JPS644052Y2 - - Google Patents

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JPS644052Y2
JPS644052Y2 JP11332480U JP11332480U JPS644052Y2 JP S644052 Y2 JPS644052 Y2 JP S644052Y2 JP 11332480 U JP11332480 U JP 11332480U JP 11332480 U JP11332480 U JP 11332480U JP S644052 Y2 JPS644052 Y2 JP S644052Y2
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JP
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gas
heat exchanger
liquid
refrigerant
condenser
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、凝縮器として使用する熱交換器に
関し、特にその熱特性向上を期するようにしたも
のである。
従来、この種の凝縮器に組み込んだ冷凍装置と
して第1図に示す例があつた。この第1図におい
て1は圧縮機、2は凝縮器で空気対冷媒用の凝縮
器の例を図示している。
この凝縮器2は伝熱管3とフイン4、気液分離
器5とから構成されており、伝熱管3は気液分離
器5により前段伝熱管31と後段伝熱管32に分
割されている。
第2図は、この凝縮器内での冷媒の液6とガス
7の流れの様子を示した図であり、第3図には気
液分離器5の構造の一例を示している。気液分離
器5は気液2相管接続口8、ガス管接続口9、液
管接続口10の3個所の接続口をもつており、各
接続口には前段伝熱管31の出口側の気液2相管
11、後段伝熱管32の入口側のガス管12、凝
縮器2の出口に行く液管13が接続されている。
なお液管13の途中には毛細管14からなる抵
抗があり、液管13と後段伝熱管32出口の圧力
が等しくなるように調整している。また、第1図
において15は減圧装置、16は蒸発器である。
次に第1図の冷凍装置の動作について説明す
る。圧縮機1などで圧縮され高温高圧となつた冷
媒ガス7は凝縮器2の前段伝熱管31に入り、こ
こで伝熱管3、フイン4などを介して空気と熱交
換する。
この結果、冷媒ガスは冷却され凝縮液化する
が、凝縮した液冷媒6は管壁を流れるため、伝熱
管3の出口に行くに従つて、管壁部液冷媒6の厚
みは厚くなり、凝縮熱伝達の特性は悪くなつてい
く。
このように熱特性が低下してきた気液状態の冷
媒は、前段伝熱管31の出口に至ると、ここから
気液2相管11を通つて気液分離器5に入る。
ここで第3図に示すごとく気液は分離され管中
央部を流れるガス7はガス管12に行き、管壁部
を流れる液6は液管13に行くが、完全に分離は
されず、ガス管12中には液冷媒6を含み、逆に
液管13中にもガス冷媒7を含む。
ガス管12中の冷媒は、後段伝熱管32に行く
が、ここでは管壁の液冷媒厚みが前段伝熱管31
の出口近くの状態に比べて薄くなるため、凝縮時
の熱特性が向上し、再び凝縮熱伝達率の良い状態
で空気との熱交換が行なわれ凝縮し、液となつて
後段伝熱管32出口に至る。
一方液管13を流れる冷媒は、毛細管14を通
り流量調整、圧力調整されて後段伝熱管32出口
の冷媒と合流し、減圧装置15、蒸発器16を経
て圧縮機1に行く。
従来の気液分離器を備えた凝縮器を有する冷凍
装置は以上のように構成されているので、気液分
離器で完全には分離されなかつたガス冷媒が液管
側に混入し、これが凝縮せずガスのまま凝縮器を
出ていつてしまう欠点があつた。
この考案は、上記従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、気液分離器からの液管を
凝縮器出口近くの伝熱管と接続させることによ
り、冷媒を完全に凝縮させることのできる熱交換
器を提供することを目的とする。
以下、この考案の熱交換器の実施例を図につい
て説明する。第4図はその一実施例における凝縮
器の構成を示すもので、この第4図において2〜
5,11〜14は上記従来装置と同じものである
が、凝縮器2の伝熱管は、前段伝熱管31、後段
伝熱管32、出口部伝熱管17に別れており、気
液分離器5からの液管13を流れる冷媒は毛細管
14を出たあと、出口部伝熱管17に行き、ここ
で後段伝熱管32からの冷媒と合流する構成とな
つている。
上記のような構成となつている凝縮器では、凝
縮器2に入つたガス冷媒は、まず前段伝熱管31
で伝熱管3、フイン4などを介して空気と熱交換
する。
この結果、ガス冷媒は冷却され、凝縮液化する
が、凝縮した液冷媒6は管壁を流れるため伝熱管
3の出口側に行く程管壁の液冷媒6は厚くなり、
凝縮熱伝達の特性は悪くなつていく。
このように熱特性が低下してきた気液状態の冷
媒は、前段伝熱管31の出口から気液2相管11
を通つて気液分離器5に入る。
ここでは、第3図でみたように気液は分離さ
れ、管中央部を流れるガス7はガス管12に、管
壁部を流れる液6は液管13に行くが、気液は完
全には分離されなくガス管12中には若干の液冷
媒6を含みまた、液管13の冷媒中には若干のガ
ス冷媒7を含む。
このあと、ガス管12中の冷媒は、後段伝熱管
32に行くが、ここでは液冷媒6は少なく管壁面
での液冷媒厚みは、上記の前段伝熱管31の出口
近くでの液冷媒厚みより薄くなつており、凝縮時
の熱特性は向上し、再び凝縮熱伝達率の良い状態
で空気との熱交換が行なわれ1部ガス部分を含む
ものの大部分は凝縮し後段伝熱管32の出口に至
る。
この後段伝熱管32の出口で、気液分離器5の
液管13を流れてくる、これも一部ガスを含んだ
冷媒と合流し、出口部伝熱管17に行く。
ここでは、前述の両方からの冷媒が合流するた
め流量が増大し、強制対流熱伝達率の大きい状態
となり、伝熱管3、フイン4を介して空気と熱交
換が行なわれ、一部未凝縮であつたガスも凝縮さ
れ、凝縮器2を出ていく。
なお、上記実施例では、凝縮管3の途中1個所
に気液分離器5を取り付けた例で説明したが、1
個所に限ることなく、第5図に示すごとく2個所
あるいはそれ以上の個所に気液分離器51,52
を設け、凝縮器2を数段に分けた(第5図では3
段に分けている。)各段の出口側に気液分離器5
1,52を接続し、各段の気液分離器51,52
からのガス管121,122は次段の伝熱管3
2,33に接続するとともに、液管131,13
2は各毛細管141,142を介して凝縮器出口
伝熱管17に接続してもよい。
なお、数段に分けた凝縮器2に最終段は上記気
液分離器51,52からの液管131,132と
合流して出口伝熱管に行く。
凝縮器2は空気対冷媒の例を述べたが、これに
限らず、水対冷媒の例でもよく、毛細管14,1
41,142などは、その抵抗が小さくてよいと
きは配管13,131,132などで代用させて
もよい。
凝縮器出口側伝熱管17は、前段および後段の
伝熱管31,32とフインを共有するごとく一体
化して構成されているが、必ずしも一体化する必
要は無く、別々にし、例えば、前段、後段伝熱管
31,32は第4図のごとく空気対冷媒用とし、
出口伝熱管17部分は水対冷媒用としてもよい。
以上のように、この考案の熱交換器によれば、
凝縮器途中に気液分離器を設け、この気液分離器
からの液管を凝縮器を構成する熱交換器後段側の
出口部伝熱管と接続させたので、気液分離器の液
管に流れる冷媒液に混入した冷媒ガスを前記出口
部伝熱管で凝縮させることができ、また気液分離
器のガス管からの冷媒ガスを熱交換器後段で凝
縮、液化した冷媒液が出口部伝熱管に流れること
により、伝熱特性がよくなり、未凝縮ガスも完全
に凝縮させることができ、かつ熱特性も向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の凝縮器を備えた冷凍装置の構成
を示す図、第2図は冷凍装置における凝縮器内で
の冷媒の状態を示す図、第3図は第1図の冷凍装
置における気液分離器の一例を示す図、第4図は
この考案の熱交換器の一実施例における凝縮器を
示す図、第5図はこの考案の熱交換器の他の実施
例の要部の構成を示す図である。 2……凝縮器、3……伝熱管、31……前段、
32……後段の伝熱管、5,51,52……気液
分離器、8……気液2相管接続口、9……ガス管
接続口、10……液管接続口、11……気液2相
管、12……ガス管、13……液管、14,14
1,142……毛細管、17……凝縮器出口部伝
熱管、なお、図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮機から吐出される高温、高圧の冷媒を凝
    縮器で熱交換した後減圧装置で減圧して蒸発器
    を経て上記圧縮機に戻す冷凍サイクルにおい
    て、前記凝縮器を構成する熱交換器の途中に気
    液分離器を設け、気液分離器の気液2相管接続
    口に熱交換器前段側出口を接続し、気液分離器
    のガス管接続口に熱交換器後段側入口を接続
    し、前記気液分離器の液管を熱交換器後段側の
    出口部伝熱管入口に抵抗を介して接続したこと
    を特徴とする熱交換器。 (2) 熱交換器は途中複数個所ごとに気液分離器を
    設け、各気液分離器の液管を各抵抗を介して熱
    交換器後段側の出口部伝熱管入口に接続した実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器。
JP11332480U 1980-08-08 1980-08-08 Expired JPS644052Y2 (ja)

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JP11332480U JPS644052Y2 (ja) 1980-08-08 1980-08-08

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JP11332480U JPS644052Y2 (ja) 1980-08-08 1980-08-08

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JPS5736579U JPS5736579U (ja) 1982-02-26
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JP3834624B2 (ja) * 2002-07-10 2006-10-18 独立行政法人産業技術総合研究所 熱交換装置

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JPS5736579U (ja) 1982-02-26

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