JPS645280B2 - - Google Patents
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- JPS645280B2 JPS645280B2 JP55143740A JP14374080A JPS645280B2 JP S645280 B2 JPS645280 B2 JP S645280B2 JP 55143740 A JP55143740 A JP 55143740A JP 14374080 A JP14374080 A JP 14374080A JP S645280 B2 JPS645280 B2 JP S645280B2
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28G—CLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
- F28G3/00—Rotary appliances
- F28G3/08—Rotary appliances having coiled wire tools, i.e. basket type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28G—CLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
- F28G3/00—Rotary appliances
- F28G3/16—Rotary appliances using jets of fluid for removing debris
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F9/00—Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
- G21F9/001—Decontamination of contaminated objects, apparatus, clothes, food; Preventing contamination thereof
- G21F9/005—Decontamination of the surface of objects by ablation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
本発明は除染装置に関し、特に原子炉の蒸気発
生器の熱交換管を除染する方法及び装置に関す
る。 典型的な原子炉の蒸気発生器は、垂直に配設さ
れた外胴、管束を形成するように該外胴中に配設
された複数のU字管、これらのU字管を湾曲部分
の反対側で支持する管板及びこの管板と共働して
管束の一端側の1次流体入口プレナム及び他端側
の1次流体出口プレナムを形成する仕切板を備え
ている。原子炉の炉心を通り循環されることによ
り加熱された1次流体は、1次流体入口プレナム
を経て蒸気発生器に入る。1次流体は1次流体入
口プレナムから、U字管を支持する管板の近くで
U字管の第1開口を通つて上方に流れ、U字管の
湾曲部を通り、管板に近接したU字管の第2開口
を経て、1次流体出口プレナムに流入する。それ
と同時に、給水として知られる2次流体は、U字
管との熱交換関係においてU字管の回りに循環さ
れ、U字管中の1次流体からU字管を囲む2次流
体に熱が移動し、2次流体の一部が蒸気に変えら
れる。1次流体は放射性粒子を含有し、U字管の
壁部及び管板により2次流体から遮断されている
から、U字管と管板とを無欠陥に保ち、U字管と
管板との間の溶接部又はU字管自身に破断部分が
できないようにして、1次流体による2次流体の
汚染を防止することがたいせつである。 1次流体の入口及び出口プレナムを通つてU字
管又は管板の溶接部を点検又は修理することが時
に必要になる。この目的から、作業員がU字管又
は管板について作業するため入口及び出口プレナ
ムに入れるように直立外胴にマンホールが形成さ
れている。しかし一般には水である1次流体が放
射性粒子を含有するため、入口プレナムと出口プ
レナムとが放射性になり、作業員が滞留し得る時
間が制限される。また1次流体はU字管を通つて
導かれるため、U字管も汚染される。従つて、高
放射レベルに暴露されることなくU字管及び管板
について作業ができるようにすることが望まし
い。そのため入口及び出口のプレナムをU字管の
一部と共に除染して、作業員が原子炉の蒸気発生
器の入口及び出口プレナムに入り、そこで作業で
きるようにすることがたいせつである。 従つて本発明の主な目的は、原子炉の蒸気発生
器の入口プレナム及び出口プレナム中の放射レベ
ルを少くし、そこで作業が行われ得るように、蒸
気発生器のU字管を有効に除染する方法及びその
ための装置を提供することにある。 この目的に鑑み本発明は回転可能なホーンを原
子炉の蒸気発生器の入口及び出口のプレナム域か
ら管中に挿入し、該管を通つて移動する間に該ホ
ーンを回転させて、該管から放射性付着物を除去
し、該ホーンの作業域に水を供給して放射性付着
物を洗い流すことにより、原子炉の蒸気発生器の
管を除染する方法において、各々の管を放射性付
着物の排出端において閉さし、放射性付着物を入
口及び出口プレナムの壁部に接触させずに直接該
管から蒸気発生器の外部に導くことを特徴とする
除染方法に在る。 また、本発明はホーニングブラシ(以下単にブ
ラシとする)と蒸気発生器の管を清掃するために
前記ブラシを回転させる間前記ブラシを蒸気発生
器の管中に挿入するように前記ブラシを取付ける
ための可撓管構造とを有し、該可撓管構造が前記
ブラシの作業域に該可撓構造を経て供給される水
を向けて前記管の表面から前記ブラシにより除去
された付着物を流し去るためのノズルを備え、更
に蒸気発生器から洗滌水及び付着物を除去するた
めの除去装置を有する除染装置に於て、前記可撓
管構造が可撓性導管を通つて延長し、該可撓性導
管は前記管から流出する洗滌水及び放射性付着物
を直接受けるために前記管との封止係合の下に配
設されるようになつた自由端を有し、該可撓性導
管は蒸気発生器から、洗滌水及び付着物を該可撓
性導管より除去するための清掃機構まで延長し、
該可撓管構造は前記清掃機構中の封止機構を通つ
て延長し、該可撓管構造を回転させ軸方向に移動
させるための駆動装置に連結されたことを特徴と
する除染装置にも在る。 次に図面に示した本発明の好ましい実施例につ
いて詳述する。 管型蒸気発生器では管板は熱交換管束を支持す
る。本発明による除染装置は、原子炉の蒸気発生
器の熱交換管を遠隔除染し得る回転自在なホーン
を備えている。 第1図において、原子炉の蒸気発生器20は、
下端の近くに1次流体入口ノズル24及び1次流
体出口ノズル26を有する外胴22を備えてい
る。管孔30を備えたほぼ円筒形の管板28も外
胴22にその下端の近くにおいて取付けてある。
管板28と外胴22との両方に取付けた仕切板3
2は、当該技術では周知のように、蒸気発生器2
0の下端に1次流体入口プレナム34及び2次流
体出口プレナム36を限定している。U字管の熱
交換管である管38は、外胴22の内部に配設さ
れ、管孔30により管板28に連結されている。
約3500本の管38により管束40が形成される。
更に2次流体入口ノズル42は2次流体例えば水
を供給するために外胴22に形成してあり、蒸気
出口ノズル44は外胴22の上端に取付けてあ
る。作動時に水であつてよい1次流体は、原子炉
炉心を通り循環されることにより加熱された後、
入口ノズル24を経て蒸気発生器20に入り、1
次流体入口プレナム34に流入する。1次流体
は、1次流体入口プレナム34から管38を通つ
て上方に流れ、管板28を通り、管38のU字形
湾曲部を通り、管38を通つて下方に流れ、1次
流体出口プレナム36に流入し、1次流体はそこ
で1次流体出口ノズル26を経て蒸気発生器20
を去る。管38を通り流れる間の1次流体から、
管38を囲む2次流体に熱が伝達され、2次流体
は蒸発する。発生した蒸気は蒸気出口ノズル44
を経て蒸気発生器20を去る。放射性粒子を含有
していることがある1次流体が2次流体から確実
に遮断されるようにするため、管38と管板28
との間の溶接部又は管38を点検又は修理するこ
とが時に必要になる。そのため1次流体入口プレ
ナム34と1次流体出口プレナム36との両方に
入つて、管板28全体に手が屈くように、外胴2
2にマンホール46が設けられている。 第2図を参照して、除染装置は全体として参照
数字50で示され、管38中に配設し得る回転自
在なホーン52を備えている。ホーン52は管板
28に対してホーン52を案内するためその周囲
に配設された取付け機構54を有する。取付機構
54には管板28で取付け機構54を支持するた
め管38中に配設される複数のカムロツク56が
取付けてある。カムロツク56は当該技術分野に
おいて知られているもので良い。取付け機構54
を使用する代りにホーン52を案内される遠隔の
操作装置(図示しない)により支持してもよい。
除染装置50は、取付け機構54に取付けられて
マンホール46を経て清掃装置60まで延長させ
得る第1の可撓性導管58も備えている。清掃装
置60はホーン52を蒸気発生器20から取出す
時にホーン52から混入物を除去するために用い
られる。除染装置50はホーン52を前進及び後
退させるための送り機構62も備えている。送り
機構62はホーン52を所望方向に移動させるた
めにホーン52と接触する電動機駆動される縦続
された1組のラバーベルトも備えている。除染装
置50はその他に駆動機構64とケーブル保持装
置66とを備えている。駆動機構64はホーン5
2の回動機構として用いられ、ケーブル保持装置
66は除染装置50のケーブルを巻取つたり繰出
したりする機構である。 第3図乃至第5図を参照して、ホーン52は流
体を内部に通過させるためのらせん状に巻いた管
即ちらせん管68を備えている。ノズル70はら
せん管68の一端に取付けてあり、ねじ取付具7
2はその他端に取付けてある。らせん状に巻いた
ホーニングブラシ74(以下単にブラシ74とす
る)は、管38の内面と接触し、ホーン52が回
転する間にそれから混入物を除去するために、ね
じ取付具72とノズル70との間においてらせん
管68上に配設されている。ブラシ74にはホー
ニング技術において既知のものを使用し得る。ブ
ラシ74は、管38の内部から汚染された金属の
薄い層を除去することにより管38の汚染を少く
し得るように選定される。ノズル70は流体ノズ
ルプレナム78から導いてそれを管38の内部の
方に向けることにより、ブラシ74を潤滑し、ブ
ラシ74により除去された汚染粒子を流すための
複数の流路76を内部に備えている。流路76は
約0.8mmの直径を有していてよく、またノズル7
0の長手方向軸線に関して20〜40゜、好ましくは
約30゜の角度に配設することができる。ホーン5
2が回転され、ブラシ74が管38の内部と接触
する間に、流体例えば水をらせん管68によりノ
ズルプレナム78に導き、そこから流路76を経
て外部に導き、管38の内面及びブラシ74と接
触させる。これにより薄い金属層が管28の内部
から除去され、第1の可撓性導管58を経て清掃
機構60の方に流される。らせん管68を通つて
導かれる流体は、汚染粒子を流し去るだけでな
く、ブラシ74を潤滑し冷却するためにも用いら
れる。 更に第3図乃至第5図を参照して、ホーン52
は外側部材80を有し、外側部材80は第2の可
撓性導管82に流体密に取付けてあり、第1の可
撓性導管58中に配設することができる。ブツシ
ユ84は外側部材80中に配設してあり、回転自
在な内側部材86を内部に備えている。内側部材
86には流体を導くための貫通軸孔88が形成さ
れている。ねじ取付具72は内側部材86のねじ
部90により内側部材86に取付けることができ
る。内側部材86は流体が内側部材86に入つて
軸孔88を通りらせん管68に流入し得るように
するための複数の流路92を下端に備えている。
内側部材86は内側部材86とらせん管68従つ
てホーン52のブラシ74を回転させるために蒸
気発生器20の外部に位置された駆動機構64に
取付けたケーブル94に固着されている。ケーブ
ル94は、流体例えば水が内側部材86と外側部
材80との間の環状空間に第2の可撓性導管82
を経て導かれ通路92及び軸孔88中に圧入され
るように、第2の可撓性導管82中に位置されて
いる。流体は軸孔88とらせん管68を経てノズ
ルプレナム78に導かれ、ノズルプレナム78か
らノズル70の流路76を通つて、ブラシ74及
び管38の内面と接触するように導かれる。流体
はブラシ74により除去された混入物を連行し、
混入物は管38の底部に運ばれ、第1の可撓性導
管58を通つて清掃装置60へと運ばれる。 第6図乃至9図を参照して、清掃機構60は、
一端に可撓性導管58を取付けたハウジング96
を備えている。第2の可撓性導管82及びケーブ
ル94は、第1の可撓性導管58とハウジング9
6の中心通路を通つて導かれ、駆動機構64に取
付けられている。第1の流体返却室98はハウジ
ング96中に形成され、第1の可撓性導管58と
流体連通されているため、第1の可撓性導管58
により返却される流体は、第1の流体返却室98
及びドレン配管100に流入する。流体はドレン
配管100から、当該技術において既知のものか
ら選ばれた廃水処理設備又は再循環設備に導かれ
る。噴射室102は、水であつてよい第2流体を
第2の可撓性導管82に噴射してこの導管82か
ら混入物を除去するために、ハウジング96中に
形成されている。噴射室102は、実質的に円筒
部材とし得る外側スリーブ104と、外側スリー
ブ104中に位置された内側スリーブ106とを
備えている。内側スリーブ106は第2の流体を
通過させるための通し孔を備えている。入口ポー
ト108は外側スリーブ104と内側スリーブ1
06との間に形成された環状空間中に第2の流体
を導くために外側スリーブ104の外面に取付け
てある。第2流体は、内側スリーブ106と外側
スリーブ104との間に限定された環状空間か
ら、内側スリーブ106の通し孔を通つて導かれ
る。そのため第2流体は第2の可撓性導管82
に、これから混入物を除去するために噴射され
る。噴射水返却室110はハウジング96中に配
設され、ドレン配管100に連結されている。返
却室110は噴射された第2流体を集めてドレン
配管100に導き、かくして第2の可撓性導管8
2から混入物を除去するために用いられる。ワイ
パー区分112は第2流体がこれを通るようにハ
ウジング96の先端に取付けてある。ワイパー区
分112は複数のバフみがき布114を有し、こ
れらのバフみがき布は第2の可撓性導管82から
流体及び混入物を除去するため第2の可撓性導管
82と接触してワイパー区分112中に配設され
ている。バフみがき布114により集められた過
剰な流体は、滴下パン116中に滴化し、そこか
らドレン配管100中に流入することができる。
このように清掃機構60は、第1の可撓性導管5
8からドレン配管100に第1流体を導いて第2
の可撓性導管82を清掃するために用いられる。 次に第6図を参照して、駆動機構64は、開口
120を有するチヤツク118を備えている。ケ
ーブル94はチヤツク118中に回転自在に配設
され、回転自在なコネクター124より電動機1
22に取付けてある。電動機122は、当該技術
において既知のものから選ばれた0.5馬力の電動
機としてよく、ケーブル94及びホーン52を回
転させるために用いられる。第2の可撓性導管8
2はチヤツク118に連結されている。開口12
0は、ケーブル94が電動機122により回転さ
れる間、チヤツク118及び第2の可撓性導管8
2中に流体を導くために用いられる。このように
チヤツク118は、第2の可撓性導管82は回転
させずにケーブル94を回転させることにより第
2の可撓性導管82を経てケーブル94の回りに
流体を導くための機構を形成している。電動機1
22はケーブル94を回転させ、ケーブル94は
ホーン52を回転させ、かくして混入物が管38
の内部から除去される。駆動機構64は保持装置
66上に支持されている。保持装置66は、送り
機構62の作用の下に過剰なケーブル94と過剰
な第2の可撓性導管82とを収納するように、回
転可能な巻取りホイール又は回転可能なブラツト
フオームとしてよい。従つて駆動機構64と、過
剰なケーブル94と、過剰な第2の可撓性導管8
2とは、保持装置66上に保持され、送り機構6
2がケーブル94と第2の可撓性導管82とを前
進させる時は保持装置66が回転してこの前進を
行わせる。他方では、送り機構62が第2の可撓
性導管82及びケーブル94を後退させる時は、
保持装置66は逆の方向に回転して、過剰なケー
ブル94及び導管82を蓄積する。 次に作用について説明すると、蒸気発生器20
の点検又は修理が必要になつた時は、蒸気発生器
20を不作動とし、1次流体をドレンする。次に
作業員がマンホール46から蒸気発生器20に入
り、蒸気発生器20の除染を行うための蒸気発生
器20に対する関係位置に除染装置50を位置さ
せる。カムロツク56が管38中に挿入されるよ
うに管板28の近くに取付け機構54を配設す
る。次にカムロツク56を付勢し、それにより取
付け機構54を管板28で支持する。このように
して第1の可撓性導管58が流体密に特別の管3
8に取付けられる。 第1の可撓性導管58が選択された管38に連
結されたら、導管58中にホーン52を挿入し、
送り機構62により前進させる。ホーン52が管
38中に所望位置に到達した時に駆動機構64を
作動させ、所望の角速度でケーブル94とホーン
52とを電動機122により回転させる。それと
同時に、水であつてよい第1流体は、125Kg/cm2
乃至140Kg/cm2の圧力で開口120を経てチヤツ
ク118に導かれる。第1流体はチヤツク118
から第2の可撓性導管82を経て内側部材86中
に導かれる。第1流体は内側部材86かららせん
管68を通つてノズル70の流路76から外部に
導かれた。第1流体はブラシ74と接触し、ブラ
シ74が管38の内部と接触して回転する際に管
38の内部と接触する。ブラシ74の作用によ
り、汚染された金属の薄い層が管38の内部から
除かれ、管38の放射レベルが低下する。第1流
体は除去された汚染金属を連行し、第1流体が第
1の可撓性導管58に入る場所である管38の底
部までそれを搬送する。第1の可撓性導管58
は、汚染物質を連行する第1流体を清掃機構60
に、そしてドレン配管へと搬送する。 送り機構62は、適切な除染を確保するに足る
程おそいが管38の劣化を防止するに足る程早い
直線速度で管38を通りホーン52を移動させ
る。管38を通りホーン52を移動させる速度
は、或る述分な除染係数DF=(初期放射能)/
(最終放射能)が実現されるように選定する。 管38の1インチ(2.54cm)当り約6回乃至12
回転の回転数でホーン52を回転させることがた
いせつなことが判明した。管38の1インチ
(2.54cm)当り約6回乃至12回転では除染係数DF
は約20乃至25になる。従つてホーン52の回転速
度と直線速度との種々の組合わせに対して除染係
数20乃至25が実現される。1インチ(2.54cm)当
り約6回乃至12回転、従つて除染係数20乃至25を
与えるいくつかの組合わせを次表に示す。
生器の熱交換管を除染する方法及び装置に関す
る。 典型的な原子炉の蒸気発生器は、垂直に配設さ
れた外胴、管束を形成するように該外胴中に配設
された複数のU字管、これらのU字管を湾曲部分
の反対側で支持する管板及びこの管板と共働して
管束の一端側の1次流体入口プレナム及び他端側
の1次流体出口プレナムを形成する仕切板を備え
ている。原子炉の炉心を通り循環されることによ
り加熱された1次流体は、1次流体入口プレナム
を経て蒸気発生器に入る。1次流体は1次流体入
口プレナムから、U字管を支持する管板の近くで
U字管の第1開口を通つて上方に流れ、U字管の
湾曲部を通り、管板に近接したU字管の第2開口
を経て、1次流体出口プレナムに流入する。それ
と同時に、給水として知られる2次流体は、U字
管との熱交換関係においてU字管の回りに循環さ
れ、U字管中の1次流体からU字管を囲む2次流
体に熱が移動し、2次流体の一部が蒸気に変えら
れる。1次流体は放射性粒子を含有し、U字管の
壁部及び管板により2次流体から遮断されている
から、U字管と管板とを無欠陥に保ち、U字管と
管板との間の溶接部又はU字管自身に破断部分が
できないようにして、1次流体による2次流体の
汚染を防止することがたいせつである。 1次流体の入口及び出口プレナムを通つてU字
管又は管板の溶接部を点検又は修理することが時
に必要になる。この目的から、作業員がU字管又
は管板について作業するため入口及び出口プレナ
ムに入れるように直立外胴にマンホールが形成さ
れている。しかし一般には水である1次流体が放
射性粒子を含有するため、入口プレナムと出口プ
レナムとが放射性になり、作業員が滞留し得る時
間が制限される。また1次流体はU字管を通つて
導かれるため、U字管も汚染される。従つて、高
放射レベルに暴露されることなくU字管及び管板
について作業ができるようにすることが望まし
い。そのため入口及び出口のプレナムをU字管の
一部と共に除染して、作業員が原子炉の蒸気発生
器の入口及び出口プレナムに入り、そこで作業で
きるようにすることがたいせつである。 従つて本発明の主な目的は、原子炉の蒸気発生
器の入口プレナム及び出口プレナム中の放射レベ
ルを少くし、そこで作業が行われ得るように、蒸
気発生器のU字管を有効に除染する方法及びその
ための装置を提供することにある。 この目的に鑑み本発明は回転可能なホーンを原
子炉の蒸気発生器の入口及び出口のプレナム域か
ら管中に挿入し、該管を通つて移動する間に該ホ
ーンを回転させて、該管から放射性付着物を除去
し、該ホーンの作業域に水を供給して放射性付着
物を洗い流すことにより、原子炉の蒸気発生器の
管を除染する方法において、各々の管を放射性付
着物の排出端において閉さし、放射性付着物を入
口及び出口プレナムの壁部に接触させずに直接該
管から蒸気発生器の外部に導くことを特徴とする
除染方法に在る。 また、本発明はホーニングブラシ(以下単にブ
ラシとする)と蒸気発生器の管を清掃するために
前記ブラシを回転させる間前記ブラシを蒸気発生
器の管中に挿入するように前記ブラシを取付ける
ための可撓管構造とを有し、該可撓管構造が前記
ブラシの作業域に該可撓構造を経て供給される水
を向けて前記管の表面から前記ブラシにより除去
された付着物を流し去るためのノズルを備え、更
に蒸気発生器から洗滌水及び付着物を除去するた
めの除去装置を有する除染装置に於て、前記可撓
管構造が可撓性導管を通つて延長し、該可撓性導
管は前記管から流出する洗滌水及び放射性付着物
を直接受けるために前記管との封止係合の下に配
設されるようになつた自由端を有し、該可撓性導
管は蒸気発生器から、洗滌水及び付着物を該可撓
性導管より除去するための清掃機構まで延長し、
該可撓管構造は前記清掃機構中の封止機構を通つ
て延長し、該可撓管構造を回転させ軸方向に移動
させるための駆動装置に連結されたことを特徴と
する除染装置にも在る。 次に図面に示した本発明の好ましい実施例につ
いて詳述する。 管型蒸気発生器では管板は熱交換管束を支持す
る。本発明による除染装置は、原子炉の蒸気発生
器の熱交換管を遠隔除染し得る回転自在なホーン
を備えている。 第1図において、原子炉の蒸気発生器20は、
下端の近くに1次流体入口ノズル24及び1次流
体出口ノズル26を有する外胴22を備えてい
る。管孔30を備えたほぼ円筒形の管板28も外
胴22にその下端の近くにおいて取付けてある。
管板28と外胴22との両方に取付けた仕切板3
2は、当該技術では周知のように、蒸気発生器2
0の下端に1次流体入口プレナム34及び2次流
体出口プレナム36を限定している。U字管の熱
交換管である管38は、外胴22の内部に配設さ
れ、管孔30により管板28に連結されている。
約3500本の管38により管束40が形成される。
更に2次流体入口ノズル42は2次流体例えば水
を供給するために外胴22に形成してあり、蒸気
出口ノズル44は外胴22の上端に取付けてあ
る。作動時に水であつてよい1次流体は、原子炉
炉心を通り循環されることにより加熱された後、
入口ノズル24を経て蒸気発生器20に入り、1
次流体入口プレナム34に流入する。1次流体
は、1次流体入口プレナム34から管38を通つ
て上方に流れ、管板28を通り、管38のU字形
湾曲部を通り、管38を通つて下方に流れ、1次
流体出口プレナム36に流入し、1次流体はそこ
で1次流体出口ノズル26を経て蒸気発生器20
を去る。管38を通り流れる間の1次流体から、
管38を囲む2次流体に熱が伝達され、2次流体
は蒸発する。発生した蒸気は蒸気出口ノズル44
を経て蒸気発生器20を去る。放射性粒子を含有
していることがある1次流体が2次流体から確実
に遮断されるようにするため、管38と管板28
との間の溶接部又は管38を点検又は修理するこ
とが時に必要になる。そのため1次流体入口プレ
ナム34と1次流体出口プレナム36との両方に
入つて、管板28全体に手が屈くように、外胴2
2にマンホール46が設けられている。 第2図を参照して、除染装置は全体として参照
数字50で示され、管38中に配設し得る回転自
在なホーン52を備えている。ホーン52は管板
28に対してホーン52を案内するためその周囲
に配設された取付け機構54を有する。取付機構
54には管板28で取付け機構54を支持するた
め管38中に配設される複数のカムロツク56が
取付けてある。カムロツク56は当該技術分野に
おいて知られているもので良い。取付け機構54
を使用する代りにホーン52を案内される遠隔の
操作装置(図示しない)により支持してもよい。
除染装置50は、取付け機構54に取付けられて
マンホール46を経て清掃装置60まで延長させ
得る第1の可撓性導管58も備えている。清掃装
置60はホーン52を蒸気発生器20から取出す
時にホーン52から混入物を除去するために用い
られる。除染装置50はホーン52を前進及び後
退させるための送り機構62も備えている。送り
機構62はホーン52を所望方向に移動させるた
めにホーン52と接触する電動機駆動される縦続
された1組のラバーベルトも備えている。除染装
置50はその他に駆動機構64とケーブル保持装
置66とを備えている。駆動機構64はホーン5
2の回動機構として用いられ、ケーブル保持装置
66は除染装置50のケーブルを巻取つたり繰出
したりする機構である。 第3図乃至第5図を参照して、ホーン52は流
体を内部に通過させるためのらせん状に巻いた管
即ちらせん管68を備えている。ノズル70はら
せん管68の一端に取付けてあり、ねじ取付具7
2はその他端に取付けてある。らせん状に巻いた
ホーニングブラシ74(以下単にブラシ74とす
る)は、管38の内面と接触し、ホーン52が回
転する間にそれから混入物を除去するために、ね
じ取付具72とノズル70との間においてらせん
管68上に配設されている。ブラシ74にはホー
ニング技術において既知のものを使用し得る。ブ
ラシ74は、管38の内部から汚染された金属の
薄い層を除去することにより管38の汚染を少く
し得るように選定される。ノズル70は流体ノズ
ルプレナム78から導いてそれを管38の内部の
方に向けることにより、ブラシ74を潤滑し、ブ
ラシ74により除去された汚染粒子を流すための
複数の流路76を内部に備えている。流路76は
約0.8mmの直径を有していてよく、またノズル7
0の長手方向軸線に関して20〜40゜、好ましくは
約30゜の角度に配設することができる。ホーン5
2が回転され、ブラシ74が管38の内部と接触
する間に、流体例えば水をらせん管68によりノ
ズルプレナム78に導き、そこから流路76を経
て外部に導き、管38の内面及びブラシ74と接
触させる。これにより薄い金属層が管28の内部
から除去され、第1の可撓性導管58を経て清掃
機構60の方に流される。らせん管68を通つて
導かれる流体は、汚染粒子を流し去るだけでな
く、ブラシ74を潤滑し冷却するためにも用いら
れる。 更に第3図乃至第5図を参照して、ホーン52
は外側部材80を有し、外側部材80は第2の可
撓性導管82に流体密に取付けてあり、第1の可
撓性導管58中に配設することができる。ブツシ
ユ84は外側部材80中に配設してあり、回転自
在な内側部材86を内部に備えている。内側部材
86には流体を導くための貫通軸孔88が形成さ
れている。ねじ取付具72は内側部材86のねじ
部90により内側部材86に取付けることができ
る。内側部材86は流体が内側部材86に入つて
軸孔88を通りらせん管68に流入し得るように
するための複数の流路92を下端に備えている。
内側部材86は内側部材86とらせん管68従つ
てホーン52のブラシ74を回転させるために蒸
気発生器20の外部に位置された駆動機構64に
取付けたケーブル94に固着されている。ケーブ
ル94は、流体例えば水が内側部材86と外側部
材80との間の環状空間に第2の可撓性導管82
を経て導かれ通路92及び軸孔88中に圧入され
るように、第2の可撓性導管82中に位置されて
いる。流体は軸孔88とらせん管68を経てノズ
ルプレナム78に導かれ、ノズルプレナム78か
らノズル70の流路76を通つて、ブラシ74及
び管38の内面と接触するように導かれる。流体
はブラシ74により除去された混入物を連行し、
混入物は管38の底部に運ばれ、第1の可撓性導
管58を通つて清掃装置60へと運ばれる。 第6図乃至9図を参照して、清掃機構60は、
一端に可撓性導管58を取付けたハウジング96
を備えている。第2の可撓性導管82及びケーブ
ル94は、第1の可撓性導管58とハウジング9
6の中心通路を通つて導かれ、駆動機構64に取
付けられている。第1の流体返却室98はハウジ
ング96中に形成され、第1の可撓性導管58と
流体連通されているため、第1の可撓性導管58
により返却される流体は、第1の流体返却室98
及びドレン配管100に流入する。流体はドレン
配管100から、当該技術において既知のものか
ら選ばれた廃水処理設備又は再循環設備に導かれ
る。噴射室102は、水であつてよい第2流体を
第2の可撓性導管82に噴射してこの導管82か
ら混入物を除去するために、ハウジング96中に
形成されている。噴射室102は、実質的に円筒
部材とし得る外側スリーブ104と、外側スリー
ブ104中に位置された内側スリーブ106とを
備えている。内側スリーブ106は第2の流体を
通過させるための通し孔を備えている。入口ポー
ト108は外側スリーブ104と内側スリーブ1
06との間に形成された環状空間中に第2の流体
を導くために外側スリーブ104の外面に取付け
てある。第2流体は、内側スリーブ106と外側
スリーブ104との間に限定された環状空間か
ら、内側スリーブ106の通し孔を通つて導かれ
る。そのため第2流体は第2の可撓性導管82
に、これから混入物を除去するために噴射され
る。噴射水返却室110はハウジング96中に配
設され、ドレン配管100に連結されている。返
却室110は噴射された第2流体を集めてドレン
配管100に導き、かくして第2の可撓性導管8
2から混入物を除去するために用いられる。ワイ
パー区分112は第2流体がこれを通るようにハ
ウジング96の先端に取付けてある。ワイパー区
分112は複数のバフみがき布114を有し、こ
れらのバフみがき布は第2の可撓性導管82から
流体及び混入物を除去するため第2の可撓性導管
82と接触してワイパー区分112中に配設され
ている。バフみがき布114により集められた過
剰な流体は、滴下パン116中に滴化し、そこか
らドレン配管100中に流入することができる。
このように清掃機構60は、第1の可撓性導管5
8からドレン配管100に第1流体を導いて第2
の可撓性導管82を清掃するために用いられる。 次に第6図を参照して、駆動機構64は、開口
120を有するチヤツク118を備えている。ケ
ーブル94はチヤツク118中に回転自在に配設
され、回転自在なコネクター124より電動機1
22に取付けてある。電動機122は、当該技術
において既知のものから選ばれた0.5馬力の電動
機としてよく、ケーブル94及びホーン52を回
転させるために用いられる。第2の可撓性導管8
2はチヤツク118に連結されている。開口12
0は、ケーブル94が電動機122により回転さ
れる間、チヤツク118及び第2の可撓性導管8
2中に流体を導くために用いられる。このように
チヤツク118は、第2の可撓性導管82は回転
させずにケーブル94を回転させることにより第
2の可撓性導管82を経てケーブル94の回りに
流体を導くための機構を形成している。電動機1
22はケーブル94を回転させ、ケーブル94は
ホーン52を回転させ、かくして混入物が管38
の内部から除去される。駆動機構64は保持装置
66上に支持されている。保持装置66は、送り
機構62の作用の下に過剰なケーブル94と過剰
な第2の可撓性導管82とを収納するように、回
転可能な巻取りホイール又は回転可能なブラツト
フオームとしてよい。従つて駆動機構64と、過
剰なケーブル94と、過剰な第2の可撓性導管8
2とは、保持装置66上に保持され、送り機構6
2がケーブル94と第2の可撓性導管82とを前
進させる時は保持装置66が回転してこの前進を
行わせる。他方では、送り機構62が第2の可撓
性導管82及びケーブル94を後退させる時は、
保持装置66は逆の方向に回転して、過剰なケー
ブル94及び導管82を蓄積する。 次に作用について説明すると、蒸気発生器20
の点検又は修理が必要になつた時は、蒸気発生器
20を不作動とし、1次流体をドレンする。次に
作業員がマンホール46から蒸気発生器20に入
り、蒸気発生器20の除染を行うための蒸気発生
器20に対する関係位置に除染装置50を位置さ
せる。カムロツク56が管38中に挿入されるよ
うに管板28の近くに取付け機構54を配設す
る。次にカムロツク56を付勢し、それにより取
付け機構54を管板28で支持する。このように
して第1の可撓性導管58が流体密に特別の管3
8に取付けられる。 第1の可撓性導管58が選択された管38に連
結されたら、導管58中にホーン52を挿入し、
送り機構62により前進させる。ホーン52が管
38中に所望位置に到達した時に駆動機構64を
作動させ、所望の角速度でケーブル94とホーン
52とを電動機122により回転させる。それと
同時に、水であつてよい第1流体は、125Kg/cm2
乃至140Kg/cm2の圧力で開口120を経てチヤツ
ク118に導かれる。第1流体はチヤツク118
から第2の可撓性導管82を経て内側部材86中
に導かれる。第1流体は内側部材86かららせん
管68を通つてノズル70の流路76から外部に
導かれた。第1流体はブラシ74と接触し、ブラ
シ74が管38の内部と接触して回転する際に管
38の内部と接触する。ブラシ74の作用によ
り、汚染された金属の薄い層が管38の内部から
除かれ、管38の放射レベルが低下する。第1流
体は除去された汚染金属を連行し、第1流体が第
1の可撓性導管58に入る場所である管38の底
部までそれを搬送する。第1の可撓性導管58
は、汚染物質を連行する第1流体を清掃機構60
に、そしてドレン配管へと搬送する。 送り機構62は、適切な除染を確保するに足る
程おそいが管38の劣化を防止するに足る程早い
直線速度で管38を通りホーン52を移動させ
る。管38を通りホーン52を移動させる速度
は、或る述分な除染係数DF=(初期放射能)/
(最終放射能)が実現されるように選定する。 管38の1インチ(2.54cm)当り約6回乃至12
回転の回転数でホーン52を回転させることがた
いせつなことが判明した。管38の1インチ
(2.54cm)当り約6回乃至12回転では除染係数DF
は約20乃至25になる。従つてホーン52の回転速
度と直線速度との種々の組合わせに対して除染係
数20乃至25が実現される。1インチ(2.54cm)当
り約6回乃至12回転、従つて除染係数20乃至25を
与えるいくつかの組合わせを次表に示す。
【表】
従つて回転数800rpm乃至3500rpm及び直線速
度5フイート/分乃至50フイート/分(約1.5
m/分乃至15m/分)に対して除染係数約20乃至
25が達成される。回転速度と直線速度との実際の
選定は操作を完了するために利用可能な時間に依
存して行われる。 管38の充分な部分が除染されたら、送り機構
62を逆転し、ホーン52を管38から後退させ
る。第2の可撓性導管82を送り機構62の作用
に後退させる時に、やはり水であつてよい第2流
体は入口ポート108を経て噴射室102に導入
する。第2流体は第2の可撓性導管82に噴射さ
れ、それから混入物が洗い流され、噴射水返却室
110に送りこまれる。第2流体は返却室110
からドレン配管100を経て導かれる。第2の可
撓性導管82は引出される時にバフみがき布11
4に接触し、これにより残留流体及び混入物が拭
い去られる。 回転可能なホーン52を選択された管38から
引出した後、別の管38について同じ過程がなさ
れ得る。もちろん単一の取付け機構54に数個の
回転可能なホーン54を取付け、数個の管38の
除染が同時になされるようにしてもよい。このよ
うに管38が除染され、1次流体入口プレナム3
4と1次流体出口プレナム36との放射レベルが
低下するので、作業員が蒸気発生器20に入つて
操作を行い得るようになる。このように、本発明
の除染装置により、原子炉の蒸気発生器の熱交換
管が遠隔操作によつて有効に除染される。
度5フイート/分乃至50フイート/分(約1.5
m/分乃至15m/分)に対して除染係数約20乃至
25が達成される。回転速度と直線速度との実際の
選定は操作を完了するために利用可能な時間に依
存して行われる。 管38の充分な部分が除染されたら、送り機構
62を逆転し、ホーン52を管38から後退させ
る。第2の可撓性導管82を送り機構62の作用
に後退させる時に、やはり水であつてよい第2流
体は入口ポート108を経て噴射室102に導入
する。第2流体は第2の可撓性導管82に噴射さ
れ、それから混入物が洗い流され、噴射水返却室
110に送りこまれる。第2流体は返却室110
からドレン配管100を経て導かれる。第2の可
撓性導管82は引出される時にバフみがき布11
4に接触し、これにより残留流体及び混入物が拭
い去られる。 回転可能なホーン52を選択された管38から
引出した後、別の管38について同じ過程がなさ
れ得る。もちろん単一の取付け機構54に数個の
回転可能なホーン54を取付け、数個の管38の
除染が同時になされるようにしてもよい。このよ
うに管38が除染され、1次流体入口プレナム3
4と1次流体出口プレナム36との放射レベルが
低下するので、作業員が蒸気発生器20に入つて
操作を行い得るようになる。このように、本発明
の除染装置により、原子炉の蒸気発生器の熱交換
管が遠隔操作によつて有効に除染される。
第1図は典型的な蒸気発生器の、一部は切欠い
て示す側面図、第2図は典型的な蒸気発生器に関
連して除染装置を示す略配列図、第3図は原子炉
の蒸気発生器の熱交換管中に配設される回転可能
なホーンの、一部は断面により示す側面図、第4
図は回転可能なホーンの拡大図、第5図は回転可
能なホーン装置の詳細な断面図、第6図は清掃装
置及び駆動機構の、一部は断面により示す側面
図、第7図は第6図の−線に沿つた断面図、
第8図は第6図の−線に沿つた断面図、第9
図は第6図の−線に沿つた断面図である。 符号の説明、20……蒸気発生器、34……1
次流体入口プレナム(プレナム域)、36……1
次流体出口プレナム(プレナム域)、38……管、
52……ホーン。
て示す側面図、第2図は典型的な蒸気発生器に関
連して除染装置を示す略配列図、第3図は原子炉
の蒸気発生器の熱交換管中に配設される回転可能
なホーンの、一部は断面により示す側面図、第4
図は回転可能なホーンの拡大図、第5図は回転可
能なホーン装置の詳細な断面図、第6図は清掃装
置及び駆動機構の、一部は断面により示す側面
図、第7図は第6図の−線に沿つた断面図、
第8図は第6図の−線に沿つた断面図、第9
図は第6図の−線に沿つた断面図である。 符号の説明、20……蒸気発生器、34……1
次流体入口プレナム(プレナム域)、36……1
次流体出口プレナム(プレナム域)、38……管、
52……ホーン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転可能なホーンを原子炉の蒸気発生器の入
口及び出口のプレナム域から管中に挿入し、該管
を通つて移動する間に該ホーンを回転させて、該
管から放射性付着物を除去し、該ホーンの作業域
に水を供給して放射性付着物を洗い流すことによ
り、原子炉の蒸気発生器の管を除染する方法にお
いて、各々の管を放射性付着物の排出端において
閉ざし、放射性付着物を入口及び出口プレナムの
壁部に接触させずに直接該管から蒸気発生器の外
部に導くことを特徴とする除染方法。 2 前記ホーンを800rmp乃至3500rmpの速度で
回転させ、1.5m/分乃至15m/分の直線速度で
管を通して軸方向に移動させ、この間に洗滌水を
前記ホーンから管表面に噴射する特許請求の範囲
第1項記載の除染方法。 3 ホーニングブラシと、蒸気発生器の管を清掃
するために前記ホーニングブラシを回転させる間
前記ホーニングブラシを蒸気発生器の管中に挿入
するように前記ホーニングブラシを取付けるため
の可撓管構造とを有し、該可撓管構造が前記ホー
ニングブラシの作業域に該可撓管構造を経て供給
される水を向けて前記管の表面から前記ホーニン
グブラシにより除去された付着物を流し去るため
のノズルを備え、更に蒸気発生器から洗滌水及び
付着物を除去するための除去装置を有する除染装
置において、前記可撓管構造が可撓性導管を通つ
て延長し、該可撓性導管は前記管から流出する洗
滌水及び放射性付着物を直接受けるために前記管
との封止係合の下に配設されるようになつた自由
端を有し、該可撓性導管は蒸気発生器から、洗滌
水及び付着物を該可撓性導管より除去するための
清掃機構まで延長し、該可撓管構造は前記清掃機
構中の封止機構を通つて延長し、該可撓管構造を
回転させ軸方向に移動させるための駆動装置に連
結されたことを特徴とする除染装置。 4 与圧された水を前記可撓管構造に供給する供
給装置を前記可撓管構造に組合わせ、該供給装置
は前記可撓管構造と共に軸方向に可動とした特許
請求の範囲第3項記載の除染装置。 5 清掃機構が、軸方向に離隔されていずれもド
レン配管に連結された返却室と、前記可撓管構造
から放射性混入物を流し去るため前記返却室の間
に配設された噴射室とを有する特許請求の範囲第
3項あるいは第4項記載の除染装置。 6 ワイパー区分が前記清掃機構に組込まれ、前
記ワイパー区分は残留する混入物と流体とを除去
するために前記可撓管構造と接触するバフみがき
布を有する特許請求の範囲第5項記載の除染装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/308,654 US4401344A (en) | 1980-10-06 | 1981-10-05 | Automobile seat back reclining mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/085,444 US4326317A (en) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | Decontamination apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5663300A JPS5663300A (en) | 1981-05-29 |
JPS645280B2 true JPS645280B2 (ja) | 1989-01-30 |
Family
ID=22191633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14374080A Granted JPS5663300A (en) | 1979-10-16 | 1980-10-16 | Decontaminating method and device |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4326317A (ja) |
JP (1) | JPS5663300A (ja) |
CA (1) | CA1140529A (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4963293A (en) * | 1983-06-07 | 1990-10-16 | Westinghouse Electric Corp. | Flow control method for decontaminating radioactively contaminated nuclear steam generator |
US4646768A (en) * | 1983-07-18 | 1987-03-03 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Extendable and retractable cleaning apparatus |
US4546519A (en) * | 1984-04-20 | 1985-10-15 | Hyprovac (U.K.) Limited | Apparatus for cleaning tubes |
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