JPS64379Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS64379Y2 JPS64379Y2 JP6945384U JP6945384U JPS64379Y2 JP S64379 Y2 JPS64379 Y2 JP S64379Y2 JP 6945384 U JP6945384 U JP 6945384U JP 6945384 U JP6945384 U JP 6945384U JP S64379 Y2 JPS64379 Y2 JP S64379Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trailer
- wheels
- vehicle body
- rod
- cross rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Handcart (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
この考案は多両連結用トレーラに関し、さらに
詳しくは、高速走行によるも蛇行現象を生じない
多両連結用トレーラに関する。
詳しくは、高速走行によるも蛇行現象を生じない
多両連結用トレーラに関する。
飛行場や、倉庫、駅構内では、貨物や荷物の運
搬に複数のトレーラをトラクタに牽引させた形式
のものが使用されていること周知であつて、この
トレーラはトラクタの走行軌跡の通りに走行でき
るように改良が施され、概ねトラクタの走行軌跡
をトレースすることができるようになつている。 そこで、この種トレーラの代表的なものを第1
図に示す概略図を用いて説明する。先ず、第1図
において、符号1はコンテナなどの取扱い貨物を
積載する車体を示し、この車体1は前後左右にそ
れぞれ前後車輪2,2,3,3を備えていて、前
輪2,2、後輪3,3は車軸2a,3aで連結さ
れると共に、車軸2a,3aはそれぞれ両端部に
ナツクルアーム2b,3bをもち、ナツクルアー
ム2b,3bの端部に前記車輪2,3が取付けら
れている。 さらに、ナツクルアーム2b,2b間は、後述
する牽引杆4,5の延長線に沿つて形成した支持
アーム4a,5aにタイロツド4b,4bにより
連結状態におかれている。この牽引杆4,5は車
体1に枢着支持されていて、この牽引杆4,5の
左右方向への回転運動で支持アーム4a,5aを
介してタイロツド4b,5bが駆動され、ナツク
ルアーム2b,3bにより前後輪2,3が操向さ
れる。 このとき、前輪2の操向角度と、後輪3の操向
角度とが対称となるように、支持アーム4a,5
aの中間位置にアーム4c,5cが突設されてお
り、両アーム4c,5c間は、前後輪2,3の接
地点を結んで描かれる長方形の中心上を通るクロ
スロツド6により連結されている。 このように構成されたトラクタが多数両互に牽
引杆を連結された状態でトラクタに牽引される場
合、直線走行状態ではさほど問題はないが、カー
ブ地点でトラクタが旋回走行するとき、各トレー
ラの車輪はクロスロツド6により強制的に操向す
るので、全トレーラが一斉に小刻みな蛇行を始
め、カーブ地点を曲り過ぎたところで蛇行走行が
収束される。 とくに、時速30Km以上の速度で走行し、旋回す
る場合、各トレーラの蛇行は著しく、旋回終了後
蛇行が収束するまでには大きな距離が必要であ
る。 このようなトレーラの蛇行は、前部のトレーラ
の操向運動が余りにも鋭敏に後部のトレーラに伝
わりすぎることが原因している。
搬に複数のトレーラをトラクタに牽引させた形式
のものが使用されていること周知であつて、この
トレーラはトラクタの走行軌跡の通りに走行でき
るように改良が施され、概ねトラクタの走行軌跡
をトレースすることができるようになつている。 そこで、この種トレーラの代表的なものを第1
図に示す概略図を用いて説明する。先ず、第1図
において、符号1はコンテナなどの取扱い貨物を
積載する車体を示し、この車体1は前後左右にそ
れぞれ前後車輪2,2,3,3を備えていて、前
輪2,2、後輪3,3は車軸2a,3aで連結さ
れると共に、車軸2a,3aはそれぞれ両端部に
ナツクルアーム2b,3bをもち、ナツクルアー
ム2b,3bの端部に前記車輪2,3が取付けら
れている。 さらに、ナツクルアーム2b,2b間は、後述
する牽引杆4,5の延長線に沿つて形成した支持
アーム4a,5aにタイロツド4b,4bにより
連結状態におかれている。この牽引杆4,5は車
体1に枢着支持されていて、この牽引杆4,5の
左右方向への回転運動で支持アーム4a,5aを
介してタイロツド4b,5bが駆動され、ナツク
ルアーム2b,3bにより前後輪2,3が操向さ
れる。 このとき、前輪2の操向角度と、後輪3の操向
角度とが対称となるように、支持アーム4a,5
aの中間位置にアーム4c,5cが突設されてお
り、両アーム4c,5c間は、前後輪2,3の接
地点を結んで描かれる長方形の中心上を通るクロ
スロツド6により連結されている。 このように構成されたトラクタが多数両互に牽
引杆を連結された状態でトラクタに牽引される場
合、直線走行状態ではさほど問題はないが、カー
ブ地点でトラクタが旋回走行するとき、各トレー
ラの車輪はクロスロツド6により強制的に操向す
るので、全トレーラが一斉に小刻みな蛇行を始
め、カーブ地点を曲り過ぎたところで蛇行走行が
収束される。 とくに、時速30Km以上の速度で走行し、旋回す
る場合、各トレーラの蛇行は著しく、旋回終了後
蛇行が収束するまでには大きな距離が必要であ
る。 このようなトレーラの蛇行は、前部のトレーラ
の操向運動が余りにも鋭敏に後部のトレーラに伝
わりすぎることが原因している。
そこで、この考案は多両連結用トレーラが旋回
走行時に蛇行することがないようにしようとする
ものである。
走行時に蛇行することがないようにしようとする
ものである。
上述のような目的を達成するために、この考案
は前輪の操向運動が後輪に伝えられる際、前輪の
操向運動が一定の角度を越えたとき初めて後輪の
操向力として伝えられるように構成したことを特
徴とするものである。
は前輪の操向運動が後輪に伝えられる際、前輪の
操向運動が一定の角度を越えたとき初めて後輪の
操向力として伝えられるように構成したことを特
徴とするものである。
次に、この考案の詳細を添付した第4図に示す
実施例によつて説明する。先ず、第4図において
符号10はトレーラ単体を示し、車体11上には
コンテナを積載する荷台が取付けられ、さらに、
車体11の前後両端両側には車輪12,12,1
3,13がそれぞれ車輪14,15によつて取付
けられており各車輪は車輪14,15の両端部に
おいてナツクルアーム16,17を介してタイロ
ツド18,19により左右に操向できるようにな
つている。 車体11の前後両端幅方向中心線上に牽引杆2
0、回転体21が配置され、その基端部は車体1
1に枢着されていて、その枢着点の片側にアーム
22,23が車体11の幅方向に張出して設けて
ある。このアーム22,23の張出しは車体11
の中心に対して点対称位置にあり、牽引杆21に
は、アーム23と反対側に中立アーム24が突設
されていて、この中立アーム24にはダンパ25
の一端部が連結され、ダンパ25の他端部は車体
11に連結されて回転体21が常に中立位置、言
換えると、車体11の長さ方向に沿つた姿勢にな
るように習性が与えられている。 そして、アーム22,23間は、車体の投影平
面図の中心を通るクロスロツド26で連結されて
いて、クロスロツド26の一端部とアーム23の
連結部分はアーム23に穿けた長孔23aに対し
てクロスロツド26の一部が嵌まり、クロスロツ
ド26の長さ方向の動きに遊びが与えられてい
る。車体11の回転体21側端部には、牽引杆2
0を連結する連結部27が設けてある。 以上のように構成された多両連結用トレーラを
トラクタに連結して走行する場合、進行方向前部
の牽引杆20がトラクタの走行によつて多少左右
に振られてもアーム23の長孔23aの長さを越
えない限り、車輪12,12だけの操向にとどま
り、車輪13,13は操向されず、したがつて、
回転体21を介して後方のトレーラ、さらに、そ
れ以後のトレーラの車輪を操向しないので、トレ
ーラ全体としては直線走行する。 また、長孔23aの長さを越えるクロスロツド
26の動きがあつた場合には、アーム23にはモ
ーメントが加えられ、回転体21は枢着点を中心
に回転させられて車輪13,13は操向される。
次いで、後方のトレーラの車輪12,13が操向
されてトラクタの走行軌跡を走行することができ
る。 なお、以上の実施例ではトラクタによる一方向
牽引の例を挙げたが、トレーラ群の何れの方向か
らも牽引できるようにすることもでき、この場合
には牽引杆にもダンパを設けて中立を保持できる
ようにする。
実施例によつて説明する。先ず、第4図において
符号10はトレーラ単体を示し、車体11上には
コンテナを積載する荷台が取付けられ、さらに、
車体11の前後両端両側には車輪12,12,1
3,13がそれぞれ車輪14,15によつて取付
けられており各車輪は車輪14,15の両端部に
おいてナツクルアーム16,17を介してタイロ
ツド18,19により左右に操向できるようにな
つている。 車体11の前後両端幅方向中心線上に牽引杆2
0、回転体21が配置され、その基端部は車体1
1に枢着されていて、その枢着点の片側にアーム
22,23が車体11の幅方向に張出して設けて
ある。このアーム22,23の張出しは車体11
の中心に対して点対称位置にあり、牽引杆21に
は、アーム23と反対側に中立アーム24が突設
されていて、この中立アーム24にはダンパ25
の一端部が連結され、ダンパ25の他端部は車体
11に連結されて回転体21が常に中立位置、言
換えると、車体11の長さ方向に沿つた姿勢にな
るように習性が与えられている。 そして、アーム22,23間は、車体の投影平
面図の中心を通るクロスロツド26で連結されて
いて、クロスロツド26の一端部とアーム23の
連結部分はアーム23に穿けた長孔23aに対し
てクロスロツド26の一部が嵌まり、クロスロツ
ド26の長さ方向の動きに遊びが与えられてい
る。車体11の回転体21側端部には、牽引杆2
0を連結する連結部27が設けてある。 以上のように構成された多両連結用トレーラを
トラクタに連結して走行する場合、進行方向前部
の牽引杆20がトラクタの走行によつて多少左右
に振られてもアーム23の長孔23aの長さを越
えない限り、車輪12,12だけの操向にとどま
り、車輪13,13は操向されず、したがつて、
回転体21を介して後方のトレーラ、さらに、そ
れ以後のトレーラの車輪を操向しないので、トレ
ーラ全体としては直線走行する。 また、長孔23aの長さを越えるクロスロツド
26の動きがあつた場合には、アーム23にはモ
ーメントが加えられ、回転体21は枢着点を中心
に回転させられて車輪13,13は操向される。
次いで、後方のトレーラの車輪12,13が操向
されてトラクタの走行軌跡を走行することができ
る。 なお、以上の実施例ではトラクタによる一方向
牽引の例を挙げたが、トレーラ群の何れの方向か
らも牽引できるようにすることもでき、この場合
には牽引杆にもダンパを設けて中立を保持できる
ようにする。
以上の説明から明らかなように、この考案の多
両連結用トレーラは、牽引杆の動きを他方の回転
体に伝えると共に、車輪を操向させるクロスロツ
ドが、牽引杆に連結される部分に遊びをもたせて
構成し、さらに、牽引杆とクロスロツドによつて
連結された回転体に中立習性を与えて構成したか
ら、トラクタに多両連結して走行する場合、多少
の振れは後方のトレーラに伝えられず、蛇行走行
するのを防止できる。
両連結用トレーラは、牽引杆の動きを他方の回転
体に伝えると共に、車輪を操向させるクロスロツ
ドが、牽引杆に連結される部分に遊びをもたせて
構成し、さらに、牽引杆とクロスロツドによつて
連結された回転体に中立習性を与えて構成したか
ら、トラクタに多両連結して走行する場合、多少
の振れは後方のトレーラに伝えられず、蛇行走行
するのを防止できる。
第1図は従来型多両連結用トレーラ単体の概略
平面図、第2図は同多両連結状態の説明平面図、
第3図は同トレーラによる旋回時の蛇行の状態を
示す説明図、第4図はこの考案による多両連結用
トレーラ単体の平面図である。 10……トレーラ単体、11……車体、12,
13……車輪、14,15……車軸、16,17
……ナツクルアーム、18,19……タイロツ
ド、20……牽引杆、21……回転体、22,2
3……アーム、24……中立アーム、25……ダ
ンパ、26……クロスロツド。
平面図、第2図は同多両連結状態の説明平面図、
第3図は同トレーラによる旋回時の蛇行の状態を
示す説明図、第4図はこの考案による多両連結用
トレーラ単体の平面図である。 10……トレーラ単体、11……車体、12,
13……車輪、14,15……車軸、16,17
……ナツクルアーム、18,19……タイロツ
ド、20……牽引杆、21……回転体、22,2
3……アーム、24……中立アーム、25……ダ
ンパ、26……クロスロツド。
Claims (1)
- 少なくとも、車体の一端部に牽引杆が枢着さ
れ、他端部に回転体があつて、この牽引杆の回転
運動がタイロツドを介して左右の車輪が操向さ
れ、牽引杆と、回転体とがクロスロツドで連動さ
れるように構成した多両連結用トレーラにおい
て、少なくとも、クロスロツドの一端部はその運
動方向に沿つて遊びが与えられた構成になつてい
ることを特徴とする多両連結用トレーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6945384U JPS60180692U (ja) | 1984-05-12 | 1984-05-12 | 多両連結用トレ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6945384U JPS60180692U (ja) | 1984-05-12 | 1984-05-12 | 多両連結用トレ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60180692U JPS60180692U (ja) | 1985-11-30 |
JPS64379Y2 true JPS64379Y2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=30605141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6945384U Granted JPS60180692U (ja) | 1984-05-12 | 1984-05-12 | 多両連結用トレ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60180692U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4813409B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2011-11-09 | エヌ・エス・ケイ株式会社 | トレーラ |
JP6826513B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2021-02-03 | 日本トレクス株式会社 | ステアリング機構を備えたトレーラ |
KR102300199B1 (ko) * | 2019-12-18 | 2021-09-10 | (주)엔에스제이 | 배식판 반납카 |
-
1984
- 1984-05-12 JP JP6945384U patent/JPS60180692U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60180692U (ja) | 1985-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5924716A (en) | Method and apparatus for connecting a towed vehicle to a towing vehicle | |
US5477937A (en) | Steerable trailer | |
US4451058A (en) | Transport converter dolly with forced steering | |
US4768802A (en) | Controlled steering dolly for a truck trailer | |
US20090236823A1 (en) | Operation of Self-Steering Axles on Semi-Trailers | |
EP0303204A3 (en) | Self-steering axle assembly for vehicles | |
US4171825A (en) | Steerable towing device | |
US4134601A (en) | Steering apparatus for a trailer vehicle | |
US3753580A (en) | Steering system for trailers | |
Deng et al. | Parametric study on vehicle-trailer dynamics for stability control | |
CA2283548C (en) | Short steer wagon | |
JPS64379Y2 (ja) | ||
US6619680B2 (en) | Agricultural wagon having all-wheel steering | |
US5305844A (en) | Remote steering of on-highway vehicles | |
US3695628A (en) | Farm wagon steering stabilizer | |
US3533645A (en) | Close tracking trailer vehicle | |
JP2963141B2 (ja) | トラクタにおける2輪作業車の牽引装置 | |
US3395929A (en) | Steering apparatus for trailers | |
CA1169446A (en) | Trailer with mass restraint | |
JP2001301669A (ja) | トレーラ | |
JPH02189285A (ja) | トレーラー | |
JPH0531019Y2 (ja) | ||
UA151941U (uk) | Спосіб управління рухом чотиривісного транспортного засобу | |
JPH0632270U (ja) | 運搬用台車 | |
JP3002199U (ja) | トレーラ |