JPS64406Y2 - - Google Patents

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JPS64406Y2
JPS64406Y2 JP1982191959U JP19195982U JPS64406Y2 JP S64406 Y2 JPS64406 Y2 JP S64406Y2 JP 1982191959 U JP1982191959 U JP 1982191959U JP 19195982 U JP19195982 U JP 19195982U JP S64406 Y2 JPS64406 Y2 JP S64406Y2
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JP1982191959U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、軌間の異なる軌道における左右のレ
ールの高さの差すなわち水準(カントを含む)測
定を可能にした水準測定器に関するものである。
従来の水準器の検測バーには水準器が一体に組
込まれていたため、軌間軌道におけるレールの水
準を検測する際にはそれぞれ専用の水準器を組込
んだ検測バーを用いねばならなかつた。これら専
用の検測バーは特定の軌間の軌道にしか使用でき
ないため、互換性もなく水準器の稼動率が低下す
るという問題が生じる。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので
あり、検測バーのみを軌間に応じて変えるだけで
全ての軌間の軌道におけるレールの水準を測定で
きる水準測定器を提供することを目的とする。
本考案はこの目的達成のため、左右レール上に
掛け渡される検測バーと、この検測バーに着脱自
在に取付けられる水準器ユニツトと、これら検測
バーおよび水準器ユニツトとは別体に形成された
表示箱と、この表示箱と水準器ユニツトとをつな
ぐ電気ケーブルとを備え、前記表示箱は軌間選択
スイツチにより選択された軌間に応じた演算を行
つて水準を算出し表示するように構成した。以下
図示の実施例に基づき、本考案を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
回路図である。
第1図で符号10は検測バーであり、その両端
の下面には左右一対のレール12,12a,12
bに当接する当板14,14a,14bが取付け
られている。一方の当板14a下面には、レール
12aの頭部側面に当たる位置決め用の突起16
が取付けられている。
18は水準器ユニツトであり、このユニツト1
8内には例えば振子式の水準器(図示せず)が組
込まれている。このユニツト18は検測バー10
の上面に形成した凹部20に嵌入され、ボルト2
2により固定される。ユニツト18の上面にはソ
ケツト24が取付けられている。
26は表示箱であり、この表示箱26は、電気
ケーブル28によつてソケツト24を介して水準
器ユニツト18に接続されている。
表示箱26内には、第2図の回路が組込まれて
いる。30は差動増幅器であり、前記ケーブル2
8を介して入力された水準器のアナログ出力電圧
と、零調整用可変抵抗器32の出力電圧との差を
増幅する。34は増幅器、36a〜36eはこの
増幅器34の負帰環路に設けた抵抗、38はA/
D変換器、40はデジタル表示器である。42,
42a,42bは2連の選択スイツチである。選
択スイツチ42aは増幅器34の負帰環量を変え
ることによりそのゲインを制御する。また選択ス
イツチ42bは表示器40の表示をmm単位と%単
位に切り換えるものである。すなわち選択スイツ
チ42により、予め決つた複数の軌間に対応する
目盛を選択すれば、増幅器34をその軌間に応じ
た増幅率で水準器の出力を増幅する。そして表示
器40にはmm単位であることが表示される。
また選択スイツチ42により%単位を選択すれ
ば、増幅器34は水準器の読んだ角度の正接
(tan)を算出し、表示器40には%単位であるこ
とが表示される。
なお第1図で44は表示器40の電源スイツチ
である。
この水準測定器を使用する際には、先づ軌間に
合つた検測バー10を選んで水準器ユニツト18
を固定する。そして可変抵抗32により零調整を
する。表示器26の選択スイツチ42をこれから
測定しようとするレールの軌間距離の目盛に合わ
せる。そして電源スイツチ44を押せば表示器4
0には水準がmm単位で表示される。
この水準測定器はレールの勾配を測定する際に
も使用できる。すなわちこの場合には検測バー1
0を1本のレール12上にその長さ方向に沿つて
載せ、選択スイツチ42を%の目盛に合わせる。
そして電源スイツチ44を押せば表示器40に
は、%単位でレールの勾配が表示される。
第3図は短かい基準バーとしての検測バー10
Aへ水準器ユニツト18を取付ける様子を示す斜
視図である。このように基準バー10Aにユニツ
ト18を取付けておけば、軌道におけるレールの
水準測定だけでなく、一般に広範囲な分野で使用
でき、例えば軌道のレールの長さ方向の勾配を%
表示する水準測定器ともなる。
以上の実施例ではアナログ増幅器34で所定の
演算を行うよう構成したが、デジタル演算器のメ
モリに軌間を予め記憶させ、デジタル演算により
水準,勾配を算出するようにしてもよいことは勿
論である。
本考案は以上のように水準器ユニツトを検測バ
ーに着脱可能とし、このユニツトとケーブルで接
続された表示箱には軌間に応じた演算を行うよう
に選択スイツチを設けたから、検測バーを変更す
るだけで軌間が異なる種々のレールの水準測定に
同一の水準器ユニツト、表示箱を使用でき、水準
器ユニツト、表示箱の稼動率を高めることができ
る。また表示箱は検測者の手元で目盛を読めるの
で、測定し易くなる。
さらに前記実施例のように%単位の目盛を選択
できるようにしておけば、レールの水準だけでな
く広い分野で勾配を測定するために使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の使用状態図、第2
図はその回路図、第3図は他の使用例を示す図で
ある。 10,10A……検測バー、18……水準器ユ
ニツト、26……表示箱、28……ケーブル、4
2……選択スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右のレール上に掛け渡される検測バーと、こ
    の検測バーに着脱自在に取付けられる水準器ユニ
    ツトと、これら検測バーおよび水準器ユニツトと
    は別体に形成された表示箱と、この表示箱と水準
    器ユニツトとをつなぐ電気ケーブルと、前記表示
    箱に設けられ軌間の設定および勾配表示の選択を
    行う選択スイツチとを備え、前記選択スイツチに
    より選択された軌間に応じた演算を行つて水準を
    算出し表示すると共に、この選択スイツチが勾配
    表示を選択した時には勾配を表示するようにした
    ことを特徴とする水準測定器。
JP19195982U 1982-12-18 1982-12-18 水準測定器 Granted JPS5998905U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19195982U JPS5998905U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 水準測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19195982U JPS5998905U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 水準測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5998905U JPS5998905U (ja) 1984-07-04
JPS64406Y2 true JPS64406Y2 (ja) 1989-01-06

Family

ID=30413237

Family Applications (1)

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JP19195982U Granted JPS5998905U (ja) 1982-12-18 1982-12-18 水準測定器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151808A (en) * 1981-03-16 1982-09-20 Shibaura Eng Works Co Ltd Level gauge for rail

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151808A (en) * 1981-03-16 1982-09-20 Shibaura Eng Works Co Ltd Level gauge for rail

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Publication number Publication date
JPS5998905U (ja) 1984-07-04

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