JPS644807B2 - - Google Patents
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- JPS644807B2 JPS644807B2 JP57083264A JP8326482A JPS644807B2 JP S644807 B2 JPS644807 B2 JP S644807B2 JP 57083264 A JP57083264 A JP 57083264A JP 8326482 A JP8326482 A JP 8326482A JP S644807 B2 JPS644807 B2 JP S644807B2
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- sintered
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は流体の過に用いた焼結金属フイルタ
ーを再生する方法に関するものである。
ーを再生する方法に関するものである。
高分子化合物の原料、例えばポリエステル原料
の製造工程中、中間体として得られるビス（β−
ヒドロキシエチル）テレフタレート（BHTと略
称する）中にはステンレス粉、アスベスト等の無
機断熱材粉、触媒などからなる粗大化した内部粒
子などが含まれており、これらの異物等は次工程
以降に持込まれると例えば製糸工程にあつては糸
切れの発生原因、フイルム破れなどの工程上のト
ラブルや製品の品質を悪化させる原因となる。従
つてこれら中間体中に含有する異物を効率的に除
去する必要がある。
の製造工程中、中間体として得られるビス（β−
ヒドロキシエチル）テレフタレート（BHTと略
称する）中にはステンレス粉、アスベスト等の無
機断熱材粉、触媒などからなる粗大化した内部粒
子などが含まれており、これらの異物等は次工程
以降に持込まれると例えば製糸工程にあつては糸
切れの発生原因、フイルム破れなどの工程上のト
ラブルや製品の品質を悪化させる原因となる。従
つてこれら中間体中に含有する異物を効率的に除
去する必要がある。
フイルターは過効果の点からステンレス等か
らなる金網を積層したもの、球体粉末層からなる
もの、あるいは金属製不織布などを焼結した金属
フイルターが採用される。焼結金属フイルターは
ふるい目が立体的で厚い壁を形成しているため
過効率が良く、また目開きによる過不良が少な
い。
らなる金網を積層したもの、球体粉末層からなる
もの、あるいは金属製不織布などを焼結した金属
フイルターが採用される。焼結金属フイルターは
ふるい目が立体的で厚い壁を形成しているため
過効率が良く、また目開きによる過不良が少な
い。
しかしながら、焼結金属フイルターは一般に一
体成型された形態であるため、その構成は複雑で
あり高価なもので再生利用する必要があるが、立
体的に異物を捕集するため、フイルターの洗浄再
生は必然的に困難で不十分なものとなる。
体成型された形態であるため、その構成は複雑で
あり高価なもので再生利用する必要があるが、立
体的に異物を捕集するため、フイルターの洗浄再
生は必然的に困難で不十分なものとなる。
焼結金属フイルターの再生方法としては、例え
ば特開昭56−124416号公報がある。これは高分子
材料の流体の過に用いた焼結金属フイルターに
付着した高分子材料を酸化加熱して炭化した後、
アルカリ溶液中に浸漬し、更に超音波洗浄を施す
ものである。前述したように過すべき異物、つ
まり捕集された異物にはステンレス粉、無機材料
粉などの酸化加熱によつて炭化することのないも
のも含まれており、このような場合該方法は必ず
しも適用できないものである。また、立体的に構
成されたフイルターの間隙に蓄積された異物の除
去は超音波の併用によつてもなお不十分なもので
あつた。
ば特開昭56−124416号公報がある。これは高分子
材料の流体の過に用いた焼結金属フイルターに
付着した高分子材料を酸化加熱して炭化した後、
アルカリ溶液中に浸漬し、更に超音波洗浄を施す
ものである。前述したように過すべき異物、つ
まり捕集された異物にはステンレス粉、無機材料
粉などの酸化加熱によつて炭化することのないも
のも含まれており、このような場合該方法は必ず
しも適用できないものである。また、立体的に構
成されたフイルターの間隙に蓄積された異物の除
去は超音波の併用によつてもなお不十分なもので
あつた。
本発明者らは上記した問題点に鑑み、流体の
過に用いたフイルター中の異物を効率的に除去す
る焼結金属フイルターの再生方法を見い出したも
のである。
過に用いたフイルター中の異物を効率的に除去す
る焼結金属フイルターの再生方法を見い出したも
のである。
すなわち、本発明は流体の過に用いた焼結金
属フイルターを溶剤で加熱処理後、温水に浸漬し
て該フイルターの自噴作用で洗浄することを特徴
とする焼結金属フイルターの再生方法である。
属フイルターを溶剤で加熱処理後、温水に浸漬し
て該フイルターの自噴作用で洗浄することを特徴
とする焼結金属フイルターの再生方法である。
本発明で焼結金属フイルターとは金属金網、金
属粉末、金属繊維などを焼結したフイルターであ
り、具体的にはステンレス鋼からなる所定の目開
きを有する数種の金網を積層し、焼結したもの、
球体金属粉末を焼結したフイルター、さらには金
属性不織布の焼結フイルターなどをいう。
属粉末、金属繊維などを焼結したフイルターであ
り、具体的にはステンレス鋼からなる所定の目開
きを有する数種の金網を積層し、焼結したもの、
球体金属粉末を焼結したフイルター、さらには金
属性不織布の焼結フイルターなどをいう。
本発明の金属フイルターは一枚の金網を打抜い
た金属フイルターでなく、金属からなる素材を立
体的に集積、積層し、金属表面の接触部を焼結し
た構造を有するため、焼結金属フイルターは熱伝
導性がよく、振動伝達性も優れている。なお、金
属金網を積層したものが高分子、特にポリエステ
ルの低分子量物を短時間で効率よくろ過できる点
で好ましい。
た金属フイルターでなく、金属からなる素材を立
体的に集積、積層し、金属表面の接触部を焼結し
た構造を有するため、焼結金属フイルターは熱伝
導性がよく、振動伝達性も優れている。なお、金
属金網を積層したものが高分子、特にポリエステ
ルの低分子量物を短時間で効率よくろ過できる点
で好ましい。
本発明の流体とは高分子化合物、有機溶媒、ガ
ス体等であるがなかでも高分子化合物に特に有効
である。
ス体等であるがなかでも高分子化合物に特に有効
である。
次に焼結金属フイルターの洗浄に用いる溶剤は
過対象とした流体を溶解できるものをいう。例
えば、前述したポリエステル原料の製造工程中の
中間体のBHTでは水あるいはグリコール類が採
用される。
過対象とした流体を溶解できるものをいう。例
えば、前述したポリエステル原料の製造工程中の
中間体のBHTでは水あるいはグリコール類が採
用される。
BHTの場合にはエチレングリコールあるいは
テトラエチレングリコールが好適であるがエチレ
ングリコールを主体（80重量％以上）とすること
が一層効果的である。なお水系では苛性ソーダあ
るいは苛性カリを１〜５重量％添加すると付着し
た高分子化合物などを速やかに溶解除去できるの
で好ましい。
テトラエチレングリコールが好適であるがエチレ
ングリコールを主体（80重量％以上）とすること
が一層効果的である。なお水系では苛性ソーダあ
るいは苛性カリを１〜５重量％添加すると付着し
た高分子化合物などを速やかに溶解除去できるの
で好ましい。
加熱処理後のフイルターは温水に浸漬する必要
がある。
がある。
この発明でいう温水とは60℃以上のものをい
う。これは溶剤で加熱処理した焼結金属フイルタ
ー自体がその予熱を保持した状態で温水に浸漬さ
れるため、フイルターの自噴作用で洗浄効果を高
めるためである。そのため、用いる温水の温度は
80℃以上100℃までの範囲が好ましく、90℃以上
が一層好ましい。
う。これは溶剤で加熱処理した焼結金属フイルタ
ー自体がその予熱を保持した状態で温水に浸漬さ
れるため、フイルターの自噴作用で洗浄効果を高
めるためである。そのため、用いる温水の温度は
80℃以上100℃までの範囲が好ましく、90℃以上
が一層好ましい。
溶剤で加熱処理した焼結金属フイルターは直ち
に温水に浸漬することが加熱処理の熱エネルギー
を有効に利用できる点および作業効率の点で望ま
しいが、溶剤で熱処理後、一旦冷却されたもので
あつても100℃以上、好ましくは180℃以上に熱
し、前記温水に浸漬することにより、自噴作用に
よるつまり物の洗浄が可能である。
に温水に浸漬することが加熱処理の熱エネルギー
を有効に利用できる点および作業効率の点で望ま
しいが、溶剤で熱処理後、一旦冷却されたもので
あつても100℃以上、好ましくは180℃以上に熱
し、前記温水に浸漬することにより、自噴作用に
よるつまり物の洗浄が可能である。
つぎに本発明の一実施態様について述べる。
ここで、フイルターの過性能評価は次の方法
によつた。
によつた。
台板５に密着して載置したフイルター１に流量
計を介して一定量の空気を供給する。供給された
空気はフイルター１からもれるが、フイルター１
内の圧力は水差圧計４によつて測る。供給空気量
は新規フイルターで水差が10mm／cm2となるように
設定する。
計を介して一定量の空気を供給する。供給された
空気はフイルター１からもれるが、フイルター１
内の圧力は水差圧計４によつて測る。供給空気量
は新規フイルターで水差が10mm／cm2となるように
設定する。
ポリエステル中間体であるBHTの移送ライン
に15日間供した富士フイルター工業(株)製ポロプレ
ートフイルターPP−２（ステンレス金網を積層し
た焼結金属フイルター）を約200℃のエチレング
リコールに１時間浸漬後、直ちに90℃の温水に投
入したところ、フイルター中の不純物、異物は自
噴作用により、該温水中に噴出した。
に15日間供した富士フイルター工業(株)製ポロプレ
ートフイルターPP−２（ステンレス金網を積層し
た焼結金属フイルター）を約200℃のエチレング
リコールに１時間浸漬後、直ちに90℃の温水に投
入したところ、フイルター中の不純物、異物は自
噴作用により、該温水中に噴出した。
フイルターを超音波、水洗浄し、更に乾燥後、
過性能を評価したところ、10.2mm／cm2であつ
た。更にくり返し再生使用したが30日目10.3、45
日目10.5であり、新規フイルターと同程度の過
性能を示した。（第２図イ） 一方、前記と同様15日間供したフイルターを約
200℃のエチレングリコールで５時間処理したの
みでは15mm／cm2であつた。該再生フイルターを使
用したところ過性が不良で17日目に目づまりを
起こし、過不能となつた。再び前記のようにエ
チレングリコールのみで処理したが20.5mm／cm2と
高く使用することができなかつた。（第２図ロ）
過性能を評価したところ、10.2mm／cm2であつ
た。更にくり返し再生使用したが30日目10.3、45
日目10.5であり、新規フイルターと同程度の過
性能を示した。（第２図イ） 一方、前記と同様15日間供したフイルターを約
200℃のエチレングリコールで５時間処理したの
みでは15mm／cm2であつた。該再生フイルターを使
用したところ過性が不良で17日目に目づまりを
起こし、過不能となつた。再び前記のようにエ
チレングリコールのみで処理したが20.5mm／cm2と
高く使用することができなかつた。（第２図ロ）
第１図は過性評価装置の概略図、第２図は
過性評価結果を示す。 １：フイルター、２：流量計、３：空気、４：
水差圧計、５：台板。
過性評価結果を示す。 １：フイルター、２：流量計、３：空気、４：
水差圧計、５：台板。
Claims (1)
- １ 流体の過に用いた焼結金属フイルターを溶
剤で加熱処理後温水に浸漬して該フイルターの自
噴作用で洗浄することを特徴とする焼結金属フイ
ルターの再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57083264A JPS58202011A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | 焼結金属フイルタ−の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57083264A JPS58202011A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | 焼結金属フイルタ−の再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58202011A JPS58202011A (ja) | 1983-11-25 |
| JPS644807B2 true JPS644807B2 (ja) | 1989-01-26 |
Family
ID=13797487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57083264A Granted JPS58202011A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | 焼結金属フイルタ−の再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58202011A (ja) |
-
1982
- 1982-05-19 JP JP57083264A patent/JPS58202011A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58202011A (ja) | 1983-11-25 |
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