JPS6411295B2 - - Google Patents

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JPS6411295B2
JPS6411295B2 JP55136670A JP13667080A JPS6411295B2 JP S6411295 B2 JPS6411295 B2 JP S6411295B2 JP 55136670 A JP55136670 A JP 55136670A JP 13667080 A JP13667080 A JP 13667080A JP S6411295 B2 JPS6411295 B2 JP S6411295B2
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JP
Japan
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radiation
patient
detector
halo
output signal
Prior art date
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Expired
Application number
JP55136670A
Other languages
English (en)
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JPS5660541A (en
Inventor
Nyuuborudo Haunsufuiirudo Gotsudofurei
Miraa Uorusamu Richaado
Josefu Pisano Junia Danieru
Annu Oruson Aarubada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EMI Group Ltd
Original Assignee
Thorn EMI PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thorn EMI PLC filed Critical Thorn EMI PLC
Publication of JPS5660541A publication Critical patent/JPS5660541A/ja
Publication of JPS6411295B2 publication Critical patent/JPS6411295B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/003Reconstruction from projections, e.g. tomography
    • G06T11/005Specific pre-processing for tomographic reconstruction, e.g. calibration, source positioning, rebinning, scatter correction, retrospective gating

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンピユータ・トモグラフイ(CT)
装置として一般に知られている種類の医療用放射
線写真装置およびその装置を動作せしめるための
装置に関する。
CT装置は、患者のからだの通常横断面仮想輪
切り部分である選択された領域内における透過性
放射線の吸収の位置的変化についての表示を得る
ために用いられる。このような装置の例が特願昭
44−66087号(特公昭52−1274号公報)に記載さ
れている。その特許出願には、X線の実質的に平
面状の扇形分布を発生する放射線源を患者のまわ
りで軌道運動させ、そしてその分布内における複
数のビームに沿つて患者のからだを透過せしめら
れた放射線を検知することにより、検査を迅速に
行なうことができることが示されている。
その場合の検知は、放射線源と同期して患者の
まわりで回転する検知器によつて行なわれうる。
これに対し、上記特許出願に教示されているよう
に軌道運動をする放射線源からの放射線を検知す
るために患者のまわりに配設された固定検知器の
円形配列を用いることが提案されている。このよ
うな構成は、それらの検知器が配置されている円
の内側における被検査体のまわりで放射線源を軌
道運動せしめることによつて実施されうる(特願
昭52−23247号(特公昭55−30857号公報)を参
照)。これに対して、特願昭53−71418号(特公昭
59−53055号公報)には、その検知器円形配列の
半径よりも大きい半径をもつて放射線源を移動せ
しめるようになされた装置が記載されている。そ
の場合、検知器が患者と放射線源との間に存在し
てその検知器が患者を放射線から遮へいすること
がないようにするための手段が設けられる。その
構成は、検知器の個数が比較的少なくてすむとい
う利点がある。これら両方式においては、放射線
源において例えば50゜またはそれ以上の比較的大
きい角度をなす放射線の扇形が用いられるが、従
前においてはそれよりも狭い放射線拡がりを用い
ることが通常であつた。典型的には回転アノード
型X線管であるこのようなX線源はX線源のスポ
ツトを取り囲んだ領域から放射線が放出される傾
向を有しており、しかも必要とされる扇形角度が
広いがため、そのような放射線をアノード・シー
ルドによつて除去するのは都合が悪るいというこ
とが認められている。多くの場合においては、そ
のようなオフ・フオカス(off−focus)の放射線
は大きな問題とはなりえない。しかしながら、患
者のからだのほぼ円形の横断面につき放射線輪郭
を補正する補償用減衰体(それらは一般にサドル
状をなしているが「ウエツジ」として知られてい
ることが多い)を放射線と患者との間に配置する
ことも一般に行なわれている。そのようなオフ・
フオカス放射線は、主検査放射線が通過する部分
とは厚味が異なる部分においてウエツジを通過し
て、主ビームよりも減衰が小さくそれがため大き
な誤差を生ずることがある。
従つて、本発明はそのような誤差を軽減する装
置および方法を提供することを目的とする。な
お、本明細書中で用いられている「暈」という用
語は英語の「halo」という語に対応するものであ
り、放射線源のまわりの放射線(X線)の円(検
知器から見た)を意味し、「暈放射線」は主ビー
ムにおける放射線に対して暈における放射線を意
味し、「暈領域」は暈放射線が発生するX線目標
の領域を意味し、「暈寄与」は全放射に対する従
つて全出力信号に対する寄与を意味し、「暈成分」
は暈寄与によつて生じた出力信号の成分を意味
し、「暈輪郭」は暈放射線の空間分布または輪郭
を意味する。
本発明によれば、X線ターゲツト上の1つの領
域から主として発生しかつ1つの領域のまわりに
おける前記ターゲツト上の暈領域から部分的に発
生しそして患者が位置づけられうる患者位置を通
つて伝播する放射線の扇形分布を発生する放射線
源と、前記放射線が複数の異なる方向から前記患
者位置を通つて伝播するように該患者位置のまわ
りで前記放射線源に角運動をなさしめる手段と、
前記複数の異なる方向のそれぞれから相互に散開
した複数のビーム通路に沿つて前記患者位置を通
つて伝播した放射線を検知する検知装置であつ
て、前記放射線源が該検知装置に関して移動して
前記角運動の過程において異なる方向における複
数の通路に沿つて各検知器から前記放射線源が見
えるようにしかつ該各検知器が前記複数の通路の
うちの1つに沿つて受取られた放射線の強度をそ
れぞれ表わす出力を発生するようになされた複数
の検知装置と、前記放射線源位置および前記患者
位置間に配置されかつ前記放射線源と一緒に前記
患者位置のまわりで移動するようになされてお
り、前記患者位置における患者のからだを通る長
さの異なるビーム通路に対して異なる減衰を有
し、前記患者のからだ内における吸収を等化する
ための減衰手段と、出力信号または該出力信号か
ら派生した信号を補正して、前記患者のからだを
通過した後に検知装置によつて受取られる前記暈
領域から発生された放射線を表わす前記出力信号
または前記派生信号の成分を減少せしめる手段
と、前記補正された信号を処理して、前記患者の
からだの横断面仮想輪切り部分における前記放射
線の吸収について表示を発生する手段とを具備し
たコンピユータ・トモグラフイ装置が提供され
る。
本発明の他の局面によれば、X線が患者のから
だのまわりにおける複数の位置において放射線源
の1つの領域から扇形の分布をなして伝播せしめ
られて患者とその患者の内部における吸収長の異
なる通路からの吸収を等価する減衰手段とを通過
して複数の検知装置に入射し、該検知装置は異な
る方向における複数の通路に沿つて放射線を見て
各通路に沿つて受取られる放射線の強度を表わす
出力信号を発生するようになされたコンピユー
タ・トモグラフイ装置を動作せしめる方法におい
て、放射線源の前記領域からではなくてその領域
を取り囲んだ暈領域から発生した暈放射線から生
ずる成分につき出力信号を、各検知器における暈
放射線の強度を推定しかつ該推定値を各出力信号
から差引くことにより、補正することを特徴とす
る方法が提供される。
本発明のさらに他の局面によれば、電子ビーム
がターゲツト部材に入射して、患者のからだを通
過するように扇形の分布をなして伝播するX線を
発生するX線管と、患者のからだを通過した後の
放射線を受取りかつ患者のからだの横断面仮想輪
切り部分における放射線の減衰の分布についての
表示を与えるための処理のために、受取られた放
射線の強度を表わす出力信号を発生するようにな
された複数の検知器と、前記X線管と患者のから
だとの間に配置されて、異なる長さの通路に沿つ
て患者のからだを通過して後に検知器により受取
られる放射線の強度の差を軽減せしめる減衰部材
と、前記電子ビームが入射するターゲツトの領域
から発生したのではなくて、例えば前記ターゲツ
トに二次電子が入射することによつて、前記領域
を取り囲んだ暈領域において発生せしめられて受
取られた放射線から生じた出力信号の成分を軽減
せしめる補正手段とを具備した医療用放射線写真
装置が提供される。
以下図面を参照して本発明の実施例につき説明
しよう。
特願昭53−71418号(特公昭59−53055号公報)
に開示された型式のCT装置が第1図に概略的に
示されている。扇形のX線2を発生する放射線源
1は、患者4がほぼ軸線3上に配置される領域内
にあるその軸線3を中心として軌道運動をする。
患者4はカウチまたはプラツタ5上に支持され
る。患者4のまわりには検知器のリング6が配置
されているが、図面にはそれらの検知器のうちの
幾つかだけが示されている。放射線源1からの放
射線は患者の反対側において検知器によりとらえ
られる。それらの検知器は固定しており、放射線
源が移動すると、放射線が検知上を移動し、それ
らの検知器のうちの異なるものを照射する。図示
されてはいないが英国特許第4137455号に記載さ
れている手段が、放射線源に最も接近している検
知器により放射線がとらえられるのを防止するた
めに設けられるが、その効果は放射線源を検知器
リングの内側に配置することにより実現されう
る。
検知器により得られる信号は、検知器の開口と
読みを得るのに必要とされる時間内における放射
線源の運動とによつて画定される個々の狭いビー
ムに沿つて患者を透過せしめられた放射線を表わ
す。それらの信号は増幅器7に送られる。原理的
には、各検知器に対し1個の増幅器が必要とされ
る。しかしながら、実際には、それらの検知器が
すべて同時に放射線を照射されるわけではなく、
出力をある程度多重化することが可能であり、そ
れによつて装置の節減を図ることができる。上記
信号は次に、上記時間内における放射線源の運動
を考慮して、検知器によつて受取られた1本の放
射線ビームを表わす期間のあいだ積分器8で積分
される。所要のタイミング信号は、光源とフオト
セルとの間における光通路をさえぎる目盛マーク
を有していて放射線源と一緒に回転するように取
付けられた透明な基板のような放射線源位置表示
器(図示せず)によつて与えられる。
検知信号は次にアナログ・デジタル変換器9で
デジタル形式に変換され、そして変換器10で対
数形式に変換され、その対数形式で処理回路11
に与えられる。
処理回路11はその信号を特願昭44−66087号
(特公昭52−1274号公報)に記載されているよう
にしてあるいは特願昭49−47032号(特公昭59−
11150号公報)に記載されているようにコンボリ
ユウシヨンを含む手法によつて処理しうる。これ
は平行な放射線ビームの複数の組に対して信号を
必要とするコンボリユウシヨン処理であり得、そ
の場合には、それらの信号は予め分類されて正し
いシーケンスとなされなければならない。しかし
ながら、好ましい処理は、扇形をなして分布せし
められたビームの複数組についての信号に適した
ものである。
処理されたデータは最終的にはテレビモニタや
ラインプリンタのような適当な装置で表示される
かあるいは将来使用されるために全体として数字
12で示された装置に記憶される。
第2図は検知器信号を得るために用いられるス
キヤニング装置の端面立面図である。第1図に示
された要素は同一符号で示されている。装置は外
カバー14で被われた主フレーム13上に取付け
られており、それらの要素は適当な態様で取付け
られている。フレーム13とカバー14は患者を
入れるための開孔15を有している。X線管1
は、軸受17上で軸線3を中心として回転しうる
部材16上に支持されている。その部材16は、
主フレーム上に取付けられたモータ20により、
ベルト18およびギヤボツクス19を介して駆動
される。X線管1に対する電力および冷却用オイ
ルはケーブル21によつて供給され、そのケーブ
ルは、360゜と作用角速度に達するのに例えば180゜
および停止するのに例えば180゜を加えた角度だけ
X線管を軌道運動させるのに十分な長さと適当な
ケーブル処理機構を有している。
放射線源1の下方には、ビーム2を所定の扇形
とするコリメータ22と、前述した補償用の「ウ
エツジ」23とが、その放射線源とともに回転す
るようにして取付けられている。ウエツジ23
は、カウチとパツキン材料が用いられている場合
には患者がほぼ円形の横断を有するようになり、
その結果、患者のからだの中心に近接した通路に
沿つて伝播する放射線がより長い通路となり、そ
れがためその放射線がからだの表面近傍を通る放
射線よりも小さい強度をもつて検知されることに
なるのを補償するためのものである。そのウエツ
ジは外側のビームに対してより長い吸収通路を与
え、すべての検知器がそれらの範囲の同じ部分で
動作するということを含む利点をともなつて強度
を等化するように作用する。
一般に、ウエツジを用いることは、実質的に点
状の発生源から放射線を発生するX線管を用いた
装置の場合にはあまり問題はないが、そのウエツ
ジを貫通する異なる通路によつて惹起せしめられ
る放射線の硬度の変化を補正する必要がある。
CT装置に用いられるX線管は比較的狭い角度
を有する放射線の扇形分布を発生することが多
く、点状発生源に十分に近似したものとなる。し
かしながら、それは、X線アノードに入射する二
次電子によつて開始せしめられる「オフ・フオカ
ス」放射線の放出を防止するためにそのX線アノ
ードのまわりにシールドを配置することによつて
一部達成されるものであり、上記オフ・フオカス
放射線は主放射線源スポツトのまわりに「暈」
(halo)を生ぜしめる。特願昭52−23247号(特公
昭55−30857号公報)および特願昭53−714183号
(特公昭59−53055号公報)の装置が広い角度(典
型的には50゜)の扇形を与えるようにするために
X線管が必要とされる場合には、そのようなシー
ルドを設けることは困難である。この問題は、回
転アノード型X線管が用いられる場合にはさらに
大きくなる。従つて、放射線には、アノード上の
よく画定された発生源スポツトからの主放出と、
そのスポツトのまわりのアノード表面からのさら
に拡散されかつ強度の小さい放射線の暈とが含ま
れることになる。
放射線の暈が補償用ウエツジとの組合せにおい
て有する効果が第3図に概略的に示されている。
X線ターゲツトまたはアノードが線24で示され
ているが、実際には、それは一般に公知形式の回
転アノード・チユーブである。ターゲツト24は
曲線25で示されているような強度分布を有する
放射線を放出する。それは、中心の点26からの
放出が最も大きく、それを取り囲く暈部分では強
度が小さくなる。放射線は補償用ウエツジ23を
通過して検知器6に入射する。勿論、50゜の扇形
放射線は多数の検知器に入射するが、放射線源に
対向する検知器6aに入射する放射線即ち扇形の
中心における放射線についてまず考える。中心ピ
ークからのビーム27が暈部分の縁端からのビー
ム28および29と一緒に示されており、ビーム
28および29はビーム27よりもウエツジ23
を通る通路が長く、従つてより大きく減衰せしめ
られる。かくして、アノード24上の異なる位置
からの検出器6aの信号に対する寄与は曲線30
によつて与えられ、それから暈の寄与が減少され
る。
扇形分布の縁端における検知器6bと中心ビー
ムおよび縁端ビーム27′,28′および29′に
ついて考えると、中心ビーム27′が、実際には、
暈成分であるビーム29′よりもウエツジ23内
において長い通路を有していることがわかるであ
ろう。アノード24上における異なる位置からの
検知器6bの信号に対する寄与は曲線30′によ
つて与えられ、その場合、暈の寄与は対称的であ
つて種々の場所で比較的大きくなつている。この
ことは、ビーム27′ではなくてビーム29′をさ
えぎる被検査体内の吸収物質が、そうであるべき
ではないにもかかわらず、検知器6bからの出力
信号に大きな影響を及ぼすことを意味する。
ウエツジ23を反転しかつそれを軸線3にさら
に接近せしめて配置することによつてその問題を
軽減することが提案される。そうすることによつ
て、よりなだらかな曲線で同じ通路長補償を実現
できるが、この効果が23′で幾分誇張して示さ
れている。しかしながら、このような手法によつ
ても問題は軽減されるだけであつて除去されるわ
けではない。
以下の説明の目的のために、CTにおいて患者
を通過するX線ビームの扇形分布という場合、そ
の扇形は2つの形態をとりうることを理解すべき
である。第1の形態は、第4a図に概略的に示さ
れているが、これが例として最も一般的に用いら
れており、放射線源1の1つの位置から放出され
た扇形のビームが6(n−1)で示されているよ
うな複数の検知器に同時に入射する。この場合、
同時に測定される検知器出力信号は1つの放射線
源位置から放出されたビームの扇形についてのも
のであり、異なる時点で測定される信号は他の角
度配向における同様の扇形についてのものであ
る。
第4b図に概略的に示されているように検知器
が放射線源1と一緒に軌道運動をしない場合に可
能な他の構成では、1(n−1)、1および1(n
+1)で示されているような放射線源1の軌道に
おける複数の位置のそれぞれから放出された放射
線から、単一の検知器6nに入射するビームが選
択される。幾つかの放射線源位置にわたつて、順
次測定される出力信号は検知器6nの位置に収れ
んするビームの扇形についてのものである。勿
論、それらの出力信号はこの効果を実現するため
に記録されなければならず、一度に得られるもの
ではない。しかしながら、同時に他の検知器位置
に収れんするビームの扇形について出力信号が測
定される。この手法にはある種の利点があり、以
下の説明は、ビームの扇形は第4b図に示されて
いるように「検知器扇形」であるが第4a図に示
されているように「放射線源扇形」にも該当しう
るという理解にもとづいてなされる。
第3図において30および30′で示されてい
るように1つの放射線源位置から検知器によつて
受けられる放射線発生点の分布について考える
と、それらの分布はそれぞれ中心のスポツトから
の放射線と暈領域からの放射線との組合せであ
り、それぞれウエツジによつて修正されているこ
とがわかるであろう。中心スポツト(あるいはそ
のスポツトから放出された放射線の主ビーム)に
対するウエツジの作用が勿論意図されており、そ
れがウエツジの目的である。各検知器が放射線源
に追従して一連の位置を通り1つの検知器扇形を
えがくと、暈部分に対する関数は30′の円光成
分から30の暈部分を通つて反対端における3
0′の鏡像まで変化する。これらは第5a,5b
および5c図にそれぞれ示されている。
暈輪郭25の測定された形状と減衰体23の既
知形状および組成とから派生される補正項で検知
器による読みを修正して、暈成分が少なくとも部
分的に除去された検知器信号を得ることが提案さ
れる。
操作されるべき検知器信号はビームの検知器扇
形につき1つの検知器によつて与えられるもので
あり、この手法が他のこの種扇形に対しても同様
に反復される。検知器が放射線源をみて出力信号
を発生する各位置において、ウエツジが存在しな
い状態において、暈のための放出輪郭が派生され
たと考える。ウエツジと被検査体を通過して後に
暈放射線によつて与えられる各検知器出力信号の
割合を決定することが所望される。このことを厳
密に実現するためには、被検査体による暈放射線
の吸収を知る必要がある。勿論、CT装置が評価
することを意図されているのはこの吸収である。
ウエツジによつて与えられた減衰が補償されるな
らば、検知器出力信号はそれ自体で、評価されて
いる検知器扇形に対するその吸収の第1の推定値
を与える。その出力信号は、暈放射線によつて汚
染されるが、補正の目的のためには被検査体吸収
の十分な第1推定値を与える。2n+1値の補正
項は、評価されているものの両側における検知器
出力信号で(後述する態様で)処理され、その結
果得られるものが暈誤差成分である。
この処理は、測定された強度値から得られるも
のと、空間的に可能でかつ測定された暈輪郭およ
び減衰体23の既知形態から派生されるものとの
2つの関数のコンボリユーシヨンに類似してい
る。次に、暈誤差成分が出力信号から差引かれて
暈補正された値を与える。この第1の補正値が最
終的な画像を生ずる処理に進むために十分なだけ
正確であることが提案される。しかしながら、各
積分において被検査体による放射線の減衰につい
てのより正確な推定値、従つて暈誤差成分につい
てのより正確な推定値を与える反復処理とするよ
うに上述の処理を修正することが有利でありう
る。
ウエツジの減衰係数μwとウエツジ中の吸収通
路長xwは設計パラメータとして既知であること
が理解されるであろう。従つて、これらは、使用
されているX線管に対する暈の程度および装置の
寸法とともに、必要に応じて使用されるように記
憶されうるものであり、次に暈輪郭が必要に応じ
て計算されうる。
被検査体が存在せずかつウエツジ23が除去さ
れている場合には、放射線源と検知器との十分に
多数の相対位置につき暈輪郭を測定するのが好都
合である。1個の検知器位置についての輪郭を得
る方法が第6図に示されている。
放射線源の回転時にアノード24が1つの検知
器の視界を横切つて移動するときにその1つの検
知器につき観察される暈輪郭は、他の一切の事項
を考慮しない場合に他の検知器により観察される
ものと全く同じものとなることが理解されるであ
ろう。従つて1個の典型的な検知器についての論
郭を測定しさえすればよい。第6図に示されてい
るように、試料31が検知器の前に配置され、1
個の検知器6を除くすべての検知器を遮へいし、
その1個の検知器には狭いビームライン33に沿
つた狭いスリツト32により放射線を入射せしめ
るようになされる。ウエツジ減衰体23が除去さ
れかつ被検査体が存在しない状態で、アノード2
4を具備したX線管が通常の態様で回転軸線を中
心として軌道運動して、輪郭25が読み取りビー
ムライン33上を通過する。次にその輪郭が一連
のサンプルとして検知器6により記録される。輪
郭読取値は暈輪郭記憶器34に記憶される。
この手法は使用X線管につき一回だけ実施され
さえすればよい予備較正手法の一部分であるが、
X線管の特性が変化した場合にはそれを反復して
行なえばよい。従つて、その手法には特別に用意
された回路が用いられうる。しかしながら、通常
の検知器出力信号処理回路を用いて、通常のスキ
ヤンにおけるように同じ時間間隔で目盛タイミン
グパルスに応答して暈輪郭がサンプリングされる
ようにするのが有利である。
ビームライン33の有限幅の作用につき記録さ
れた暈輪郭を補正することも有益であることに注
目すべきである。
輪郭は主ビームスポツトに対する強度値Io pとし
て記憶器34に記憶され、そのスポツトの両側に
おける多数のサンプルがそれぞれIo jで表わされ、
この場合通常−27≦j≦27である。
測定された輪郭の使用を考える場合には、検知
器に対する放射線源の位置に符号をつけるのが好
都合であり、本発明のこの実施例の目的のために
は、それは整数rによつてなされる。第7図は、
暈輪郭25rによつて示された放射線源の位置
と、任意の検知器6から軸線を通るラインに対す
る位置rにおける減衰用ウエツジ23rとを示し
ている。整数rは放射線源の軌道位置を表わして
おり、1つの検知器積分期間に1つの整数だけの
回転が行なわれるようになされている。暈輪郭2
5rは、第7図では、主スポツトの両側に6個の
値を存在せしめて、第6図の構成により与えられ
るような離散的なサンプリング値として示されて
いるが、前述のように、典型なサンプルは27であ
る。
上述のごとく、暈サンプリングが通常の検知器
サンプリング時間間隔で行なわれるならば、暈サ
ンプルjの間隔は回転位置rに対応する。かくし
て、位置r−5における暈およびウエツジ(それ
ぞれ25r−5および23r−5で示されてい
る)については、主スポツトからの中心ビームj
=0は、位置rに対するj=−5における暈から
の放射線が走行する通路と同じ通路35に沿つて
検知器6まで走行する。
ここで誤差の性質とそれの補正についてさらに
詳細に検討すると、放射線源の位置rにつき検知
器6において記録される強度は、暈の55(この実
施例では)のサンプリング位置(−27≦j≦27)
のそれぞれにおいて発生するX線が、ウエツジを
貫通するそれらの各通路上においてそのウエツジ
によりかつ患者が存在する場合にその患者のから
だにより減衰せしめられた後におけるそれらのX
線の強度の和であることがわかるであろう。勿
論、それは主スポツト(j=0)において放出さ
れた放射線だけについてのものであり、他の位置
(j≠0)で発生するものの割合を決定しかつそ
れを測定された信号から差引くことが望ましい。
暈からの通路に沿つた患者内の減衰は実際に測
定されうるが、ここでは、それが任意の1つの放
射線源位置における暈から検知器までのすべての
通路につき同一であると仮定するのが好都合であ
る。このように仮定された共通の患者通路に沿つ
た減衰は、ウエツジ内における各減衰を掛算した
放射線源サンプルの強度の和(すなわち、ウエツ
ジの直後における暈および主スポツトからの全放
射線)で検知器からの信号(すなわち暈と主スポ
ツトから受取られた全放射線)を割つたものであ
ると考えることができる。暈サンプルは第6図に
関して記述したように測定されたものでありかつ
ウエツジは既知の減衰係数を有する材料(アルミ
ニウム)よりなるものであるから、そのウエツジ
を通る各通路に沿つた減衰、従つて所要の除数を
決定するのが簡単である。
患者を貫通するこの仮定された共通の通路に沿
つた減衰が決定された場合、それは主スポツトか
らの中央通路に対して正しいものと仮定される。
しかしながら、第7図に関して説明されたよう
に、位置(r−n)に対する主スポツト(j=
0)からの通路は、位置rに対する暈サンプルj
=−nからの通路と同じである。このことを用い
ると、位置rにおける暈サンプルj=−nに対す
る患者通路に沿つた減衰は、位置(r−n)にお
ける検知器出力読取値を位置(r−n)において
ウエツジを通過した後における暈強度の和で割つ
たもので与えられる。
かくして、位置rにおける暈サンプルj=−n
からの測定される検知器出力に対する寄与は、暈
の位置−nにおける放射線強度にウエツジ内の減
衰を掛算し、さらに位置(r−n)における検知
器の全読取値を掛算し、そして全体を位置(r−
n)におけるウエツジの後の放射線源強度の和で
割つたものとなる。
従つて、全体の補正は、検知器読取値それ自体
を補正するためにその検知器読取値を用いること
と等価となるであろうところのk=0の場合の寄
与を含めないで、(r−k)から(r+k)まで
の放射線源位置に対して補正されつつある検知器
読取値の両側におけるある範囲の検知器読取値に
対する寄与を加算することによつて与えられる。
この補正は、正確な数学的な解析によつてでは
なくて、実際上妥当と考えられるある種の仮定を
することによつて評価された。もつとも、それ
は、説明を簡明にするために、次の式で表わされ
ることができる。
この式において、 0rは放射線源位置rにおける1個の検知器の読
取値から差引かれるべき誤差項である。
Ir+k Detは放射線源の位置(r+k)に対して患者
のからだを透過せしめられた放射線についての一
定の検知器からの読取値であつて、この読取値は
暈誤差については補正されていないが実際には他
の誤差につきすでに補正されている場合が多い。
μwは均質ウエツジ(通常アルミニウム)の線
形減衰係数である。
xk,r wは放射線源の第r番目の位置に対する暈の
第k番目のサンプルから出て来た放射線(rays)
のウエツジを通る通路である。
Io kは暈の第k番目のサンプルの相対強度であ
る。
上記のうち、Ir+k Detだけがそれを決定するために
患者の存在を必要とする。従つて、補正は次の2
つに分離されうる。
0r27 〓 k=−27 k≠0Pr k Ir+k Det (2) ただし、Pr kは次の式によつて与えられる第r
番目の輪郭の第k番目のエントリである。
式(3)の項はすべて装置内に被検査体やその他の
物件が存在しない場合における設定工程の一部分
として評価されうるものであり、検査において必
要とされるまで記憶器内に保持される。
上記補正のこれらの部分を実施するための回路
が第8図に示されている。第6図に関して説明さ
れた工程で測定された暈輪郭は記憶器34内に保
持される。使用される記憶場所は、j=0である
ところの中心主スポツトからの整数jの値(この
実施例では−27≦j≦27)に従つてアドレスセレ
クタ34aによつて選択された。同様に、記憶器
シーケンスアドレスからの整数jまたは整数kの
値に応答して出力に対する信号を選択する。jお
よびkは主スポツトからの暈サンプルの番号に関
し同様の大きさを有する。しかしながら、jの大
きさは、異なるサンプルを用いるために暈輪郭を
横切る方向にカウントする場合についてのもので
ある。kの大きさは位置がr+kである検知器出
力読取値を用いてサンプルkからの暈成分がその
検知器からみえるようにした場合についてのもの
である。jおよびkは、それらの大きさが異なる
ことを考慮して、別々にエントリされかつカウン
トされる。
ウエツジ形状および透過記憶器37は、減衰用
ウエツジ23の形状(さらに複雑な場合には、異
なる患者寸法に対するこの種のウエツジ)、それ
の減衰係数、および使用されるべきすべての通路
についてのウエツジを通る通路長に関する情報を
保持する。暈サンプルから任意の検知器までの通
路はj,kおよびrのその時点の値によつて定義
される。各通路についての減衰は予め計算されて
記憶されうるものであり、かつアドレスシーケン
サ36からの該当入力に応答して、記憶器37
が、所定の通路についてのウエツジ23内の減衰
をそれの出力側において供給する。
この実施例では、単一の暈輪郭が測定されかつ
ウエツジを通る減衰通路が37に予め記憶される
が、減衰用ウエツジを第6図の構成に挿入してそ
の輪郭を測定することも勿論可能である。その場
合には、記憶器34は1つの輪郭ではなくて検知
器6からウエツジを介して放射線源がみえるすべ
ての方向について測定される多数の輪郭を保持す
るであろう。そのようにすれば、記憶器37を省
略できるが、実際には効率が悪るくなると考えら
れる。
このようなウエツジを用いる場合には、アルミ
ニウムのような物質によるウエツジ内のビーム
波を補正することが現在では一般的に行なわれる
ことがわかるであろう。本発明の一部分を構成す
るものではないが、記憶器によつて与えられる減
衰値はそのような補正を含むように予め計算され
うる。
第3図の回路は、kの1つの値に対する式(3)の
分母、即ち放射線源が位置r+kにあるときに被
検査体が存在しない状態で検知器により受取られ
る全光子束主ビームおよび暈をまず決定する。ア
ドレスシーケンサ36は、それが開始するように
プリセツトされるrおよびkの値を与え、かつ暈
輪郭記憶器34が非ゼロ値(−27〜+27)を保持
するjの各値を通じて一度に1つずつ計数する。
各j値において、記憶器34は暈サンプルを与
え、かつ記憶器37は出力aにウエツジ通路減衰
を与える。これらは掛算器38で掛算され、jの
値のすべてに対して記憶器39内に蓄積される。
式(3)の分子のために、シーケンサ36が34から
暈サンプルkをそして37からそれのウエツジ通
路減衰をそれぞれ選択する。これらは、jのシー
ケンスが完了した結果与えられ、かつ掛算器40
で掛算されて、ウエツジによつて減衰されかつ放
射線源位置rに対する主ビーム出力信号を汚染す
るに至る暈の要素kに基因する全X線束を与え
る。これら2つの束(フラツクス)の比は分割回
路41によつて与えられ、将来の使用のために記
憶器42に記憶されるPr kの値である。kの値は
1つずつステツプされ、その工程が34における
暈輪郭値の程度によつて制限されるkの値に対し
て(ただしk=0に対してではない)反覆され
る。
前述のように、第8図の処理は検査開始前にお
ける較正工程として実施される。図示された回路
は実際に使用するのに適したものであるが、記憶
器42内に保持されるすべての値は、暈輪郭が測
定されかつ将来の使用のために適当な記憶器に入
れられたときに、予め計算され得たことが明らか
であろう。
患者の検査時に、第9図にブロツクダイヤグラ
ムで示されている回路によつて上記補正が実施さ
れる。
アナログ・デジタル変換器に供給される検知器
出力信号は、ランダム・アクセス・メモリ
(RAM)でありうるところの一時記憶器43に
入れられる。それらの出力信号が入れられる記憶
場所は目盛タイミングパルスに応答してアドレス
セレクタ43aによつて決定される。この場合の
アドレスは、従来の装置におけるごとく、使用さ
れるべき再構成処理の形式に対して必要とされる
場合に「検知器扇形」として順番に信号を配列す
るように作用する予め定められた態様で決定され
る。各扇形についての記録された信号に対する場
所は前述のように整数rおよびkで識別される。
記憶器43における記憶を含めて、上記の手法は
現在入手可能な装置について公知のものであり、
破線44で示されているように、多分公知の形式
の他の補正のための他の任意の回路が含まれてい
てもよい。
本発明を実施するためには、記憶器43内の各
信号が取り出されて、その各信号から、式(2)に関
して説明されたように、同じ扇形内におけるその
各信号の両側におけるk読取値に記憶器42にお
ける補正項を掛算したものを差引かなければなら
ない。
回路動作はアドレスシーケンサ45からのrお
よびk整数値によつて制御される。それは最初の
誤差成分が蓄積されるべきrの初期値で始動する
ようにプリセツトされる。次にそれは、ウエツジ
と放射線源に依存する補正が保持される−Nから
+N(ゼロを含まない)までの値の範囲にわたつ
てkをシーケンスする。整数kの各値において、
記憶器43および42からの出力が掛算器46で
掛算され、kの全範囲についての合計が蓄積記憶
器47内に蓄積され、蓄積された誤差値が記憶器
48のアドレスrに入れ込まれる。
この工程が、補正されつつある扇形に対するr
のすべての該当値について反復される。最後に、
kはゼロにセツトされ、rは測定された検知器出
力信号を差回路49に与える扇形に対するそれの
範囲にわたつてシーケンスせしめられ、その差回
路49において、記憶器48からの同じr値に対
する誤差信号が前記出力信号から差引かれる。補
正された検知器信号は対数変換器10およびそれ
に続く処理回路に供給される前に一時記憶器50
に入れられる。
上記の説明では、出力信号が得られる放射線源
と検知器の各相対位置につき暈輪郭が測定されか
つ記憶されるものと仮定された。しかしながら、
放射線源と検知器との小さい相対運動によつては
暈輪郭に小きい変化が生ずるにすぎないことが明
らかであろう。かくして、幾つかの、例えば3つ
の相対位置について各輪郭が用いられうるので、
その分だけ記憶装置を節減できる。同様に、2N
+1読取値の暈輪郭はより精度を低くして
2N+1/m読取値として与えられ、それらの読取値 がそれぞれm回(典型的にはm=3)反復される
ようにしてもよい。しかしながら、このような記
憶装置の節減は、暈輪郭が平滑で広い外形を有し
かつ欠落輪郭項を補充するために補間が用いられ
る場合にのみ適切に用いられうるものであること
に注意すべきである。
上述のごとく、本発明は所要の手法に供される
特殊目的回路を用いて実施される。必要とされる
作業の多くを実施しかつ動作のシーケンスを制御
するためにCT装置にデジタルコンピユータを設
けることが一般に行なわれている。本発明は、そ
のようなコンピユータを適切に設計またはプログ
ラムすることによつて、容易に実施されうるもの
であることを理解すべきである。
例えばCT装置の特定の処理工程または設計に
適合するようにするための本発明の他の実施例が
当業者には容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を使用しうる装置を概略的に示
す図、第2図は第1図に示された装置のスキヤニ
ング部分を示す図、第3図は広角放射線源からの
放射線に対する減衰用ウエツジの作用を示す図、
第4aおよび4b図はX線ビームの扇形を組立て
る2つの方法を説明するために用いられる図、第
5a,5bおよび5c図はウエツジによつて減衰
された後における異なる方向からみたX線源から
の暈放射線に対する輪郭を示す図、第6図はウエ
ツジによつて減衰される前における暈放射線の輪
郭がどのようにして測定されるかを示す図、第7
図は上記装置の幾何学的形状と異なる方向から1
つの検知器によつて受取られる放射線の大きさを
説明するために用いられる図、第8図は患者の検
査に先立つて補正項を決定するための回路のブロ
ツク図、第9図は検査されつつある患者のからだ
について測定された正しい出力信号を補正するた
めに用いられる回路のブロツク図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線ターゲツト上の1つの領域から主として
    発生しかつ該1つの領域のまわりにおける前記タ
    ーゲツト上の暈領域から部分的に発生しそして患
    者が位置づけられうる患者位置を通つて伝播する
    放射線の扇形分布を発生する放射線源と、前記放
    射線が複数の異なる方向から前記患者位置を通つ
    て伝播するように該患者位置のまわりで前記放射
    線源に角運動をなさしめる手段と、前記複数の異
    なる方向のそれぞれから相互に散開した複数のビ
    ーム通路に沿つて前記患者位置を通つて伝播した
    放射線を検知する検知装置であつて、前記放射線
    源が該検知装置に関して移動して前記角運動の過
    程において異なる方向における複数の通路に沿つ
    て各検知器から前記放射線源が見えるようにしか
    つ該各検知器が前記複数の通路のうちの1つに沿
    つて受取られた放射線の強度をそれぞれ表わす出
    力を発生するようになされた複数の検知装置と、
    前記放射線源位置および前記患者位置間に配置さ
    れかつ前記放射線源と一緒に前記患者位置のまわ
    りで移動するようになされており、前記患者位置
    における患者のからだを通る長さの異なるビーム
    通路に対して異なる減衰を有し、前記患者のから
    だ内における吸収を等化するための減衰手段と、
    出力信号または該出力信号から派生した信号を補
    正して、前記患者のからだを通過した後に検知装
    置によつて受取られる前記暈領域から発生された
    放射線を表わす前記出力信号または前記派生信号
    の成分を減少せしめる手段と、前記補正された信
    号を処理して、前記患者のからだの横断面仮想輪
    切り部分における前記放射線の吸収について表示
    を発生する手段とを具備したコンピユータ・トモ
    グラフイ装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    前記補正手段が、前記放射線源に関する検知装置
    の異なる位置に対する前記暈領域の異なる部分か
    らの検知装置により受取られる放射線の輪郭を保
    持する記憶器と、該輪郭に依存して各出力信号ま
    たはそれから派生された信号を修正する手段とを
    具備している前記装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の装置において、
    前記補正手段が、暈輪郭と前記減衰手段により放
    射線に与えられる減衰の推定値を利用して、前記
    成分が派生される補正信号を派生せしめる手段を
    具備している前記装置。 4 特許請求の範囲第3項記載の装置において、
    前記補正手段は、出力信号が補正されているビー
    ム通路の両側におけるビーム通路につき、補正信
    号に複数の出力信号を掛算して蓄積誤差信号を与
    える手段と、各出力信号から誤差信号を引算する
    手段とを具備している前記装置。 5 電子ビームがターゲツト部材に入射して、患
    者のからだを通過するように扇形の分布をなして
    伝播するX線を発生するX線管と、患者のからだ
    を通過した後の放射線を受取りかつ患者のからだ
    の横断面仮想輪切り部分における放射線の減衰の
    分布についての表示を与えるための処理のため
    に、受取られた放射線の強度を表わす出力信号を
    発生するようになされた複数の検知器と、前記X
    線管と患者のからだとの間に配置されて、異なる
    長さの通路に沿つて患者のからだを通過して後に
    検知器により受取られる放射線の強度の差を軽減
    せしめる減衰部材と、前記電子ビームが入射する
    ターゲツトの領域から発生したのではなくて、例
    えば前記ターゲツトに二次電子が入射することに
    よつて、前記領域を取り囲んだ暈領域において発
    生せしめられて受取られた放射線から生じた出力
    信号の成分を軽減せしめる補正手段とを具備した
    医療用放射線写真装置。 6 特許請求の範囲第5項記載の装置において、
    複数の異なる方向から放射線の発生源が各検知器
    から見えるように該検知器に関してのX線管の運
    動を生ぜしめる手段を具備しており、前記補正手
    段が、前記暈領域において発生せしめられかつ前
    記減衰部材によつて減衰せしめられて前記異なる
    方向のそれぞれにおける検知器に受取られる放射
    線の推定値を記憶する手段と、患者のからだによ
    る暈放射線の吸収を考慮して前記推定値を修正す
    る手段と、各出力信号から修正された推定値を差
    引く手段とを具備している前記装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の装置において、
    前記修正手段は、出力信号が補正されている通路
    に近接した通路についての補正されていない出力
    信号を前記推定値に結合せしめる手段を具備して
    いる前記装置。 8 特許請求の範囲第7項記載の装置において、
    前記結合手段が前記推定値に前記補正されていな
    い出力信号を掛算しかつその積を蓄積するように
    なされている前記装置。
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