JPS643017Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643017Y2 JPS643017Y2 JP1457684U JP1457684U JPS643017Y2 JP S643017 Y2 JPS643017 Y2 JP S643017Y2 JP 1457684 U JP1457684 U JP 1457684U JP 1457684 U JP1457684 U JP 1457684U JP S643017 Y2 JPS643017 Y2 JP S643017Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mechanical seal
- flinger
- bearing
- sleeve
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ハウジングと該ハウジング内に軸受
を介して回転自在に支承した回転軸とを密封する
メカニカルシールに関し、さらに具体的にはメカ
ニカルシールを構成するフリンガー付スリーブの
改良に関する。
を介して回転自在に支承した回転軸とを密封する
メカニカルシールに関し、さらに具体的にはメカ
ニカルシールを構成するフリンガー付スリーブの
改良に関する。
従来、この種のメカニカルシールとしては、第
１図に示す様な構造が考案実施されている。すな
わち、密封を要する回転軸に嵌装固定されるスリ
ーブ１の一端にフランジ２を形成し、他端に漏斗
状のフリンガー３を形成し、前記フランジ２側に
環状のカウンターフエース４を嵌着してスリーブ
１と一体化させると共に、該カウンターフエース
４と接するフリクシヨンリング５ａ・メンブレン
５ｂ・スプリング５ｃなどから構成された封止部
材５を遊嵌してメカニカルシールを構成したもの
である。
１図に示す様な構造が考案実施されている。すな
わち、密封を要する回転軸に嵌装固定されるスリ
ーブ１の一端にフランジ２を形成し、他端に漏斗
状のフリンガー３を形成し、前記フランジ２側に
環状のカウンターフエース４を嵌着してスリーブ
１と一体化させると共に、該カウンターフエース
４と接するフリクシヨンリング５ａ・メンブレン
５ｂ・スプリング５ｃなどから構成された封止部
材５を遊嵌してメカニカルシールを構成したもの
である。
しかし、このメカニカルシールでは運転時ベア
リング６及び該ベアリング６に装着されるベアリ
ングシール７が密閉されているため摺動発熱する
も冷却する手段を有さないから自然放熱にまかせ
るしかなく、高速運転を長時間行なうと該密封空
間は高温度が持続し合成ゴムなど弾性体で形成さ
れたベアリングシール７あるいはメカニカルシー
ルを構成する弾性体部品の劣化を招き弾性力を失
なつたり亀裂を生じたりし早期に密封力を弱める
欠点があつた。この欠点を補うため耐熱性の良い
高価な材質の弾性体を用いたり、メカニカルシー
ルより洩れる液体を放出するための排出穴８を多
く設けたりして熱対策を行なつてきたが何れも根
本的対策になり得ず廉価で長寿命のメカニカルシ
ールを提供するに至らなかつた。
リング６及び該ベアリング６に装着されるベアリ
ングシール７が密閉されているため摺動発熱する
も冷却する手段を有さないから自然放熱にまかせ
るしかなく、高速運転を長時間行なうと該密封空
間は高温度が持続し合成ゴムなど弾性体で形成さ
れたベアリングシール７あるいはメカニカルシー
ルを構成する弾性体部品の劣化を招き弾性力を失
なつたり亀裂を生じたりし早期に密封力を弱める
欠点があつた。この欠点を補うため耐熱性の良い
高価な材質の弾性体を用いたり、メカニカルシー
ルより洩れる液体を放出するための排出穴８を多
く設けたりして熱対策を行なつてきたが何れも根
本的対策になり得ず廉価で長寿命のメカニカルシ
ールを提供するに至らなかつた。
本考案はこの様な欠点を解消するために考案さ
れた安価で耐熱力・排水力・及び密封力に優れる
メカニカルシールを提供するものである。
れた安価で耐熱力・排水力・及び密封力に優れる
メカニカルシールを提供するものである。
本考案は、第１図に示すごとく回転軸に嵌装固
定されるフリンガー３を備えたフランジ２付スリ
ーブ１に、カウンターフエース４と該カウンター
フエース４に摺接する封止部材５とを嵌装してな
るメカニカルシールであつて、第２図及び第３図
に示すごとく前記スリーブ１を構成するフリンガ
ー３の片側面あるいは両側面に突出部または没入
部などの凹凸部９を少なくとも一箇所以上設けた
構造である。
定されるフリンガー３を備えたフランジ２付スリ
ーブ１に、カウンターフエース４と該カウンター
フエース４に摺接する封止部材５とを嵌装してな
るメカニカルシールであつて、第２図及び第３図
に示すごとく前記スリーブ１を構成するフリンガ
ー３の片側面あるいは両側面に突出部または没入
部などの凹凸部９を少なくとも一箇所以上設けた
構造である。
この構造の様に該フリンガー３に凹凸部９を形
成することにより後述する優れた作用効果をもた
らす。すなわち、本考案を第２図及び第３図に示
した実施例に基づいて説明すれば、ベアリング６
近傍に位置させたスリーブ１のフリンガー３はそ
の側面に凹凸部９を複数個設けてフアン状のブレ
ードを形成しており該フリンガー３が回転するこ
とにより前記ブレード形状の凹凸部９がフアンと
なつて該フリンガー近辺の空間に気体の流動を発
生させる。この流動気体は該回転軸が高速回転に
なるほどより強く流れ第１図に示すごとくハウジ
ングに設けられた排出穴８から内外気が循環し、
高回転になると発熱するベアリング６及びベアリ
ングシール７などを強制的に冷却する。さらにベ
アリング６内に封入されるグリースなどをも冷却
しグリース粘度の変化を押えてベアリングシール
７からの漏洩を低減させると共に、該漏出したグ
リース及び該メカニカルシールより漏洩した少量
の水分をブレード状のフリンガー３で素早く排出
穴８から外部へ放出せしめる。
成することにより後述する優れた作用効果をもた
らす。すなわち、本考案を第２図及び第３図に示
した実施例に基づいて説明すれば、ベアリング６
近傍に位置させたスリーブ１のフリンガー３はそ
の側面に凹凸部９を複数個設けてフアン状のブレ
ードを形成しており該フリンガー３が回転するこ
とにより前記ブレード形状の凹凸部９がフアンと
なつて該フリンガー近辺の空間に気体の流動を発
生させる。この流動気体は該回転軸が高速回転に
なるほどより強く流れ第１図に示すごとくハウジ
ングに設けられた排出穴８から内外気が循環し、
高回転になると発熱するベアリング６及びベアリ
ングシール７などを強制的に冷却する。さらにベ
アリング６内に封入されるグリースなどをも冷却
しグリース粘度の変化を押えてベアリングシール
７からの漏洩を低減させると共に、該漏出したグ
リース及び該メカニカルシールより漏洩した少量
の水分をブレード状のフリンガー３で素早く排出
穴８から外部へ放出せしめる。
前記作用を行うフリンガー３の凹凸部９形状と
しては、第２図及び第３図に示した様な外周へ向
つて放射状に延びる凸出条、あるいは渦巻形状な
ど考えられるが、何れも回転によつて前記気体の
流動が促がせるフアン形状を構成できれば良く特
にその形状にこだわる必要はない。また、この構
造はスリーブ１が金属で形成されていても同様な
形状を造形することが簡単にできるなど材質も特
に選定する必要がなく広い適用を可能としてい
る。
しては、第２図及び第３図に示した様な外周へ向
つて放射状に延びる凸出条、あるいは渦巻形状な
ど考えられるが、何れも回転によつて前記気体の
流動が促がせるフアン形状を構成できれば良く特
にその形状にこだわる必要はない。また、この構
造はスリーブ１が金属で形成されていても同様な
形状を造形することが簡単にできるなど材質も特
に選定する必要がなく広い適用を可能としてい
る。
以上の説明の様に本考案は前記の作用効果によ
りベアリング６及びベアリングシール７などが充
分に冷却され円滑にその機能を発揮せしめ、特に
ベアリングシール７などの弾性体は高価な耐熱性
材料を用いなくてもその密封性能と劣化防止が確
保されるなど単に水分排出効果のみに留まらない
多くのすぐれた効果が得られ、安価に形成できる
理想的なメカニカルシール用スリーブである。
りベアリング６及びベアリングシール７などが充
分に冷却され円滑にその機能を発揮せしめ、特に
ベアリングシール７などの弾性体は高価な耐熱性
材料を用いなくてもその密封性能と劣化防止が確
保されるなど単に水分排出効果のみに留まらない
多くのすぐれた効果が得られ、安価に形成できる
理想的なメカニカルシール用スリーブである。
第１図はメカニカルシールの構造を示す断面図
である。第２図は本考案のスリーブを示す側面図
である。第３図は第２図の正断面図である。 １……スリーブ、２……フランジ、３……フリ
ンガー、４……カウンターフエース、５……封止
部材、６……ベアリング、７……ベアリングシー
ル、８……排出穴、９……凹凸部。
である。第２図は本考案のスリーブを示す側面図
である。第３図は第２図の正断面図である。 １……スリーブ、２……フランジ、３……フリ
ンガー、４……カウンターフエース、５……封止
部材、６……ベアリング、７……ベアリングシー
ル、８……排出穴、９……凹凸部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転軸に嵌装固定されるフリンガーを備えた
フランジ付スリーブに、カウンターフエースと
封止部材とを嵌装してなるメカニカルシールに
おいて；前記スリーブを構成するフリンガーの
片側面あるいは両側面に突出部または没入部な
どの凹凸部を少なくとも一箇所以上設けたこと
を特徴としたメカニカルシール。 (2) 前記凹凸部は凸出条あるいは凹条溝である実
用新案登録請求の範囲第１項記載のメカニカル
シール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1457684U JPS60126764U (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | メカニカルシ−ル用スリ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1457684U JPS60126764U (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | メカニカルシ−ル用スリ−ブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126764U JPS60126764U (ja) | 1985-08-26 |
| JPS643017Y2 true JPS643017Y2 (ja) | 1989-01-25 |
Family
ID=30499628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1457684U Granted JPS60126764U (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | メカニカルシ−ル用スリ−ブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126764U (ja) |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP1457684U patent/JPS60126764U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60126764U (ja) | 1985-08-26 |
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