは、例えば、104.7g/m2、116.3g/m2
127.9g/m2の用紙であり、これらの不透明度は
JIS P−8138で92%以上あるが、厚みはそれぞれ
0.125〜0.131mm、0.138〜0・144mm、0.153〜0.159
mmである。
これに対し、坪量96.5g/m2、厚さ0.115〜0.121
mmの用紙も一部で市販されているが、不透明度が
90%程度であるため、印刷及び端末機のドツトイ
ンパクトブリンターによる印字の裏抜けが目立
ち、OCR処理上問題があり、また外観上も良好
とはいえない。
そこで、本考案は二枚の薄葉紙の間に不透明イ
ンキ層又は金属層のいずれかから成る光不透過層
を介在させたことにより、より薄くて、しかも不
透明度が高く、通帳、あるいは帳票用紙として適
するものを完成したものである。
以下、図面を参照して本考案を説明する。図面
はいずれも本考案の用紙の断面図を示す。
第1図は2枚の薄葉紙1,5に白又は淡いクリ
ーム色等の色で、不透明なインキ層2,4を形成
した後、インキ層2,4を内側にして接着剤3で
接着したものである。
薄葉紙1及び5としては坪量25〜45g/m2のも
のが本考案の目的に合致する。25g/m2以下の薄
葉紙ではインキ2,4及び接着剤3が薄葉紙1,
5の表面まで浸透して、通帳、帳票用紙としての
印刷及び印字適正に障害が生じ、45g/m2以上で
は厚くなつて本考案の目的にそぐわない。
インキ層2,4は例えば40μ程度のグラビア版
により全面印刷する。グラビアの外、フレキソ、
オフセツト、スクリーン印刷あるいは他のコーテ
イング法により全面印刷することできる。このイ
ンキ層2,4は接着剤3が浸透し過ぎないで良好
に接着するためのアンカーコートとしての役割を
果たすものであり、接着剤3との関連からインキ
を選選択する必要がある。なお、接着剤3の浸透
が大き過ぎる場合には、インキ層2,4と接着剤
3の間にアンカーコートを施すこともできる。イ
ンキ層2,4は、薄葉紙1,5の双方の用紙に施
す必要がある。仮に一方の薄葉紙、例えば薄葉紙
1にインキ層2を施し、他方の薄葉紙5にインキ
層4を施さないと、得られる通帳、帳票用紙は表
裏の表面状態の異なるものになるからである。
また、接着剤3としては酢酸ビニル系、アクリ
ル系等の接着剤が使用でき、この接着剤により全
体の腰の強さが向上する。
また、第2図は2枚の薄葉紙1,5に蒸着アン
カーコート8を施してアルミニウム蒸着層6,7
を形成した後、接着剤3により接着したものであ
る。ここで、薄葉紙1,5及び接着剤3は第1図
で説明したものと同一のもので良いが、25g/mm
以下の薄葉紙は裏面の蒸着層が透けてねずみ色に
見えるので、好ましくない。
蒸着アンカーコート8及びインキ層蒸着層6,
7は周知の方法で形成して良い。第1図における
インキ層2,4の代わりに、アンカーコートは接
着剤3が浸透し過ぎることを防ぐ役割を兼ねるも
のである。また、蒸着層6,7の上に再度接着の
ためのアンカーコートを施すこともできる。
また、第3図は薄葉紙1にアルミニウム箔9を
接着剤3で接着した後、更に接着剤3で薄葉紙1
を接着したものである。
薄葉紙1,5及び接着剤3は第1図の説明で説
明したものと同一で良い。アルミニウム箔9は薄
ければ薄い方が良いが、作業性の点から1〜30μ
程度が適当であり、特に7μ程度が良好である。
〈実施例 1〉 33g/m2厚み0.043mmのインデア紙の裏面に、版
深40μのグラビア版で、白色の全面印刷を施した
後、インキ層が内側となるように、これを二枚重
ねて無溶剤型イソシアネート接着剤でラミネート
して、第1図に示す通帳、帳票用紙を得た。
インデア紙の不透明度は79%で、腰の弱いもの
であつたが、得られた通帳、帳票用紙の不透明度
は94%以上で、腰が強く、しかも厚みは0.08mmに
過ぎなかつた。
〈実施例 2〉 実施例1と同じインデア紙に、塩酢ビ系接着剤
を用いて7μのアルミニウム箔を接着した後、こ
のアルミニウム箔面に更に同じインデア紙をイソ
シアネート系接着剤で接着して、第3図に示す通
帳、帳票用紙を得た。
この通帳、帳票用紙の不透明度は100%で、腰
が強く、しかも厚みは0.082mmであつた。
以上述べたように、本考案の用紙は、厚さを
0.07〜0.11mm程度に薄くしても不透明度と腰の強
さを失わないものであり、例えば、厚さ2mm以内
の規格で通帳をつくると、従来の用紙、例えば
0.125mmの薄い用紙を用いても、表紙の厚みを除
くと、最大で5枚(0.625mm)の本文しか入らな
いが、実施例1で説明した0.08mmの用紙を用いる
と、最大8枚(0.640mm)まで入れることができ
る。
また、第2図、第3図で説明したように、光不
透過層として金属層を有する用紙は、高周波発振
型近接スイツチ等を用いたセンサーにより、金属
層のない他の用紙と区別できるので、贋造を防ぐ
こともでき、通帳、帳票用紙として最適のもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図〜第3図
は本考案の通帳、帳票用紙の断面図。 1,5……薄葉紙、2,4……インキ層、3…
…接着剤、6,7……アルミニウム蒸着層、8…
…蒸着アンカーコート、9……アルミニウム箔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 通帳又は帳票の本文に使用する用紙におい
    て、二枚の薄葉紙の間に不透明インキ層又は金
    属層のいずれかから成る光不透過層を介在させ
    たことを特徴とする通帳、帳票用紙。 2 光不透過層がアルミニウム蒸着層から成るこ
    とを特徴とする前記第1)項記載の通帳、帳票
    用紙。 3 光不透過層がアルミニウム箔から成ることを
    特徴とする前記第1)項記載の通帳、帳票用
    紙。
JP10981682U 1982-07-20 1982-07-20 通帳、帳票用紙 Granted JPS5915566U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10981682U JPS5915566U (ja) 1982-07-20 1982-07-20 通帳、帳票用紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10981682U JPS5915566U (ja) 1982-07-20 1982-07-20 通帳、帳票用紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5915566U JPS5915566U (ja) 1984-01-30
JPS646305Y2 true JPS646305Y2 (ja) 1989-02-17

Family

ID=30255660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10981682U Granted JPS5915566U (ja) 1982-07-20 1982-07-20 通帳、帳票用紙

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JP (1) JPS5915566U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539907Y2 (ja) * 1986-04-16 1993-10-08
JPH0517271Y2 (ja) * 1986-04-16 1993-05-10

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Publication number Publication date
JPS5915566U (ja) 1984-01-30

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