JPS644820B2 - - Google Patents
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- JPS644820B2 JPS644820B2 JP57179257A JP17925782A JPS644820B2 JP S644820 B2 JPS644820 B2 JP S644820B2 JP 57179257 A JP57179257 A JP 57179257A JP 17925782 A JP17925782 A JP 17925782A JP S644820 B2 JPS644820 B2 JP S644820B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B5/00—Other centrifuges
- B04B5/04—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
- B04B5/0442—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers with means for adding or withdrawing liquid substances during the centrifugation, e.g. continuous centrifugation
- B04B2005/0464—Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers with means for adding or withdrawing liquid substances during the centrifugation, e.g. continuous centrifugation with hollow or massive core in centrifuge bowl
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、血液を血球成分と血漿とに分離した
後、該血漿をさらに高分子物質と浄化血漿とに分
離する遠心分離ボウルに関する。以下、血液を血
球成分と血漿とに分離することを血漿分離、また
血液から分離した血漿から高分子物質を分離する
ことを血漿浄化、また高分子物質を分離した血漿
を浄化血漿という。
後、該血漿をさらに高分子物質と浄化血漿とに分
離する遠心分離ボウルに関する。以下、血液を血
球成分と血漿とに分離することを血漿分離、また
血液から分離した血漿から高分子物質を分離する
ことを血漿浄化、また高分子物質を分離した血漿
を浄化血漿という。
従来から、遠心力を利用した遠心分離装置は広
く利用されてきた。当初、遠心分離装置は、成分
輸血等を目的に赤血球、白血球、血小板といつた
細胞成分の分離に多く利用されていたが、細菌免
疫疾患等の治療に血漿交換が試みられるようにな
り、血漿分離にも有効に試用されるようになつ
た。
く利用されてきた。当初、遠心分離装置は、成分
輸血等を目的に赤血球、白血球、血小板といつた
細胞成分の分離に多く利用されていたが、細菌免
疫疾患等の治療に血漿交換が試みられるようにな
り、血漿分離にも有効に試用されるようになつ
た。
遠心分離方法としては、遠心容器中に形成され
る分離層から必要とする成分を取り出す方法と、
デイスポーザブルな遠心分離ボウルにより必要と
する成分のみを取り出す方法とに大別される。本
発明は、後者の遠心分離ボウルに関するものであ
る。
る分離層から必要とする成分を取り出す方法と、
デイスポーザブルな遠心分離ボウルにより必要と
する成分のみを取り出す方法とに大別される。本
発明は、後者の遠心分離ボウルに関するものであ
る。
第３図は、従来の遠心分離ボウルの構成を示す
ものである。この遠心分離ボウルにおいて、血液
は中央の入口ポート１より血液導入管２を介して
導入され、血液導入管２と同心に軸支持された回
転容器３の底部３ａに設けた開口３ｂから遠心分
離室４内へ導かれる。そして、血液は、遠心分離
室４で所定の遠心力を受け、血球成分と血漿とに
分離される。このように、血液が連続的に遠心分
離ボウル内へ送られて遠心分離室４で血球成分と
分離された血漿は、血液導入管２と同心に形成さ
れた遠心分離室４の上部で通路５ａに連通する二
重管の外管からなる血漿導出管５および出口ポー
ト６を経て、遠心分離ボウルの外部へ取り出され
る。なお、参照符号８はシールリング、７はシー
ルパツキン材で、これらシールリング８とシール
パツキン材７は相助けて血漿のためのシール作用
と回転体の軸受けの作用を果たしている。
ものである。この遠心分離ボウルにおいて、血液
は中央の入口ポート１より血液導入管２を介して
導入され、血液導入管２と同心に軸支持された回
転容器３の底部３ａに設けた開口３ｂから遠心分
離室４内へ導かれる。そして、血液は、遠心分離
室４で所定の遠心力を受け、血球成分と血漿とに
分離される。このように、血液が連続的に遠心分
離ボウル内へ送られて遠心分離室４で血球成分と
分離された血漿は、血液導入管２と同心に形成さ
れた遠心分離室４の上部で通路５ａに連通する二
重管の外管からなる血漿導出管５および出口ポー
ト６を経て、遠心分離ボウルの外部へ取り出され
る。なお、参照符号８はシールリング、７はシー
ルパツキン材で、これらシールリング８とシール
パツキン材７は相助けて血漿のためのシール作用
と回転体の軸受けの作用を果たしている。
このようにして、分離された血漿を取り出した
後、遠心分離室４の内部が血球成分で満たされる
と、この血球成分は通路５ａより血漿導出管５を
経て出口ポート６へ流れ出す。この時、この状態
を検出器またはタイマ（いずれも図示せず）によ
つて検出し、これに基づいて回転容器３の回転を
停止し、血球成分を別の手段により回収すること
ができる。この場合、遠心分離ボウルの外部へ取
り出された血漿は、さらに必要に応じた処理を行
うことによつて、返血することができる。
後、遠心分離室４の内部が血球成分で満たされる
と、この血球成分は通路５ａより血漿導出管５を
経て出口ポート６へ流れ出す。この時、この状態
を検出器またはタイマ（いずれも図示せず）によ
つて検出し、これに基づいて回転容器３の回転を
停止し、血球成分を別の手段により回収すること
ができる。この場合、遠心分離ボウルの外部へ取
り出された血漿は、さらに必要に応じた処理を行
うことによつて、返血することができる。
これまで、デイスポーザブルな遠心分離ボウル
は臨床的には血漿交換に広く使用されている。す
なわち、血漿交換は、血液を血球成分と血漿とに
分離し、分離した高分子物質を含む血漿はそのま
ま捨ててしまい、新しい血漿または代替血漿と交
換することで血液の浄化を行う方法である。しか
し、この方法では大量の新しい血漿または代替血
漿を必要とするため、単に治療費が高くつくだけ
でなく、不足がちである新しい血漿または代替血
漿の確保そのこと自体が非常に困難となる。従つ
て、何らかの手段により血液より分離した血漿か
ら有害な高分子物質を分離し、浄化血漿を血球成
分と共に生体へ返血することが望ましい。
は臨床的には血漿交換に広く使用されている。す
なわち、血漿交換は、血液を血球成分と血漿とに
分離し、分離した高分子物質を含む血漿はそのま
ま捨ててしまい、新しい血漿または代替血漿と交
換することで血液の浄化を行う方法である。しか
し、この方法では大量の新しい血漿または代替血
漿を必要とするため、単に治療費が高くつくだけ
でなく、不足がちである新しい血漿または代替血
漿の確保そのこと自体が非常に困難となる。従つ
て、何らかの手段により血液より分離した血漿か
ら有害な高分子物質を分離し、浄化血漿を血球成
分と共に生体へ返血することが望ましい。
このことを満足させる方法として、遠心分離に
より血液を血球成分と血漿とに分離し、ろ過膜を
通して該血漿から高分子物質を分離し浄化血漿を
得る方法がある。また、遠心分離により血液を血
球成分と血漿とに分離し、該血漿を段階的に遠心
分離することによつて高分子物質を分離し浄化血
漿を得る方法も可能である。
より血液を血球成分と血漿とに分離し、ろ過膜を
通して該血漿から高分子物質を分離し浄化血漿を
得る方法がある。また、遠心分離により血液を血
球成分と血漿とに分離し、該血漿を段階的に遠心
分離することによつて高分子物質を分離し浄化血
漿を得る方法も可能である。
しかしながら、上記２つの方法は、装置上ある
いは操作上煩雑であり、高価なものとなるという
欠点を有している。
いは操作上煩雑であり、高価なものとなるという
欠点を有している。
そこで、本発明者等は、前述した従来の欠点を
改良並びに改善すべく鋭意検討を重ねた結果、血
液を血液導入管から遠心分離ボウルの内外二重に
構成した遠心分離室のうち内側の第１の遠心分離
室に導き、血球成分と血漿とに分離した後、該血
漿を第１の遠心分離室の外側に設けられた第２の
遠心分離室へ導き、血漿を高分子物質と浄化血漿
とに分離し、しかる後に浄化血漿を血液導入管と
同心に形成される二重管の外管からなる浄化血漿
導出管に導けば、効果的に血漿を分離できること
を突き止めた。
改良並びに改善すべく鋭意検討を重ねた結果、血
液を血液導入管から遠心分離ボウルの内外二重に
構成した遠心分離室のうち内側の第１の遠心分離
室に導き、血球成分と血漿とに分離した後、該血
漿を第１の遠心分離室の外側に設けられた第２の
遠心分離室へ導き、血漿を高分子物質と浄化血漿
とに分離し、しかる後に浄化血漿を血液導入管と
同心に形成される二重管の外管からなる浄化血漿
導出管に導けば、効果的に血漿を分離できること
を突き止めた。
従つて、本発明の目的は、回転容器の内部に仕
切板により内外二重に構成した遠心分離室を設け
ることにより、血液からの血漿の分離と、血漿か
ら浄化血漿と有害な高分子物質との分離を容易か
つ簡便に達成し得ると共に、浄化血漿を血球成分
と共に生体へ返血する血液浄化処理を円滑に実現
できる遠心分離ボウルを提供することにある。
切板により内外二重に構成した遠心分離室を設け
ることにより、血液からの血漿の分離と、血漿か
ら浄化血漿と有害な高分子物質との分離を容易か
つ簡便に達成し得ると共に、浄化血漿を血球成分
と共に生体へ返血する血液浄化処理を円滑に実現
できる遠心分離ボウルを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明による遠心分
離ボウルは、血液導入管と浄化血漿導出管とを同
心の二重管で構成し、この二重管にこれと同心に
回転容器を軸支し、該回転容器の内部に形成され
る遠心分離室を前記二重管の内管と外管とにそれ
ぞれ連通接続してなる遠心分離ボウルにおいて、 前記遠心分離室を仕切板により内外二重の構成
とし、その内側を第１の遠心分離室とすると共に
外側を第２の遠心分離室として設定し、 前記二重管の内管からなる血液導入管の下端部
に半径方向に延在する導管を連通接続し、この導
管の開口端部を前記第１の遠心分離室の底部に開
口位置させ、 前記第１の遠心分離室と第２の遠心分離室とを
仕切板の頂部で連通させると共に回転容器の底部
に前記第２の遠心分離室の底部と前記二重管の外
管からなる浄化血漿導出管の下端部とを連通する
通路を設けることを特徴とする。
離ボウルは、血液導入管と浄化血漿導出管とを同
心の二重管で構成し、この二重管にこれと同心に
回転容器を軸支し、該回転容器の内部に形成され
る遠心分離室を前記二重管の内管と外管とにそれ
ぞれ連通接続してなる遠心分離ボウルにおいて、 前記遠心分離室を仕切板により内外二重の構成
とし、その内側を第１の遠心分離室とすると共に
外側を第２の遠心分離室として設定し、 前記二重管の内管からなる血液導入管の下端部
に半径方向に延在する導管を連通接続し、この導
管の開口端部を前記第１の遠心分離室の底部に開
口位置させ、 前記第１の遠心分離室と第２の遠心分離室とを
仕切板の頂部で連通させると共に回転容器の底部
に前記第２の遠心分離室の底部と前記二重管の外
管からなる浄化血漿導出管の下端部とを連通する
通路を設けることを特徴とする。
この場合、第２の遠心分離室の内壁に、浄化血
漿と分離される特定の高分子物質と特異的に作用
する吸着物質をコーテイングすれば好適である。
また、第２の遠心分離室内に、前記吸着物質を内
填しても有効である。
漿と分離される特定の高分子物質と特異的に作用
する吸着物質をコーテイングすれば好適である。
また、第２の遠心分離室内に、前記吸着物質を内
填しても有効である。
本発明の遠心分離ボウルによれば、仕切板によ
り内外二重の構造とした遠心分離室において、内
側の第１の遠心分離室では血液を導入して血球成
分と血漿との分離を行い、次いで仕切板の頂部を
溢流して第２の遠心分離室に流入した血漿は、こ
の第２の遠心分離室で高分子物質と浄化血漿とに
分離され、得られた浄化血漿は回転容器の底部よ
り浄化血漿導出管を介して外部へ取り出し、血球
成分と混合して直ちに返血することができる。
り内外二重の構造とした遠心分離室において、内
側の第１の遠心分離室では血液を導入して血球成
分と血漿との分離を行い、次いで仕切板の頂部を
溢流して第２の遠心分離室に流入した血漿は、こ
の第２の遠心分離室で高分子物質と浄化血漿とに
分離され、得られた浄化血漿は回転容器の底部よ
り浄化血漿導出管を介して外部へ取り出し、血球
成分と混合して直ちに返血することができる。
なお、この場合、第２の遠心分離室には、浄化
血漿と分離される特定の高分子物質と特異的に作
用する吸着物質を、その内壁にコーテイングした
り、内填することにより、高分子物質との分離を
一層効果的に達成することができる。
血漿と分離される特定の高分子物質と特異的に作
用する吸着物質を、その内壁にコーテイングした
り、内填することにより、高分子物質との分離を
一層効果的に達成することができる。
以下、本発明に係る遠心分離ボウルの実施例に
つき添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
つき添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第１図は本発明に係る遠心分離ボウルの実施例
を示し、また第２図は第１図における遠心分離ボ
ウルのＡ−A′矢視断面を示す。すなわち、第１
図および第２図において、遠心分離ボウルは、入
口ポート１１を有し血液導入管１２を形成する内
管と、出口ポート１９を有し浄化血漿導出管１８
を形成する外管とからなる二重管および該二重管
と同心に軸支持される回転容器１４とから構成さ
れる。なお、参照符号２０は軸受を示す。血液
は、入口ポート１１より導入され、血液導入管１
２を経て遠心分離ボウルの内部へ導入され、血液
導入管１２の最下端より半径方向に延在する４本
の分岐導管１３を経て、仕切板２１により内外二
重に構成された遠心分離室の内側に形成された第
１遠心分離室１５へ導かれる。回転容器１４は所
定の回転数で回転され、第１遠心分離室１５にお
いて、血液は血球成分と血漿とに分離される。血
液が連続的に遠心分離ボウルへ送られると、遠心
力によつて分離された血漿は、内側の第１遠心分
離室１５より仕切板２１の上部開口２２を溢流し
て外側の第２遠心分離室１６へ流入する。第２遠
心分離室１６において、導入された血漿は高分子
物質と浄化血漿とに分離される。分離された浄化
血漿は、回転容器１４の底部にある通路１７を経
て血液導入管１２と同心に形成されている二重管
の外管からなる浄化血漿導出管１８の下端開口部
１８ａへ導入され、さらにこの浄化血漿導出管１
８より出口ポート１９を介して外部へ取り出され
る。外部へ取り出された浄化血漿は、分離した血
球成分と混合して生体へ返血される。
を示し、また第２図は第１図における遠心分離ボ
ウルのＡ−A′矢視断面を示す。すなわち、第１
図および第２図において、遠心分離ボウルは、入
口ポート１１を有し血液導入管１２を形成する内
管と、出口ポート１９を有し浄化血漿導出管１８
を形成する外管とからなる二重管および該二重管
と同心に軸支持される回転容器１４とから構成さ
れる。なお、参照符号２０は軸受を示す。血液
は、入口ポート１１より導入され、血液導入管１
２を経て遠心分離ボウルの内部へ導入され、血液
導入管１２の最下端より半径方向に延在する４本
の分岐導管１３を経て、仕切板２１により内外二
重に構成された遠心分離室の内側に形成された第
１遠心分離室１５へ導かれる。回転容器１４は所
定の回転数で回転され、第１遠心分離室１５にお
いて、血液は血球成分と血漿とに分離される。血
液が連続的に遠心分離ボウルへ送られると、遠心
力によつて分離された血漿は、内側の第１遠心分
離室１５より仕切板２１の上部開口２２を溢流し
て外側の第２遠心分離室１６へ流入する。第２遠
心分離室１６において、導入された血漿は高分子
物質と浄化血漿とに分離される。分離された浄化
血漿は、回転容器１４の底部にある通路１７を経
て血液導入管１２と同心に形成されている二重管
の外管からなる浄化血漿導出管１８の下端開口部
１８ａへ導入され、さらにこの浄化血漿導出管１
８より出口ポート１９を介して外部へ取り出され
る。外部へ取り出された浄化血漿は、分離した血
球成分と混合して生体へ返血される。
第１遠心分離室１５の内部に血球成分の量が増
大してくると、この血球成分はやがて第２遠心分
離室１６および浄化血漿導出管１８を経て、出口
ポート１９へ流出するに至る。この状態になつた
時、適宜検出器またはタイマ（いずれも図示せ
ず）によつてこれを検出し、これに基づいて回転
容器１４の回転を停止し、血球成分を別の手段に
より回収することができる。この操作を何回か繰
り返し必要量の血液を処理することができる。
大してくると、この血球成分はやがて第２遠心分
離室１６および浄化血漿導出管１８を経て、出口
ポート１９へ流出するに至る。この状態になつた
時、適宜検出器またはタイマ（いずれも図示せ
ず）によつてこれを検出し、これに基づいて回転
容器１４の回転を停止し、血球成分を別の手段に
より回収することができる。この操作を何回か繰
り返し必要量の血液を処理することができる。
なお、最近血漿を４℃付近まで冷却することに
よつて、冷却ゲルを分離する方法が試みられてい
るが、本発明に係る遠心分離ボウルを使用した場
合においても、遠心機（図示せず）の内部を冷却
することによつて冷却ゲルを分離することが可能
である。
よつて、冷却ゲルを分離する方法が試みられてい
るが、本発明に係る遠心分離ボウルを使用した場
合においても、遠心機（図示せず）の内部を冷却
することによつて冷却ゲルを分離することが可能
である。
また、第２遠心分離室１６の内壁には、特定の
高分子物質と特異的に作用する吸着物質をコーテ
イングするか、あるいは前記吸着物質を第２遠心
分離室１６内に内填することにより、特定の高分
子物質を効果的に除去することが可能でありかつ
有効である。
高分子物質と特異的に作用する吸着物質をコーテ
イングするか、あるいは前記吸着物質を第２遠心
分離室１６内に内填することにより、特定の高分
子物質を効果的に除去することが可能でありかつ
有効である。
本発明に係る遠心分離ボウルを使用して血液浄
化を行つたところ、血漿分離ならびに血漿浄化共
極めて良好な結果を得ることが確認された。
化を行つたところ、血漿分離ならびに血漿浄化共
極めて良好な結果を得ることが確認された。
以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の応用範囲は極めて広く、本発明の精
神を逸脱しない範囲内において種々設計変更をな
し得ることは言うまでもない。
が、本発明の応用範囲は極めて広く、本発明の精
神を逸脱しない範囲内において種々設計変更をな
し得ることは言うまでもない。
本発明によれば、１個の遠心分離ボウルによ
り、血漿分離と血漿浄化を連続的かつ効率的に行
うことができるようになり、同時にコスト、操作
性の面での改善も極めて大きい。この点は、本発
明を２段ろ過血漿分離と比較すればさらに明瞭で
ある。
り、血漿分離と血漿浄化を連続的かつ効率的に行
うことができるようになり、同時にコスト、操作
性の面での改善も極めて大きい。この点は、本発
明を２段ろ過血漿分離と比較すればさらに明瞭で
ある。
すなわち、これまで、主に遠心分離による血漿
分離および血漿浄化と言う観点で本発明について
述べてきたが、血漿分離ならびに血漿浄化を行う
方法としてろ過膜を使用した２段ろ過血漿分離
（DEPP）方法がある。この２段ろ過血漿分離は、
２個のろ過膜が必要であるのに対して、本発明に
係る遠心分離ボウルは、１個のみの使用であつ
て、その費用の差は大きい。さらに、性能上の問
題として、２段ろ過血漿分離の２段目の膜すなわ
ち血漿浄化膜においては、高分子物質の目詰まり
による膜性能の劣化が起り、特に分離した血漿を
４℃に冷却する冷却持続法による冷却ゲルの分離
においては、膜性能の劣化は極めて顕著である。
しかるに、本発明に係る遠心分離ボウルでは目詰
りしない。また、取扱上の操作性は１個の遠心分
離ボウルのみを扱う本発明が優れていることは明
白である。
分離および血漿浄化と言う観点で本発明について
述べてきたが、血漿分離ならびに血漿浄化を行う
方法としてろ過膜を使用した２段ろ過血漿分離
（DEPP）方法がある。この２段ろ過血漿分離は、
２個のろ過膜が必要であるのに対して、本発明に
係る遠心分離ボウルは、１個のみの使用であつ
て、その費用の差は大きい。さらに、性能上の問
題として、２段ろ過血漿分離の２段目の膜すなわ
ち血漿浄化膜においては、高分子物質の目詰まり
による膜性能の劣化が起り、特に分離した血漿を
４℃に冷却する冷却持続法による冷却ゲルの分離
においては、膜性能の劣化は極めて顕著である。
しかるに、本発明に係る遠心分離ボウルでは目詰
りしない。また、取扱上の操作性は１個の遠心分
離ボウルのみを扱う本発明が優れていることは明
白である。
第１図は本発明に係る遠心分離ボウルの実施例
を示す概略断面図、第２図は第１図のＡ−A′矢
視断面図、第３図は従来の遠心分離ボウルの概略
断面図である。 １１……入口ポート、１２……血液導入管、１
３……導管、１４……回転容器、１５……第１遠
心分離室、１６……第２遠心分離室、１７……通
路、１８……浄化血漿導出管、１９……出口ポー
ト、２０……軸受、２１……仕切板、２２……開
口。
を示す概略断面図、第２図は第１図のＡ−A′矢
視断面図、第３図は従来の遠心分離ボウルの概略
断面図である。 １１……入口ポート、１２……血液導入管、１
３……導管、１４……回転容器、１５……第１遠
心分離室、１６……第２遠心分離室、１７……通
路、１８……浄化血漿導出管、１９……出口ポー
ト、２０……軸受、２１……仕切板、２２……開
口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 血液導入管と浄化血漿導出管とを同心の二重
管で構成し、この二重管にこれと同心に回転容器
を軸支持し、該回転容器の内部に形成される遠心
分離室を前記二重管の内管と外管とにそれぞれ連
通接続してなる遠心分離ボウルにおいて、 前記遠心分離室を仕切板により内外二重の構成
とし、その内側を第１の遠心分離室とすると共に
外側を第２の遠心分離室として設定し、 前記二重管の内管からなる血液導入管の下端部
に半径方向に延在する導管を連通接続し、この導
管の開口端部を前記第１の遠心分離室の底部に開
口位置させ、 前記第１の遠心分離室と第２の遠心分離室とを
仕切板の頂部で連通させると共に回転容器の底部
に前記第２の遠心分離室の底部と前記二重管の外
管からなる浄化血漿導出管の下端部とを連通する
通路を設けることを特徴とする遠心分離ボウル。 ２ 第２の遠心分離室の内壁に浄化血漿と分離さ
れる特定の高分子物質と特異的に作用する吸着物
質をコーテイングしてなる特許請求の範囲第１項
記載の遠心分離ボウル。 ３ 第２の遠心分離室内に浄化血漿と分離される
特定の高分子物質と特異的に作用する吸着物質を
内填してなる特許請求の範囲第１項記載の遠心分
離ボウル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57179257A JPS5969166A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 遠心分離ボウル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57179257A JPS5969166A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 遠心分離ボウル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5969166A JPS5969166A (ja) | 1984-04-19 |
| JPS644820B2 true JPS644820B2 (ja) | 1989-01-26 |
Family
ID=16062683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57179257A Granted JPS5969166A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 遠心分離ボウル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5969166A (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614554A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | Hitachi Koki Co Ltd | 連続遠心分離ロ−タ |
| JP3313572B2 (ja) * | 1996-04-03 | 2002-08-12 | ヘモネティクス・コーポレーション | 血液処理用遠心分離器ボウル |
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| EP1057534A1 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | Haemonetics Corporation | Centrifugation bowl with filter core |
| US6629919B2 (en) * | 1999-06-03 | 2003-10-07 | Haemonetics Corporation | Core for blood processing apparatus |
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| US8702637B2 (en) | 2008-04-14 | 2014-04-22 | Haemonetics Corporation | System and method for optimized apheresis draw and return |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4086924A (en) * | 1976-10-06 | 1978-05-02 | Haemonetics Corporation | Plasmapheresis apparatus |
-
1982
- 1982-10-13 JP JP57179257A patent/JPS5969166A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5969166A (ja) | 1984-04-19 |
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