JPS6412076B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6412076B2
JPS6412076B2 JP55030879A JP3087980A JPS6412076B2 JP S6412076 B2 JPS6412076 B2 JP S6412076B2 JP 55030879 A JP55030879 A JP 55030879A JP 3087980 A JP3087980 A JP 3087980A JP S6412076 B2 JPS6412076 B2 JP S6412076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
signal
detector
broken
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55030879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56128594A (en
Inventor
Shozo Taniguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP3087980A priority Critical patent/JPS56128594A/ja
Publication of JPS56128594A publication Critical patent/JPS56128594A/ja
Publication of JPS6412076B2 publication Critical patent/JPS6412076B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、定電流調整器(以下CCRと呼ぶ)
などの定電流形の交流電源からそれぞれ絶縁変圧
器を介して複数のランプを点灯する直列点灯回路
に用いられ、断芯ランプに接続された絶縁変圧器
の磁気飽和による出力電圧の電圧時間面積から断
芯ランプの数量を検出する直列点灯回路の断芯検
出装置に関するものである。
従来から空港の滑走路照明用直列点灯回路の電
源として、第1図に示すようなサイリスタ形
CCR20が使用されている。第1図において1
は交流電源、2は平滑リアクトル、3,4はサイ
リスタ、5は出力変圧器、6は電流検出器、7は
差動増幅器、8はパルス移相器、9は電圧検出
器、10は断芯検出装置、11は警報装置、12
は絶縁変圧器121の1次側を直列に接続し二次
側にそれぞれランプ122を接続した直列点灯回
路、13は電流設定器である。
第1図に示すようにサイリスタ形CCRの出力
電流iを電流検出器6で検出し、差動増幅器7で
電流設定器13からの設定信号Csにより選定し
た基準値と比較し増幅して信号Goを作り、これ
をパルス移相器8に入力してサイリスタ3,4の
ゲート信号G1,G2を作り、サイリスタ出力電圧
を制御して、CCRの出力電流を一定に保ちラン
プの輝度を一定にしている。
また、ランプ122が断芯した場合、この断芯
ランプの接続してある絶縁変圧器121は、その
2次側が開放され、主回路のインダクタンスLが
増加する。このインダクタンスLの増加に伴い、
サイリスタ3,4がパルス位相器8からの信号で
点弧されると、インダクタンスLによる逆起電力
eは、 e=Ldi/dt により、絶縁変圧器121の2次側に高電圧を発
生し、絶縁変圧器121を破損する恐れがある。
このため、サイリスタ3A,4Aに対し、電源電
圧に同期したゲート信号を与えるパルス移相器8
Aにて、サイリスタ3,4の点弧までの時間に電
圧を印加し、バイパス電流を流している。なお2
Aは平滑リアクトルである。
また、断芯検出装置10は第2図に示す回路構
成で電圧検出器9からの電圧信号vと電流検出器
6からの電流信号iを入力し、整流器D1,D2
整流したのち波形面積の差分eを取出し、コンデ
ンサCと抵抗Rで平滑した電圧値でトランジスタ
Trを動作させ、警報信号Aを出力する。警報装
置11は警報信号Aによりブザーやランプで警報
表示を行なう。断芯ランプがない場合は、電圧信
号vと電流信号iは第3図aびbに示す波形v1
v1となり、これらの差分eは第3図cに示す波形
e1となる。
波形e1を平滑した電圧値ではトランジスタTr
が動作せず、警報信号を出力しない。もし、ある
個数のランプが断芯すると、電圧信号vと電流信
号iは第3図d及びeに示す波形v2,i2となる。
すなわち、波形v2の立ち上がりは大きく、波形i2
の立ち上がりは小さい。従つて、これらの差分e
の波形は第3図fに示すe2となり、これを平滑し
た電圧値はトランジスタTrを動作させ、警報信
号Aを出力することになる。
このようにしてランプの断芯検出を行なつてい
るが、電圧信号vや電流信号iは、アナログ信号
特有のノイズ等の外乱により、その波形が大きく
変形することがある。このため、実際にはランプ
が断芯していないにもかかわらず、波形面積の差
分eを平滑した電圧値がトランジスタTrを動作
させ得る値になり、警報信号Aを出力することが
ある。このような誤検出を避けるためには、トラ
ンジスタTrを動作させる電圧値を大きく設定し
なければならず高感度の検出は困難となる。すな
わち、検出感度は定格負荷量の10%程度が限度で
あり、5%の検出は望み得ない。このため滑走路
照明の不備による危険を招く恐れあり、さらにラ
ンプの断芯で二次側が開放となつた絶縁変圧器が
長期間放置されて、高圧パルスによるレヤシヨー
トや温度上昇による焼損を招く恐れがある。ま
た、警報機能以外に実際に断芯しているランプの
個数を表示するためには、新たな回路を増設する
必要がある。
本発明の目的は、ランプの断芯量を絶縁変圧器
の磁気飽和を利用して検出する直列点灯回路の断
芯検出装置を提供することにある。
本発明によれば断芯しているランプの個数を容
易に表示させることもできるため、ランプの断芯
状態から断芯ランプの交換作業を前もつて計画で
き、空港の保守作業を能率よく行なうことが可能
となる。
第4図は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。第4図において、20は第1図に示したサイ
リスタ形CCRである。21は電圧検出器で、変
圧器PTを使用して適当な振幅を有する電圧信号
vを出力する。22は電流検出器で、変流器CT
を使用して適当な振幅を有する電流信号iを出力
する。23は電流零クロス検出器で、電流信号i
を入力しこの電流信号iが零レベルとクロスする
点でレベル“1”となり、一定時間(次の零レベ
ルとクロスする点までの時間に比較して十分小さ
い時間)後レベル“0”となるスタート信号ist
を出力する。24は電流レベル検出器で、電流信
号iを入力し、この電流信号iが、その最大値に
対して充分小さく、且つノイズレベルよりも大き
なプラスの電流設定値i0よりも大きいときレベル
“1”小さいときレベル“0”となるストツプ信
号ispを出力する。25はフリツプフロツプで、
スタート信号istによりセツトして出力Qをレベ
ル“1”にすると共にストツプ信号ispによりリ
セツトして出力Qをレベル“0”とする。26は
ダイオードで、電圧信号vを半波整流して電圧信
号vpを作る。27はポテンシヨメータで、電圧信
号vpを適当な比に分圧して電圧信号vp′を得る。
28は電圧周波数変換器で、電圧信号vp′のプラ
スの電圧値に比例した周波数で発振してパルス列
Cpを出力する。29はゲート回路で、フリツプ
フロツプ25の出力Qがレベル“1”のときだけ
パルス列Cpを通過させ、パルス列CKを作る。3
0はカウンタで、パルス列CKを計数してデジタ
ル計数値SDを出力すると共に、スタート信号ist
がレベル“1”になつたときに計数値SDをゼロに
クリアする。31は断芯量設定器で、警報断芯量
すなわち警報すべき断芯ランプの個数をセツトし
てデジタル設定値MDを出力する。32はデジタ
ル比較器で、デジタル計数値SDとデジタル設定値
MDを入力し、SDがMDよりも大きいとき警報信号
ASを出力する。33は警報装置で、警報信号AS
でセツトし、リセツトスイツチの動作でリセツト
するフリツプフロツプ(図示せず)と警報ブザー
や警報ランプ(図示せず)及びこれらを動作させ
るスイツチ回路(図示せず)とで構成されてい
る。
以上述べた構成についてその動作を第5図のタ
イムチヤートに従つて説明する。
サイリスタ形CCRでは、第1図のように電流
設定器13により設定された一定電流を出力する
ように、サイリスタ3,4の点弧位相を制御して
いる。またサイリスタ3A,4Aには、電源電圧
Vに同期したゲート信号を与え、バイパス電流を
流している。従つて断芯ランプがない場合には電
源電圧信号vに対して電圧信号Vと電流信号iは
第5図の左側の波形となる。すなわち、この状態
ではバイパス電圧が印加されており、微少なバイ
パス電流が流れ出す。この電流はリアクトル2A
(リアクトル2Aはランプを点灯するに至らない
大きな値)により制限を受けるため、ランプの絶
縁変圧器は飽和に達しない。このため、電圧は立
ち上がらず絶縁変圧器を飽和させるべく微少電流
が流れる。サイリスタ3,4が点弧すると電圧信
号vと電流信号iは立ち上がる。今、ランプが断
芯すると、この断芯ランプの接続してある絶縁変
圧器121は、その二次側が開放されるので、磁
気飽和現象を発生し、 CCR20の出力電流の立ち上がりは、絶縁変
圧器121が磁気飽和するまで緩慢なり、電流波
形は無断芯時の電流信号iよりも立ち上がりが遅
れた電流波形iとなる。すなわち、一般に絶縁変
圧器の等価回路は、変圧器の一次インピーダンス
および二次インピーダンス無視すれば、励磁イン
ピーダンスZOと一次換算のランプ抵抗RLとを並
列接続した構成となる。この場合、通常はZO≫
RLのためランプが断芯していないときはRLのみ
を考えればよい。しかし、ランプが断芯したとき
には、RLが無限大になるのでZOが無視出来なく
なる。このZOを加算したものが回路インダクタ
ンスになるためである。
一方、電圧波形v′は、サイリスタ3A,4Aに
より印加されるバイパス電圧により、絶縁変圧器
121が磁気飽和現象を生じ始めているため、無
断芯時の電圧信号vに比べいくらか大きな値を示
すと共に、サイリスタ3,4が点弧されると急激
に立ち上がる。
なお、サイリスタ3,4の点弧により電圧波形
v′が急激に立ち上がつても、絶縁変圧器121が
磁気飽和するまで、電流信号は急激には立ち上が
らない。
このときの電流の立ち上がり遅れ時間、すなわ
ち電流が急峻に立ち上がるまでの時間は、断芯ラ
ンプがない場合に対して大きく遅れ、遅れ時間t
はt1かt2に延びる。この遅れ時間tは、第6図の
ような、鉄心が磁束の飽和を有するインダクタン
スLと抵抗Rの等価回路から求めることができ
る。第6図において、抵抗Rに電流iが流れたと
きの起電力eRは(1)式となる。
eR=−Ri ……(1) コイルに電流iが流れると電磁誘導により起電
力eLが発生しeLの大きさは時間に対する磁束φの
変化の割合に比例する。式にすると(2)式となる。
eL=−dφ/dt〔V〕 ……(2) コイルがN巻であれば(3)式となる。
eL=−Ndφ/dt〔V〕 ……(3) 従つて、第6図のスイツチをONしたときの回
路方程式は(4)式となる。
−e=eR+eL e=Ri+Ndφ/dt ……(4) e=√2V sin ωtとすると(5)式となる。
√2V sin ωt=Ri+Ndφ/dt Ndφ/dt=√2V sin ωt−Ri ……(5) t=oからt=tまでの微少時間の磁束変化量
Δφは、Riを無視すると(6)式となる。
電源電圧eは正弦波のため磁束は正・負に変化
する。第14図で示すように、この回路飽和磁束
をφSとすると、電源電圧eが印加された状態では
−φSから+φSに磁束が変化し、|φS|以上の飽和
電圧eが印加されたとき電流iが流れる。
このときの時間をtOとすると(6)式は(7)式とな
る。
∴√2V∫to Osin ωt dt=2φsN ……(8) コイルの鉄心が飽和するまでの電圧時間面積SO
は(9)式で表わされる。
SO=∫to O e dt ……(9) e=∫2V sin ωtのため SO=√2V ∫to O sin ωt dt (8)式から SO=2φS N ……(10) φSはコイルの特性により決まる定数であるため
SOは定数となる。従つてコイルすなわち断芯ラン
プを有する絶縁変圧器121の個数nと、磁気飽
和に要する電圧時間面積Sとの関係式は S=2φSN・n ……(11) となる。
ここで、直列点灯回路を模擬すると第12図の
ようになる。同図aは断芯無しの場合、同図bは
断芯有りの場合である。また図中Xは微少電流を
流すための制限回路でる。そして、これにランプ
回路の等価回路を適用すると、第13図a,bの
ようになる。図中nはランプ数、mはそのうちの
断芯ランプ数である。
図から明らかなように、断芯数が増えるほどイ
ンダクタンス(X+mZO)は増え、この直列点
灯回路はインダクタンスと抵抗で構成されると考
えられる。
さらに、電源電圧の正負の周期に合せてランプ
の絶縁変圧器の磁束は+φSから−φSまで変化する
ため、半サイクル毎に第5図の右側で表現した動
作を繰返す。なお、後述する第10図についても
同じである。
このように、電圧時間面積Sが断芯ランプの個
数に比例して変化するので、電流信号iが零クロ
スする点から、電流信号iが電流設定値iOと等し
くなるまでの電圧時間面積も第5図の如くS1から
S2に変化する。よつて、この電圧時間面積S2を計
測し、基準の面積に相当する量と比較することに
より、ランプの断芯量を検知することができる。
次に断芯ランプがない場合とある場合につい
て、各動作信号を第5図のタイムチヤートにより
説明する。
この場合、前述のようにサイリスタ3A,4A
によりバイパス電圧が印加されるため、サイリス
タ3,4の点弧までの間に直列点灯回路12にバ
イパス電圧により微少なバイパス電流が流れる。
ランプ122が断芯した場合、この断芯ランプの
接続してある絶縁変圧器121には、バイパス電
圧が印加され、この電圧により、2次側の開放さ
れた絶縁変圧器121の鉄心の飽和が開始され
る。従つて、絶縁変圧器121の鉄心の飽和に対
する電圧時間面積は、遅れ時間t2の間におけるバ
イパス電圧による飽和分も積算する。
電流信号i,i′は、電流零クロス検出器23で
零レベルとクロスする点でレベル“1”となり、
一定時間tS(次の零レベルとクロスする点までの
時間に比較して十分小さい時間)後レベル“0”
となるスタート信号istに変形される。また電流
レベル検出器24で電流設定値iOよりも大きくな
つたときレベル“1”となるストツプの信号isp
に変形される。
フリツプフロツプ25の出力Qは、スタート信
号istがレベル“1”でレベル“1”となり、ス
トツプ信号ispがレベル“1”になるとレベル
“0”となる。また、パルス列CKは、電圧信号v
のプラスの値の電圧信号vpを適当に分電圧した
電圧信号vp′を、電圧周波数変換器28で電圧信
号vp′の電圧値に比例した周波数に変換したパル
ス列CPが、フリツプフロツプ25の出力Qがレ
ベル“1”の間にゲート回路29を通過したもの
である。なお、第5図に示すパルス列CKは、時
間軸を拡大して示してある。デジタル計数値SD
SD′は、このパルス列CKのパルス数をカウンタ3
0が計数して出力したデジタル計数値であり、ス
タート信号istがレベル“1”になるとゼロにク
リアされる。
また、デジタル設定値MDは、アナログ値又は
デジタル値で警報断芯量を設定する断芯量設定器
31が出力するデジタル値であり、断芯量設定器
31の設定値を変えないかぎり一定値を保持す
る。
このデジタル計数値SD又はSD′とデジタル設定
値MDは、デジタル比較器32で比較され、デジ
タル設定値MDよりも大きいデジタル計数値SD′に
対して警報信号ASが出力される。
この警報信号ASは警報装置33に入力され、
警報ブザーやランプを動作させ、直列点灯回路1
2の複数個のランプのうち、断芯ランプの個数が
許容個数以上となつたことを表示する。
以上述べたように第4図に示す簡単な回路構成
により、バイパス電流を流している回路において
もランプ断芯量を感度よく容易に且つ速やかに検
出することができる。
なお、上記実施例においては、電流制御装置と
してサイリスタ形CCRを使用した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、直列点灯回路12に印加する電圧が正弦波形
のものでもよい。すなわち第9図に示すような
LC共振回路を応用したCR形CCRに対しても本発
明の適用は可能である。第9図において201は
入力変圧器、202は輝度選択器、203はリア
クトルLとコンデンサCで構成した共振回路であ
り、その他第1図または第4図と同一符号で示さ
れる部分は、同一又は相当機能を有するものであ
る。
このCR形CCR200は、リアクトルLとコン
デンサCからなるLC共振回路を応用したもので、
WL=1/WCなる関係が成立するようにリアク
トルLとコンデンサCを選定すれば、負荷の直列
点灯回路12を流れる電流は、負荷量に無関係に
一定となる。
このようにCR形CCR200は、回路が比較的
に簡単で価格も安いため、現在、空港用としても
最も多く使用されている。
第9図における電圧検出器21と電流検出器2
2から出力される電圧信号vと電流信号iを、第
4図に示すダイオード26と電流零クロス検出器
23及び電流レベル検出器24に入力することに
より、本発明が実施できることは、第10図に示
すタイムチヤートから明らかである。すなわち、
電圧信号vと電流信号iは、輝度選択器202に
より選択された一定値の正弦波の波形vとiとな
り、電圧信号vに対する電流信号iは、直列点灯
回路12のインピーダンスにより、わずかの位相
の遅れを生じる。しかし、直列点灯回路12に断
芯ランプがあると、この断芯ランプの接続してあ
る絶縁変圧器121が磁気飽和現象を発生し、
CR形CCR200の出力電流の立ち上がりは、こ
の絶縁変圧器121が磁気飽和するまで緩慢とな
り、電流信号iも正弦波に対して歪んだ波形i′に
なる。このときの、電流が零レベルとクロスして
から電流が急峻に立ち上がる時間までの電圧時間
面積は、(10)式に示すように絶縁変圧器121の定
数で決まり一定値となる。
よつて(11)式が成立し、電流信号iが零レベルと
クロスしてから、電流信号iが電流設定値iOと等
しくなるまでの電圧時間面積も第10図に示すよ
うにS1からS2に変化するので、この電圧時間面積
S2を計測し、基準の時間面積と比較することによ
り、サイリスタ形CCRの場合と同様にランプの
断芯量を検知できる。
ここで、第4図の実施例および第9図の実施例
とも積分開始時刻(t=0)として、電流iが零
とクロスするときを採用しているが、これは次の
理由による。すなわち、電流波形は安定に推移す
るが、電圧波形はL分の変化に対して乱れ、スタ
ート時間を誤検出する可能性があるためである。
例えば、第5図のt2区間で表現しているように、
負荷の変動により電圧が変動し、誤検出する可能
性があつた。ところが、電流による検出とした場
合、電流の立ち上がり等はなめらかであるため、
波形の乱れが無く正確に検出できる。
なお、第5図と第10図とでは思想の相違はあ
るが、第10図での電流波形の遅れ分の電圧波形
の積分値は微少な値で無視できる大きさである。
また、(11)式に示すように電圧時間面積Sは断芯
ランプの個数nに比例するので、その関係は第7
図のようになる。よつて第8図に示すブロツク図
のような回路構成を行ない、断芯ランプの個数n
を表示することができる。
第8図において第4図と同一符号で示される部
分は第4図と同一のものであり、その他34は入
力したデジタル入力値を任意の値で割算してデジ
タル出力すると共に、この出力値をラツチするラ
ツチ機能を有するメモリ、35はデジタル入力値
に対応したLED等を点灯するデジタル表示器で
ある。
この構成において、カウンタ30でパルス列
CKのパルス数を積算し、出力したデジタル計数
値SDは、メモリ34でフリツプフロツプ25の反
転出力がレベル“1”となつたとき、すなわち
カウンタ30の積算が終了した時点でラツチさ
れ、適当な値で割算され、デジタル値の表示信号
Aoとしてメモリ34から出力される。この表示
信号Aoはデジタル表示器35に入力され、表示
信号Aoに対応したLEDを点灯し、ランプの断芯
個数をデジタル表示する。
このようにして、現在断芯しているランプの個
数を常時表示することができるため、断芯ランプ
の交換作業を前もつて計画することもできる。
また、第4図及び第8図の回路構成の一部を第
11図に示すようにマイクロプロセツサ36にお
きかえることもできる。すなわち、入出力インタ
ーフエース361にスタート信号ist、ストツプ
信号isp及びパルス列CPを入力し、マイクロセツ
サ36の演算部362において、パルス列CP
パルス数を、演算部362のレジスタでスタート
信号istがレベル“1”になつたときからカウン
トを開始し、ストツプ信号ispがレベル“1”に
なつたらカウントを停止する。このレジスタのカ
ウント値SDと、記憶部363の指定されるメモリ
に記憶させた許容断芯量のデジタル設定値MD
を、演算部362において比較演算し、レジスタ
のカウント値SDの方が大きい過断芯時に、入出力
インターフエース361から警報信号ASを警報
装置33に出力させる。
あるいは、記憶部363のメモリに断芯ランプ
の個数に相当するデジタル設定値M1,M2,……
Moを記憶させ、このデジタル設定M1,M2,…
…Moと演算部362のレジスタのカウント値SD
とを演算部362において比較演算し、断芯ラン
プ数に相当する信号Aoを入出力インターフエー
ス361から断芯ラプ数を表示するデジタル表示
器35に出力するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、電圧検出器21
と電流零レベル検出器23及び電流検出器22と
電流レベル検出器24をそれぞれ別個のものとし
て説明したが、これらの機能をそれぞれまとめた
電圧検出器および電流検出器としてもよい。
更に、カウンタ30でのパルス列CKのパルス
数の積算を、交流電源の1サイクルに1回行なう
ようにして説明したが、これを半サイクルに1回
行なうように、電流レベル検出器24の電流設定
値を±ioとしてもよく、また、デジタル計数値SD
の数サイクルの平均値を断芯量設定器31のデジ
タル設定値MDとを比較するようにして、ノイズ
等による誤動作を防止するようにしてもよい。
以上述べた如く、本発明は直列点灯回路の各ラ
ンプ用絶縁変圧器がランプの断芯により磁気飽和
するまでCCR出力電流の立ち上がりに時間遅れ
を生じ、電流の立ち上がりまでの電圧時間面積が
断芯ランプの個数に比例することに着目し、負荷
電圧に比例した周波数のパルス数を積算して過断
芯の警報や、断芯ランプの個数の表示を行なうよ
うにしたものであり、この積算値は電圧波形、電
源電圧の変動、電流設定値などの影響を受けない
ので高積度の断芯検出が可能となる。
また、回路構成が簡単であり、安価に実現でき
るため、CR形CCRへの適用も可能となる。
また断芯による絶縁変圧器の二次側開放による
レヤシヨートや温度上昇による出力低下や焼損を
招いたりすることもない。
さらに断芯しているランプの個数を容易に表示
させることができるので、ランプの断芯状態から
断芯ランプの交換作業を前もつて計画でき、空港
の保守作業の能率化が計れる事から保守要員の削
減も可能である。
更に、本発明に空港設備に限らず絶縁変圧器を
使用した直列点灯回路にはすべて適用が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サイリスタ形CCRを用いた直列点
灯回路の一例を示す系統図、第2図は、従来の断
芯検出装置を示す回路図、第3図は第2図の動作
を示す波形図、第4図は本発明の一実施例を示す
系統図、第5図は第4図の動作を示すタイムチヤ
ート、第6図は第1図直列点灯回路の等価回路、
第7図は第4図における断芯ランプ個数nとカウ
ンタ積算値SDとの関係を示す図、第8図は断芯ラ
ンプ個数デジタル表示回路、第9図はCR形CCR
を用いた直列点灯回路の一例を示す系統図、第1
0図は本発明を第9図の回路に適用した場合の動
作を示すタイムチヤート、第11図は本発明の他
の実施例を示す系統図、第12図および13図は
いずれも、本発明の動作を説明するための等価回
路図、第14図は電圧波形と磁束の変化との関係
を示す特性図である。 1……交流電源、12……直列点灯回路、12
1……絶縁変圧器、122……ランプ、20……
サイリスタ形CCR、200……CR形CCR、21
……電圧検出器、22……電流検出器、23……
…電流零クロス検出器、24……電流レベル検出
器、25……フリツプフロツプ、28……電圧周
波数変換器、29……ゲート回路、30……カウ
ンタ、31……デジタル設定器、32……デジタ
ル比較器、33……警報装置、34……メモリ、
35……デジタル表示器、36……マイクロプロ
セツサ、361……入出力インターフエース、3
62……演算部、363……記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 定電流形の交流電源からそれぞれ絶縁変圧器
    を介して複数のランプを点灯する直列点灯回路の
    断芯検出装置において、 前記直列点灯回路の電圧および電流を検出する
    電圧検出器および電流検出器と、 上記電流検出器により検出された電流の零クロ
    ス点を検出する電流零クロス検出器と、 上記電流検出器により検出された電流が設定レ
    ベル以上となつた時点を電流立上り時点と判断す
    る電流レベル検出器と、 前記電流の零クロス点から同電流の立上がり時
    点までの前記電圧検出器で検出された電圧の時間
    積分値を求める演算器と、 を備え、上記時間積分値によつて断芯したラン
    プの数量を検知することを特徴とする直列点灯回
    路の断芯検出装置。 2 積分を電圧に比例した周波数のパルスを積算
    して行うようにした特許請求の範囲第1項記載の
    直列点灯回路の断芯検出装置。 3 パルス積算値によつて断芯ランプの数量をデ
    イジタル表示するようにした特許請求の範囲第2
    項記載の直列点灯回路の断芯検出装置。
JP3087980A 1980-03-13 1980-03-13 Disconnected core detector for series firing circuit Granted JPS56128594A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087980A JPS56128594A (en) 1980-03-13 1980-03-13 Disconnected core detector for series firing circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087980A JPS56128594A (en) 1980-03-13 1980-03-13 Disconnected core detector for series firing circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56128594A JPS56128594A (en) 1981-10-08
JPS6412076B2 true JPS6412076B2 (ja) 1989-02-28

Family

ID=12316016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3087980A Granted JPS56128594A (en) 1980-03-13 1980-03-13 Disconnected core detector for series firing circuit

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56128594A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4528588B2 (ja) * 2004-09-24 2010-08-18 株式会社東芝 灯火点灯装置
JP4904141B2 (ja) * 2006-12-11 2012-03-28 株式会社三工社 鉄道信号機の故障検知装置
JP5047029B2 (ja) * 2008-03-26 2012-10-10 パナソニック株式会社 調光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56128594A (en) 1981-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6115556B2 (ja)
US4396868A (en) Lamp circuit with disconnected lamp detecting device
US4016392A (en) Pan detector for induction heating apparatus
US4642616A (en) Method and apparatus for detection of AC power failure conditions
US20190045586A1 (en) Induction heat cooking apparatus and operating method thereof
US6181586B1 (en) Current-to-voltage converter and associate closed-loop control circuit
US5424514A (en) Apparatus for sensing small object in high-frequency induction heating cooker
US4975630A (en) Constant power supply unit of electric heating apparatus
EP1528839A1 (en) Induction heating cooker and method for operating the same
CN106153086A (zh) 一种电磁阀工作状态检测装置
US4151453A (en) Induction motor control system
JPS6412076B2 (ja)
US4122382A (en) Load-responsive treater controller
US4206640A (en) Magnetic flowmeter
US7291986B2 (en) Step sinusoidal voltage controlling method for hid, flourescent and incandescent light dimming applications
US3260930A (en) Magnetic field detecting device
JPH04174997A (ja) 灯火断芯検出装置
JPS6115557B2 (ja)
JPS6211175A (ja) 漏電検出器
JPH0128477B2 (ja)
SU955149A1 (ru) Устройство дл контрол сигнальных ламп
JPS5821317Y2 (ja) チヨクリユウロウデンケイホウソウチ
KR940005666Y1 (ko) 전자레인지의 인버터 보호회로
JPS5940264A (ja) 電流検出回路
JPH05121161A (ja) 電子機器