JPS643917Y2 - - Google Patents
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- JPS643917Y2 JPS643917Y2 JP7834581U JP7834581U JPS643917Y2 JP S643917 Y2 JPS643917 Y2 JP S643917Y2 JP 7834581 U JP7834581 U JP 7834581U JP 7834581 U JP7834581 U JP 7834581U JP S643917 Y2 JPS643917 Y2 JP S643917Y2
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- Japan
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- metal tube
- lining layer
- layer
- lining
- adhesive layer
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
この考案は送排液用の内面ライニング金属管の
改良に関するものである。 給排液用の配管のためには多くの場合に鋼管が
使用されているが、例えば酸、アルカリなどの薬
剤を含む液体の場合には、これが鋼管を腐食させ
洩液などの重大な結果を招くことが多い。 このため該鋼管の内面に、エポキシ樹脂、ポリ
エチレンあるいは塩化ビニルなどによるライニン
グ層を設置したものが用いられているが、他方か
かる従来のライニング管には次のような種々な問
題があつた。 (i) 金属とライニング層との間には熱を受けたと
きの伸び率に差があり、従つて長期間ヒートサ
イクルを受けるような使用目的のものでは両者
の接着一体性が阻害され管そのものの耐久性を
著しく減少させること、即ち剥離部に水分が移
行しこの個所から腐食が進行すること、 (ii) 同様に伸び率の差に起因するが、特にライニ
ング層は金属より伸び量が大きく、この結果金
属管内にてヒートサイクル下に該ライニング層
がたるみ及び緊張をくり返し部分的な亀裂発生
など強度的問題があること、 ここに考案者等はかかる問題を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、特に上述の金属管内面のライ
ニング層を架橋ポリオレフインとし加熱時に特定
の収縮率を保持するものとすることにより、ヒー
トサイクルの加熱時は架橋ポリエチレン層の記憶
力により該ライニング層が長さ方向に収縮し一方
径方向は太さを増して常に金属管内面へ追従し圧
着力を増すので、金属管壁との間に剥離亀裂等が
生ぜず上記した問題が解消されることを見出しこ
の考案を完成したのである。 即ちこの考案は、金属管内面に、接着層を介し
て軸方向への加熱収縮率３〜20％の架橋ポリオレ
フインによるライニング層を設けたことを特徴と
する内面ライニング金属管である。 図面はこの考案の一実施態様を示す断面図であ
り、図において１は金属管、２は接着層、３はラ
イニング層である。 金属管１としては本考案の趣旨からして主とし
て鋼管が使用されるが、使用目的等により他の銅
管、ステンレス管等が用いられる。 接着層２は、後記ライニング層３が前記金属管
１に最も良好に接着されるものが選択され、具体
的には変性ポリオレフイン系、ポリアミド系、ア
クリル系あるいはエポキシ系樹脂によるもの等が
用いられる。 ライニング層３としては、架橋されたポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフイン、ある
いはこれらのベースとしEVA，EEA、エチレン
−プロピレン、エチレン−塩化ビニル共重合体等
を所望量加えたものによる３〜20％の熱収縮性を
持たせた管状品が用いられる。 具体的には、予め加熱収縮率５〜50％を有する
ものを作つておき、金属管１の内面との間に接着
層２を介在させておいてこれを挿入し、70〜150
℃に加熱して、ライニング層３用の管状体を収縮
拡径させることにより施こされる。 このライニング層のための管状体としては、そ
の強度、特に耐ピンホール性及び経済性を考慮し
て肉厚0.2〜２mmのものが望ましい。又その架橋
度は亀裂発生の予防及び経済性などの点から20〜
80％が望ましい。 このライニング層の加熱収縮率を３〜20％に限
定した理由は、給排液時のヒートサイクルによる
高温時にその下限以下では初期の効果の発現が薄
く、従つて前述の管壁からのライニング層の剥離
の問題の改善がほとんど得られないものであり又
上限を超えると長さ方向の収縮が伴なう径方向の
拡径の度合残留歪が大きすぎることによる耐亀裂
が大き過ぎ、その結果ライニング層にシワ等を発
生させ易いばかりでなくライニング層内の低下問
題が生じて来るからである。 次に本考案の内面ライニング金属管の性能を実
施例にて示す。 実施例 １ 100mmφの鋼管に表の如き内面ライニングを行
ない、３％塩酸液を１日１回のサイクルで５℃〜
85℃の温度を250回くり返した。 その結果を示す。
改良に関するものである。 給排液用の配管のためには多くの場合に鋼管が
使用されているが、例えば酸、アルカリなどの薬
剤を含む液体の場合には、これが鋼管を腐食させ
洩液などの重大な結果を招くことが多い。 このため該鋼管の内面に、エポキシ樹脂、ポリ
エチレンあるいは塩化ビニルなどによるライニン
グ層を設置したものが用いられているが、他方か
かる従来のライニング管には次のような種々な問
題があつた。 (i) 金属とライニング層との間には熱を受けたと
きの伸び率に差があり、従つて長期間ヒートサ
イクルを受けるような使用目的のものでは両者
の接着一体性が阻害され管そのものの耐久性を
著しく減少させること、即ち剥離部に水分が移
行しこの個所から腐食が進行すること、 (ii) 同様に伸び率の差に起因するが、特にライニ
ング層は金属より伸び量が大きく、この結果金
属管内にてヒートサイクル下に該ライニング層
がたるみ及び緊張をくり返し部分的な亀裂発生
など強度的問題があること、 ここに考案者等はかかる問題を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、特に上述の金属管内面のライ
ニング層を架橋ポリオレフインとし加熱時に特定
の収縮率を保持するものとすることにより、ヒー
トサイクルの加熱時は架橋ポリエチレン層の記憶
力により該ライニング層が長さ方向に収縮し一方
径方向は太さを増して常に金属管内面へ追従し圧
着力を増すので、金属管壁との間に剥離亀裂等が
生ぜず上記した問題が解消されることを見出しこ
の考案を完成したのである。 即ちこの考案は、金属管内面に、接着層を介し
て軸方向への加熱収縮率３〜20％の架橋ポリオレ
フインによるライニング層を設けたことを特徴と
する内面ライニング金属管である。 図面はこの考案の一実施態様を示す断面図であ
り、図において１は金属管、２は接着層、３はラ
イニング層である。 金属管１としては本考案の趣旨からして主とし
て鋼管が使用されるが、使用目的等により他の銅
管、ステンレス管等が用いられる。 接着層２は、後記ライニング層３が前記金属管
１に最も良好に接着されるものが選択され、具体
的には変性ポリオレフイン系、ポリアミド系、ア
クリル系あるいはエポキシ系樹脂によるもの等が
用いられる。 ライニング層３としては、架橋されたポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフイン、ある
いはこれらのベースとしEVA，EEA、エチレン
−プロピレン、エチレン−塩化ビニル共重合体等
を所望量加えたものによる３〜20％の熱収縮性を
持たせた管状品が用いられる。 具体的には、予め加熱収縮率５〜50％を有する
ものを作つておき、金属管１の内面との間に接着
層２を介在させておいてこれを挿入し、70〜150
℃に加熱して、ライニング層３用の管状体を収縮
拡径させることにより施こされる。 このライニング層のための管状体としては、そ
の強度、特に耐ピンホール性及び経済性を考慮し
て肉厚0.2〜２mmのものが望ましい。又その架橋
度は亀裂発生の予防及び経済性などの点から20〜
80％が望ましい。 このライニング層の加熱収縮率を３〜20％に限
定した理由は、給排液時のヒートサイクルによる
高温時にその下限以下では初期の効果の発現が薄
く、従つて前述の管壁からのライニング層の剥離
の問題の改善がほとんど得られないものであり又
上限を超えると長さ方向の収縮が伴なう径方向の
拡径の度合残留歪が大きすぎることによる耐亀裂
が大き過ぎ、その結果ライニング層にシワ等を発
生させ易いばかりでなくライニング層内の低下問
題が生じて来るからである。 次に本考案の内面ライニング金属管の性能を実
施例にて示す。 実施例 １ 100mmφの鋼管に表の如き内面ライニングを行
ない、３％塩酸液を１日１回のサイクルで５℃〜
85℃の温度を250回くり返した。 その結果を示す。
【表】
実施例 ２
80mmφの鋼管に表の如き内面ライニングを施こ
し界面活性剤イゲパノール10％水溶液を１日１サ
イクルで５℃〜85℃の温度を100回くり返した。 その結果を表に示す。
し界面活性剤イゲパノール10％水溶液を１日１サ
イクルで５℃〜85℃の温度を100回くり返した。 その結果を表に示す。
【表】
本考案は以上の説明から明らかなように、金属
管内面に接着層を介して軸方向への加熱収縮率３
〜20％のライニング層を設けた結果、給排液時の
ヒートサイクルによる両者の層間剥離による耐久
性の低下を著しく向上させることができるもので
ありその工業的価値は非常に高い。
管内面に接着層を介して軸方向への加熱収縮率３
〜20％のライニング層を設けた結果、給排液時の
ヒートサイクルによる両者の層間剥離による耐久
性の低下を著しく向上させることができるもので
ありその工業的価値は非常に高い。
図面は本考案実施例品の断面図である。
１……金属管、２……接着層、３……ライニン
グ層。
グ層。
Claims (1)
- 金属管内面に、接着層を介して軸方向への加熱
収縮率３〜20％の架橋ポリオレフインによるライ
ニング層を設けたことを特徴とする内面ライニン
グ金属管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7834581U JPS643917Y2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7834581U JPS643917Y2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57190979U JPS57190979U (ja) | 1982-12-03 |
| JPS643917Y2 true JPS643917Y2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=29873981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7834581U Expired JPS643917Y2 (ja) | 1981-05-30 | 1981-05-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS643917Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60196084U (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-27 | 積水化学工業株式会社 | 複合管 |
-
1981
- 1981-05-30 JP JP7834581U patent/JPS643917Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57190979U (ja) | 1982-12-03 |
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