JPS641755Y2 - - Google Patents

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JPS641755Y2
JPS641755Y2 JP1983053769U JP5376983U JPS641755Y2 JP S641755 Y2 JPS641755 Y2 JP S641755Y2 JP 1983053769 U JP1983053769 U JP 1983053769U JP 5376983 U JP5376983 U JP 5376983U JP S641755 Y2 JPS641755 Y2 JP S641755Y2
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JP
Japan
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fan
blade
starvation
frequency
heating device
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JP1983053769U
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JPS59159897U (ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕 本考案は、電子レンジのごとき高周波加熱装置
に係り、特に羽根部を改良したスタラフアンに関
する。 〔考案の技術的背景とその問題点〕 第1図は、従来より用いられる高周波加熱装置
である電子レンジを示す。図中1は本体、2は加
熱室、3は高周波発振器であるマグネトロン、4
は反射板、5は後述するスタラフアン、6は仕切
板、7は高圧トランスのごとき電気部品、8は棚
板ガラス、9は棚受け、10は被加熱物である。 しかして、マグネトロン3はマイクロ波を加熱
室2に発振し、これをスタラフアン5が撹拌して
乱反射させ、被加熱物10は高周波を吸収して発
熱する。スタラフアン5の回転駆動力は、上記マ
グネトロン3および電気部品7を冷却する図示し
ない送風機からの風力によるものである。 上記スタラフアン5は、第2図および第3図に
示すように構成される。すなわち、11はその上
端部を加熱室2の上面壁にナツト12で螺着固定
されるスタラシヤフトであり、13はこのスタラ
シヤフト11の下端部に嵌合するベアリング部で
ある。14はこのベアリング部13を保持する止
め輪であり、15はベアリング部13に嵌合する
羽根部である。この羽根部15は、たとえばアル
ミニユウム材が用いられ、複数枚の羽根16…が
放射状に、かつ一体的に突設される。それぞれの
羽根16…の一側縁には、内周端部から外周端部
にかけて漸次大きな立上り寸法に折曲形成される
風当て部16a…が一体に設けられてなり、した
がつて羽根部15は回転する。 この種スタラフアン5を用いることにより、被
加熱物10に対する均一加熱条件はある程度確保
されるが、加熱負荷量に応じた出力変化が大とな
り、特に日常頻繁に使用される小負荷では、負荷
に対する出力低下が大であつた。すなわち、電子
レンジにおいては、加熱室2のインピーダンスの
整合が法的規制(JIS安全規格)により、水負荷
2000c.c..で行うように義務付けられていて、2000
c.c..では定格出力を得られるものの、たとえば
275c.c..、もしくは500c.c..程度の小負荷では上記
加熱室2のインピーダンス整合が崩れる。したが
つて、このような小負荷に吸収されるマイクロ波
より、加熱室2の壁面、のスタラフアン5、棚板
ガラス8および仕切板6などでの反射もしくは誘
導体へマイクロ波が大量に吸収されてしまう。こ
れらは全て損失となるため、小負荷に対する出力
低下現象が生じる。 〔考案の目的〕 本考案は、上記事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、小負荷から大負
荷まで、負荷状態に適応させた加熱室のインピー
ダンスの整合を得て高出力領域に移行させる高周
波加熱装置のスタラフアンを提供しようとするも
のである。 〔考案の概要〕 本考案は、マイクロ波の撹拌をなすスタラフア
ンの羽根部を、スタラベースおよび加熱室の温度
上昇にともなつて下方向に屈曲する可動羽根から
構成したものである。 〔考案の実施例〕 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。高周波加熱装置である電子レンジは後述
するスタラフアン20を除き第1図に示す構造と
全く同一であるので、同図を適用し説明を省略す
る。上記スタラフアン20は、第4図ないし第6
図に示すようになつている。すなわち、羽根部2
1は、ベアリング部13に嵌合固定されるスタラ
ベース22と、このスタラベース22の複数の突
片22a…にそれぞれリベツトなどの固定具23
によつて一端部が固着される可動羽根24…とか
らなる。各可動羽根24…はスタラベース22に
に対して放射状に突出しているところから、全体
的な形状は従来と略同一となる。したがつて、ベ
アリング部13が設けられるスタラシヤフト1
1、これを加熱室2に固定するナツト12および
ベアリング部13を保持する止め輪14などは、
従来と同一部材を用いてよい。スタラベース22
はたとえばアルミニユウム材からなるが、上記可
動羽根24…は、それぞれ温度変化の影響を受け
て固定部分から自由端部にかけて軸方向である上
下方向に屈曲変形する、感熱変形材であるたとえ
ばバイメタルを用いる。さらに、可動羽根24…
には、その一側縁に沿つて風当て部24aが一体
に立上り折曲形成される。 このようにして構成されるスタラフアン20の
羽根部21の直径φDは、λ/4×nに設定する。
(ただし、λ:マイクロ波2450MHzで自由空間で
の波長122m/m、n:正の数) また、可動羽根24の長さ寸法Lは、λ/4×
nとし、駆動用の風が当る風当て部24aの外周
端側立上り寸法a、内周端側立上り寸法b、長さ
寸法cとしたとき、a>bであり、勾配はa−
b/cとなる。 しかして、加熱室2に被加熱物10を収容し、
マグネトロン3を発振することにより、被加熱物
10はマイクロ波を吸収して加熱調理されること
になる。被加熱物10が小負荷であればある程加
熱室2の壁面等にマイクロ波が吸収され、その結
果加熱室2自体の温度が上昇する。この温度上昇
の影響を受けて、バイメタルである可動羽根24
…は第4図に示すようにスタラフアン20の軸方
向に屈曲変形する。すなわち、可動羽根24の外
周側端部が下方に向けて屈曲変形する。この変形
量は加熱室2温度上昇に比例し、負荷量に反比例
することになる。したがつて、スタラフアン20
の電波撹拌具合が変り、加熱室2のインピーダン
スの整合を標準の大負荷の高出力領域に移動さ
せ、負荷に対する出力変動低下がない。しかも、
可動羽根24の自由端部が下方に向けて屈曲変形
するので、マイクロ波を被加熱物10に対して集
中して向け易くなり負荷に対する加熱効率がよ
い。 第7図は従来のスタラフアン5を用いた場合を
実測したリーケ線図であり、第8図は本考案のス
タラフアン5を用いた場合を実測したリーケ線図
である。このインピーダンスで実測した特に小負
荷275c.c..および500c.c..での負荷出力特性は高出
力領域に極めて接近していることがわかる。第9
図に、従来と本考案の負荷と負荷に対する出力特
性を対比して示す。 このような結果は、羽根部21の直径φDを
λ/4×nとしたことにより、マイクロ波が発振
し易い寸法となつていることも寄与している。 さらに、可動羽根24の長さ寸法Lをλ/4×
nとしたことにより、マイクロ波が発振し易くな
るとともに変位量Hを大としてインピーダンスの
振れが大となり、負荷出力特性を改善できる。 可動羽根24の変位量Hを負荷毎に理論計算値
と実測値を比較した実験結果を下表に示す。 変位量Hの理論式は、 H=K・T・L2/2・t で表される。(ただし、t:羽根の板厚、L:長
さ、K:彎曲定数4.2×10-2、T:温度T2とT1
の温度差)
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、スタラフ
アンの羽根部をスタラベースと、複数の感熱変形
材からなる可動羽根とで構成し、マイクロ波を撹
拌するとともに加熱室の温度上昇により可動羽根
の自由端部を下方に向けて屈曲するようにしたか
ら、負荷の状態に応じて可動羽根が変形すること
となり、小負荷から大負荷の全ての負荷に亘つて
加熱室のインピーダンスの整合を常に高出力領域
に移行させることができ、負荷に対する出力低下
を阻止して実使用に最適の出力を容易に得られる
る。しかも、可動羽根の屈曲が大になれば、より
負荷に対してマイクロ波が集中し易く、加熱効率
が向上し撹拌効率がよくなる。スタラフアンの形
状構造は変らず、可動羽根材料のみ選択すればよ
いから、簡単に構成できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は高周波加熱装置である電子レンジの縦
断正面図、第2図は本考案の従来例を示す電子レ
ンジ要部の縦断面図、第3図はスタラフアンの平
面図、第4図は本考案の一実施例を示す電子レン
ジ要部の縦断面図、第5図はスタラフアンの平面
図、第6図はその羽根の正面図、第7図は従来の
スタラフアンを用いた場合のリーケ線図、第8図
は本考案のスタラフアンを用いた場合のリーケ線
図、第9図は従来と本考案の実測結果をグラフ化
させた負荷と負荷に対する出力特性図である。 3……高周波発振器(マグネトロン)、10…
…被加熱物、2……加熱室、21……羽根部、2
2……スタラベース、24……可動羽根、24a
……風当て部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波発振器と、この高周波発振器を備える
    とともに被加熱物を収容する加熱室とを具備し
    た高周波加熱装置において、上記加熱室に設け
    られ高周波発振器から発振されるマイクロ波を
    攪拌する羽根部を備え、この羽根部は、回転自
    在に枢支されるスタラベースと、このスタラベ
    ースにそれぞれの一端部が設けられ放射状に突
    出する複数の可動羽根とからなり、上記可動羽
    根は、加熱室の温度上昇にともなつてその自由
    端部が下方に向けて屈曲変形する感熱変形材か
    らなることを特徴とする高周波加熱装置のスタ
    ラフアン。 (2) 上記スタラフアンの羽根部の直径は、λ/4
    ×n(ただし、λ:高周波の自由空間での波長、
    n:正の整数)としたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の高周波加熱装置
    のスタラフアン。 (3) 上記スタラフアンの羽根部の可動羽根の長さ
    は、λ/4×nとしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の高周波加熱装置
    のスタラフアン。 (4) 上記可動羽根の一側縁に沿つて立上り折曲さ
    れる折曲片である風当て部は、a−b/c
    (a:風当て部外周端側の立上り寸法、b:風
    当て部内周端側の立上り寸法、c:風当て部の
    長さ寸法)の勾配としたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の高周波加熱装
    置のスタラフアン。
JP5376983U 1983-04-11 1983-04-11 高周波加熱装置のスタラフアン Granted JPS59159897U (ja)

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JP5376983U JPS59159897U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 高周波加熱装置のスタラフアン

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JP5376983U JPS59159897U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 高周波加熱装置のスタラフアン

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Publication Number Publication Date
JPS59159897U JPS59159897U (ja) 1984-10-26
JPS641755Y2 true JPS641755Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=30184111

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JP5376983U Granted JPS59159897U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 高周波加熱装置のスタラフアン

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512371U (ja) * 1974-06-19 1976-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512371U (ja) * 1974-06-19 1976-01-09

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Publication number Publication date
JPS59159897U (ja) 1984-10-26

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