JP2963141B2 - トラクタにおける2輪作業車の牽引装置 - Google Patents

トラクタにおける2輪作業車の牽引装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トラクタの後部に取付けられたドローバー
と、固定車軸を有する2輪作業車のフレームとを牽引桿
で連結して、該2輪作業車を牽引する構成のトラクタに
おける2輪作業車の牽引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
上記した構成の従来の牽引装置は、第6図に示される
ように、トラクタTの後部に装着されたリンクヒッチ機
構Aを構成している一対のロワーリンク1の自由端部の
間にドローバー2を取付け、このドローバー2と、固定
車軸を有する2輪作業車(以下、単に「作業車」と略称
することもある)Bのフレーム(図示せず)とを一本又
は松葉状の牽引桿3によって連結し、この牽引桿3を介
して作業車Bを牽引する構造であった。トラクタTの中
心線C1と、作業車Bの中心線C2との交点が牽引点P′と
なっており、従来の牽引装置においては、トラクタ及び
作業車Bに対する牽引点P′の位置は、これらの旋回半
径に無関係に不変である。なお、本発明の連結の対象と
している2輪構造の上記作業車Bの車軸は、固定車軸で
あるので、その中心線C2と常に直交している。
一方、トラクタTの後輪4a,4b及び作業車Bの車輪5a,
5bの各旋回半径は、前記各中心線C1,C2の交叉角度と、
トラクタTの後輪4a,4b及び作業車Bの車輪5a,5bと前記
牽引点P′との各水平間距離L′1,L′と、によって
決定される。一般に、トラクタTの後輪4a,4bと牽引点
P′との水平距離L′は、作業車Bの車輪5a,5bと牽
引点P′との水平間距離L′よりも、遥かに小さいた
めに、トラクタTの内輪4aの旋回半径R1は、作業車Bの
内輪5aの旋回半径R2よりも相当に大きくなる。
この結果、圃場、建物などに旋回して出入りする際
に、トラクタTの内輪4aと、作業車Bの内輪5aの旋回半
径差が大きいために、旋回のために必要な道路幅が広く
なると共に、牽引している作業車Bの内輪5aが脱輪した
り、乗上げ易くなり、これを防止するには、運転者は旋
回半径差を見込んで旋回作業を行わねばならなかった。
また、第6図において、6a,6bは、トラクタTの前輪
を示し、(r1)は、トラクタTの外側の前輪6bの旋回半
径を示し、図示の状態で作業車Bを旋回させるには、少
なくとも(r1−R2)の道路幅を必要とする。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、旋回時において、トラクタ及び2輪作業車
の各内輪の旋回半径差を無くすか、又は小さくして、ト
ラクタ及び2輪作業車の各内輪の軌跡をほぼ同一にする
ことにより、狭い部分においても2輪作業車の内輪を脱
輪させたり、乗上げたりすることなく、旋回できるよう
にすることを課題としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明の採用した手段は、
トラクタの後部に装着されたリンクヒッチ機構を構成し
ている一対のロワーリンクの自由端部の間にドローバー
を取付け、このドローバーと、固定車軸を有する2輪作
業車のフレームとを牽引桿で連結して該2輪作業車を牽
引する構成のトラクタにおける2輪作業車の牽引装置に
おいて、交叉した2本の牽引桿によって前記ドローバー
と前記2輪作業車のフレームとを連結して、前記トラク
タ及び前記2輪作業車の各旋回半径に応じて、該トラク
タと該2輪作業車との各中心線の交点である仮想牽引点
が移動するようにしたことである。
〔発明の作用〕
トラクタの後部に装着されたドローバーと2輪作業車
のフレームとが、交叉した2本の牽引桿で連結されてい
るので、トラクタと2輪作業車との各中心線の交点であ
る仮想牽引点は、各中心線の交叉角度によって移動す
る。従って、各中心線の交叉角度が特定の角度になる
と、トラクタと2輪作業車との各内輪の旋回半径はほぼ
等しくなる。
この結果、旋回時において、トラクタ及び2輪作業車
の各内輪の軌跡をほぼ同一にすることができるので、旋
回のための運転が容易になると共に、2輪作業車の内輪
を脱輪させたり、乗り上げたりすることなく、最小の道
路幅でトラクタと2輪作業車とを旋回させることができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明す
る。なお、上記「従来の技術」の項目で説明した部分と
同一部分には同一符号を付し、重複説明を避けて、本発
明の特徴的部分についてのみ説明する。
第1図ないし第3図において、トラクタTの後部に装
着されたドローバー2と、作業車Bのフレーム7とが、
交叉した2本の牽引桿8a,8bで連結されている。このフ
レーム7は、作業車Bの前端部と車輪5a,5bとのほぼ中
央部に、該作業車Bの幅方向に設けられているため、該
作業車Bの前端部から車輪5a,5bの側に大きく入り込ん
でいる。2本の牽引桿8a,8bは、互いに干渉することな
く交叉できるように、一方の牽引桿8bの両端部は、屈曲
形状になっている。
また、第3図に示されるように、各牽引桿8a,8bの両
端部には連結筒9が垂直に固着されており、この連結筒
9と相手方の連結部材11とが、垂直となった連結ピン12
を介して連結されている。このため、2本の牽引桿8a,8
bは、連結ピン12を中心にして水平面内で自在に回動で
きる構造になっている。
このため、第1図に示されるような直進状態におい
て、トラクタTと作業車Bの各中心線C1,C2が一致して
いる場合には、仮想牽引点Pは、両牽引桿8a,8bが交叉
する点となり、第4図に示されるような旋回状態におい
ては、仮想牽引点Pは、トラクタTと作業車Bの各中心
線C1,C2が交叉する点となる。交叉した2本の牽引桿8a,
8bによって、トラクタTと作業車Bとが連結されている
ために、トラクタTの後輪4a,4b及び作業車Bの車輪5a,
5bと前記仮想牽引点Pとの各水平間距離L1,L2は、トラ
クタT及び作業車Bの各中心線C1,C2の交叉角度によっ
て変化する。
そして、第5図に示されるように、トラクタT及び作
業車Bの各中心線C1,C2の交叉角度が、特定の角度にな
ると、上記各水平間距離L1,L2が等しくなる。この状態
においては、トラクタTの内輪4aの旋回半径R1と、作業
車Bの内輪5aの旋回半径R2とがほぼ等しくなって、トラ
クタTの内輪4aの軌跡と、作業車Bの内輪5aの軌跡とは
ほぼ同じになる。但し、トラクタTの後輪4a,4bと、作
業車Bの車輪5a,5bとの各輪距が異なる場合には、この
輪距差に対応した旋回半径差(R0)が生ずる。
従って、トラクタTの内輪4aと作業車Bの内輪5aとの
旋回半径差を見込んで、トラクタTの通る部分を定める
必要がなくなり、トラクタTの通過できる道路幅〔図示
の例では、(r1−R2)の幅〕さえあれば、作業車Bの内
輪5aが脱輪したり、乗上げたりすることなく、圃場、建
物などへの出入りができる。
〔発明の効果〕
本発明は、交叉した2本の牽引桿によってトラクタ
と、固定車軸を有する2輪作業車とを連結することによ
って、旋回時におけるトラクタと2輪作業車との各内輪
の旋回半径をほぼ等しくすることができる。
この結果、旋回時において、トラクタ及び2輪作業車
の各内輪の軌跡をほぼ同一にすることができ、従来のよ
うに、トラクタと2輪作業車の各内輪の旋回半径差を見
込んで、トラクタの通る部分を定める必要がなくなっ
て、旋回のための運転が容易になると共に、2輪作業車
の内輪を脱輪させたり、乗上げたりすることなく、最小
の道路幅でトラクタと2輪作業車とを旋回させることが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は、本発明を説明するための図であ
って、第1図は、本発明の牽引装置によってトラクタT
と2輪作業車Bとを連結した状態の平面図、第2図は、
同じく側面図、第3図は、牽引桿8a,8bの両端の支承部
の断面図、第4図は、旋回時におけるトラクタT及び2
輪作業車Bの平面図、第5図は、トラクタT及び2輪作
業車Bの各内輪4a,5aがほぼ同一の旋回半径で旋回して
いる状態の平面図である。 第6図は、従来の牽引装置によって連結されたトラクタ
Tと2輪作業車Bとが旋回している状態の平面図であ
る。 本発明を構成している主要部分の符号の説明は以下の通
りである。 A:リンクヒッチ機構、B:2輪作業車 C1:トラクタの中心線、C2:2輪作業車の中心線 T:トラクタ、P:仮想牽引点 1:ロワーリンク、2:ドローバー 4a,4b:トラクタの後輪 5a,5b:2輪作業車の車輪、8a,8b:牽引桿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60D 1/00 B60D 1/04 B60D 1/14 B60D 1/15 B60D 1/20 B62D 53/00 B62D 63/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタの後部に装着されたリンクヒッチ
    機構を構成している一対のロワーリンクの自由端部の間
    にドローバーを取付け、このドローバーと、固定車軸を
    有する2輪作業車のフレームとを牽引桿で連結して、該
    2輪作業車を牽引する構成のトラクタにおける作業車の
    牽引装置において、 交叉させた2本の牽引桿によって前記ドローバーと前記
    2輪作業車のフレームとを連結して、前記トラクタ及び
    前記2輪作業車の各旋回半径に応じて、該トラクタと該
    2輪作業車との各中心線の交点である仮想牽引点が移動
    するようにしたことを特徴とするトラクタにおける2輪
    作業車の牽引装置。
  2. 【請求項2】2輪作業車における交叉させた2本の牽引
    桿との連結部は、該2輪作業車の前端部から車輪の側に
    大きく入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載
    のトラクタにおける2輪作業車の牽引装置。
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