JPS642375B2 - - Google Patents

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JPS642375B2
JPS642375B2 JP58050599A JP5059983A JPS642375B2 JP S642375 B2 JPS642375 B2 JP S642375B2 JP 58050599 A JP58050599 A JP 58050599A JP 5059983 A JP5059983 A JP 5059983A JP S642375 B2 JPS642375 B2 JP S642375B2
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JP
Japan
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lens
curvature
radius
contact
contact lens
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JP58050599A
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JPS58187911A (ja
Inventor
Rikuin Deideieru
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RASAGU SA
Original Assignee
RASAGU SA
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Filing date
Publication date
Application filed by RASAGU SA filed Critical RASAGU SA
Publication of JPS58187911A publication Critical patent/JPS58187911A/ja
Publication of JPS642375B2 publication Critical patent/JPS642375B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/007Methods or devices for eye surgery
    • A61F9/008Methods or devices for eye surgery using laser
    • A61F9/009Auxiliary devices making contact with the eyeball and coupling in laser light, e.g. goniolenses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • A61B3/125Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes with contact lenses

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は干渉性輻射光線束を用いて検眼ならび
に眼の処置治療を行うためのコンタクトレンズに
関する。
〔背景技術〕
或る種の眼の疾病、たとえば緑内障、白内障、
または膜の形成により生ずる障害を治療するべく
手術を行い或いは手術の準備をするためには、眼
の特定の領域に非常にエネルギ密度の高いレーザ
ー光線を作用させることが必要である。このた
め、欧州特許出願公開公報第0030210に記載され
た型式の眼科用治療装置が使用されている。かか
る装置は例えばQスイツチ・モードで作動する
Nd−YAGレーザーにより供給される波長の極め
て短かく非常に強力なインパルスから成るレーザ
ー光線束を眼中に照射することができる。この装
置の出口における光線束の開口角は約16゜である。
言うまでもなく、このレーザー光線束はコンタ
クトレンズを用いること無く直接に眼に発射する
ことができるのであつて、特に眼球軸に平行に発
射することにより虹彩または水晶体近傍を照射す
る際にはコンタクトレンズは使用しないでもよ
い。光線の開口角を小さくすれば眼球内に入射す
る時の開口収差を小さくすることができるが、そ
うすれば種々の不具合が生ずる。即た、特に、真
に狙つた領域以外の領域が照射される危険が増す
とともに、目標領域を治療するための光学的破壊
現象(オプチカル・クラツカージユ)の位置決め
精度が低下する。また、目標点上における光線束
の集束点が大きくなる。
使用可能なコンタクトレンズは多種ある。代表
的な三種を挙げれば次のとおりである。
ゴールドマン型のコンタクトレンズはワンピー
ス状に形成されていて例えばアクリル材料のよう
な有機材料から成り、扁平なもしくは極く僅かに
球面状の入射面を有する。このコンタクトレンズ
は本来主として眼底検査を目的として作られたも
のであるが、前眼房の手術にも使用されている。
このコンタクトレンズは光線束の開口角に関連す
る問題を解決することが出来ず、コンタクトレン
ズを使用しない場合に較べ開口角は一層小さくな
り、また入射面のところで大きな収差を生じる。
このコンタクトレンズの主たる利点はコンタクト
レンズと眼との界面における患者の安全性と快適
さを高めることができるということであり、これ
はこのコンタクトレンズの使用材料の特性から極
めて良好な表面状態を得ることが可能であつて前
記界面におけるミクロ的光学破壊の発生を回避で
きることに拠る。しかしながら、このコンタクト
レンズは有機材料で形成されているので、治療用
光線束の波長(Nd−YAGレーザーの場合は
1.06μ)ならびに可視波長の双方に対する反射防
止層を入射面に接着するのが困難である。
アブラハム型のコンタクトレンズはゴールドマ
ン型コンタクトレンズに鉱物ガラス製の入射レン
ズを偏心状に接合して成る。このコンタクトレン
ズは虹彩切除術のみに使用し得るもので、治療用
光線束の開口角を広げることが可能であり、この
ため光線の集束が最良となる。更に、入射面は容
易に反射防止処理することができる。しかしなが
ら、開口角が大きいことと入射レンズが偏心して
いることとの相乗作用により、入射面のところに
おける収差に加えて、眼球への入射側屈折界面の
ところでコマ収差が生じる。
ルーセル型のコンタクトレンズは最近開発され
たもので特願昭57−019846号(特開昭57−150956
号)に開示されている。このコンタクトレンズは
ワンピース状で鉱物ガラスから成り、鏡面を構成
する側面を有する。入射面は球面状であつて、入
射光線束に対して波面を形成している。入射光線
束の開口角は変化しない。このコンタクトレンズ
の主たる利点は、その幾何学形状が最良になつて
いるので収差を大幅に低減できることである。さ
らに、コンタクトレンズの回転による影響をあま
り受けない。しかしながら、鏡面があるので比較
的デリケートに使用する必要がある。更に、眼球
軸に対して治療光線束が傾斜しているので照射効
率が悪い。また、界面にミクロ的光学破壊が発生
するという前述したような問題があるので、コン
タクトレンズと角膜との接合部における安全性を
最良条件に確保することができない。
〔発明の開示〕
本発明の目的は、コンタクトレンズに要求され
るこの様な相反する要請を同時に満たすことの可
能な検眼ならびに治療処置用のコンタクトレンズ
を提供することである。即ち収差を最小におさえ
て入射光線束を目標点に収斂させることである。
このコンタクトレンズの構造は、入射する治療光
線束の開口角が大きくなり、収差が最少に抑えら
れ、目標とする組織にできるだけ直角に照射を行
うことが可能であり、コンタクトレンズと角膜と
の界面における患者の安全性と快適さを保証する
と共に光線束がレンズに入射するときの医師の安
全性と快適さを保証すること(反射防止処理)が
可能であり、しかも医師が角膜に対してコンタク
トレンズを容易に位置決めし得るように定めなけ
ればならない。
このため、干渉性輻射光線束を用いて眼の目標
点(即ち作用点)Tを観察しおよび処置治療する
ための本発明のコンタクトレンズは、少なくとも
1つの入射面と眼球の角膜に当接させるためのコ
ンタクト面を有し、これら入射面およびコンタク
ト面の光学中心はコンタクトレンズの対称軸上に
配置されている。そして上記の目的は、入射レン
ズの入射面は球面状であつて、この入射面はワイ
エルシユトラス点AおよびA′に協働し、光線束
が透過するコンタクトレンズの入射面以外の部分
と眼球の部分とによつて形成された点A′の像を
目標点(作用点)Tと一致させるように入射屈折
界面の曲率半径を定めることによつて達成され
る。
ワイエルシユトラス点を利用すれば優れた効果
が得られることは光学においてよく知られてい
る。ワイエルシユトラス点とは球面状屈折界面の
一対の無収差点と定義される。即ちワイエルシユ
トラス点は無収差的に共役する点であり、入射レ
ンズに用いる材料の屈折率(約1.5)に等して倍
率を得ることができる。このように無収差的に共
役するのでコンタクトレンズへの入射時の広い開
口収差は無くなり、光線束の集束効果が大きくな
る。互いに接合された2個のレンズでコンタクト
レンズを構成する場合には、入射レンズには鉱物
ガラスを用い接眼レンズには有機ガラスを用いる
ことができる。
〔発明を実施するための最良の形態〕
次に、添付図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
第1図は眼球3の角膜2にコンタクトレンズ1
を当接させたところを模式的に示した断面図であ
る。コンタクトレンズ1は入射レンズ(又は第1
のレンズ)4とそれが接着された接眼レンズ(又
は第2のレンズ)5から成り、接眼レンズ5のコ
ンタクト面は角膜2に当接している。レンズ4,
5の光軸6は互いに一致している。空気と入射レ
ンズとの間の屈折界面、入射レンズと接眼レンズ
との間の屈折界面(又は第1の屈折界面)、接眼
レンズと眼球との間の屈折界面(又は第2の屈折
界面)と光軸6との交点は夫々Se,Sc,Soで示
す。入射レンズ4および接眼レンズ5の中央部の
厚さをeeおよびecで示した。光軸6上の目標点
(作用点)Tは点Soから距離dをあけている。以
下の説明では、記号Re,Rc,Ro、は、夫々、空
気と入射レンズとの屈折界面、入射レンズと接眼
レンズとの屈折界面、接眼レンズと眼球との屈折
界面の曲率半径を表すものとする。同様に、入射
レンズ、接眼レンズ、眼球の屈折率は夫々Ne、
Nc、Noで表す。
本発明に従えば、入射レンズ4の球面状入射面
8はワイエルシユトラス点AおよびA′に協働し、
光線束が透過するコンタクトレンズの入射面以外
の部分と眼球部分とによつて形成されたA′点の
像を目標点Tにもたらす。点A″は入射レンズと
接眼レンズとの屈折界面による点A′の像を表す。
より詳しく説明すると、点A′は入射屈折界面
Seによつて形成された点Aの像である。このこ
とは、もし入射レンズ4が少なくともこの点
A′まで延長されるとレンズ1の外部から点Aに
向つて収斂するすべての入射光線束は入射面8で
屈折されて、最小収差を似つて点A′に収斂する
ことを意味する。
実際にはこの一度収斂した光線束は点A′に到
達しない。これは該光線束が入射レンズ4と接眼
レンズ5間の屈折界面に到達した時に再び屈折す
るためである。
前述したように点A″は点A′の像である。この
ことは、もし接眼レンズ5が少なくともこの点
A″まで延長されると入射光線束は入射屈折界面
Se続いてレンズ4,5間の屈折界面Scによつて
屈折された後このA″に収斂することを意味する。
しかし実際にはこの二度屈折した光線束は点
A″に到達しない。これは該光線束が、接眼レン
ズ5と眼球3間の屈折界面Soによつて三度目の
屈折をされるためである。
本発明の目的を達成するために、屈折界面So
で形成された点A″の像が処置すべき目標点Tに
一致するようにコンタクトレンズ1を構成する。
即ち目標点Tは屈折界面Soで形成された点
A″の像であり、又この点A″は入射レンズ4と接
眼レンズ5間の屈折界面Scで形成された点A′の
像である。
特許請求の範囲及び明細書に「光線束が通過す
るコンタクトレンズの入射面以外の部分と眼球の
部分とによつて形成された点A′の像を目標点
(作用点)Tと一致させるように入射屈折界面の
曲率半径を定める」と述べたのは上記の現象に起
因する。
このような構造から、以下の関係式が成立す
る。接眼レンズと眼との屈折界面に関しては Nc/x=No/d+Nc−No/Ro (xはSoA″を表す、以下同じ) 入射レンズと接眼レンズの屈折界面に関しては Ne/ScA′=Nc/x+ec+Ne−Nc/Rc 空気と入射レンズとの屈折界面に関しては SeA′=ScA′+ee ワイエルシユトラス点A,A′は次の二式で定
義される。
SeA′=Ne+1/NeRe (ワイエルシユトラス関数) SeA=(Ne+1)Re (ワイエルシユトラス関数) これらの関係式を組合せることにより、第1図
のコンタクトレンズの各レンズと眼球の幾何学的
特性と光学特性との一般式が得られる。
ReNe2/Ne+1 1Nc/Nc/No/d+Nc−No/Ro+ec+Ne−Ne/Rc+ee/
Ne 上記一般式中の諸元は以下の範囲内に設定する
ことができる。
7mmRo9mm(生物学上の数値) 1.33No1.34( 〃 ) 0.5mmec30mm 1.3Nc2.0 2mmRe100mm 1.3Ne2.0 0.5mmee30mm 0.5d30mm Rcは任意の数値でよい。
眼球の目標点Tまでの距離dを求めるために上
記の複合式によつてReを計算し、入射屈折界面
によつて該屈折界面に関係した第1のワイエルシ
ユトラス点Aに光線束を向け、コンタクトレンズ
が三つの屈折界面から成る場合には三回屈折した
後に実際に目標点Tに収斂させることができる。
計算に当つてRoとNoは処置すべき眼球に対し
て個有値で、屈折率Ne、Ncは利用可能な材質に
よつて決まる。又基地の諸元(ee、ec、Rc)は
これらによつて出来上つたコンタクトレンズが実
用上大きすぎたり又は小さすぎたりしないように
選択する。
もちろん、上掲の式は2個のレンズのみを貼合
せて成るコンタクトレンズに適用し得るものであ
る。入射レンズおよび接眼レンズの一方または双
方がそれ自身複数のレンズ要素を貼合せて成る場
合には類似の式を立てることができる。このよう
な構造も本発明の範囲に属するものである。同様
に、本発明のコンタクトレンズはワンピース状の
一個の単一のレンズによつて構成することもでき
る。この場合には、前記した構造における2枚の
レンズの接合面はコンタクトレンズを互いに等し
い屈折率をもつた2つの部分に分割する仮想面と
考えることができる。従つて、上記式は単に屈折
率NcをNeに等しくなすとともにレンズの合計厚
さを表す数値ec、eeを零にすることにより変換す
ることができる。
第1図は目標点(作用点)を眼球軸上に配置し
た場合を表す。後述する如く、或る種の疾病にお
いては眼の他の領域を手術する必要がある。その
場合にはコンタクトレンズの光軸6が眼球軸10
に対して角度αを成すようにコンタクトレンズを
角膜に保持しなければならない(第2図)。眼球
軸10と目標点Tとの距離をh、眼球軸10上へ
の目標点Tの投影点T′の深度をDとすれば、こ
の条件下では次の関係が成立つ。
h=−(Ro−D)tanα d=Ro−Ro−D/cosα 虹彩切除のような手術を行うにはDの値は3.4
〜4.2mm(生物学的数値)である。角度αは目標
点Tの位置に応じ0〜60゜の範囲で選ぶことがで
きる。
本発明の非限定的な実施例として、市販の接眼
レンズで製作した二種のコンタクトレンズについ
て以下に説明する。市販の接眼レンズに入射レン
ズを接合してコンタクトレンズを製作し、その際
入射レンズの諸元は得られたコンタクトレンズが
本発明に適合するように設定した。
即ち、第3図のコンタクトレンズ1は例えば前
房隅角または瞳孔塊の緑内障を治療することを目
的とした虹彩切除手術、水晶体の前嚢の穿孔、ま
たは前眼房内の膜の切除に特に適している。第3
図の使用例では、目標点Tは眼球3の虹彩11上
に位置する。接眼レンズ5はHAAG−STRETNo.
902の名称で市販されているレンズであり、これ
に通常備えてある鏡面は取り外した。この接眼レ
ンズの特性は次のとおりである。
Nc=1.492、ec=13.2mm、Rc=∞ この接眼レンズの射出面(すなわち角膜に圧接
されるコンタクト面)は凹球面状であり、その曲
率半径は7.4mmである。
接眼レンズ5の扁平な端面にはBK7ガラスか
ら成る直径19mmの平凸状の入射レンズ4を接合し
た。入射レンズの特性は次のとおりである。
Ne=1.507、ee=6.10mm、Re=13.03mm、Rc=∞ 第3図に見るように、治療光線束の開口角は空
気と入射レンズとの屈折界面により16゜から24゜に
なる。
入射面8は治療光線の波長(1.06μ)ならびに
可視光線に対して反射防止処理を施してある。
眼球軸10に対するコンタクトレンズの傾斜角
度は40゜〜50゜である。入射レンズの諸元は前記傾
斜角度が48゜となりかつD=3.6mmとなるように計
算した。
このコンタクトレンズにより生ずる収差は、約
1%の屈折率差しか有さない互いに接合された2
枚のレンズの間の扁平な屈折界面と、接眼レンズ
と角膜との間の球面状屈折界面と、角膜と眼房水
との間の球面状屈折界面とにより生ずる収差に限
定される。作動条件が良い場合にはこれらの収差
は極めて僅少なものであり、特に光線束の軸がこ
れらの屈折界面の彎曲の中心を通る場合にはそう
である。この点に関してはまた、コンタクトレン
ズの使用者はコンタクトレンズの理論的方位決め
条件をできるだけ尊重したいと望むであろうが、
かなりの操作の自由度が得られるのである。
第4図のコンタクトレンズは後水晶体領域の手
術、例えば膜の切除や、水晶体の後嚢の穿孔や、
白内障手術における水晶体の破壊を特に目的とし
ている。
接眼レンズ5はHAAG−STREITNo.901の名称
で市販されているレンズであつて、角膜当接用の
曲率半径7.4mmの凹球面状の射出面(コンタクト
面)を有する。このレンズの他の諸元は以下のと
おりである。
Ne=1.492、ee=1.17mm、Rc=150mm この接眼レンズ5には次の特性を有するBK7
ガラスから成る収束性のメニスカル・タイプの入
射レンズ4が接合してある。
Ne=1.507、ee=3.65mm、Re=8.01mm、Rc=
150mm 図から明らかなように、このコンタクトレンズ
の形状は目標点Tがワイエルシユトラス点Aと
A′との間であつて角膜表面から8.5mmの距離のと
ころに来るようになつている。このコンタクトレ
ンズにより生ずる収差は著しく小さい。
本発明のコンタクトレンズは従来品に較べて使
用の安全性が著しく改善されたことを特徴とす
る。即ち、治療光線束の開口角を大きくできるの
で、それに対応して集束点を小さくすることがで
き、該集束点におけるエネルギ密度を増加させて
光学破壊に要する光線束エネルギを減少させるこ
とができ、光学破壊の位置決めを最良にすること
ができる。このため、光学破壊の位置が安定して
各インパルス毎に常に同じ場所で光学破壊が起る
ので治療効率が向上する。更に、光線束の開口角
が大きいので、網膜や目標点の前後に位置する眼
の部位に照射されるエネルギが最小となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のコンタクトレン
ズの使用状態および作用を示す模式図、第3図お
よび第4図は夫々本発明の2つの実施例に係るコ
ンタクトレンズを眼に当接させた状態を示す断面
図である。 1……コンタクトレンズ、2……角膜、3……
眼球、4……入射レンズ、5……接眼レンズ、6
……光軸、8……入射面、10……眼球軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 干渉性輻射光線束を用いて眼の目標点Tを観
    察しかつ処置治療をするためのコンタクトレンズ
    において、前記コンタクトレンズは対称軸と、ワ
    イエルシユトラス点A及びA′とに協働する球面
    状の入射面と、眼球の角膜に当接させるためのコ
    ンタクト面とを有し、前記入射面とコンタクト面
    の夫々の光学中心はコンタクトレンズの対称軸上
    に配置され、前記入射面の曲率半径は、光線束が
    透過するコンタクトレンズの該入射面以外の部分
    と眼球の部分とによつて形成された点A′の像を
    前記目標点Tにもたらすように定められ、以つて
    収差を最小におさえて前記光線束を前記目標点に
    焦点を合わせたことを特徴とするコンタクトレン
    ズ。 2 前記入射面を有する少なくとも第1のレンズ
    と、前記第1のレンズに接合されかつ前記コンタ
    クト面を有する第2のレンズとを備え、前記両レ
    ンズの光軸が互いに一致している特許請求の範囲
    第1項記載のコンタクトレンズ。 3 前記入射面の曲率半径は次式 ReNe2/Ne+1 1Nc/Nc/No/d+Nc−No/Ro+ec+Ne−Ne/Rc+ee/
    Ne (ただし、Ne、Nc、およびNoは夫々第1のレ
    ンズ、第2のレンズ、および眼球の屈折率;Re、
    Rc、およびRoは夫々入射面の曲率半径、第1の
    レンズと第2のレンズ間に形成された第1の屈折
    界面の曲率半径、および第2のレンズと眼球間に
    形成された第2の屈折界面の曲率半径;dはコン
    タクトレンズ軸上における第2のレンズと眼球間
    の屈折界面から目標点Tまでの距離ee及びecは
    夫々コンタクトレンズ軸上における前記入射面と
    第1の屈折界面間及び前記第1の屈折界面と第2
    の屈折界面間の距離) により定められることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載のコンタクトレンズ。 4 入射面の曲率半径Reに関する前記式中の各
    諸元は次のとおりである特許請求の範囲第3項記
    載のコンタクトレンズ 7mmRo9mm 1.33No1.34 0.5mmec30mm 1.3Nc2.0 2mmRe100mm 1.3Ne2.0 0.5mmee30mm 0.5d30mm。 5 第1のレンズは鉱物ガラスから成り、第2の
    レンズは有機材料から成る特許請求の範囲第2項
    に記載のコンタクトレンズ。 6 第1のレンズの入射面には反射防止層を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
    コンタクトレンズ。 7 前記第2のレンズは扁平な入射面と曲率半径
    7.4mmの凹状コンタクト面を有し中央部厚さが
    13.2mmで屈折率が1.492の鏡無しHAAG−
    STREITNo.902型レンズから成り、前記第1のレ
    ンズは屈曲率が1.507で中央部厚さが約6.10mmで
    入射面の曲率半径が約13.03mmでBK7ガラスから
    成る平面/凸面レンズから成り、もつて特に紅彩
    切除術に使用し得るようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載のコンタクトレンズ。 8 前記第1のレンズの直径は約19mmである特許
    請求の範囲第7項記載のコンタクトレンズ。 9 前記第2のレンズは曲率半径150mmの凸状入
    射面と曲率半径7.4mmの凹状コンタクト面を有し
    中央部厚さが1.17mmで屈折率が1.492のHAAG−
    STREITNo.901型レンズから成り、前記第1のレ
    ンズは屈折率が1.507で中央部厚さが約3.65mmで
    入射面の曲率半径が約8.01mmで射出面の曲率半径
    が約150mmでBK7ガラスから成る凸メニスカスレ
    ンズから成る特許請求の範囲第5項記載のコンタ
    クトレンズ。 10 前記第1のレンズの直径は約12mmである特
    許請求の範囲第9項記載のコンタクトレンズ。
JP58050599A 1982-04-16 1983-03-28 検眼および治療用コンタクトレンズ Granted JPS58187911A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH2317/82A CH647875A5 (fr) 1982-04-16 1982-04-16 Verre de contact pour l'observation et le traitement de l'oeil.
CH2317/82-3 1982-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58187911A JPS58187911A (ja) 1983-11-02
JPS642375B2 true JPS642375B2 (ja) 1989-01-17

Family

ID=4230978

Family Applications (1)

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JP58050599A Granted JPS58187911A (ja) 1982-04-16 1983-03-28 検眼および治療用コンタクトレンズ

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